JP4219829B2 - グロメット取付方法 - Google Patents
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Description
このグロメットは、全体を合成ゴムなどの軟質弾性材料で一体成形されたものが一般的であった。
一方、脱落防止のために、締め代を大きくすると、嵌合装着する際の摩擦抵抗が大きくなって、パネル開口部への装着性が困難になる。
以下、図8〜図13に基づいて上記公報のグロメットをワイヤーハーネスに取り付ける方法について説明する。
このワイヤーハーネス104の製造の際に、グロメット105をワイヤーハーネス104に取り付ける。
このグロメット105は、インナー部材106を半割状態にすることで、略半円形状の第1部材107と第2部材108とに分けられ、インナー部材106に嵌合可能なアウター部材109が環状に形成されている。
次に、第1部材107と第2部材108とでワイヤーハーネス104を挟みこみ、第1部材107と第2部材108とを突き合わせた状態で一体に連結することで、図9に示す環状のインナー部材106を形成する。
この状態で、第1部材107に形成されている固定片111がワイヤーハーネス104に沿って配置される。
次いで、インナー部材106にアウター部材109(図8参照)で被覆して、グロメット105(図8参照)をワイヤーハーネス104に取り付ける工程が完了する。
この場合、図12に示すように、固定片111が第1部材107に対して傾斜された状態、すなわちワイヤーハーネス104の軸線104Aに交差された状態に形成されている。
このため、固定片111およびワイヤーハーネス104に粘着テープ112を巻き付ける際に、第2部材108が粘着テープ112を巻き付ける妨げ、すなわち邪魔になる。
第2部材108が邪魔になるため、固定片111およびワイヤーハーネス104に粘着テープ112を巻き付け難く、そのことがグロメット105の取付作業性を高める妨げになっていた。
このように、第2部材を第1部材に連結する前に、ワイヤーハーネスおよび固定片に粘着テープを巻回するので、粘着テープを巻回する際に第2部材が邪魔になることはない。
これにより、固定片およびワイヤーハーネスに粘着テープを容易に巻き付けることができる。
インナー部材13は、略半円形状の第1部材14と、略半円形状の第2部材15とからなり、第1部材14および第2部材15が連結されることで、ワイヤーハーネス11を挿通可能な略中空円盤状に形成される部材である。
第2部材15は、略半円形状の本体15B(図5参照)と、本体15Bの端部に形成した拡径状のフランジ15Aとを備える。
図2に示すワイヤーハーネス11は、配索冶具板22のフォーク23に多数本の電線11Aを束ねた状態で電線束として保持し、保持した電線束に粘着テープ19を巻き付けたものである。
ワイヤーハーネス11は、フォーク23で略く字状に折り曲げられている。
保持部25は、略角柱状に形成した部材で、前部25Aにフランジ嵌入溝27が形成され、フランジ嵌入溝27に臨ませて本体嵌入溝28が形成され、フランジ嵌入溝27および本体嵌入溝28に隣接させて一対の凹部29がそれぞれ形成され、前部25Aの一方の角部25Bに受入れ凹部31が形成されている。
フランジ嵌入溝27に、第1部材14のフランジ14Aを嵌め込み、本体嵌入溝28に、第1部材14の本体14Bを嵌め込むことにより、第1部材14を保持部25に保持する。
すなわち、進退手段26は、配索冶具21(図2参照)の配索冶具板22にベース36がボルト37で取り付けられ、ベース36の前後のストッパ部材38,39に3本のガイドロッド41が架け渡され、これらのガイドロッド41に移動体42がスライド自在に支持されている。
移動体42が前方に進出して前ストッパ部材38に当接すると、図示しない球体がばね部材のばね力で前位置決め凹部44に係止する。これにより、移動体42と一体の保持部25を取付位置に保持する。
図2に示すように、配索冶具板22のフォーク23に多数本の電線11Aを束ねた状態で電線束として保持し、保持した電線束に粘着テープ19を巻き付けることで、例えば車両に配索するワイヤーハーネス11を製造する。
このワイヤーハーネス11に、あらかじめアウター部材16(想像線で示す)を嵌め込ませておく。
この状態で、グロメット取付冶具10の保持部25を退避位置(図2に示す位置)に保持し、保持部25に第1部材14を嵌め込む。
次に、図示しないエア移動手段で、進退手段26の移動体42を前方、すなわち矢印の方向に移動する。
これにより、保持部25に嵌入した第1部材14を取付位置(図3に示す位置)に保持する。
第1部材14を取付位置に保持することで、図4に示すように、第1部材14の凹部14C(図1、図2も参照)をワイヤーハーネス11の周面11Bに当接させるとともに、第1部材14の固定片17をワイヤーハーネス11の周面11Bに沿わせる。
ここで、第2部材15を第1部材14に連結する前に、ワイヤーハーネス11および固定片17に粘着テープ18を巻回するので、粘着テープ18を巻回する際に第2部材15が邪魔になることはない。
ワイヤーハーネス11に第1部材14を固定した後、第2部材15を第1部材14に向けて矢印方向に移動する。
第1部材14に第2部材15を連結させた後、図示しないエア移動手段で、進退手段26の移動体42を後方、すなわち矢印の方向に移動して、退避位置に保持する。
これにより、ワイヤーハーネス11にグロメット12を取り付けるグロメット取付工程が完了する。
この際、インナー部材13の係止爪13Aが開口部49の周縁49Aに係止し、アウター部材16のリップ部16Aが車体パネル48に当接して、車体パネル48をリップ部16Aで押圧する。
これにより、ワイヤーハーネス11を、グロメット12を介して車体パネル48の開口部49に挿通させた状態で取り付ける。
このように、第2部材15を第1部材14に連結する前に、ワイヤーハーネス11および固定片17に粘着テープ18を巻回するので、粘着テープ18を巻回する際に第2部材15が邪魔になることはない。
粘着テープ18を容易に巻き付けることで、グロメット12の取付け作業性の向上を図ることができる。
これにより、グロメット12の取付作業性の向上をより一層図ることができる。
また、前記実施形態では、第1部材14に固定片17を設けた例について説明したが、これに限らないで、固定片17を第2部材15に設けることも可能である。
加えて、前記実施形態では、第1部材14と第2部材15との分割線を垂直に配置した例について説明したが、これに限らないで、第1部材14と第2部材15との分割線は任意にすることが可能である。
11 ワイヤーハーネス
11B ワイヤーハーネスの周面
12 グロメット
13 インナー部材
14 第1部材
15 第2部材
16 アウター部材
17 固定片
18 粘着テープ
25 保持部
26 進退手段
Claims (1)
- 略半円形状の第1部材および第2部材が連結されてワイヤーハーネスを挿通可能な略中空円盤状に形成されたインナー部材と、前記ワイヤーハーネスに挿通されるとともに前記インナー部材を被覆する軟質のアウター部材とを備えるグロメットを前記ワイヤーハーネスに取り付けるために、
前記第1部材から前記ワイヤーハーネスに沿って延びる固定片と前記ワイヤーハーネスとを粘着テープを巻回することにより固定するグロメット取付方法であって、
あらかじめ前記ワイヤーハーネスを前記アウター部材に挿通させておき、
前記第1部材を前記ワイヤーハーネスに当接させることにより前記固定片を前記ワイヤーハーネスの周面に沿わせた後、
前記ワイヤーハーネスおよび前記固定片に前記粘着テープを巻回し、
次いで前記第1部材および前記第2部材を連結させて前記インナー部材を形成してから前記インナー部材を前記アウター部材により被覆することを特徴とするグロメット取付方法。
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