JP4224078B2 - 内燃機関 - Google Patents
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Description
実施の形態1.
図1は実施の形態1に係る内燃機関の要部断面図である。
実施の形態1に係る内燃機関は、円筒形状のシリンダ1と、このシリンダ1の上部に設けられ、シリンダ1の上部を閉塞したシリンダヘッド2と、シリンダ1内で上下に往復摺動し、シリンダ1とシリンダヘッド2と協同して燃焼空間4を区画する円筒形状のピストン3と、燃焼空間4に臨んでシリンダヘッド2に設けられ、燃焼空間4への空気の流入を制御する第1の吸気弁5aおよび第2の吸気弁5bと、燃焼空間4から燃焼ガスを排気する第1の排気弁6aおよび第2の排気弁6bと、燃焼空間4に一端部が臨んでシリンダヘッド2に設けられ、燃焼空間4内の燃料9に放電エネルギーにより点火させる点火プラグ7と、燃焼空間4に一端部が臨んでシリンダヘッド2に設けられ、燃焼空間4内に燃料9を噴射する燃料噴射装置8とを備えている。
第2の吸気弁5bは、開弁すると、燃焼空間4内でシリンダ1内壁に沿った逆方向の渦が発生するように設けられている。
図5に示すように、燃料噴射装置8は、シリンダ1の中心付近に燃料9を噴射するように設けられている。
この制御装置は、図示しないセンサから信号を受信して、第1の吸気弁5aおよび第2の吸気弁5bの開度と回転軸の回転数とを算出し、また、回転軸の出力を推定する機能を有している。
また、この制御装置には、予め第1の吸気弁5aおよび第2の吸気弁5bの開弁の開始時期、全開となる時期、閉弁の開始時期、全閉となる時期および全開時の弁リフト量等と、燃料噴射量等と、回転軸の回転数および回転軸の出力との組合せが記憶されている。
図2は参考として、吸気弁と排気弁との代表的な動作を示しており、所謂排気オーバーラップを有する場合、吸気弁はクランク角が0度である吸気上死点よりも早く開弁を開始する。つまり、クランク角が0度前後では、吸気弁および排気弁がともに開弁している状態となる。
図3は参考として、ピストンの代表的な動作を示しており、吸気上死点以降では、ピストンは下死点に向かって下降し、燃焼空間の拡大に伴って吸気弁から空気が流入する。
渦11は、小さい空間での活発な空気の動きを伴うため、噴射され気化した燃料9への空気の供給に有効であるとともに、燃焼開始後の火炎伝播特性の向上にも寄与する。
図5に示すように、この状態での旋回空気流動10や渦11は、燃焼空間4の外周寄り空間12に存在し、噴射された燃料9は内周寄り空間13に存在する。
図8は、クランク角とピストン3の移動速度との関係を示した図であり、第1の吸気弁5aからの空気の流入する速度が最も速い時はクランク角が75度前後である。第2の吸気弁5bは、この第1の吸気弁5aからの空気の流入する速度が最も速い時に第2の吸気弁5bは全開となる。
その結果、図6に示すように、旋回空気流動10に対向した強い対向空気流動14がシリンダ1内壁に沿って発生する。旋回空気流動10と対向空気流動14とが衝突することにより、強くかつ細かな旋回渦15が燃焼空間4内全体に渡って多く発生する。
その後、第2の吸気弁5bは、旋回空気流動10の強度を著しく低下させないように、第1の吸気弁5aの全閉より早い時期に全閉する。
実施の形態2に係る内燃機関の構成は、実施の形態1と同様であるので説明を省略し、実施の形態2に係る内燃機関の動作について説明する。
まず、図9に示すように、第1の吸気弁5aと第2の吸気弁5bは、ほぼ同じ時期に開弁を開始する。同時に空気が流入されることにより、燃焼空間4内では、旋回空気流動10および対向空気流動14は発生しない。
次に、第1の吸気弁5aから流入する空気の速度が最も速くなる時までに、第2の吸気弁5bは全開となる。
その後、第2の吸気弁5bは、閉弁が開始され、第1の吸気弁5aが全閉するよりも早い時期に全閉する。この時、燃焼空間4内で、旋回空気流動10が発生する。また、この旋回空気流動10は、既に流入した燃焼空間4内の空気と衝突することで細かな旋回渦15が燃焼空間4内全体に渡って発生する。
実施の形態3に係る内燃機関の構成は、実施の形態1と同様であるので説明を省略し、実施の形態3に係る内燃機関の動作について説明する。
まず、図10に示すように、第2の吸気弁5bは、第1の吸気弁5aとほぼ同じ時期または早い時期に開弁を開始する。
さらに、第2の吸気弁5bは、第1の吸気弁5aの開弁速度より速い速度で開弁して全開となる。これにより、第2の吸気弁5bにより、対向空気流動14が発生する。
その後、第2の吸気弁5bは、第1の吸気弁5aから流入する空気の速度が最も速くなる時までに閉弁を開始する。
その結果、第1の吸気弁5aから流入する空気により、旋回空気流動10が発生し、対向空気流動14と衝突することで、実施の形態1のものより強く細かい旋回渦15が燃焼空間4全体に渡って多く発生する。
実施の形態4に係る内燃機関の構成は、実施の形態1と同様であるので説明を省略し、実施の形態4に係る内燃機関の動作について説明する。
燃焼空間4への空気の流入は、内燃機関の1サイクルに1回の断続で行われる。空気は、第1の吸気弁5aおよび第2の吸気弁5bの開弁の開始により、燃焼空間4に流入し始めるが、空気の粘性、慣性力、空気管壁等との摩擦抵抗等の影響により、空気の流入する速度は、第1の吸気弁5aおよび第2の吸気弁5bの開度やピストン3の上下方向の移動速度で一義的には決定されず、上記実施の形態1で説明したように第1の吸気弁5aから流入する空気の速度が最も速くなる時が、クランク角が75度前後であるとは限らない。
特に、回転軸の高回転数や流入空気量が増大する高出力時には、流入する空気の速度が最も速くなる時が回転軸の回転数や回転軸の出力が低い時に比べて遅くなるという特性がある。
第1の吸気弁および第2の吸気弁により発生する細かな旋回渦は、燃焼開始後の火炎伝播特性の向上にも寄与するので、例えば、燃料噴射装置をシリンダヘッド中央付近以外に配置して、燃焼空間内に燃料を直接噴射することで燃焼を成立させる内燃機関であってもよく、また、燃料を各吸気弁の上流部分に噴射して空気と共に燃焼空間内に流入させる内燃機関であってもよい。
Claims (4)
- シリンダと、
前記シリンダの上部に設けられ、前記シリンダの一端部を閉塞するシリンダヘッドと、
前記シリンダ内で往復摺動し、前記シリンダおよび前記シリンダヘッドと協同して燃焼空間を区画するピストンと、
前記シリンダヘッドに、一端部が前記燃焼空間に臨み、開閉することで、前記燃焼空間への空気の流入を制御し、前記燃焼空間内で前記シリンダ内壁に沿った一方向の渦を発生させるように設けられた第1の吸気弁と、
前記シリンダヘッドに、一端部が前記燃焼空間に臨み、開閉することで、前記燃焼空間への空気の流入を制御し、前記燃焼空間内で前記シリンダ内壁に沿った逆方向の渦を発生させるように設けられた第2の吸気弁とを備え、
前記第1の吸気弁は、前記ピストンが吸気上死点に達する前後で徐々に開弁し、その後全開し、さらに前記ピストンが圧縮上死点に達するまでに全閉し、
前記第2の吸気弁は、前記第1の吸気弁より遅れて開弁し、その後前記第1の吸気弁から前記燃焼空間へ流入する空気の速度が最も速くなる時に全開となり、さらに前記第1の吸気弁より早く全閉することを特徴とする内燃機関。 - シリンダと、
前記シリンダの上部に設けられ、前記シリンダの一端部を閉塞するシリンダヘッドと、
前記シリンダ内で往復摺動し、前記シリンダおよび前記シリンダヘッドと協同して燃焼空間を区画するピストンと、
前記シリンダヘッドに、一端部が前記燃焼空間に臨み、開閉することで、前記燃焼空間への空気の流入を制御し、前記燃焼空間内で前記シリンダ内壁に沿った一方向の渦を発生させるように設けられた第1の吸気弁と、
前記シリンダヘッドに、一端部が前記燃焼空間に臨み、開閉することで、前記燃焼空間への空気の流入を制御し、前記燃焼空間内で前記シリンダ内壁に沿った逆方向の渦を発生させるように設けられた第2の吸気弁とを備え、
前記第1の吸気弁は、前記ピストンが吸気上死点に達する前後で徐々に開弁し、その後全開し、さらに前記ピストンが圧縮上死点に達するまでに全閉し、
前記第2の吸気弁は、前記第1の吸気弁とほぼ同じタイミングで開弁し、その後前記第1の吸気弁から前記燃焼空間へ流入する空気の速度が最も速くなる時までに全開となり、さらに前記第1の吸気弁より早く全閉することを特徴とする内燃機関。 - シリンダと、
前記シリンダの上部に設けられ、前記シリンダの一端部を閉塞するシリンダヘッドと、
前記シリンダ内で往復摺動し、前記シリンダおよび前記シリンダヘッドと協同して燃焼空間を区画するピストンと、
前記シリンダヘッドに、一端部が前記燃焼空間に臨み、開閉することで、前記燃焼空間への空気の流入を制御し、前記燃焼空間内で前記シリンダ内壁に沿った一方向の渦を発生させるように設けられた第1の吸気弁と、
前記シリンダヘッドに、一端部が前記燃焼空間に臨み、開閉することで、前記燃焼空間への空気の流入を制御し、前記燃焼空間内で前記シリンダ内壁に沿った逆方向の渦を発生させるように設けられた第2の吸気弁とを備え、
前記第1の吸気弁は、前記ピストンが吸気上死点に達する前後で徐々に開弁し、その後全開し、さらに前記ピストンが圧縮上死点に達するまでに全閉し、
前記第2の吸気弁は、前記第1の吸気弁とほぼ同じタイミングで、または、前記第1の吸気弁より先に開弁し、前記第2の吸気弁の開弁の速度は、前記第1の吸気弁の開弁の速度より速く、その後前記第1の吸気弁から前記燃焼空間へ流入する空気の速度が最も速くなる時までに閉弁を開始することを特徴とする内燃機関。 - 前記第2の吸気弁は、前記ピストンに連結された回転軸の回転数および前記回転軸の出力に応じて、開弁の開始時期、全開となる時期、閉弁の開始時期、全閉となる時期を変更することを特徴とする請求項1ないし請求項3の何れか1項に記載の内燃機関。
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