JP4216514B2 - 新聞紙面の制作システムおよび素材差異検出方法、ならびに素材差異検出プログラム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、主に新聞社や印刷会社において使用される新聞紙面の制作システム、複数の紙面を比較し同一配置場所に配置された素材の差異を検出する素材差異検出方法、ならびに素材差異検出プログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、中央に本社を持つ新聞では、全国紙のような共通紙の一部に、地方の読者のために特に設けたその地方独特の記事を掲載する紙面である地方紙を設けて新聞を発行している。
【0003】
このような地方紙は、各地方向けに例えば地方紙A、地方紙B、地方紙Cなど個別に作成されている。各地方紙の紙面は、どの地方紙の紙面にも共通して掲載される素材と、その地方だけにしか掲載されない固有の素材とで構成されている。したがって、まずどの地方紙にも共通して掲載される素材だけをレイアウトした紙面を作成し、その紙面を地方紙A、地方紙B、地方紙Cなどにコピーし、それぞれの地方紙固有の素材を追加レイアウトして紙面の作成がなされている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来の新聞紙面を制作する場合には、以下のような問題がある。
【0005】
(1)例えば、地方紙に共通した素材で、重要度の高い素材が割り込んだ場合には、時間的制約からそれぞれの地方紙の紙面の再レイアウトを行わねばならない場合がある。
【0006】
(2)或る地方紙に固有の素材で重要度の高い素材が割り込んだ場合には、紙面スペースの制約から地方紙共通の素材の記事内容の一部を削除し、スペースの割り当てを行わなければならない場合がある。
【0007】
上述したような場合、上記(1)では、全ての地方紙の紙面に重要度の高い素材が反映されたかを確認する必要がある。また、上記(2)では、地方紙全体としてのレイアウトのバランスを確認する必要がある。
【0008】
しかしながら、このような確認作業は、紙面の刷り出力を行って目視による比較確認が必要となる。更に、この目視による比較確認の対象となる紙面数は、数枚から十数枚にも及ぶ場合があり、オペレータの負荷が極めて高いという問題がある。
【0009】
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、複数の紙面を比較し、同一配置場所に配置された素材の差異を検出し、その差異を識別することが可能なように画面上から表示することによって、比較確認を容易にし、オペレータの負担を軽減することが可能な新聞紙面の制作システムおよび素材差異検出方法、ならびに素材差異検出プログラムを提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、本発明では、以下のような手段を講じる。
【0011】
すなわち、本発明の請求項1に係る発明は、新聞紙面に掲載する少なくとも記事、画像、写真からなる複数の素材が、各紙面に割り当てられてなる紙面データを格納する紙面データ記憶装置と、素材の新聞紙面上のレイアウト編集を行うための操作入力を受け付ける組版端末と、組版端末からの操作入力に基づいて前記割り当てられた素材を各紙面上に配置して、紙面データの編集作業を行い、編集が完了した紙面データを前記紙面データ記憶装置に格納する組版編集サーバとを備えた新聞紙面制作システムである。
そして、組版端末は、組版編集サーバによって素材が配置された複数の紙面データを比較し、互いに同一の素材が配置された配置場所と、互いに異なる素材が配置された配置場所とを検出する配置場所検出手段と、配置場所検出手段によって検出された互いに同一の素材が配置された配置場所と、互いに異なる素材が配置された配置場所とを、互いに異なる素材が配置された配置場所のみを太枠で囲み、かつ、太枠で囲まれた領域内に、互いに異なる各素材の種別を表示することによって識別可能なように表示する配置場所識別表示手段とを備える。
【0012】
また、本発明の請求項2に係る発明は、新聞紙面に掲載する少なくとも記事、画像、写真からなる複数の素材が、各紙面に割り当てられてなる紙面データを格納する紙面データ記憶装置と、素材の新聞紙面上のレイアウト編集を行うための操作入力を受け付ける組版端末と、組版端末からの操作入力に基づいて前記割り当てられた素材を各紙面上に配置して、紙面データの編集作業を行い、編集が完了した紙面データを紙面データ記憶装置に格納する組版編集サーバとを備えた新聞紙面制作システムに適用される素材差異検出方法である。
そして、組版端末は、組版編集サーバによって素材が配置された複数の紙面データを比較し、互いに同一の素材が配置された配置場所と、互いに異なる素材が配置された配置場所とを検出し、検出された互いに同一の素材が配置された配置場所と、互いに異なる素材が配置された配置場所とを、互いに異なる素材が配置された配置場所のみを太枠で囲み、かつ、太枠で囲まれた領域内に、互いに異なる各素材の種別を表示することによって識別可能なように表示する。
更に、本発明の請求項3に係る発明は、請求項1に係る発明の新聞紙面制作システムに適用される、コンピュータ読取可能な素材差異検出プログラムである。
【0013】
従って、本発明においては、以上のような手段を講じることにより、複数の紙面を対象として、同一配置場所に配置された素材の差異を検出することができ、オペレータの負担を低減することが可能となる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
【0015】
本発明の実施の形態を図1から図57を用いて説明する。
【0016】
図1は、本発明の実施の形態に係る新聞紙面の素材差異検出方法を適用した新聞紙面制作システムの構成例を示す機能ブロック図である。
【0017】
すなわち、本発明の実施の形態に係る新聞紙面の素材差異検出方法を適用した新聞紙面制作システムは、例えば磁気ディスク等の記憶媒体に記憶された素材差異検出プログラムを読み込み、この素材差異検出プログラムによって動作が制御されるコンピュータによって実現されるものであって、記事入力/校正端末1と、記事サーバ2と、画像入力/加工端末3と、画像サーバ4と、組版端末5と、組版編集サーバ6と、紙面データ格納部7と、出力サーバ8と、プリンタ/プロッタ9とを備えている。
【0018】
記事入力/校正端末1は、記事の入力および校正を行うための端末であり、オペレータから記事情報の入力を受け付け、記事サーバ2に出力する。また、記事サーバ2に蓄積されている記事情報を取得して、その記事情報に基づく校正入力をオペレータから受け付け、校正された記事情報を記事サーバ2に再び出力する。
【0019】
記事サーバ2は、記事入力/校正端末1から入力された記事情報、または、図示しない通信回線を経由して通信社などから入力された記事情報を受信し、蓄積する。また、記事入力/校正端末1からの校正要求により、蓄積している記事情報の中から、要求のあった記事情報を記事入力/校正端末1に出力する。更に、オペレータの指示などに従って、蓄積している記事情報を組版編集サーバ6に出力する。
【0020】
画像入力/加工端末3は、画像データの入力および画像データの加工を行うための端末であり、スキャナやディスプレイ等を備えている。このような画像入力/加工端末3は、オペレータから画像データの入力を受け付け、入力された画像データを画像サーバ4に出力する。また、オペレータから入力された画像データの加工操作入力に基づいて画像データの加工を行い、加工した画像データを画像サーバ4に出力する。なお、画像データを加工する場合には、画像入力/加工端末3に入力されている画像データを直接加工することも、また、画像サーバ4に蓄積されている画像データから所定の画像データを取得し、その画像データを加工することのいずれも可能としている。
【0021】
画像サーバ4は、画像入力/加工端末3から出力された画像データを取得し、蓄積する。また、画像入力/加工端末3からの要求により、蓄積している画像データの中から、要求のあった画像データを画像入力/加工端末3に出力する。更に、オペレータの指示などに従って、蓄積している画像データを組版編集サーバ6に出力する。
【0022】
組版端末5は、例えばワークステーションやパーソナルコンピュータで構成されており、操作入力部51と、操作情報出力部52と、紙面配置位置差異検出部53と、紙面の配置領域データ54と、配置領域配置位置差異データ55とを備えている。なお、紙面の配置領域データ54は、比較する紙面の数に対応して存在し、紙面S(1)から紙面S(n)までを比較する場合には、n個の配置領域データ54(1)〜54(n)が存在する。
【0023】
操作入力部51は、オペレータから、記事、画像、および見出しのレイアウト編集を行うための操作入力を受け付け、入力された操作入力に基づいて操作情報を作成する。操作情報出力部52は、操作入力部51によって作成された操作情報を組版編集サーバ6に出力する。
【0024】
紙面配置位置差異検出部53は、比較対照とする紙面の紙面データ71に基づいて、比較対照とする紙面において、互いに同一の素材が配置された配置場所と、互いに異なる素材が配置された配置場所とを検出する。そして、互いに同一の素材が配置された配置場所と、互いに異なる素材が配置された配置場所とを識別可能なように表示する。特に、比較対照とする紙面が2つの場合には、図2の概略フローチャートに示す通りに動作する。
【0025】
すなわち、紙面配置位置差異検出部53は、比較対照とする一方の紙面である紙面S(1)の紙面データ71(1)に基づいて、紙面S(1)の配置領域データ54(1)を作成する(S1)。なお、紙面データ71および配置領域データ54のデータ構成例については後述する。そして、比較対照とする他方の紙面である紙面S(2)の紙面データ71(2)に基づいて、紙面S(2)の配置領域データ54(2)を作成する(S2)。更に、ステップS1で作成された配置領域データ54(1)と、ステップS2で作成された配置領域データ54(2)とに基づいて、配置領域配置位置差異データ55を作成し(S3)、配置領域配置位置差異データ55に基づいて、互いに同一の素材が配置された配置場所と、互いに異なる素材が配置された配置場所とを識別可能なように表示する(S4)。
【0026】
組版編集サーバ6は、操作情報出力部52から出力された操作情報に基づいて紙面データ71の編集作業を行い、編集が完了した紙面データ71を紙面データ格納部7に格納したり、あるいは紙面データ格納部7に格納されている紙面データ71を取り出し、この紙面データ71を編集して、編集後に再び紙面データ格納部7に格納させる。
【0027】
図3から図11はこのような紙面データ71(1)の一例を示すデータ構成図である。すなわち、紙面データ71(1)は、図3に示すような管理情報と、図4から図10に示すような各素材情報と、図11に示すような実データとからなっている。
【0028】
管理情報は、図3に示すように、掲載年月日71KN(1)、面名71MN(1)、版名71HN(1)、印刷ページ番号71PG(1)、体裁情報(組方向、段数、字詰、文字サイズ、段間、行間など)71TS(1)、紙面X方向寸法71PX(1)、紙面Y方向寸法71PY(1)の各データからなっている。
【0029】
素材情報は、紙面への配置がなされている全ての素材毎に存在するものである。したがって、例えば、記事a、画像b、記事c、画像e、記事f、画像g、記事hの各素材情報の配置がなされている紙面S(1)の場合には、図4から図10に示すように、これら各素材毎に素材情報が存在する。このような素材情報のデータ構成は、#1素材情報(記事a)を対象とした図4を例に説明すると、素材種別71SB(1#1)、素材ID番号71ID(1#1)、配置情報71FL(1#1)、配置位置座標71LX(1#1)、縦横寸法71SZ(1#1)、仮見出し71KM(1#1)、記事aのテキスト格納アドレス情報71AD(1#1)、記事aのレイアウト済テキスト格納アドレス情報71BD(1#1)を持つ。その他の素材情報に関しても、図5から図10に示すように、図4と同様のデータ構成をしている。
【0030】
実データは、図11に示すように、素材情報(#n)毎の記事のテキスト71TX(1#n)、レイアウト済テキスト71LX(1#n)、画像の表示画データ71HI(1#n)、画像の実画像データ71RI(1#n)からなっている。なお、図12から図20にそのデータ構成を示す紙面データ71(2)もまた、図3から図11に示す紙面データ71(1)の一例と同様な構成をしている。
【0031】
図21から図27は配置領域データ54(1)の一例を示すデータ構成図である。すなわち、配置領域データ54(1)は、図21に示すような管理情報と、図22から図28に示すような各素材情報とからなっている。
【0032】
管理情報は、図21に示すように、掲載年月日54KN(1)、面名54MN(1)、版名54HN(1)、印刷ページ番号54PG(1)、体裁情報(組方向、段数、字詰、文字サイズ、段間、行間など)54TS(1)、紙面X方向寸法54PX(1)、紙面Y方向寸法54PY(1)の各データからなっている。このデータ構成は、図3および図12に示す紙面データ71の管理情報のデータ構成と同じである。
【0033】
素材情報は、紙面への配置がなされている全ての素材毎に存在するものである。したがって、例えば、記事a、画像b、記事c、画像e、記事f、画像g、記事hの各素材情報の配置が検討されている紙面S(1)の場合には、図22から図28に示すように、これら各素材毎に素材情報が存在する。このような素材情報のデータ構成は、#1素材情報(記事a)を対象とした図22を例に説明すると、素材種別54SB(1#1)、素材ID番号54ID(1#1)、配置領域数54HR(1#1)、配置領域対角線始点/終点座標XYp(1#1)を持つ。配置領域対角線始点/終点座標XYp(1#1)は、配置領域の数pに応じて存在する。
【0034】
その他の素材情報に関しても、図23から図28に示すように、図22と同様のデータ構成をしている。なお、図29から図36にそのデータ構成を示す配置領域データ54(2)もまた、図22から図28に示す配置領域データ54(1)の一例と同様な構成をしている。
【0035】
図37から図48は配置領域配置位置差異データ55の一例を示すデータ構成図である。
【0036】
配置領域配置位置差異データ55は、複数の配置領域データ54を比較し、比較した各配置領域データ54同士の同一配置領域に配置された素材が同一であるか否かを判定した判定結果データであって、管理情報と、配置領域毎の比較結果情報とからなっている。図37から図48に示す例は、図21から図28に示すような配置領域データ54(1)を有する紙面S(1)と、図29から図36に示すような配置領域データ54(2)を有する紙面S(2)とを比較した場合における結果の例を示すものである。
【0037】
図37に示す管理情報は、紙面S(1)の管理情報と、紙面S(2)の管理情報とからなり、紙面S(1)に関する掲載年月日55KN(1)、面名55MN(1)、版名55HN(1)、紙面X方向寸法55PX(1)、紙面Y方向寸法55PY(1)の各データと、紙面S(2)に関する掲載年月日55KN(2)、面名55MN(2)、版名55HN(2)、紙面X方向寸法55PX(2)、紙面Y方向寸法55PY(2)の各データとから構成している。
【0038】
素材情報は、比較対照とする紙面の配置領域毎に、素材の差異の有無をまとめたデータである。例えば、比較元の紙面S(1)が図49に示すようなレイアウトであった場合、「記事a1/3」、「記事a2/3」、「記事a3/3」、「画像b」、「記事c1/2」、「記事c2/2」、「画像e」、「記事f1/2」、「記事f2/2」、「画像g」、「記事h1/1」の11の配置領域が存在することから、11の配置領域(#r)毎に、比較対照とする紙面S(2)と、同一配置領域に素材が配置されているか否かを、「配置位置差異の有無55KB(#r)」に示している。素材情報は、このほかにも配置領域対角線始点/終点座標55XY(#r)、素材種別55SB(#r)、素材ID番号55ID(#r)、素材の通番55SR(#r)の各データからなる。
【0039】
紙面データ格納部7は、組版編集サーバ6から出力された紙面データ71を格納する。また、格納している紙面データ71を読み出すように組版編集サーバ6側から要求された場合には、紙面データ71を読み出して組版編集サーバ6に出力する。
【0040】
出力サーバ8は、組版端末5からの大刷/版下出力指示にしたがって、組版編集サーバ6から出力された紙面データ71をドットデータに展開してプリンタ/プロッタ9に出力する。
【0041】
プリンタ/プロッタ9は、出力サーバ8からドットデータを取得し、取得したドットデータに基づいて大刷や版下を出力する。
【0042】
次に、以上のように構成した本発明の実施の形態に係る新聞紙面の素材差異検出方法を適用した新聞紙面制作システムの動作について説明する。
【0043】
まず、図2に示すステップS1に相当する動作である紙面配置位置差異検出部53によってなされる紙面S(1)の配置領域データ54の作成動作の詳細を図50から図52に示すフローチャートを用いて説明する。
【0044】
まず、オペレータが組版端末5の操作入力部51から紙面名を入力すると、この入力された紙面名の紙面データ71(1)が、紙面データ格納部7から紙面配置位置差異検出部53に読み込まれる(S101)。このように、紙面データ71(1)が読み込まれると、紙面配置位置差異検出部53によって配置領域データ54(1)が初期化される(S102)。更に、紙面データ71(1)の管理情報が、配置領域データ54(1)の管理情報に転記される(S103)。次に、紙面データ71(1)の先頭の素材情報が対象とされて以下に示す処理がなされる(S104)。
【0045】
まず、対象素材情報の配置情報71FL(1#n)が「配置」の場合(S105:Yes)であって、更に、対象素材情報の素材種別71SB(1#n)が「記事」である場合(S106:Yes)には、この素材情報内の取材種別71SB(1#n)および素材ID番号71ID(1#n)が配置領域データ54(1)に転記される(S107)。
【0046】
次に、紙面データ71(1)の対象素材情報内の配置位置情報71LM(1#n)、縦横寸法71SZ(1#n)に基づいて、配置領域数54HR(1#n)、配置領域対角線始点/終点座標54XYp(1#n)が計算され、配置領域データ54に書き込まれる(S108)。
【0047】
そして、紙面データ71(1)の全ての素材情報について処理がなされた場合(S109:Yes)には、配置領域データ54(1)の作成処理を終了し、未処理の素材情報が存在する場合(S109:No)には、次の素材情報が対象とされて(S110)、ステップS105に戻る。
【0048】
一方、ステップS106において、対象素材情報の素材種別71SB(1#n)が「記事」ではなく(S106:No)、「画像」である場合(S111:Yes)には、この素材情報内の取材種別71SB(1#n)および素材ID番号71ID(1#n)が配置領域データ54(1)に転記される(S112)。
【0049】
そして、配置領域データ54(1)の配置領域数54HR(1#n)が「1」とされ、紙面データ71(1)の対象素材情報内の配置位置情報71LM(1#n)、縦横寸法71SZ(1#n)に基づいて、配置領域対角線始点/終点座標54XY1(1#n)が計算され、配置領域データ54に書き込まれ(S113)、ステップS109に戻る。また、対象素材情報の素材種別71SB(1#n)が「画像」ではない場合(S111:No)、および対象素材情報の配置情報71FL(1#n)が「配置」ではない場合(S105:No)にもステップS109に戻る。
【0050】
以上のように、紙面配置位置差異検出部53が動作することによって、紙面データ71(1)に基づいて、配置領域データ54(1)が作成される。図2に示すステップS2では、同様にして、紙面データ71(2)に基づいて、対応する配置領域データ54(2)が作成される。このようにして作成された配置領域データ54(1)および配置領域データ54(2)は組版端末5に保持される。
【0051】
次に、図2に示すステップS3に相当する動作である紙面配置位置差異検出部53によってなされる紙面S(1)と紙面S(2)とを比較して配置領域配置位置差異データ55を作成する場合における動作の詳細を図53から図55に示すフローチャートを用いて説明する。
【0052】
まず、オペレータが組版端末5の操作入力部51から、比較対照とする紙面名である紙面S(1)と紙面S(2)を入力すると、入力された紙面に対応する配置領域データ54(1)および配置領域データ54(2)が、紙面配置位置差異検出部53に読み込まれる(S201、S202)。このように、配置領域データ54(1)および配置領域データ54(2)が読み込まれると、紙面配置位置差異検出部53によって配置領域配置位置差異データ55が初期化される(S203)。
【0053】
次に、配置領域データ54(1)の管理情報と、配置領域データ54(2)の管理情報とがそれぞれ、配置領域配置位置差異データ55に転記される(S204、S205)。更に、配置領域データ54(1)および配置領域データ54(2)の先頭素材情報が対象とされて、以下に示すような処理がなされる(S206、S207)。
【0054】
まず、配置領域データ54(1)の対象素材情報の素材種別54SB(1#n)、および素材ID番号54ID(1#n)が配置領域配置位置差異データ55に転記されるとともに、配置領域数54HR(1#n)に基づいて通番55SR(#n)が求められ、配置領域配置位置差異データ55に書き込まれる(S208)。
【0055】
次に、配置領域データ54(1)の対象素材情報の配置領域対角線始点/終点座標54XYp(1#n)と、配置領域データ54(2)の対象素材情報の配置領域対角線始点/終点座標54XYp(2#n)とが比較される(S209)。そして、配置領域対角線始点/終点座標54XYp(1#n)と、配置領域対角線始点/終点座標54XYp(2#n)とが完全に一致した場合(S210:Yes)には、配置領域配置位置差異データ55の配置位置差異有無55KB(n)に「無し」と書き込まれ(S214)、後述するステップS212に移行する。
【0056】
一方、配置領域対角線始点/終点座標54XYp(1#n)と、配置領域対角線始点/終点座標54XYp(2#n)とが完全には一致しないが(S210:No)、これら2つの配置領域が重なる場合(S211:Yes)には、配置領域配置位置差異データ55の配置位置差異有無55KB(n)に「有り」と書き込まれ(S215)、更に、配置領域データ54(2)の対象素材情報の素材種別54SB(2#n)、および素材ID番号54ID(2#n)が配置領域配置位置差異データ55に転記されるとともに、配置領域数54HR(2#n)に基づいて通番55SR(#n)が求められ、配置領域配置位置差異データ55に書き込まれ(S216)、後述するステップS212に移行する。
【0057】
一方、ステップS211において、配置領域対角線始点/終点座標54XYp(1#n)と、配置領域対角線始点/終点座標54XYp(2#n)とが重ならない場合(S211:No)であって、かつ配置領域データ54(2)の全ての素材情報に対して処理がなされた場合(S212:Yes)には、更に配置領域データ54(1)の全ての素材情報に対して処理がなされたか否かが確認される(S217)。そして、配置領域データ54(1)の全ての素材情報に対しても処理がなされている場合(S217:Yes)には、紙面配置位置差異検出部53によってなされる配置領域配置位置差異データ55の作成を終了する。
【0058】
一方、ステップS217において、配置領域データ54(1)の素材情報の中に未処理の素材情報がある場合(S217:No)には、配置領域データ54(1)の次の素材情報が対象とされ(S218)、更に配置領域データ54(2)の先頭の素材情報が対象とされ(S219)、ステップS208に戻る。
【0059】
また、ステップS212において、配置領域データ54(2)の中に未処理の素材情報がある場合(S212:No)には、配置領域データ54(2)の次の素材情報が対象とされて(S213)、ステップS209に戻る。
【0060】
以上のように、紙面配置位置差異検出部53が動作することによって、配置領域データ54(1)および配置領域データ54(2)に基づいて配置領域配置位置差異データ55が作成される。
【0061】
図2に示すステップS4では、このようにして作成された配置領域配置位置差異データ55に基づいて、紙面S(1)と紙面S(2)との差異状態が表示される。すなわち、紙面S(1)は、紙面データ71(1)に基づいて、図49に示すようなレイアウトが実現される。紙面S(2)もまた、紙面データ71(2)に基づいて、図56に示すようなレイアウトが実現される。上述したようにして紙面データ71(1)および紙面データ71(2)の差異の基づいて作成された配置領域配置位置差異データ55からは、図57に示すようなレイアウトが実現され、組版端末5から表示される。
【0062】
すなわち、図57に示す「記事a1/3」は、紙面S(1)および紙面S(2)ともに一致しており、図38の第1配置領域の配置位置差異有無55KB(#1)が「無し」となっている。「記事a2/3」、「記事a3/3」、および「画像b」ともに、図39の第2配置領域の配置位置差異有無55KB(#2)、図40の第3配置領域の配置位置差異有無55KB(#3)、図41の第4配置領域の配置位置差異有無55KB(#4)が「無し」となっている。
【0063】
一方、図42に示す第5配置領域から、図48に示す第11配置領域までは、紙面S(1)および紙面S(2)が一致しておらず、配置位置差異有無55KB(#5)から配置位置差異有無55KB(#11)までが「有り」となっている。したがって、図57に示すように、対応する配置位置の外枠が太枠で表示され、更に該当する配置位置の枠内に、紙面S(2)において配置されている素材種別が*(アスタリスク)付きで表示される。
【0064】
例えば「記事c1/2」に示すように、紙面S(1)の1つの配置位置に対して、記事S(2)の素材種別が複数配置されている場合には、図42に示すように、配置領域配置位置差異データ55には、「異なる素材1の素材ID55SB1(#5)」として「記事k」が、「異なる素材2の素材ID55SB2(#5)」として「画像m」がそれぞれ登録されており、これに基づいて図57に示すレイアウトにも「*記事k」および「*画像m」がそれぞれ表示される。
【0065】
なお、本発明の実施の形態に係る新聞紙面の素材差異検出方法を適用した新聞紙面制作システムは、記憶媒体に格納した素材差異検出プログラムをコンピュータに読み込ませることで実現させることができる。
【0066】
ここで本発明における記憶媒体としては、磁気ディスク、フロッピーディスク(登録商標)、ハードディスク、光ディスク(CD−ROM、DVD等)、光磁気ディスク(MO等)、半導体メモリ等、プログラムを記憶でき、かつコンピュータが読み取り可能な記憶媒体であれば、その記憶形式は何れの形態であってもよい。
【0067】
また、記憶媒体からコンピュータにインストールされたプログラムの指示に基づきコンピュータ上で稼働しているOS(オペレーティングシステム)や、データベース管理ソフト、ネットワークソフト等のMW(ミドルウェア)等が本発明の実施の形態を実現するための各処理の一部を実行してもよい。
【0068】
さらに、本発明における記憶媒体は、コンピュータと独立した媒体に限らず、LANやインターネット等により伝送された素材差異検出プログラムをダウンロードして記憶又は一時記憶した記憶媒体も含まれる。
【0069】
また、記憶媒体は1つに限らず、複数の媒体から本発明の実施の形態における処理が実行される場合も本発明における記憶媒体に含まれ、媒体構成は何らの構成であってもよい。
【0070】
なお、本発明におけるコンピュータは、記憶媒体に記憶された素材差異検出プログラムに基づき、本発明の実施の形態における各処理を実行するものであって、パソコン等の1つからなる装置、複数の装置がネットワーク接続されたシステム等の何れの構成であってもよい。
【0071】
また、本発明におけるコンピュータとは、パソコンに限らず、情報処理機器に含まれる演算処理装置、マイコン等も含み、素材差異検出プログラムによって本発明の機能を実現することが可能な機器、装置を総称している。
【0072】
上述したように、例えば紙面S(1)と紙面S(2)のように複数の紙面を比較し、同一配置場所に配置された素材の差異を検出し、その差異が識別可能なように画面上から表示することができる。
【0073】
これによって、複数の地方紙に重要度の高い素材が漏れなく配置されていることや、各地方紙間の相違をオペレータが容易に把握することができるようになるので、オペレータの負担を軽減することが可能となる。
【0074】
以上、本発明の好適な実施の形態について、添付図面を参照しながら説明したが、本発明はかかる構成に限定されない。特許請求の範囲の発明された技術的思想の範疇において、当業者であれば、各種の変更例及び修正例に想到し得るものであり、それら変更例及び修正例についても本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
【0075】
たとえば、上記実施の形態では、紙面配置位置差異検出部53を組版端末5に備えるとともに、配置領域データ54および配置領域配置位置差異データ55をそれぞれ組版端末5が保持する場合を例に説明したが、本発明はこのような構成に限るものではなく、紙面配置位置差異検出部53を組版編集サーバ6に備えるとともに、配置領域データ54および配置領域配置位置差異データ55をそれぞれ組版編集サーバ6が保持するようにしても良い。あるいは、紙面配置位置差異検出部53を組版端末5に備えるとともに、配置領域データ54および配置領域配置位置差異データ55をそれぞれ組版編集サーバ6が保持するようにしても良い。また逆に、紙面配置位置差異検出部53を組版編集サーバ6に備えるとともに、配置領域データ54および配置領域配置位置差異データ55をそれぞれ組版端末5が保持するようにしても良い。このような構成とすることによっても、上記実施の形態で説明したものと同等の効果を奏することができる。
【0076】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、複数の紙面を比較し、同一配置場所に配置された素材の差異を検出し、その差異を識別することが可能なように画面上から表示することができる。
【0077】
以上により、複数紙面の比較確認が容易になり、もって、オペレータの負担を軽減することが可能な新聞紙面の制作システムおよび素材差異検出方法、ならびに素材差異検出プログラムを実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る新聞紙面の素材差異検出方法を適用した新聞紙面制作システムの構成例を示す機能ブロック図
【図2】紙面配置位置差異検出部の概略動作を示すフローチャート
【図3】紙面データS(1)に含まれる管理情報の一例を示すデータ構成図
【図4】紙面データS(1)に含まれる#1素材情報(記事aの場合)の一例を示すデータ構成図
【図5】紙面データS(1)に含まれる#2素材情報(画像bの場合)の一例を示すデータ構成図
【図6】紙面データS(1)に含まれる#3素材情報(記事cの場合)の一例を示すデータ構成図
【図7】紙面データS(1)に含まれる#4素材情報(画像eの場合)の一例を示すデータ構成図
【図8】紙面データS(1)に含まれる#5素材情報(記事fの場合)の一例を示すデータ構成図
【図9】紙面データS(1)に含まれる#6素材情報(画像gの場合)の一例を示すデータ構成図
【図10】紙面データS(1)に含まれる#7素材情報(記事hの場合)の一例を示すデータ構成図
【図11】紙面データS(1)に含まれる実データの一例を示すデータ構成図
【図12】紙面データS(2)に含まれる管理情報の一例を示すデータ構成図
【図13】紙面データS(2)に含まれる#1素材情報(記事aの場合)の一例を示すデータ構成図
【図14】紙面データS(2)に含まれる#2素材情報(画像bの場合)の一例を示すデータ構成図
【図15】紙面データS(2)に含まれる#3素材情報(記事iの場合)の一例を示すデータ構成図
【図16】紙面データS(2)に含まれる#4素材情報(画像jの場合)の一例を示すデータ構成図
【図17】紙面データS(2)に含まれる#5素材情報(記事kの場合)の一例を示すデータ構成図
【図18】紙面データS(2)に含まれる#6素材情報(画像mの場合)の一例を示すデータ構成図
【図19】紙面データS(2)に含まれる#7素材情報(記事nの場合)の一例を示すデータ構成図
【図20】紙面データS(2)に含まれる実データの一例を示すデータ構成図
【図21】配置領域データ54(1)に含まれる管理情報の一例を示すデータ構成図
【図22】配置領域データ54(1)に含まれる#1素材情報(記事aの場合)の一例を示すデータ構成図
【図23】配置領域データ54(1)に含まれる#2素材情報(画像bの場合)の一例を示すデータ構成図
【図24】配置領域データ54(1)に含まれる#3素材情報(記事cの場合)の一例を示すデータ構成図
【図25】配置領域データ54(1)に含まれる#4素材情報(画像eの場合)の一例を示すデータ構成図
【図26】配置領域データ54(1)に含まれる#5素材情報(記事fの場合)の一例を示すデータ構成図
【図27】配置領域データ54(1)に含まれる#6素材情報(画像gの場合)の一例を示すデータ構成図
【図28】配置領域データ54(1)に含まれる#7素材情報(記事hの場合)の一例を示すデータ構成図
【図29】配置領域データ54(2)に含まれる管理情報の一例を示すデータ構成図
【図30】配置領域データ54(2)に含まれる#1素材情報(記事aの場合)の一例を示すデータ構成図
【図31】配置領域データ54(2)に含まれる#2素材情報(画像bの場合)の一例を示すデータ構成図
【図32】配置領域データ54(2)に含まれる#3素材情報(記事iの場合)の一例を示すデータ構成図
【図33】配置領域データ54(2)に含まれる#4素材情報(画像jの場合)の一例を示すデータ構成図
【図34】配置領域データ54(2)に含まれる#5素材情報(記事kの場合)の一例を示すデータ構成図
【図35】配置領域データ54(2)に含まれる#6素材情報(画像mの場合)の一例を示すデータ構成図
【図36】配置領域データ54(2)に含まれる#7素材情報(記事nの場合)の一例を示すデータ構成図
【図37】配置領域配置位置差異データに含まれる管理情報の一例を示すデータ構成図
【図38】配置領域配置位置差異データに含まれる#1レコードの一例を示すデータ構成図
【図39】配置領域配置位置差異データに含まれる#2レコードの一例を示すデータ構成図
【図40】配置領域配置位置差異データに含まれる#3レコードの一例を示すデータ構成図
【図41】配置領域配置位置差異データに含まれる#4レコードの一例を示すデータ構成図
【図42】配置領域配置位置差異データに含まれる#5レコードの一例を示すデータ構成図
【図43】配置領域配置位置差異データに含まれる#6レコードの一例を示すデータ構成図
【図44】配置領域配置位置差異データに含まれる#7レコードの一例を示すデータ構成図
【図45】配置領域配置位置差異データに含まれる#8レコードの一例を示すデータ構成図
【図46】配置領域配置位置差異データに含まれる#9レコードの一例を示すデータ構成図
【図47】配置領域配置位置差異データに含まれる#10レコードの一例を示すデータ構成図
【図48】配置領域配置位置差異データに含まれる#11レコードの一例を示すデータ構成図
【図49】紙面S(1)のレイアウトの一例を示す模式図
【図50】紙面配置位置差異検出部による配置領域データの作成動作を示すフローチャート(その1)
【図51】紙面配置位置差異検出部による配置領域データの作成動作を示すフローチャート(その2)
【図52】紙面配置位置差異検出部による配置領域データの作成動作を示すフローチャート(その3)
【図53】紙面配置位置差異検出部による配置領域配置位置差異データの作成動作を示すフローチャート(その1)
【図54】紙面配置位置差異検出部による配置領域配置位置差異データの作成動作を示すフローチャート(その2)
【図55】紙面配置位置差異検出部による配置領域配置位置差異データの作成動作を示すフローチャート(その3)
【図56】紙面S(2)のレイアウトの一例を示す模式図
【図57】配置領域配置位置差異データに基づいて作成された差異表示レイアウトの一例を示す模式図
【符号の説明】
1…記事入力/校正端末
2…記事サーバ
3…画像入力/加工端末
4…画像サーバ
5…組版端末
6…組版編集サーバ
7…紙面データ格納部
8…出力サーバ
9…プリンタ/プロッタ
51…操作入力部
52…操作情報出力部
53…紙面配置位置差異検出部
54…配置領域データ
55…配置領域配置位置差異データ
71…紙面データ
Claims (3)
- 新聞紙面に掲載する少なくとも記事、画像、写真からなる複数の素材が、各紙面に割り当てられてなる紙面データを格納する紙面データ記憶装置と、前記素材の新聞紙面上のレイアウト編集を行うための操作入力を受け付ける組版端末と、前記組版端末からの操作入力に基づいて前記割り当てられた素材を各紙面上に配置して、前記紙面データの編集作業を行い、編集が完了した紙面データを前記紙面データ記憶装置に格納する組版編集サーバとを備えた新聞紙面制作システムであって、
前記組版端末は、
前記組版編集サーバによって素材が配置された複数の紙面データを比較し、互いに同一の素材が配置された配置場所と、互いに異なる素材が配置された配置場所とを検出する配置場所検出手段と、
前記配置場所検出手段によって検出された互いに同一の素材が配置された配置場所と、互いに異なる素材が配置された配置場所とを、前記互いに異なる素材が配置された配置場所のみを太枠で囲み、かつ、前記太枠で囲まれた領域内に、前記互いに異なる各素材の種別を表示することによって識別可能なように表示する配置場所識別表示手段と
を備えた新聞紙面の制作システム。 - 新聞紙面に掲載する少なくとも記事、画像、写真からなる複数の素材が、各紙面に割り当てられてなる紙面データを格納する紙面データ記憶装置と、前記素材の新聞紙面上のレイアウト編集を行うための操作入力を受け付ける組版端末と、前記組版端末からの操作入力に基づいて前記割り当てられた素材を各紙面上に配置して、前記紙面データの編集作業を行い、編集が完了した紙面データを前記紙面データ記憶装置に格納する組版編集サーバとを備えた新聞紙面制作システムに適用される素材差異検出方法であって、
前記組版端末が、
前記組版編集サーバによって素材が配置された複数の紙面データを比較し、互いに同一の素材が配置された配置場所と、互いに異なる素材が配置された配置場所とを検出し、
前記検出された互いに同一の素材が配置された配置場所と、互いに異なる素材が配置された配置場所とを、前記互いに異なる素材が配置された配置場所のみを太枠で囲み、かつ、前記太枠で囲まれた領域内に、前記互いに異なる各素材の種別を表示することによって識別可能なように表示する素材差異検出方法。 - 新聞紙面に掲載する少なくとも記事、画像、写真からなる複数の素材が、各紙面に割り当てられてなる紙面データを格納する紙面データ記憶装置と、前記素材の新聞紙面上のレイアウト編集を行うための操作入力を受け付ける組版端末と、前記組版端末からの操作入力に基づいて前記割り当てられた素材を各紙面上に配置して、前記紙面データの編集作業を行い、編集が完了した紙面データを前記紙面データ記憶装置に格納する組版編集サーバとを備えた新聞紙面制作システムに適用される、コンピュータ読取可能な素材差異検出プログラムであって、
前記組版編集サーバによって素材が配置された複数の紙面データを比較し、互いに同一の素材が配置された配置場所と、互いに異なる素材が配置された配置場所とを検出する機能、
前記検出された互いに同一の素材が配置された配置場所と、互いに異なる素材が配置された配置場所とを、前記互いに異なる素材が配置された配置場所のみを太枠で囲み、かつ、前記太枠で囲まれた領域内に、前記互いに異なる各素材の種別を表示する機能
をコンピュータに実現させるための素材差異検出プログラム。
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