JP2011236866A - 発電用水車の排水装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】上蓋の滞留水を連続して排水可能な発電用水車の排水装置を提供する。
【解決手段】水車8は、ケーシング81の内部に設置されたランナ8a、ランナ8aを支持する水車軸8b、及びランナ8aの上部に配置され、水車軸8bの封水部から漏洩する流水が貯留される上蓋8cを備える。排水装置10は、タンク1、排水管2、及びサイフォン管3を備える。タンク1は、上蓋8cより十分に高い位置に配置され、所定量の水を貯留する。排水管2は、タンク1から給水されて、上蓋8cより十分に低い位置に排水口2bを設ける。サイフォン管3は、一端部3aが上蓋8cの底面に近接し、他端部3bが排水管2の経路途上に接続する。排水管2は、タンク1とサイフォン管3の他端部3bの接続部との経路途上に接続する開閉弁21を有する。開閉弁21を開閉して、上蓋8cの貯留水を排水口2bから連続排水できる。
【選択図】図1
【解決手段】水車8は、ケーシング81の内部に設置されたランナ8a、ランナ8aを支持する水車軸8b、及びランナ8aの上部に配置され、水車軸8bの封水部から漏洩する流水が貯留される上蓋8cを備える。排水装置10は、タンク1、排水管2、及びサイフォン管3を備える。タンク1は、上蓋8cより十分に高い位置に配置され、所定量の水を貯留する。排水管2は、タンク1から給水されて、上蓋8cより十分に低い位置に排水口2bを設ける。サイフォン管3は、一端部3aが上蓋8cの底面に近接し、他端部3bが排水管2の経路途上に接続する。排水管2は、タンク1とサイフォン管3の他端部3bの接続部との経路途上に接続する開閉弁21を有する。開閉弁21を開閉して、上蓋8cの貯留水を排水口2bから連続排水できる。
【選択図】図1
Description
本発明は、発電用水車の排水装置に関する。特に、流水で回転するランナを備える発電用水車において、ランナを支持する縦型の水車軸の封水部から漏洩して、ランナの上部の上蓋に滞留した水を排水する排水装置の構造に関する。
水力発電は、水の力によって発電用水車を回転させることで発電している。水車発電機は、発電用水車を発電機に連結している。そして、高いところにあるダムなどの下流側の途中に、水車発電機を設置すれば、落差を利用して発電できる。
フランシス水車と呼ばれる発電用水車は、ケーシングからガイドベーンを流通した流水がランナ(羽根車)の円周方向から流入し、軸方向に流出する構造を有している。フランシス水車は、構造が簡単で保守も容易であることから、国内では多用されている。
このようなフランシス水車としては、ランナの下部に設置された吸出し管から冷却水が取水され、ランナを支持する縦型の水車軸の軸受部を冷却して、吸出し管に排出される冷却水循環系を設けた発電用水車が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
上述したフランシス水車は、高圧の流水がランナに流入するので、ランナを支持する縦型の水車軸の封水部から流水が漏洩する。そして、ランナの上部に配置され、水車軸が貫通する上蓋に水が滞留するという不具合があった。このため、上蓋に水中ポンプを設置して、滞留した水を排水していた。
しかしながら、水中ポンプを駆動するためには、電力を必要とし、水中ポンプの起動と停止を1日に複数回繰り返すので、水中ポンプの寿命を低下させていた。電力などのエネルギを消費することなく、上蓋の滞留水を連続して排水できれば、水力発電のランニングコストを低減できる。そして、以上のことが本発明の課題といってよい。
本発明は、このような課題に鑑みてなされたものであり、電力などのエネルギを消費することなく、上蓋の滞留水を連続して排水可能な発電用水車の排水装置を提供することを目的とする。
本発明者は、サイフォンの原理を利用して、上蓋の滞留水を連続して排水することにより、これらの課題が解決可能なことを見出し、これに基づいて、以下のような新たな発電用水車の排水装置を発明するに至った。
(1)本発明による発電用水車の排水装置は、ケーシングの内部に設置されて流水で回転するランナ、このランナを支持する縦型の水車軸、及び前記ランナの上部に配置され、前記水車軸が貫通すると共に、前記水車軸の封水部から漏洩する流水が貯留される上蓋を備える発電用水車の排水装置であって、前記上蓋より十分に高い位置に配置し、所定量の水を貯留するタンクと、このタンクから給水されて、前記上蓋より十分に低い位置に排水口を設ける排水管と、一端部が前記上蓋の底面に近接し、他端部が前記排水管の経路途上に接続するサイフォン管と、を備え、前記排水管は、前記タンクと前記サイフォン管の他端部の接続部との経路途上に接続する開閉弁を有し、前記開閉弁を開いて、前記タンクの貯留水を前記排水口から排水することにより前記上蓋の貯留水の吸引を開始し、前記上蓋の貯留水の吸引が開始した後に、前記開閉弁を閉じて、前記タンクの貯留水の排水を停止する。
(2)本発明による発電用水車の排水装置は、ケーシングの内部に設置されて流水で回転するランナ、このランナを支持する縦型の水車軸、及び前記ランナの上部に配置され、前記水車軸が貫通すると共に、前記水車軸の封水部から漏洩する流水が貯留される上蓋を備える発電用水車の排水装置であって、前記上蓋より十分に高い位置に配置し、所定量の水を貯留するタンクと、このタンクから給水されて、前記上蓋より十分に低い位置に排水口を設ける排水管と、一端部が前記上蓋の底面に近接するサイフォン管と、を備え、前記排水管は、前記タンクと前記排水口との経路途上に接続すると共に、前記サイフォン管の他端部を接続する三方弁を有し、前記三方弁の全ての弁を開いて、前記タンクの貯留水を前記排水口から排水することにより前記上蓋の貯留水の吸引を開始し、前記上蓋の貯留水の吸引が開始した後に、前記三方弁の一部の弁を閉じて、前記タンクの貯留水の排水を停止する。
(3)前記排水管は、前記サイフォン管の他端部より下流側に接続され、前記上蓋の貯留水の排水速度を調整可能な流量制御弁を有してもよい。
(4)前記ランナの下部に設置された吸出し管から取水された冷却水が前記タンクに供給され、当該タンクから冷却水を供給して前記水車軸の軸受部を冷却する軸受部クーラーを備えてもよい。
本発明による発電用水車の排水装置は、タンクから排水管に供給される水流により、上蓋の貯留水の吸引を開始し、排水管に上蓋の貯留水が満たされた後は、タンクの貯留水の排水を停止することにより、上蓋の貯留水を「サイフォンの原理」で連続排水できるので、電力などのエネルギを消費することなく、上蓋の滞留水を排水できる。
以下、図面を参照して本発明を実施するための形態を説明する。
[第1実施形態]
(第1実施形態の構成)
最初に、本発明の第1実施形態による発電用水車の排水装置の構成を説明する。図1は、本発明の第1実施形態による発電用水車の排水装置の構成を示す概略図である。
[第1実施形態]
(第1実施形態の構成)
最初に、本発明の第1実施形態による発電用水車の排水装置の構成を説明する。図1は、本発明の第1実施形態による発電用水車の排水装置の構成を示す概略図である。
図1を参照すると、本発明の第1実施形態による排水装置10に適用される発電用水車(以下、水車と略称する)8は、ランナ8a、縦型の水車軸8b、及び上蓋8cを備えている。なお、図示された水車8は、フランシス水車を示している。
ランナ8aは、ケーシング81の内部に設置されている。そして、ケーシング81からガイドベーン82を流通した流水がランナ8aの円周方向から流入し、軸方向に流出してランナ8aが回転される。
水車軸8bの先端部は、ランナ8aを支持している。水車軸8bの中間部は、軸受部83で回転可能に支持されている。水車8の上方には、発電機(図示せず)が配置されている。そして、水車軸8bに直結された回転子(図示せず)が回転することにより、水の位置エネルギを電気エネルギに変換して発電している。
上蓋8cは、ランナ8aの上部に配置されている。上蓋8cは、水車軸8bが貫通すると共に、水車軸8bの封水部から漏洩する流水を貯留している。
上記のように構成された水車8に対して、本発明の第1実施形態による排水装置10は、タンク1、排水管2、及びサイフォン管3を備えている。タンク1は、上蓋8cより十分に高い位置に配置している。又、タンク1には、所定量の水が貯留されている。
排水管2は、その給水口2aがタンク1の底部に連通している。又、排水管2は、上蓋8cより十分に低い位置に排水口2bを設けている。排水管2は、タンク1の貯留水が供給されて、排水口2bから排水できる。
サイフォン管3は、その一端部3aが上蓋8cの底面に近接している。又、サイフォン管3は、その他端部3bが排水管2の経路途上に接続している。
排水管2は、開閉弁21と流量制御弁22を有している。開閉弁21は、タンク1とサイフォン管3の他端部3bの接続部との経路途上に接続している。流量制御弁22は、サイフォン管3の他端部3bの接続部と排水口2bとの経路途上に接続している。流量制御弁22は、サイフォン管3の他端部3bより下流側に接続されている。
(第1実施形態の作用)
次に、本発明の第1実施形態による排水装置10の構成を補足しながら、排水装置10の動作及び作用を説明する。図1を参照して、開閉弁21は、通常、閉じている。開閉弁21を開くと、タンク1の貯留水が排水口2bから排水される。そして、タンク1の貯留水がサイフォン管3の他端部3bの接続部を通過すると、サイフォン管3の内部は、負圧になって、上蓋8cの貯留水の吸引を開始することができる。
次に、本発明の第1実施形態による排水装置10の構成を補足しながら、排水装置10の動作及び作用を説明する。図1を参照して、開閉弁21は、通常、閉じている。開閉弁21を開くと、タンク1の貯留水が排水口2bから排水される。そして、タンク1の貯留水がサイフォン管3の他端部3bの接続部を通過すると、サイフォン管3の内部は、負圧になって、上蓋8cの貯留水の吸引を開始することができる。
次に、上蓋8cの貯留水の吸引を開始した後に、開閉弁21を閉じると、サイフォン管3の一端部3aから排水口2bに至る管路内は、上蓋8cの貯留水で満たされる。そして、以降、「サイフォンの原理」で、上蓋8cの貯留水を排水口2bから連続して排水することができる。
このように、第1実施形態による排水装置10は、タンク1の貯留水を排水口2bから排水することにより、上蓋8cの貯留水の吸引を開始し、上蓋8cの貯留水の吸引が開始した後に、開閉弁21を閉じて、タンク1の貯留水の排水を停止することにより、上蓋8cの貯留水を連続排水できる。
第1実施形態による排水装置10は、水中ポンプを設置することなく、サイフォンを始動して、上蓋8cに滞留した水を排水することができる。第1実施形態による排水装置10は、電力などのエネルギを消費することなく、位置エネルギを利用して、上蓋8cの滞留水を連続して排水できるので、水力発電のランニングコストを低減できる。
図1を参照すると、排水管2は、サイフォン管3の他端部3bの接続部と排水口2bの経路途上に接続する流量制御弁22を有している。流量制御弁22は、そのバルブを調整することにより、上蓋8cの貯留水の排水速度を調整できる。したがって、上蓋8cに漏洩する貯留水の貯留速度に対応して、上蓋8cの貯留水の排水速度を調整することにより、上蓋8cの貯留水を空にすることなく、「サイフォンの原理」を利用して連続排水できる。
タンク1には、随時、水を補充することが好ましく、ランナ8aの下部に設置された吸出し管84から取水された冷却水をタンク1に供給してもよい。吸出し管84には、取水部84aからポンプ85により冷却水が取水され、タンク1に冷却水が適宜に供給されている。
第1実施形態による排水装置10は、タンク1の取水部1aから冷却水が供給され、軸受部83を冷却する軸受部クーラー8dを経て、冷却水がタンク1に帰還する冷却水循環系9を設けている。冷却水循環系9は、取水部84a、ポンプ85、及び軸受部クーラー8dなどで構成される、既設の冷却水循環系を利用できる。
[第2実施形態]
(第2実施形態の構成)
次に、本発明の第2実施形態による発電用水車の排水装置の構成を説明する。なお、第1実施形態の説明で使用された符号と同じ符号の構成品は、その作用を同一とするので、以下では、説明を割愛する場合がある。図2は、本発明の第2実施形態による発電用水車の排水装置の構成を示す概略図である。
(第2実施形態の構成)
次に、本発明の第2実施形態による発電用水車の排水装置の構成を説明する。なお、第1実施形態の説明で使用された符号と同じ符号の構成品は、その作用を同一とするので、以下では、説明を割愛する場合がある。図2は、本発明の第2実施形態による発電用水車の排水装置の構成を示す概略図である。
図2を参照すると、水車8に対して、本発明の第1実施形態による排水装置20は、タンク1、排水管2、及びサイフォン管3を備えている。タンク1は、上蓋8cより十分に高い位置に配置している。又、タンク1には、所定量の水が貯留されている。
排水管2は、その給水口2aがタンク1の底部に連通している。又、排水管2は、上蓋8cより十分に低い位置に排水口2bを設けている。排水管2は、タンク1の貯留水が供給されて、排水口2bから排水できる。サイフォン管3は、その一端部3aが上蓋8cの底面に近接している。
排水管2は、三方弁23と流量制御弁22を有している。三方弁23は、タンク1と排水口2bとの経路途上に接続している。又、三方弁23は、サイフォン管3の他端部3bを接続している。
(第2実施形態の作用)
次に、本発明の第2実施形態による排水装置20の構成を補足しながら、排水装置20の動作及び作用を説明する。図2を参照して、三方弁23は、通常、その第1ポート23aを閉じて、タンク1の貯留水を止水している。又、三方弁23は、通常、その第2ポート23b及び第3ポート23cを開いて、サイフォン管3の一端部3aと排水口2bが連通している。なお、ポートを開閉するとは、ポートに連通する弁を開閉することを意味している。
次に、本発明の第2実施形態による排水装置20の構成を補足しながら、排水装置20の動作及び作用を説明する。図2を参照して、三方弁23は、通常、その第1ポート23aを閉じて、タンク1の貯留水を止水している。又、三方弁23は、通常、その第2ポート23b及び第3ポート23cを開いて、サイフォン管3の一端部3aと排水口2bが連通している。なお、ポートを開閉するとは、ポートに連通する弁を開閉することを意味している。
三方弁23を駆動して、第1ポート23a、第2ポート23b、及び第3ポート23cを開くと、タンク1の貯留水が排水口2bから排水される。そして、タンク1の貯留水が三方弁23を通過すると、サイフォン管3の内部は、負圧になって、上蓋8cの貯留水の吸引を開始することができる。
次に、上蓋8cの貯留水の吸引を開始した後に、第1ポート23aを閉じて、第2ポート23b及び第3ポート23cを開く、初期の状態に戻すと、サイフォン管3の一端部3aから排水口2bに至る管路内は、上蓋8cの貯留水で満たされる。そして、以降、「サイフォンの原理」で、上蓋8cの貯留水を排水口2bから連続して排水することができる。
このように、第2実施形態による排水装置20は、三方弁23の第1ポート23a・第2ポート23b・第3ポート23cを開いて、タンク1の貯留水を排水口2bから排水することにより、上蓋8cの貯留水の吸引を開始し、上蓋8cの貯留水の吸引が開始した後に、第1ポート23aを閉じて、タンク1の貯留水の排水を停止することにより、上蓋8cの貯留水を連続排水できる。
第2実施形態による排水装置20は、第1実施形態による排水装置10と同様な効果を奏するが、第1実施形態による排水管2が開閉弁21とサイフォン管3の他端部3bを接続しているのに対し、第2実施形態による排水管2は、三方弁23のみを接続して、同様な機能を有するという、メリットがある。
又、第2実施形態による排水装置20は、三方弁23の第2ポート23bに流量調整弁を組み込んでもよく、この場合、流量制御弁22を省略することができる。
本発明の実施形態による排水装置は、排水管2をジェットポンプのように構成して、サイフォンを起動している。そして、サイフォンが起動した後は、タンク1からの排水を停止することにより、上蓋8cの貯留水をサイフォン管3から吸引して、排水口2bから連続して排水できる。
本発明の実施形態による排水装置は、サイフォンを起動するために、開閉弁21又は三方弁23を開閉している。開閉弁21又は三方弁23は、電磁式の制御弁を使用することが好ましく、制御弁を開閉するだけの電気エネルギを消費するだけで、連続排水できるという効果がある。
本発明の実施形態による排水装置は、従来のように、水中ポンプを用いて連続排水していないので、電力などのエネルギを消費することなく、上蓋の滞留水を連続して排水できる。そして、水力発電のランニングコストを低減できる。
1 タンク
2 排水管
2b 排水口
3 サイフォン管
3a 一端部(サイフォン管の一端部)
3b 他端部(サイフォン管の他端部)
8 水車(発電用水車)
8a ランナ
8b 水車軸
8c 上蓋
10 排水装置
21 開閉弁
81 ケーシング
2 排水管
2b 排水口
3 サイフォン管
3a 一端部(サイフォン管の一端部)
3b 他端部(サイフォン管の他端部)
8 水車(発電用水車)
8a ランナ
8b 水車軸
8c 上蓋
10 排水装置
21 開閉弁
81 ケーシング
Claims (4)
- ケーシングの内部に設置されて流水で回転するランナ、このランナを支持する縦型の水車軸、及び前記ランナの上部に配置され、前記水車軸が貫通すると共に、前記水車軸の封水部から漏洩する流水が貯留される上蓋を備える発電用水車の排水装置であって、
前記上蓋より十分に高い位置に配置し、所定量の水を貯留するタンクと、
このタンクから給水されて、前記上蓋より十分に低い位置に排水口を設ける排水管と、
一端部が前記上蓋の底面に近接し、他端部が前記排水管の経路途上に接続するサイフォン管と、を備え、
前記排水管は、前記タンクと前記サイフォン管の他端部の接続部との経路途上に接続する開閉弁を有し、
前記開閉弁を開いて、前記タンクの貯留水を前記排水口から排水することにより前記上蓋の貯留水の吸引を開始し、
前記上蓋の貯留水の吸引が開始した後に、前記開閉弁を閉じて、前記タンクの貯留水の排水を停止する発電用水車の排水装置。 - ケーシングの内部に設置されて流水で回転するランナ、このランナを支持する縦型の水車軸、及び前記ランナの上部に配置され、前記水車軸が貫通すると共に、前記水車軸の封水部から漏洩する流水が貯留される上蓋を備える発電用水車の排水装置であって、
前記上蓋より十分に高い位置に配置し、所定量の水を貯留するタンクと、
このタンクから給水されて、前記上蓋より十分に低い位置に排水口を設ける排水管と、
一端部が前記上蓋の底面に近接するサイフォン管と、を備え、
前記排水管は、前記タンクと前記排水口との経路途上に接続すると共に、前記サイフォン管の他端部を接続する三方弁を有し、
前記三方弁の全ての弁を開いて、前記タンクの貯留水を前記排水口から排水することにより前記上蓋の貯留水の吸引を開始し、
前記上蓋の貯留水の吸引が開始した後に、前記三方弁の一部の弁を閉じて、前記タンクの貯留水の排水を停止する発電用水車の排水装置。 - 前記排水管は、前記サイフォン管の他端部より下流側に接続され、前記上蓋の貯留水の排水速度を調整可能な流量制御弁を有する請求項1又は2記載の発電用水車の排水装置。
- 前記ランナの下部に設置された吸出し管から取水された冷却水が前記タンクに供給され、当該タンクから冷却水を供給して前記水車軸の軸受部を冷却する軸受部クーラーを備える請求項1から3のいずれかに記載の発電用水車の排水装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010110927A JP2011236866A (ja) | 2010-05-13 | 2010-05-13 | 発電用水車の排水装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2010110927A JP2011236866A (ja) | 2010-05-13 | 2010-05-13 | 発電用水車の排水装置 |
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Family Applications (1)
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JP2010110927A Withdrawn JP2011236866A (ja) | 2010-05-13 | 2010-05-13 | 発電用水車の排水装置 |
Country Status (1)
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104124833A (zh) * | 2014-07-30 | 2014-10-29 | 苏州淮通电气有限公司 | 一种漏水断电潜水泵 |
KR102409808B1 (ko) * | 2021-12-20 | 2022-06-22 | 주식회사 금성이앤씨 | 소수력 수차의 실링부 누수 배출장치 |
-
2010
- 2010-05-13 JP JP2010110927A patent/JP2011236866A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104124833A (zh) * | 2014-07-30 | 2014-10-29 | 苏州淮通电气有限公司 | 一种漏水断电潜水泵 |
KR102409808B1 (ko) * | 2021-12-20 | 2022-06-22 | 주식회사 금성이앤씨 | 소수력 수차의 실링부 누수 배출장치 |
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