JP4222533B2 - タンクレス便器 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、便器洗浄タンクを有さず、水道管等の給水管から供給される水を便器本体へ直接供給可能なタンクレス便器に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、スペースの有効活用等の観点から、給水管から供給される水を便器本体へ直接供給可能なタンクレス便器が開発されつつある(特開平3−90723号公報)。かかるタンクレス便器では、便器本体のリム内に水により便鉢を洗浄可能なリム通水路が形成され、リム用導管は便器本体の壁面に隠蔽されたリム通水路に後方から繋がるリム導水路を介し、このリム通水路に水を供給可能になされている。また、弁手段として、入水ポート及び出水ポートを有する開閉弁と、大気孔を有するバキュームブレーカとが採用されている。開閉弁の入水ポートには導管を介して給水管が接続され、出水ポートにはリム用導管が接続されている。バキュームブレーカの大気孔はリム通水路の最上面より上方で大気と連通される。
【0003】
かかるタンクレス便器では、給水管から導管を経て開閉弁の入水ポートに水が供給され、その水は、開閉弁の開弁により、出水ポートからリム用導管を経て便器本体のリム通水路に供給される。これにより、水が便鉢に射水され、便鉢の洗浄が行われる。この際、バキュームブレーカの大気孔は、それより下流側を大気に開放しているため、給水管、導管及びこれらより上流側が負圧になっても、リム通水路内の水を弁手段及びこれより上流側に逆流させない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、便器本体は、便鉢周りにリムが有り、リム内にリム通水路が形成される。この一方、リム通水路の後部からリム用導管により水を供給することが美観上好ましい。この点、上記従来のタンクレス便器では、便器本体がそのリム通水路に繋がるリム導水路を便器本体の壁面に隠蔽して有し、このリム導水路の上方に通孔を貫設し、その通孔でリム用導管を便器本体に接続している。この場合、リム用導管内の水は、リム導水路内を流れた後でリム通水路に至ることとなり、リム導水路内を流れる間の抵抗により便鉢内への射水力が弱くなり、洗浄能力が劣るおそれがある。
【0005】
また、弁手段の大気孔からは水が漏れやすく、かかる水は便器本体の便鉢内に戻すことが便宜である。この点、従来のタンクレス便器では、この点についての考慮がなされていない。仮に、従来のタンクレス便器において、大気孔に配管を接続し、その配管を便器本体に接続するとすれば、そのための通孔は、リム用導管を便器本体に接続するための通孔とは別に貫設されなければならない。こうであれば、陶器製の便器本体に二つの通孔を貫設しなければならず、製造が面倒となり、製造コストの高騰化を招来してしまう。
【0006】
本発明は、上記従来の実情に鑑みてなされたものであって、リム通水路内の水の洗浄能力を劣らせることなく、かつ製造コストの低廉化を実現可能なタンクレス便器を提供することを解決すべき課題としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明のタンクレス便器は、リム内に形成され、水により便鉢を洗浄可能なリム通水路を有する便器本体と、
該リム通水路に該水を供給可能なリム用導管と、
該水を供給する給水管に入水ポートが接続され、該水を供給・停止可能である出水ポートに該リム用導管が接続されるとともに、該リム通水路の最上面より上方で大気と連通する大気孔を有する弁手段と、を備えたタンクレス便器において、
前記便器本体の壁面には前記リム通水路に通ずる通孔が貫設され、該通孔内には、前記リム用導管と連通る給水路と、前記大気孔に接続される配管と連通る排水路とを有するスパッドが係合されていることを特徴とする。
【0008】
本発明のタンクレス便器では、便器本体の壁面にリム通水路に通ずる通孔が貫設されており、かかる通孔に給水路と排水路とを有するスパッドが係合されている。
このため、このタンクレス便器では、リム用導管がスパッドの給水路に連通することから、リム用導管内の水がリム通水路に至る
【0009】
また、弁手段の大気孔は、配管を介してスパッドの排水路に連通することから、弁手段の大気孔から漏れる水は、配管を介し、排水路を流れ、リム通水路から便鉢内に戻される。
そして、本発明のタンクレス便器では、スパッドを設けるための通孔さえ便器本体に貫設すれば、リム用導管と大気孔に接続された配管とを便器本体に接続することができるので、製造が容易となり、製造コストの低廉化を実現できる。
【0010】
したがって、本発明のタンクレス便器では、製造コストの低廉化を実現することができる。
また、通孔を便器本体の後壁面に貫設する場合には、便器本体の上面を広くすることができ、スペースの有効活用により、一層美観を呈することができる。
スパッドは、通孔に係合される本体部と、この本体部に設けられ、リム用導管を係合させる第1係合部と、本体部に設けられ、大気孔に接続される配管を係合させる第2係合部と、本体部に設けられ、リム通水路内まで延在する案内部とを有して構成され得る。この場合、少なくとも第1係合部及び案内部によりリム用導管と連通する給水路が形成される。また、少なくとも第2係合部により配管と連通する排水路が形成される。
【0011】
ここで、案内部が給水路をリム通水路の一方向及び他方向に開口させる射水口を有する場合には、リム通水路に両方向から水を射水することができるため、水の射水圧力が比較的低くても、便鉢の洗浄能力を高めることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を具体化した実施形態1〜4を図面を参照しつつ説明する。
(実施形態1)
実施形態1のタンクレス便器は、図1に示すように、便器本体1の後方にベースプレート2を介して弁手段としての給水装置3が組込まれ、給水装置3はカバー4により隠蔽されている。
【0013】
便器本体1は、図3にも示すように、排泄物を受ける便鉢1aと、便鉢1aの上部周縁に巡らされ、内部にリム通水路1bを有するリム1cと、図1に示すように、便鉢1aの底に連通し、排泄物を流すトラップ1dとを備えている。リム通水路1bは、図3及び図4に示すように、便器本体1の後壁面1eに隠蔽されたリム導水路1f後方から繋がっている。また、図1に示すように、トラップ1dの入口にはジェットノズル5が取り付けられている。なお、便座及び便蓋の図示は省略している。
【0014】
給水装置3は、入水ポート3a、第1出水ポート3b及び第2出水ポート3cを有しており、入水ポート3aより取り入れた水を第1出水ポート3b及び第2出水ポート3cに選択的に供給・停止可能なものである。入水ポート3aには水道管等の給水管に図示しない止水栓を介してフレキシブルホース6が接続されている。第1出水ポート3bにはリム用導管7が接続されており、第2出水ポート3cにはジェット用導管8が接続されている。また、給水装置3はバキュームブレーカ3dを有しており、バキュームブレーカ3dの大気孔3eには配管としてのチューブ9が接続されている。チューブ9には便器本体1のリム通水路1bの最上面より上方で大気と連通する図示しない吸気口が貫設されている。
【0015】
給水装置3のリム用導管7は、図2〜4に示すように、スパッド10により便器本体1に接続されている。すなわち、図3に示すように、便器本体1の後壁面1eにはリム導水路1fに連通する通孔1gが貫設され、この通孔1g内にスパッド10が係合されている。
スパッド10は、図5及び図6に示すように、通孔1gに係合される本体部11と、この本体部11と一体をなし、リム用導管7を係合させる第1係合部12と、本体部11と一体をなし、チューブ9を係合させる第2係合部13と、本体部11と一体をなし、リム通水路1b内まで延在する案内部14とを有している。本体部11、第1係合部12及び案内部14内にリム用導管7と連通する給水路10aが形成されている。また、本体部11及び第2係合部13内にチューブ9と連通する排水路10bが形成されている。
【0016】
本体部11の内方側の外周には内端側に向かって外広がりのテーパ面11aが形成され、このテーパ面11aより外端側の外周には雄螺子11bが形成されている。本体部11の外端側には本体部11から突出して第1係合部12が形成されており、第1係合部12の外周には雄螺子11bより小径の雄螺子12aが形成されている。また、本体部11の内端側に筒状の案内部14が圧入されている。案内部14は、図3及び図4に示すように、給水路10aをリム通水路1bの一方向に開口させる射水口14aと、他方向に開口させる射水口14bとを有している。本体部11の外端側には第1係合部12と平行に第2係合部13が形成されている。
【0017】
かかるスパッド10は以下のように便器本体1の通孔1gに係合される。まず、本体部11のテーパ面11aの外側にスカートパッキン15を嵌め込み、便器本体1の通孔1g内に後壁面1eの内方からスカートパッキン15とともに挿入する。そして、後壁面1eを挟んで平パッキン16及び図示しないスリップワッシャを嵌め、雄螺子11bに座付ナット17を螺合する。次いで、第1係合部12の給水路10a内にリム用導管7を挿入し、アジャストパッキン18及び図示しないスリップワッシャを雄螺子12aに嵌め、雄螺子12aに袋ナット19を螺合する。この後、第2係合部13の外周面にチューブ9を嵌める。
【0018】
以上のように構成されたタンクレス便器では、図1及び図3に示すように、給水管から止水栓及びフレキシブルホース6を経て給水装置3の入水ポート3aに水が供給される。その水は、給水装置3における第1出水ポート3bの開弁により、第1出水ポート3bからリム用導管7を経て便器本体1のリム通水路1bに供給される。これにより、水が便鉢1aに射水され、便鉢1aの洗浄が行われる。また、その水は、給水装置3における第2出水ポート3cの開弁により、第2出水ポート3cからジェット用導管8を経てジェットノズル5に供給される。これにより、トラップ1dに強制的にサイホン作用を生じさせる。これらの際、バキュームブレーカ3dの大気孔3eは、それより下流側を吸気口により大気に開放しているため、給水管、止水栓、フレキシブルホース6及びこれらより上流側が負圧になっても、リム通水路1b内の水を給水装置3及びこれより上流側に逆流させない。
【0019】
また、このタンクレス便器では、便器本体1がそのリム通水路1bに後方から繋がるリム導水路1fを後壁面1eに隠蔽して有し、美観を呈している。そして、図5に示すように、その後壁面1eにリム導水路1fに連通する通孔1gが貫設されており、かかる通孔1gに給水路10aと排水路10bとを有するスパッド10が係合されている。
【0020】
このため、このタンクレス便器では、図4に示すように、リム用導管7がスパッド10の給水路10aによりリム通水路1bに連通することから、リム用導管7内の水がリム導水路1f内を流れることなく、スパッド10の給水路10aによりリム通水路1bに至る。このため、図1に示す便鉢1a内への射水力は維持され、洗浄能力が劣るおそれがない。
【0021】
また、給水装置3の大気孔3eは、チューブ9を介してスパッド10の排水路10bに接続され、その排水路10bによりリム導水路1fに連通することから、給水装置3の大気孔3eから漏れる水は、チューブ9を介し、便鉢1aの洗浄に関係する給水路10aとは独立した排水路10bによりスパッド10の案内部14周りのリム導水路1fを流れ、リム通水路1bから便鉢1a内に戻される。
【0022】
そして、このタンクレス便器では、スパッド10を設けるための通孔1gさえ便器本体1に貫設すれば、リム用導管7と大気孔3eに接続されたチューブ9とを便器本体1に接続することができるので、製造が容易となり、製造コストの低廉化を実現できる。
したがって、このタンクレス便器では、リム通水路1b内の水の洗浄能力を劣らせることなく、かつ製造コストの低廉化を実現することができる。
【0023】
また、このタンクレス便器では、通孔1gを便器本体1の後壁面1eに貫設しているため、便器本体1の上面を広くすることができ、スペースの有効活用により、一層美観を呈している。
さらに、このタンクレス便器では、スパッド10の案内部14が一対の射水口14a、14bを有し、これら射水口14a、14bによりリム通水路1bに両方向から水を射水することができるため、水の射水圧力が比較的低くても、便鉢1aの洗浄能力を高めることができる。
(実施形態2)
実施形態2のタンクレス便器では、図7及び図8に示すスパッド20を採用している。他の構成は実施形態1と同様である。
【0024】
スパッド20は、通孔1gに係合される本体部21と、この本体部21に設けられたハウジング22と、本体部21及びハウジング22内に設けられ、リム通水路1b内まで延在する案内部23とを有している。ハウジング22には、リム用導管7を係合させる第1係合部22aと、チューブ9を係合させる第2係合部22bとが形成されている。本体部21、ハウジング22及び案内部23内にリム用導管7と連通する給水路20aが形成されている。また、本体部21の外面及びハウジング22の内面とでチューブ9と連通する排水路20bが形成されている。
【0025】
本体部21の内方側には周方向で4分割され、先端側が先細りのコレット21aが形成され、コレット21aより外端側の外周には雄螺子21bが形成されている。
ハウジング22は、本体部21の外端側にOリング24を介し、雄螺子21bに螺合されている。ハウジング22の外端に同軸に第1係合部22aが突設されており、第1係合部22aの外周に傾斜して第2係合部22bが突設されている。第1係合部22aにはフランジ22cが形成されている。
【0026】
また、本体部21には、外端にフランジ23cをもつ筒状の案内部23が挿入されている。案内部23は、給水路0aをリム通水路1bの一方向に開口させる射水口23aと、他方向に開口させる射水口23bとを有している。
かかるスパッド20は以下のように便器本体1の通孔1gに係合される。まず、本体部21のコレット21aを縮径しつつ、便器本体1の通孔1g内に後壁面1eの外方からその本体部21を挿入する。この後、後壁面1eとの間にパッキン26を設けつつ、ハウジング22を本体部21の雄螺子21bに螺合させる。次いで、第1係合部22aの給水路20a内にフランジ23cがハウジング22の段部22dに当接するまで案内部23を挿入する。そして、第1係合部22aのフランジ22cとリム用導管7のフランジ7aとをクリップ25により係止し、第1係合部22aにリム用導管7を係合する。また、第2係合部22bの外周面にチューブ9を嵌める。
【0027】
以上のように構成されたタンクレス便器においても、実施形態1と同様の作用及び効果を奏することができる。
(実施形態3)
実施形態3のタンクレス便器では、図9及び図10に示すスパッド30を採用している。他の構成は実施形態1と同様である。
【0028】
スパッド30は、通孔1gに係合される本体部31と、この本体部31と一体をなし、リム用導管7を係合させる第1係合部32と、本体部31に設けられ、チューブ9を係合させる第2係合部33と、本体部31と一体をなし、リム通水路1b内まで延在する案内部34とを有している。本体部31、第1係合部32及び案内部34内にリム用導管7と連通する給水路30aが形成されている。また、第2係合部33内にチューブ9と連通する排水路30bが形成されている。
【0029】
本体部31の内方側には周方向で4分割され、先端側が先細りのコレット31aが形成されている。本体部31と一体の第係合部32の外周には雄螺子32aが形成されている。また、本体部31には筒状の案内部34が圧入されている。案内部34は、給水路30aをリム通水路1bの一方向に開口させる射水口34aと、他方向に開口させる射水口34bとを有している。また、本体部31には第2係合部33のフランジ33aが嵌め込まれている。
【0030】
かかるスパッド30は以下のように便器本体1の通孔1gに係合される。まず、本体部31のコレット31aを縮径しつつ、便器本体1の通孔1g内に後壁面1eの外方からその本体部31及び第1係合部32を挿入する。この後、後壁面1eとの間にパッキン35を設けつつ、第2係合部33のフランジ33aを本体部31の雄螺子32aに嵌め、座金36を介してナット37を雄螺子32aに螺合させる。次いで、第1係合部32の給水路30a内にリム用導管7を挿入し、アジャストパッキン38及び図示しないスリップワッシャを嵌め、雄螺子32aに袋ナット39を螺合する。この後、第2係合部33の外周面にチューブ9を嵌める。
【0031】
以上のように構成されたタンクレス便器においても、実施形態1と同様の作用及び効果を奏することができる。
(実施形態4)
実施形態4のタンクレス便器では、図11及び図12に示すスパッド40を採用している。他の構成は実施形態1と同様である。
【0032】
スパッド40は、通孔1gに係合される本体部41と、この本体部41と一体をなし、リム用導管7を係合させる第1係合部42と、本体部41と一体をなし、チューブ9を係合させる第2係合部43と、本体部41と一体をなし、リム通水路1b内まで延在する案内部44とを有している。第1係合部42及び案内部44内にリム用導管7と連通する給水路40aが形成されている。また、本体部41と案内部44との間及び第2係合部3によりチューブ9と連通する排水路40bが形成されている。
【0033】
本体部41の内方側には周方向で4分割され、先端側が先細りのコレット41aが形成され、コレット41aより外端側の外周には雄螺子41bが形成されている。また、本体部41内には段部41cが形成され、段部41cに筒状の案内部44が圧入されている。こうして、段部41cの部分を除く本体部41の内面と案内部44の外面とで排水路40bが形成されている。案内部44は、給水路40aをリム通水路1bの一方向に開口させる射水口44aと、他方向に開口させる射水口44bとを有している。本体部41と一体の第1係合部42にはフランジ42aが形成されている。また、本体部41と第1係合部42との間にはこれらと一体の第2係合部43が径方向に突設されている。
【0034】
かかるスパッド40は以下のように便器本体1の通孔1gに係合される。まず、本体部41のコレット41aを縮径しつつ、便器本体1の通孔1g内に後壁面1eの外方からその本体部41及び第1係合部42を挿入する。この後、後壁面1eとの間にパッキン45及び座金46を介してナット47を雄螺子41bに螺合させる。そして、第1係合部42のフランジ42とリム用導管7のフランジ7aとをクリップ48により係止し、第1係合部42にリム用導管7を係合する。また、第2係合部43の外周面にチューブ9を嵌める。
【0035】
以上のように構成されたタンクレス便器においても、実施形態1と同様の作用及び効果を奏することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態1のタンクレス便器の縦断面図である。
【図2】実施形態1のタンクレス便器の背面図である。
【図3】実施形態1のタンクレス便器の一部断面平面図である。
【図4】実施形態1のタンクレス便器の要部拡大縦断面図である。
【図5】実施形態1のタンクレス便器に係るスパッド等の断面図である。
【図6】実施形態1のタンクレス便器に係るスパッドの背面図である。
【図7】実施形態2のタンクレス便器に係るスパッド等の断面図である。
【図8】実施形態2のタンクレス便器に係るスパッドの背面図である。
【図9】実施形態3のタンクレス便器に係るスパッド等の断面図である。
【図10】実施形態3のタンクレス便器に係るスパッドの背面図である。
【図11】実施形態4のタンクレス便器に係るスパッド等の断面図である。
【図12】実施形態4のタンクレス便器に係るスパッドの背面図である。
【符号の説明】
1…便器本体
1c…リム
1a…便鉢
1b…リム通水路
1f…リム導水路
7…リム用導管
3…弁手段(給水装置)
3a…入水ポート
3b…出水ポート
3e…大気孔
1e…後壁面
1g…通孔
10、20、30、40…スパッド
10a、20a、30a、40a…給水路
9…配管(チューブ)
10b、20b、30b、40b…排水路
11、21、31、41…本体部
12、22a、32、42…第1係合部
13、22b、33、43…第2係合部
14、23、34、44…案内部
14a、14b、23a、23b、34a、34b、44a、44b…射水口

Claims (3)

  1. リム内に形成され、水により便鉢を洗浄可能なリム通水路を有する便器本体と、
    該リム通水路に該水を供給可能なリム用導管と、
    該水を供給する給水管に入水ポートが接続され、該水を供給・停止可能である出水ポートに該リム用導管が接続されるとともに、該リム通水路の最上面より上方で大気と連通する大気孔を有する弁手段と、を備えたタンクレス便器において、
    前記便器本体の壁面には前記リム通水路に通ずる通孔が貫設され、該通孔内には、前記リム用導管と連通る給水路と、前記大気孔に接続される配管と連通る排水路とを有するスパッドが係合されていることを特徴とするタンクレス便器。
  2. スパッドは、通孔に係合される本体部と、該本体部に設けられ、リム用導管を係合させる第1係合部と、該本体部に設けられ、大気孔に接続される配管を係合させる第2係合部と、該本体部に設けられ、リム通水路内まで延在する案内部とを有し、少なくとも該第1係合部及び該案内部により該リム用導管と連通する給水路が形成され、少なくとも該第2係合部により該配管と連通する排水路が形成されていることを特徴とする請求項1記載のタンクレス便器。
  3. 前記便器本体は、該便器本体の壁面に隠蔽され、前記リム通水路に後方から繋がるリム導水路を有し、
    前記案内部は、該リム導水路を通過し、該リム通水路内まで延在していることを特徴とする請求項1又は2記載のタンクレス便器。
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