JP4221951B2 - イオン導電性粘着剤及びその製造方法 - Google Patents

イオン導電性粘着剤及びその製造方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、医療分野等での導電性が求められる粘着剤に関し、詳しくは心電図、脳波図、低周波治療器等の生体用電極材に用いられるイオン導電性粘着剤に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、導電性を有する粘着剤としては数多くの研究がなされており、例えば粘着剤に金属微粉末、炭素繊維、炭素粉末、金属塩等の導電性固体を添加し、導電効果をもたらしたものが存在する。しかし、この方法では導電性固体の含有率をかなり高くしないと導電性が発現しない。その結果、導電性固体を含有しない粘着剤自体の粘着物性とは異なる粘着物性を呈するという問題があった。
また、ポリヒドロキシエチルメタクリレート等に水を吸わせることによりヒドロゲルとし、導電性を付与したものがあるが、経時で粘着剤から水分が蒸発することによって導電性が消失したり、アクリルの残留モノマーの臭気や皮膚刺激性等が問題となっていた。
【0003】
また、生体用電極材としては、アルミニウム、金、銀、銅、白金等の導電性の高い金属が使用されていた。しかし、このような金属は皮膚との密着性が悪く、皮膚からの微弱電流等の検知が不十分であるため、導電性のジェル、クリーム等を塗布して皮膚との密着性を確保し、さらにサージカルテープ等で固定する必要があり、煩雑であった。さらに、このようにジェル等を塗布すると、使用後に拭き取る必要があり、充分に除去できないで残るといった問題もあった。
【0004】
そこで、導電性のジェルを塗布する必要のない様々な電極材が、研究・開発された。しかし、生体、特に人体の皮膚に対する密着性、ヌレ性の点で不十分なものが多く、さらなる改良が望まれていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、従来の電極材のように導電性ジェルを塗布する必要がなく、さらには従来の導電性粘着剤では不十分であった人体の皮膚に対する密着性、ヌレ性が良好であり、導電性粘着剤としての機能が長時間持続するイオン導電性粘着剤を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
ポリウレタン樹脂の樹脂組成や反応方法、硬化剤、添加剤等を種々検討した結果、ウレタン樹脂粘着剤組成中に長鎖脂肪酸エステルを導入することにより、人体の皮膚に対する密着性、ヌレ性が良好なイオン導電性粘着剤が得られることを見いだした。
【0007】
即ち、第1の発明は、アルキレンオキサイド鎖を有するポリオール成分(a1)、アルキレンオキサイド鎖を有する単官能アルコール成分(a2)及びジイソシアネート化合物から形成されてなる3官能のビュレット体イソシアネート化合物(b)を反応せしめてなるポリウレタン(A)、イオン化合物(B)及び炭素数10以上の長鎖脂肪酸エステル(C)を含有することを特徴とするイオン導電性粘着剤である。
【0009】
の発明は、ポリオール成分(a1)中のアルキレンオキサイド鎖が、エチレンオキサイド鎖及びプロピレンオキサイド鎖であることを特徴とする第1発明記載のイオン導電性粘着剤である。
【0010】
の発明は、エチレンオキサイド鎖とプロピレンオキサイド鎖との重量比が、EO/PO=10/90〜50/50であることを特徴とする第発明記載のイオン導電性粘着剤である。
【0011】
の発明は、単官能アルコール成分(a2)のアルキレンオキサイド鎖が、エチレンオキサイド鎖であることを特徴とする第1発明ないし第発明いずれか記載のイオン導電性粘着剤である。
【0012】
の発明は、アルキレンオキサイド鎖を有するポリオール成分(a1)及び炭素数10以上の長鎖脂肪酸エステル(C)を含有する第1成分と、アルキレンオキサイド鎖を有する単官能アルコール成分(a2)及びイオン化合物(B)を含有する第2成分とを混合し、次いでジイソシアネート化合物から形成されてなるビュレット体3官能のイソシアネート化合物(b)を混合し、ポリオール成分(a1)及び単官能アルコール成分(a2)と、3官能のビュレット体イソシアネート化合物(b)とを反応せしめてポリウレタン(A)を形成することを特徴とする、ポリウレタン(A)、イオン化合物(B)及び炭素数10以上の長鎖脂肪酸エステル(C)を含有するイオン導電性粘着剤の製造方法である。
【0013】
【発明の実施の形態】
本発明に用いられるアルキレンオキサイド鎖を有するポリオール成分(a1)としては、公知のポリエーテルポリオール、公知のポリエーテルポリオールとポリイソシアネートとの反応物で末端が水酸基であるもの等を挙げることができる。
【0014】
本発明で用いられる公知のポリエーテルポリオールとしては、メチレンオキサイド鎖、エチレンオキサイド鎖(EO)、プロピレンオキサイド鎖(PO)、ブチレンオキサイド鎖等のアルキレンオキサイド鎖の繰り返し構造をそれぞれ単独で、あるいは2種類以上有するものが使用でき、エチレンオキサイド鎖(EO)とプロピレンオキサイド鎖(PO)の両方を有するものが好ましい。
【0015】
ポリエーテルポリオール中のアルキレンオキサイド鎖部分、特にエチレンオキサイド鎖部分は、後述するイオン化合物(B)と錯体(複合体)を形成し、電位を与えるとイオン導電性が発現し、粘着剤中を電流が流れる。その導電性は、体積固有抵抗103〜107Ω・cm-1程度であることが好ましい。
PO鎖だけだとイオン化合物(B)による導電性が発現しにくくなるので、導電性の観点からは、PO鎖は少ない方が好ましい。しかし、反面EO鎖のみだと生成するイオン導電性粘着剤が硬くなる傾向にあり、人体の皮膚に対する密着性が確保しにくくなる。そこで、EO鎖とPO鎖の重量比は、EO/PO=10/90〜50/50であることが好ましい。
【0016】
本発明で用いられるポリエーテルポリオールは、直線状であってもよく、あるいは一部分岐構造を有していてもよく、一部分岐構造を有するものを使用することが好ましい。
また、ポリエーテルポリオールとしては、数平均分子量が500〜5,000程度の比較的低分子量領域において常温で液体のものを使用することが好ましい。このようなポリエーテルポリオールを使用すると、密着性、ヌレ性に優れる粘着剤が得られる。比較的高分子量の粘調な液体ないし固体のポリエーテルポリオールを用いると、3官能イソシアネート化合物(b)を反応させた生成物の粘着性が低下するので好ましくない。
【0017】
本発明に用いるアルキレンオキサイド鎖を有する単官能アルコール成分(a2)としては、ポリエチレングリコールモノアルキルエーテル、ポリプロピレングリコールモノアルキルエーテル等が挙げられ、ポリエチレングリコールモノアルキルエーテルが好ましい。
ポリエチレングリコールモノアルキルエーテルは、イオン化合物(B)を溶解し、導電性の発現、向上の機能を担う。ポリエチレングリコールモノアルキルエーテルは、ポリエーテルポリオール(a1)由来のアルキレンオキサイド鎖の結晶性を低下させ、粘着剤において一種の可塑剤としての役割を果たし、イオン化合物(B)を吸収するエリアが増加し、導電性がより一層向上する。
【0018】
ポリエチレングリコールモノアルキルエーテルとしては、ジエチレングリコールモノアルキルエーテル、トリエチレングリコールモノアルキルエーテル、テトラエチレングリコールモノアルキルエーテルやエチレングリコール部分の繰り返し単位が5つ以上のモノアルキルエーテルが挙げられる。
ジエチレングリコールモノアルキルエーテルとしては、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、ジエチレングリコールモノブチルエーテル等が、
トリエチレングリコールモノアルキルエーテルとしては、トリエチレングリコールモノメチルエーテル、トリエチレングリコールモノエチルエーテル、トリエチレングリコールモノブチルエーテル等が挙げられる。
テトラエチレングリコールモノアルキルエーテルとしては、テトラエチレングリコールモノメチルエーテル、テトラエチレングリコールモノエチルエーテル、テトラエチレングリコールモノブチルエーテル等が挙げられる。
上記した種々のポリエチレングリコールモノアルキルエーテルは、それぞれ単独で、又は複数をあわせて用いることができる。
【0019】
本発明に用いられるジイソシアネート化合物から形成されてなる3官能のビュレット体イソシアネート化合物(b)は、公知のジイソシアネート化合物と水とが反応し、形成される。
【0020】
3官能のイソシアネート化合物(b)の形成に供される公知のジイソシアネート化合物としては、芳香族ポリイソシアネート、脂肪族ポリイソシアネート、芳香脂肪族ポリイソシアネート、脂環族ポリイソシアネート等が挙げられる。
【0021】
芳香族ポリイソシアネートとしては、1,3−フェニレンジイソシアネート、4,4’−ジフェニルジイソシアネート、1,4−フェニレンジイソシアネート、4,4’−ジフェニルメタンジイソシアネート、2,4−トリレンジイソシアネート、2,6−トリレンジイソシアネート、4,4’−トルイジンジイソシアネート、ジアニシジンジイソシアネート、4,4’−ジフェニルエーテルジイソシアネート等を挙げることができる。
【0022】
脂肪族ポリイソシアネートとしては、トリメチレンジイソシアネート、テトラメチレンジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネート、ペンタメチレンジイソシアネート、1,2−プロピレンジイソシアネート、2,3−ブチレンジイソシアネート、1,3−ブチレンジイソシアネート、ドデカメチレンジイソシアネート、2,4,4−トリメチルヘキサメチレンジイソシアネート等を挙げることができる。
【0023】
芳香脂肪族ポリイソシアネートとしては、ω,ω’−ジイソシアネート−1,3−ジメチルベンゼン、ω,ω’−ジイソシアネート−1,4−ジメチルベンゼン、ω,ω’−ジイソシアネート−1,4−ジエチルベンゼン、1,4−テトラメチルキシリレンジイソシアネート、1,3−テトラメチルキシリレンジイソシアネート等を挙げることができる。
【0024】
脂環族ポリイソシアネートとしては、3−イソシアネートメチル−3,5,5−トリメチルシクロヘキシルイソシアネート、1,3−シクロペンタンジイソシアネート、1,3−シクロヘキサンジイソシアネート、1,4−シクロヘキサンジイソシアネート、メチル−2,4−シクロヘキサンジイソシアネート、メチル−2,6−シクロヘキサンジイソシアネート、4,4’−メチレンビス(シクロヘキシルイソシアネート)、1,4−ビス(イソシアネートメチル)シクロヘキサン、1,4−ビス(イソシアネートメチル)シクロヘキサン等を挙げることができる。
【0025】
本発明に用いられる3官能のビュレット体ポリイソシアネート化合物(b)としては、4,4’−ジフェニルメタンジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネート、3−イソシアネートメチル−3,5,5−トリメチルシクロヘキシルイソシアネート(イソホロンジイソシアネート)等のジイソシアネートから形成されたビュレット体が好ましい。
【0026】
本発明に用いられるイオン化合物(B)としては、塩化ナトリウム、塩化カリウム、塩化リチウム、過塩素酸リチウム、塩化アンモニウム、塩素酸カリウム、塩化アルミニウム、塩化銅、塩化第一鉄、塩化第二鉄、硫酸アンモニウム、硝酸カリウム、硝酸ナトリウム、炭酸ナトリウム、チオシアン酸ナトリウム等の無機塩類、酢酸ナトリウム、アルギン酸ソーダ、リグニンスルホン酸ソーダ、トルエンスルホン酸ソーダ等の有機塩類が挙げられる。これらは単独もしくは混合して使用することができる。人体に使用する場合は安全性等の観点から、塩化ナトリウム、塩化カリウム、過塩素酸リチウム等が好ましい。
【0027】
本発明に用いる炭素数10以上の長鎖脂肪酸エステル(C)としては、炭素数が8〜18の一塩基酸ないしは多塩基酸と炭素数が18以下の分岐アルコールとのエステルや、
炭素数が14〜18の不飽和脂肪酸ないしは分岐酸と4価以下のアルコールとのアルコールのエステルが、好適に用いられる。
炭素数10以上の長鎖脂肪酸エステル(C)を含有しないと、皮膚に対する密着性、ヌレ性が悪い。また、脂肪酸エステルとして炭素数の短いものを用いると、脂肪酸エステルが被着体たる皮膚に移行し易く、脂肪酸エステルの移行に伴って粘着剤も被着体に移行し易くなる。
【0028】
炭素数が8〜18の一塩基酸ないしは多塩基酸と炭素数が18以下の分岐アルコールとのエステルとしては、ラウリン酸イソステアリル、ミリスチン酸イソプロピル、ミリスチン酸イソセチル、ミリスチン酸オクチルドデシル、パルミチン酸イソステアリル、ステアリン酸イソセチル、オレイン酸オクチルドデシル、アジピン酸ジイソステアリル、セバシン酸ジイソセチル、トリメリト酸トリオレイル、トリメリト酸トリイソセチル等が挙げられ、ミリスチン酸イソプロピル、ミリスチン酸イソセチル、ミリスチン酸オクチルドデシルが好ましく、ミリスチン酸イソプロピルが特に好ましい。
【0029】
炭素数が14〜18の不飽和脂肪酸ないしは分岐酸としては、例えばミリストレイン酸、オレイン酸、リノール酸、リノレン酸、イソパルミチン酸又はイソステアリン酸等が挙げられる。
又、4価以下のアルコールとしては、具体的には、例えばエチレングリコール、プロピレングリコール、グリセリン、トリメチロールプロパン、ペンタエリスリトール又はソルビタン等が挙げられる。
【0030】
本発明のポリウレタン(A)は、ポリオール成分(a1)、アルキレンオキサイド鎖を有する単官能アルコール成分(a2)、及びジイソシアネート化合物から形成されてなる3官能イソシアネート化合物(b)を必須成分として反応せしめてなるものであり、3成分の合計100重量%中にポリオール成分(a1)を30〜90重量%、単官能アルコール成分(a2)を5〜50重量%、3官能イソシアネート化合物(b)を5〜40重量%含有することが好ましく、ポリオール成分(a1)を50〜80重量%、単官能アルコール成分(a2)を10〜40重量%、3官能イソシアネート化合物(b)を10〜30重量%含有することがより好ましい。
【0031】
ポリオール成分(a1)が30重量%未満だと粘着剤としての物性の発現が困難であり、90重量%を越えると他の必須成分の含有量が小さくなり、本発明の効果があまり期待できない。
単官能アルコール成分(a2)が5重量%未満だと可塑剤としての効果が得られず、50重量%を越えると粘着剤が柔らかくなりすぎて凝集力が不足しやすい。
3官能イソシアネート化合物(b)が5重量%未満だとポリウレタンの架橋密度が小さくなり凝集力が不足しやすく、40重量%を越えると架橋密度が大きくなりすぎて粘着剤としての機能が発現しにくくなる。
【0032】
本発明のイオン導電性粘着剤は、ポリウレタン(A)、イオン化合物(B)及び炭素数10以上の長鎖脂肪酸エステル(C)を必須成分として含有するものであり、3成分の合計100重量%中にポリウレタン(A)を50〜95重量%、イオン化合物(B)を0.5〜50重量%、長鎖脂肪酸エステル(C)を0.5〜50重量%含有することが好ましく、ポリウレタン(A)を70〜95重量%、イオン化合物(B)を1〜20重量%、長鎖脂肪酸エステル(C)を5〜30重量%含有することがより好ましい。
ポリウレタン(A)が、50重量%未満では粘着剤としての物性の発現が困難であり、95重量%を越えると他の必須成分の含有量が小さくなり、導電性、密着性、ヌレ性等の効果が期待できにくい。
イオン化合物(B)が、0.5重量%未満では導電性がほとんど発現せず、50重量%を越えると溶解性が悪くなり、イオン化合物としての効果が期待できない。
長鎖脂肪酸エステル(C)が0.5重量%未満では密着性、ヌレ性の効果があまり得られず、50重量%を越えると導電性粘着剤が柔らかくなりすぎて、凝集力が不足しやすい。
【0033】
次に本発明の導電性粘着剤を製造する方法について説明する。
ポリオール成分(a1)、単官能アルコール成分(a2)、ジイソシアネート化合物から形成されてなる3官能のイソシアネート化合物(b)、イオン化合物(B)及び炭素数10以上の長鎖脂肪酸エステル(C)を一括で仕込み、水酸基とイソシアネートとを反応させることも場合によっては可能であるが、イオン化合物(B)の溶解性、ポリオール成分(a1)及び単官能アルコール成分(a2)とイソシアネート化合物(C)との反応を考慮して、下記のような方法で製造することが好ましい。
即ち、アルキレンオキサイド鎖を有するポリオール成分(a1)及び炭素数10以上の長鎖脂肪酸エステル(C)を含有する第1成分と、
アルキレンオキサイド鎖を有する単官能アルコール成分(a2)及びイオン化合物(B)を含有する第2成分とを混合し、単官能アルコール成分(a2)にイオン化合物(B)を十分溶解し、
次いでジイソシアネート化合物から形成されてなる3官能のイソシアネート化合物(b)を混合し、
ポリオール成分(a1)及び単官能アルコール成分(a2)と、3官能のイソシアネート化合物(b)とを反応せしめてポリウレタン(A)を形成し、ポリウレタン(A)、イオン化合物(B)及び炭素数10以上の長鎖脂肪酸エステル(C)を含有するイオン導電性粘着剤を製造することが好ましい。
【0034】
本発明のイオン導電性粘着剤を得る際には、必要に応じてポリオール成分(a1)及び単官能アルコール成分(a2)と、3官能のイソシアネート化合物(b)とを反応せしめるための触媒を用いることができる。反応、硬化速度のコントロールがし易いので、触媒を用いる方が好ましい。
【0035】
本発明に用いられる触媒としては公知の触媒を使用することができる。例えば3級アミン系化合物、有機金属系化合物等が挙げられる。
【0036】
3級アミン系化合物としてはトリエチルアミン、トリエチレンジアミン、N,N−ジメチルベンジルアミン、N−メチルモルホリン、DBU等が挙げられる。
【0037】
有機金属系化合物としては錫系化合物、非錫系化合物を挙げることができる。錫系化合物としてはジブチル錫ジクロライド、ジブチル錫オキサイド、ジブチル錫ジブロマイド、ジブチル錫ジマレエート、ジブチル錫ジラウレート(DBTDL)、ジブチル錫ジアセテート、ジブチル錫スルファイド、トリブチル錫スルファイド、トリブチル錫オキサイド、トリブチル錫アセテート、トリエチル錫エトキサイド、トリブチル錫エトキサイド、ジオクチル錫オキサイド、トリブチル錫クロライド、トリブチル錫トリクロロアセテート、2−エチルヘキサン酸錫等が挙げられる。
【0038】
非錫系化合物としては、例えばジブチルチタニウムジクロライド、テトラブチルチタネート、ブトキシチタニウムトリクロライドなどのチタン系、オレイン酸鉛、2−エチルヘキサン酸鉛、安息香酸鉛、ナフテン酸鉛などの鉛系、2−エチルヘキサン酸鉄、鉄アセチルアセトネートなどの鉄系、安息香酸コバルト、2−エチルヘキサン酸コバルトなどのコバルト系、ナフテン酸亜鉛、2−エチルヘキサン酸亜鉛などの亜鉛系、ナフテン酸ジルコニウムなどが挙げられる。
【0039】
本発明に用いられる触媒としては、ジブチル錫ジラウレート(DBTDL)、2−エチルヘキサン酸錫等が好ましく、場合によっては単独、もしくは併用することもできる。
【0040】
本発明のイオン導電性粘着剤には、必要に応じて、他の樹脂、例えばアクリル樹脂、ポリエステル樹脂、アミノ樹脂、エポキシ樹脂、ポリウレタン樹脂を併用することもできる。また、用途に応じて、粘着付与剤、タルク、炭酸カルシウム、酸化チタン等の充填剤、着色剤、紫外線吸収剤、酸化防止剤、消泡剤、光安定剤等の添加剤を配合しても良い。
【0041】
本発明のイオン導電性粘着剤は、被着体として電極材であるアルミニウム、金、銀、銅、白金等の導電性の高い金属に好適に用いることができる。
【0042】
本発明のイオン導電性粘着剤を生体電極用材料に用いる際には、必要に応じてプラスチックフィルム、紙、布、発泡体等にイオン導電性粘着剤を積層したり、含浸したりすることもできる。導電性を有しない上記のような基材に、本発明のイオン導電性粘着剤を積層したり、含浸したりする場合には、基材の一部に導電部位を設けたり、直接粘着剤の一部にリード線を導入したり、特にプラスチックフィルムの場合には、メッシュ加工したものをする等の所作が必要となる。
【0043】
プラスチックフィルムとしては、ポリ塩化ビニルフィルム、ポリエチレンテレフタレート(PET)フィルム、ポリウレタンフィルム、ナイロンフィルム、処理ポリオレフィンフィルム、未処理ポリオレフィンフィルム等が挙げられる。
【0044】
基材へのイオン導電性粘着剤の積層ないし含浸量は、200〜2,000μmが好ましい。200μm未満だと人体の皮膚に対する密着性、具体的には凹凸緩和性が乏しくなり、2,000μmを越えると粘着剤の製造、電極材としての取り扱いが難しくなる。
【0045】
【実施例1】
ポリエーテルポリオールG−3000B(3官能ポリエーテルポリオール、OH価56、PO鎖100重量%、Mn=3000、三洋化成工業株式会社製)16g、ミリスチン酸イソプロピル3g、ジブチル錫ジラウレート0.1gを混合した第1成分と、
テトラエチレングリコールモノメチルエーテルを主成分とするポリエチレングリコールモノメチルエーテルMPG(単官能アルコール、日本乳化剤株式会社製)5g、過塩素酸リチウム1gを混合した第2成分とを混合し、
次いで、N3200(ヘキサメチレンジイソシアネートの3官能ビュレット体、住化バイエルウレタン株式会社製)5gを混合し、剥離シートの剥離処理面に、膜厚が1mmになるように、常温で硬化反応させて粘着剤を得た。
得られた粘着剤を下記に示す方法に従って、密着性、ヌレ性、再剥離性、導電性の試験を行った。
【0046】
<密着性>
片面にポリエチレンテレフタレートフィルムを貼着し、次いで反対の粘着剤面を上腕の皮膚に軽く押し当て、地面と垂直に放置した状態で、
半永久的に付いているもの ○
数秒〜数分で剥がれ落ちるもの △
ほとんど付かないもの ×
として評価した。
【0047】
<ヌレ性>
片面にポリエチレンテレフタレートフィルムを貼着し、次いで反対の粘着剤面を指先で軽く押さえ、離した直後、
ハッキリと指紋がしばらく残っているもの ○
指紋が殆ど残らないもの △
全く変化のないもの ×
として、「ヌレ性」即ち「凹凸緩和性」を評価した。
【0048】
<再剥離性>
片面にポリエチレンテレフタレートフィルムを貼着し、次いで反対の粘着剤面を厚さ0.4mmのステンレス板(SUS304)に貼着した後、40℃で1日放置し、23℃−65%RHに冷却した後、剥離し、糊残り性を目視で評価した。剥離後、
ステンレス板への糊移行が全くないもの ○
部分的にあるもの △
完全に移行しているもの ×
として、「再剥離性」即ち「糊移行性」を評価した。尚、皮膚ではなく被着体としてステンレス板を用いたのは、ステンレス板表面の光沢の変化等から糊の移行し易さ・し難さを評価しやすいからである。
【0049】
<導電性>
市販のポータブル心電図モニタ(フクダ電子株式会社製、PHV−100)の電極部位に作成したイオン導電性粘着剤を貼付し、胸部に軽く押し当てて心電図の波形を目視で評価した。波形が
シャープに波形が描かれるもの ○
ノイズが大きくベースラインが乱れるもの △
全く記録できないもの ×
として評価した。
【0050】
以下に示す実施例2〜5、比較例1〜3も実施例1と同様に、得られた粘着剤を評価した。
[実施例2]ポリエーテルポリオールGL−3000(3官能ポリエーテルポリオール、OH価56、EO/PO=20/80重量%、Mn=3000、三洋化成工業株式会社製)16g、ミリスチン酸イソプロピル3g、ジブチル錫ジラウレート0.1gを混合した第1成分と、テトラエチレングリコールモノメチルエーテルを主成分とするポリエチレングリコールモノメチルエーテルMPG(単官能アルコール、日本乳化剤株式会社製)5g、過塩素酸リチウム1gを混合した第2成分とを混合し、次いで、N3200(ヘキサメチレンジイソシアネートの3官能ビュレット体、住化バイエルウレタン株式会社製)5gを混合し、剥離シートの剥離処理面に、膜厚が1mmになるように、常温で硬化反応させて粘着剤を得た。
[実施例3]ポリエーテルポリオールGL−3000(3官能ポリエーテルポリオール、OH価56、EO/PO=20/80重量%、Mn=3000、三洋化成工業株式会社製)16g、ミリスチン酸イソプロピル3g、ジブチル錫ジラウレート0.1gを混合した第1成分と、テトラエチレングリコールモノメチルエーテルを主成分とするポリエチレングリコールモノメチルエーテルMPG(単官能アルコール、日本乳化剤株式会社製)12g、過塩素酸リチウム1gを混合した第2成分とを混合し、次いで、N3200(ヘキサメチレンジイソシアネートの3官能ビュレット体、住化バイエルウレタン株式会社製)7gを混合し、剥離シートの剥離処理面に、膜厚が1mmになるように、常温で硬化反応させて粘着剤を得た。
[実施例4]ポリエーテルポリオールGL−3000(3官能ポリエーテルポリオール、OH価56、EO/PO=20/80重量%、Mn=3000、三洋化成工業株式会社製)16g、ミリスチン酸イソプロピル3g、ジブチル錫ジラウレート0.1gを混合した第1成分と、テトラエチレングリコールモノメチルエーテルを主成分とするポリエチレングリコールモノメチルエーテルMPG(単官能アルコール、日本乳化剤株式会社製)5g、塩化ナトリウム1gを混合した第2成分とを混合し、次いで、N3200(ヘキサメチレンジイソシアネートの3官能ビュレット体、住化バイエルウレタン株式会社製)5gを混合し、剥離シートの剥離処理面に、膜厚が1mmになるように、常温で硬化反応させて粘着剤を得た。
[実施例5](一括仕込み)ポリエーテルポリオールGL−3000(3官能ポリエーテルポリオール、OH価56、EO/PO=20/80重量%、Mn=3000、三洋化成工業株式会社製)16g、テトラエチレングリコールモノメチルエーテルを主成分とするポリエチレングリコールモノメチルエーテルMPG(単官能アルコール、日本乳化剤株式会社製)5g、ミリスチン酸イソプロピル3g、過塩素酸リチウム1g、N3200(ヘキサメチレンジイソシアネートの3官能ビュレット体、住化バイエルウレタン株式会社製)5g、ジブチル錫ジラウレート0.1gを混合し、剥離シートの剥離処理面に、膜厚が1mmになるように、常温で硬化反応させて粘着剤を得た。
[比較例1](ミリスチン酸イソプロピルなし)ポリエーテルポリオールGL−3000(3官能ポリエーテルポリオール、OH価56、EO/PO=20/80重量%、Mn=3000、三洋化成工業株式会社製)16g、テトラエチレングリコールモノメチルエーテルを主成分とするポリエチレングリコールモノメチルエーテルMPG(単官能アルコール、日本乳化剤株式会社製)5g、過塩素酸リチウム1g、N3200(ヘキサメチレンジイソシアネートの3官能ビュレット体、住化バイエルウレタン株式会社製)5g、ジブチル錫ジラウレート0.1gを混合し、剥離シートの剥離処理面に、膜厚が1mmになるように、常温で硬化反応させて粘着剤を得た。
[比較例2](過塩素酸リチウムなし)ポリエーテルポリオールGL−3000(3官能ポリエーテルポリオール、OH価56、EO/PO=20/80重量%、Mn=3000、三洋化成工業株式会社製)16g、ポリエチレングリコールモノメチルエーテルMPG(単官能アルコール、日本乳化剤株式会社製)5g、ミリスチン酸イソプロピル3g、N3300(ヘキサメチレンジイソシアネートの3官能ヌレート体、住化バイエルウレタン株式会社製)5g、ジブチル錫ジラウレート0.1gを混合し、剥離シートの剥離処理面に、膜厚が1mmになるように、常温で硬化反応させて粘着剤を得た。
[比較例3](カプリル酸メチル:炭素数8の脂肪酸エステル使用)ポリエーテルポリオールGL−3000(3官能ポリエーテルポリオール、OH価56、EO/PO=20/80重量%、Mn=3000、三洋化成工業株式会社製)16g、テトラエチレングリコールモノメチルエーテルを主成分とするポリエチレングリコールモノメチルエーテルMPG(単官能アルコール、日本乳化剤株式会社製)5g、カプリル酸メチル3g、過塩素酸リチウム1g、N3200(ヘキサメチレンジイソシアネートの3官能ビュレット体、住化バイエルウレタン株式会社製)5g、ジブチル錫ジラウレート0.1gを混合し、剥離シートの剥離処理面に、膜厚が1mmになるように、常温で硬化反応させて粘着剤を得た。
【0051】
【表1】
Figure 0004221951
【0052】
以上のように本発明のイオン導電性粘着剤は、被着体に対する密着性、ヌレ性、再剥離性、導電性に優れていることが分かる。
これに対して、比較例1に示した粘着剤は、長鎖脂肪酸エステルが含まれていないため、再剥離性は良好だが、密着性、ヌレ性が不足している。比較例2に示したイオン化合物が含まれていないため、再剥離性は良好だが、導電性が全くない。比較例3に示した粘着剤は、炭素数が10未満の長鎖脂肪酸エステルを用いているため、ヌレ性、導電性は良好だが、再剥離性が不足している。
【0053】
【発明の効果】
以上のように、アルキレンオキサイド鎖を有するポリオール成分、アルキレンオキサイド鎖を有する単官能アルコール成分、3官能イソシアネート成分、イオン化合物、炭素数10以上の長鎖脂肪酸エステルを用いることによって、密着性、ヌレ性、再剥離性が良好なイオン導電性粘着剤が得られるようになった。

Claims (5)

  1. アルキレンオキサイド鎖を有するポリオール成分(a1)、アルキレンオキサイド鎖を有する単官能アルコール成分(a2)及びジイソシアネート化合物から形成されてなる3官能のビュレット体イソシアネート化合物(b)を反応せしめてなるポリウレタン(A)、イオン化合物(B)及び炭素数10以上の長鎖脂肪酸エステル(C)を含有することを特徴とするイオン導電性粘着剤。
  2. ポリオール成分(a1)中のアルキレンオキサイド鎖が、エチレンオキサイド鎖及びプロピレンオキサイド鎖であることを特徴とする請求項1記載のイオン導電性粘着剤。
  3. エチレンオキサイド鎖とプロピレンオキサイド鎖との重量比が、EO/PO=10/90〜50/50であることを特徴とする請求項記載のイオン導電性粘着剤。
  4. 単官能アルコール成分(a2)のアルキレンオキサイド鎖が、エチレンオキサイド鎖であることを特徴とする請求項1ないしいずれか記載のイオン導電性粘着剤。
  5. アルキレンオキサイド鎖を有するポリオール成分(a1)及び炭素数10以上の長鎖脂肪酸エステル(C)を含有する第1成分と、アルキレンオキサイド鎖を有する単官能アルコール成分(a2)及びイオン化合物(B)を含有する第2成分とを混合し、次いでジイソシアネート化合物から形成されてなる3官能のビュレット体イソシアネート化合物(b)を混合し、ポリオール成分(a1)及び単官能アルコール成分(a2)と、3官能のイソシアネート化合物(b)とを反応せしめてポリウレタン(A)を形成することを特徴とする、ポリウレタン(A)、イオン化合物(B)及び炭素数10以上の長鎖脂肪酸エステル(C)を含有するイオン導電性粘着剤の製造方法。
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