JP6849993B2 - 弾球遊技機 - Google Patents
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Description
大当りを発生させる確率は一定であり大当り遊技後に高確率状態に移行する、または変動時間を短縮し抽選の回数を多くすることも行われている。
これらの弾球遊技機では、大当りの発生を報知する演出、大当りの発生を予告又は示唆する演出等も行われている。
一方、大当り遊技の演出を行うこと無く確変状態に移行し、突然に確変状態への移行を報知する突確演出を行う弾球遊技機や(例えば、特許文献1)、大当り遊技中、通常大当りを確変大当りに昇格させる昇格演出を行う弾球遊技機も知られている(例えば、特許文献2)。
特許文献1又は特許文献2に示される発明は、突確演出や昇格演出を行うことにより、弾球遊技機の演出力を高めることができ、これらの演出を行う弾球遊技機は人気を博している。
各種演出は、始動口に入賞するタイミングで決定する当選を期待させるものであり、演出内容の相違により抽選結果が変更されるものではない。
従って、大当りに当選するためには、ひたすら始動口を狙って遊技球を発射する遊技となる。
このため、始動口を狙って遊技球を発射することが遊技の大半を占め、遊技が単調になる課題も考えられた。
盤面上に複数の入球口と始動口とを備え、
該始動口として遊技球が入球困難な閉鎖状態から入球容易な開放状態に変化可能な可変入球口を少なくとも含み、
前記始動口に入球するタイミングに起因して抽選し当選すると電動役物を開放する当り遊技を行う弾球遊技機において、
遊技状態を、前記可変入球口の前記開放状態が通常よりも延長された開放延長状態に移行させる開放延長状態移行手段と、
前記当選する確率が低い遊技中に、予め定められた遊技状態が生起すると前記複数の入球口のいずれかの入球口と関連した表示又は指示を行う表示指示手段と、を備え、
該表示指示手段による表示又は指示と関連する前記入球口に入球することに起因して前記開放延長状態移行手段により遊技状態を前記開放延長状態に移行させ、
前記予め定められた遊技状態は、前記抽選が当選していないことを示す外れ図柄の表示回数が予め定められた回数に至った遊技状態であり、
該外れ図柄の表示回数は前記当選の確率が低確率中の回数である、
ことを特徴とする。
入球口が普通入賞口であれば賞球の払い出しがあるので、電動役物の作動によらなくとも賞球の払い出しがあり、所謂ベースを低下させない効果も有する。
また、遊技状態を開放延長状態に移行させるために入球させる入球口は表示指示手段により表示又は指示されるので、表示又は指示する画像と入球口とを関連付けすることができる。
開放延長状態移行手段とは、遊技状態を、可変入球口の開放状態が通常よりも延長された開放延長状態に移行させる手段であれば良い。遊技状態を可変入球口の開放状態が通常よりも延長された開放延長状態に移行させるだけでなく、始動口としての可変入球口を普通図柄の抽選に当選すれば開放する構成の場合には、併せて普通図柄の変動時間を短くする構成を採用しても良い。また、併せて普通図柄の当り確率を高くしても良く、更に始動口への入球タイミングに起因して行う抽選結果を報知する図柄(特図)の変動時間も短縮しても良い。
例えば、予め定められた制限時間内に表示指示手段による表示又は指示と関連する複数の入球口の全てに入球させることに起因して開放延長状態移行手段により遊技状態を開放延長状態に移行させる、ことを特徴とする請求項1に記載の発明とすることが考えられる。
盤面上の全ての普通入賞口を対象とすれば、入賞しない普通入賞口を排除する効果を有する。なお、2つ以上の入球口は、一度に表示又は指示する必要はなく、予め定められた遊技状態が生起する毎に相違させて2つ以上としても良い。
(1)全体の構成について
図1に示すように、本実施形態のパチンコ機50は、縦長の固定外郭保持枠をなす外枠51にて各構成を保持する構造を有している。外枠51の左側上下にはヒンジ53が設けられており、ヒンジ53により、板ガラス61が嵌め込まれた前枠(ガラス枠)52及び後述の内枠が、外枠51に対し開閉可能に保持される。また、前枠52の板ガラス61の奥には、内枠に保持された遊技盤1(図2)が設けられている。
また、センターケース5の下方においては、第1始動口11の下側に、大当り抽選で当ると行われる大当り遊技の際に開放される特別電動役物からなる第1大入賞口20が設けられており、第1始動口11の右側に、該特別電動役物からなる第2大入賞口21が設けられている。
なお、遊技盤1の遊技領域3には多数の遊技釘が植設されており、盤面最下部にはアウト口が設けられている。
図3に記載されているように、確変移行権利装置13は、第2大入賞口21に入球した遊技球が排出される排出口13aと、後述する確変移行権利口15と、確変移行権利口15を閉鎖或いは開放するシャッター14を備える。
次に、パチンコ機50の電気的構成について説明する。このパチンコ機50は、図5のブロック図に示すとおり、主制御装置80を中心にして構成されている。なお、このブロック図には、単に信号を中継するいわゆる中継基板や電源基板等は記載されていない。また、詳細な図示は省略するが、主制御装置80,払出制御装置81,演出図柄制御装置82,サブ統合制御装置83のいずれもCPU,ROM,RAM,入力ポート,出力ポート等を備えている。また、発射制御装置84,電源基板にはCPU,ROM,RAMは設けられていないが、これに限るわけではなく、発射制御装置84等にCPU,ROM,RAM等を設けてもよい。
主制御装置80からの出力信号は試験信号端子にも出力されるほか、図柄変動や大当り等の管理用の信号が外部接続端子板78に出力されてホールコンピュータ87に送られる。
払出制御装置81は、主制御装置80から送られてくるコマンドに応じて払出モータ30を稼働させて賞球を払い出させる。本実施例においては、賞球として払い出される遊技球を計数するための払出SW31の検出信号は払出制御装置81に入力され、払出制御装置81で賞球の計数が行われる構成を用いる。この他にも主制御装置80と払出制御装置81に払出SW31の検出信号が入力され、主制御装置80と払出制御装置81の双方で賞球の計数を行う構成を用いることも考えられる。
発射制御装置84は、発射モータ40を制御して、遊技領域3に遊技球を発射させる。
サブ統合制御装置83と演出図柄制御装置82とは双方向通信が可能である。
[第1実施形態]
(1)概要について
次に、第1実施形態におけるパチンコ機50の動作について説明する。
また、第2特図に対応した疑似図柄として演出図柄表示装置6に3つの同一の数字図柄が揃って表示されると、第2大入賞口21が16ラウンド開放する大当り遊技が実行される。第2特図に対応した疑似図柄として2つの同一の数字図柄が表示されると、第2大入賞口21が所定時間(例えば、1秒〜2秒)開放する小当り遊技が実行される。開放した大入賞口21内の確変移行権利口15に遊技球が入球すると、その後に確変移行遊技が実行される。このとき、シャッター14は、第2大入賞口21の開放に同期して開放される。
(2)メインルーチンについて
まず、パチンコ機50の主制御装置80におけるメインルーチンについて、図6に記載のフローチャートを用いて説明する。なお、このメインルーチンは、2ms周期のタイマ割り込み処理として起動される。
一方、S10で肯定判定が得られた場合には、主制御装置80は、初期値乱数の更新(S20),大当り決定用乱数の更新(S25),大当り図柄決定用乱数の更新(S30),当り決定用乱数の更新(S35),リーチ判定用乱数の更新(S40),変動パターン決定用乱数の更新(S45)を行う。
また、S70では、主制御装置80は、次のタイマ割込みが発生してメインルーチンが起動されるまで、初期値乱数の更新を繰り返し行う。
次に、第1,第2始動口11,12への入賞を検出し、該入賞に応じて保留記憶等を行う始動口入賞確認処理について、図7に記載のフローチャートを用いて説明する。なお、本処理は、メインルーチンから実行される入賞確認処理からコールされるサブルーチンとして構成されている。
S115では、主制御装置80は、第2始動口SW12aの検出信号に基づき、第2始動口12への遊技球の入賞が発生したかを判定する。そして、肯定判定の場合は(S115:Yes)、S120に処理を移行し、否定判定の場合は(S115:No)、本処理を終了する。
(4)当否判定処理について
次に、保留記憶に係る大当り決定用乱数により大当り抽選を行う当否判定処理について、図8〜11のフローチャートを用いて説明する。なお、本処理は、メインルーチンから実行される。また、本処理の終了後は、大当り遊技を行うための大当り遊技処理が実行される。
S300では、主制御装置80は、確定表示されていた特図が大当り時のものであるかを判定し、肯定判定の場合には(S300:Yes)、S305に処理を移行すると共に、否定判定の場合には(S300:No)、S335に処理を移行する。本実施形態では、大当り時には第1特図又は第2特図に対応する疑似図柄が同一の3つの数字図柄で揃って表示される。
S369では、主制御装置80は、小当り遊技開始処理を実行し、小当り遊技の役物として第1大入賞口20又は第2大入賞口21を作動中とすると共に、サブ統合制御装置83に対しコマンドを送信して小当り開始演出を実行させ、本処理を終了する。
第1大入賞口20による小当り遊技は、遊技球が10個入賞するまで又は30秒経過するまで第1大入賞口が開放される。
第2大入賞口21による小当り遊技は、第2大入賞口21は所定時間(例えば、1〜2秒)開放される。
大当り遊技処理は、遊技球が10個入賞するまで又は30秒経過するまで第1大入賞口20又は第2大入賞口21が開放する処理を16回繰り返す周知の処理である。この処理中にサブ統合制御装置83に対しコマンドを送信して大当り開始演出を実行する。
前述したように、本実施形態では、第1特図に対応した疑似図柄として演出図柄表示装置6に同一の2つの数字図柄が表示されると、第1大入賞口20が1ラウンド開放する小当たり遊技が実行され、その後に確変移行遊技が実行される。
また、第2特図に対応した疑似図柄として演出図柄表示装置6に同一の2つの数字図柄が表示されると、小当りとして第2大入賞口21が所定時間開放され、開放した大入賞口21内の確変移行権利口15に遊技球が入球すると、その後に確変移行遊技が実行される。
この確変移行遊技を、図12及び図13に従って説明する。
本処理に処理が移行すると、図12に示す処理に従って主制御装置80からサブ統合制御装置83を介して演出図柄制御装置82にコマンドが送信され、演出図柄表示装置6に図13に示す画像が表示される。
本実施形態では、先ず、第1入賞口である普通入賞口25に制限時間内(例えば60秒)に入賞させるよう指示が表示される(図13(a))。制限時間の経過時間は、画面下にレベルメータとして表示される。このとき、普通入賞口25近傍の図示しないランプ(LED)を制限時間に対応させて点滅させても良い。制限時間の経過時間は、主制御装置80からコマンドとして送信し、画面上に表示するよう構成しても良く、図13(a)の画像を表示するコマンドを受信したときから、演出図柄制御装置82において計測する構成でも良い。要は、主制御装置80が行う処理との対応(同期)がとれていれば良い。
制限時間内に普通入賞口25に入賞したか否かは、左一般入賞口SW25aに制限時間内に入賞したか否かにより判断される(S510)。
制限時間内に入賞がなければ(S520)、主制御装置80からコマンドが送信され高確率に移行しなかった画像が表示される(図12(c))。制限時間内に普通入賞口26に入賞したか否かは、中一般入賞口SW26aに制限時間内に入賞したか否かにより判断される(S520)。
制限時間内に入賞がなければ(S520)、コマンドが送信され高確率に移行しなかった画像が表示される(図12(e))。
制限時間内に普通入賞口27に入賞したか否かは、右一般入賞口SW27aに制限時間内に入賞したか否かにより判断される(S530)。
制限時間内に普通入賞口27に入賞したか否かは、右一般入賞口SW27aに制限時間内に入賞したか否かにより判断される(S530)。
本実施形態では、通常遊技中は、第1始動口11又は第2始動口21に遊技球が入賞することによる大当りする確率は1/320である。通常遊技中に、第1始動口11に入賞することにより小当りする確率は1/50であり、第2始動口12に入賞することにより小当りする確率は1/25である。高確率時には、第1始動口11又は第2始動口12に遊技球が入賞することによる大当りする確率は1/32である。高確率遊技中は、小当りは存在しない。これらの確率値は適宜変更可能である。また、高確率中に小当りを発生させても良い。但し、このときには、高確率中なので、確変移行遊技は実行されない構成が好ましい。
なお、サブ統合制御装置83は、主制御装置80からのコマンドに基づき演出図柄制御装置82等を制御し、演出図柄表示装置6にて、保留図柄を表示する保留演出や、疑似図柄の変動表示を行った後に当否判定の結果や当り図柄等に応じた疑似図柄を停止表示させる図柄演出や、大当り遊技の進行状況を報知する大当り演出等の各種演出を行う。
本実施形態によると、第1始動口11に遊技球が入賞することにより小当り遊技が発生すると確変移行遊技が実行される。また、第2始動口12に遊技球が入賞することにより小当り遊技が発生し、開放した第2大入賞口21内の確変移行権利口15に遊技球が入球すると、その後に確変移行遊技が実行される。
小当り遊技は大当り遊技に比較して発生する確率は高く、高確率遊技では大当り遊技の発生する確率は極めて高い。
これにより、高確率に移行する確率を確変移行遊技により調整することができる。即ち、普通入賞口25〜27に遊技球が入賞する入賞率を、ゲージ構成により調整設計できる効果を有する。
従って、本実施形態に記載の発明は、従来の始動口に遊技球を入賞させ、ひたすら大当り図柄が表示されるのを待つデジタル的遊技だけではなく、普通入賞口25〜27に遊技球を入賞させるアナログ的遊技を提供する効果を有する。
しかも、小当り遊技を発生させる遊技、高確率中に大当り遊技を発生させる遊技は、従来のデジタル的遊技なので、デジタル的遊技の有利な効果も損なわない。
これにより、確変移行遊技の発生に、遊技者の技量が問われない遊技と問われる遊技を共に提供する効果も有する。
例えば、通常遊技中の大当りする確率を極めて低く、高確率中に大当りする確率を極めて高く設計すれば、小当り遊技を経た確変移行遊技が主となる遊技を提供することができる。
一方、通常遊技中の大当りする確率を比較的高く、高確率中に大当りする確率を極めて高く設計すれば、小当り遊技を経た確変移行遊技が従となる遊技を提供することができる。
さらに、通常遊技中の大当りする確率を比較的高く、高確率中に大当りする確率を比較的低く設計すれば、始動口11又は始動口12への入賞による大当り遊技と小当り遊技を経た確変移行遊技との役割が等しくなるような遊技を提供することもできる。
次に、第2実施形態について説明する。
第2実施形態は、図12及び図13に示す処理の替りに、図14及び図15に示す処理を実行するものである。第2実施形態では、第1始動口11に入賞して小当りが発生すると第1実施形態に示した小当り遊技が実行され、その後、図14及び図15に示す時短移行判定処理が実行される。しかし、第2始動口12に入賞して小当りが発生すると第1実施形態に示した小当り遊技が実行され、大入賞口21内の確変移行権利口15を遊技球が通過すると無条件に高確率遊技に移行する。第1実施形態の確変移行判定処理は実行されない。また、時短移行判定処理は実行されない。
このとき、演出図柄表示装置6の画面上には第1実施形態と同様の画像が図14に示す処理に従って表示される(図15)。
時短機能が発揮されると、所謂時短機能が発揮される。普通図柄作動ゲート22を通過することによる変動する普通図柄の変動時間が短縮され、普通図柄の当り確率も高く変更される。これにより、第2始動口12が開放する機会は高くなる。なお、普通図柄の当り確率を常時高く設定しておけば、時短機能が作動したときに高く変更する必要もない。
時短機能が発揮されると、特図の変動時間も短縮しても良い。これにより、第2始動口12に入賞する機会が多くなり、抽選する機会が多くなる。
この時短機能の終了は、時間、特図の変動回数又は大当り遊技の回数で決定しても良い。
第2実施形態は、第1実施形態と同様の効果を奏する他、第1始動口11に入賞して小当りが発生することに起因して第2始動口12の時短機能を作動させることが可能となる。この時短機能が作動すれば、第2始動口への入賞に起因した大当り遊技が可能となる。大当り遊技の発生に伴って大当り遊技終了後に高確率に移行する構成であれば、第1始動口11の入賞に起因した大当り確率が高確率になる。第1始動口11及び第2始動口12の確率状態は同一だからである。
即ち、第1始動口11への入賞に起因して直接に高確率に移行する場合と、第1始動口11への入賞に起因して第2始動口12について時短機能を作動させることにより間接的に高確率に移行する場合、の変化に富んだ遊技を提供できる効果を有する。
従って、時短移行判定処理は、第2始動口を有効とする(始動口としての機能を発揮させる)処理とも言える。通常時には、第2始動口が開放することが殆どない確率又は殆ど入賞しない開放時間とし、時短機能が発揮されると開放する確率を高くする又は開放時間を長くすれば、通常時には有効でない始動口を時短移行判定処理により有効とする処理と言える。
変形例として、第2始動口12を開放しなくとも入賞可能な普通電動役物として構成し、通常時は入賞があれば賞球を払出すのみで始動口として機能させなく、時短移行判定処理による条件をクリアすれば時短機能と共に始動口としの機能も発揮させる構成でも良い。或いは、第2始動口12を普通入賞口として構成し、通常時は入賞があれば賞球を払出すのみで始動口として機能させなく、時短移行判定処理による条件をクリアすれば始動口としての機能を発揮させる構成でも良い。
本実施形態では、普通入賞口25〜27の3つの普通入賞口としたが、複数以上の普通入賞口とすれば良い。また、普通入賞口だけに限定されなく、普通電動役物、第1種非電動役物、第2種非電動役物、通過口(ゲート)等を含んでも良い。
また、本実施形態では、普通入賞口25〜27を並べて配置したが、盤面上の配置位置は問わない。
例えば、予め定められた制限時間内(例えば、10分)に全ての入賞口に入賞させる構成でも良い。このとき、順番に入賞させる構成でも良く、順番を問わない構成でも良い。また、順番は小当り図柄の種類による相違させても良い。
また、小当りが発生する確率が低い場合には、確変移行判定処理は1回で終了させるのではなく、複数回以上繰り返すことが可能な構成でも良い。複数回以上繰り返す構成では、複数の回数を繰り返すことにより全ての普通入賞口を指定する構成が考えられる。但し、小当りが発生する確率が高い場合には、回数は少ないほうが好適である。
例えば、通常遊技中の外れ変動回数が所定数に至ったとき、通常遊技中の発射個数が所定数に至ったとき等に、図12及び図13に示す処理を実行し、高確率に移行する構成でも良い。或いは、遊技開始直後から実行する構成でも良い。また、第1特図又は第2特図に対応する3つの疑似図柄が同じ奇数数字図柄で揃う特定大当りのときに、大当り遊技終了後に高確率移行判定処理を実行し、3つの疑似図柄が同じ偶数数字図柄で揃う大当りのときには、単に大当り遊技のみを実行する構成でも良い。
例えば、通常遊技中の外れ変動回数が所定数に至ったとき、通常遊技中の発射個数が所定数に至ったとき等に、図14及び図15に示す処理を実行し、時短遊技に移行する構成でも良い。或いは、遊技開始直後から実行する構成でも良い。また、第1特図に対応する3つの疑似図柄が同じ奇数数字図柄で揃う特定大当りのときに、大当り遊技終了後に時短移行判定処理を実行し、3つの疑似図柄が同じ偶数数字図柄で揃う大当りのときには、単に大当り遊技のみを実行する構成でも良い。
予め定められた時間内に各普通入賞口25〜27に入賞する入賞数の合計が所定数以上となる条件をクリアすれば、高確率遊技又は時短遊技に移行するよう構成しても良い。この構成でも、普通入賞口25〜27に入賞させる意義が生じる。
これにより、遊技者の技量が良くない場合でも、遊技者に有利な遊技を行うことが可能となる。遊技者の技量が良い場合には、早期に遊技者に有利な遊技を行うことが可能になる。
また、予め定められた遊技状態が生起すると遊技者に必ず有利な遊技を行うことが可能となる。
図16に示すフローチャートでは、図12と同じステップ番号は第1実施形態と同じ処理を行う。
図16に示す処理では、ステップS510〜S530で否定判定されれば、トライ回数nをインクリメントし(S531)、このインクリメントされたトライ回数nが所定回数Nに至るまで高確率移行判定処理が繰り返される(S532)。インクリメントされたトライ回数nが所定回数Nに至ればトライ回数nは零クリアされた後、高確率に移行する処理が強制的に実行される(S532、S533、S540)。トライ回数nは、初期設定時にも零クリアされる。
演出図柄表示装置6の画面上には、トライ回数n又はトライ時間tを、所定回数N又は所定時間Tと共に表示するのが好適である。
上記実施形態の説明で用いた用語と、特許請求の範囲の記載に用いた用語との対応を示す。
図12に示す処理及び図13に示す画像が、予め定められた遊技状態が生起すると複数の入球口のいずれかの入球口と関連した表示又は指示を行う表示指示手段、表示指示手段による表示又は指示と関連する入球口に入球することに起因して当選する確率を高くする確率上昇手段、に対応する。
具体的には、第1始動口11又は第2始動口12への入賞に起因して発生する小当りが予め定められた遊技状態、図13(a)、(b)及び(d)が表示指示手段、S500〜S540の処理が確率上昇手段、に対応する。
Claims (1)
- 盤面上に複数の入球口と始動口とを備え、
該始動口として遊技球が入球困難な閉鎖状態から入球容易な開放状態に変化可能な可変入球口を少なくとも含み、
前記始動口に入球するタイミングに起因して抽選し当選すると電動役物を開放する当り遊技を行う弾球遊技機において、
遊技状態を、前記可変入球口の前記開放状態が通常よりも延長された開放延長状態に移行させる開放延長状態移行手段と、
前記当選する確率が低い遊技中に、予め定められた遊技状態が生起すると前記複数の入球口のいずれかの入球口と関連した表示又は指示を行う表示指示手段と、を備え、
該表示指示手段による表示又は指示と関連する前記入球口に入球することに起因して前記開放延長状態移行手段により遊技状態を前記開放延長状態に移行させ、
前記予め定められた遊技状態は、前記抽選が当選していないことを示す外れ図柄の表示回数が予め定められた回数に至った遊技状態であり、
該外れ図柄の表示回数は前記当選の確率が低確率中の回数である、
ことを特徴とする弾球遊技機。
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