JP4216143B2 - 地上デジタル放送信号処理装置 - Google Patents

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本発明は、隣接チャンネルの周波数関係にある地上デジタル放送信号のレベルを調整する地上デジタル放送信号処理装置に関する。
複数の地上アナログ放送信号を共同受信施設に伝送する場合、ヘッドエンドにおいて各地上アナログ放送信号のレベルを調整するために、各地上アナログ放送信号に対応してテレビシグナルプロセッサが使用されている(非特許文献1)。このプロセッサでは、対応する地上アナログ放送信号を受信周波数変換部において中間周波信号に周波数変換する。この中間周波信号は中間周波信号処理部において増幅された後、映像用バンドパスフィルタにおいて映像信号が取り出され、その一部が自動利得制御回路によって処理され、映像信号のレベルが一定に保たれる。音声信号は音声用バンドパスフィルタで取り出され、リミッタ回路でレベルが一定に維持され、映像・音声搬送波比を設定するレベル可変回路を通して、合成回路に供給される。合成回路において、映像信号と音声信号とが合成され、高周波変換部において周波数変換される。中間周波信号処理部では、帯域外減衰特性や群遅延時間特性を劣化させないように中間周波信号を取り出すため、バンドパスフィルタにはSAW(表面弾性波)フィルタを使用している。
(社)日本電子機械工業会 CATV技術委員会編 ケーブルテレビ技術入門 初版 コロナ社 1994年4月20日発行 第89頁第15行目乃至第91頁第4行目
このような地上アナログ放送信号は、映像信号と音声信号とにそれぞれ1つの搬送波を持っており、これら搬送波はMHz単位で離隔しているので、これらを分離するためのバンドパスフィルタは、比較的容易に、かつ安価に製造することができる。ところで、まもなく地上デジタル放送が開始される。この地上デジタル放送では、直交周波数分割多重変調(OFDM)が採用されている。OFDM信号は、マルチキャリアであって、各チャンネルの隣接間隔は約0.4MHzであるので、特に隣接チャンネルで伝送されている地上デジタル放送信号を容易に分離することは困難であり、高価なフィルタが必要であった。
本発明は、妨害波と希望波とが同一信号であるものが合成される同一信号の合成効果とOFDM信号に遅延波対策として設けられているガードインターバルとを利用して、各地上デジタル放送信号のレベルを調整する地上デジタル放送信号処理装置を提供することを目的とする。
本発明による地上デジタル放送信号処理装置は、隣接チャンネルという周波数関係にある直交周波数分割多重変調された複数の地上デジタル放送信号を、前記地上デジタル放送信号ごとにレベル調整手段がレベル調整する。これらレベル調整手段から出力されたレベル調整済みの各地上デジタル放送信号が合成手段によって合成される。
地上デジタル放送信号ごとにレベル調整手段でレベル調整を行うために、各地上デジタル放送信号を分離する。この分離時に、隣接する地上デジタル放送信号を完全に分離できず、隣接地上デジタル放送信号が残留していることがある。このような状態で合成すると、残留していた隣接地上デジタル放送信号と元の地上デジタル放送信号とが合成されるので、残留していた隣接地上デジタル放送信号が妨害波となることがある。この妨害波は、元の地上デジタル放送信号の一部であり、同一信号の合成であることから妨害を与えにくい。また、残留していた隣接地上デジタル放送信号と元の地上デジタル放送信号の遅延時間についてはマルチパスによる妨害波の遅延時間と同様に考えられる。地上デジタル放送信号には、マルチパス対策としてガードインターバルが設けられているので、この妨害波の影響を受けない。
上記の態様において、前記各レベル調整手段を、前記地上デジタル放送信号ごとに設けられた複数の周波数変換手段にそれぞれ設けてある。これら複数の周波数変換手段は、これらが出力する変換後地上デジタル放送信号の周波数関係を、これらに入力される変換前地上デジタル放送信号の周波数関係と同じ周波数関係を維持するように、構成されている。例えば、変換前の複数の地上デジタル放送信号の隣接するもの間の周波数差が予め定めた値であるとすると、変換後の複数の地上デジタル放送信号の隣接するもの間の周波数差も、上記予め定めた値である。
このように周波数変換した場合でも、変換後の複数の地上デジタル放送信号の周波数関係が、変換前の複数の地上デジタル放送信号の周波数関係と同じであれば、変換後の妨害波と元の地上デジタル放送信号とは同一信号であり、かつ妨害波はマルチパス波と同様に扱えるので、妨害波の影響を受けることがほとんど無くなる。
更に、前記各周波数変換手段は、周波数帯域制限用フィルタを備えている。このフィルタとしては、例えばSAWフィルタを使用することができる。
周波数帯域制限用フィルタに、隣接チャンネルの地上デジタル放送信号を完全に除去できないものを使用した結果、隣接残留信号が残っていて、そのまま合成したとしても、隣接残留信号の影響は、隣接残留信号と元の地上波デジタル放送信号とが同一信号であることと、ガードインターバルが設けられていることにより、軽減することができる。
前記各周波数変換手段は、入力された地上デジタル放送信号を、それぞれ同一周波数の中間周波信号に入力側周波数変換手段によって周波数変換する。この場合、この中間周波数信号を前記周波数帯域制限用フィルタで処理し、この処理済みの中間周波信号を、それぞれ出力側周波数変換手段で処理する。
前記各周波数変換手段は、同一の局部発振器からの局部発振信号に基づいて周波数変換するものにできる。この場合、周波数変換手段は、受信した地上デジタル放送信号を中間周波信号に変換する入力側周波数変換手段と、この中間周波信号を出力地上放送信号に変換する出力側周波数変換手段とを、備えるものとすることもできる。この場合、周波数帯域制限用フィルタは、中間周波信号を通過帯域とする。
周波数帯域制限用フィルタは、中心周波数の上下約3.2MHz離れた周波数から外側の周波数において、中心周波数における減衰量よりも最大で約25dB低下させた減衰量を持つ領域を備えた特性のものであることが望ましい。減衰量は最大で約25dBであるので、25dBよりも小さく、例えば20dB低下させた減衰量であっても良い。この減衰量を持つ周波数領域は、中心周波数から上下に約3.2MHz離れた周波数から直ちに存在していることが望ましい。
以上のように、本発明によれば、同一信号である希望波と妨害波との合成効果と、地上デジタル放送信号のガードインターバルとを利用して、妨害波の影響を軽減できるので、低コストで各地上デジタル放送信号のレベル調整を行うことができる。
本発明の第1実施形態の地上デジタル放送信号処理装置は、例えばヘッドエンドに設置され、隣接する複数の地上デジタル放送信号それぞれのレベル調整を行うためのものである。
図1に示すように、この地上デジタル放送信号処理装置は、入力端子2を有している。この入力端子2には、複数の隣接地上デジタル放送信号、例えば図2に示すように、3波の隣接する地上デジタル放送信号14ch、15ch、16chが入力されている。これら地上デジタル放送信号は、直交周波数分割多重変調(OFMD)されたものである。これら3波の地上デジタル放送信号は、分配器4によって、各周波数変換手段、例えば周波数変換装置6a、6b、6cに供給される。
周波数変換装置6a、6b、6cでは、入力側信号選択手段、例えばバンドパスフィルタ8a、8b、8cによって、所定の地上デジタル放送信号を選択する。例えばバンドパスフィルタ8aは、地上デジタル放送信号14chを、バンドパスフィルタ8bは、同15chを、バンドパスフィルタ8cは、同16chを選択する。
各バンドパスフィルタ8a、8b、8cの出力信号は、増幅器10a、10b、10cによってそれぞれ増幅され、入力側ミキサ12a、12b、12cに供給される。増幅器10a、10b、10cは、自動利得制御機能を備えたものであっても良いし、固定利得のものであってもよい。
各入力側ミキサ12a、12b、12cには、入力側局部発振器14から同一の局部発振信号が供給され、ミキサ12aは地上デジタル放送信号14chを中心周波数が44MHzの中間周波信号IF1に、ミキサ12bは地上デジタル放送信号15chを中心周波数が50MHzの中間周波信号IF2に、ミキサ12cは地上デジタル放送信号16chを中心周波数が56MHzの中間周波信号IF3に、それぞれ周波数変換する(図2参照)。同一の局部発振信号を各ミキサ12a、12b、12cに共通に供給しているので、各地上デジタル放送信号14ch、15ch、16chの周波数関係は、中間周波信号IF1、IF2、IF3に変換された後も維持されている。上記の周波数変換は、下側局部発振信号を使用した場合であるが、上側局部発振信号を使用しても良い。この場合、地上デジタル放送信号14chを56MHzの、地上デジタル放送信号15chを50MHzの、地上デジタル放送信号16chを44MHzのそれぞれ中間周波信号に変換する。
これら各中間周波信号は、帯域制限用フィルタ、例えばSAWフィルタ16a、16b、16cに供給されている。これらSAWフィルタ16a、16b、16cは、例えば図3に示すように、中心周波数から上下に2.81MHz離れた周波数範囲の信号は、約1dB減衰させるが、中心周波数から上下に約3.2MHz以上離れた信号から上下に中心周波数からそれぞれ約4.1MHzまで離れた範囲の信号は約25dB減衰させ、それ以上離れた信号は約40dB減衰させるものである。この特性は、余りシャープな特性のものではなく、比較的安価に製造することができる。なお、このような特性を持つSAWフィルタは、100MHz以下の周波数帯で容易に製造できるので、上述したような周波数の中間周波信号IF1、IF2、IF3に周波数変換が行われている。
図4に示すSAWフィルタの特性は、通常、隣接チャンネルで伝送が行われている場合に、隣接チャンネルの影響を除去するために使用するためのもので、中心周波数から上下に2.81MHz離れた周波数範囲の信号は、約0.5dB減衰させるが、中心周波数から上下に3.2MHz以上離れた信号から、中心周波数から上下に4.1MHzまで離れた範囲の信号は約40dB減衰させ、それ以上離れた信号は約50dB減衰させるものである。このようなシャープな特性を持つSAWフィルタは、図3に示す特性のものよりも格段に高価である。
各SAWフィルタ16a、16b、16cの特性が上述したようなものであるので、各SAWフィルタ16a、16b、16cの特性と、各中間周波信号の周波数帯とを重ねて描くと、図5(a)に示すようになり、例えばSAWフィルタ16bの出力信号は、図5(b)に示すように下隣接信号であるIF1の一部と、上隣接信号であるIF3の一部とを含んだものとなる。同様に図示していないが、SAWフィルタ16aの出力信号は、上隣接信号であるIF2の一部を含み、SAWフィルタ16cの出力信号は下隣接信号であるIF2の一部を含んでいる。
各SAWフィルタ16a、16b、16cの出力信号は、増幅器18a、18b、18cにおいて増幅される。これら増幅器18a、18b、18cも自動利得制御機能を備えたものであっても良いし、固定利得のものであってもよい。いずれにしても、各SAWフィルタ16a、16b、16cの出力信号は、それぞれレベルが一定になるように増幅される。
これら増幅器18a、18b、18cの出力信号は、出力側ミキサ20a、20b、20cに供給される。これら出力側ミキサ20a、20b、20cには、出力側局部発振器22から同一周波数の出力側局部発振信号が共通に供給されている。これによって、出力側ミキサ20aは中間周波信号IF1をミッドバンド帯の出力信号C14chに、出力側ミキサ20bは中間周波信号IF2を出力信号C15chに、出力側ミキサ20cは中間周波信号IF3を出力信号C16chに、それぞれ周波数変換する(図2参照)。共通の出力側局部発振信号を使用しているので、出力信号C14ch乃至C16chの周波数関係は、入力地上デジタル放送信号14ch乃至16chと同一である。なお、入力側での周波数変換と同様に、局部発振信号として上側局部発振信号を使用することもできる。
出力信号C14chは、元の中間周波信号IF1と、中間周波信号IF2の一部の隣接残留信号とを周波数変換したものであり、出力信号C15chは、元の中間周波信号IF2と、中間周波信号IF1の一部である隣接残留信号と、中間周波信号IF3の一部である隣接残留信号とを、周波数変換したものであり、出力信号C16chは、元の中間周波信号IF3と、中間周波信号IF2の一部である隣接残留信号とを、周波数変換したものである。
これら出力信号は、それぞれ対応するバンドパスフィルタ24a、24b、24cに供給され、ミキサ20a、20b、20cによって発生した不要なイメージ信号や、局部発振信号が遮断される。バンドパスフィルタ8a乃至8cもそれぞれ不要な信号を遮断するためのものである。従って、これらバンドパスフィルタ8a乃至8c、24a乃至24cの周波数特性は、SAWフィルタ16a乃至16cと比較して鋭くなくてもよい。
これらバンドパスフィルタ24a乃至24cの出力信号は、それぞれ対応する減衰器26a、26b、26cによってレベル調整が行われた後、増幅器28a、28b、28cによって増幅され、合成器30によって合成され、出力端子32に供給される。上述した各増幅器10a乃至10c、18a乃至18c、28a乃至28c及び減衰器26a乃至26cのうち少なくとも1つがレベル調整手段として機能する。
上述したように、出力信号C14chは、元の中間周波信号IF1と、中間周波信号IF2の一部の隣接残留信号とを周波数変換したものであり、出力信号C15chは、元の中間周波信号IF2と、中間周波信号IF1の一部である隣接残留信号と、中間周波信号IF3の一部である隣接残留信号とを、周波数変換したものであり、出力信号C16chは、元の中間周波信号IF3と、中間周波信号IF2の一部である隣接残留信号とを、周波数変換したものである。従って、合成手段、例えば混合器30の出力信号の周波数特性は、図5(c)に示すようになる。
即ち、希望波である出力信号C14chの上側周波数帯には、中間周波信号IF2に含まれていた隣接残留信号を周波数変換した妨害波が存在し、希望波である出力信号C15chの下側及び上側周波数帯には、中間周波信号IF1に含まれていた隣接残留信号を周波数変換した妨害波と中間周波信号IF3に含まれていた隣接残留信号を周波数変換した妨害波が存在し、希望波である出力信号C16chの下側周波数帯には、中間周波信号IF2に含まれていた隣接残留信号を周波数変換した妨害波が存在している。このように、希望波である各出力信号C14ch、C15ch、C16chには、それぞれ幾分レベルの低い妨害波が含まれている。しかし、同一周波数の入力側局部発振信号と、同一周波数の出力側局部発振信号とを使用して各出力信号C14ch、C15ch、C16chを得ているので、各妨害波も各出力信号C14ch、C15ch、C16chの周波数範囲内に完全に入っており、各妨害波は元の信号と同一のものである。
従って、これら各妨害波は、元の信号と同一信号であり、かつ各出力信号C14ch、C15ch、C16chに対してマルチパス信号と同様なものとなる。地上デジタル放送信号は、上述したように直交周波数分割多重変調されており、かつマルチパス対策としてガードインターバルが設けられている。従って、このような妨害波が含まれていても、これら地上デジタル放送信号の復調信号には、異なる信号に比べて妨害波の影響は少ない。
図5(c)では、妨害波のレベルが希望波のレベルよりも小さいとして示したが、例えば図5(d)に示すように、入力信号にレベル差があった場合には、中間周波信号、例えば中間周波信号IF2のレベルが小さく、SAWフィルタ16bの出力では、下側及び上側隣接残留信号のレベルの方が中間周波信号IF2よりも大きいような場合がある。この場合に、中間周波信号IF2を出力信号C15chに周波数変換後にレベルを大きくするように増幅し、その後に出力信号C14ch、C16chと合成すると、図5(e)に示すように出力信号C14ch、C16chにおいて妨害波のレベルが希望波よりも大きくなることがある。このような場合でも、出力信号C14ch、C16chにおいて妨害波の影響を少なくすることができる。
即ち、図6は、SAWフィルタ16a乃至16cにおける帯域外減衰量(中心周波数±3.2MHz以上の周波数帯における)減衰量を変化させて、地上デジタル放送信号を復調した場合におけるビットエラーレートが1E−4となる希望波と妨害波とのSAWフィルタで帯域制限する前の入力信号のレベル差を表したもので、符号Aで示すのが、希望波と妨害波とが同一の信号の場合であり、符号Bは希望波と妨害波とが異なる信号の場合である。この実施形態と同様に帯域外減衰量を25dBに設定した場合には、希望波と妨害波とが異なる信号の場合は、D/U比は−12dBであるが、本発明の装置のように希望波と妨害波とが同一の場合には、D/U比は−36dBである。従って、妨害波のレベルが大きくても、その影響を少なくすることができる。
第2の実施形態の地上デジタル放送信号処理装置を図7に示す。この地上デジタル放送処理装置は、入力側ミキサ12a、12b、12cにそれぞれ個別の入力側局部発振器14a、14b、14cから局部発振信号が供給され、出力側ミキサ20a、20b、20cにそれぞれ個別の出力側局部発振器22a、22b、22cから局部発振信号が供給されている。そして、各入力側ミキサ12a乃至12cからの各中間周波信号IF1乃至IF2が、図8に示すようにその中心周波数を57MHzとするように、局部発振器14a、14b、14cの発振周波数が選択され、これら各中間周波信号IF1乃至IF3を出力信号C14ch、C15ch、C16chに周波数変換するように、各出力側局部発振器22a乃至22cの局部発振信号の周波数が選択されている。他の構成は、第1の実施形態の地上デジタル放送信号処理装置と同様であるので、同等部分には同一符号を付して、その説明を省略する。
このように構成した場合、各SAWフィルタ16a乃至16cは、中心周波数が全て57MHzである同一の構成のものを使用することができる。なお、この場合、各入力側局部発振器14a、14b、14c、各出力側局部発振器22a、22b、22cは、局部発振信号の周波数変動が少ない高精度のものを使用することが望ましい。
第3の実施形態の地上デジタル放送信号処理装置を図9に示す。この処理装置では、図10に示すように、地上デジタル放送信号14ch、15ch、16chを直接に地上デジタル放送信号C14ch、C15ch、C16chに周波数変換するものである。そのため、第1の実施形態の地上デジタル放送信号処理装置から、SAWフィルタ16a乃至16c、増幅器18a乃至18c、出力側ミキサ20a乃至20c、出力側局部発振器22を除去したものである。他の構成は、第1の実施形態の処理装置と同様に構成されている。なお、局部発振器14の発振周波数は、地上デジタル放送信号C14ch、C15ch、C16chに周波数変換できるように選択されている。このようにSAWフィルタを使用しなくても、本発明による効果を得ることができる。
第4の実施形態の地上デジタル放送信号処理装置を図11に示す。この実施形態の処理装置では、周波数変換を行わずに、レベル調整のみを行っている。そのため、図9に示した構成から入力側ミキサ12a乃至12c及び局部発振器14が除去されている。この場合、バンドパスフィルタ8a、24aは同じ通過帯域を持ち、バンドパスフィルタ8b、24bは同じ通過帯域を持ち、バンドパスフィルタ8c、24cは同じ通過帯域を持っている。
第5の実施形態の地上デジタル放送信号処理装置を図12に示す。この実施の形態では、レベル調整を減衰器26a乃至26cのみで行っている。そのため、減衰器26a乃至26cは、バンドパスフィルタ8aと24aとの間、バンドパスフィルタ8bと24bとの間、バンドパスフィルタ8cと24cとの間に配置されている。他の構成は第4の実施形態の処理装置と同様である。
第1及び第2の実施形態では、入力される地上デジタル放送信号と、出力される地上デジタル放送信号との周波数帯を異ならせたが、両者を同一の周波数帯とすることもできる。この場合、入力側及び出力側の局部発振器には同一のものを使用することができる。上記の各実施形態では、地上デジタル放送信号の数を3波としたが、これに限ったものではなく、その数は任意に増減することができる。また、入力される地上デジタル放送信号の周波数帯や出力される地上デジタル放送信号の周波数帯も、上記の各実施形態に示したものと異なる周波数帯とすることもできる。
第1の実施形態の地上デジタル放送信号処理装置のブロック図である。 図1の処理装置における周波数変換例を示す図である。 図1の処理装置において使用されているSAWフィルタの特性図である。 通常の処理装置において使用されているSAWフィルタの特性図である。 図1の処理装置の各部における信号波形図である。 図1の処理装置で使用するSAWフィルタにおける帯域外減衰量と地上デジタル放送信号を復調した場合にビットエラーレートが1E−4となる希望波と妨害波とのレベル差との関係を示す図である。 本発明の第2の実施形態の地上デジタル放送信号処理装置のブロック図である。 図7の処理装置における周波数変換例を示す図である。 本発明の第3の実施形態の地上デジタル放送信号処理装置のブロック図である。 図9の処理装置における周波数変換例を示す図である。 本発明の第4の実施形態の地上デジタル放送信号処理装置のブロック図である。 本発明の第5の実施形態の地上デジタル放送信号処理装置のブロック図である。
符号の説明
6a乃至6c 周波数変換器
12a乃至12c 入力側ミキサ
16a乃至16c SAWフィルタ
18a乃至18c 増幅器(レベル調整手段)
20a乃至20b 出力側ミキサ

Claims (3)

  1. 隣接チャンネルの周波数関係にある直交周波数分割多重変調された複数の地上デジタル放送信号を、前記地上デジタル放送信号ごとにレベル調整する複数のレベル調整手段と、
    これらレベル調整手段から出力されたレベル調整された前記各地上デジタル放送信号を合成する合成手段とを、
    具備し、
    前記各レベル調整手段は、前記地上デジタル放送信号ごとに設けられた複数の周波数変換手段にそれぞれ設けられ、これら複数の周波数変換手段は、これらが出力する変換後地上デジタル放送信号の周波数関係を、これらに入力される変換前地上デジタル放送信号の周波数関係と同じ周波数関係を維持するように構成され、
    前記各周波数変換手段は、周波数帯域制限用フィルタを備え、
    前記各周波数変換手段は、入力された地上デジタル放送信号を、それぞれ同一周波数の中間周波信号に入力側周波数変換手段によって周波数変換し、この中間周波数信号を前記周波数帯域制限用フィルタで処理し、この処理済みの中間周波信号を、それぞれ出力側周波数変換手段で処理する
    地上デジタル放送信号処理装置。
  2. 請求項1記載の地上デジタル放送信号処理装置において、前記各周波数変換手段は、同一の局部発振器からの局部発振信号に基づいて周波数変換する地上デジタル放送信号処理装置。
  3. 請求項1または2記載の地上デジタル放送信号処理装置において、前記周波数帯域制限用フィルタの特性が、中心周波数の上下約3.2MHz離れた周波数から外側の周波数において、前記中心周波数における減衰量よりも最大で約25dB低下した減衰量を持つ領域を有するものである地上デジタル放送信号処理装置。
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