JP4216930B2 - 給水装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、電動ポンプで給水する給水装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の上記した給水装置は、電動ポンプの下流の給水配管にフロースイッチおよび逆止め弁などを配設し、推定末端圧一定制御または吐出圧一定制御で電動ポンプを、インバータを介して制御する構成とされているものがある。
【0003】
この給水装置において、給水配管の末端側に配設した蛇口を開放して水を放出させると、制御部は、フロースイッチなどからの水の流れを検出した信号、すなわち流量検出信号に基づいて推定末端圧一定または吐出圧一定となるように電動ポンプを回転させ、水を加圧して給水する。
そして、蛇口が閉成されると、フロースイッチなどが水の流れを検出しなくなった信号、すなわち流量非検出信号を出力するので、制御部は、フロースイッチなどからの流量非検出信号に基づいて電動ポンプを停止させる。
【0004】
なお、蛇口が開放されてから電動ポンプが稼働するまでの間、給水配管の水圧が低下するので、圧力タンクを設けることにより、圧力タンクから所定圧力の水を給水配管へ放出する。
そして、蛇口が閉成されてから電動ポンプが停止するまでの間、圧力タンクに所定圧力の水を所定量蓄える。
したがって、安定した水圧で給水することができるとともに、電動ポンプの発停を少なくすることができる。
【0005】
しかしながら、蛇口の開閉に基づいて電動ポンプが発停するので、電動ポンプの発停が頻繁になることにより、電動ポンプの稼働時に大きな騒音が発生する。
また、電動ポンプの発停が頻繁になることにより、電動ポンプのメカニカルシールおよび軸受部の寿命が短くなるため、電動ポンプのメインテナンス費用が嵩むなどの不都合があった。
【0006】
そこで、上述した不都合を解消する給水装置の一例として、図3にブロック図で示す構成の給水装置が考えられる。
図3において、1は給水配管を示し、一端が図示を省略した水道管に接続され、他端に図示を省略した複数の蛇口が配設されている。
そして、給水配管1は、給水本管2と、この給水本管2の途中に、並列に挿入された2本の給水分岐管3A,3Bとで構成されている。
【0007】
11は給水分岐管3A,3Bよりも上流の給水本管2に配設された逆止め弁、12A,12Bは電動機を内蔵した電動ポンプを示し、電動ポンプ12Aは給水分岐管3Aに配設され、電動ポンプ12Bは給水分岐管3Bに配設されている。
13Aは電動ポンプ12Aよりも下流の給水分岐管3Aに配設された逆止め弁、13Bは電動ポンプ12Bよりも下流の給水分岐管3Bに配設された逆止め弁、14Aは逆止め弁13Aよりも下流の給水分岐管3Aに配設された締め切り弁、14Bは逆止め弁13Bよりも下流の給水分岐管3Bに配設された締め切り弁を示す。
【0008】
15Aはバイパス管を示し、電動ポンプ12Aよりも下流で、逆止め弁13Aよりも上流の給水分岐管3Aを、電動ポンプ12Aよりも上流の給水分岐管3Aに接続するものである。
15Bはバイパス管を示し、電動ポンプ12Bよりも下流で、逆止め弁13Bよりも上流の給水分岐管3Bを、電動ポンプ12Bよりも上流の給水分岐管3Bに接続するものである。
【0009】
16Aはバイパス管15Aに配設された電動弁を示し、後述する制御部21によって制御され、バイパス管15Aの流路を開閉するものである。
16Bはバイパス管15Bに配設された電動弁を示し、制御部21によって制御され、バイパス管15Bの流路を開閉するものである。
17Aはバイパス管15Aに配設された絞り弁、17Bはバイパス管15Bに配設された絞り弁を示す。
【0010】
18は逆止め弁11よりも上流の給水本管2に配設された圧力検出器、19は給水分岐管3A,3Bよりも下流の給水本管2に配設された流量検出手段としてのフロースイッチ、20は逆止め弁13A,13Bよりも下流の給水本管2に配設された圧力検出器を示す。
【0011】
21は制御部を示し、圧力検出器18,20からの圧力hsu,hi および設定されている推定末端圧力値に基づき、インバータ22A,22Bへ出力する信号fa ,fb を決定し、後述するようにインバータ22A,22Bを介して電動ポンプ12A,12Bを制御するとともに、電動弁16A,16Bを制御するものである。
なお、制御部21から電動弁16A,16Bへの信号線は、図示が省略されている。
【0012】
次に、制御部の制御、すなわち給水について説明する。
なお、制御部21が電動弁16Aを開放させ、電動ポンプ12Aを所定の低速回転数、例えば5rpm〜10rpmで回転させて電動ポンプ12Aを待機状態、すなわち締め切り運転状態にするとともに、電動ポンプ12Bを停止させ、電動弁16Bを開放させることにより、給水装置が待機状態にあるものとする。
【0013】
まず、図示を省略した蛇口を開放させて水を放出させると、圧力検出器20が出力する圧力hi が低下するので、制御部21は、検出値である圧力hi を設定されている推定末端圧力値にする信号fa をインバータ22Aへ出力して電動ポンプ12Aの回転数を上昇させ、電動弁16Aを閉成させて公知の推定末端圧一定制御で給水するとともに、所定の低速回転数で回転させる信号fb をインバータ22Bへ出力して電動ポンプ12Bを締め切り運転状態にする。
【0014】
そして、蛇口が順次開放されて電動ポンプ12Aのみでは推定末端圧一定制御で給水が行えなくなると、電動弁16Bを閉成させ、信号fa ,fb を同じにして電動ポンプ12A,12Bを同じ回転数で回転させて推定末端圧一定制御で給水する。
このようにして給水を行っている状態で蛇口が順次閉成され、1台の電動ポンプで給水が可能になると、電動ポンプ12Bで給水する信号fb をインバータ22Bへ出力し、電動ポンプ12Aを所定の低速回転数の締め切り運転状態とする信号fa をインバータ22Aへ出力するとともに、電動弁16Aを開放させる。
【0015】
そして、全ての蛇口が閉成されると、電動ポンプ12Bを所定の低速回転数の締め切り運転状態とする信号fb をインバータ22Bへ出力し、電動弁16Bを開放させるとともに、電動ポンプ12Aを停止させる信号fa をインバータ22Aへ出力し、給水装置は待機状態となる。
以後は、同様な動作を繰り返して給水することになるが、電動ポンプ12A,12Bの駆動時間、停止時間を平均化するように、制御部21は、内蔵した時計で電動ポンプ12A,12Bの駆動時間および停止時間を計測して積算し、所定の低速回転数で締め切り運転を行う電動ポンプと、停止させる電動ポンプとを決定する。
【0016】
なお、電動ポンプ12Aまたは電動ポンプ12Bが給水状態から締め切り運転状態へ移行する場合、逆止め弁13Aまたは逆止め弁13Bはゆっくりと下流の給水配管1の圧力を保ちながら給水分岐管3Aまたは給水分岐管3Bを閉じ、電動ポンプ12Aまたは電動ポンプ12Bから吐出される水は、バイパス管15Aまたはバイパス管15Bを介して電動ポンプ12Aまたは電動ポンプ12Bの上流に還流する。
【0017】
このように給水装置は1台の電動ポンプ、例えば12Aを所定の低速回転数で締め切り運転し、残りの電動ポンプ12Bを停止させて待機状態になるので、電動ポンプ12A,12Bの発停が減少し、電動ポンプ12A,12Bのメカニカルシールおよび軸受部の寿命が長くなり、電動ポンプ12A,12Bのメインテナンス費用を少なくすることができる。
そして、給水時も低速回転から所定の回転数へ電動ポンプ12A,12Bが急峻に立ち上がるので、所定の回転数への立ち上がり時の騒音が小さくなり、迅速な給水に対応することができる。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】
従来の給水装置は、待機状態で締め切り運転状態となる電動ポンプ12Aまたは電動ポンプ12Bの軸動力が全て電動ポンプ12A,12B内で消費されて水温を上昇させるため、また、締め切り運転状態となる電動ポンプ12A,12Bの吐出側と吸水側とを接続するバイパス管15A,15Bの全長が短いため、水の熱を有効に放熱させて電動ポンプ12A,12Bの電機子巻線、軸受部およびメカニカルシールの温度上昇を低く抑えることに限界があり、電動ポンプ12A,12Bの寿命をそれ程長くすることができなかった。
【0019】
この発明は、上記した不都合を解消するためになされたもので、電機子巻線、軸受部およびメカニカルシールの温度上昇を低く抑えて電動ポンプの寿命をさらに長くすることのできる給水装置を提供するものである。
【0020】
【課題を解決するための手段】
この発明は、並列に配設された電動ポンプの下流の各給水配管に逆止め弁が配設され、各逆止め弁よりも上流に位置する各電動ポンプの吐出側をバイパス管でその電動ポンプの吸い込み側に接続し、推定末端圧一定制御または吐出圧一定制御で電動ポンプを回転させて給水するとともに、電動ポンプの少なくとも1台を停止させることなく所定の低速回転数で回転させ、電動ポンプの少なくとも1台を停止させた締め切り運転状態で待機状態となる給水装置において、各逆止め弁よりも上流に位置する各電動ポンプの吐出側をバイパス管でその電動ポンプ以外の吸い込み側に接続したものである。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施形態を図に基づいて説明する。
図1はこの発明の第1実施形態である給水装置の要部を示すブロック図であり、図3と同一または相当部分に同一符号を付して説明を省略する。
なお、図示を省略した部分は図3と同様に構成されている。
【0022】
図1において、4は受水槽を示し、給水分岐管3A,3Bの一端側が接続されている。
そして、バイパス管15Aは、電動ポンプ12Aよりも下流で、逆止め弁13Aよりも上流の給水分岐管3Aと、電動ポンプ12Bよりも上流の給水分岐管3Bとを接続している。
また、バイパス管15Bは、電動ポンプ12Bよりも下流で、逆止め弁13Bよりも上流の給水分岐管3Bと、電動ポンプ12Aよりも上流の給水分岐管3Aとを接続している。
【0023】
Sは給水分岐管3Aとバイパス管15Bとの接続点、Tは給水分岐管3Bとバイパス管15Aとの接続点を示す。
なお、バイパス管15A,15Bの一端を受水槽4に接続したので、圧力hsuとして圧力検出器20の圧力hi を代用すれば、推定末端圧一定制御で給水できる。
【0024】
この発明の第1実施形態における各部の動作は先の説明と同様になるが、締め切り運転状態における水の流れが異なるので、以下に説明する。
この第1実施形態において、給水装置が待機状態となり、電動ポンプ12Aが締め切り運転状態で、電動ポンプ12Bが停止する場合、受水槽4から給水分岐管3Aを経由して接続点Sから電動ポンプ12Aへ吸い込まれる水は、電動ポンプ12Aの吐出側からバイパス管15A、接続点T、給水分岐管3Bを経由して受水槽4へ戻る。
【0025】
また、電動ポンプ12Bが締め切り運転状態で、電動ポンプ12Aが停止する場合、受水槽4から給水分岐管3Bを経由して接続点Tから電動ポンプ12Bへ吸い込まれる水は、電動ポンプ12Bの吐出側からバイパス管15B、接続点S、給水分岐管3Aを経由して受水槽4へ戻る。
【0026】
ここで、第1実施形態における電動ポンプ12A,12Bの電機子巻線およびメカニカルシールの温度上昇を従来例と比較した結果を示すと、表1のようになる。
なお、表1は、電動ポンプ12A,12Bのモータを2Pの1.6kWとし、流量を135l/min.とし、揚程を40mとするとともに、バイパス流量を6.75l/min.とした場合である。
【0027】
【表1】
Figure 0004216930
【0028】
この表1から分かるように、第1実施形態における電動ポンプ12A,12Bの電機子巻線およびメカニカルシールの温度上昇は従来例よりも低く、特に、メカニカルシールの温度上昇が低くなっている。
なお、表1に軸受部の比較を示さなかったが、第1実施形態および従来例における軸受部の温度上昇は、メカニカルシールの温度上昇と殆ど同じ温度上昇を示した。
【0029】
上述したように、この発明の第1実施形態によれば、電動ポンプ12A,12Bよりも下流で、逆止め弁13A,13Bよりも上流の給水分岐管3A,3Bをバイパス管15A,15Bでその電動ポンプ12A,12B以外の上流の給水分岐管3A,3Bに接続したので、電動ポンプ12Aまたは電動ポンプ12Bの締め切り運転状態においても、受水槽4から電動ポンプ12Aまたは電動ポンプ12Bへ流入する水に熱を放熱することにより、電動ポンプ12A,12Bの温度上昇を低く抑えることができる。
【0030】
したがって、電動ポンプ12A,12Bの電機子巻線、軸受部およびメカニカルシールの温度上昇を低く抑えることができるので、電動ポンプ12A,12Bの寿命をさらに長くすることができる。
また、電動ポンプ12A,12Bの電機子巻線、軸受部およびメカニカルシールの温度上昇を低く抑えるためのバイパス管15A,15Bの長さが短くて済むので、所期の目的を安価な構成で達成することができる。
【0031】
図2はこの発明の第2実施形態である給水装置の要部を示すブロック図であり、図1および図3と同一または相当部分に同一符号を付して説明を省略する。
図2において、3Cは給水配管1を構成する給水分岐管を示し、給水分岐管3A,3Bと並列に配設され、一端が受水槽4に接続されている。
12Cは給水分岐管3Cに配設された電動ポンプ、13Cは電動ポンプ12Cよりも下流の給水分岐管3Cに配設された逆止め弁、14Cは逆止め弁12Cよりも下流の給水分岐管3Cに配設された締め切り弁を示す。
【0032】
15Cはバイパス管を示し、電動ポンプ12Cよりも下流で、逆止め弁13Cよりも上流の給水分岐管3Cと、電動ポンプ12Bよりも上流の給水分岐管3Bとを接続するものである。
16Cはバイパス管15Cに配設された電動弁を示し、前述した制御部21によって制御され、バイパス管15Cの流路を開閉するものである。
17Cはバイパス管15Cに配設された絞り弁を示す。
Uは給水分岐管3Aとバイパス管15Bとの接続点、Vは給水分岐管3Bとバイパス管15A,15Cとの接続点を示す。
【0033】
なお、図示を省略した部分は図3と同様に構成されている。
そして、待機状態では1台の電動ポンプ、例えば12A(12Bまたは12C)を締め切り運転状態とし、残りの電動ポンプ12B,12C(12C,12A、または12A,12B)を停止させ、また、給水は末端圧を一定とするように1台から3台の電動ポンプ12A〜12Cを回転させる。
また、その電動ポンプ12A〜12Cが給水状態になると、対応する電動弁16A〜16Cはバイパス管15A〜15Cの流路を閉成する。
【0034】
この発明の第2実施形態における各部の動作は先の説明と同様になるが、締め切り運転状態における水の流れが異なるので、以下に説明する。
この第2実施形態においては、給水装置が待機状態となり、電動ポンプ12Aが締め切り運転状態で、電動ポンプ12B,12Cが停止する場合、第1実施形態と同様に、受水槽4から給水分岐管3Aを経由して接続点Uから電動ポンプ12Aへ吸い込まれる水は、電動ポンプ12Aの吐出側からバイパス管15A、接続点V、給水分岐管3Bを経由して受水槽4へ戻る。
【0035】
また、電動ポンプ12Bが締め切り運転状態で、電動ポンプ12C,12Aが停止する場合、第1実施形態と同様に、受水槽4から給水分岐管3Bを経由して接続点Vから電動ポンプ12Bへ吸い込まれる水は、電動ポンプ12Bの吐出側からバイパス管15B、接続点U、給水分岐管3Aを経由して受水槽4へ戻る。
さらに、電動ポンプ12Cが締め切り運転状態で、電動ポンプ12A,12Bが停止する場合、受水槽4から給水分岐管3Cを経由して電動ポンプ12Cへ吸い込まれる水は、電動ポンプ12Cの吐出側からバイパス管15C、接続点V、給水分岐管3Bを経由して受水槽4へ戻る。
【0036】
上述したように、この発明の第2実施形態においても、第1実施形態と同様な効果を得ることができる。
【0037】
なお、電動ポンプが2台の場合を第1実施形態とし、電動ポンプが3台の場合を第2実施形態として示したが、電動ポンプは4台以上であってもよく、各逆止め弁よりも上流に位置する各電動ポンプの吐出側をバイパス管でその電動ポンプ以外の吸い込み側に接続した構成であれば、すなわち第1および第2実施形態に示したバイパス管の接続方法以外にも、電動ポンプの吐出部または吐出端にバイパス管の一端を接続し、電動ポンプの吸い込み部または吸い込み端にバイパス管の他端を接続しても、同様な効果を得ることができる。
【0038】
また、待機状態で電動ポンプの1台を5rpm〜10rpmで低速回転させ、残りの電動ポンプを停止させる例で説明したが、少なくとも1台の電動ポンプを低速回転させ、少なくとも1台の電動ポンプを停止させて待機状態となる給水装置にも適用でき、同様な効果を得ることができる。
そして、制御部の構成は一例を示したもので、同様に機能する他の構成であってもよいことは言うまでもない。
【0039】
さらに、推定末端圧一定制御で給水する例で説明したが、推定末端圧一定制御を吐出圧一定制御に変えることにより、吐出圧一定で給水できることは言うまでもない。
また、電動ポンプ12A〜12Cの停止時に対応する電動弁16A〜16Cでバイパス管15A〜15Cの流路を開放させたが、電動ポンプ12A〜12Cの停止時に対応する電動弁16A〜16Cでバイパス管15A〜15Cの流路を閉成させてもよい。
【0040】
そして、バイパス管15A〜15Cに電動弁16A〜16Cおよび絞り弁17A〜17Cを設けた例で説明したが、電動弁16A〜16Cおよび絞り弁17A〜17Cを省いても同様な効果を得ることができるとともに、バイパス管15A〜15Cによる還流路に汎用性を持たせることができる。
このように電動弁16A〜16Cおよび絞り弁17A〜17Cを省くと、常時バイパス流量で還流することになるので、電動ポンプ12A〜12Cの冷却を考慮して可能な限りバイパス流量を少量にして動力損失を少なくする必要がある。
【0041】
さらに、圧力検出器18,20などで流量検出手段を構成した例を示したが、フロースイッチ19を流量検出手段として利用できることは言うまでもない。
また、受水槽4から給水する給水装置の例で説明したが、図3に示すように、水道管に接続する給水装置にも適用でき、同様な効果を得ることができる。
そして、時計およびカレンダを設け、凍結しない時期の夜中の12時頃から翌朝の5時頃までのように水道を使用しない時間帯と、発停の少ない時間帯とを記憶させ、その時間帯は電動ポンプ12A〜12Cを停止させる構成とすることも可能である。
【0042】
【発明の効果】
以上のように、この発明によれば、各逆止め弁よりも上流に位置する各電動ポンプの吐出側をバイパス管でその電動ポンプ以外の吸い込み側に接続したので、各電動ポンプの締め切り運転状態においても、受水槽から各電動ポンプへ流入する水に熱を放熱することにより、各電動ポンプの温度上昇を低く抑えることができる。
【0043】
したがって、電動ポンプの電機子巻線、軸受部およびメカニカルシールの温度上昇を低く抑えることができるので、電動ポンプの寿命をさらに長くすることができる。
また、電動ポンプの電機子巻線、軸受部およびメカニカルシールの温度上昇を低く抑えるためのバイパス管の長さが短くて済むので、所期の目的を安価な構成で達成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施形態である給水装置の要部を示すブロック図である。
【図2】この発明の第2実施形態である給水装置の要部を示すブロック図である。
【図3】従来の給水装置の一例の構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 給水配管
2 給水本管
3A〜3C 給水分岐管
4 受水槽
11 逆止め弁
12A〜12C 電動ポンプ
13A〜13C 逆止め弁
14A〜14C 締め切り弁
15A〜15C バイパス管
16A〜16C 電動弁
17A〜17C 絞り弁
18,20 圧力検出器
19 フロースイッチ
21 制御部
22A,22B インバータ
S〜V 接続点
i ,hsu 圧力
a ,fb 信号

Claims (1)

  1. 並列に配設された電動ポンプの下流の各給水配管に逆止め弁が配設され、前記各逆止め弁よりも上流に位置する前記各電動ポンプの吐出側をバイパス管でその電動ポンプの吸い込み側に接続し、推定末端圧一定制御または吐出圧一定制御で前記電動ポンプを回転させて給水するとともに、前記電動ポンプの少なくとも1台を停止させることなく所定の低速回転数で回転させ、前記電動ポンプの少なくとも1台を停止させた締め切り運転状態で待機状態となる給水装置において、
    前記各逆止め弁よりも上流に位置する前記各電動ポンプの吐出側を前記バイパス管で前記その電動ポンプ以外の吸い込み側に接続した、
    ことを特徴とする給水装置。
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