JP4220757B2 - 車両用空気調和装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は車両用空気調和装置に関するものであり、特に、エバポレータを通過した空気がヒータコアを迂回して、ヒータコアの下流側に導かれる冷風風路を開閉する風路開閉手段に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、車両用空気調和機における冷風風路、すなわちエバポレータを通過した空気がヒータコアを迂回して、ヒータコアの下流側に導かれる風路の開閉は、1枚のドアにより行われている(たとえば、特許文献1,2)。
【0003】
【特許文献1】
実公昭62−32885号公報(第1図、第3図)
【特許文献2】
特開2002−96622号公報(図1ないし図7)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した特許文献1に記載されたような、1枚のドアにより冷風風路の開度を調整する車両用空気調和機にあっては、エバポレータを通過した空気がヒータコアを迂回して、ヒータコアの下流側に導かれる冷風風路の圧損が、風路の途中にヒータコアを有する風路の圧損に比べて非常に小さいものとなる。このため、図6に示すように、ドアの開度を変化させても吹出空気温度がほとんど変わらない、いわゆる不感帯が生じてしまうといった問題点があった。
図6において横軸はドア開度であり、左側に位置するマックスクールは冷風風路が全開、ヒータコアへの風路が全閉とされた状態で、右側に位置するマックスホットは冷風風路が全閉、ヒータコアへの風路が全開とされた状態である。
【0005】
また、上述した特許文献2に記載されたものでは、装置自体の小型化を実現するため装置の奥行き長さ、すなわちドア自体の長さが制約されるため、ケースの内壁面側から当該ドアの先端部を受け止める受け部材を設けなければならず、これにより冷風風路の風路断面が制約を受けることとなって、十分な冷風風量を確保することができないといった問題点があった。
【0006】
さらに、このような受け部材がケースの内壁面から冷風風路内に大きく突出して設けられているため、受け部材の先端に渦流れが生じるとともに騒音が生じてしまうといった問題点があった。
【0007】
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたもので、マックスクール時における大風量を実現することができるとともに、優れた温度調節(温調)特性を有する車両用空気調和装置を提供することを主たる目的としている。
また、他の目的としては、冷風風路内で発生する騒音をできるだけ低減させることのできる車両用空気調和装置を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明の車両用空気調和装置では、上記課題を解決するため、以下の手段を採用した。
すなわち、本発明の車両用空気調和装置によれば、ケース内に、該ケースの一端部から導入された空気を冷却するエバポレータ、該エバポレータを通過した空気を加熱するヒータコア、前記エバポレータを通過した空気を前記ヒータコアへ導く第1の風路、および前記ヒータコアを迂回して、前記エバポレータを通過した空気を前記ヒータコアの下流側に導く第2の風路を備え、前記第1の風路および前記ヒータコアを通過した空気と、前記第2の風路を通過した空気とを、前記エバポレータおよび前記ヒータコアの下流側のエアミックス領域で混合し、各吹出口から車室内に流出させる車両用空気調和装置において、前記第2の風路に、当該風路を協動して開閉する、少なくとも2枚のドアからなる風路開閉手段が設けられており、前記少なくとも2枚のドアのうち1枚は、その回動軸が前記第1の風路および前記第2の風路の分岐点近傍に設けられているとともに、前記第1の風路を閉鎖可能に構成されており、前記少なくとも2枚のドアは、前記第2の風路を閉じた状態で上流側に位置する面が同一平面を形成するとともに、該面が傾斜して前記エバポレータを通過した空気が前記ヒータコアの側へ導かれるように構成されていることを特徴とする。
【0009】
この車両用空気調和装置においては、第2の風路に少なくとも2枚のドアからなる風路開閉手段が設けられており、これらドアがすべて開状態となると第2の風路は全開状態となり、これらドアがすべて閉状態となると第2の風路は全閉状態となる。
また、これらドアにより第2の風路の一部分が閉状態とされ、その他の部分が開状態とされた場合、第2の風路の圧損(流路抵抗)が高められることとなる。
前述したように、風路開閉手段を構成するすべてのドアが開状態とされることにより、第2の風路が全開状態となって、より大きな風路断面が確保されることとなる。
さらに、この車両用空気調和装置においては、風路開閉手段を構成するドアの1枚が第1の風路を封鎖できるように構成されている。すなわち、風路開閉手段を構成するドアの1枚は、他のドアと協動して第2の風路を開閉するとともに、単独で第1の風路を開閉で きるようになっている。言い換えれば、風路開閉手段を構成するドアの1枚が他のドアと協動して第2の風路を閉鎖しているときには第1の風路は開放された状態となり、第1の風路を閉鎖しているときには第2の風路は少なくとも当該ドアの閉じるべき風路が開放された状態となる。
さらにまた、この車両用空気調和装置においては、第2の風路を閉じる少なくとも2枚のドアの上流側に位置する面によって同一平面が形成され、かつエバポレータを通過した空気がこの平面に沿ってヒータコアへ流れていくように、当該平面が傾斜させられている。
【0010】
本発明の車両用空気調和装置によれば、前記少なくとも2枚のドアのうち1枚は、その回動軸が前記第2の風路を形成する前記ケースの内壁面に隣接して設けられていることを特徴とする。
【0011】
この車両用空気調和装置においては、ケースの内壁面側に位置するドアの回動軸がケースの内壁面に隣接して設けられており、このドアが開かれた場合、第2の風路内に突出する部分が極力少なくなるように構成されている。
【0012】
本発明の車両用空気調和装置によれば、前記回動軸には該回動軸に取り付けられたドアを閉位置に付勢する付勢部材が設けられていることを特徴とする。
【0013】
この車両用空気調和装置においては、回動軸に取り付けられたドアを閉位置に付勢する付勢部材が当該回動軸に設けられており、回動軸に別途力を与えることなく、ドアが閉位置に維持されるようになっている。
【0014】
本発明の車両用空気調和装置によれば、前記内壁面の側に設けられたドアは、前記第1の風路が完全に閉鎖された状態で、開位置への移動が許容されるように構成されていることを特徴とする。
【0015】
この車両用空気調和装置においては、第1の風路が完全に閉鎖された状態にあるときだけ、ケースの内壁面の側に設けられたドアを開けることができるようになっている。
すなわち、第1の風路が完全に閉鎖されていない場合には、ケースの内壁面の側に設けられたドアを開けることができない。
【0016】
本発明の車両用空気調和装置によれば、前記少なくとも2枚のドアのそれぞれには、隣り合うドアと互いに重なり合う接合部が設けられていることを特徴とする。
【0017】
この車両用空気調和装置においては、一のドアとこの一のドアと隣り合う他のドアとがそれぞれの接合部で重なり合うようになっている。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明による車両用空気調和装置の第1実施形態について、図面を参照しながら説明する。
図1は本実施形態に係る車両用空気調和装置10の縦断面図である。車両用空気調和装置10は、ケース11と、エバポレータ12と、ヒータコア13と、風路開閉手段14とを主たる要素として構成されたものである。
図1において符号Aは導入口(一端部)であり、図示しないブロアにより車室内または車室外より取り入れられた空気が導入される部分である。また、図において左側が車両の前方側、右側が車両の後方側である。
【0019】
ケース11は、導入口Aと、車両のフロントガラスなどに向けて吹き出させるデフロスタ吹出口15、乗員の顔、手、胸といった部位に向けて吹き出させるフェース吹出口16、および乗員の足下に向けて吹き出させるフット吹出口17とを連通するものである。
【0020】
エバポレータ12は、冷凍サイクル中の膨張弁などで減圧された低温低圧冷媒が内部を流通し、その外部を通過する空気を冷媒との熱交換により冷却するものであり、導入口Aのすぐ下流側に配置されている。
【0021】
また、このエバポレータ12の下流側に位置するヒータコア13は、高温のエンジン冷却水が内部を流通し、その外部を通過する空気をエンジン冷却水との熱交換により加熱するものである。
【0022】
デフロスタ吹出口15はケース11の上部中央に設けられているとともに、フェース吹出口16はケース11の上部後方に設けられており、各吹出口15,16はそれぞれ、デフロスタドア15aおよびフェースドア16aにより開閉される。
デフロスタドア15aおよびフェースドア16aは、それぞれ中央部に回動軸15a’,16a’を有する、いわゆるバタフライ弁である。
【0023】
フット吹出口17はヒータコア13の後方、すなわちケース11の後部中央に設けられているとともに、ケース11を貫通するようにケース11の左右(図において紙面を貫通する方向)に沿って延在するダクト18により構成されたものである。
ダクト18の前部には、ダクト18の前部を形成するとともにその開閉によりフット吹出口17を形成するフットドア17aが設けられている。このフットドア17aは一端部(図において上側に位置する端部)に回動軸17a’を有するとともに、他端部が折り曲げられた断面L字形状を有するものである。
このように、他端部が図において下向きにL字状に屈曲した屈曲形状とされることにより、ヒータコア13を通過した空気およびヒータコア13を迂回した空気の一部の動圧を受けやすいように、すなわち、ダクト18に流入させたい空気を受け取りやすくなるように構成されている。
【0024】
また、ダクト18の後側壁部とケース11の後部内壁面との間には温風バイパス流路19が設けられている。これにより、第1の風路C1およびヒータコア13を通過した温風の一部は、フット吹出口17およびフットドア17aの側を通過することなく、デフロスタ吹出口15およびフェース吹出口16の方にも導かれるようになっている。
【0025】
さて、本発明による車両用空気調和装置10には、風路開閉手段14が設けられている。風路開閉手段14は、図において上側に位置するマックスクールドア21と、下側に位置するエアミックスドア22とを主たる要素として構成されたものである。
【0026】
マックスクールドア21は、その一端部が回動軸21aを介して、エバポレータ12の下流側でかつケース11の上部に位置するケース11の側部内壁面に取り付けられた板状部材である。また、マックスクールドア21の他端部には、断面略S字状に折り曲げられた接合部21bが設けられている。この接合部21bは、その表面21b’がマックスクールドア21の表面21cよりもエアミックスドア22の板厚分だけ下流側、すなわちケース11の後方側に後退させられており、後述するエアミックスドア22の接合部裏面と密接するように構成されている。
【0027】
エアミックスドア22は、その一端部が回動軸22aを介して、ヒータコア13の上部上流側に取り付けられた板状部材である。また、このエアミックスドア22は、単独でヒータコア13への通路(以下、第1の風路という。)C1を閉鎖することができるとともに、前述したマックスクールドア21と協動して、ヒータコア13を迂回し、エバポレータ12を通過した空気をヒータコア13の下流側に導く通路(以下、第2の風路という。)C2を閉鎖することができるものである。
エアミックスドア22の他端部には、その裏面22bが所定距離にわたって前述したマックスクールドア21の接合部21bの表面21b’と密接する接合部22cが設けられている。
【0028】
したがって、第2の風路C2を閉鎖したときには、マックスクールドア21の接合部21bの表面21b’とエアミックスドア22の接合部22cの裏面22bとが密接するようになっているので、密封性(シール性)を向上させることができ、エバポレータ12を通過した空気の略全量を第1の風路C1に導くことができる。
【0029】
マックスクールドア21とエアミックスドア22とが協動して第2の風路C2を閉鎖する(閉じる)場合(図1参照)、マックスクールドア21の表面21cとエアミックスドア22の表面22dとは同一平面上に位置して、同一平面を形成する。
また、マックスクールドア21の回動軸21aがエアミックスドア22の回動軸22aよりも左側、すなわちケース11の前方側に配置されているため、前述したマックスクールドア21の表面21cとエアミックスドア22の表面22dとで形成される平面が、図において左上から右下に向かって傾斜することとなる。
【0030】
このような傾斜面が形成されることにより、エバポレータ12の上側を通過した空気は傾斜面の表面に沿って第1の風路C1の側に流れ、エバポレータ12の下側を通過した空気は傾斜面の表面に沿った流れに引きずられるようにして第1の風路C1の側に流れていくこととなる。すなわち、エバポレータ12を通過した空気の流れが円滑化されるので、空気流の乱れによる騒音や流路抵抗を低減させることができる。
【0031】
図2は風路開閉手段14が第2の風路C2を閉じている状態を示す平面図である。すなわち、風路開閉手段14が第2の風路C2を閉じている状態を、図1における矢印Zに沿って(エバポレータ12の側から)見た平面図である。
図中において符号11a,11bはそれぞれ、ケース11の両側部内壁面11cから延設されたドアストッパである。
【0032】
これらドアストッパ11a,11bはそれぞれ、対応するマックスクールドア21およびエアミックスドア22の両脇に、各ドア21,22と所定距離にわたって密接するように設けられている。
マックスクールドア21に対して設けられたドアストッパ11aは、マックスクールドア21が閉じられた位置よりも上流側、すなわちエバポレータ12の側に設けられている。
また、エアミックスドア22に対して設けられたドアストッパ11bは、エアミックスドア22が閉じられた位置よりも下流側、すなわちケース11の後方側に設けられている。
これらドアストッパ11a,11bがこのような位置に設けられていることにより、マックスクールドア21は後方への回動が、エアミックスドア22は前方への回動が可能となる。
また、図示はしていないが、エアミックスドア22が第2の風路C2を開き、第1の風路C1を閉じる位置にあるときにも、ケース11の内壁面に設けられた同様のドアストッパにより、エアミックスドア22の回動が抑止されるようになっている。
【0033】
一方、マックスクールドア21の回動軸21aには、マックスクールドア21を閉位置(すなわちマックスクールドア21の両側端をドアストッパ11aに押しつけるよう)に付勢する付勢部材(図示せず)が設けられている。
この付勢部材により、マックスクールドア21は、回動軸21aが図において反時計方向、すなわちマックスクールドア21を開く方向に回動させられない限り、閉位置を維持する。すなわち、エバポレータ12を通過した空気がマックスクールドア21の表面21cに衝突しても、付勢部材の付勢力が空気のドアを開こうとする力よりも増さるため、マックスクールドア21が開方向に移動しないようになっている。
付勢部材としては特に限定はなく、たとえば板ばね、コイルばね、永久磁石、電磁石などが使用できる。また、回動軸21aに直接または間接に錘を接続し、重力によりマックスクールドア21を閉位置に安定させる形態を採ることもできる。
【0034】
また、上述した回動軸15a,16a,17a,21a,22aをそれぞれ駆動する駆動機構(駆動装置)については、従来公知のものと同様のものであるのでここではその説明を省略する。
【0035】
つぎに、マックスクールドア21およびエアミックスドア22の動作について説明する。
まず、暖房時など暖かい空気を車室内に流出させたい場合には、マックスクールドア21およびエアミックスドア22により第2の風路C2を閉鎖するとともに、第1の風路C1を開放する。
このように、第2の風路C2を閉じるとともに第1の風路を開けることにより、エバポレータ12を通過した空気が第1の風路を通ってヒータコア13に導かれた後、ヒータコア13により加熱されてデフロスタ吹出口15、フェース吹出口16、およびフット吹出口17の手前まで導かれる。
【0036】
一方、冷房時など冷たい空気を最大限車室内に流出させたい場合には、マックスクールドア21を全開とし、エアミックスドア22により第1の風路C1を閉鎖する。
このように、第1の風路C1を閉じるとともに第2の風路を全開とすることにより、エバポレータ12を通過した冷たい空気が第2の風路を通ってデフロスタ吹出口15、フェース吹出口16、およびフット吹出口17の手前まで導かれる。
【0037】
また、エバポレータ12を通過した空気(ここでいう空気とは、エバポレータ12の内部を冷媒が循環していないときは導入口A内の空気と略同じ温度の空気のことであり、エバポレータ12の内部を冷媒が循環しているときは導入口A内の空気よりも低温の空気のことである。)と、ヒータコア13を通過した暖かい空気とを混合(ミキシング)して、温度調節された空気を車室内に流出させたい場合には、マックスクールドア21を全閉とし、エアミックスドア22の開度を適宜調節する。
すなわち、マックスクールドア21を全閉としたまま、エアミックスドア22の開度を変化させていくことにより、エアミックス領域E1,E2でエバポレータ12を通過した空気と、ヒータコア13を通過した暖かい空気とが混合されて所望温度の空気とされ、その空気がデフロスタ吹出口15、フェース吹出口16、およびフット吹出口17の手前まで導かれる。
【0038】
デフロスタ吹出口15、フェース吹出口16、およびフット吹出口17の手前まで導かれた空気は、デフロスタドア15a、フェースドア16a、およびフットドア17aが開かれることにより、図示しない各ダクト(フット吹出口17のダクト18は図示している)を通って車室内に配風される。
なお、デフロスタドア15a、フェースドア16a、およびフットドア17aの開閉はモード毎に設定されている。一例を挙げれば、デフロスタモードではデフロスタドア15aを全開、フェースドア16aおよびフットドア17aを全閉。フェースモードではデフロスタドア15aを全閉、フェースドア16aを全開、フットドア17aを全閉。フットモードではデフロスタドア15aを全閉(場合によっては少し開け)、フェースドア16aを全閉(場合によっては少し開け)、フットドア17aを全開とする。ここで、両ドアを場合によって少し開ける意図は、少量の温風を車両の窓に導いて、窓の曇りを防止したり除去したりするところにある。なお、その他のモードについては従来公知のものと同様であるので、ここではその説明を省略する。
【0039】
このように、エバポレータ12を通過した空気と、ヒータコア13を通過した暖かい空気とを混合して温度調節を行う場合に、マックスクールドア21を全閉とすることにより、第2風路C2の圧損が増え(言い換えれば、第1風路C1の圧損と略等しくなり)、エアミックスドア22の開度に略比例して第1の風路C1と第2の風路C2とに空気が配分されるようになる。
これにより、エアミックス領域E1,E2にエアミックスドア22の開度に応じた空気が流れ込むとともに混合されて、適切な温度調節が行われる。
これを図に示したものが図3である。図3は図1および図2に示す車両用空気調和装置10を使用して実際に得た実験結果である。
図3に示すように、エアミックスドア22の開度に応じて吹出空気温度、すなわちデフロスタ吹出口15、フェース吹出口16、あるいはフット吹出口17から流出してくる空気温度が略線形的に変化していることがわかる。
【0040】
このように、従来の車両用空気調和装置ではどうしても不感帯(図6参照)が生じてしまい、所望の吹出空気温度を得ることが難しかったが、本発明による車両用空気調和装置10ではエアミックスドア22の開度に応じて吹出空気温度が略線形的に変化するため、所望の吹出空気温度を容易に得ることができる。
また、マックスクールドア21およびエアミックスドア22の2枚のドアにより、第2の風路C2を開閉するようになっているので、マックスクール(最大冷房)時、すなわちマックスクールドア21が全開とされ、第1の風路C1がエアミックスドア22により閉鎖されている時の第2風路C2の風路断面を大きく取ることができて、大量の冷風を車室内に供給することができる。一方、ケース11の前方側に向かって回動するエアミックスドア22の長さ、すなわち回動軸22aから接合部22cの先端までの距離を短くすることができるので、回動軸22aとエバポレータ12の下流側(後方側)壁面までの距離を短くすることができ、車両用空気調和装置10の奥行き長さを短くすることができて、装置自体の小型化を図ることができる。
さらに、マックスクール時にマックスクールドア21が図において反時計方向に回動するとともに、マックスクールドア21の接合部21cがケース11の上部の側に移動していくので、第2の流路C2内に突出する部分が少なくなり(従来のものでは、エアミックスドアの先端部を受け止める受け部材がケースの内壁から風路内に向かって大きく突出していた)、突出部の先端に発生する渦流れを抑制することができるとともに渦流れにより生じる騒音を抑制することができる。
【0041】
図4を用いて本発明による室内空調ユニットの第2実施形態について説明する。本実施形態の室内空調ユニット40は、マックスクールドアがケース11の上部内壁面の側から第2風路C2に対して進退可能に構成されているとともに、エアミックスドアの断面視形状が湾曲させられている点で上述した第1実施形態のものと異なり、その他の点については第1実施形態のものと同じであるので、ここではその説明を省略する。なお、本実施形態において第1実施形態と同一の部材には同一の符号を付しているとともに、風路開閉手段を符号14Aで示すことにする。
【0042】
第2実施形態におけるマックスクールドア41は、その表面41aの両側端部に、後述する歯車と噛合する歯部41bが設けられているとともに、その断面視形状が円弧状(図4参照)とされた板状部材である。図においてマックスクールドア41は、下流側に凸となるように湾曲させられている。また、マックスクールドア41の一端部(エアミックスドア42と対向する側の端部)には、前述した歯部41bのない接合部41cが設けられている。この接合部41cは、その表面41c’が平滑になるように構成されているとともに、後述するエアミックスドア42の接合部裏面と密接するように構成されている。
【0043】
エバポレータ12の下流側上部には、前述したマックスクールドア41の歯部41bと噛合する歯車43が設けられており、この歯車43が軸43aを中心に回転させられることによりマックスクールドア41が開閉させられるようになっている。すなわち、軸43aが図示しない駆動部により図において時計方向に回転させられるとマックスクールドア41が閉じる方向(エアミックスドア42に近づく方向)に移動し、反時計方向に回転させられるとマックスクールドア41が開く方向に移動する。言い換えれば、マックスクールドア41は第2風路C2に対して進退可能に構成されている。
【0044】
マックスクールドア41は、全閉状態では前述したマックスクールドア21と同様の位置を取る(図1参照)。一方、マックスクールドア41は、全開状態においてエバポレータ12の上方でかつケース11の上部内壁面内側に収容されるようになっている。すなわち、エバポレータ12とケース11の上部内壁面内側との間に格納されるようになっている。
【0045】
一方、エアミックスドア42は、その一端部が回動軸42aを介して、ヒータコア13の上部上流側に取り付けられた断面円弧状の板部材である。図においてエアミックスドア42は、下流側に凸となるように湾曲させられている。また、このエアミックスドア42は、単独でヒータコア13への通路(以下、第1の風路という。)C1を閉鎖することができるとともに、前述したマックスクールドア41と協動して、ヒータコア13を迂回し、エバポレータ12を通過した空気をヒータコア13の下流側に導く通路(以下、第2の風路という。)C2を閉鎖することができるものである。
エアミックスドア42の他端部には、その裏面42bが所定距離にわたって前述したマックスクールドア41の接合部41cの表面41c’と密接する接合部42cが設けられている。
【0046】
したがって、第2の風路C2を閉鎖したときには、マックスクールドア41の接合部41cの表面41c’とエアミックスドア42の接合部42cの裏面42bとが密接するようになっているので、密封性(シール性)を向上させることができ、エバポレータ12を通過した空気の略全量を第1の風路C1に導くことができる。
【0047】
このように、第2実施形態ではマックスクールドア41を全開にした場合、マックスクールドア41が第2の風路C2内から完全に姿を消すように構成されているので、上述した第1実施形態のものよりも第2風路C2の風路断面を大きく取ることができて、大量の冷風を車室内に供給することができる。
また、第2の流路C2内に突出する突出部が大幅に削減されることとなるので、突出部の先端に発生する渦流れをより一層抑制することができるとともに渦流れにより生じる騒音をさらに抑制することができる。
他の作用効果については第1実施形態と同じであるのでここではその説明を省略する。
【0048】
なお、本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、いかようにも変形・変更実施可能なものである。
たとえば、図5に示すように、図2に示すドアストッパのうち、マックスクールドア21を受け止めるドアストッパ11aの一方を、マックスクールドア21の幅方向において約2/5の位置まで延ばして向けるようにすることもできる。すなわち、第2の風路C2をマックスクールドア21、エアミックスドア22、およびドアストッパ11aで閉鎖するように構成することができる。
【0049】
このように構成することにより、マックスクールドア21をその幅方向において約3/5にまで小さくすることができ、マックスクールドア21全体の重量を軽減させることができて、このドアを駆動するための駆動力を軽減させることができ、小型の駆動装置を使用することができる。
【0050】
また、第1実施形態で説明した回動軸21aに設けた付勢部材の付勢力を一定以上のものとすることにより、エアミックスドア22を受け止めるドアストッパ11bをすべてなくすことができる。
すなわち、ドアストッパ11bの代わりにマックスクールドア21の接合部21bの表面21b’でエアミックスドア22の接合部22cの裏面22bを受け止めるようにすることもできる。
【0051】
このように構成することにより、第2の風路C2に向かって突出する部材の点数を減少させることができるので、第2風路C2の風路断面を大きく取ることができて、大量の冷風を車室内に供給することができるとともに、突出部の先端に発生する渦流れを抑制することができて、渦流れにより生じる騒音を抑制することができる。
また、マックスクールドア21およびエアミックスドア22により第2の風路C2が閉じられている場合に、エバポレータ12を通過した空気がエアミックスドア22の表面22cに衝突して、エアミックスドア22の接合部22cの裏面22bがマックスクールドア21の接合部21bの表面21b’に強く押しつけられるようになるので、この部分(すなわちマックスクールドア21とエアミックスドア22とが重なり合う部分)の密封性(シール性)を向上させることができ、エバポレータ12を通過した空気の略全量を第1の風路C1に導くことができる。
なお、同様のことは図4に示すマックスクールドア41を用いても実現可能である。
【0052】
さらに、マックスクールドア21,41は、エアミックスドア22が第1の風路C1を完全に閉じている状態で開位置への移動が可能となるよう、回動軸21a,41aにインターロック機構を設けるようにすることもできる。
一方、エアミックスドア22は、マックスクールドア21,41が第2の風路C2を閉じている状態で開位置への移動が可能となるよう、回動軸22aにインターロック機構を設けるようにすることもできる。
【0053】
このようなインターロック機構を設けることにより、マックスクールドア21,41およびエアミックスドア22の作動が確実に行われるようになり、誤作動を防止することができる。
【0054】
さらにまた、第2実施形態に示すマックスクールドア41の歯部41b以外の部分(いわゆるドア本体)を、たとえばフィルム状(幕状)のものとすることもできる。
この場合、接合部41cがエアミックスドア42の上流側、すなわちエバポレータ12側に位置するように構成されていれば有利である。言い換えれば、接合部41cの裏面がエアミックスドア42の接合部42cの表面と密接するように構成されていれば好適である。
このように構成されることにより、エバポレータ12を通過した空気がフィルム状のドア本体に当たって、特に、接合部41cの部分がエアミックスドア42の接合部42cの表面に強く押しつけられるようになるので、この部分(すなわちマックスクールドア41とエアミックスドア42とが重なり合う部分)の密封性(シール性)を向上させることができる。
【0055】
【発明の効果】
本発明の車両用空気調和装置によれば、第2の風路に少なくとも2枚のドアからなる風路開閉手段が設けられており、これらドアにより第2の風路の一部分が閉状態とされ、その他の部分が開状態とされた場合、第2の風路の圧損(流路抵抗)が高められることとなる。これにより、所望の吹出空気温度に応じた第1の風路と第2の風路とへの配風が可能となり、優れた温度調節特性を実現することができる。
また、風路開閉手段を構成するすべてのドアが開状態とされることにより、第2の風路が全開状態となって、より大きな風路断面が確保されることとなるので、一度に大量の冷気を車室内に供給することができて、車室内を急速に冷却することができる。
さらに、本発明の車両用空気調和装置によれば、風路開閉手段を構成するドアの1枚が、他のドアと協動して第2の風路を開閉するとともに、単独で第1の風路を開閉できるようになっているので、部品点数を低減させることができ、コストを低減させることができるとともに、装置自体の小型化を図ることができる。
さらにまた、本発明の車両用空気調和装置によれば、第2の風路を閉じる少なくとも2枚のドアの上流側に位置する面によって同一平面が形成され、かつエバポレータを通過した空気がこの平面に沿ってヒータコアへ円滑に流れていくように、当該平面が傾斜させられているので、空気流の乱れによる騒音や流路抵抗を低減させることができる。
【0056】
本発明の車両用空気調和装置によれば、ケースの内壁面側に位置するドアの回動軸がケースの内壁面に隣接して設けられており、このドアが開かれた場合、第2の風路内に突出する部分が極力少なくなるように構成されている。これにより、第2の風路の風路断面を大きく取ることができて、大量の冷風を車室内に供給することができるとともに、突出部の先端に発生する渦流れを抑制することができて、渦流れにより生じる騒音を抑制することができる。
【0057】
本発明の車両用空気調和装置によれば、回動軸に取り付けられたドアを閉位置に付勢する比較的安価な付勢部材が当該回動軸に設けられているので、ドアを閉位置に維持するための特別な構成を設ける必要がなく、コストを低減させることができる。
【0058】
本発明の車両用空気調和装置によれば、第1の風路が完全に閉鎖された状態にあるときだけ、ケースの内壁面の側に設けられたドアを開けることができるようになっているので、ドアの開閉作動が確実に行われるようになり、誤作動を防止することができる。
【0059】
本発明の車両用空気調和装置によれば、一のドアとこの一のドアと隣り合う他のドアとがそれぞれの接合部で重なり合うようになっているので、第2の風路が閉じられた状態における第2の風路の密封性(シール性)を向上させることができ、エバポレータを通過した空気の略全量を第1の風路に確実に導くことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による車両用空気調和装置の第1実施形態を示す縦断面図である。
【図2】 図1における矢印Zに沿って(エバポレータの側から)見た風路開閉手段の平面図である。
【図3】 図1および図2に示す車両用空気調和装置を用いて行った実験結果を示すグラフである。
【図4】 本発明による車両用空気調和装置の第2実施形態を示す縦断面図である。
【図5】 本発明による車両用空気調和装置の他の実施形態を示す図であって、図2同様、風路開閉手段の平面図である。
【図6】 従来の車両用空気調和装置を用いて行った実験結果を示すグラフである。
【符号の説明】
10 車両用空気調和装置
11 ケース
12 エバポレータ
13 ヒータコア
14 風路開閉手段
14A 風路開閉手段
15 デフロスタ吹出口
16 フェース吹出口
17 フット吹出口
21a 回動軸
21b 接合部
22a 回動軸
22c 接合部
40 車両用空気調和装置
41c 接合部
42a 回動軸
42c 接合部
A 導入口(一端部)
C1 第1の風路
C2 第2の風路
E1 エアミックス領域
E2 エアミックス領域

Claims (5)

  1. ケース内に、該ケースの一端部から導入された空気を冷却するエバポレータ、該エバポレータを通過した空気を加熱するヒータコア、前記エバポレータを通過した空気を前記ヒータコアへ導く第1の風路、および前記ヒータコアを迂回して、前記エバポレータを通過した空気を前記ヒータコアの下流側に導く第2の風路を備え、
    前記第1の風路および前記ヒータコアを通過した空気と、前記第2の風路を通過した空気とを、前記エバポレータおよび前記ヒータコアの下流側のエアミックス領域で混合し、各吹出口から車室内に流出させる車両用空気調和装置において、
    前記第2の風路に、当該風路を協動して開閉する、少なくとも2枚のドアからなる風路開閉手段が設けられており、
    前記少なくとも2枚のドアのうち1枚は、その回動軸が前記第1の風路および前記第2の風路の分岐点近傍に設けられているとともに、前記第1の風路を閉鎖可能に構成されており、
    前記少なくとも2枚のドアは、前記第2の風路を閉じた状態で上流側に位置する面が同一平面を形成するとともに、該面が傾斜して前記エバポレータを通過した空気が前記ヒータコアの側へ導かれるように構成されていることを特徴とする車両用空気調和装置。
  2. 前記少なくとも2枚のドアのうち1枚は、その回動軸が前記第2の風路を形成する前記ケースの内壁面に隣接して設けられていることを特徴とする請求項に記載の車両用空気調和装置。
  3. 前記回動軸には該回動軸に取り付けられたドアを閉位置に付勢する付勢部材が設けられていることを特徴とする請求項に記載の車両用空気調和装置。
  4. 前記内壁面の側に設けられたドアは、前記第1の風路が完全に閉鎖された状態で、開位置への移動が許容されるように構成されていることを特徴とする請求項に記載の車両用空気調和装置。
  5. 前記少なくとも2枚のドアのそれぞれには、隣り合うドアと互いに重なり合う接合部が設けられていることを特徴とする請求項1からのいずれか一項に記載の車両用空気調和装置。
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