JP4224518B2 - 相対的入力時間に基づいてグラフィックデータを編集する為の装置 - Google Patents

相対的入力時間に基づいてグラフィックデータを編集する為の装置 Download PDF

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Description

本発明は、相対的な入力時間に基づいてグラフィックデータを編集する為の装置に関する。より具体的には、本発明は、データが空間的に重なっていてもデータが相対的入力時間に基づいてフィルタリングされ、グラフィックデータの異なるページに割り付けられるようにデータシーケンスを処理する為の装置を提供するものである。
電子データ取り込み装置は、近年、データを電子的に取り込んでインデックス付けをする為の効果的な手段として人気を得ている。例えば、宅配業者、小売店、製造業者、その他で従来のフォーム用紙へのデータ入力を部分的、或は完全にデータの電子的保存に切替える為にこのような電子装置が一般的に利用されており、記録保存用スペースの節約が図られている。他の事例を挙げると、小売店の多くは現在クレジットカード取引を処理する為に署名取り込み装置を利用している。すなわち、顧客はカーボン紙のかわりに自分の名前をペーパーレスの電子取り込み装置へと署名する。顧客に対しては再生した署名の入った領収書及び購入記録がハードコピーにプリントアウトされる一方で、小売店の方はその取り引きの電子的記録のみを保存する。
このような電子取り込み装置の殆どは、例えば、入力データが自動的に正しい書類に適用されるようになっている等、誰が行なっても失敗しないように比較的に安全に作られており、署名又はデータを誤った取引記録に取り違えてしまうような可能性は低い。取り込み装置が複数の段階的処理(例えば、クレジットカード処理)の1要素として制御される場合、通常は一度に処理する取引を1つに限り、顧客の署名をその処理中の所定の時間にのみ受容してその署名が明確に適正な取引データに関連付けられるようにすることで、エラーが起こらないように制御される。同様に、在庫追跡及び同様の用途に用いられる携帯用装置の場合も、取り込み装置は一度の処理が1フォームに限られるように作られている場合が多い。
これらの電子装置(及び従来の帳票処理の慣習を電子的手法に置き換える為の他の多くの装置)はそれらに企図された目的を果たす上では便利なものであるが、例えば、入力したデータの編集が出来ない等、柔軟性に欠ける不便な部分がある。更に、電子データをその内部に記憶しなければならない装置(例えば、携帯用装置)はかなり大きな内部メモリを必要とすることが多い為、このような装置のコストは高く、重量も重くなる。従来の帳票処理アプリケーションの多くにおいては一般的に、ユーザーが標準的なハードコピーのフォームを記入しつつ、動きまわりながら同時に複数のフォームを取り扱えることが望ましい。
最近の米国特許第5,629,499号(以下'499特許と称す)では、複数ページ又はフォームを同時に処理するという問題について部分的な解決法が提供されているが、ここでは複数ページの携帯用デジタイジング・クリップボードの特許が開示されている。このクリップボードを利用すれば、ユーザーは筆づかい(ペンストローク)情報を取り込むデジタイザを下に敷いた状態で複数の重なった用紙上に実際に書込むことが出来る。ユーザーインターフェースは複数あるぺージの中の現在ページのディスプレイ表示を切替える為に使用されるもので、これにより取り込まれた電子データは選択したページに関連付けられる。従って、ユーザーはクリップボード上に全て重ねられた状態の複数のハードコピーページにデータを記入することが出来る一方で、クリップボードは各ハードコピーページをアーカイブ保存又は再生する為のペンの動きに対応する電子情報を同時かつ自動的に生成することが出来るのである。
残念ながら、'499特許に示された主要実施例においては、電子情報が適正なページに関連付けられるように、ユーザーは正確、かつ正しいタイミングで現在ページの定義を切替えなければならない。ページ定義を正しく切替えなかった場合、情報が誤ったページに関連付けられてしまう可能性がある。ユーザーが正しくページ定義を切替えないと、別々のページに対する情報として意図したデータが空間的に重なり合った状態で不正に単一のページに関連付けられてしまう。'499特許は、また、入力したデータを編集する方法については全く触れていない。
複数のフォーム間で生じたデータの転置に起因するエラーの影響を大幅に低減する為の機構を提供する装置が絶対的に必要とされている。更に、入力した電子データの容易な編集機能を提供する装置にも絶対的なニーズがある。理想的にはこのような装置は、上述した手書き式の取り込み装置だけではなく、グラフィック又は空間座標を表わすデータを作成する幅広い範囲の装置及びアプリケーションに適用し得るべきである。本発明はこれらのニーズに応え、これに類する更なる利点を提供するものである。
米国特許第5,629,499号
本発明は、データにいかなる空間的重なりがあったとしても相対的入力時間に基づいてデータがフィルタリングされ、複数ページの1つに割り付けられるような方法でデータのシーケンスを処理する装置を提供することにより上述したニーズに応えるものである。具体的には、本発明は、ビデオテープの編集に似た方法で(例えば、データの時間順のエントリを表示し、オペレータに再生や削除機能を提供する等)、データをフィルタリングすることが出来る機械可読命令を提供するものである。この結果、本発明は、ほぼ全てのグラフィク処理環境(例えば、パーソナルコンピュータ)において安価で実現可能の使い易い装置を提供するものである。
本発明の一形態は、機械可読媒体上に記憶された機械制御用命令を提供するものである。これらの命令(例えば、ソフトウエア、ファームウエア又は機械を制御する他の方法)は、オペレータがそのデータに付随する相対的時間に基づいてデータを編集することを可能にするものである。命令はデータを第一のグラフィック・ディスプレイ・ウィンドウに関連付け、そしてデータのサブセットを定義する為にオペレータからの相対的時間パラメータを定義する入力を受け入れる。次に、命令はデータのサブセットをそのデータから分離し、残りのデータを残すが、この残りのデータを第一のグラフィック・ディスプレイ・ウィンドウ中に表示することが出来る。このようにして、データのサブセット(例えば、個々のペンストローク、或はそれらのグループ又は一部)を、それらに付随する相対的時間に基づき、データの空間座標においていかなる空間的重なりがあっても残りのデータから排除することが出来るのである。
本発明のこの形態のより具体的な態様において、データは連続的なペンストロークを表わす、一定の周期的間隔(例えば、ペン使用中の10ミリセカンド毎)でサンプリングされたペンストロークデータであっても良い。命令は、機械にデータを入力時間に基づいて表示させ、これによりオペレータがデータを順方向及び逆方向に再生出来るように、そして実際にデータが入力された速度とほぼ同じ速度でディスプレイモニタ上にデータ入力をシミュレーションすることが出来るように作用する。
本発明の第二の形態は、上述した命令と同様のタスクを実行する方法を提供するものである。
本発明に対するより深い理解は、以下の詳細説明と添付図面を参照することにより得られる。特定の実施例の詳細説明は、本発明の特定の実用例を構築し、使用することが出来るように記述したものであり、列挙した請求項を限定することを意図したものではなく、その特定の事例を挙げたに過ぎない。
上に概要を述べ、請求項により定義された本発明は、以下の詳細説明と添付図面を参照することによりより深く理解することが出来る。本発明の特定の好ましい実施例を構築し、使用することが出来るようにする目的で以下に記述した特定の実施例の詳細説明は、列挙した請求項を限定することを意図したものではなく、その特定の事例をあげたに過ぎない。以下に示す特定の実施例は、具体的にはデジタル電子クリップボード、遠隔エディタ、及びスプライシング・ソフトウエアといったデータ入力システムの推奨される特定の実用例である。しかしながら、本発明は他の種類の装置にも適用可能である。
I.主要部品の説明 本発明は、ページ及びフォーム処理装置用の特別なアプリケーションを持つデジタル電子クリップボード11として実施されている。米国特許第5,629,499号(以下'499特許と称する)は、この実施例に利用されるクリップボードデザインに関連する背景を説明するものであり、本願にその全てが参考資料として組込まれる。
第1図を参照すると、デジタル電子クリップボード11は、最上ページ14(例えば、白紙又はデータ入力フィールドを有する事前に印刷した書類)を支持するデジタイザ部13、ページに記入する為の、そして電子ペンデータを生成する為のペン15、及びペンをクリップボードへと物理的、電気的に接続するコード17を含むものとして図示されている。本発明の状況においては複数のフォームを同時に処理する能力がユーザーに提供されることが望ましく、この為、最上ページの下には第二の最下ページ20が存在することを示す為に最上ページの隅18をめくり上げた状態で描いた。クリップボードは各ページ14又は20上に書込みを行う為に、そして、データの入力をフォーム用紙に行うと同時に各ページ上に書込まれた全ての情報の電子的記録を作る為にそれらのページの間を随意に切替える為に利用される。
クリップボード11は更に、ページ14、20を用紙支持面23へと留める為の、そして多数の追加ページを全てが重なり合った関係で容易に加えられるようにする為のクリップ機構21を含む。第1図は、また、特定のフォーム又は事前印刷フォーム上の特定のフィールドにリンクする音声データを入力する為に随意選択で利用可能の内蔵型マイク24を採用していることも示している。ペンはペン先19(ユーザーが例えばインク、鉛筆その他でぺージに記せるようなもの)、圧力検出機構及びデジタイザ部13に対するペン先19の位置を表わす信号を生成する位置検出電子部品を含む。ペン15は更に、ペン先19がページに対して押しつけられた場合(例えば、該ページ上への記入にペンが使用されている場合)に発光する発光ダイオード(LED)35を含んでいても良い。
ユーザーはハードコピーページへのデータ記入をいずれの所望の順番で行なっても良いが、ユーザーが1枚のページ14又は20への書込みを止め、他のページ20又は14への書込みを開始する場合にはクリップボード11に「知らせる」ことが望ましい。そうする為には、電子的記録中のページ変更を電子的にマーキングする為の複数の機構を組み込めば良い。例えば、推奨されるクリップボード11は、事前定義のメニューから特定のユーザーコマンド(例えば、ユーザーがどのページに書込みを行なっているかをクリップボードに知らせる為のコマンド等)を表示・選択する為の電子ディスプレイ及びボタンを含むユーザーインターフェースを有している。装置は、また、ユーザーが新たなページの書込みを始める度にそのページに印刷されたバーコード27をスキャンする為のバーコードスキャナ(第1図には図示せず)を含んだものでも良い。この実施例においては、バーコードはフォームの「タイプ」(例えば「インボイス」等)と同時に、記入済みのハードコピーの「インボイス」を他の「インボイス」と区別する一意のシリアルコード(フォーム「インスタンス」)を含む。このクリップボード11は必ずしも情報(例えば「インボイス」)が事前印刷されたページに限って利用されるわけはなく、バーコード又は識別子により全く同じ方法で識別することが出来る為、空白ページに対しても同様に利用出来る点に留意が必要である。クリップボード11に好適なバーコードスキャナの詳細は、本願に参考資料として全体が組込まれ、本願と同日に出願された同時係属中のRobert Leichner、Bo Curry及びDan Flickingerによる特許出願番号__/___,___,"Handheld Writing Device and Related Data Entry System"に記述されている。
本発明においては、ページ変更コマンドと、ペン及びデジタイザからのデータは、ユーザーコマンドとペンデータの両方を表わす単一のシーケンス化したデータへと統合される。ペン15はクリップボード電子部品により10ミリセカンド毎にサンプリングされ、クリップボードに対するx及びyの空間座標と同時にペン先にかかる圧力も表わすペン位置データの連続ストリームが生成される。この実施例における圧力表示には、ペン先がページに押しつけられているのかどうか(例えば、ペンが「書込む」為に使用されているのかどうか)を示す1ビットのチップ−ダウン(ペン先が下向きの状態であることを示す)信号が含まれるが、相対的圧力、即ち、ページに対する各ペンストロークの「濃さ」を表わす為に、より多くのビットを使用しても良い。
ページ変更コマンドの選択においては、クリップボード11のユーザに対して幾つかのオプション(例えば、上述したバーコードによるスキャンオプション)が提供されるようになっていても良いが、コマンド選択の為にはユーザーインターフェース25が常に利用されることが好ましい。この選択は、ユーザーに対して個々に表示される異なるフォーム即ちページの記述内容をスクロールする為のスクロールボタンを使用して実行される。そして、選択した記述内容が表示されている間に「実行」ボタンを押すことにより、上述した方法での所望のページ又はフォームの識別子のデータストリームへの挿入がトリガされる。
「タイプ」データに関連して、ユーザーインターフェースからのユーザーコマンドが、特定の他のコマンドと共にペンデータストリームに拡張文字として連続的に挿入される。即ち、コマンドは可能な限りすぐに(例えば、ペンデータのサンプルが同時に処理されていない場合は即座に、ペンデータのサンプルが同時に処理されている場合はその直後に)データストリームへと挿入される。この結果得られる、ペンデータと結合した特定コマンドを含む集合データストリームは、後に遠隔エディタ(好適なデータ編集ソフトウエア及びクリップボードインターフェースソフトウエアが走る遠隔コンピュータが望ましい)にアップロードする為にクリップボード11の内蔵メモリに連続的に記憶される。挿入されたコマンドが特定のフォーム(例えば、最下フォーム20)を識別するものであった場合、集合データストリーム中のそのコマンドの位置が一時的に有効となり、その識別子に続くメモリ中の全ての電子データを、他のページへの変更を示す他の電子識別子が出現するまで、最下フォームに関連付けることが出来る。
データストリームへと挿入された電子識別子(ページ変更用)は利用されたフォームタイプを具体的に識別するものであり、情報が遠隔コンピュータへと転送されると、事前印刷情報が入力ペンデータと電子的に統合されるようになっていることが望ましい。例えば、クリップボード11のユーザーが「インボイス」を記入している場合、クリップボードにより生成される電子データは、遠隔コンピュータ(第1図には図示せず)上で走るプログラムが未記入のインボイスとその電子データとを電子的に結び付けることが出来るようなコードを含んでいることが望ましい。即ち、クリップボードは後にフォームの電子画像と統合することが出来るデータを生成するのである。更に、フォーム「タイプ」及び「インスタンス」の両方を表わすコードにより、遠隔コンピュータが自動的に入力データを以前に入力された同じページ又はフォームのデータに結合出来るようになる。ユーザーがクリップボードの第一セッション中にフォームの記入を開始し、データを遠隔コンピュータにアップロードし、その後第二のセッション中に同じページ又はフォームの記入を完了した場合でも、遠隔コンピュータ上のソフトウエアはそれらのデータを同じページ又はフォームに関連付けることが出来る。各ページ又はフォームの特定のコードはフォーム追跡用の唯一の機構ではなく、クリップボードは更にクリップボード上の有効ページ(例えば、ページ1から132)を単に識別するだけのインデックスも利用する。この好ましい実施例においては、ページ及びフォームを追跡及び処理する為にクリップボード及び遠隔コンピュータはインデックス及び特定コードを利用する。本願において使用される場合、「フォーム」という語は、1枚以上の「ページ」を有する事前印刷フォーム及び白紙フォームの両方を意味する。
推奨されるクリップボードの実施例は、ユーザーがページ変更のマーキングをし忘れたり、誤ったマーキングをしてしまった場合でも、生成後に容易に編集出来るような方法で入力データを生成、系統化するものである。この場合、多くのアプリケーションにおいて、多数の異なるページの作成・マーキングに利用可能の柔軟な装置を有していることが望ましい。推奨されるクリップボードは、ペン15を使って入力した全てのデータと、ユーザーが入力した特定コマンドとを表わす単一のデータストリームを、ペンデータの後の並べ変えや編集が容易なようにストリーム中で順番に配列するように生成することにより、このニーズに応えるものである。こうして遠隔コンピュータ上のソフトウエアを通じ、フォーム毎に専用の画像ウィンドウ中にペンデータを表示することが出来る。ソフトウエアは、表示データのみを記憶することが出来るものか、或はフォームを再現する為に表示データをフォーム「タイプ」を表わす画像情報(例えば、未記入「インボイス」画像)と統合することが出来るものである。以下にも更に説明するが、重要なのは、それが他の(正しく割り当てられた)ペンデータと空間的に重なっていたとしても、ペンデータを複数のページ間で識別し、切り取り、そして再割り付けすることが出来るように、相対的入力時間に基づいてペンデータ処理を行う「スプライシング」ソフトウエアを遠隔コンピュータ上に更に走らせていることである。
推奨されるクリップボードの機能的構成を更に説明する前に、実施例中で使用される幾つかのコマンドの性質と同時にクリップボードの様々なアプリケーションに推奨されるフォーム階層を説明しておく方がわかり易いであろう。以下に説明するようなフォーム階層を利用すると、通常は定義された事前印刷フォームが使用される特定の商業用途にクリップボードを容易に適合させることが出来る。
A.コマンド コマンドは、自動的にクリップボードにより、ユーザーにより(ユーザーインターフェースを介して)、又は遠隔コンピュータにより生成することが出来る。クリップボードにより自動的に作成され、データストリームへと挿入されるコマンドの一例がタイムスタンプであり、これは新たなペン「ストローク」毎(例えば、ペン先に「圧力」がかけられる毎にペンとページとの間の新たな接触が示される場合等)にデータストリームへと挿入することが出来る。タイムスタンプは、また、ペンデータのサンプリング毎にクリップボードの中央処理装置(CPU)によっても作ることが出来、CPUによりサンプリング及びフォーマットされたペンデータの元のストリームの一部として形成することが出来る。ユーザーにより生成されたコマンドの例には、記入する新たなページの選択、新たなフォーム「インスタンス」の作成、クリップボードの活動メモリからのページの削除、或はクリップボードのシリアルメモリから遠隔コンピュータへのデータのアップロード等、ユーザーインターフェースの「実行」ボタンを使用した入力の殆どが含まれる。ユーザーからのコマンドは、また、スキャンしたフォームのバーコードであったり、或はバーコードスキャナがクリップボードに接続している場合にはパッケージのバーコードであったりする場合もある。最後に、遠隔コンピュータからのコマンドにはデータの再転送要求、クリップボードへの追加フォーム定義のダウンロード、或はクリップボードのCPU上で走らせる為のソフトウエアのダウンロードが含まれる。遠隔コンピュータとクリップボードとの間の通信は、赤外線通信等のいかなる機構を介して行なっても良いが、出来ればクリップボードと遠隔コンピュータとの通信は、基本的にはシリアル通信ポート(RS232又は同様の標準的コンピュータインターフェース)によるものであることが望ましい。
本発明においては、ユーザーが特定のフォームインスタンス(及びページが適切な場合はページ)の記入、或は作成を希望することを識別するコマンドは、ペンデータストリームの有効位置へと直接的に挿入される。出来れば複数の既存のフォームがクリップボードに既知であり、新たなフォームは全てフォーム階層(第2図を参照しつつ後に説明)により定義付けられるように作成されることが望ましい。既知のフォーム間での切替えは、CPUの有効フォームリストを使い、ユーザーインターフェース25を用いてクリップボード上にある複数のページの中から1ページを選び、適切な選択が表示された時に「実行」キーを押してそのページを選択することにより実行される。ページを表わすバーコードをスキャンする為にバーコードスキャナが用いられている場合は、CPUはファームウエアにより、まず有効フォームリストを検索してスキャンされたバーが有効フォームに対応するものであるかどうかを判定し、そうでなかった場合はCPUは自動的に新たなフォームを作成(有効フォームリストへとページ及びフォームタイプ定義を追加)する。ユーザーが新たなページをクリップボードへと追加することを表明する為にユーザーインターフェース25を手動で利用する場合、ユーザーは第2図の説明に関連して後に触れる事例のようにメニューオプションから「フォーム作成」を選択し、フォームタイプ、インスタンス及びページを選択する。ページ選択又はページ作成する為のユーザーインターフェース25からのコマンドは、ユーザーが「実行」キーを押した時に実行(及びペンデータストリームへと挿入)される。
ユーザーにより選択された特定のコマンドだけがデータストリームへと挿入される種類のコマンドではない。その一例を挙げると、ペンがページに対して新たに押しつけられる度にタイムコードが自動的にデータストリームへと挿入され、日時の両方が表示される。
B.フォームタイプ及びインスタンスの定義 第2図はクリップボードのメモリに記憶された仮想的フォーム階層37を示す図であるが、階層は特定のアプリケーション用に作り上げることが出来る。例えば、第2図は一般的に利用される「注文書」39、「インボイス」41、「譲渡証書」43及び「新フォーム」45(すなわち、白紙或は既知ではないページ)を含む商用フォームを示したものである。図示した階層は新フォームを定義する為、或は古いフォームを有効化してCPUにそのフォームを有効フォームリストに加えさせる為のいずれかに利用することが出来るものである。
記憶した事前定義のフォームタイプ階層をアクセスする為にユーザーインターフェース25を利用する際、ユーザーはルート・メニュー・コマンドをスクロールして「フォーム」47という語をユーザーインターフェースの液晶ディスプレイ(LCD)上に表示し、「実行」キーを押す。その後、ユーザーは事前定義のフォーム「注文書」39、「インボイス」41、「譲渡証書」43及び「新フォーム」45をスクロールして行き、LCD上に表示されたいずれかの選択肢を選択する為に再度「実行」キーを押す。このように選択された総合フォーム「タイプ」を得たユーザーは、次に、ユーザーが既存の「インスタンス」49(例えば、以前に開始したデータを既に有するフォーム)か、或は新たなインスタンス51(まだ開始していない未記入フォーム)のいずれかを選択することが出来る、他のメニュー選択手順を開始することが望ましい。新たなインスタンスを選択すると、新たなフォームに新インスタンス番号(例えば、既存譲渡証書、番号2)が割り当てられる。フォームが複数ページを含む種類のものであった場合、ユーザーには第2図の符号53で示されるように、複数ページのうちの特定の1ページの選択等が出来る他のメニューが表示される。第2図の符号55により更に示されるように、ユーザーは符号57及び59によりそれぞれ示される単数ページ或は複数ページから構成される新フォーム(例えば、空白のページ又は以前に定義付けされていないフォームタイプ)の定義付けを行うことが出来る。
フォーム上に入力したデータはユーザーに電子的に表示されることは無く、以前に開始したフォームインスタンスからのペンデータがクリップボードの内部メモリへと必ずしも記憶されるわけでも無い。むしろページが新たに作成される、或は有効化される度に、各種のコマンド処理を行う為にクリップボードのCPUが予約したメモリ空間中にインデックスが作られるのである。書込みの終了したフォームインスタンスは、出来ればフォーム又はページが完了し、遠隔コンピュータへとアップロードされた後にメモリから削除されることが望ましい(例えば、遠隔コンピュータから自動的に送られたコマンドにより、或はユーザーインターフェースを選択的に使用することにより行う)。
例えば、ユーザーが初めて新フォームインスタンスを開始した場合、新フォームインスタンス用に入力したデータはクリップボードの内部メモリへと(コマンドコードと共に)記憶される。ページ識別コードもまた作成され、CPUの予約メモリ空間中、及びデータストリーム中に記憶される。その後、ユーザーは随意選択によりそのページ又はフォームに対応する逐次記憶メモリの内容を遠隔コンピュータにアップロードし、対応するデータを削除してクリップボード中の入力データのメモリを消すことが出来る。しかしながら、クリップボードは、作成された特定のフォームインスタンスのフォーム識別コードの記憶を選択的に保持する。この結果、ユーザーは後にそのフォームインスタンスを呼び出して追加データを加えることが出来、この追加データはクリップボードのメモリに記憶される。クリップボードは入力されたデータを表示することはないが、それを単純にその特定のフォームインスタンスに対応するものとして識別し、遠隔コンピュータに示す。逐次記憶メモリの内容が再度遠隔コンピュータへとアップロードされると、遠隔コンピュータは逐次記憶メモリ中に挿入されたページ識別コードを利用して前にアップロードされている元データと新たにアップロードされたデータとを結合する。重要なのは、ペンストロークの各々がそれに付随する少なくとも1つの入力時間を持ち、従って遠隔コンピュータは異なるペンストロークを入力時間により区別、分離することが出来、空間的重なりがあったとしてもそれらを異なるフォームへと再指定することが出来る。
II.推奨されるハードウエアの機能的構成 次に、推奨される装置の物理的及び電子的構成を、第3図を参照しつつ更に説明する。
クリップボード及びその内部の機能部品を第3図の符号11により示す。第3図は更に、遠隔コンピュータ61への遠隔転送機構(例えば、モデム、赤外線通信又は他のシリアル通信等)を使用していることを示している。好ましくは好適な画像作成及びインターフェースソフトウエアを走らせているパーソナルコンピュータである遠隔コンピュータは、入力されたペンデータをアップロード、表示、処理及び編集する為に利用される。遠隔コンピュータは、また、コンピュータディスク63があることからわかるように、アーカイブ保存用にデータを処理する為にも利用することが出来る。
第3図は、ペン15、用紙支持面23(デジタイザを含む)、ユーザーインターフェース25、CPU、サポートチップ処理機能を示す幾つかのボックス、及びクリップボードが利用するメモリ(2つのボックス67、69:全体的には65により示す)を示している。データ記憶に利用されるメモリは、不揮発性「フラッシュ」メモリであることが望ましく、クリップボードは出来れば、追加メモリを持つPCMCIAカードを受容する為の外部スロットを有した内部固定メモリ(理想的には少なくとも1メガバイト)を利用したものが良い。第一のメモリボックス67はランダムアクセスメモリ(RAM)中にCPU機能用に予約したメモリ空間を表わし、第二のメモリボックス69はデータ及び選択コマンドの逐次記憶に利用されるフラッシュメモリ(「データメモリ」)である。第3図は更に遠隔コンピュータとの通信73用の、好ましくはシリアル通信ポートを含むデータ伝送ポート71を示している。
推奨されるユーザーインターフェースを第3図の符号25に示した。個々のメニュー選択肢を表示する為にLCD75を用いており、「上」スクロール及び「下」スクロールボタン77は表示可能のメニュー選択肢をスクロールする為に利用される。インターフェースは、更に、表示されたメニュー選択肢を選択する為の「実行」ボタン79、ルートメニューへと戻る為の「メニュー」ボタン、データを遠隔コンピュータへと転送する為の「送信」ボタン、そしてCPU用に予約されたメモリ空間からフォームインスタンスを削除する為の「削除」ボタンを含んでいる(最後の3つのボタンは、第3図においては集合的に符号81で示した)。重要なのは、データとユーザーコマンドを結合した単一データストリームの遠隔コンピュータ61への転送だけが唯一生じ得る種類の伝送ではなく、「送信」ボタンはクリップボードをフォームタイプ定義に関わるソフトウエアコマンド及びプログラミングの両方を受け入れられる状態に設定する(クリップボードのファームウエアを通じて)為にも利用されることが望ましいという点である。
ユーザーが新たなフォームインスタンスを作成する時、CPUはフォームの各ページに対するインデックスを割り当て、これを予約メモリ空間67の有効フォームリスト中に記憶する。CPUは更に各ページに対して一意のコードも割り当てる(もし、それがクリップボードに既知のものでなかった場合、例えば、メモリ又はスキャンしたバーコードを通じて行う)。新たに作成したフォームは、タイプ識別子(例えば、「インボイス」)及び一意のシリアルコードを含む識別コードと共に、例えば「1」のインデックスを与えられる。有効フォーム間を切替える際、ユーザーはクリップボード面上に重ねられた複数のページ間を切替える為に前述したフォーム階層の位置を確認して行く必要はなく、単にCPUの有効フォームのインデックスをスクロールして「実行」キー79を押すだけで良い。ペン15を使って入力したデータは現在選択されているページに関連付けられ、用紙支持面とユーザーが書込みを行なっているフォームとの間に多数のページがあったとしてもペン位置は検出される。
ペン先19が新たに押圧される毎に、クリップボードのCPUはリアルタイムクロック83をサンプリングしてこのデータ(日時を含む)をクリップボード及びペンからのデータストリームへと挿入する。クリップボードは、通常、スリープモードに保持され、ユーザーがペン先を物体へと接触させると覚醒し、よってペン中のスイッチは閉じ、これによりCPU中の割り込み信号がトリガされる。この割り込み信号によりCPUはクリップボードの電子部品を有効化し、活動的にペンの「聴き取り(リスニング)」を始める。「リスニング」の間は、クリップボード上への書込み(例えば、チップ−ダウン・スイッチが同時に閉じている状態)を表わすデータのみがペンデータストリームとしてデータメモリ69へと送られるものの、クリップボードは10ミリセカンド毎にデータをサンプリングすることが望ましい。クリップボードはペンデータを処理すると同時に、第3図のブロック87に示すようにそのデータを適宜圧縮する。
ユーザーがユーザーインターフェースを使ってページを選択(又は新たなページ又はフォームを作成)する度に、CPUは有効ページ及びフォームのインデックスを使って特定のページに対応する一意の識別コードを予約メモリ空間から検索し、前述したようにこの識別コード89を加算接合器を介してデータストリームへと挿入する。集合データストリームはその後データメモリ69へと逐次記憶されるが、この時メモリ位置はフォームインスタンス毎にインデックス付けされ、ページ及び入力時間もまた、CPUの予約メモリ中に記録される。
他のユーザーコマンドを処理する際、CPUは逐次記憶メモリ中に記憶されたデータの取り扱いにおいて予約メモリ空間67に依存する。例えば、ユーザーが特定のフォーム及びインスタンスを削除するメニュー選択肢を選択した場合、CPUはその予約メモリ空間を確認してそのデータに対応するデータメモリ69中のデータ位置を把握する。CPUはデータメモリ中のデータを物理的に上書きする必要はなく、むしろその予約メモリ空間を変更してそのフォームに対応するデータメモリの利用を示す参照を削除する。同様に、CPUは特定フォームデータの遠隔コンピュータ61へのアップロード要求の処理を、例えば、クリップボード中の選択したメモリ位置にあるデータのみを逐次記憶メモリに伝送させる命令をすることによって行う。
III.推奨されるデータフォーマットA.ペンデータ生成 クリップボードが覚醒状態の間、CPUはペンデータをアナログ信号として受信し、そのデータを処理してペン位置、及びそのペンデータが「インク」を表わすものか、或は他のページマーキングを表わすものかを判定する。クリップボードの用紙支持面の下には信号が時間で分離され、トレース線が独特の構成に配列されたx及びyドライバ信号の交叉パターンがあり、これによりペンが用紙支持面から数mm離れていたとしてもその面に対するペン位置をCPUがほぼ正確に判定することが出来る。例えば、用紙支持面は非反復パターンの8つの異なるxドライバ線及び8つの異なるyドライバ線を繰り返し使用することが出来る。ペン先19はこれらのドライバ信号を、異なる時間において、ペンと対応ドライバ信号との間の距離によって異なる相対的大きさで電子的に検出する。ペンはデータ信号をA/D変換器へと供給し、CPUはこのA/D変換器に対して10ミリセカンド間隔で応答指令信号を送る。この間隔各々の間にCPUは16のドライバ信号各々の相対的大きさを判定し、参照表を使ってペン位置を一意に判定する。
活動状態にあるCPUはペンデータの「聴き取り」を常時行うが(例えば、一定期間不活性の状態が続くと再度スリープモードに入る)、CPUはそうでない状態の場合、ペン中のチップ−ダウン・スイッチが押されている(ユーザーが面上に書込みを行っていることを示す)場合以外はデータを無視することが望ましい。この時点で、CPUは後により詳細を説明する圧縮を行い、その後データを逐次記憶メモリ中の次のメモリ位置へと、2から6バイトのペン位置パケットとしてロードする。ペン位置パケット中のデータ構成の詳細は以下に説明する。
推奨されるデジタイザの構成及びペン位置検出機構についての更なる詳細は、本願にその全体が参考資料として組込まれた米国特許第4,806,918号に記載されている。
B.データ圧縮及びメモリへの記憶 先にも述べたように、推奨されるクリップボードは多数のフォーム入力に対応するデータを記憶するに充分なメモリを持つ一方で、軽量であることが望ましい。従って、クリップボードのCPUは、コマンド及びデータを処理して単一のデータストリームを形成する際、メモリへの逐次記憶用にデータ圧縮も行う。全体的には第3図の符号65で示したメモリは、クリップボード内部の少なくとも1メガバイトの不揮発性メモリ及び拡張メモリ(例えば、16メガバイトのPCMCIAフラッシュカード等)の両方を含むものが望ましい。クリップボードのCPUは、現在有効のフォームにインデックスを付ける為に、そして更に32キロバイトメモリブロック中のメモリ内容を追跡する為にメモリ67中の空間を予約する。クリップボード(ユーザーインターフェースを介して)又は遠隔コンピュータのいずれかからのコマンドを処理する為にCPUはこの予約メモリ空間67中にフォームタイプ、フォームインスタンス、ページ番号及びデータ入力時間に使用するメモリのインデックスを含むメモリ割り付けを表わす情報を記憶する。
予約メモリ空間67とは別に、後に利用することを意図したデータ及びコマンド(例えば、ページ変更コマンド)は残りの使用可能のメモリ(データメモリ)69へと着順に逐次記憶される。予約メモリ67中には更に、クリップボードCPUが使用及び空きメモリの表示を記憶し、要求があった場合又はメモリが一杯になった場合にメモリ状態をユーザーに表示する。
クリップボード11がシリアルインターフェースで遠隔コンピュータ61に結合している場合、遠隔コンピュータはデータメモリ全体、或は特定のページ又はフォームのいずれかに対応するデータのアップロードをコマンドすることが出来る。このコマンドは、また、クリップボードのユーザーインターフェース25のメニュー機能を用いて実行することも出来る。遠隔コンピュータへのデータ転送は、CPUのインデックスリスト中のインデックスエントリにより範囲を定められた「ページ」単位で行われることが望ましい。1ページ中においては、データはシリアル出力リンクを介してクリップボードメモリから遠隔コンピュータへと、クリップボードにおいて解釈されることなく直接的に転送される。データの復元、ペン位置データの復号化、及び補完された文脈及び他の入力データの解釈は、その後に遠隔コンピュータ上で走るソフトウエアにより実行される。クリップボードからのデータ転送後、遠隔コンピュータへと伝送されたデータ、或はその特定のページ又はフォームインスタンスに付随する全てのデータを消去するのかどうかの入力を要求するプロンプトがユーザーに示されるようになっていることが望ましい。消去の場合、CPUは予約メモリ空間67を使ってデータの位置を見つけ、その特定のページ又はフォームインスタンスに対応するデータを、それがクリップボードのデータメモリ中に断片的に記憶されていたとしても消去する。
データメモリがフラッシュメモリである場合、データがクリップボードのデータメモリ空間の始まり又は終わりにある連続するメモリブロック(代表的には128Kバイト)中で削除されていればメモリの再利用が可能である。クリップボードのデータメモリ空間の始まり又は終わりのいずれかに充分なメモリ空間の空きがない限り、クリップボードのユーザーインターフェースはメモリが一杯であり、更なるデータを受け入れるにはデータのアップロードが必要であることを表示する。重要なのは、クリップボードのファームウエアに随意選択により断片化解消機構を組み込み、データ消去が行われる度に未使用空間を埋めるように有効データを詰め込むようにすることが可能であるという点だが、本実施例では採用していない。かわりに、ユーザーはPCMCIAカードを付加し、CPUが新たなメモリ容量を確認出来るようにしても良い。例えば、新たなフォームが挿入されたことを示すユーザーインターフェースからの信号等、入力データ中に特定のパターンが生じると、この特定の事象を容易に検索することが出来るようにCPUがメモリ中のそのインデックスへとポインタを加えるようにも出来る。一度メモリへと書込まれたデータは後に変更したり順序を変えたりされないことが望ましい。
この枠組みにおいて推奨される圧縮機構を第4図から第8図を参照しつつ説明する。この圧縮機構は[x,y,t]座標を持ち、コード又はデジタイザパッドの表面上の連続的ペン位置を表わすデータパケットを利用するものである。例えば、内蔵マイクを含む実施例等のような他の実施例においては、データパケットはデータ「タイプ」を表わすt座標が音声である音声データであっても良い。各パケットは未圧縮状態にあっては6バイトから成り、完全に圧縮された状態にあっては最低2バイトにまで小さくなる。
ペンデータの場合、未圧縮データパケットはx座標、y座標及びペン圧とパケットタイプ情報(tデータ)に対応する2バイト語を3つ含む。ペン圧は通常、ペン先が面と接触しているかいないかを表わす1又は2ビットにより示され、そうでない場合、2バイトはそのパケットがクリップボードコード、ペン「タイプ」データ、或は他の非ペンデータのいずれを表わすものであるかの識別情報を含んでいる。
tデータバイトによりそのパケットが日時を表わすものであることが示されている場合、x及びyの4バイトは、それぞれ年月日、又は分及び午前0時後からの経過時間を10分の1秒単位で表わしているものと解釈される。フォームの識別は、x及びyの4バイトを使って未加工ASCIIデータ(例えば、バーコードスキャナ、又はCPUの予約メモリ空間からのもの)を表わし、ページ番号を別個のデータパケットとして符号化することにより行われる。
[x,y,t]データフォーマットは、また、クリップボードのメモリ中に順データストリームの一部として記憶されていないコードを通常は遠隔コンピュータと通信する為に利用される。クリップボードは、クリップボードに関わるフォームインデックスを符号化することが出来る(例えば、132の利用可能の有効フォームの1つを、時間をフォームインデックス番号を含むtバイトの最後の7ビットと一緒に符号化する為にx及びyの4バイトを利用することにより)。クリップボードは、また、そのメモリ状態を、使用(32K)ブロック数と32Kの倍数を超過するバイト数をそれぞれに示す為にx及びyデータ語を利用して遠隔コンピュータにリポートすることが出来る。
特定タイプの非ペンデータの符号化には、多くの他のコード体系も利用可能であり、好適なコード体系の選択は、デジタル通信方式に精通した者が行なえば良い。
メモリの使用及びデータ転送条件を最低限に抑える為に、ペンデータはデルタ圧縮方式を利用して2バイトにまで圧縮されることが望ましい。推奨される方式においては、第4図から第8図に示されるように、第一のバイトの最上位ビットが「デルタt」フラグであり、第一のバイトの2番目の上位ビットが「デルタx」フラグであり、そして第一のバイトの3番目の上位ビットが「デルタy」フラグである。従って、未圧縮データは、第4図に示されるように各々が2バイトのx及びy位置値と、2バイトのパケットタイプ(即ちt)データとを含んでいる。「デルタt」ビットが設定されると(2進数の1)、2つの「t」バイトは前回の点のtバイトとは異なり、従って、これらの2バイトはデータパケットに含まれる。「デルタt」ビットがリセットされると(2進数の0)、2つの「t」バイトは 図5に示されるようにデータパケットから省かれる。「デルタx」ビットが設定されていると、x位置は前のx位置から±31単位に位置しており、前のx位置からの符号付けされた6ビットデルタとして圧縮される。この事例においては、第二のxバイトが第6図に示されるように省かれ、この第二のデータバイトはy情報の第一のバイトとなる。x符号ビットはこの第一のyバイトの最大有効ビットであり、水平位置変化の大きさは第一のデータバイトの最後の5ビット中に表わされる。デルタxビットがリセットされていると(2進数の0)、x位置はデルタレンジの外にあり、絶対水平位置は第三のバイトの第一のビット及び最初の2バイトの低位13ビットを使って符号なしの14ビット値として符号化される。
「デルタy」ビットが設定されていると、y位置は前のy位置から±63単位内にあり、前のy位置からの符号付けされた7ビットデルタとして符号化される。この場合、第二のyバイトが省かれ、「デルタy」値は第8図に示されるように第二のデータバイトの低位の7ビット中に符号化される。「デルタy」ビットがリセットされていると(2進数の0)、y位置はデルタレンジの外にあり、絶対位置を示す符号なし15ビット値としてyデータバイトの第二のグループ(例えば、xデータが第6図のように圧縮されている場合は第二及び第三バイト、又は第4図、第5図の通りである場合は第三及び第四バイト)の低位15ビット中に符号化される。
この方式を利用する場合、ペンデータ点の殆どはたった2バイトでメモリ中に記憶することが出来る。圧縮データ点を表わす為に利用される実際のバイト数は第一バイトの3つのデルタフラグにより決定することが出来る。この方法は、用紙支持面全体にわたるx位置を16,384分の1単位の分解度で、そしてy位置を32,768分の1単位の分解度でリポートする為に、非常に効果的に利用することが出来るのである。
C.データ転送 データは順データブロックに記憶されており、CPUはその予約メモリ空間をフラグ識別フォームやページ変更等を記憶する為に使う。このように、クリップボード又は遠隔コンピュータ(クリップボードとの通信中)のいずれかが、CPUのインデックス又はそのページ又はフォームの一意のコード(例えば、バーコード)のいずれかを利用して;(a)ページ及びフォームコードを含むメモリ内容;又は(b)特定のページ又はフォームのデータ;のアップロードを命令することが出来る。
ユーザーインターフェースを利用してデータをアップロードする為にクリップボードユーザーはクリップボードを遠隔コンピュータと通信させるが、この遠隔コンピュータは以前にも述べたように好適なソフトウエアを走らせるパーソナルコンピュータであっても良い。クリップボードには通信用にシリアル接続等(例えば、RS−232結合)の幾つかの代替機構が含まれていることが望ましい。オンした場合、クリップボードは遠隔コンピュータとの通信においてマスター又はスレーブモードで作動することが出来、クリップボードのユーザーはページインデックス(例えば、ページ1−132)又はフォームインスタンスを含むページ識別コードのいずれかを選択することが出来る。ユーザーはユーザーインターフェースのLCDに表示される適切なメニューオプションを選択し、「送信」ボタンを押して遠隔コンピュータへのアップロードをトリガする。出来ればアップロードの開始前には遠隔コンピュータからの肯定応答を必要とし、アップロード後には遠隔コンピュータへと不具合なくアップロードされたデータが自動的にクリップボードから消去されるようになっていることが望ましい。ユーザーインターフェース及び付随するメニューもまた、電話番号をダイアルし、モデムを制御して遠隔コンピュータとの通信を確立・維持出来る手段を含んでいることが望ましい。
遠隔コンピュータはアップロードファイルを受信するとファイルをハードディスク上に個別の記録として保存する。この記録は後に(a)入力されたペンデータを印刷する為に(例えば、プリンタを使って空白のページ又は未使用の事前印刷フォーム上へと直接印刷する等)、(b)入力データを編集する為に(後に述べるスプライシングユティリティを使用して)、(c)入力データを画像データと統合し、電子メモリからフォーム全体を再生して白紙上に印刷する、又は保存する為に、或は(d)入力データを元々使用したフォームタイプにインデックスを付けた状態で適切にアーカイブする(例えば、「インボイス、1995版」等)為に利用することが出来る。ページインスタンスを識別するコードが具体的にフォームタイプを識別するかどうかにかかわらず、遠隔コンピュータは適切なアーカイビングが行われるようにこのような情報を付加することが出来る。
IV.遠隔コンピュータを利用してのスプライシング 上述したように、遠隔コンピュータ上のソフトウエアは各データのページについて画像「ウィンドウ」が作成されるように、入力データを識別されたページに基づいて区別する。更に、ソフトウエアは、クリップボードのメモリ内容を判断する為、そして全メモリ、即ち全データをアップロードするのか、又は特定のフォームに対応するデータをアップロードするのかを決定する為にクリップボードのメモリ状態、バッテリ電力、及びフォームのインデックス(現在有効なフォーム又は特定の「タイプ」及び「インスタンス」コードのいずれか)を確認する為のクリップボードとの通信用ユティリティを提供するものであることが望ましい。
遠隔コンピュータは、また、コンピュータモニタ上での入力データセグメントの時間再生を可能にする「スプライシング」ソフトウエアを含んでいることが望ましく、これによりユーザーは時間を順方向及び逆方向に進めたり、表示画像に入力ペンデータが視覚的に加えられて行く様子をタイムウィンドウで「見る」ことが出来る。データが入力される時間の1セグメントに焦点を絞る能力を持つ「スプライシング」機能により、ユーザーは空間的に重なり合うデータを相対的入力時間に基づいて分離することが出来、データを異なるデータページに再割り当てしたり、異なるデータページからのデータを単一のページへと結合したりすることが出来る。「スプライシング」機能について第9図から第17図を参照しつつ更に説明する。
第9図及び第10図は、それぞれ第1図のクリップボード11を利用して入力した仮想的書込みを示すものであり、集合データストリーム中でページ変更が電子的にマーキングされていない場合を仮定したものである。第9図及び第10図において、ユーザーは、まず、最上ページ14(第9図)上に金額「$69.95」101を記入し、その後最下ページ20(第10図)へと切替えて「Have a nice day」103と記入し、そして最後に最上ページ(第9図)へと戻って2つのイニシャル「tj」105を記入している。この事例においては、(a)金額の図形の10ミリセカンド・サンプリング(時間及び日付コードを含む)、(b)「Have a nice day」というテキストに対応するペンストロークの10ミリセカンド・サンプリング(時間及び日付コードを含む)、及び(c)2つのイニシャルの入力の10ミリセカンド・サンプリング(時間及び日付コードを含む)を、この順番で表わすペンデータを持つ単一のデータストリームが作成される。遠隔コンピュータ上のソフトウエアによる処理の結果として得られる画像は第11図に107として示される外観を有しており、この入力データを2つの画像ページへとソートすることが望まれる(データは物理的には異なるページに入力されている為)。
この場合において、もし、逐次データ中の有効位置に適正な電子ページマーキングが入力されていた場合、逐次データは適切な時間及び日付コードと同時に以下を含んでいたことになる:(a)最上ページを識別するコマンド;(b)金額の図形($69.95)の10ミリセカンド・サンプリング;(c)ユーザーが次に第二のページへの書込みを望んだことを識別するコマンド;(d)「Have a nice day」のテキストに対応するペンストロークの10ミリセカンド・サンプリング;(e)ユーザーが次に最上ページへの書込みを望んだことを識別するコマンド;及び(f)2つのイニシャル(tj)の入力の10ミリセカンド・サンプリング。ソフトウエアの「スプライシング」機能は、ページ識別コードが適切に入力されていない場合に適切にデータをソートする為のものである。
第12図から第18図は、先の事例において空間的に重なり合うデータを分離し、そのデータから2つの別個のページを形成する為に遠隔コンピュータにより利用される「スプライシング」機能の作用を説明する為の図である。遠隔コンピュータのオペレータは、まず、入力されたペンデータをクリップボードからアップロードし(この時点では、単一のフォームに対応するものであることがリポートされる)、そして適切な時間範囲及び「スプライシング」機能を選択する。
第12図に示したように、「スプライシング」機能は、ソフトウエアが複数フォーム上へのデータ入力行為を再生及び表示する為のグラフィック・ディスプレイ・ウィンドウ109を電子的観点から表示するように作用する。第12図の上部にあるステータスバー111は、時間が第9図及び第10図に示した書込み処理において「初期」(例えば、最上、最下ページのいずれにもまだ書込みが行われていない時間に対応する)であることを示している。第12図は、また、「高速逆送り」、「逆送り再生」、「順送り再生」、「早送り」、「一時停止」、「マーク」及び「切り取り」ボタン113、115、117、119、121、123及び125を画面の底部に表示している。編集ソフトウエアのオペレータはマウス又は他のインターフェースを利用してボタンを制御し、ビデオテープの再生と非常に似た方法でクリップボードへのデータ入力の時間を送ったり戻したりする。時間を逆送りした場合、スクリーン上に既に映し出されている画像は、それらの画像が入力された順序とは逆の順番で、サンプリングされた点単位で消えて行く。時間を順送りにした場合、それらがクリップボードへと入力された順序及び時間で追加画像が表示されて行く。
第13図は第12図と同様であるが、「再生」ボタン117が押された後、第13図上部のステータスバー111が示すようにいくらかの時間が経過したものである。クリップボードを利用して入力されたデータのシーケンスが「順送り再生」され、書込み金額101(第9図にも示した「$69.95」)の入力直後の時間に対応する時点に来ている。クリップボードのユーザーが最下ページへの書込みに切替えたのはこの時点であるが、ページ識別コードがデータストリーム中に出現しない為に編集プログラムは更なる経時と共にこの金額上に更なるデータ(例えば、「Have a nice day」)を誤りにもかかわらず重ねてしまう。従って、第14図に示す、更に時間が経過した時点の遠隔コンピュータのグラフィック・ディスプレイ・ウィンドウ109には最上フォームに書込まれた金額($69.95)101と最下ページに書込まれた「Have a nice day」の両方に対応する表示が出てしまうのである。
すると、遠隔コンピュータのオペレータは「一時停止」ボタン121を選択してそれより後の時間の更なる書込みが追加されないように停止させ、更に書込みに対する時間点を電子的にマーキングする為に使用される「マーク」ボタン123を選択する。第15図に示すように、オペレータは、次にグラフィック・ディスプレイ・ウィンドウ109の「逆送り再生」ボタン115を選択し、これにより誤りデータ(例えば、重なってしまった「Have a nice day」)を編集する為にマーキングをしながら時間を遡る。入力装置(例えば、ペン)からの各データは特定の時間に結び付けられているため、そして入力装置からの各サンプルは順序正しいシーケンスに保持されている為、重なり合う視覚データはそのデータの空間的重なりにもかかわらず、区別することが出来る。コンピュータのオペレータは第16図に示すように充分に時間を逆送りした後、「一時停止」ボタン121を選択することにより逆送りを停止する。この時点において、排除したばかりのテキスト「Have a nice day」がオペレータにより入力される時間パラメータに基づいてマーキングされ、金額($69.95)のみがグラフィック・ディスプレイ・ウィンドウ109中に残る。[明らかなように、グラフィック・ディスプレイ・ウィンドウは最上フォームと金額($69.95)とを符号110に示すようにそれらの適正な相対位置及び相対配向に描いている。]
次に、オペレータは「切り取り」ボタン125(第17図)を選択するが、このボタンにより、別の画像(すなわち、切り取られた書込み「Have a nice day」)用の新たな「切り取り」ウィンドウ127が開かれるようになっていることが望ましい。次に、オペレータは、別のハードコピーページに対応する第二のグラフィック・ディスプレイ・ウィンドウ129を作成し、この中に切り取られた書込みがコピーされる(第18図)。この新たなウィンドウは、正しい空間的配向で重ねられたコピー画像と共に既存の画像を含むもの、或はオペレータが作成した新しい電子ディスプレイページを含むもののいずれであっても良い。更に、第一のグラフィック・ディスプレイ・ウィンドウ109と同様、第二のウィンドウ129もまた、例えば、第18図の130に示したフォームに見られるように、切り取りデータをフォームに対して、それがクリップボード上に物理的に入力された状態と全く同じ適正な空間的(x,y)位置及び配向で表示する。
最後に、オペレータは再び当初の「再生」ボタン117を選択して時間を送り、更なる書込みを、それらが元々入力されたように第一のグラフィック・ディスプレイ・ウィンドウ109へと表示する(第18図)。この時点でオペレータは、最上ページへの入力(第9図)に対応する1画像と、最下ページへの入力(第10図)に対応する1画像の、2つの別個の画像を得る。明らかなように、上述の事例においては逆時間シーケンスでオペレータが入力したパラメータに基づいて書込みがマーキング及び切り取りされたが、オペレータは順時間シーケンスでマーキングや切り取りを行うことも出来る。
本発明の様々な変更態様が電子又はソフトウエア分野の当業者には明らかである。例えば、ペン及びデジタイザクリップボードのかわりに、マウス等の空間的に異なるデータを作成する為の他の入力装置を利用することも出来る。異なる画像ウィンドウ間、又は他のアプリケーション間のデータをソートする為に時間に基づいて入力データスプライシングを行う為の他のソフトウエアもプログラミング分野の当業者には明らかである。全てのこれらの変更態様は、本発明の精神から離れるものではないとみなされる。
これまでの本発明の幾つかの実施例の説明から、様々な変更、改変及び改良は当業者に容易に生じるものであることは言うまでもない。このような変更、改変及び改良は、上記に明示的に説明はしていないものの本発明の精神及び範囲に入るものであることは意図及び暗示されたものである。よって、上述の意図は単に説明目的に限られたものであり、本発明は添付請求項及びこれに相当するものによってのみ限定及び定義されるものである。
以上のように、本発明に係る相対的入力時間に基づいてグラフィックデータを編集するための装置は、データが空間的に重なっている場合にデータシーケンスを処理するのに用いて好適である。
デジタイザ部と一端にインクを出すペン先を持つペンとの両方を含むデジタル電子クリップボードを示す図であり、クリップボードに2枚の重ねられたページ(最上ページはその一隅がめくりあげられている)が取り付けられた状態を描いている。 第1図のクリップボードの組織形態の論理階層を示す図である。 第1図のクリップボードのデータ処理要素を示す図であり、これらの要素が遠隔エディタ(例えば、遠隔パーソナルコンピュータ)へと選択的に転送する為のデータストリームをどのように協動して作成するかを描いたものである。第4図から第8図は、第1図のクリップボードに使われる、推奨されるデータ圧縮方式を説明する図であり、第4図から第8図の各々は、1つのコマンドコード又はペン先の一式の空間座標のいずれかを表わしている。第4図から第8図に示すように、このクリップボードに利用されるデータ圧縮方式により、各データパケットが2〜6バイトを占めることになる。 未圧縮データ[x,y,p]の1パケットのフォーマットを説明する為に用いた図であり、2バイトのxデータ、2バイトのyデータ及び2バイトの「タイプ」データがパケットにより表わされる。第一のバイトの最初の3ビットは、xデータ、yデータ及びタイプデータの完全値がパケット中にあることを示している。 第4図に類似のデータパケットを表わしているが、これは第一のバイトの高位ビット中の論理0により示されるように、「タイプ」データを持たないものである。データパケットがペンデータを表わすものであった場合、コードの場合とは逆に、タイプデータフィールドを含まないということは、データタイプに変化が無かったことを示す。 第5図に類似のデータパケットを表わしているが、ここではxデータが1バイトに圧縮され、パケットには1バイトのxデータと2バイトのyデータが含まれるようにしたものである。xデータの1バイトへの圧縮は、第一のバイトの二番目に高位のビット中の論理1により示されている。圧縮されたxデータは、前のデータポイントのx値からの6ビットの符号付きオフセットを表わしている。 第4図から第6図に示したデータパケットと同様のものであるが、ここではyデータが1バイトに圧縮されており、パケットは2バイトのxデータと1バイトのyデータを含んでいる。yデータの1バイトへの圧縮は、第一のバイトの三番目に高位のビット中の論理1により示されている。圧縮されたyデータは、前のデータポイントのy値からの、7ビットの符号付きオフセットを表わしている。 第4図から第7図に示したデータパケットと同様のものであるが、xデータ及びyデータが各々1バイトに圧縮されており(第一のバイトのそれぞれ二番目及び三番目のビット中の論理1により示される)、また、タイプデータが無い(第一のバイトの一番目のビット中の論理0により示される)ものである。第9図から第18図は、遠隔コンピュータによる、空間的に重なり合うデータ(電子形式のもの)を相対的入力時間に基づいて2つの別個の画像ページへと分離する為のデータ処理を説明する為の図である。第9図及び第10図は各々、第1図のクリップボードを使って記入した書込みであり、ここではユーザーがページ変更を、クリップボードのユーザーインターフェースを使用して電子的に表示することを忘れてしまった場合を想定している。第9図及び第10図において、ユーザーは、まず、金額を最上ページ(第9図)に書込み、次に最下ページ(第10図)へと切替えて「Have a nice day」というテキストを記入し、最後に最上ページ(第9図)へと戻って2つのイニシャルを記入した。第12図から第18図は、遠隔コンピュータが利用する、空間的に重なり合うデータを分離し、クリップボード上のページへの元々記入に対応するデータから2つの別個のページを形成する為の「スプライシング」ソフトウエアを表わしたものである。 クリップボード上に取り付けた最上ページへの集合的書込み、金額と2つのイニシャルをそれぞれに示す図である。 クリップボード上に取り付けた最下ページへの集合的書込み、具体的には「Have a nice day」(第9図に示す金額の後ではあるが、第9図の2つのイニシャルよりも前に書込まれた)を示す図である。 第9図及び第10図の両ページを表わす電子データから形成した画像であり、これは最上ページから最下ページ、そして最下ページから最上ページへの変更を識別する為に介在するコマンドが無い場合のものである。取り込まれた電子データは結果的に単一のページ上に空間的に重なり合ったデータとして表示されている。 遠隔コンピュータ上で走る「スプライシング」プログラムの画面を示したものである。第12図上部のステータスバーは、第9図及び第10図に示した記入処理において、「初期」であることを示している(例えば、最上ページにも最下ページにもまだ何も記入されていない時点)。第12図は更に、「高速逆送り」、「逆送り再生」、「順送り再生」、「早送り」、「一時停止」、「マーク」及び「切り取り」ボタンを画面の底部に示している。 第12図に類似の図であるが、ここでは「再生」ボタンが押され、第13図の上部にあるステータスバーが示すように、幾分かの時間が経過した状態となっている。クリップボードを使って入力されたデータのシーケンスが「順送り再生」されており、最上フォーム(第9図)のグラフィック表示が書込み金額($69.95)の記入直後に対応する時点に達している。 第13図に類似の図であるが、ここではより長い時間が経過しており、ユーザーがクリップボードのユーザーインターフェースを介してページ識別コマンドを入力することなく最上フォーム(第9図)の金額($69.95)と最下フォーム(第10図)の「Have a nice day」の両方を記入した後に対応する時点に達している。この時点でオペレータは「Have a nice day」のテキストが入力された直後に「一時停止」ボタンを選択しており、更にオペレータは「マーク」ボタンを選択して時間の基準点にマーキングしている。 第14図に類似の図であるが、ここでは「Have a nice day」の書込みが始まる前の時点へと、書込みを時間的に逆スクロールする為にコンピュータ画面の「逆送り再生」ボタンが選択されている。 第15図に類似の図であるが、ここではコンピュータ画面の「逆送り再生」ボタンが解除され、「一時停止」ボタンが選択されており、これにより金額($69.95)の入力直後の時点で書込みが停止している。 第16図に類似の図であるが、ここではオペレータが「切り取り」ボタンを選択しており、これにより「マーク」したポイントから現在のポイントまでの逆時間シーケンスにおける全ての書込みが除去され、それらが「切り取り」ウィンドウ中に入れられる。 第17図に類似の図であるが、ここではオペレータが切り取った書込みを「第二ページ」として識別された新たなグラフィックウィンドウ中へと配置し、第一のグラフィック・ディスプレイ・ウィンドウの「順送り再生」ボタンを選択しており、これによりハードコピーの最上フォーム(第9図)に対応するように、その後のイニシャル(後の時点で記入された「tj」)が金額($69.95)と共に第一のウィンドウ中に表示される。
符号の説明
11 クリップボード
109 第一のグラフィック・ディスプレイ・ウィンドウ
101、103、105 データ
129 第二のグラフィック・ディスプレイ・ウィンドウ

Claims (10)

  1. 機械可読媒体上に記憶された命令を含む装置であって、前記命令により、オペレータによって複数のページ上の複数のペンストロークの各々が書き込まれている間の時間と、前記書き込まれている前記ページのタイプとに基づいて、前記ペンストロークに関するデータを編集することが可能となり、前記複数のページの第1のタイプのページに第1及び第2のペンストロークが書き込まれ、前記複数のページの第2のタイプのページに第3のペンストロークが書き込まれ、
    前記命令の制御下で前記機械が、
    前記第1のペンストロークと他のペンストロークとを統合できるように、前記第1のペンストロークに関する第1のデータを、前記第1のタイプのページに書き込まれた前記他のペンストロークに関するデータに電子的に結合することができ、
    前記時間のパラメータを定義する前記オペレータからの入力を受け入れ、
    前記第1のペンストロークが書き込まれている間の第1の時間に対応する、再生ボタンを介した前記オペレータによる前記入力により、第一のグラフィック・ディスプレイ・ウィンドウに、前記第1のデータを関連付け、
    前記第3のペンストロークが書き込まれている間の、前記第1の時間の後の第3の時間に対応する、前記再生ボタンを介した前記オペレータによる前記入力により、前記第1のグラフィック・ディスプレイ・ウィンドウに、前記第1のデータに重ねて、前記第3のペンストロークに関する第3のデータを関連付け、
    前記第3のデータが表示された後の時間に基づく、前記第3の時間の終了時点でのマークボタンを介した前記オペレータによるマーキング入力操作、及び逆送り再生ボタンを介した前記オペレータによる前記第3の時間を遡る前記オペレータの入力操作を受け付け前記第1のデータの表示と前記第3のデータの表示との間の時間に基づく、前記第3の時間の開始時点での切り取りボタンを介した前記オペレータの切り取り入力操作を受け付けることにより、前記第1のグラフィック・ディスプレイ・ウィンドウから前記第3のデータを排除し、そして
    前記第一のグラフィック・ディスプレイ・ウィンドウ中の新たなウィンドウに前記第3のデータを表示することを特徴とし、
    前記第2のペンストロークが書き込まれている間の、前記第3の時間の後の第2の時間に対応する、前記再生ボタンを介した前記オペレータによる前記入力により、前記第1のグラフィック・ディスプレイ・ウィンドウ中の前記第1のデータとともに、前記第2のペンストロークに関する第2のデータを関連付けることを特徴とする装置。
  2. 前記機械が、
    前記第1、2、3のペンストロークのうちの少なくとも1つの書き込まれたペンストロークが選択され、前記選択されたペンストロークを除いた前記ペンストロークに関するデータから分離され、そして前記選択、分離された少なくとも1つの書き込まれたペンストロークを除いた残りのデータが表示されるように、選択、分離及び表示を行うことを特徴とする請求項1に記載の装置。
  3. 前記第1、2、3のペンストロークデータが周期的間隔で採取されたサンプルを含み、
    前記サンプルが連続的なペンの動きを表わすものであり、前記サンプルの各々は前記第1、2、3の時間に関連付けられており、前記命令が前記機械を制御し、これにより前記機械が、
    前記オペレータからの、1ストローク中の連続するペンデータの前記第1、2、3の時間のパラメータを表わす入力を受け入れ、そして
    前記連続するペンデータが前記第一のグラフィック・ディスプレイ・ウィンドウから除去されるように、選択、分離及び表示を行うことを特徴とする請求項2に記載の装置。
  4. 前記第1、2、3の時間の各々が、前記第1、2、3のデータの各々が入力され始めた時から前記前記第1、2、3のデータの各々の入力が終わるまでのデータ入力に関する時間を表わし、前記命令が前記機械に更なる制御を提供し、これにより前記機械が、
    前記第1、2、3の時間に基づいて前記第1、2、3のデータを表示することにより、そして前記オペレータからの入力を受け入れ、それに呼応して前記第1、2、3のデータが前記第1、2,3の時間について順送りで再生されるように、そしてこれにより前記第1、2、3のデータが始めに入力された速度と略同じ速度で前記第1、2、3のデータ入力のシミュレーションがオペレータに提示されるようにデータ表示を行うようにすることにより、前記第1、2、3の時間のパラメータを選択することを特徴とする請求項1に記載の装置。
  5. 前記命令が前記機械に対する制御を更に含み、これにより前記機械が、
    前記第3のデータを前記第一のグラフィック・ディスプレイ・ウィンドウから前記新たなウィンドウへと、前記第3のデータを前記第一のグラフィック・ディスプレイ・ウィンドウから除去することなくコピーする能力を前記オペレータに提供することを特徴とする請求項1に記載の装置。
  6. 複数のタイプの複数のページ上の複数のペンストロークの空間座標を表わすデータを編集する方法であって、前記データが、前記複数のペンストロークの各々が書き込まれている時間と前記書き込まれている前記ページの前記タイプとに関連付けられており、前記複数のページの第1のタイプのページに第1及び第2のペンストロークが書き込まれ、前記複数のページの第2のタイプのページに第3のペンストロークが書き込まれ、コンピュータ処理装置、オペレータインターフェース、ディスプレイモニタ及び少なくとも第一のグラフィック・ディスプレイ・ウィンドウを利用することを特徴とし、
    前記第1、2、3のペンストロークのそれぞれに関する第1、2、3のデータに対応する、第1、2、3の時間のパラメータを前記オペレータインターフェースを介して選択するステップと、
    前記第1のペンストロークと他のペンストロークとを統合できるように、前記第1のペンストロークに関する第1のデータを、前記第1のページと同じタイプのページに書き込まれた前記他のペンストロークに関するデータとを電子的に結合するステップと、
    前記第1、2、3の時間のパラメータを定義する前記オペレータからの入力を受け入れるステップと、
    前記第1のペンストロークが書き込まれている間の第1の時間に対応する、再生ボタンを介した前記オペレータによる前記入力により、前記第1のデータを前記第一のグラフィック・ディスプレイ・ウィンドウへと関連付けるステップと、
    前記第3のペンストロークが書き込まれている間の、前記第1の時間の後の第3の時間に対応する、前記再生ボタンを介した前記オペレータによる前記入力により、前記第1のグラフィック・ディスプレイ・ウィンドウに、前記第1のデータに重ねて、前記第3のデータを関連付けるステップと、
    前記第3のデータが表示された後の時間に基づく、前記第3の時間の終了時点でのマークボタンを介した前記オペレータによるマーキング入力操作、及び逆送り再生ボタンを介した前記オペレータによる前記第3の時間を遡る前記オペレータの入力操作を受け付け、前記第1のデータの表示と前記第3のデータの表示との間の時間に基づく、前記第3の時間の開始時点での切り取りボタンを介した前記オペレータの切り取り入力操作を受け付けることにより、前記第1のグラフィック・ディスプレイ・ウィンドウから前記第3のデータを排除するステップと、
    そして前記第3のデータを前記第一のグラフィック・ディスプレイ・ウィンドウ中の新たなウィンドウに表示するステップとを含み、
    前記第2のペンストロークが書き込まれている間の、前記第3の時間の後の第2の時間に対応する、前記再生ボタンを介した前記オペレータによる前記入力により、前記第1のグラフィック・ディスプレイ・ウィンドウ中の前記第1のデータとともに前記第2のデータを関連付けることを特徴とする方法。
  7. 前記第1、2、3の前記ペンストロークの各々が、前記各々が書き込まれている時間に関連付けられていることを特徴とし、
    前記第1、2、3のペンストロークのうちの前記少なくとも1つの書き込まれたペンストロークが選択され、前記選択されたペンストロークを除いた前記ペンストロークに関するデータから分離され、そして選択・分離された前記少なくとも1つの書き込まれたペンストロークを含まない残りのデータが表示されるように、選択、分離及び表示を行うステップを更に含むことを特徴とする請求項6に記載の方法。
  8. 前記第1、2、3のペンストロークデータの各々が、周期的間隔で採られたサンプルを含み、前記サンプルが連続的なペンの動きを表わしており、前記サンプルの各々が前記第1、2、3の時間に関連付けられていることを特徴とし、前記第1、2、3の時間のパラメータを選択するステップが1ストローク中の連続するペンデータを選択するステップを含むことを特徴とする請求項7に記載の方法。
  9. 前記第1、2、3の時間の各々が、前記第1、2、3のデータが入力され始めた時から前記第1、2、3のデータの入力が終わるまでのデータ入力に関連したものであり、
    前記第1、2、3の時間を選択するステップが、前記第1、2、3の時間に基づいてデータを表示するステップと、オペレータにデータを前記第1、2、3の時間に対して順送りに再生する能力を提供するステップとを含み、これにより前記ディスプレイモニタ及び前記コンピュータ処理装置が前記データが始めに入力された速度と略同じ速度でデータ入力のシミュレーションをオペレータに表示することを特徴とする請求項6に記載の方法。
  10. 前記第一のグラフィック・ディスプレイ・ウィンドウから前記残りのデータから選択された第3のデータを前記第二のグラフィック・ディスプレイ・ウィンドウへと、前記第3のデータを前記第一のグラフィック・ディスプレイ・ウィンドウから削除することなくコピーする能力をオペレータに提供するステップを更に含む請求項6に記載の方法。
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