JP4214699B2 - 画像形成方法および画像形成装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は電子写真方式により記録材上に画像を形成する画像形成方法および画像形成装置に関し、特に、画像濃度の制御技術に係わる。
【0002】
【従来の技術】
従来、トナーとキャリアとからなる二成分現像剤を使用して、感光体上に形成した潜像を現像する構成の現像器を有する複写機やプリンタ等の画像形成装置においては、現像に消費されたトナー量に見合った量のトナーを補給し、現像剤中のトナー濃度を一定に維持する画像濃度制御方法が採用されていた。
【0003】
上述のトナー補給は、例えば、現像剤の抵抗や透磁率を検知し、トナー濃度の低下が検知された場合に行うように制御されていた。
【0004】
しかしながら、この方法は検知誤差が発生しやすく、また、現像剤の現像性能の変動に的確に対処できないこともあって、高品質な画像を長期にわたって安定して提供することには限度があった。
【0005】
このような画像濃度制御における不都合を解消すべく、感光体上に制御用パッチを形成し、当該制御用パッチの画像濃度を濃度検知手段により検知し、その検知信号に基づいて画像形成条件を制御する方法がある。
【0006】
この方法による画像濃度制御は、実際に形成される画像の画像濃度を一定にするので、基本的には、制御誤差が少ないという特徴がある。
【0007】
このような画像濃度制御について、本願出願人は、特開平7−137346号公報、特開2000−181155号公報等により幾つかの提案をしている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、制御用パッチを使用する画像濃度制御は上述のように有用な技術ではあるが、特に、画像形成速度が高速化されたり、あるいは、重合トナーの如く、小粒径化したトナーを使用する画像形成においては、問題があることが明らかになった。
【0009】
例えば、連続画像形成工程において、制御用パッチは先行する画像領域と後続の画像領域の間の非画像領域に形成されるが、制御用パッチの画像形成条件の設定を画像形成工程の進行に追従させることが困難になっている。
【0010】
具体的には、従来の制御用パッチの作製は、通常の画像形成における現像バイアス電圧値や帯電電位値を切替え、低くした値(条件)で形成していたが、帯電装置や現像バイアス電源の応答速度が遅いために、結果として、制御用パッチの濃度が安定しなかったり、通常の画像領域の先端部の濃度が不均一になる等の問題があった。
【0011】
また、従来の制御用パッチは、いわゆるベタ画像と呼ばれる一様な濃度の画像として形成されているが、このようなベタ画像は、画像形成条件の変動に対する安定性がよくなく、現像剤の長時間使用による現像性能の変化等により、制御用パッチの濃度が変化してしまうので、基本的には有用な濃度制御技術でありながら、通常の画像形成に向けられる画像形成条件の制御精度を低下させてしまうという問題があった。
【0012】
現像剤の長時間使用により、制御用パッチの濃度が所定濃度よりも低下していると濃度検知手段により検知されると、例えば、過剰なトナー補給が行われ、画像濃度の過多やトナー飛散を招来する等の問題を発生する。
【0013】
このような制御用パッチの濃度と実際に形成される画像の濃度との間の乖離現象は、重合トナーを用いた場合に特に顕著である。
【0014】
このような新たな問題に対して、本発明者等は前記制御用パッチをディザパターンとすることにより、安定した濃度の制御用パッチ作製に基づく画像形成条件の制御の向上を図った。
【0015】
但し、斯様な制御用パッチを使用する構成にしても、温湿度による像形成体の感度変化、あるいは、現像剤特性の変化等により制御用パッチの濃度も僅かながら変化してしまい、濃度制御技術は、まだ改良の余地があることが判明した。
【0016】
本発明は、上記のような問題点に鑑みてなされたもので、その目的は、温湿度の変化による、像形成体の感度変化、現像剤特性の変化、あるいは、露光手段による書き込み光の応答性の変化等によらず制御用パッチの最適な濃度を求めることを可能とし、以て、安定した画像濃度を有する画像形成を長期間にわたって維持できる画像形成方法および画像形成装置を提供することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】
前記目的は下記の発明により達成される。
1. 複数の、かつ、互いに異なった基準入力濃度の画像データに基づく書き込み光の露光により、複数の制御用パッチの潜像を像形成体上に形成する工程、
複数の前記制御用パッチの潜像電位を電位検知手段で計測する工程、
前記制御用パッチの潜像電位と基準入力濃度との関係を演算手段により演算して、所望の階調再現特性を得るための所定の潜像電位を形成する制御用パッチの濃度(P1)を導き出すとともに、記憶手段に記憶する工程、
を含み、
前記濃度(P1)の画像データで形成された前記制御用パッチを現像して形成したトナー像の濃度を検知し、濃度検知信号に基づいて画像形成条件を制御して画像を形成する画像形成方法であって、
演算時の前記像形成体の温度(T1)を温度検知手段で検知するとともに、記憶手段により記憶しておき、
前記画像形成条件の制御時の濃度検知の際の前記像形成体温度が前記記憶手段に記憶された前記温度(T1)に対して変動している場合、変動量に応じて前記濃度(P1)を変更し、温度変化にかかわらず濃度変化のない画像形成をおこなうことを特徴とする画像形成方法。
2. 前記制御用パッチはディザパターンからなることを特徴とする前記1に記載の画像形成方法。
3. 前記制御用パッチは誤差拡散パターンからなることを特徴とする前記1に記載の画像形成方法。
4. 前記制御用パッチはレーザパルス幅変調により形成されたパターンからなることを特徴とする前記1に記載の画像形成方法。
5. 温度の変動によって変更される前記制御用パッチの濃度(P1)は、更に、湿度の変動に応じて変更されることを特徴とする前記1に記載の画像形成方法。
6. 像形成体、
複数の、かつ、互いに異なった基準入力濃度の画像データに基づいて前記像形成体上に複数の制御用パッチの潜像を形成する潜像形成手段、
前記制御用パッチの潜像電位を検知する電位検知手段、
前記制御用パッチの前記潜像電位と前記基準入力濃度との関係を演算して、所望の階調再現特性を得るための所定の潜像電位となる前記制御用パッチの濃度(P1)を導き出す演算手段、
導き出された前記濃度(P1)を記憶する記憶手段、
前記像形成体の温度(T1)を検知する温度検知手段、
前記温度検知手段により検知された温度を記憶する記憶手段、
現像剤搬送体を有し、前記像形成体に形成される前記制御用パッチの潜像を現像してトナー像を形成する現像手段、
現像された前記制御用パッチのトナー像の濃度を検知する濃度検知手段、および、制御手段、を有し、
該制御手段は、コピーシーケンス中で、前記制御用パッチのトナー像を形成する時に前記温度検知手段が検知した前記像形成体の温度が、前記濃度(P1)の演算時における前記像形成体の温度(T1)に対して、変動しているか否かを判断し、前記制御用パッチが所望の階調再現特性を得るために最適値の濃度のトナー像として形成されるように、変動量に応じて前記濃度(P1)を変更して、前記制御用パッチの潜像を形成させ、現像させ、現像されたトナー像の濃度を検知させ、トナー像の濃度を検知した前記濃度検知手段の検知信号に基づいて温度変化にかかわらず濃度変化のないように画像形成条件を制御す
とを特徴とする画像形成装置。
7. 前記制御用パッチは、ディザパターン、誤差拡散パターン、レーザパルス幅変調により形成されるパターンの何れか1つからなることを特徴とする前記6に記載の画像形成装置。
8. 前記制御手段は、前記像形成体の感度を予め記憶してある記憶手段を有し、前記記憶手段に記憶してある前記像形成体の感度に応じて制御用パッチを導く演算に使用する閾値を変更するとともに、前記演算手段による演算を行わせることを特徴とする前記6又は前記7に記載の画像形成装置。
9. 前記潜像形成手段を構成する書き込み手段の書き込み光の応答性を予め記憶してある記憶手段を有し、
前記制御手段は、前記記憶手段に記憶してある前記書き込み光の応答性に応じて制御用パッチを導く演算に使用する閾値を変更するとともに、前記演算手段による演算を行わせることを特徴とする前記7に記載の画像形成装置。
10. 前記現像手段は、重合トナーを用いることを特徴とする前記6乃至前記9の何れか1項に記載の画像形成装置。
【0043】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の実施の形態の一例を図面を用いて説明する。
【0044】
図1は画像形成装置の全体構成を模式的に示す説明用の図である。
時計方向に回転される像形成体としての感光体1に対して、スコロトロン方式の帯電装置2により一様帯電し、半導体レーザ光源を有する露光装置3の画像データに応じたドット露光により、前記感光体1上に静電潜像(以下、単に潜像という)を形成する。
【0045】
前記帯電装置2と前記露光装置3とは潜像形成手段を構成する。
前記感光体1に形成された潜像は、二成分現像剤により反転現像を行う現像手段としての現像装置4により現像され、トナー像として顕像化される。
【0046】
前記現像装置4は、現像剤搬送体としての可回転の現像スリーブ4Aと現像剤撹拌手段としての二本の撹拌スクリュー4Bを有し、また、前記現像スリーブ4Aは当該現像スリーブ4A上に現像剤を磁気吸着せしめるための磁石(不図示)を位置固定で内蔵している。
【0047】
前記トナー像は転写装置5により記録材Pに転写され、定着装置8により記録材Pに定着される。前記記録材Pは、例えば、普通紙からなる。
【0048】
定着処理後の記録材Pは、排紙ローラ12により装置本体外に排紙される。
前記記録材Pは収納部10に多数枚収納されており、画像形成に伴う制御に応じて1枚ずつ搬出され、レジストローラ11を介して、前記感光体1上のトナー像と重畳するように、前記転写装置5のある転写位置に送り出される。
【0049】
転写後の前記記録材Pは分離装置6により前記感光体1から分離され前記定着装置8に給紙された後、前述のように排紙される。
【0050】
7は転写後の前記感光体1をクリーニングするクリーニング装置である。
15はトナーを前記現像装置4に補給するトナー補給装置、16は前記クリーニング装置7により回収されたトナーを現像装置4に搬送するトナーリサイクル装置、20は露光後の制御用パッチ(後記)領域の潜像電位を検知できる電位検知手段としての電位センサ、21は前記感光体1上に形成される制御用パッチの現像後の濃度を検知できる濃度検知手段としての濃度センサ、22は前記感光体1の温度を検知する温度検知手段としての温度センサで、例えば、サーミスタからなり、前記感光体1の周縁部に対して接触して設けてある。
【0051】
23は湿度検知手段としての湿度センサであり、その湿度検知信号(湿度情報)と前記温度センサ22の温度情報とから環境条件が解る。このことから、2つのセンサ(22、23)は環境検知手段を構成しているといえる。
【0052】
図2は画像形成装置の制御系のブロック図である。
以後の図において、既出の部材または手段と同じ部材または手段には同一の参照符号を付し、基本的に重複する説明は省くこととする。
【0053】
図中、制御手段30はCPUからなり、前記電位センサ20、前記濃度センサ21、前記温度センサ22、前記湿度センサ23、記録材Pの処理枚数をカウントする枚数カウンタ24および現像剤の撹拌時間を累計する累積計25等の情報を取り込み、露光装置3を駆動する露光駆動装置31、現像装置4の現像スリーブ4Aを駆動するモータ32、および、トナー補給装置15等を駆動制御する。
【0054】
次に、本発明の実施の形態において用いられる画像濃度制御の原理について、図1、2の構成を随時用いながら、図3乃至図6を用いて説明する。
【0055】
図3は制御用パッチを用いた階調曲線の調整を説明するための図、図4は画像濃度制御工程を示す図、図5は制御用パッチを構成するディザパターンの一例を示す図、図6は入力濃度とディザパターンの黒画素数との対応関係を示す図である。
【0056】
レーザ等の露光光源から射出された光ビーム(書き込み光)により感光体1をドット露光して潜像を形成し、当該潜像を現像して可視像を形成するデジタル画像形成方法においては、図3に示すように露光光源を発光させる画像データの入力濃度Dinに対して、現像により形成される画像の濃度、即ち、出力濃度Doutが所定の関係になるように画像形成条件を制御することにより、最高濃度、γ特性等で代表される所望の基準階調曲線Lを持った画像が形成される。
【0057】
前記基準階調曲線Lは、画像の種類や画像の使用目的により様々であり、例えば、文字画像であれば、硬調な階調特性を示す階調曲線が選択されるし、写真画であれば中間調再現性の良好な画像特性を示す階調曲線が選択される。
【0058】
そして、画像特性が所望の特性曲線から外れた場合には、画像形成条件を制御することにより画像濃度制御が行われることになる。
【0059】
画像濃度制御の方法としては、例えば、露光量を制御する方法と、現像剤のトナー濃度等の現像条件を制御する方法とがある。
【0060】
図3において、横軸は入力濃度Din、即ち、露光駆動装置31に入力する画像データの濃度、例えば、8ビット256段階の濃度であり、縦軸は出力濃度Dout、即ち、感光体1上に形成されたトナー像の画像濃度である。
【0061】
曲線Lが所望の基準階調曲線であり、曲線LA、LBが補正されるべき階調曲線である。
【0062】
画像濃度制御は、階調曲線上の数点の画像濃度を検知し補正することも行われるが、多くの場合、例えば、高濃度部の1点Pの出力濃度Doutrを検知し、点Pにおける画像濃度制御を行うことにより階調曲線全体を補正することが行われる。
【0063】
点Pとしては、最高出力濃度Doutmaxよりも若干下回る出力濃度Doutrを与える入力濃度Dinrが選択される。
【0064】
このように最高濃度よりも若干下回る濃度を選択するのは、出力濃度の変化が少なくなる最高濃度付近の領域、即ち、濃度センサの感度が低下する領域を避けるためである。
【0065】
点Pにおける画像濃度制御には、露光量を制御する方法と現像条件を制御する方法とがある。
【0066】
現像条件の制御には、トナー補給により、現像剤のトナー濃度を制御する方法、現像バイアス電圧値を制御する方法、現像スリーブ4Aの現像剤搬送速度を制御する方法等があり、また、露光量の制御には、レーザ露光の場合、駆動電流を制御する方法、駆動パルスのパルス幅を制御する方法、画像データに対する黒画素数の対応を変える方法等がある。
【0067】
簡略的に示す図4を補足しながら本実施の形態における画像濃度制御工程を説明する。
【0068】
まず、電位補正を実行して現像バイアス電圧やグリッド電圧等を調整後、基準入力濃度の画像データに基づいたディザパターンからなる制御用パッチの潜像を、所定の電位に帯電された感光体1上に形成する(F1)。
【0069】
これは、帯電後の感光体にレーザ光源による書き込み光で露光することにより成される。
【0070】
また、前記制御用パッチは複数形成され、それぞれの制御用パッチは互いに異なった基準入力濃度(黒画素数と同義)の画像データに基づいて形成される。
【0071】
本実施の形態において、形成される前記制御用パッチの数は6個である。
形成された複数の前記制御用パッチの潜像電位、換言すれば、制御用パッチの潜像が形成されている領域の感光体1の表面電位を電位センサ20により検知する(F2)。
【0072】
次いで、前記潜像電位と基準入力濃度との関係を演算手段により演算して所定の潜像電位となる制御用パッチの濃度(黒画素数と同義)を導き出すとともに、当該制御用パッチの濃度に係わる画像データを記憶手段に記憶し、同時に、この時の感光体1の温度を温度センサ22で検知し、記憶手段に記憶する(F3)。
【0073】
本実施の形態においては、ここまでの工程を、毎朝、画像形成装置の電源がONされた後であって、通常の画像形成が行われる前、即ち、装置のイニシャライズ時に行うようになっている。
【0074】
次に、例えば、通常の画像形成を行う直前(例えば、画像形成指令を検知した直後)に、F3において演算で導き出された濃度を有する制御用パッチのトナー像を前記感光体1上に形成し、現像後の制御用パッチの濃度を濃度センサ21で検知する(F4)。
【0075】
そして、前記(F4)における濃度センサ21の検知信号に基づいて所望の濃度を有する画像形成ができるように画像形成条件を調整・制御する(F5)。
【0076】
また、前記(F4)に記した制御用パッチの作製時における前記感光体1の温度を前記温度センサ22で検知し、前記制御用パッチの作製時における感光体1の温度が、前述した演算時の感光体の温度に対して変動している場合であって必要がある場合、その変動量に応じて前記制御用パッチの濃度を変更(補正)する(F6)。
【0077】
この場合には、変更された濃度を有する制御用パッチが感光体上に作製され、その現像後のパッチ濃度が濃度センサ21で検知され、その検知信号に基づいて画像形成条件が調整される(F7)。
【0078】
なお、前記記憶手段をはじめ、感光体温度の変動の監視や変動量に伴う制御用パッチ濃度の変更等のプログラムは総て制御手段30の中にあり、演算手段はプログラムの内の1つの閉ループである。
【0079】
本実施の形態における制御用パッチのパターンは、図5に示す如く、ディザパターンPTからなる。
【0080】
ディザパターンとしては、組織的ディザ法又はランダムディザ法による周知の任意のディザパターンを用いることができる。
【0081】
ディザパターンの使用は、高濃度部においても任意の濃度を持ったパターンを高い濃度分解能で形成することができるので、高精度の画像濃度制御が可能になる。
【0082】
なお、本発明に係わる制御用パッチとしては、誤差拡散(ED)パターン、あるいは、レーザパルス幅変調(PWM)パターンを用いることができ、ディザパターンを使用した場合と同様に、高精度の画像濃度制御を可能とする。
【0083】
図6は入力画像データの入力濃度Dinと制御用パッチの濃度としてのディザパターンの黒画素数Nrとの対応関係を示す。
【0084】
基準入力濃度Dinrに対して比較的高濃度の制御用パッチの黒画素数DZ(a)や比較的低濃度の制御用パッチの黒画素数DZ(b)等が各種の条件に対応して選択され設定される。
【0085】
基準入力濃度Dinrに対する黒画素数DZで表される制御用パッチの濃度は下記のように種々の条件に対応して変更される。
【0086】
▲1▼環境パラメータ
トナーの帯電量は環境パラメータ、即ち、温度及び湿度により変化する。
【0087】
従って、画像濃度も環境の変化に従って変動し、この変動に対する補正が行われる。
【0088】
トナーは高温高湿下では電荷保持力が低下し、帯電量Q/M(Qは電荷量、Mは質量)が低下する。
【0089】
従って、高温高湿下では画像濃度が高くなる傾向があり、また、かぶり、トナー飛散等が出やすくなる。
【0090】
これらの現象に対する補正として、基準入力濃度に対して制御用パッチを構成するディザパターンの黒画素数を変更する補正が行われる。
【0091】
例えば、環境を後述するように適宜に区分し、例えば、高温高湿から低温低湿の環境に向けて黒画素数を多くする補正が行われる。
【0092】
この補正は温度センサ22および湿度センサ23の検知信号に基づいて制御手段30が行う。
【0093】
斯様な補正により、環境の変化に対して濃度変化のない画像が形成される。
▲2▼画像形成量
現像剤は使用されるに従ってキャリアの帯電能力の低下とともにトナーの帯電量の低下を起こす。
【0094】
従って、画像形成量、具体的には、画像形成枚数の増加に従って、制御用パッチの濃度と実際の画像の濃度との間の関係にずれが生ずる。
【0095】
また、画像形成量の増加に従って、かぶりの発生やトナー飛散が発生しやすくなる。
【0096】
これらの現象に対する調整として、画像形成量の増加に対応して制御用パッチの濃度を下げる制御が行われる。
【0097】
この補正は枚数カウンタ2が計数した画像形成量としての画像形成枚数に基づいて制御手段30が行い、画像形成枚数と制御用パッチの黒画素数の対応表は制御手段30のメモリに格納されている。
【0098】
枚数カウンタ2は画像形成枚数の累積数を係数し、現像装置4内の現像剤の交換時に初期化される。
【0099】
▲3▼現像剤撹拌時間
現像剤の疲労は現像剤の撹拌により進行するものであり、画像形成量に代えて現像剤の撹拌量を計測することによってより正確に測定することができる。
【0100】
例えば、現像装置4の中の現像剤撹拌手段としての撹拌スクリュー4Bの回転量の累積値を検知することにより現像剤の疲労度を検知することができる。
【0101】
撹拌スクリュー4Bの回転量の累積値を計数する累積計2の検知信号に基づいて制御手段30が制御用パッチの黒画素数の補正を行う。
【0102】
累積値と制御用パッチの黒画素数との対応関係は制御手段30のメモリに格納されており、累積計2の累積値は現像装置4内の現像剤の交換時に初期化される。
【0103】
図7はディザパターンからなる制御用パッチの濃度を、温度の変動に応じて変更(補正)するときの温度差と変更量(補正量)との関係を示す補正図である。
【0104】
図中、T1は複数の基準入力濃度をもった制御用パッチの潜像電位と濃度との関係から、所望の潜像電位を形成するための制御用パッチの濃度を導き出す演算時における感光体のセルシウス温度(℃)、T2は前記演算により導き出された濃度の制御用パッチを作製するときの感光体のセルシウス温度(℃)を示す。
【0105】
以下、セルシウス温度については、単に、温度または度等と、場合に応じて適宜に簡略呼称する。
【0106】
なお、上記説明文中の「演算時」あるいは「制御用パッチを作製するとき」の時間的要素は厳密な点をさすものではなく、制御に支障を来さない範囲を含む。
【0107】
感光体の温度の変動に基づく制御用パッチの濃度の変更は次のような演算により求めることができる。
【0108】
即ち、今、演算により導き出された制御用パッチの濃度値(黒画素数)をP1、変更された制御用パッチの濃度値(黒画素数)をP2とした時(これらの段階は、図4の説明から理解される)、P2=P1+(T2−T1に応じた黒画素数の変更量)により求められる。
【0109】
例として、図7において、感光体の温度T2が温度T1に対して8度の上昇を示した場合、温度差を示すT2−T1の縦欄で「8」、そして、環境が常温、常湿である場合、NNの縦欄と前記「8」の横欄とが交差するセルに示される「−1」が制御用パッチの濃度(濃度値と同義)の変動量ということになる。
【0110】
換言すれば、P1が「110」の黒画素数を有する制御用パッチの濃度値であったとすると、P2における黒画素数は「109」と変更され、制御用パッチの濃度値が変更される。
【0111】
また、感光体の温度T2が温度T1よりも9度低下している場合、T2−T1の縦欄で「−9」、そして、環境が常温、常湿の領域にある場合、NNの縦欄と前記「−9」の横欄とが交差するセルに示される「1」が制御用パッチの濃度の変動量となり、P1が「110」であった場合、P2は「111」と変更され、制御用パッチの濃度値が変更される。
【0112】
上記、および、図7から理解されるように、本発明は、感光体の温度の変動による場合のみならず、環境の変動に応じて制御用パッチの濃度を変更し、より安定した画像濃度を有する画像形成を行うことができるように配慮してある。
【0113】
図中の上段において、NN乃至HL2にわたる環境の区分は、本実施の形態においては下記のように区分してある。即ち、
常温高湿NH、常温常湿NN、常温低湿NL、常温低湿NL2、
高温高湿HH、高温常湿HN、高温低湿HL、高温低湿HL2、
低温高湿LH、低温常湿LN、低温低湿LL、の11区分である。
【0114】
この区分は、温度範囲を常温、高温、低温の3区分にわけ、それに相対湿度を絡めるとともに常温、高温のエリアにおいてのみ低湿領域を2区分したものであって実験結果に基づいて区分したものである。
【0115】
例えば、常温のエリアは温度が15℃以上25℃未満、相対湿度15%以上65%未満の範囲を4区分し、高温のエリアは温度が25℃以上、相対湿度が65%以上の範囲を4区分し、また、低温のエリアは温度が15℃未満、相対湿度が15%未満の範囲を3区分することで達成できる。
【0116】
前記補正図は制御手段の中の記憶手段に記憶されている。
上記のような補正に従った制御用パッチの濃度検知信号に基づいて所与の画像形成条件を制御することにより、像形成体の温度変化、あるいは、環境の変化に対して濃度変化のない画像を形成することができる。
【0117】
本願における第2の発明は、制御用パッチの潜像電位と基準入力濃度との関係を演算手段により演算して、所定の潜像電位を形成できる制御用パッチの濃度を導くに当たって、像形成体の感度を制御手段30の中の記憶手段に予め記憶しておき、当該像形成体の感度に応じて前記演算に使用する閾値を変更し、変更後の閾値(以下、最適閾値という)に基づいて形成した制御用パッチの現像濃度を検知し、その濃度検知信号に基づいて画像形成条件を制御する。
【0118】
具体的には、一定環境下(例えば、温度20℃、相対湿度50%)において一定条件で帯電した像形成体を一定光量で露光し、その露光領域、換言すれば、制御用パッチの領域における帯電電位からの電位の下がり量を電位センサ20で検知し、下がり量の絶対量を演算で求め、所定の下がり量に対応して制御用パッチの濃度を選択する閾値(電位値)に所定量の電位を加算して閾値を変更し、即ち、最適閾値を求め、制御手段30の中の記憶手段に記憶しておき、通常の画像形成の前に形成される制御用パッチの画像データとして用いる。
【0119】
本実施の形態においては、制御用パッチの領域における感光体上の帯電電位(表面電位と同義)からの電位下がり量と加算量とを以下のような関係とした。
【0120】
Figure 0004214699
上記から明らかなように、電位の下がり量の絶対値において650Vを基準(閾値)としている。
【0121】
なお、前記閾値は更に、環境の変化、プリント枚数、あるいは、現像剤の撹拌時間(現像剤履歴)に応じて変更する事ができる。
【0122】
本実施の形態においては、例えば、制御用パッチの濃度の閾値は現像剤履歴及び環境により以下のように変更される。
【0123】
高湿 常湿 低湿
0〜 50kc 500 505 515
50〜 100kc 495 500 510
100〜 200kc 490 495 505
200〜 500kc 485 490 500
500〜1000kc 480 485 495
1000kc〜 475 480 490
各環境の下の数値は(現像バイアスの絶対値−パッチ部電位の絶対値)であり、例えば、電位の下がり量が668Vの感光体で、高湿度下で150kc使用しているとき、490V+10V=50Vが最適閾値となる。
【0124】
本願における第3の発明は、制御用パッチの潜像電位と濃度との関係を演算手段により演算して、所定の潜像電位を形成できる制御用パッチの濃度を導くに当たって、例えば、使用するレーザ光源の書き込み光の応答性能を、制御手段30の中の記憶手段に予め記憶しておいた基準の書き込み光の応答性能と比較し、その応答性能の差分に応じて閾値を変更し、変更後の閾値、即ち、最適閾値に基づいて形成した制御用パッチの現像濃度を検知し、その濃度検知信号に基づいて画像形成条件を制御する。
【0125】
ここで、書き込み光の応答性または応答性能とは、温度20℃、相対湿度50%の一定環境下においてLD(レーザダイオード)点灯をPWM128(全点灯255)で行ったとき(ON/OFFデューティ50%)の相対平均光量と全点灯光量との比をいう。
【0126】
応答性の測定は、例えば、安藤電気(株)製の光パワーメーター(Model:AQ1135E)を用いて行うことができる。
【0127】
具体的には、書き込み光の応答性能と、基準の書き込み系の応答性能とを比較し、その差分に応じて、閾値に一定値を加算して変更することにより最適閾値を導く。加算量は書き込み光の相対光量に応じて算出する。
【0128】
最適閾値は記憶手段に記憶され、通常の画像形成の前に形成される制御用パッチの画像データとして用いる。
【0129】
本実施の形態において、相対光量と加算量との関係づけは以下の通りとした。
Figure 0004214699
本実施の形態における基準の書き込み光の応答性は30%とした。
【0130】
なお、本実施の形態においては、例えば、制御用パッチの濃度の閾値は現像剤履歴及び環境により以下のように変更される。
【0131】
Figure 0004214699
各環境の下の数値は(現像バイアスの絶対値−パッチ部電位の絶対値)であり、例えば、光の応答性が28.8%、即ち、相対光量の差が−0.12の書き込み光で、高湿度下で150kc使用しているとき、490V−10V=480Vが最適閾値となる。
【0132】
なお、書き込みの光源として、レーザダイオードの他に発光ダイオード(LED)を用いることができる。
【0133】
以上に説明した本発明に係わる画像濃度制御は、重合トナーを用いた画像形成において特に有効である。
【0134】
重合トナーは下記製造法により製造されたトナーであり、小粒径であって、かつ、シャープな粒径分布を持つことから高い解像力と優れた階調表現性をもたらすという特徴を有し、本発明に係わる画像形成方法または画像形成装置においてはこれらの特徴を充分に生かし、かつ、濃度が安定しカブリ等の発生が極めて少ない画像を形成することが可能になる。
【0135】
重合トナーの製造方法:
重合トナーとは、トナー用バインダー樹脂の生成とトナー形状がバインダー樹脂の原料モノマーまたはプレポリマーの重合およびその後の化学的処理により形成されて得られるトナーを意味し、より具体的には、懸濁重合、または乳化重合等の重合反応と必要によりその後に行われる粒子同士の融着工程を経て得られるトナーを意味する。
【0136】
重合トナーは、原料モノマーまたはプレポリマーを水系で均一に分散した後に重合させてトナーを製造することから、トナーの粒度分布および形状の均一なトナーが得られる。
【0137】
本実施の形態において使用されるトナーは、重量平均粒径が3〜8μmの小粒径トナーであることが望ましい。
【0138】
重量平均粒径は、質量基準の平均粒径であって、湿式分散機を備えた「コールターカウンターTA−II」または「コールターマルチサイザー」(いずれもコールター社製)により測定した値である。
【0139】
次に、前述した制御手段30が行う制御について詳しく説明する。
制御手段30が行う制御の基本は前記した画像濃度制御、即ち、図3における階調曲線LA、LBを基準階調曲線Lに合致させるものであり、特に、Dinmaxに対するDoutmaxを合致させることである。
【0140】
このような画像濃度制御は、現像スリーブ4Aの回転数を変える制御とトナー補給を行う制御とを含む。
【0141】
そして、この画像濃度制御には、画像濃度制御Aと画像濃度制御Bとがある。
画像濃度制御Aは、現像剤搬送速度の調整、現像バイアスの調整、露光量の調整等により実施され、画像形成工程の実行前または後に実施される制御であり、主として、トナーの帯電量の変動による現像性の変動に対する補正である。
【0142】
本実施の形態では、画像形成条件の1つである現像剤搬送速度を調整することにより画像濃度制御Aを実施している。
【0143】
本実施の形態においては現像剤搬送速度の調整として、現像スリーブの移動速度に対する感光体の移動速度の比、Vs(現像スリーブ移動速度)/Vp(感光体移動速度)の調整が行われる。
【0144】
以下、前記比Vs/Vpを現像スリーブ・感光体速度比という。
現像剤が長時間放置され、トナーが摩擦帯電を受けない状態が長時間続くとトナーの帯電量が低下する。
【0145】
その結果、現像剤のトナー濃度に変化がないときでも、画像形成装置の立ち上がり時や、長時間の待機状態の後には、濃度過多の画像が形成される傾向があり、画像濃度制御Aでは、主として、このような現像性の変動に対する補正が行われる。
【0146】
画像濃度制御Aにおいては、図4を用いて概略を説明したように、感光体1上にディザパターンからなる制御用パッチを形成し、画像濃度センサ21により濃度を検知し、検知結果に基づいて現像スリーブ4Aの回転数、即ち、現像スリーブ・感光体速度比(画像形成条件)を設定することが行われる。
【0147】
現像スリーブ4Aの現像スリーブ・感光体速度比は、例えば、32段階に設定することが可能であり、制御用パッチの画像濃度に対する現像スリーブ・感光体速度比の対応関係は制御手段30のメモリに格納されている。
【0148】
画像濃度制御Aは、画像形成装置の電源投入時のみならず、省電力モードからの画像形成開始時、待機状態からの画像形成開始に先立って実施することができる。
【0149】
また、前記画像濃度制御Aは、待機中および画像形成工程の実行中を通して一定時間毎に実施することも可能である。
【0150】
画像濃度制御Bは、画像形成工程の実行中に実施される制御であり、トナーの消費に伴うトナー濃度の低下に対する補正、現像剤の現像性能の変動に対する補正等が画像濃度制御Bにより行われる。
【0151】
以下に説明する例では、画像濃度制御Bにおいては、画像形成条件としてトナー補給制御の他に現像スリーブ・感光体速度比の制御を行うことにより、画像濃度の調整を行っているが、トナー補給と組み合わせて用いる画像濃度制御方法としては、現像剤スリーブ・感光体速度比の調整の他に、現像バイアス、露光量の調整等を用いてもよい。
【0152】
画像濃度制御Bは前記のように画像形成工程中に実施されるものであり、例えば、制御用パッチの位置を示す図8から理解されるように画像領域G、G間に制御用パッチPTを形成し、形成した制御用パッチPTの画像濃度を検知し、検知結果に基づいて画像形成条件を制御することにより実施される(画像濃度制御の工程は図4と基本的に同じである)。
【0153】
このような画像濃度制御は、例えば、5枚のように複数の画像形成毎に実施される。
【0154】
図9、10、11は画像濃度制御Bのフローチャートである。
図10、11において、第1〜第3閾値TH1〜TH3は濃度センサ21の出力Voutを弁別する閾値であり、第1閾値TH1<第2閾値TH2<第3閾値TH3の関係にある。
【0155】
画像濃度と前記濃度センサ21の出力Voutは、画像濃度「高」に対して出力「低」となる関係にあるので、第1閾値TH1の画像濃度>第2閾値TH2の画像濃度>第3閾値TH3の画像濃度の関係にある。
【0156】
なお、第2閾値TH2の値は現像装置により種々変化し、第1閾値TH1、第3閾値TH3に対する高低関係が逆になる場合もある。
【0157】
なお、画像濃度制御Bにおける制御用パッチの画像濃度(以下、パッチ濃度という)の検知は画像濃度制御Aにおけると同様に濃度センサ21により行う。
【0158】
画像濃度制御Bでは、図9に示すようにF10の濃度センサ21の出力の読取の後にF11の判断において、現像スリーブ・感光体速度比Vs/Vpが基準値に達していない場合に第1画像濃度制御F11Aを実施し、現像スリーブ・感光体速度比Vs/Vpが基準値に達している場合に第2画像濃度制御F11Bを実施する。
【0159】
第1画像濃度制御F11Aにおいては、現像スリーブ・感光体速度比Vs/Vpをアップすることにより画像濃度を上げる制御が行われ、第2画像濃度制御F11Bにおいては、現像スリーブ・感光体速度比Vs/Vpを上げることをしないでトナー補給により画像濃度を上げる制御が行われる。
【0160】
図10は第1画像濃度制御F11Aの一例で、図9のF11における判断がNの場合、即ち、現像スリーブ・感光体速度比Vs/Vpが基準値に達していない場合に実施されるルーチンである。
【0161】
例えば、現像スリーブ・感光体速度比Vs/Vpが基準値に達していないときは、F12において濃度センサの出力Voutが第1閾値TH1より高いか否かを判断する。
【0162】
出力Voutが第1閾値TH1以下のときは定期補給カウンタのカウントが4を超えているか否かを判断する(F13)。
【0163】
定期補給カウンタは制御手段30に設けられており、所定量の画像形成毎にトナー補給を実施する定期補給制御用のカウンタである。
【0164】
本実施の形態においては、制御用パッチを5回形成する毎に定期補給を行う定期補給制御を行っている。
【0165】
制御用パッチを前記のように5枚の画像形成毎に形成する場合には、定期補給が25枚の画像形成毎に実施される。
【0166】
定期補給カウンタのカウントが4以下のときは(F13のN)、トナー補給をしないで定期補給カウンタのカウントを1アップする(F16、F17)。
【0167】
定期補給カウンタのカウントが4を超えているときは(F13のY)、所定量のトナーを補給する定期補給を行い、定期補給カウンタをクリアして終了する(F14、F15)。
【0168】
F12において出力Voutが第1閾値TH1より大のときは、当該出力Voutが第2閾値TH2よりも大か否かを判断する(F18)。
【0169】
出力Voutが第2閾値TH2より大のときは(F18のY)、制御用パッチ作成直後か否かを判断する(F19)。
【0170】
直後でないときは現像スリーブ・感光体速度比Vs/Vpをアップしないで終了し(F20)、直後のときは、現像スリーブ・感光体速度比Vs/Vpをアップした後に定期補給カウンタをクリアして終了する(F21、F22)。
【0171】
F18において出力Voutが第2閾値TH2以下のときは、F23に移行して画像形成ジョブの最後か否かを判断する。
【0172】
画像形成ジョブの最後であれば(F23のY)、強制補給を行った後に定期補給カウンタをクリアして終了する(F24、F25)。
【0173】
強制補給は、1ジョブ当たりの画像形成量の違いにより生ずる画像濃度の変動を補正するためのトナー補給で、1回の補給で所定量のトナーが補給される。
【0174】
この強制補給により、例えば、1枚の画像形成を行うジョブが連続した場合に、画像濃度が低下する等の現象が防止される。
【0175】
F23において、画像形成ジョブが最後でないときは、F26に移行して制御用パッチの作成直後か否かを判断し、作成直後であれば(F26のY)、定量補給を行い、定期補給カウンタをクリアして終了(F27、F28)し、また、直後でないときは(F26のN)、トナー補給を行わないで終了する(F29)。
【0176】
定量補給は、制御用パッチの作成制御に伴って生ずる画像濃度の変動を補正するものである。
【0177】
図9のF11において、現像スリーブ・感光体速度比Vs/Vpが基準値以上であるときは第2画像濃度制御F11Bに移行する。
【0178】
第2画像濃度制御F11Bの一例を図11に示す。
例えば、図9のF11から図11のF30に移行して出力Voutが第1閾値TH1より大であるか否かを判断する。
【0179】
出力Voutが第1閾値TH1以下のときは(F30のN)、定期補給カウンタのカウントが4を超えているか否かを判断する(F31)。
【0180】
定期補給カウンタのカウントが4以下のときは(F31のN)、補給をしないで定期補給カウンタのカウントを1アップする(F32、33)。
【0181】
定期補給カウンタのカウントが4を超えているときは(F31のY)、所定量のトナーを補給する定期補給を行い、定期補給カウンタをクリアして終了する(F34、F35)。
【0182】
F30において、出力Voutが第1閾値より大のときは、F36に移行して出力Voutが第3閾値TH3よりも大きいか否かを判断する。
【0183】
F36において、出力Voutが第3閾値より大のときは通常補給を行った後に定期補給カウンタをクリアして終了する(F37、F38)。
【0184】
通常補給は、トナーの消費によりトナー濃度が低下して画像濃度が低下したとき、即ち、出力Voutが第3閾値を超えたときにトナーを一定量補給する補給制御である。
【0185】
F36において、出力Voutが第3閾値TH3以下のときは、F39に移行して画像形成ジョブの最後か否かを判断する。画像形成ジョブの最後であれば(F39のY)、強制補給を行った後に定期補給カウンタをクリアして終了する(F40、F41)。
【0186】
F39において、画像形成ジョブの最後でないときは、F42に移行して制御用パッチの作成直後か否かを判断する。
【0187】
作成直後であれば(F42のY)、定量補給を行い、定期補給カウンタをクリアして終了する(F43、F44)。
【0188】
直後でないときは(F42のN)トナー補給をせずに終了する(F45)。
【0189】
【実施例】
以下に説明する比較例および実施例は、デジタル複写機、コニカSitios7075(コニカ株式会社製)を改造した複写機を用いて実施したものである。
【0190】
(1)比較例
現像スリーブ・感光体速度比Vs/Vp:2.0(固定値に設定)
感光体:OPC(φ100)
感光体線速:400mm/sec
現像剤:平均粒径6μmの重合トナーと平均粒径60μmのキャリアからなる二成分現像剤
感光体帯電電位Vs:−750V
現像バイアスVbias:−600V
尚、制御用パッチとしてディザパッチの濃度値を変更したパッチを使用した。
【0191】
制御用パッチの濃度値の変更は、基準入力濃度を有する制御用パッチの潜像を作製し、その電位を測定し、パッチ部の電位と濃度との関係を演算により求め、パッチ部の潜像電位が所望の電位となるように制御用パッチの濃度を選択した。
【0192】
以上の条件で、図10、11の画像濃度制御を行いながら、低湿環境、常湿環境および高湿環境で、それぞれ100k(100,000)枚のプリントを行って、画像濃度(Dmax)トナー消費量、画質について調べた。
【0193】
その結果、電源投入直後の画像濃度は調整できていたが、装置内の温室度の変化により感光体の感度が変化し、プリント数の増加に従ってパッチ濃度が変化してしまったために、現像剤のトナー濃度Tc%がばらつき、安定した画像濃度を有するプリントを得ることが困難であり、かつ、トナー飛散も増大するときがあった。
【0194】
(2)実施例1
比較例と同様に、制御用パッチとしてディザパッチの濃度値を変更したパッチを使用した。
【0195】
但し、制御用パッチの濃度値の変更に当たって、最初に、現像バイアス電圧(Vbias)と感光体の帯電電位(Vs)が設定値となるように感光体電位補正制御を行ったことと、演算時において感光体の温度を測定してメモリに記憶しておき、プリント中の感光体の温度の変動に応じて制御用パッチの濃度値変更(補正)を行ったことが前記比較例と異なる。
【0196】
温度の変動による補正値は、図7に補正図として示したテーブルに従った。
その他、現像スリーブ・感光体速度比、感光体の種類、サイズ、線速、および、現像剤の組成については比較例と同じである。
【0197】
以上の条件で、低湿環境、常湿環境および高湿環境で、それぞれ100k(100,000)枚のプリントを行って、画像濃度(Dmax)トナー消費量、画質について調べた。
【0198】
その結果、電源投入直後からプリント中における環境の変化に係わらず画像濃度は調整できており、画質も良好、トナー飛散も少なく、安定していた。
【0199】
(3)実施例2
比較例、および、実施例1と同様に、制御用パッチとしてディザパッチの濃度値を変更したパッチを使用した。
【0200】
制御用パッチの濃度値の変更に当たっては、最初に、現像バイアス電圧(Vbias)と感光体の帯電電位(Vs)が設定値となるように感光体電位補正制御を行った。
【0201】
ここでは、Vbias=VL−550V、VH=Vbias−150Vとなるように設定した。VHは帯電による感光体上の電位、VLは帯電後であって一様露光後の感光体上の電位である。
【0202】
その後、基準入力濃度を有する制御用パッチの潜像を作製し、その電位を測定し、パッチ部の電位と濃度との関係を演算により求め、以下の条件でパッチ濃度の最適閾値を導き出して制御用パッチの濃度値を変更した。
【0203】
(条件)一定環境下(温度20℃、相対湿度50%)で一定光量を露光した時に得られた感光体感度から、パッチ濃度を選択する閾値に一定値を加算する。
【0204】
加算量は以下の通りとした。
Figure 0004214699
当該実施例においては、更に、現像剤履歴および環境条件から、下記の如く、(現像バイアスの絶対値−パッチ部電位の絶対値)を求めて前記一定値に加算し、閾値を変更した。
【0205】
Figure 0004214699
その他、現像スリーブ・感光体速度比、感光体の種類、サイズ、線速、および、現像剤の組成については比較例および実施例1と同じである。
【0206】
以上の条件で、低湿環境、常湿環境および高湿環境で、それぞれ100k(100,000)枚のプリントを行って、画像濃度(Dmax)トナー消費量、画質について調べた。
【0207】
その結果、電源投入直後からプリント中における環境の変化に係わらず画像濃度は調整できており、画質も良好、トナー飛散も少なく、安定していた。
【0208】
(4)実施例3
比較例、および、実施例1、2と同様に、制御用パッチとしてディザパッチの濃度値を変更したパッチを使用した。
【0209】
制御用パッチの濃度値の変更に当たっては、最初に、現像バイアス電圧(Vbias)と感光体の帯電電位(Vs)が設定値となるように感光体電位補正制御を行った(実施例2と同じ)。
【0210】
その後、基準入力濃度を有する制御用パッチの潜像を作製し、その電位を測定し、パッチ部の電位と濃度との関係を演算により求め、以下の条件でパッチ濃度の最適閾値を導き出して制御用パッチの濃度値を変更した。
【0211】
(条件)一定環境下(温度20℃、相対湿度50%)で得られた書き込み光の応答性能と、基準の書き込み系の応答性能とを比較し、その差分に応じて、閾値に一定値を加算する。
【0212】
加算量は以下の通りとした。
Figure 0004214699
当該実施例においては、更に、現像剤履歴および環境条件から、下記の如く、(現像バイアスの絶対値−パッチ部電位の絶対値)を求めて前記一定値に加算し、閾値を変更した。
【0213】
Figure 0004214699
以上の条件で、低湿環境、常湿環境および高湿環境で、それぞれ100k(100,000)枚のプリントを行って、画像濃度(Dmax)トナー消費量、画質について調べた。
【0214】
その結果、電源投入直後からプリント中における環境の変化に係わらず画像濃度は調整できており、画質も良好、トナー飛散も少なく、安定していた。
【0215】
【発明の効果】
温湿度の変動に伴う像形成体の感度変化、あるいは、書き込み光の応答性に応じて、所定のパッチ部電位となるように演算に使用する閾値を変更し、変更した最適閾値に従って設定した濃度値を有する制御用パッチの現像後の濃度に基づいて画像形成条件を制御するので、現像剤特性の変化等に影響されない安定した画像形成を可能とする。
【図面の簡単な説明】
【図1】画像形成装置の全体構成を模式的に示す説明用の図である。
【図2】画像形成装置の制御系のブロック図である。
【図3】制御用パッチを用いた階調曲線の調整を説明するための図である。
【図4】画像濃度制御工程を示す図である。
【図5】制御用パッチを構成するディザパターンの一例を示す図である。
【図6】入力濃度とディザパターンの黒画素数との対応関係を示す図である。
【図7】ディザパターンからなる制御用パッチの濃度を、温度の変動に応じて変更(補正)するときの温度差と変更量(補正量)との関係を示す補正図である。
【図8】制御用パッチの位置を示す図である。
【図9】画像濃度制御Bのフローチャートである。
【図10】画像濃度制御Bのフローチャートである。
【図11】画像濃度制御Bのフローチャートである。
【符号の説明】
1 像形成体(感光体)
2 帯電装置
3 露光装置
4 現像装置
4A 現像スリーブ
4B 撹拌スクリュー
15 トナー補給装置
20 電位検知手段(電位センサ)
21 濃度検知手段(濃度センサ)
22 温度検知手段(温度センサ)

Claims (10)

  1. 複数の、かつ、互いに異なった基準入力濃度の画像データに基づく書き込み光の露光により、複数の制御用パッチの潜像を像形成体上に形成する工程、
    複数の前記制御用パッチの潜像電位を電位検知手段で計測する工程、
    前記制御用パッチの潜像電位と基準入力濃度との関係を演算手段により演算して、所望の階調再現特性を得るための所定の潜像電位を形成する制御用パッチの濃度(P1)を導き出すとともに、記憶手段に記憶する工程、
    を含み、
    前記濃度(P1)の画像データで形成された前記制御用パッチを現像して形成したトナー像の濃度を検知し、濃度検知信号に基づいて画像形成条件を制御して画像を形成する画像形成方法であって、
    演算時の前記像形成体の温度(T1)を温度検知手段で検知するとともに、記憶手段により記憶しておき、
    前記画像形成条件の制御時の濃度検知の際の前記像形成体温度が前記記憶手段に記憶された前記温度(T1)に対して変動している場合、変動量に応じて前記濃度(P1)を変更し、温度変化にかかわらず濃度変化のない画像形成をおこなうことを特徴とする画像形成方法。
  2. 前記制御用パッチはディザパターンからなることを特徴とする請求項1に記載の画像形成方法。
  3. 前記制御用パッチは誤差拡散パターンからなることを特徴とする請求項1に記載の画像形成方法。
  4. 前記制御用パッチはレーザパルス幅変調により形成されたパターンからなることを特徴とする請求項1に記載の画像形成方法。
  5. 温度の変動によって変更される前記制御用パッチの濃度(P1)は、更に、湿度の変動に応じて変更されることを特徴とする請求項1に記載の画像形成方法。
  6. 像形成体、
    複数の、かつ、互いに異なった基準入力濃度の画像データに基づいて前記像形成体上に複数の制御用パッチの潜像を形成する潜像形成手段、
    前記制御用パッチの潜像電位を検知する電位検知手段、
    前記制御用パッチの前記潜像電位と前記基準入力濃度との関係を演算して、所望の階調再現特性を得るための所定の潜像電位となる前記制御用パッチの濃度(P1)を導き出す演算手段、
    導き出された前記濃度(P1)を記憶する記憶手段、
    前記像形成体の温度(T1)を検知する温度検知手段、
    前記温度検知手段により検知された温度を記憶する記憶手段、
    現像剤搬送体を有し、前記像形成体に形成される前記制御用パッチの潜像を現像してトナー像を形成する現像手段、
    現像された前記制御用パッチのトナー像の濃度を検知する濃度検知手段、および、制御手段、を有し、
    該制御手段は、コピーシーケンス中で、前記制御用パッチのトナー像を形成する時に前記温度検知手段が検知した前記像形成体の温度が、前記濃度(P1)の演算時における前記像形成体の温度(T1)に対して、変動しているか否かを判断し、前記制御用パッチが所望の階調再現特性を得るために最適値の濃度のトナー像として形成されるように、変動量に応じて前記濃度(P1)を変更して、前記制御用パッチの潜像を形成させ、現像させ、現像されたトナー像の濃度を検知させ、トナー像の濃度を検知した前記濃度検知手段の検知信号に基づいて温度変化にかかわらず濃度変化のないように画像形成条件を制御す
    とを特徴とする画像形成装置。
  7. 前記制御用パッチは、ディザパターン、誤差拡散パターン、レーザパルス幅変調により形成されるパターンの何れか1つからなることを特徴とする請求項6に記載の画像形成装置。
  8. 前記制御手段は、前記像形成体の感度を予め記憶してある記憶手段を有し、前記記憶手段に記憶してある前記像形成体の感度に応じて制御用パッチを導く演算に使用する閾値を変更するとともに、前記演算手段による演算を行わせることを特徴とする請求項6又は請求項7に記載の画像形成装置。
  9. 前記潜像形成手段を構成する書き込み手段の書き込み光の応答性を予め記憶してある記憶手段を有し、
    前記制御手段は、前記記憶手段に記憶してある前記書き込み光の応答性に応じて制御用パッチを導く演算に使用する閾値を変更するとともに、前記演算手段による演算を行わせることを特徴とする請求項7に記載の画像形成装置。
  10. 前記現像手段は、重合トナーを用いることを特徴とする請求項6乃至請求項9の何れか1項に記載の画像形成装置。
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