JP4224536B2 - 弾球遊技機 - Google Patents
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Description
閉鎖されているときは入賞不可能な大入賞口内に設けられた条件領域と、
該大入賞口の開放作動中に該大入賞口に入賞して前記条件領域に進入した遊技球を検出する進入検出手段と、
画像を表示する画像表示装置と、
遊技の進行を司るCPUを搭載し前記大入賞口の開閉を制御する遊技制御基板と、
賞球の払い出しを行う賞球払出装置を制御する賞球制御基板と、
前記画像表示装置の表示の制御を行うCPUを搭載した画像制御基板と、
遊技の状態に応じた効果音出力制御を行う効果音制御基板と、
遊技の状態に応じた電飾制御を行う電飾制御基板と、
CPUを搭載し前記遊技制御基板から送信されてきたデータを画像制御用、効果音制御用及び電飾制御用のデータに振り分け、画像制御用データを画像制御基板に、電飾制御用データを電飾制御基板に、効果音制御用のデータを効果音制御基板に送信する振分用制御基板と
を備える弾球遊技機であって、
前記遊技制御基板にはCPUを搭載しない中継基板と前記賞球制御基板とが接続され、
前記振分用制御基板は前記中継基板に接続され、且つ前記振分用制御基板に前記画像制御基板、電飾制御基板及び効果音制御基板が接続され、
前記賞球制御基板は前記遊技制御基板から入賞に係るデータを受信する通信回路を備え、
前記中継基板と前記遊技制御基板との接続には該中継基板から前記遊技制御基板へはデータを送信しない一方向通信回路が用いられ、
前記中継基板に接続された前記振分用制御基板と該中継基板との接続には前記振分用制御基板から前記中継基板へはデータを送信しない一方向通信回路が用いられ、
前記振分用制御基板は前記画像制御基板、電飾制御基板及び効果音制御基板と双方向にデータを通信するための通信回路を備え、
前記画像制御基板、電飾制御基板及び効果音制御基板は各々前記振分用制御基板と双方向にデータを通信するための通信回路を備え、
前記遊技制御基板は、
前記大入賞口を開放作動させ、
前記進入検出手段によって遊技球が検出されたタイミングが前記条件領域の有効期間内であるか無効期間内であるかを判断し、
前記タイミングが前記有効期間内であれば特定態様の表示を指示するデータと変動時間のデータとが含まれるコマンドを前記中継基板を介して前記振分用制御基板に送信し、
前記タイミングが前記無効期間であれば非特定態様の表示を指示するデータと前記進入検出手段によって遊技球が検出された時から前記大入賞口の今回の開放作動中の最後の前記有効期間が終了するまでの所要時間をミニマムとして決定した変動時間のデータとが含まれるコマンドを前記中継基板を介して前記振分用制御基板に送信し、
前記画像制御基板は、前記画像表示装置に画像の変動表示を行わせ、前記振分用制御基板から送信された前記コマンドを受信すると、該コマンドで指示された変動時間の経過後に前記コマンドで指示された特定態様又は非特定態様の画像を確定表示させる制御を行い、
更に、前記遊技制御基板は、前記タイミングが前記有効期間内であったときは、前記コマンドの送信から前記変動時間を経過した後に、遊技状態を遊技者に有利な特定遊技状態に変更する制御を行う
ことを特徴とする。
なお、開放作動は、大入賞口をある時間にわたって継続的に開放させたままであってもよいし、開閉を間歇的に行う形態(第2種特別電動役物、いわゆる羽根ものと同様の形態)であってもよい。
そのタイミングが有効期間内であれば特定態様の表示を指示するデータと変動時間のデータとが含まれるコマンドを中継基板を介して振分用制御基板に送信し、
そのタイミングが無効期間であれば非特定態様の表示を指示するデータと進入検出手段によって遊技球が検出された時から大入賞口の今回の開放作動中の最後の有効期間が終了するまでの所要時間をミニマムとして決定した変動時間のデータとが含まれるコマンドを中継基板を介して振分用制御基板に送信する。
また、有効期間と無効期間の割合や切替のタイミングは固定的でもよいし適宜に(例えば大入賞口の開放作動毎に)変化させてもよい。
画像制御基板は、画像表示装置に画像の変動表示を行わせ、振分用制御基板から送信されたコマンドを受信すると、そのコマンドで指示された変動時間の経過後にそのコマンドで指示された特定態様又は非特定態様の画像を確定表示させる制御を行うので、非特定態様を指示された場合は大入賞口の1回の開放作動中における条件領域の有効期間が存在しなくなった以後に非特定態様の画像が確定表示される。
また、変動表示は、特定態様又は非特定態様の画像を確定表示することで一旦終了し、上記のような開始起因によって再開する。
条件領域に入球しても特定遊技状態になるとは限らず、特定遊技状態になるか否かを、入球後に確定表示される画像によって表示するので、遊技者は画像の表示態様を興趣の対象として愉しむ事ができる。
前記タイミングが前記有効期間内であったときに前記遊技制御基板が送信するコマンドは、前記特定態様の表示を指示するデータと前記進入検出手段によって遊技球が検出された時から前記大入賞口の今回の開放作動中の最後の前記有効期間が終了するまでの所要時間をミニマムとして決定した変動時間のデータとが含まれるコマンドである構成を採用すればよい。
その場合、1球だけを有効にする(1球しか入球させない。複数入球しても有効期間か無効期間かの判断の対象となる遊技球は1球のみとする。)構成としてもよいし、全て或いは複数個を有効(期間判断の対象とする。)にしてもよい。
その種別の表示は、特定態様の画像の確定表示以後(但し、特定遊技の開始以前)に行ってもよいし、特定態様の画像の確定表示前に行ってもよい。特定態様の画像の確定表示前にこの表示を行うことは、特定態様の画像(特定遊技)の予告ともなるので、遊技者は、この表示によって最終的な表示結果を予想して愉しむ事ができる。
一方、中継基板(37)から不正行為による配線より遊技制御基板(30)に対して不正遊技を行うことが考えられる。しかしながら、中継基板(37)はCPUを搭載しない基板として構成されているので、不正改造を容易に発見できる。
請求項2記載の弾球遊技機は、
閉鎖されているときは入賞不可能な大入賞口内に設けられた条件領域と、
該大入賞口の開放作動中に該大入賞口に入賞して前記条件領域に進入した遊技球を検出する進入検出手段と、
画像を表示する画像表示装置と、
遊技の進行を司るCPUを搭載し前記大入賞口の開閉を制御する遊技制御基板と、
賞球の払い出しを行う賞球払出装置を制御する賞球制御基板と、
前記画像表示装置の表示の制御を行うCPUを搭載した画像制御用のサブ制御基板と、
遊技の状態に応じた効果音出力制御又は電飾制御を行うサブ制御基板とを備える弾球遊技機であって、
前記遊技制御基板にはCPUを搭載しない中継基板と前記賞球制御基板とが接続され、また前記サブ制御基板のうちでCPUを搭載した前記サブ制御基板のいずれか1つが第1位のサブ制御基板として前記中継基板を介して前記遊技制御基板に接続され、且つ他のサブ制御基板は第2位のサブ制御基板として前記第1位のサブ制御基板に接続され、
前記賞球制御基板は前記遊技制御基板から入賞に係るデータを受信する通信回路を備え、
前記中継基板と前記遊技制御基板との接続には該中継基板から前記遊技制御基板へはデータを送信しない一方向通信回路が用いられ、
前記第1位のサブ制御基板と前記中継基板との接続には前記第1位のサブ制御基板から前記中継基板へはデータを送信しない一方向通信回路が用いられ、
前記第1位のサブ制御基板は前記第2位のサブ制御基板と双方向にデータを通信するための通信回路を備え、
前記第2位のサブ制御基板は前記第1位のサブ制御基板と双方向にデータを通信するための通信回路を備え、
前記遊技制御基板は、
前記大入賞口を開放作動させ、
前記進入検出手段によって遊技球が検出されたタイミングが前記条件領域の有効期間内であるか無効期間内であるかを判断し、
前記タイミングが前記有効期間内であれば特定態様の表示を指示するデータと変動時間のデータとが含まれるコマンドを前記中継基板を介して前記第1位のサブ制御基板に送信し、
前記タイミングが前記無効期間であれば非特定態様の表示を指示するデータと前記進入検出手段によって遊技球が検出された時から前記大入賞口の今回の開放作動中の最後の前記有効期間が終了するまでの所要時間をミニマムとして決定した変動時間のデータとが含まれるコマンドを前記中継基板を介して前記第1位のサブ制御基板に送信し、
前記画像制御用のサブ制御基板は、前記画像表示装置に画像の変動表示を行わせ、前記コマンドを受信すると、該コマンドで指示された変動時間の経過後に前記コマンドで指示された特定態様又は非特定態様の画像を確定表示させる制御を行い、
更に、前記遊技制御基板は、前記タイミングが前記有効期間内であったときは、前記コマンドの送信から前記変動時間を経過した後に、遊技状態を遊技者に有利な特定遊技状態に変更する制御を行う
ことを特徴とする。
なお、開放作動は、大入賞口をある時間にわたって継続的に開放させたままであってもよいし、開閉を間歇的に行う形態(第2種特別電動役物、いわゆる羽根ものと同様の形態)であってもよい。
そのタイミングが有効期間内であれば特定態様の表示を指示するデータと変動時間のデータとが含まれるコマンドを中継基板を介して第1位のサブ制御基板に送信し、
そのタイミングが無効期間であれば非特定態様の表示を指示するデータと進入検出手段によって遊技球が検出された時から大入賞口の今回の開放作動中の最後の有効期間が終了するまでの所要時間をミニマムとして決定した変動時間のデータとが含まれるコマンドを中継基板を介して第1位のサブ制御基板に送信する。
また、有効期間と無効期間の割合や切替のタイミングは固定的でもよいし適宜に(例えば大入賞口の開放作動毎に)変化させてもよい。
画像制御基板は、画像表示装置に画像の変動表示を行わせ、遊技制御基板が送信したコマンドを受信すると、そのコマンドで指示された変動時間の経過後にそのコマンドで指示された特定態様又は非特定態様の画像を確定表示させる制御を行うので、非特定態様を指示された場合は大入賞口の1回の開放作動中における条件領域の有効期間が存在しなくなった以後に非特定態様の画像が確定表示される。
また、変動表示は、特定態様又は非特定態様の画像を確定表示することで一旦終了し、上記のような開始起因によって再開する。
条件領域に入球しても特定遊技状態になるとは限らず、特定遊技状態になるか否かを、入球後に確定表示される画像によって表示するので、遊技者は画像の表示態様を興趣の対象として愉しむ事ができる。
その場合、1球だけを有効にする(1球しか入球させない。複数入球しても有効期間か無効期間かの判断の対象となる遊技球は1球のみとする。)構成としてもよいし、全て或いは複数個を有効(期間判断の対象とする。)にしてもよい。
その種別の表示は、特定態様の画像の確定表示以後(但し、特定遊技の開始以前)に行ってもよいし、特定態様の画像の確定表示前に行ってもよい。特定態様の画像の確定表示前にこの表示を行うことは、特定態様の画像(特定遊技)の予告ともなるので、遊技者は、この表示によって最終的な表示結果を予想して愉しむ事ができる。
一方、中継基板(37)から不正行為による配線より遊技制御基板(30)に対して不正遊技を行うことが考えられる。しかしながら、中継基板(37)はCPUを搭載しない基板として構成されているので、不正改造を容易に発見できる。
閉鎖されているときは入賞不可能な大入賞口内に設けられた条件領域と、
該大入賞口の開放作動中に該大入賞口に入賞して前記条件領域に進入した遊技球を検出する進入検出手段と、
画像を表示する画像表示装置と、
遊技の進行を司るCPUを搭載し前記大入賞口の開閉を制御する遊技制御基板と、
賞球の払い出しを行う賞球払出装置を制御する賞球制御基板と、
前記画像表示装置の表示の制御を行うCPUを搭載した画像制御用のサブ制御基板と、
遊技の状態に応じた効果音出力制御又は電飾制御を行うサブ制御基板とを備える弾球遊技機であって、
前記遊技制御基板には前記賞球制御基板が接続され、また前記サブ制御基板のうちでCPUを搭載した前記サブ制御基板のいずれか1つが第1位のサブ制御基板として前記遊技制御基板に接続され、前記第1位のサブ制御基板には、他のサブ制御基板のいずれか1つが第2位のサブ制御基板として接続され、前記第1位と第2位以外のサブ制御基板があるときは、該サブ制御基板はすべて第3位のサブ制御基板として前記第2位のサブ制御基板に接続され、
前記賞球制御基板は前記遊技制御基板から入賞に係るデータを受信する通信回路を備え、
前記第1位のサブ制御基板と前記遊技制御基板との接続には該第1位のサブ制御基板から前記遊技制御基板へはデータを送信しない一方向通信回路が用いられ、
前記第2位のサブ制御基板と前記第1位のサブ制御基板との接続には前記第2位のサブ制御基板から前記第1位のサブ制御基板へはデータを送信しない一方向通信回路が用いられ、
前記第2位のサブ制御基板は前記第3位のサブ制御基板と双方向にデータを通信するための通信回路を備え、
前記第3位のサブ制御基板は前記第2位のサブ制御基板と双方向にデータを通信するための通信回路を備え、
前記遊技制御基板は、
前記大入賞口を開放作動させ、
前記進入検出手段によって遊技球が検出されたタイミングが前記条件領域の有効期間内であるか無効期間内であるかを判断し、
前記タイミングが前記有効期間内であれば特定態様の表示を指示するデータと変動時間のデータとが含まれるコマンドを前記第1位のサブ制御基板に送信し、
前記タイミングが前記無効期間であれば非特定態様の表示を指示するデータと前記進入検出手段によって遊技球が検出された時から前記大入賞口の今回の開放作動中の最後の前記有効期間が終了するまでの所要時間をミニマムとして決定した変動時間のデータとが含まれるコマンドを前記第1位のサブ制御基板に送信し、
前記画像制御用のサブ制御基板は、前記画像表示装置に画像の変動表示を行わせ、前記コマンドを受信すると、該コマンドで指示された変動時間の経過後に前記コマンドで指示された特定態様又は非特定態様の画像を確定表示させる制御を行い、
更に、前記遊技制御基板は、前記タイミングが前記有効期間内であったときは、前記コマンドの送信から前記変動時間を経過した後に、遊技状態を遊技者に有利な特定遊技状態に変更する制御を行う
ことを特徴とする。
なお、開放作動は、大入賞口をある時間にわたって継続的に開放させたままであってもよいし、開閉を間歇的に行う形態(第2種特別電動役物、いわゆる羽根ものと同様の形態)であってもよい。
そのタイミングが有効期間内であれば特定態様の表示を指示するデータと変動時間のデータとが含まれるコマンドを第1位のサブ制御基板に送信し、
そのタイミングが無効期間であれば非特定態様の表示を指示するデータと進入検出手段によって遊技球が検出された時から大入賞口の今回の開放作動中の最後の有効期間が終了するまでの所要時間をミニマムとして決定した変動時間のデータとが含まれるコマンドを第1位のサブ制御基板に送信する。
また、有効期間と無効期間の割合や切替のタイミングは固定的でもよいし適宜に(例えば大入賞口の開放作動毎に)変化させてもよい。
画像制御基板は、画像表示装置に画像の変動表示を行わせ、遊技制御基板が送信したコマンドを受信すると、そのコマンドで指示された変動時間の経過後にそのコマンドで指示された特定態様又は非特定態様の画像を確定表示させる制御を行うので、非特定態様を指示された場合は大入賞口の1回の開放作動中における条件領域の有効期間が存在しなくなった以後に非特定態様の画像が確定表示される。
また、変動表示は、特定態様又は非特定態様の画像を確定表示することで一旦終了し、上記のような開始起因によって再開する。
条件領域に入球しても特定遊技状態になるとは限らず、特定遊技状態になるか否かを、入球後に確定表示される画像によって表示するので、遊技者は画像の表示態様を興趣の対象として愉しむ事ができる。
その場合、1球だけを有効にする(1球しか入球させない。複数入球しても有効期間か無効期間かの判断の対象となる遊技球は1球のみとする。)構成としてもよいし、全て或いは複数個を有効(期間判断の対象とする。)にしてもよい。
その種別の表示は、特定態様の画像の確定表示以後(但し、特定遊技の開始以前)に行ってもよいし、特定態様の画像の確定表示前に行ってもよい。特定態様の画像の確定表示前にこの表示を行うことは、特定態様の画像(特定遊技)の予告ともなるので、遊技者は、この表示によって最終的な表示結果を予想して愉しむ事ができる。
賞球制御基板(31)は遊技制御基板(30)から入賞に係るデータを受信する通信回路(一方向でも双方向でもよい)を備え、第1位のサブ制御基板(33)と遊技制御基板(30)との接続には第1位のサブ制御基板(33)から遊技制御基板(30)へはデータを送信しない一方向通信回路が用いられ、第2位のサブ制御基板(35)と第1位のサブ制御基板(33)との接続には第2位のサブ制御基板(35)から第1位のサブ制御基板(33)へはデータを送信しない一方向通信回路が用いられ、第2位のサブ制御基板(35)は第3位のサブ制御基板(34)と双方向にデータを通信するための通信回路を備え、第3位のサブ制御基板(34)は第2位のサブ制御基板(35)と双方向にデータを通信するための通信回路を備えている。
閉鎖されているときは入賞不可能な大入賞口内に設けられた条件領域と、
該大入賞口の開放作動中に該大入賞口に入賞して前記条件領域に進入した遊技球を検出する進入検出手段と、
画像を表示する画像表示装置と、
遊技の進行を司るCPUを搭載し前記大入賞口の開閉を制御する遊技制御基板と、
賞球の払い出しを行う賞球払出装置を制御する賞球制御基板と、
前記画像表示装置の表示の制御を行うCPUを搭載した画像制御基板と、
遊技の状態に応じた効果音出力制御を行う効果音制御基板と、
遊技の状態に応じた電飾制御を行う電飾制御基板と、
CPUを搭載し前記遊技制御基板から送信されてきたデータを画像制御用、効果音制御用及び電飾制御用のデータに振り分け、画像制御用データを画像制御基板に、電飾制御用データを電飾制御基板に、効果音制御用のデータを効果音制御基板に送信する振分用制御基板と
を備える弾球遊技機であって、
前記遊技制御基板には前記賞球制御基板と前記振分用制御基板とが接続され、前記画像制御基板、電飾制御基板及び効果音制御基板のいずれか1つが仲介制御基板として前記振分用制御基板に接続され、残りの2つはそれぞれ末端制御基板として前記仲介制御基板に接続され、
前記賞球制御基板は前記遊技制御基板から入賞に係るデータを受信する通信回路を備え、
前記振分用制御基板と前記遊技制御基板との接続には該振分用制御基板から前記遊技制御基板へはデータを送信しない一方向通信回路が用いられ、
前記振分用制御基板と前記仲介制御基板との接続には前記仲介制御基板から前記振分用制御基板へはデータを送信しない一方向通信回路が用いられ、
前記仲介制御基板は前記末端制御基板と双方向にデータを通信するための通信回路を備え、
前記末端制御基板は各々前記仲介制御基板と双方向にデータを通信するための通信回路を備え、
前記遊技制御基板は、
前記大入賞口を開放作動させ、
前記進入検出手段によって遊技球が検出されたタイミングが前記条件領域の有効期間内であるか無効期間内であるかを判断し、
前記タイミングが前記有効期間内であれば特定態様の表示を指示するデータと変動時間のデータとが含まれるコマンドを前記振分用制御基板に送信し、
前記タイミングが前記無効期間であれば非特定態様の表示を指示するデータと前記進入検出手段によって遊技球が検出された時から前記大入賞口の今回の開放作動中の最後の前記有効期間が終了するまでの所要時間をミニマムとして決定した変動時間のデータとが含まれるコマンドを前記振分用制御基板に送信し、
前記画像制御基板は、前記画像表示装置に画像の変動表示を行わせ、前記振分用制御基板から送信された前記コマンドを受信すると、該コマンドで指示された変動時間の経過後に前記コマンドで指示された特定態様又は非特定態様の画像を確定表示させる制御を行い、
更に、前記遊技制御基板は、前記タイミングが前記有効期間内であったときは、前記コマンドの送信から前記変動時間を経過した後に、遊技状態を遊技者に有利な特定遊技状態に変更する制御を行う
ことを特徴とする。
なお、開放作動は、大入賞口をある時間にわたって継続的に開放させたままであってもよいし、開閉を間歇的に行う形態(第2種特別電動役物、いわゆる羽根ものと同様の形態)であってもよい。
そのタイミングが有効期間内であれば特定態様の表示を指示するデータと変動時間のデータとが含まれるコマンドを振分用制御基板に送信し、
そのタイミングが無効期間であれば非特定態様の表示を指示するデータと進入検出手段によって遊技球が検出された時から大入賞口の今回の開放作動中の最後の有効期間が終了するまでの所要時間をミニマムとして決定した変動時間のデータとが含まれるコマンドを振分用制御基板に送信する。
また、有効期間と無効期間の割合や切替のタイミングは固定的でもよいし適宜に(例えば大入賞口の開放作動毎に)変化させてもよい。
画像制御基板は、画像表示装置に画像の変動表示を行わせ、遊技制御基板が送信したコマンドを受信すると、そのコマンドで指示された変動時間の経過後にそのコマンドで指示された特定態様又は非特定態様の画像を確定表示させる制御を行うので、非特定態様を指示された場合は大入賞口の1回の開放作動中における条件領域の有効期間が存在しなくなった以後に非特定態様の画像が確定表示される。
また、変動表示は、特定態様又は非特定態様の画像を確定表示することで一旦終了し、上記のような開始起因によって再開する。
条件領域に入球しても特定遊技状態になるとは限らず、特定遊技状態になるか否かを、入球後に確定表示される画像によって表示するので、遊技者は画像の表示態様を興趣の対象として愉しむ事ができる。
その場合、1球だけを有効にする(1球しか入球させない。複数入球しても有効期間か無効期間かの判断の対象となる遊技球は1球のみとする。)構成としてもよいし、全て或いは複数個を有効(期間判断の対象とする。)にしてもよい。
その種別の表示は、特定態様の画像の確定表示以後(但し、特定遊技の開始以前)に行ってもよいし、特定態様の画像の確定表示前に行ってもよい。特定態様の画像の確定表示前にこの表示を行うことは、特定態様の画像(特定遊技)の予告ともなるので、遊技者は、この表示によって最終的な表示結果を予想して愉しむ事ができる。
賞球制御基板(31)は遊技制御基板(30)から入賞に係るデータを受信する通信回路(一方向でも双方向でもよい)を備え、
振分用制御基板(100)と遊技制御基板(30)との接続には振分用制御基板(100)から遊技制御基板(30)へはデータを送信しない一方向通信回路が用いられ、
振分用制御基板(100)と仲介制御基板(33)との接続には仲介制御基板(33)から振分用制御基板(100)へはデータを送信しない一方向通信回路が用いられ、
仲介制御基板(33)は末端制御基板(34、35)と双方向にデータを通信するための通信回路を備え、
末端制御基板(34、35)は各々仲介制御基板(33)と双方向にデータを通信するための通信回路を備えている。
請求項6記載の弾球遊技機は、
閉鎖されているときは入賞不可能な大入賞口内に設けられた条件領域と、
該大入賞口の開放作動中に該大入賞口に入賞して前記条件領域に進入した遊技球を検出する進入検出手段と、
画像を表示する画像表示装置と、
遊技の進行を司るCPUを搭載し前記大入賞口の開閉を制御する遊技制御基板と、
賞球の払い出しを行う賞球払出装置を制御する賞球制御基板と、
前記画像表示装置の表示の制御を行うCPUを搭載した画像制御基板と、
遊技の状態に応じた効果音出力制御を行う効果音制御基板と、
遊技の状態に応じた電飾制御を行う電飾制御基板と、
CPUを搭載し前記遊技制御基板から送信されてきたデータを画像制御用、効果音制御用及び電飾制御用のデータに振り分け、画像制御用データを画像制御基板に、電飾制御用データを電飾制御基板に、効果音制御用のデータを効果音制御基板に送信する振分用制御基板と
を備える弾球遊技機であって、
前記遊技制御基板にはCPUを搭載しない中継基板と前記賞球制御基板とが接続され、
前記振分用制御基板は前記中継基板に接続され、且つ前記振分用制御基板に前記画像制御基板、電飾制御基板及び効果音制御基板が接続され、
前記賞球制御基板は前記遊技制御基板から入賞に係るデータを受信する通信回路を備え、
前記中継基板と前記遊技制御基板との接続には該中継基板から前記遊技制御基板へはデータを送信しない一方向通信回路が用いられ、
前記中継基板に接続された前記振分用制御基板と該中継基板との接続には前記振分用制御基板から前記中継基板へはデータを送信しない一方向通信回路が用いられ、
前記中継基板には、前記振分用制御基板及び前記遊技制御基板以外は接続されなく、且つ前記振分用制御基板には前記画像制御基板、電飾制御基板及び効果音制御基板が接続され、
前記遊技制御基板は、
前記大入賞口を開放作動させ、
前記進入検出手段によって遊技球が検出されたタイミングが前記条件領域の有効期間内であるか無効期間内であるかを判断し、
前記タイミングが前記有効期間内であれば特定態様の表示を指示するデータと変動時間のデータとが含まれるコマンドを前記中継基板を介して前記振分用制御基板に送信し、
前記タイミングが前記無効期間であれば非特定態様の表示を指示するデータと前記進入検出手段によって遊技球が検出された時から前記大入賞口の今回の開放作動中の最後の前記有効期間が終了するまでの所要時間をミニマムとして決定した変動時間のデータとが含まれるコマンドを前記中継基板を介して前記振分用制御基板に送信し、
前記画像制御基板は、前記画像表示装置に画像の変動表示を行わせ、前記振分用制御基板から送信された前記コマンドを受信すると、該コマンドで指示された変動時間の経過後に前記コマンドで指示された特定態様又は非特定態様の画像を確定表示させる制御を行い、
更に、前記遊技制御基板は、前記タイミングが前記有効期間内であったときは、前記コマンドの送信から前記変動時間を経過した後に、遊技状態を遊技者に有利な特定遊技状態に変更する制御を行う
ことを特徴とする。
請求項7記載の弾球遊技機は、
閉鎖されているときは入賞不可能な大入賞口内に設けられた条件領域と、
該大入賞口の開放作動中に該大入賞口に入賞して前記条件領域に進入した遊技球を検出する進入検出手段と、
画像を表示する画像表示装置と、
遊技の進行を司るCPUを搭載し前記大入賞口の開閉を制御する遊技制御基板と、
賞球の払い出しを行う賞球払出装置を制御する賞球制御基板と、
前記画像表示装置の表示の制御を行うCPUを搭載した画像制御用のサブ制御基板と、
遊技の状態に応じた効果音出力制御又は電飾制御を行うサブ制御基板とを備える弾球遊技機であって、
前記遊技制御基板にはCPUを搭載しない中継基板と前記賞球制御基板とが接続され、また前記サブ制御基板のうちでCPUを搭載した前記サブ制御基板のいずれか1つが第1位のサブ制御基板として前記中継基板を介して前記遊技制御基板に接続され、且つ他のサブ制御基板は第2位のサブ制御基板として前記第1位のサブ制御基板に接続され、
前記賞球制御基板は前記遊技制御基板から入賞に係るデータを受信する通信回路を備え、
前記中継基板と前記遊技制御基板との接続には該中継基板から前記遊技制御基板へはデータを送信しない一方向通信回路が用いられ、
前記第1位のサブ制御基板と前記中継基板との接続には前記第1位のサブ制御基板から前記中継基板へはデータを送信しない一方向通信回路が用いられ、
前記中継基板には、前記第1位のサブ制御基板及び前記遊技制御基板以外は接続されなく、且つ前記第1位のサブ制御基板には前記第2位のサブ制御基板が接続され、
前記遊技制御基板は、
前記大入賞口を開放作動させ、
前記進入検出手段によって遊技球が検出されたタイミングが前記条件領域の有効期間内であるか無効期間内であるかを判断し、
前記タイミングが前記有効期間内であれば特定態様の表示を指示するデータと変動時間のデータとが含まれるコマンドを前記中継基板を介して前記第1位のサブ制御基板に送信し、
前記タイミングが前記無効期間であれば非特定態様の表示を指示するデータと前記進入検出手段によって遊技球が検出された時から前記大入賞口の今回の開放作動中の最後の前記有効期間が終了するまでの所要時間をミニマムとして決定した変動時間のデータとが含まれるコマンドを前記中継基板を介して前記第1位のサブ制御基板に送信し、
前記画像制御用のサブ制御基板は、前記画像表示装置に画像の変動表示を行わせ、前記コマンドを受信すると、該コマンドで指示された変動時間の経過後に前記コマンドで指示された特定態様又は非特定態様の画像を確定表示させる制御を行い、
更に、前記遊技制御基板は、前記タイミングが前記有効期間内であったときは、前記コマンドの送信から前記変動時間を経過した後に、遊技状態を遊技者に有利な特定遊技状態に変更する制御を行う
ことを特徴とする。
請求項8記載の弾球遊技機は、
閉鎖されているときは入賞不可能な大入賞口内に設けられた条件領域と、
該大入賞口の開放作動中に該大入賞口に入賞して前記条件領域に進入した遊技球を検出する進入検出手段と、
画像を表示する画像表示装置と、
遊技の進行を司るCPUを搭載し前記大入賞口の開閉を制御する遊技制御基板と、
賞球の払い出しを行う賞球払出装置を制御する賞球制御基板と、
前記画像表示装置の表示の制御を行うCPUを搭載した画像制御用のサブ制御基板と、
遊技の状態に応じた効果音出力制御又は電飾制御を行うサブ制御基板とを備える弾球遊技機であって、
前記遊技制御基板には前記賞球制御基板が接続され、また前記サブ制御基板のうちでCPUを搭載した前記サブ制御基板のいずれか1つが第1位のサブ制御基板として前記遊技制御基板に接続され、前記第1位のサブ制御基板には、他のサブ制御基板のいずれか1つが第2位のサブ制御基板として接続され、前記第1位と第2位以外のサブ制御基板があるときは、該サブ制御基板はすべて第3位のサブ制御基板として前記第2位のサブ制御基板に接続され、
前記賞球制御基板は前記遊技制御基板から入賞に係るデータを受信する通信回路を備え、
前記第1位のサブ制御基板と前記遊技制御基板との接続には該第1位のサブ制御基板から前記遊技制御基板へはデータを送信しない一方向通信回路が用いられ、
前記第2位のサブ制御基板と前記第1位のサブ制御基板との接続には前記第2位のサブ制御基板から前記第1位のサブ制御基板へはデータを送信しない一方向通信回路が用いられ、
前記第1位のサブ制御基板には、前記第2位のサブ制御基板及び前記遊技制御基板以外は接続は接続されなく、且つ前記第2位のサブ制御基板には前記第3位のサブ制御基板が接続され、
前記遊技制御基板は、
前記大入賞口を開放作動させ、
前記進入検出手段によって遊技球が検出されたタイミングが前記条件領域の有効期間内であるか無効期間内であるかを判断し、
前記タイミングが前記有効期間内であれば特定態様の表示を指示するデータと変動時間のデータとが含まれるコマンドを前記第1位のサブ制御基板に送信し、
前記タイミングが前記無効期間であれば非特定態様の表示を指示するデータと前記進入検出手段によって遊技球が検出された時から前記大入賞口の今回の開放作動中の最後の前記有効期間が終了するまでの所要時間をミニマムとして決定した変動時間のデータとが含まれるコマンドを前記第1位のサブ制御基板に送信し、
前記画像制御用のサブ制御基板は、前記画像表示装置に画像の変動表示を行わせ、前記コマンドを受信すると、該コマンドで指示された変動時間の経過後に前記コマンドで指示された特定態様又は非特定態様の画像を確定表示させる制御を行い、
更に、前記遊技制御基板は、前記タイミングが前記有効期間内であったときは、前記コマンドの送信から前記変動時間を経過した後に、遊技状態を遊技者に有利な特定遊技状態に変更する制御を行う
ことを特徴とする。
請求項9記載の弾球遊技機は、
閉鎖されているときは入賞不可能な大入賞口内に設けられた条件領域と、
該大入賞口の開放作動中に該大入賞口に入賞して前記条件領域に進入した遊技球を検出する進入検出手段と、
画像を表示する画像表示装置と、
遊技の進行を司るCPUを搭載し前記大入賞口の開閉を制御する遊技制御基板と、
賞球の払い出しを行う賞球払出装置を制御する賞球制御基板と、
前記画像表示装置の表示の制御を行うCPUを搭載した画像制御基板と、
遊技の状態に応じた効果音出力制御を行う効果音制御基板と、
遊技の状態に応じた電飾制御を行う電飾制御基板と、
CPUを搭載し前記遊技制御基板から送信されてきたデータを画像制御用、効果音制御用及び電飾制御用のデータに振り分け、画像制御用データを画像制御基板に、電飾制御用データを電飾制御基板に、効果音制御用のデータを効果音制御基板に送信する振分用制御基板と
を備える弾球遊技機であって、
前記遊技制御基板には前記賞球制御基板と前記振分用制御基板とが接続され、前記画像制御基板、電飾制御基板及び効果音制御基板のいずれか1つが仲介制御基板として前記振分用制御基板に接続され、残りの2つはそれぞれ末端制御基板として前記仲介制御基板に接続され、
前記賞球制御基板は前記遊技制御基板から入賞に係るデータを受信する通信回路を備え、
前記振分用制御基板と前記遊技制御基板との接続には該振分用制御基板から前記遊技制御基板へはデータを送信しない一方向通信回路が用いられ、
前記振分用制御基板と前記仲介制御基板との接続には前記仲介制御基板から前記振分用制御基板へはデータを送信しない一方向通信回路が用いられ、
前記振分用制御基板には、前記仲介制御基板及び前記遊技制御基板以外は接続されなく、且つ前記仲介制御基板には前記末端制御基板が接続され、
前記遊技制御基板は、
前記大入賞口を開放作動させ、
前記進入検出手段によって遊技球が検出されたタイミングが前記条件領域の有効期間内であるか無効期間内であるかを判断し、
前記タイミングが前記有効期間内であれば特定態様の表示を指示するデータと変動時間のデータとが含まれるコマンドを前記振分用制御基板に送信し、
前記タイミングが前記無効期間であれば非特定態様の表示を指示するデータと前記進入検出手段によって遊技球が検出された時から前記大入賞口の今回の開放作動中の最後の前記有効期間が終了するまでの所要時間をミニマムとして決定した変動時間のデータとが含まれるコマンドを前記振分用制御基板に送信し、
前記画像制御基板は、前記画像表示装置に画像の変動表示を行わせ、前記振分用制御基板から送信された前記コマンドを受信すると、該コマンドで指示された変動時間の経過後に前記コマンドで指示された特定態様又は非特定態様の画像を確定表示させる制御を行い、
更に、前記遊技制御基板は、前記タイミングが前記有効期間内であったときは、前記コマンドの送信から前記変動時間を経過した後に、遊技状態を遊技者に有利な特定遊技状態に変更する制御を行う
ことを特徴とする。
[実施例1]
図1に示すように、パチンコ機1(弾球遊技機)の遊技盤2のほぼ中央にはセンターケース3が装着されている。このセンターケース3の上部には7セグメントLEDの図柄変動表示部4が設けられ、中央部には画像表示装置である液晶表示装置5が配設されている。
パチンコ機1の制御系は図2に示す通り、遊技制御基板30を中心にして構成されている。
一方、中継基板37から不正行為による配線より遊技制御基板30に対して不正遊技を行うことが考えられる。しかしながら、中継基板37はCPUを搭載しない基板として構成されているので、不正改造を容易に発見できる。
普通図柄始動口6に入賞すると(a)、遊技制御基板30が当否乱数を取得して、これに基づいて当否を判定し、その結果を示すデータをサブ統合基板100に送る。すると、サブ統合基板100は、そのデータに基づいて電飾制御用のデータを生成し、図柄変動表示部4に表示させる(b)。この当否判定が当たりであると、遊技制御基板30は、図柄変動表示部4に当たり普通図柄(例えば7)が確定表示されるのを待って、第1大入賞口7を開放させる(c)。第1大入賞口7は予め設定された時間(例えば3秒)を経過すると閉鎖されるが、その開放中に入賞した遊技球が条件領域7aを通過したときが有効期間内であったか無効期間内であったかが遊技制御基板30によって判断される(期間判断手段)。
変動開始コマンドを受信した画像制御基板33は、液晶表示装置5を制御して図柄の変動表示を行わせ、特定態様の画像になるか否かを示唆する図柄(図3(e)の77)を表示させて(示唆態様の表示)、変動開始コマンドで指示された変動時間を経過したところで特定態様の画像を確定表示させる(図3(f)参照)。
しかし、一般には「図柄が揃えば大当たり」であるから、図柄のみで特定態様の画像を構成してもよい。或いは、「成功」とか「当たり」とかの文字表示だけで特定態様の画像を構成してもよい。
ところで、特定態様の画像の確定表示は、今回の第1大入賞口7の開放作動中における条件領域の有効期間が存在しなくなった以後に行われるのであるが、遊技球が条件領域7aに進入した時から有効期間が存在しなくなるまでの時間は、その都度異なる。
但し、第1大入賞口7の開放作動が終われば有効期間も存在しなくなるので、変動時間を第1大入賞口7の開放時間以上に固定しておけば、いちいち求める必要はなくなるが、変動時間が画一的になる。
遊技制御基板30は、第1大入賞口7の開放作動を開始した時からの経過時間を計測しており、これと第1大入賞口7の開放開始から最後の有効期間が終了するまでの所要時間との差を変動時間の最低時間(ミニマム変動時間)として算出する。このミニマム変動時間をそのまま変動時間としてもよいし、ミニマム変動時間に適宜の時間を加算したものを変動時間としてもよいが、その変動時間を上述の変動開始コマンドで指示する。
なお、特定態様の画像について説明したように、一般には「図柄が揃わなければ外れ」であるから、図柄のみで非特定態様の画像を構成してもよい。或いは、「残念」、「失敗」、「外れ」等の文字表示だけで非特定態様の画像を構成してもよいし、変動開始コマンドを受信したら図柄の変動表示を開始して、変動時間を経過したら例えば725、771のような3桁不揃いの外れ図柄(非特定態様の画像)を確定表示する構成にもできる。
この図6に示す例のように、複数のパターンから選択されたパターンに従って有効期間と無効期間を切り替えると、遊技者には有効期間、無効期間の予測がつかないから条件領域7aへの入球全てに対して興味を持つことができる。
上に例示したような切替パターンを選択して用いる場合、大当たり遊技開始処理を図9のようにすればよい。
本実施例のパチンコ機1は、条件領域スイッチ7bが第1大入賞口7内に設けられた条件領域7aに進入した遊技球を検出すると、そのタイミングが有効期間内であるか否かを判断し、これが有効期間内であると特定態様の画像を確定表示してから、大当たり遊技を実行する。
[実施例2]
図10(a)に示すように、この実施例のパチンコ機(全体の図示は省略)の装置構成は実施例1(図1とほぼ同様であり、制御系の構成も図2に示したものと同様であるから、実施例1と同符号を使用して説明は省略する。
なお、本例では遊技球が条件領域7aを通過したのが有効期間中であることを必要条件とするが(S27)、この条件を外した構成(S27、S28、S32を削除)とすることもできる。
[実施例3]
図12に示すように、本実施例のパチンコ機(全体の図示は省略)の遊技盤2には、実施例1と同様のセンターケース3(図柄変動表示部4、液晶表示装置5)、普通図柄始動口6、第1大入賞口7、ゲート9、普通入賞口10が設けられ、また羽根ものとして周知の第2大入賞口11、その開放始動口12、13が設けられている。
その第1大入賞口7の開放期間中の処理は、実施例2(図11)と同様であるが、S29における条件装置決定処理では、第1大入賞口7(条件装置A)か第2大入賞口11(条件装置B)が選ばれる点、つまり大入賞口の構造及び動作に違いがある。
[実施例4]
実施例3、4は、大当たり遊技において2つの大入賞口のどちらを使用するか選択する例であるが、大当たり遊技における大入賞口の開放回数又は開放時間を選択する構成とできる。
この場合、S30における表示処理では、図13(b)に示すように開放秒数抽選中の表示とその抽選結果を示すために条件装置選択抽選用図柄を表示する。本例の場合、奇数のぞろ目であれば30秒、偶数のぞろ目(00は除く)では10秒、00は5秒である。
[実施例5]
上記実施例1〜4の構成において、或いは他の構成において、示唆表示の表示態様を決める際の処理例を示す。なお、ここでは実施例1に適用するものとして説明する。
[制御基板の相互関係1]
実施例1〜5の弾球遊技機における遊技制御基板30、賞球制御基板31、中継基板37、サブ統合基板100、画像制御基板33、効果音制御基板34及び電飾制御基板35の接続関係には独特な部分がある。
画像制御基板33、効果音制御基板34及び電飾制御基板35はサブ統合基板100に接続されており、サブ統合基板100と画像制御基板33、効果音制御基板34及び電飾制御基板35とは双方向通信を行う構成になっている。
遊技制御基板30及び賞球制御基板31の動作内容は実施例1〜5で説明した通りである。
一方、中継基板37から不正行為による配線より遊技制御基板30に対して不正遊技を行うことが考えられる。しかしながら、中継基板37はCPUを搭載しない基板として構成されているので、不正改造を容易に発見できる。
[制御基板の相互関係2]
ところで、実施例1等では、遊技制御基板30から送信されてくるデータを受信し、それらを画像制御用、電飾制御用及び効果音制御用のデータに振り分けて、該当の制御基板に送信するサブ統合基板100(振分用制御基板)を備えているが、この機能を他の制御基板、例えば画像制御基板33、効果音制御基板34又は電飾制御基板35に担わせることもできる。その具体的な例を図16、17に示す。なお、弾球遊技機の構成は実施例1〜5と同様であり、図16、17に示されない制御系の構成は図2と同様である。
また、上記の実施例1〜5ではそのようになっていないが、遊技制御基板30が直接制御する表示装置39を備えて、遊技制御基板30は、進入検出手段によって遊技球が検出されたタイミングが条件領域の有効期間内であるか無効期間内であるかの判断を行う毎に、その判断の結果(当たり外れ)に対応する直接制御図柄を決定し、変動時間を決定し、その変動時間を指定するデータ及び判断の結果(特定態様又は非特定態様)を指示するデータを含んだコマンドを送信すると同時に表示装置39を制御して変動表示を開始させ、変動時間を経過するまでは変動速度の変更等の表示制御を行い、変動時間を経過したなら上記判断の結果に対応する直接制御図柄を確定表示させる制御を行う構成にしてもよい。
画像制御基板33と遊技制御基板30との間には、CPUを搭載しない中継基板37が介在し、中継基板37の前後の接続においては遊技制御基板30からのみ画像制御基板33に送信できる回路構成なので、不正行為が行い難く、不正行為の発見が容易であるという効果を発揮する。即ち、画像制御基板33から遊技制御基板30に対して不正行為を行うためには、2重の一方向通信回路に対して不正行為を行う必要があり、また中継基板37はCPUを搭載しない基板なので中継基板37からの直接の不正行為は発覚し易いからである。
一方、中継基板37から不正行為による配線より遊技制御基板30に対して不正遊技を行うことが考えられる。しかしながら、中継基板37はCPUを搭載しない基板として構成されているので、不正改造を容易に発見できる。
また、画像制御基板33(この例では第2位のサブ制御基板)と電飾制御基板35(第2位のサブ制御基板)は効果音制御基板34に接続されており、効果音制御基板34と画像制御基板33、効果音制御基板34と電飾制御基板35とは双方向通信を行う構成になっている。
一方、中継基板37から不正行為による配線より遊技制御基板30に対して不正遊技を行うことが考えられる。しかしながら、中継基板37はCPUを搭載しない基板として構成されているので、不正改造を容易に発見できる。
なお、図16、17の例では効果音出力制御を行う効果音制御基板34と電飾制御を行う電飾制御基板35とを備えているが、これらの機能を1つの制御基板に集約して効果音/電飾制御基板としてもよいし、実施例と同様に2つにしてそれぞれに機能分担させてもよい。
[制御基板の相互関係3]
ところで、遊技制御基板と振分用制御基板又は第1位のサブ制御基板との間に中継基板を介在させて、中継基板の上流側及び下流側を共に一方向通信にするのは、実施例1でも述べたとおり、不正行為を行い難くし、不正行為の発見を容易にするためである。
[制御基板の相互関係3−1]
まず、図18の例では、遊技制御基板30に画像制御基板33を接続し、その画像制御基板33に電飾制御基板35を接続し、更に、電飾制御基板35に効果音制御基板34を接続している。また、遊技制御基板30には、図15〜17の例と同様に賞球制御基板31が接続されている。
電飾制御基板35と効果音制御基板34とは双方向通信を行う構成になっている。
遊技制御基板30及び賞球制御基板31の動作内容は実施例1〜5で説明した通りである。
なお、図18の例では効果音出力制御を行う効果音制御基板34と電飾制御を行う電飾制御基板35とを備えているが、これらの機能を1つの制御基板に集約して効果音/電飾制御基板としてもよく、この場合は、第3位のサブ制御基板は存在しなくなる。
[制御基板の相互関係3−2]
次に、図19の例では、遊技制御基板30にサブ統合基板100(上述したように振分用制御基板である。)を接続し、そのサブ統合基板100に画像制御基板33を接続し、更に画像制御基板33に電飾制御基板35及び効果音制御基板34を接続している。また、遊技制御基板30には、図15〜18の例と同様に賞球制御基板31が接続されている。
画像制御基板33と電飾制御基板35及び効果音制御基板34とは双方向通信を行う構成になっている。
遊技制御基板30及び賞球制御基板31の動作内容は実施例1〜5で説明した通りである。
2・・・遊技盤、
3・・・センターケース、
5・・・液晶表示装置(報知手段)、
7・・・第1大入賞口、
7a・・・条件領域、
7b・・・条件領域スイッチ(進入検出手段)、
8・・・第2大入賞口、
11・・・第2大入賞口、
30・・・主制御装置(期間判断手段、遊技状態変更手段)
40・・・画像制御装置(報知手段)。
Claims (9)
- 閉鎖されているときは入賞不可能な大入賞口内に設けられた条件領域と、
該大入賞口の開放作動中に該大入賞口に入賞して前記条件領域に進入した遊技球を検出する進入検出手段と、
画像を表示する画像表示装置と、
遊技の進行を司るCPUを搭載し前記大入賞口の開閉を制御する遊技制御基板と、
賞球の払い出しを行う賞球払出装置を制御する賞球制御基板と、
前記画像表示装置の表示の制御を行うCPUを搭載した画像制御基板と、
遊技の状態に応じた効果音出力制御を行う効果音制御基板と、
遊技の状態に応じた電飾制御を行う電飾制御基板と、
CPUを搭載し前記遊技制御基板から送信されてきたデータを画像制御用、効果音制御用及び電飾制御用のデータに振り分け、画像制御用データを画像制御基板に、電飾制御用データを電飾制御基板に、効果音制御用のデータを効果音制御基板に送信する振分用制御基板と
を備える弾球遊技機であって、
前記遊技制御基板にはCPUを搭載しない中継基板と前記賞球制御基板とが接続され、
前記振分用制御基板は前記中継基板に接続され、且つ前記振分用制御基板に前記画像制御基板、電飾制御基板及び効果音制御基板が接続され、
前記賞球制御基板は前記遊技制御基板から入賞に係るデータを受信する通信回路を備え、
前記中継基板と前記遊技制御基板との接続には該中継基板から前記遊技制御基板へはデータを送信しない一方向通信回路が用いられ、
前記中継基板に接続された前記振分用制御基板と該中継基板との接続には前記振分用制御基板から前記中継基板へはデータを送信しない一方向通信回路が用いられ、
前記振分用制御基板は前記画像制御基板、電飾制御基板及び効果音制御基板と双方向にデータを通信するための通信回路を備え、
前記画像制御基板、電飾制御基板及び効果音制御基板は各々前記振分用制御基板と双方向にデータを通信するための通信回路を備え、
前記遊技制御基板は、
前記大入賞口を開放作動させ、
前記進入検出手段によって遊技球が検出されたタイミングが前記条件領域の有効期間内であるか無効期間内であるかを判断し、
前記タイミングが前記有効期間内であれば特定態様の表示を指示するデータと変動時間のデータとが含まれるコマンドを前記中継基板を介して前記振分用制御基板に送信し、
前記タイミングが前記無効期間であれば非特定態様の表示を指示するデータと前記進入検出手段によって遊技球が検出された時から前記大入賞口の今回の開放作動中の最後の前記有効期間が終了するまでの所要時間をミニマムとして決定した変動時間のデータとが含まれるコマンドを前記中継基板を介して前記振分用制御基板に送信し、
前記画像制御基板は、前記画像表示装置に画像の変動表示を行わせ、前記振分用制御基板から送信された前記コマンドを受信すると、該コマンドで指示された変動時間の経過後に前記コマンドで指示された特定態様又は非特定態様の画像を確定表示させる制御を行い、
更に、前記遊技制御基板は、前記タイミングが前記有効期間内であったときは、前記コマンドの送信から前記変動時間を経過した後に、遊技状態を遊技者に有利な特定遊技状態に変更する制御を行う
ことを特徴とする弾球遊技機。 - 閉鎖されているときは入賞不可能な大入賞口内に設けられた条件領域と、
該大入賞口の開放作動中に該大入賞口に入賞して前記条件領域に進入した遊技球を検出する進入検出手段と、
画像を表示する画像表示装置と、
遊技の進行を司るCPUを搭載し前記大入賞口の開閉を制御する遊技制御基板と、
賞球の払い出しを行う賞球払出装置を制御する賞球制御基板と、
前記画像表示装置の表示の制御を行うCPUを搭載した画像制御用のサブ制御基板と、
遊技の状態に応じた効果音出力制御又は電飾制御を行うサブ制御基板とを備える弾球遊技機であって、
前記遊技制御基板にはCPUを搭載しない中継基板と前記賞球制御基板とが接続され、また前記サブ制御基板のうちでCPUを搭載した前記サブ制御基板のいずれか1つが第1位のサブ制御基板として前記中継基板を介して前記遊技制御基板に接続され、且つ他のサブ制御基板は第2位のサブ制御基板として前記第1位のサブ制御基板に接続され、
前記賞球制御基板は前記遊技制御基板から入賞に係るデータを受信する通信回路を備え、
前記中継基板と前記遊技制御基板との接続には該中継基板から前記遊技制御基板へはデータを送信しない一方向通信回路が用いられ、
前記第1位のサブ制御基板と前記中継基板との接続には前記第1位のサブ制御基板から前記中継基板へはデータを送信しない一方向通信回路が用いられ、
前記第1位のサブ制御基板は前記第2位のサブ制御基板と双方向にデータを通信するための通信回路を備え、
前記第2位のサブ制御基板は前記第1位のサブ制御基板と双方向にデータを通信するための通信回路を備え、
前記遊技制御基板は、
前記大入賞口を開放作動させ、
前記進入検出手段によって遊技球が検出されたタイミングが前記条件領域の有効期間内であるか無効期間内であるかを判断し、
前記タイミングが前記有効期間内であれば特定態様の表示を指示するデータと変動時間のデータとが含まれるコマンドを前記中継基板を介して前記第1位のサブ制御基板に送信し、
前記タイミングが前記無効期間であれば非特定態様の表示を指示するデータと前記進入検出手段によって遊技球が検出された時から前記大入賞口の今回の開放作動中の最後の前記有効期間が終了するまでの所要時間をミニマムとして決定した変動時間のデータとが含まれるコマンドを前記中継基板を介して前記第1位のサブ制御基板に送信し、
前記画像制御用のサブ制御基板は、前記画像表示装置に画像の変動表示を行わせ、前記コマンドを受信すると、該コマンドで指示された変動時間の経過後に前記コマンドで指示された特定態様又は非特定態様の画像を確定表示させる制御を行い、
更に、前記遊技制御基板は、前記タイミングが前記有効期間内であったときは、前記コマンドの送信から前記変動時間を経過した後に、遊技状態を遊技者に有利な特定遊技状態に変更する制御を行う
ことを特徴とする弾球遊技機。 - 閉鎖されているときは入賞不可能な大入賞口内に設けられた条件領域と、
該大入賞口の開放作動中に該大入賞口に入賞して前記条件領域に進入した遊技球を検出する進入検出手段と、
画像を表示する画像表示装置と、
遊技の進行を司るCPUを搭載し前記大入賞口の開閉を制御する遊技制御基板と、
賞球の払い出しを行う賞球払出装置を制御する賞球制御基板と、
前記画像表示装置の表示の制御を行うCPUを搭載した画像制御用のサブ制御基板と、
遊技の状態に応じた効果音出力制御又は電飾制御を行うサブ制御基板とを備える弾球遊技機であって、
前記遊技制御基板には前記賞球制御基板が接続され、また前記サブ制御基板のうちでCPUを搭載した前記サブ制御基板のいずれか1つが第1位のサブ制御基板として前記遊技制御基板に接続され、前記第1位のサブ制御基板には、他のサブ制御基板のいずれか1つが第2位のサブ制御基板として接続され、前記第1位と第2位以外のサブ制御基板があるときは、該サブ制御基板はすべて第3位のサブ制御基板として前記第2位のサブ制御基板に接続され、
前記賞球制御基板は前記遊技制御基板から入賞に係るデータを受信する通信回路を備え、
前記第1位のサブ制御基板と前記遊技制御基板との接続には該第1位のサブ制御基板から前記遊技制御基板へはデータを送信しない一方向通信回路が用いられ、
前記第2位のサブ制御基板と前記第1位のサブ制御基板との接続には前記第2位のサブ制御基板から前記第1位のサブ制御基板へはデータを送信しない一方向通信回路が用いられ、
前記第2位のサブ制御基板は前記第3位のサブ制御基板と双方向にデータを通信するための通信回路を備え、
前記第3位のサブ制御基板は前記第2位のサブ制御基板と双方向にデータを通信するための通信回路を備え、
前記遊技制御基板は、
前記大入賞口を開放作動させ、
前記進入検出手段によって遊技球が検出されたタイミングが前記条件領域の有効期間内であるか無効期間内であるかを判断し、
前記タイミングが前記有効期間内であれば特定態様の表示を指示するデータと変動時間のデータとが含まれるコマンドを前記第1位のサブ制御基板に送信し、
前記タイミングが前記無効期間であれば非特定態様の表示を指示するデータと前記進入検出手段によって遊技球が検出された時から前記大入賞口の今回の開放作動中の最後の前記有効期間が終了するまでの所要時間をミニマムとして決定した変動時間のデータとが含まれるコマンドを前記第1位のサブ制御基板に送信し、
前記画像制御用のサブ制御基板は、前記画像表示装置に画像の変動表示を行わせ、前記コマンドを受信すると、該コマンドで指示された変動時間の経過後に前記コマンドで指示された特定態様又は非特定態様の画像を確定表示させる制御を行い、
更に、前記遊技制御基板は、前記タイミングが前記有効期間内であったときは、前記コマンドの送信から前記変動時間を経過した後に、遊技状態を遊技者に有利な特定遊技状態に変更する制御を行う
ことを特徴とする弾球遊技機。 - 閉鎖されているときは入賞不可能な大入賞口内に設けられた条件領域と、
該大入賞口の開放作動中に該大入賞口に入賞して前記条件領域に進入した遊技球を検出する進入検出手段と、
画像を表示する画像表示装置と、
遊技の進行を司るCPUを搭載し前記大入賞口の開閉を制御する遊技制御基板と、
賞球の払い出しを行う賞球払出装置を制御する賞球制御基板と、
前記画像表示装置の表示の制御を行うCPUを搭載した画像制御基板と、
遊技の状態に応じた効果音出力制御を行う効果音制御基板と、
遊技の状態に応じた電飾制御を行う電飾制御基板と、
CPUを搭載し前記遊技制御基板から送信されてきたデータを画像制御用、効果音制御用及び電飾制御用のデータに振り分け、画像制御用データを画像制御基板に、電飾制御用データを電飾制御基板に、効果音制御用のデータを効果音制御基板に送信する振分用制御基板と
を備える弾球遊技機であって、
前記遊技制御基板には前記賞球制御基板と前記振分用制御基板とが接続され、前記画像制御基板、電飾制御基板及び効果音制御基板のいずれか1つが仲介制御基板として前記振分用制御基板に接続され、残りの2つはそれぞれ末端制御基板として前記仲介制御基板に接続され、
前記賞球制御基板は前記遊技制御基板から入賞に係るデータを受信する通信回路を備え、
前記振分用制御基板と前記遊技制御基板との接続には該振分用制御基板から前記遊技制御基板へはデータを送信しない一方向通信回路が用いられ、
前記振分用制御基板と前記仲介制御基板との接続には前記仲介制御基板から前記振分用制御基板へはデータを送信しない一方向通信回路が用いられ、
前記仲介制御基板は前記末端制御基板と双方向にデータを通信するための通信回路を備え、
前記末端制御基板は各々前記仲介制御基板と双方向にデータを通信するための通信回路を備え、
前記遊技制御基板は、
前記大入賞口を開放作動させ、
前記進入検出手段によって遊技球が検出されたタイミングが前記条件領域の有効期間内であるか無効期間内であるかを判断し、
前記タイミングが前記有効期間内であれば特定態様の表示を指示するデータと変動時間のデータとが含まれるコマンドを前記振分用制御基板に送信し、
前記タイミングが前記無効期間であれば非特定態様の表示を指示するデータと前記進入検出手段によって遊技球が検出された時から前記大入賞口の今回の開放作動中の最後の前記有効期間が終了するまでの所要時間をミニマムとして決定した変動時間のデータとが含まれるコマンドを前記振分用制御基板に送信し、
前記画像制御基板は、前記画像表示装置に画像の変動表示を行わせ、前記振分用制御基板から送信された前記コマンドを受信すると、該コマンドで指示された変動時間の経過後に前記コマンドで指示された特定態様又は非特定態様の画像を確定表示させる制御を行い、
更に、前記遊技制御基板は、前記タイミングが前記有効期間内であったときは、前記コマンドの送信から前記変動時間を経過した後に、遊技状態を遊技者に有利な特定遊技状態に変更する制御を行う
ことを特徴とする弾球遊技機。 - 請求項1〜4のいずれか記載の弾球遊技機において、
前記タイミングが前記有効期間内であったときに前記遊技制御基板が送信するコマンドは、
前記特定態様の表示を指示するデータと前記進入検出手段によって遊技球が検出された時から前記大入賞口の今回の開放作動中の最後の前記有効期間が終了するまでの所要時間をミニマムとして決定した変動時間のデータとが含まれるコマンドである
ことを特徴とする弾球遊技機。 - 閉鎖されているときは入賞不可能な大入賞口内に設けられた条件領域と、
該大入賞口の開放作動中に該大入賞口に入賞して前記条件領域に進入した遊技球を検出する進入検出手段と、
画像を表示する画像表示装置と、
遊技の進行を司るCPUを搭載し前記大入賞口の開閉を制御する遊技制御基板と、
賞球の払い出しを行う賞球払出装置を制御する賞球制御基板と、
前記画像表示装置の表示の制御を行うCPUを搭載した画像制御基板と、
遊技の状態に応じた効果音出力制御を行う効果音制御基板と、
遊技の状態に応じた電飾制御を行う電飾制御基板と、
CPUを搭載し前記遊技制御基板から送信されてきたデータを画像制御用、効果音制御用及び電飾制御用のデータに振り分け、画像制御用データを画像制御基板に、電飾制御用データを電飾制御基板に、効果音制御用のデータを効果音制御基板に送信する振分用制御基板と
を備える弾球遊技機であって、
前記遊技制御基板にはCPUを搭載しない中継基板と前記賞球制御基板とが接続され、
前記振分用制御基板は前記中継基板に接続され、且つ前記振分用制御基板に前記画像制御基板、電飾制御基板及び効果音制御基板が接続され、
前記賞球制御基板は前記遊技制御基板から入賞に係るデータを受信する通信回路を備え、
前記中継基板と前記遊技制御基板との接続には該中継基板から前記遊技制御基板へはデータを送信しない一方向通信回路が用いられ、
前記中継基板に接続された前記振分用制御基板と該中継基板との接続には前記振分用制御基板から前記中継基板へはデータを送信しない一方向通信回路が用いられ、
前記中継基板には、前記振分用制御基板及び前記遊技制御基板以外は接続されなく、且つ前記振分用制御基板には前記画像制御基板、電飾制御基板及び効果音制御基板が接続され、
前記遊技制御基板は、
前記大入賞口を開放作動させ、
前記進入検出手段によって遊技球が検出されたタイミングが前記条件領域の有効期間内であるか無効期間内であるかを判断し、
前記タイミングが前記有効期間内であれば特定態様の表示を指示するデータと変動時間のデータとが含まれるコマンドを前記中継基板を介して前記振分用制御基板に送信し、
前記タイミングが前記無効期間であれば非特定態様の表示を指示するデータと前記進入検出手段によって遊技球が検出された時から前記大入賞口の今回の開放作動中の最後の前記有効期間が終了するまでの所要時間をミニマムとして決定した変動時間のデータとが含まれるコマンドを前記中継基板を介して前記振分用制御基板に送信し、
前記画像制御基板は、前記画像表示装置に画像の変動表示を行わせ、前記振分用制御基板から送信された前記コマンドを受信すると、該コマンドで指示された変動時間の経過後に前記コマンドで指示された特定態様又は非特定態様の画像を確定表示させる制御を行い、
更に、前記遊技制御基板は、前記タイミングが前記有効期間内であったときは、前記コマンドの送信から前記変動時間を経過した後に、遊技状態を遊技者に有利な特定遊技状態に変更する制御を行う
ことを特徴とする弾球遊技機。 - 閉鎖されているときは入賞不可能な大入賞口内に設けられた条件領域と、
該大入賞口の開放作動中に該大入賞口に入賞して前記条件領域に進入した遊技球を検出する進入検出手段と、
画像を表示する画像表示装置と、
遊技の進行を司るCPUを搭載し前記大入賞口の開閉を制御する遊技制御基板と、
賞球の払い出しを行う賞球払出装置を制御する賞球制御基板と、
前記画像表示装置の表示の制御を行うCPUを搭載した画像制御用のサブ制御基板と、
遊技の状態に応じた効果音出力制御又は電飾制御を行うサブ制御基板とを備える弾球遊技機であって、
前記遊技制御基板にはCPUを搭載しない中継基板と前記賞球制御基板とが接続され、また前記サブ制御基板のうちでCPUを搭載した前記サブ制御基板のいずれか1つが第1位のサブ制御基板として前記中継基板を介して前記遊技制御基板に接続され、且つ他のサブ制御基板は第2位のサブ制御基板として前記第1位のサブ制御基板に接続され、
前記賞球制御基板は前記遊技制御基板から入賞に係るデータを受信する通信回路を備え、
前記中継基板と前記遊技制御基板との接続には該中継基板から前記遊技制御基板へはデータを送信しない一方向通信回路が用いられ、
前記第1位のサブ制御基板と前記中継基板との接続には前記第1位のサブ制御基板から前記中継基板へはデータを送信しない一方向通信回路が用いられ、
前記中継基板には、前記第1位のサブ制御基板及び前記遊技制御基板以外は接続されなく、且つ前記第1位のサブ制御基板には前記第2位のサブ制御基板が接続され、
前記遊技制御基板は、
前記大入賞口を開放作動させ、
前記進入検出手段によって遊技球が検出されたタイミングが前記条件領域の有効期間内であるか無効期間内であるかを判断し、
前記タイミングが前記有効期間内であれば特定態様の表示を指示するデータと変動時間のデータとが含まれるコマンドを前記中継基板を介して前記第1位のサブ制御基板に送信し、
前記タイミングが前記無効期間であれば非特定態様の表示を指示するデータと前記進入検出手段によって遊技球が検出された時から前記大入賞口の今回の開放作動中の最後の前記有効期間が終了するまでの所要時間をミニマムとして決定した変動時間のデータとが含まれるコマンドを前記中継基板を介して前記第1位のサブ制御基板に送信し、
前記画像制御用のサブ制御基板は、前記画像表示装置に画像の変動表示を行わせ、前記コマンドを受信すると、該コマンドで指示された変動時間の経過後に前記コマンドで指示された特定態様又は非特定態様の画像を確定表示させる制御を行い、
更に、前記遊技制御基板は、前記タイミングが前記有効期間内であったときは、前記コマンドの送信から前記変動時間を経過した後に、遊技状態を遊技者に有利な特定遊技状態に変更する制御を行う
ことを特徴とする弾球遊技機。 - 閉鎖されているときは入賞不可能な大入賞口内に設けられた条件領域と、
該大入賞口の開放作動中に該大入賞口に入賞して前記条件領域に進入した遊技球を検出する進入検出手段と、
画像を表示する画像表示装置と、
遊技の進行を司るCPUを搭載し前記大入賞口の開閉を制御する遊技制御基板と、
賞球の払い出しを行う賞球払出装置を制御する賞球制御基板と、
前記画像表示装置の表示の制御を行うCPUを搭載した画像制御用のサブ制御基板と、
遊技の状態に応じた効果音出力制御又は電飾制御を行うサブ制御基板とを備える弾球遊技機であって、
前記遊技制御基板には前記賞球制御基板が接続され、また前記サブ制御基板のうちでCPUを搭載した前記サブ制御基板のいずれか1つが第1位のサブ制御基板として前記遊技制御基板に接続され、前記第1位のサブ制御基板には、他のサブ制御基板のいずれか1つが第2位のサブ制御基板として接続され、前記第1位と第2位以外のサブ制御基板があるときは、該サブ制御基板はすべて第3位のサブ制御基板として前記第2位のサブ制御基板に接続され、
前記賞球制御基板は前記遊技制御基板から入賞に係るデータを受信する通信回路を備え、
前記第1位のサブ制御基板と前記遊技制御基板との接続には該第1位のサブ制御基板から前記遊技制御基板へはデータを送信しない一方向通信回路が用いられ、
前記第2位のサブ制御基板と前記第1位のサブ制御基板との接続には前記第2位のサブ制御基板から前記第1位のサブ制御基板へはデータを送信しない一方向通信回路が用いられ、
前記第1位のサブ制御基板には、前記第2位のサブ制御基板及び前記遊技制御基板以外は接続は接続されなく、且つ前記第2位のサブ制御基板には前記第3位のサブ制御基板が接続され、
前記遊技制御基板は、
前記大入賞口を開放作動させ、
前記進入検出手段によって遊技球が検出されたタイミングが前記条件領域の有効期間内であるか無効期間内であるかを判断し、
前記タイミングが前記有効期間内であれば特定態様の表示を指示するデータと変動時間のデータとが含まれるコマンドを前記第1位のサブ制御基板に送信し、
前記タイミングが前記無効期間であれば非特定態様の表示を指示するデータと前記進入検出手段によって遊技球が検出された時から前記大入賞口の今回の開放作動中の最後の前記有効期間が終了するまでの所要時間をミニマムとして決定した変動時間のデータとが含まれるコマンドを前記第1位のサブ制御基板に送信し、
前記画像制御用のサブ制御基板は、前記画像表示装置に画像の変動表示を行わせ、前記コマンドを受信すると、該コマンドで指示された変動時間の経過後に前記コマンドで指示された特定態様又は非特定態様の画像を確定表示させる制御を行い、
更に、前記遊技制御基板は、前記タイミングが前記有効期間内であったときは、前記コマンドの送信から前記変動時間を経過した後に、遊技状態を遊技者に有利な特定遊技状態に変更する制御を行う
ことを特徴とする弾球遊技機。 - 閉鎖されているときは入賞不可能な大入賞口内に設けられた条件領域と、
該大入賞口の開放作動中に該大入賞口に入賞して前記条件領域に進入した遊技球を検出する進入検出手段と、
画像を表示する画像表示装置と、
遊技の進行を司るCPUを搭載し前記大入賞口の開閉を制御する遊技制御基板と、
賞球の払い出しを行う賞球払出装置を制御する賞球制御基板と、
前記画像表示装置の表示の制御を行うCPUを搭載した画像制御基板と、
遊技の状態に応じた効果音出力制御を行う効果音制御基板と、
遊技の状態に応じた電飾制御を行う電飾制御基板と、
CPUを搭載し前記遊技制御基板から送信されてきたデータを画像制御用、効果音制御用及び電飾制御用のデータに振り分け、画像制御用データを画像制御基板に、電飾制御用データを電飾制御基板に、効果音制御用のデータを効果音制御基板に送信する振分用制御基板と
を備える弾球遊技機であって、
前記遊技制御基板には前記賞球制御基板と前記振分用制御基板とが接続され、前記画像制御基板、電飾制御基板及び効果音制御基板のいずれか1つが仲介制御基板として前記振分用制御基板に接続され、残りの2つはそれぞれ末端制御基板として前記仲介制御基板に接続され、
前記賞球制御基板は前記遊技制御基板から入賞に係るデータを受信する通信回路を備え、
前記振分用制御基板と前記遊技制御基板との接続には該振分用制御基板から前記遊技制御基板へはデータを送信しない一方向通信回路が用いられ、
前記振分用制御基板と前記仲介制御基板との接続には前記仲介制御基板から前記振分用制御基板へはデータを送信しない一方向通信回路が用いられ、
前記振分用制御基板には、前記仲介制御基板及び前記遊技制御基板以外は接続されなく、且つ前記仲介制御基板には前記末端制御基板が接続され、
前記遊技制御基板は、
前記大入賞口を開放作動させ、
前記進入検出手段によって遊技球が検出されたタイミングが前記条件領域の有効期間内であるか無効期間内であるかを判断し、
前記タイミングが前記有効期間内であれば特定態様の表示を指示するデータと変動時間のデータとが含まれるコマンドを前記振分用制御基板に送信し、
前記タイミングが前記無効期間であれば非特定態様の表示を指示するデータと前記進入検出手段によって遊技球が検出された時から前記大入賞口の今回の開放作動中の最後の前記有効期間が終了するまでの所要時間をミニマムとして決定した変動時間のデータとが含まれるコマンドを前記振分用制御基板に送信し、
前記画像制御基板は、前記画像表示装置に画像の変動表示を行わせ、前記振分用制御基板から送信された前記コマンドを受信すると、該コマンドで指示された変動時間の経過後に前記コマンドで指示された特定態様又は非特定態様の画像を確定表示させる制御を行い、
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