JP4215018B2 - 不揮発性半導体記憶装置 - Google Patents

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Description

本発明は、不揮発性半導体記憶装置に関する。
不揮発性メモリの基本的な動作原理は、フローティングゲートに対して電荷の注入又は放出を行い、検出用トランジスタの閾値変化などを通して論理“1”又は論理“0”を判定する。書き込みの方法としては、ホットキャリアを利用するものとFN電流を利用するものがある。しかしながら、いずれの方式の場合にもフローティングゲートを用いる以上、フローティングゲート周辺の寄生容量の存在が問題となり、わずかな寄生容量の有無が書き込み特性を大きく変化させてしまう場合が少なくない。
例えば容量比を利用して書き込みを行う場合、フローティングゲートに比較的高い電圧を印加するために、容量比として大きな値を必要とする。容量比を大きくするためには、その分だけレイアウト面積を必要とし、結果として寄生容量も増大してしまう。この寄生容量を無視できるようにするためには、容量本体をさらに大きくする必要があり、悪循環を生じる。
また、寄生容量の大部分は基板とのカップリングであり、容量比を計算する際に、この寄生容量を考慮する必要がある。しかし、複雑な立体形状に含まれる寄生容量を正確に算出することは困難であり、結局は試作による確認が必要となり、開発コストの削減を妨げる。
特開平11−233654号公報
本発明は、以上のような技術的課題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、書き込み特性を向上させ、安定した書き込み特性を維持する不揮発性半導体記憶装置を提供することにある。
本発明は、その一端がフローティングノードに接続されている第1のキャパシタと、そのゲート電極が前記フローティングノードに接続されている検出トランジスタと、その一端が前記フローティングノードに接続され、その他端が前記検出トランジスタのドレインに接続されている第2のキャパシタと、その一端が前記フローティングノードに接続されている補助キャパシタと、を含み、少なくとも書き込み動作時には、前記第1のキャパシタの他端にコントロールゲート電圧が供給され、前記第2のキャパシタの他端にコントロールドレイン電圧が供給され、前記補助キャパシタの他端に前記フローティングノードの電圧よりも高い容量比補正電圧が供給される不揮発性半導体記憶装置に関する。
これにより、フローティングノードの寄生容量による第1のキャパシタと第2のキャパシタの容量比の変化を補正することができる。即ち、安定した書き込み動作が可能となり、第2のキャパシタの酸化膜の劣化や信頼性の低下を防ぐことが可能となる。
また、本発明では、少なくとも書き込み動作時において、前記容量比補正電圧は、前記第1のキャパシタの一端に供給される電圧と前記第2のキャパシタの他端に供給される電圧のうちのいずれか高い方の電圧と同じ電圧又はそれ以上の電圧に設定されてもよい。
これにより、第1のキャパシタの一端に供給される電圧が、第2のキャパシタの他端に供給される電圧より高い電圧の場合には、フローティングノードの電位は、補助キャパシタの容量と第1のキャパシタの容量との合成容量と、検出トランジスタのゲート容量と第2のキャパシタの容量との合成容量とで構成される容量比に基づく。同様にして、第2のキャパシタの他端に供給される電圧が、第1のキャパシタの一端に供給される電圧より高い電圧の場合には、フローティングノードの電位は、補助キャパシタの容量と第2のキャパシタの容量との合成容量と、検出トランジスタのゲート容量と第1のキャパシタの容量との合成容量とで構成される容量比に基づく。即ち、論理“1”を書き込む書き込み動作と、論理“0”を書き込む書き込み動作とでの、容量比の変化を緩和することができる。
また、本発明では、少なくとも書き込み動作時において、前記容量比補正電圧は、前記コントロールゲート電圧又は前記コントロールドレイン電圧のいずれか高い方の電圧に設定されてもよい。
また、本発明では、書き込み動作時にオン状態に設定される容量比補正スイッチをさらに含み、書き込み動作時には、前記容量比補正スイッチを介して前記補助キャパシタの他端に前記容量比補正電圧が供給されてもよい。
これにより、書き込み動作時に補助キャパシタの他端に容量比補正電圧を供給することができる。
また、本発明では、前記容量比補正スイッチは、第1のトランジスタで構成され、前記第1のトランジスタのドレインは前記補助キャパシタの他端に接続され、前記第1のトランジスタのソースには前記容量比補正電圧が供給され、書き込み動作時には、前記第1のトランジスタをオン状態に設定する電圧が、前記第1のトランジスタのゲート電極に供給されてもよい。
また、本発明では、前記補助キャパシタの容量値は、前記検出トランジスタのゲート容量値と同じ値に設定されてもよい。
これにより、論理“1”を書き込む書き込み動作と、論理“0”を書き込む書き込み動作とでの、容量比の変化を緩和することができる。即ち、論理“1”を書き込む書き込み動作時の第2のキャパシタに印加される電圧と、論理“0”を書き込む書き込み動作時の第2のキャパシタに印加される電圧とのオフセットを緩和することができる。
また、本発明では、読み出し動作時には、前記補助キャパシタの他端はフローティング状態に設定されてもよい。
これにより、読み出し動作時に補助キャパシタによる影響をなくすことができる
また、本発明では、読み出し動作時には、前記補助キャパシタの他端はグランドレベルの電圧に設定されてもよい。
これにより、読み出し動作時に補助キャパシタによる影響をなくすことができる
また、本発明では、書き込み動作時にはオフ状態に設定され、読み出し動作時にはオン状態に設定される接地用スイッチをさらに含み、読み出し動作時には、前記接地用スイッチを介して、前記補助キャパシタの他端に前記グランドレベルの電圧が供給されてもよい。
これにより、読み出し動作時には補助キャパシタの他端をグランドレベルに設定することができる。
また、本発明では、書き込み動作時にはオフ状態に設定され、読み出し動作時にはオン状態に設定される第2のトランジスタをさらに含み、書き込み動作時には、前記第1のトランジスタのゲート電極にアクティブな書き込みイネーブル信号が供給され、前記第1のトランジスタがオン状態に設定され、前記第2のトランジスタのゲート電極に前記アクティブな書き込みイネーブル信号が反転された信号が供給され、前記第2のトランジスタがオフ状態に設定され、オン状態に設定された前記第1のトランジスタを介して前記補助キャパシタの他端に前記容量比補正電圧が供給され、読み出し動作時には、前記第1のトランジスタのゲート電極にノンアクティブな書き込みイネーブル信号が供給され、前記第1のトランジスタがオフ状態に設定され、前記第2のトランジスタのゲート電極に前記ノンアクティブな書き込みイネーブル信号が反転された信号が供給され、前記第2のトランジスタがオン状態に設定され、オン状態に設定された前記第2のトランジスタを介して前記補助キャパシタの他端にグランドレベルの電圧が供給されてもよい。
これにより、補助キャパシタの他端の電位を、読み出し動作時及び書き込み動作時で切り替えることができる。即ち、読み出し動作時には補助キャパシタの他端をグランドレベルに設定することができ、書き込み動作時には補助キャパシタの他端に容量比補正電圧を供給することができる。
また、本発明では、前記コントロールゲート電圧の供給ノードと前記第1のキャパシタの他端との間に設けられた第1の選択トランジスタと、前記コントロールドレイン電圧の供給ノードと前記第2のキャパシタの他端との間に設けられた第2の選択トランジスタと、をさらに含み、書き込み動作時には、前記第1及び第2の選択トランジスタのゲート電極に選択電圧が供給され、前記第1及び第2の選択トランジスタがオン状態に設定され、前記第1のキャパシタの他端には、オン状態に設定された前記第1の選択トランジスタを介して前記コントロールゲート電圧が供給され、前記第2のキャパシタの他端には、オン状態に設定された前記第2の選択トランジスタを介して前記コントロールドレイン電圧が供給されてもよい。
これにより、第1のキャパシタの他端に、コントロールゲート電圧を供給することができ、前記第2のキャパシタの他端に、コントロールドレイン電圧を供給することができる。
また、本発明では、前記補助キャパシタは、前記第1のキャパシタが形成される第1のキャパシタ形成領域の上方の領域に形成されてもよい。
これにより、不揮発性半導体記憶装置のレイアウト面積を無駄に大きくせずに、補助キャパシタを形成することができる。
また、本発明では、前記第2のキャパシタが形成される第2のキャパシタ形成領域は、前記第1のキャパシタ形成領域の第1の方向側に形成され、前記第2のキャパシタ形成領域は、その面積が前記第1のキャパシタ形成領域よりも狭くてもよい。
これにより、第1のキャパシタは、その容量が第2のキャパシタの容量より大きくなるように、その形成領域の面積も大きく形成されているため、補助キャパシタの容量を大きくすることができる。
また、本発明では、前記第1の方向に直交する方向を第2の方向とした場合に、前記検出トランジスタのゲート電極が形成される検出トランジスタ用ゲート電極形成領域は、前記第1のキャパシタ形成領域の前記第1の方向側であり、且つ、前記第2のキャパシタ形成領域の前記第2の方向側に形成されてもよい。
これにより、不揮発性半導体記憶装置のレイアウト面積を小さくすることができる。
また、本発明では、前記第1の選択トランジスタのゲート電極が形成される第1の選択トランジスタ用ゲート電極形成領域は、前記第1のキャパシタ形成領域の前記第2の方向の逆側に形成され、前記第2の選択トランジスタのゲート電極が形成される第2の選択トランジスタ用ゲート電極形成領域は、前記第2のキャパシタ形成領域の前記第2の方向の逆側であり、且つ、前記第1の選択トランジスタ用ゲート電極形成領域の前記第1の方向側に形成されてもよい。
以下、本発明の一実施形態について、図面を参照して説明する。なお、以下に説明する実施の形態は、特許請求の範囲に記載された本発明の内容を不当に限定するものではない。また以下で説明される構成のすべてが本発明の必須構成要件であるとは限らない。なお、以下の図において同符号のものは同様の意味を表す。
1.不揮発性半導体記憶装置
以下に、不揮発性半導体記憶装置の一例として、EEPROM(Electrically-Erasable-Programmable-Read-Only-Memory)100の構成例を示す。
図1は、本実施形態に係るEEPROM(広義には不揮発性半導体記憶装置)100の一部を示す回路図である。EEPROM100は、選択トランジスタ21(広義には第1の選択トランジスタ)、選択トランジスタ22(広義には第2の選択トランジスタ)と、セル10と、読み出しトランジスタ23を含む。セル10は、第1、第2のキャパシタ31、32と、フローティングノード30と、補助キャパシタ33と、検出トランジスタ41を含む。EEPROM100は、例えば複数のセル10を含むようにしてもよい。また、セル10には例えば1ビットのデータを格納することができる。ノードCGNはコントロールゲート電圧CGが供給される供給ノードであり、ノードCDNはコントロールドレイン電圧CDが供給される供給ノードである。
なお、本実施形態において、フローティングノード30に対する電荷の注入又は放出を行う動作を、書き込み動作と定義する。例えば、書き込み動作において、フローティングノード30に電荷を注入する動作を論理“1”の書き込み動作とし、フローティングノード30の電荷を放出する動作を論理“0”の書き込み動作とする。
選択トランジスタ21、22は、例えばN型トランジスタで構成され、そのゲートはワード線WLに接続されている。選択トランジスタ21の一端はセル10の第1のキャパシタ31に接続されている。選択トランジスタ21の他端にはコントロールゲート電圧CGが供給される。また、選択トランジスタ22の一端はセル10の第2のキャパシタ32及び検出トランジスタ41のドレインに接続されている。選択トランジスタ22の他端にはコントロールドレイン電圧CDが供給される。
例えば、ワード線WLにセル10を選択するための選択電圧が供給されると、選択トランジスタ21及び22がオン状態となる。これにより、セル10には、コントロールゲート電圧CG及びコントロールドレイン電圧CDが供給される。なお、この構成例では、1ビット単位からの書き込みが可能になっている。
セル10の第1のキャパシタ31の一端は選択トランジスタ21の一端に接続され、第1のキャパシタ31の他端はフローティングノード30に接続されている。第2のキャパシタ32の一端はフローティングノード30に接続され、第2のキャパシタ32の他端は、選択トランジスタ22の一端に接続されている。
セル10の補助キャパシタ33の一端はフローティングノード30に接続され、補助キャパシタ33の他端には、少なくとも書き込み動作時に容量比補正電圧VPPが供給される。例えば、容量比補正電圧VPPは、コントロールゲート電圧CG又はコントロールドレイン電圧CDのいずれか高い方の電圧に設定される。書き込み動作時にコントロールゲート電圧CGが例えば10Vに設定され、コントロールドレイン電圧CDが例えば0Vに設定される場合には、容量比補正電圧VPPは10Vに設定される。また、書き込み動作時にコントロールゲート電圧CGが例えば0Vに設定され、コントロールドレイン電圧CDが例えば10Vに設定される場合にも、容量比補正電圧VPPは10Vに設定される。
なお、容量比補正電圧VPPは、上記の電圧に限定されることはなく、容量比補正電圧VPPは、例えば書き込み動作時のフローティングノード30の電圧より高い電圧に設定されてもよい。また、容量比補正電圧VPPは、書き込み動作時のノードND1又はND2の電圧以上の電圧に設定されるようにしてもよい。
また、検出トランジスタ41のゲート電極がフローティングノード30に接続され、検出トランジスタ41のドレインが選択トランジスタ22の一端に接続されている。検出トランジスタ41のソースは、読み出しトランジスタ23のドレインに接続され、読み出しトランジスタ23のソースには例えばグランドレベルの電圧VSSが供給される。
EEPROM100では、第1、第2のキャパシタ31、32の容量値で容量比が構成される。書き込み動作時のフローティングノード30の電位は、およそ、この容量比とコントロールゲート電圧CG及びコントロールドレイン電圧CDに基づく電位に設定される。そして、コントロールゲート電圧CG及びコントロールドレイン電圧CDを制御することで、例えば論理“1”又は論理“0”をセル10に書き込むことができる。
例えば、第2のキャパシタ32の容量値は、例えば第1のキャパシタ31の容量値よりも小さく設定されている。また、第2のキャパシタ32を構成する酸化膜は、電荷の注入、放出を行うために薄い酸化膜(トンネル膜)で形成されている。
なお、上記の容量比は、トンネル膜にかかる電界が例えば10MV/cm以上になるように設計されるが、書き込み時間に余裕がある場合には、この限りではない。薄いトンネル膜の耐圧は低く、トンネル膜にかかる電界を高くしすぎると簡単に破壊されてしまう。また、破壊に至らずとも高電界によるダメージは蓄積され、書き換え回数が急激に減少していく。このため、容量比には上限があり、その上限を超えないように容量比を設定するとよい。
読み出しトランジスタ23は、例えばデータの読み出し動作時にオン状態に設定される。また、読み出しトランジスタ23は、セル10の中に含めるようにしてもよいし、セル10の外側にレイアウトして、複数のセル10で共用するようにしてもよい。
また、フローティングノード30には、検出トランジスタ41のゲート電極が接続されているため、検出トランジスタ41のオン・オフ状態をセンスアンプ等で検出することでセル10に格納されているデータを読み出すことができる。
なお、本実施形態では、フローティングノード30に対して電荷の注入又は放出を行う動作を書き込み動作と定義しているが、これに限定されない。例えば、フローティングノード30に電荷を注入する動作を書き込み動作とし、フローティングノード30の電荷を放出させる動作を消去動作と定義してもよい。また、本実施形態では、書き込み動作として論理“1”又は論理“0”の書き込みを便宜的に示しているが、これに限定されない。例えば、論理“1”の書き込みを書き込み動作とし、論理“0”の書き込みを消去動作として定義してもよいし、その逆もまた可能である。
2.動作
図2は、例えば論理“1”を書き込む動作(以下、ハイ書き込みとも呼ぶ)を示す。
ハイ書き込みでは、コントロールゲート電圧CGが高電圧(例えば10V)に設定され、コントロールドレインCD電圧が低電圧(例えば0V)に設定される。また、ワード線WLには選択電圧が供給されるため、第1のキャパシタ31の一端には例えば10Vの電圧が供給され、第2のキャパシタ32の他端には例えば0Vの電圧が供給される。
また、補助キャパシタ33の他端には、容量比補正電圧VPP(例えば10V)が供給される。なお、このときは書き込み動作であるため、読み出し信号線RDにはノンアクティブに設定された信号が供給され、読み出しトランジスタ23はオフ状態に設定される。
このとき、フローティングノード30の電位は、容量比とコントロールゲート電圧CG及びコントロールドレイン電圧CDに基づいた電位に設定される。ここでの容量比は、厳密には、第1、第2のキャパシタ31、32の容量値の他に、検出トランジスタ41の基板電位に対するゲート容量値及び補助キャパシタ33の容量値によって構成される。
図3は、ハイ書き込みでのセル10の容量比を示す図である。
第1のキャパシタ31の容量値をC1、第2のキャパシタ32の容量値をC2、検出トランジスタ41の基板電位に対するゲート容量値をC3、補助キャパシタ33の容量値をC4とする。本実施形態では、補助キャパシタ33の容量値C4は、例えば、検出トランジスタ41のゲート容量値C3と同じ値に設定されているが、これに限定されない。
図3に示すように、キャパシタ31の一端には10Vの電圧が供給され、補助キャパシタ33の他端には容量比補正電圧として10Vが供給されている。即ち、キャパシタ31と補助キャパシタ33は並列に接続されていることになる。
また、キャパシタ32の他端は、0Vに設定されている。また、検出トランジスタ41のゲート容量値C3は基板電位に対する容量値である。即ち、キャパシタ32と検出トランジスタ41のゲート容量は並列に接続されているとみなすことができる。
以上により、その容量値がC1+C4である合成容量CC1と、その容量値がC2+C3である合成容量CC2が、フローティングノード30で直列に接続されているとみなすことができる。この直列接続された合成容量CC1、CC2の両端には、それぞれ、コントロールゲート電圧CG(例えば10V)及びコントロールドレイン電圧CD(例えば0V)が供給されていることになる。
例えば、容量値の比をC1:C2:C3:C4=8:2:1:1とする。すると、合成容量CC1と合成容量CC2の容量比は、(8+1):(2+1)=9:3となる。この場合、キャパシタ32のトンネル膜には、計算上、10Vの電圧が3:9に容量分割された電圧として7.5Vの電圧が印加されることになる。
一方、薄い酸化膜(トンネル膜)に電圧が印加されると、印加された電圧に対数で略比例するトンネル電流が流れる。その電流値は、例えば酸化膜の膜厚に依存する。
ここで、キャパシタ32のトンネル膜の膜厚が、7.5V印加時に十分なトンネル電流が流れるように形成された場合を説明する。この場合、キャパシタ32のトンネル膜には7.5Vの電圧が印加されるはずであるが、トンネル電流を流してしまうため、短時間の後には、結果としてキャパシタ32には例えば6V程度の電圧しか現れないことになる。
即ち、フローティングノード30にマイナスの電荷が注入されたことになる。
このようにして、ハイ書き込みが実施される。なお、容量比補正電圧VPPは、フローティングノード30の電位よりも高い電位に設定されればよい。前述したようにフローティングノード30の電位は、各容量値C1〜C4から求まる合成容量CC1、CC2の容量比と、コントロールゲート電圧CG、コントロールドレイン電圧CDによって、決定される。また、合成容量CC1、CC2の容量比の上限は、キャパシタ32のトンネル膜の膜厚に基づく。キャパシタ32のトンネル膜の膜厚や、合成容量CC1、CC2の容量比は、EEPROM100の用途に基づいて設定することができる。
例えば、書き込み動作速度を最優先にする場合には、キャパシタ32の膜厚を薄くしたり、合成容量CC1、CC2の容量比を高く設定すればよい。容量比が高くなると、キャパシタ32のトンネル膜に印加される電圧が高くなるため、その分、書き込み速度が速くなる。
また、容量比補正電圧VPPは、少なくともハイ書き込み動作時に、例えば、コントロールゲート電圧CGに供給される高電圧(例えば10V)と同じかそれ以上の電圧に設定されてもよい。
図4は、例えば論理“0”を書き込む動作(以下、ロー書き込みとも呼ぶ)を示す。
ロー書き込みでは、コントロールゲート電圧CGが低電圧(例えば0V)に設定され、コントロールドレインCD電圧が高電圧(例えば10V)に設定される。また、ワード線WLには選択電圧が供給されるため、第1のキャパシタ31の一端には例えば0Vの電圧が供給され、第2のキャパシタ32の他端には例えば10Vの電圧が供給される。
また、補助キャパシタ33の他端には、容量比補正電圧VPP(例えば10V)が供給される。なお、このときは書き込み動作であるため、読み出し信号線RDにはノンアクティブに設定された信号が供給され、読み出しトランジスタ23はオフ状態に設定される。
このとき、フローティングノード30の電位は、ハイ書き込みのときと同様に、容量比とコントロールゲート電圧CG及びコントロールドレイン電圧CDに基づいた電位に設定される。
図5(A)、(B)は、ロー書き込みでのセル10の容量比を示す図である。なお、図5においても、各容量値C1〜C4が図3と同様の容量比である場合を説明する。
図5(A)によると、キャパシタ31の一端には0Vの電圧が供給され、補助キャパシタ33の他端には容量比補正電圧として10Vが供給されている。また、キャパシタ32の他端には10Vの電圧が供給されている。即ち、図5(B)に示すように、キャパシタ32と補助キャパシタ33が並列に接続され、キャパシタ31と検出トランジスタ41のゲート容量が並列に接続されているとみなすことができる。
従って、その容量値がC1+C3である合成容量CC11と、その容量値がC2+C4である合成容量CC12が、フローティングノード30で直列に接続されているとみなすことができる。この直列接続された合成容量CC11、CC12の両端には、それぞれ、コントロールゲート電圧CG(例えば0V)及びコントロールドレイン電圧CD(例えば10V)が供給されていることになる。
これにより、合成容量CC11と合成容量CC12の容量比は、(8+1):(2+1)=9:3となる。この場合、キャパシタ32のトンネル膜には、計算上、10Vの電圧が3:9に容量分割された電圧として例えば7.5Vの電圧が印加されるはずである。しかしながら、ハイ書き込み動作と同様にロー書き込み動作時においても、キャパシタ32のトンネル膜にはトンネル電流が流れるため、短時間の後には、6V程度の電位差に緩和されてしまう。
即ち、フローティングノード30からマイナスの電荷が放出されたことになる。
このようにして、ロー書き込みが実施される。なお、容量比補正電圧VPPは、少なくともロー書き込み動作時に、例えば、コントロールドレイン電圧CDに供給される高電圧(例えば10V)と同じかそれ以上の電圧に設定されてもよい。
なお、上記の構成では、補助キャパシタ33の容量値C4は、一例として検出トランジスタ41のゲート容量の容量値C3と同じ値に設定されているが、これに限定されない。例えば、補助キャパシタ33の容量値C4は、検出トランジスタ41のゲート容量の容量値C3より小さく設定されてもよい。
図6は、読み出し動作及び書き込み動作の各動作で、容量比補正電圧VPPを切り替える容量比補正スイッチ51を示す図である。EEPROM100は、容量比補正スイッチ51と、N型トランジスタ52(広義には接地用スイッチ又は第2のトランジスタ)と、インバータ53を含むように構成されてもよい。また、EEPROM100は、N型トランジスタ52やインバータ53を省略して構成されてもよい。
容量比補正スイッチ51は、例えばN型トランジスタ(広義には第1のトランジスタ)で構成され、そのドレインには容量比補正電圧VPP(例えば10V)が供給される。また、容量比補正スイッチ51のソースには、補助キャパシタ33の他端及びN型トランジスタ52のドレインが接続されている。N型トランジスタ52のソースは、例えばグランドレベルの電圧に設定される。また、容量比補正スイッチ51のゲート電極にはライト信号線WRが接続され、N型トランジスタ52のゲート電極には、例えばインバータ53を介してライト信号線WRが接続されている。
例えば、ハイ書き込み及びロー書き込みを含む書き込み動作時には、ライト信号線WRにはアクティブな信号(例えばハイレベルの信号)が供給される。これにより、容量比補正スイッチ51はオン状態に設定され、N型トランジスタ52はオフ状態に設定される。即ち、補助キャパシタ33の他端には、容量比補正電圧VPPが供給される。また、読み出し信号線RDには、ノンアクティブな信号(例えばローレベルの信号)が供給され、読み出しトランジスタ23はオフ状態に設定される。
一方、読み出し動作時には、ライト信号線WRにはノンアクティブな信号(例えばローレベルの信号)が供給される。これにより、容量比補正スイッチ51はオフ状態に設定され、N型トランジスタ52はオン状態に設定され、補助キャパシタ33の他端は例えばグランドレベルの電圧VSSに設定される。また、読み出し信号線RDには、アクティブな信号(例えばハイレベルの信号)が供給され、読み出しトランジスタ23はオン状態に設定される。これにより、例えばセンスアンプ等で検出トランジスタ41のオン・オフ状態を読み出すことができる。
上記のような構成によって、EEPROM100では、書き込み動作時に、補助キャパシタ33の他端に容量比補正電圧VPPを供給し、読み出し動作時には容量比補正電圧VPPを供給しないようにすることができる。また、読み出し動作時には、補助キャパシタ33の他端がグランドレベルの電圧又はフローティング状態に設定することができるため、補助キャパシタ33は、検出トランジスタ41のオン・オフ状態を検出する際の邪魔な容量とはならない。
また、容量比補正スイッチ51の代わりに、図7の容量比補正スイッチ61を設けるようにしてもよい。具体的には、図7のEEPROM100では、図6の容量比補正スイッチ51の代わりに、P型トランジスタ(広義には第1のトランジスタ)で構成された容量比補正スイッチ61が設けられ、図6のインバータ53が省略されている。この場合には、書き込み動作時には、ライト信号線WRに、ローアクティブな信号(例えばローレベルの信号)が供給される。これにより、容量比補正スイッチ61がオン状態となり、N型トランジスタ52はオフ状態となる。即ち、書き込み動作時には、補助キャパシタ33の他端に容量比補正電圧VPPが供給される。
また、読み出し動作時には、ライト信号線WRにノンアクティブな信号(例えばハイレベルの信号)が供給され、容量比補正スイッチ61がオフ状態に設定され、N型トランジスタ52がオン状態に設定される。これにより、読み出し動作時には、補助キャパシタ33の他端は、例えばグランドレベルの電圧VSSに設定される。なお、読み出し信号線RDに関しては、書き込み動作、読み出し動作共に、図6のEEPROM100と同様のオペレーションである。また、N型トランジスタ52を省略して、読み出し動作時には補助キャパシタ33の他端をフローティング状態に設定するようにしてもよい。
また、図6及び図7のEEPROM100では、読み出し信号線RDをノード54に接続するようにしてもよい。
3.レイアウト
図8は、EEPROM100のレイアウトを示す図である。
領域91、92は、素子分離領域81によって分離された拡散領域91、92を示す。符号DR1、DR2は方向を示し、方向DR2は方向DR1と直交する方向である。素子分離領域81は、例えばLOCOS(LOCal-Oxidation-of-Silicon)もしくはSTI(Shallow-Trench-Isolation)にて形成される。領域31−2は、高濃度不純物打ち込み領域を示し、第1のキャパシタ31の下部電極が形成される領域(広義には第1のキャパシタ形成領域)を示す。領域32−2は、高濃度不純物打ち込み領域を示し、第2のキャパシタ32の下部電極(広義には第2のキャパシタ形成領域)が形成される領域を示す。
領域31−1は、例えば第1ポリシリコン層に形成される第1のキャパシタ31の上部電極が形成される領域(広義には第1のキャパシタ形成領域)を示す。領域32−1は、第1ポリシリコン層に形成される第2のキャパシタ32の上部電極が形成される領域(広義には第2のキャパシタ形成領域)を示す。領域33−1は、補助キャパシタ33の上部電極が形成される領域を示し、補助キャパシタ33の上部電極は例えば第1アルミ配線層に形成される。なお、補助キャパシタ33は、領域31−1で示されるキャパシタ31の上部電極を補助キャパシタ33の下部電極とすることで、第1アルミ配線層に形成される上部電極と対を成して形成される。
なお、補助キャパシタ33は、第1のキャパシタ31が形成される領域31−1及び31−2(広義には、第1のキャパシタ形成領域)の上方の領域に形成される。
また、図8に示すように、第2のキャパシタ32が形成される領域32−1及び32−2(広義には第2のキャパシタ形成領域)は、第1のキャパシタ31が形成される領域31−1及び31−2の第1の方向DR1側に形成される。第2のキャパシタ32が形成される領域32−1及び32−2は、その面積が第1のキャパシタ31が形成される領域31−1及び31−2よりも狭い。
選択トランジスタ21、22のゲート電極21−G、22−Gは、例えば第1ポリシリコン層の上層の第2ポリシリコン層に形成される。また、選択トランジスタ21のゲート電極21−Gが形成される領域(広義には第1の選択トランジスタ用ゲート電極形成領域)は、第1のキャパシタ31が形成される領域31−1及び31−2の第2の方向DR2側の逆側に形成されている。選択トランジスタ22のゲート電極22−Gが形成される領域(広義には第2の選択トランジスタ用ゲート電極形成領域)は、第2のキャパシタ32が形成される領域32−1及び32−2の第2の方向の逆側であり、且つ、選択トランジスタ22のゲート電極22−Gが形成される領域の第1の方向DR1側に形成される。
検出トランジスタ41のゲート電極41−Gは、例えば第1ポリシリコン層に形成され、領域31−1のキャパシタ31の上部電極と接続されている。また、検出トランジスタ41のゲート電極41−Gが形成される検出トランジスタ用ゲート電極形成領域41−1は、第1のキャパシタ31が形成される領域31−1及び31−2の第1の方向DR1側であり、且つ、第2のキャパシタ32が形成される領域32−1及び32−2の第2の方向側に形成される。
なお、第1ポリシリコン層に形成されたキャパシタ31、32の上部電極及びゲート電極41−Gは、フローティングノード30でもある。
キャパシタ32のトンネル膜に例えば10MV/cm以上の電界を加えるためには、キャパシタ31の容量値C1は、キャパシタ32の容量値C2よりも十分に大きくする必要がある。ところが、キャパシタ32の酸化膜は、薄いトンネル膜のため、キャパシタ32の容量値C2よりもキャパシタ31の容量値C1を大きくするためには、キャパシタ31の電極の面積を大きくする必要がある。領域32−1で示されるキャパシタ32の上部電極の面積に比べて、領域31−1で示されるキャパシタ31の上部電極の面積は大きいのは、この容量比を稼ぐためである。
図9は、図8のA−A断面を示す断面図である。符号AL1は、補助キャパシタ33の上部電極を示し、例えば第1アルミ配線層の領域33−1に形成される。符号PL1は例えば第1ポリシリコン層に形成される配線を示し、第1ポリシリコン層に形成されたキャパシタ31、32の上部電極を含む。図9に示すように、キャパシタ32の酸化膜82の膜厚32−3は、キャパシタ31の酸化膜82の膜厚31−3に比べて薄く加工され、トンネル電流を流す。膜厚31−3は例えば100〜200Åに設定され、膜厚32−3は例えば70〜80Åに設定される。しかしながら、キャパシタ31の上部電極の形成領域31−1は、キャパシタ32の上部電極の形成領域32−1よりも十分に面積的に大きく確保されているため、上記の容量比を構成することができる。
また、補助キャパシタ33の酸化膜の膜厚33−3は、他の膜厚31−3、32−3に比べて厚い。しかしながら、本実施形態では、このキャパシタ31の上部電極の形成領域を利用して、補助キャパシタ33の形成領域を確保する。これにより、回路のレイアウトの無駄をなくして、補助キャパシタ33の容量値C4を稼ぐことができる。
4.比較例と対比
図10は、本実施形態にかかる比較例のEEPROM200の一部を示す図である。EEPROM200は、選択トランジスタ21、22と、セル11と、読み出しトランジスタ23を含む。セル11は、第1、第2のキャパシタ31、32と、フローティングノード35と、検出トランジスタ41を含む。ただし、EEPROM200には、補助キャパシタ33が設けられていない。
比較例のEEPROM200において、ハイ書き込みを行う場合、コントロールゲート電圧CGは高電圧(例えば10V)に設定され、コントロールドレインCD電圧は低電圧(例えば0V)に設定される。また、ワード線WLには選択電圧が供給されるため、第1のキャパシタ31の一端には例えば10Vの電圧が供給され、第2のキャパシタ32の他端には例えば0Vの電圧が供給される。なお、このときは書き込み動作であるため、読み出し信号線RDにはノンアクティブに設定された信号が供給され、読み出しトランジスタ23はオフ状態に設定される。
このとき、フローティングノード35の電位は、容量比とコントロールゲート電圧CG及びコントロールドレイン電圧CDに基づいた電位に設定される。ここでの容量比は、厳密には、第1、第2のキャパシタ31、32の容量値の他に、検出トランジスタ41の基板電位に対するゲート容量値によって構成される。
図11はハイ書き込み動作におけるセル11の容量比を示す図である。
図3と同様に各キャパシタ31、32の容量値をC1、C2、検出トランジスタ41の基板電位に対するゲート容量値をC3とする。このとき、キャパシタ32の他端は、0Vに設定されている。また、検出トランジスタ41のゲート容量値C3は基板電位に対する容量値である。即ち、キャパシタ32と検出トランジスタ41のゲート容量は並列に接続されているとみなすことができる。
即ち、容量値がC1である容量CC21と、その容量値がC2+C3である合成容量CC22が、フローティングノード35で直列に接続されているとみなすことができる。この直列接続された合成容量CC21、CC22の両端には、それぞれ、コントロールゲート電圧CG(例えば10V)及びコントロールドレイン電圧CD(例えば0V)が供給されていることになる。
例えば、容量値の比をC1:C2:C3=8:2:1とする。すると、容量CC1と合成容量CC2の容量比は、8:(2+1)=8:3となる。この場合、キャパシタ32のトンネル膜には、計算上、10Vの電圧が3:8に容量分割された電圧として約7.3Vの電圧が印加されることになる。
この時、キャパシタ32のトンネル膜にはトンネル電流が流れ、短時間の後には6V程度の電位差に緩和される。
即ち、フローティングノード30にマイナスの電荷が注入されたことになる。このようにして、ハイ書き込みが実施される。
一方、ロー書き込みでは、コントロールゲート電圧CGが低電圧(例えば0V)に設定され、コントロールドレインCD電圧が高電圧(例えば10V)に設定される。また、ワード線WLには選択電圧が供給されるため、第1のキャパシタ31の一端には例えば0Vの電圧が供給され、第2のキャパシタ32の他端には例えば10Vの電圧が供給される。なお、ハイ書き込み動作と同様に、読み出し信号線RDにはノンアクティブに設定された信号が供給され、読み出しトランジスタ23はオフ状態に設定される。
このとき、フローティングノード35の電位は、ハイ書き込みのときと同様に、容量比とコントロールゲート電圧CG及びコントロールドレイン電圧CDに基づいた電位に設定される。
図12(A)、(B)は、ロー書き込みでのセル10の容量比を示す図である。なお、図12においても、各容量値C1〜C3が図11と同様の容量比である場合を説明する。図12(A)によると、キャパシタ31の一端には0Vの電圧が供給され、キャパシタ32の他端には10Vの電圧が供給されている。即ち、図12(B)に示すように、キャパシタ31と検出トランジスタ41のゲート容量が並列に接続されているとみなすことができる。
従って、その容量値がC1+C3である合成容量CC31と、その容量値がC2である容量CC32が、フローティングノード35で直列に接続されているとみなすことができる。この直列接続された合成容量CC31、CC32の両端には、それぞれ、コントロールゲート電圧CG(例えば0V)及びコントロールドレイン電圧CD(例えば10V)が供給されていることになる。
これにより、合成容量CC31と容量CC32の容量比は、(8+1):2=9:2となる。この場合、キャパシタ32のトンネル膜には、計算上、10Vの電圧が2:9に容量分割された電圧として例えば約8.2Vの電圧が印加されることになる。ハイ書き込み動作と同様にロー書き込み動作時においても、キャパシタ32のトンネル膜にはトンネル電流が流れ、短時間の後には6V程度の電位差に緩和される。
即ち、フローティングノード35からマイナスの電荷が放出されたことになる。
つまり、ハイ書き込みとロー書き込みを比較すると、キャパシタ32のトンネル膜に印加される電圧は異なる。具体的には、ハイ書き込みではキャパシタ32のトンネル膜には約7.3Vの電圧が印加され、ロー書き込みではキャパシタ32のトンネル膜には約8.2Vの電圧が印加される。即ち、ハイ書き込みとロー書き込みとで、注入・放出される電荷がつりあわないことを意味する。キャパシタ31、32の容量比はC1:C2=8:2であるため、理想的にはキャパシタ32のトンネル膜には7.5Vの電圧が印加される。しかしながら、検出トランジスタ41のゲート容量を無視することができないため、上記のようにハイ書き込みとロー書き込みとでトンネル膜に印加される電圧にオフセットを生じる。
比較例では、ハイ書き込みのときに理想の7.5Vよりも低い約7.3Vの電圧がキャパシタ32のトンネル膜に印加されるため、フローティングノード35に注入される電子の量は、理想の7.5Vが印加された状態よりも少なくなる。即ち、フローティングノード35の電位が、理想のハイ書き込みのときよりも高くなってしまう。理想のハイ書き込みが行われると、フローティングノード35の電位は、検出トランジスタ41の閾値よりも十分に下がるため、検出トランジスタはオフ状態となる。しかしながら、比較例のハイ書き込みでは、フローティングノード35に電子が十分に注入されないため、検出トランジスタ41のオフ状態が不安定となり、最悪の場合、オンになってしまう。即ち、十分なハイ書き込みができないことを意味する。
また、比較例では、ロー書き込みのときに理想の7.5Vよりも高い約8.2Vの電圧がキャパシタ32のトンネル膜に印加されるため、フローティングノード35から放出される電子の量は、理想の7.5Vが印加された状態よりも多くなる。即ち、フローティングノード35の電位が、理想のロー書き込みのときよりも低くなってしまう。理想のロー書き込みが行われると、フローティングノード35の電位は、検出トランジスタ41の閾値よりも十分に高くため、検出トランジスタはオン状態となる。しかしながら、比較例のロー書き込みでは、フローティングノード35から過剰に電子が放出されるため、過書き込みが行われてしまうことになる。これは、キャパシタ32のトンネル膜にダメージを与え、劣化を早めてしまう。
上記のように、比較例のEEPROM200には、ハイ書き込みとロー書き込みとで、フローティングゲート35に注入又は放出される電子の量にオフセットがあるため、書換え回数が少なくなるという問題点がある。
これに対して、本実施形態では、補助キャパシタ33の働きによって、上記の問題点を解決することができる。図3及び図5に示すように、本実施形態のEEPROM100では、ハイ書き込み動作時の容量比はCC1:CC2=9:3であり、ロー書き込み動作時の容量比はCC11:CC12=9:3である。即ち、ハイ書き込み動作及びロー書き込み動作共に同じ容量比である。これにより、本実施形態では、ハイ書き込み及びロー書き込みの各動作において、キャパシタ32のトンネル膜には、同じ電圧が印加されることになり、バランスの取れた書き込み動作を行うことができ、信頼性の維持が可能となる。
また、比較例では、キャパシタ32のトンネル膜に印加される電圧は、ハイ書き込み動作時よりもロー書き込み動作時のほうが高い。即ち、比較例では、ハイ書き込み動作が遅くなり、ロー書き込み動作が速くなる。このように、ハイ書き込みとロー書き込みに必要な時間のバランスが悪い場合、プログラム時間の設定は遅いほうの特性で決めざるを得ない。このバランスが極端に悪くなると、例えば、ロー書き込み動作は過剰な高電圧が印加される時間が長くなり、素子の寿命(例えばキャパシタ32のトンネル膜)を短縮する。
これに対して、本実施形態では、ハイ書き込みとロー書き込みに必要な時間のバランスをとることができるため、キャパシタ32のトンネル膜に与えられるダメージを緩和することができる。即ち、本実施形態のEEPROM100は、ハイ書き込み及びロー書き込みの動作を安定させることができ、信頼性の向上が可能となる。
また、比較例では、低コスト化のためにセル面積を縮小化した場合、同時に寄生容量(例えば検出トランジスタ41のゲート容量等)が大きく見える結果を招き、ハイ書き込み時間及びロー書き込み時間のバランスを悪化させる。これは上記のような不安定な動作や、素子寿命の短縮等を引き起こすなどの多くの問題を生む。
これに対して、本実施形態では、補助キャパシタ33によって、寄生容量の影響を補正することができるため、ハイ書き込み時間及びロー書き込み時間のバランスの悪化を抑制しながら、セル面積の縮小化ができる。即ち、セル面積縮小化によるコストダウンを比較例よりも容易に実施できる。
また、本実施形態では、補助キャパシタ33を例えばキャパシタ31の形成領域の上方の領域に形成できるため、セル面積を犠牲にしない。例えば、比較例と同様のセル面積で本実施形態のセルを形成することもできるし、それより小さくすることもできる。
なお、例えば図11等では、検出トランジスタ41のゲート容量を寄生容量として示したが、これに限定されない。ここでの寄生容量は、基板電位に対する容量のうち、例えばフローティングゲートに寄生される容量をしめす。ハイ書き込み動作時とロー書き込み動作時とで、この寄生容量はセルの容量比を変えてしまう。
本実施形態では、補助キャパシタ33よって、これらの寄生容量による容量比の変化を補正することができる。例えば補助キャパシタ33の容量を、これらの寄生容量と検出トランジスタ41のゲート容量を考慮して設定することで、容量比の変化を補正することができる。
上記のように、本発明の実施例について詳細に説明したが、本発明の新規事項及び効果から実体的に逸脱しない多くの変形が可能であることは当業者には容易に理解できるであろう。したがって、このような変形例はすべて本発明の範囲に含まれるものとする。例えば、明細書または図面において、少なくとも一度、より広義又は同義な異なる用語と共に記載された用語は、明細書または図面のいかなる箇所においても、その異なる用語に置き換えることができる。
本実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置の構成例。 本実施形態のハイ書き込み動作を説明する図。 図3(A)、図3(B)は本実施形態のハイ書き込み動作を説明する他の図。 本実施形態のロー書き込み動作を説明する図。 図5(A)、図5(B)は本実施形態のロー書き込み動作を説明する他の図。 本実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置の他の構成例 本実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置の変形例。 本実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置のレイアウトを示す図。 図8のA−A断面を示す断面図。 本実施形態に係る比較例の構成例。 本実施形態に係る比較例のハイ書き込みを説明する図。 本実施形態に係る比較例のロー書き込みを説明する図。
符号の説明
21 第1の選択トランジスタ、21−G ゲート電極形成領域、
22 第2の選択トランジスタ、22−G ゲート電極形成領域、
30 フローティングノード、31 第1のキャパシタ、
31−1、31−2 第1のキャパシタ形成領域、32 第2のキャパシタ、
32−1、32−2 第2のキャパシタ形成領域、41−1 ゲート電極形成領域、
33 補助キャパシタ、41 検出トランジスタ、51 容量比補正スイッチ、
52 接地用スイッチ、61 容量比補正スイッチ、CG コントロールゲート電圧、
CGN 供給ノード、CD コントロールドレイン電圧、CDN 供給ノード、
VPP 容量比補正電圧

Claims (15)

  1. その一端がフローティングノードに接続されている第1のキャパシタと、
    そのゲート電極が前記フローティングノードに接続され、第1の領域に形成された検出トランジスタと、
    その一端が前記フローティングノードに接続され、その他端が前記検出トランジスタのドレインに接続され、第2の領域に形成された第2のキャパシタと、
    その一端が前記フローティングノードに接続されている補助キャパシタと、
    を含み、
    前記第1の領域及び前記第2の領域は、異なる領域であって、
    少なくとも書き込み動作時には、
    前記第1のキャパシタの他端にコントロールゲート電圧が供給され、前記第2のキャパシタの他端にコントロールドレイン電圧が供給され、前記補助キャパシタの他端に前記フローティングノードの電圧よりも高い容量比補正電圧が供給されることを特徴とする不揮発性半導体記憶装置。
  2. 請求項1において、
    少なくとも書き込み動作時において、
    前記容量比補正電圧は、前記第1のキャパシタの他端に供給される電圧と前記第2のキャパシタの他端に供給される電圧のうちのいずれか高い方の電圧と同じ電圧又はそれより高い電圧に設定されていることを特徴とする不揮発性半導体記憶装置。
  3. 請求項1又は2において、
    少なくとも書き込み動作時において、
    前記容量比補正電圧は、前記コントロールゲート電圧又は前記コントロールドレイン電圧のいずれか高い方の電圧に設定されていることを特徴とする不揮発性半導体記憶装置。
  4. 請求項1乃至3のいずれかにおいて、
    書き込み動作時にオン状態に設定される容量比補正スイッチをさらに含み、
    書き込み動作時には、前記容量比補正スイッチを介して前記補助キャパシタの他端に前記容量比補正電圧が供給されることを特徴とする不揮発性半導体記憶装置。
  5. 請求項4において、
    前記容量比補正スイッチは、第1のトランジスタで構成され、
    前記第1のトランジスタのドレインは前記補助キャパシタの他端に接続され、前記第1のトランジスタのソースには前記容量比補正電圧が供給され、
    書き込み動作時には、前記第1のトランジスタをオン状態に設定する電圧が、前記第1のトランジスタのゲート電極に供給されることを特徴とする不揮発性半導体記憶装置。
  6. 請求項1乃至5のいずれかにおいて、
    前記補助キャパシタの容量値は、前記検出トランジスタのゲート容量値と同じ値に設定されていることを特徴とする不揮発性半導体記憶装置。
  7. 請求項1乃至6のいずれかにおいて、
    読み出し動作時には、前記補助キャパシタの他端はフローティング状態に設定されることを特徴とする不揮発性半導体記憶装置。
  8. 請求項1乃至6のいずれかにおいて、
    読み出し動作時には、前記補助キャパシタの他端はグランドレベルの電圧に設定されることを特徴とする不揮発性半導体記憶装置。
  9. 請求項4において、
    書き込み動作時にはオフ状態に設定され、読み出し動作時にはオン状態に設定される接地用スイッチをさらに含み、
    読み出し動作時には、前記接地用スイッチを介して、前記補助キャパシタの他端に前記グランドレベルの電圧が供給されることを特徴とする不揮発性半導体記憶装置。
  10. 請求項5において、
    書き込み動作時にはオフ状態に設定され、読み出し動作時にはオン状態に設定される第2のトランジスタをさらに含み、
    書き込み動作時には、
    前記第1のトランジスタのゲート電極にアクティブな書き込みイネーブル信号が供給され、前記第1のトランジスタがオン状態に設定され、
    前記第2のトランジスタのゲート電極に前記アクティブな書き込みイネーブル信号が反転された信号が供給され、前記第2のトランジスタがオフ状態に設定され、
    オン状態に設定された前記第1のトランジスタを介して前記補助キャパシタの他端に前記容量比補正電圧が供給され、
    読み出し動作時には、
    前記第1のトランジスタのゲート電極にノンアクティブな書き込みイネーブル信号が供給され、前記第1のトランジスタがオフ状態に設定され、
    前記第2のトランジスタのゲート電極に前記ノンアクティブな書き込みイネーブル信号が反転された信号が供給され、前記第2のトランジスタがオン状態に設定され、
    オン状態に設定された前記第2のトランジスタを介して前記補助キャパシタの他端にグランドレベルの電圧が供給されることを特徴とする不揮発性半導体記憶装置。
  11. 請求項1乃至10のいずれかにおいて、
    前記コントロールゲート電圧の供給ノードと前記第1のキャパシタの他端との間に設けられた第1の選択トランジスタと、
    前記コントロールドレイン電圧の供給ノードと前記第2のキャパシタの他端との間に設けられた第2の選択トランジスタと、
    をさらに含み、
    書き込み動作時には、
    前記第1及び第2の選択トランジスタのゲート電極に選択電圧が供給され、前記第1及び第2の選択トランジスタがオン状態に設定され、
    前記第1のキャパシタの他端には、オン状態に設定された前記第1の選択トランジスタを介して前記コントロールゲート電圧が供給され、
    前記第2のキャパシタの他端には、オン状態に設定された前記第2の選択トランジスタを介して前記コントロールドレイン電圧が供給されることを特徴とする不揮発性半導体記憶装置。
  12. 請求項1乃至11のいずれかにおいて、
    前記補助キャパシタは、前記第1のキャパシタが形成される第1のキャパシタ形成領域の上方の領域に形成されることを特徴とする不揮発性半導体記憶装置。
  13. 請求項12において、
    前記第2のキャパシタが形成される第2のキャパシタ形成領域は、前記第1のキャパシタ形成領域の第1の方向側に形成され、
    前記第2のキャパシタ形成領域は、その面積が前記第1のキャパシタ形成領域よりも狭いことを特徴とする不揮発性半導体記憶装置。
  14. 請求項13において、
    前記第1の方向に直交する方向を第2の方向とした場合に、
    前記検出トランジスタのゲート電極が形成される検出トランジスタ用ゲート電極形成領域は、前記第1のキャパシタ形成領域の前記第1の方向側であり、且つ、前記第2のキャパシタ形成領域の前記第2の方向側に形成されることを特徴とする不揮発性半導体記憶装置。
  15. 請求項14において、
    前記第1の選択トランジスタのゲート電極が形成される第1の選択トランジスタ用ゲート電極形成領域は、前記第1のキャパシタ形成領域の前記第2の方向の逆側に形成され、
    前記第2の選択トランジスタのゲート電極が形成される第2の選択トランジスタ用ゲート電極形成領域は、前記第2のキャパシタ形成領域の前記第2の方向の逆側であり、且つ、前記第1の選択トランジスタ用ゲート電極形成領域の前記第1の方向側に形成されることを特徴とする不揮発性半導体記憶装置。
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