JPH11190933A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH11190933A
JPH11190933A JP36709197A JP36709197A JPH11190933A JP H11190933 A JPH11190933 A JP H11190933A JP 36709197 A JP36709197 A JP 36709197A JP 36709197 A JP36709197 A JP 36709197A JP H11190933 A JPH11190933 A JP H11190933A
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Japan
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image forming
developer
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toner
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JP36709197A
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English (en)
Inventor
Ichiro Ozawa
一郎 小澤
Katsuaki Kobayashi
克彰 小林
Masaru Hibino
勝 日比野
Masanori Shida
昌規 志田
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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  • Dry Development In Electrophotography (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 画像形成装置動作停止、再開の間の現像剤放
置におけるかさ密度の変化により、画像形成装置動作再
開後のトナー濃度制御に誤差が生じることを防止する。 【解決手段】 現像器43のトナー濃度を検知するイン
ダクタンスATR20を用いた系において、装置動作停
止直前と再開直後の検出信号を比較し、変化していた場
合、それまでに設定していた基準検出信号を新たに設定
し直す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真方式、静
電記録方式等によって像担持体上に形成された静電潜像
を現像して可視画像を形成する複写機、プリンタ、記録
画像表示装置、ファクシミリ等の画像形成装置に関し、
特に二成分現像剤のトナー濃度を適正に制御する現像剤
濃度制御装置を備えた画像形成装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、電子写真方式や静電記録方式の
画像形成装置が具備する現像装置には、トナー粒子とキ
ャリア粒子を主成分とした二成分現像剤が用いられてい
る。特に、電子写真方式によりフルカラーやマルチカラ
ー画像を形成するカラー画像形成装置には、画像の色味
などの観点から、ほとんどの現像装置が二成分現像装置
を使用している。
【0003】周知のように、この二成分現像剤のトナー
濃度、すなわち、キャリア粒子およびトナー粒子の合計
重量に対するトナー粒子重量の割合は、画像品質を安定
化させる上で極めて重要な要素になっている。現像剤の
トナー粒子は現像時に消費され、トナー濃度が変化す
る。このため、現像剤濃度制御装置(ATR)を使用し
て適時現像剤のトナー濃度を正確に検出し、その変化に
応じてトナー補給を行い、トナー濃度を常に一定に制御
し、画像の品位を保持する必要がある。
【0004】このように現像により現像装置内のトナー
濃度が変化するのを補正するために、すなわち、現像装
置に補給するトナー量を制御するために、現像容器中の
トナー濃度検知装置および濃度制御装置は、従来さまざ
まな方式のものが実用化されている。
【0005】例えば現像剤担持体(一般に現像スリーブ
が用いられる場合が多いので以下の説明では「現像スリ
ーブ」という)、あるいは現像容器の現像剤搬送経路に
近接し、現像スリーブ上に搬送された現像剤あるいは現
像容器内の現像剤に光を当てたときの反射率が、トナー
濃度により異なることを利用して、トナー濃度を検知し
制御する現像剤濃度制御装置、あるいは現像剤の側壁に
磁性キャリアと非磁性トナーの混合比率による見かけの
透磁率を検知して電気信号に変換するインダクタンスヘ
ッドからの検出信号によって現像器内のトナーの実際の
濃度を検知し、基準値との比較によりトナーを補給する
ようにしたインダクタンス検知方式の現像剤濃度制御装
置が使用されている。
【0006】また像担持体(一般に感光体ドラムが用い
られる場合が多いので以下の説明では「感光体ドラム」
いう)上に形成したパッチ画像濃度を、その表面に対向
した位置に設けた光源およびその反射光を受けるセンサ
ーにより読み取り、アナログ−ディジタル変換器でディ
ジタル信号に変換した後CPUに送り、CPUで初期設
定値より濃度が高い場合、初期設定値に戻るまでトナー
補給が停止され、初期設定値より濃度が低ければ初期設
定値に戻るまで強制的にトナーが補給され、その結果ト
ナー濃度が間接的に所望の値に維持される方式などがあ
る。
【0007】しかし、現像スリーブ上に搬送された現像
剤あるいは現像容器内の現像剤に光りを当てたときの反
射率からトナー濃度を検知する方式は、トナー飛散等に
より検知手段が汚れてしまった場合、正確にトナー濃度
を検知できないなどの問題がある。
【0008】またパッチ画像濃度から間接的にトナー濃
度を制御する方式は複写機、あるいは画像形成装置の小
型化に伴い、パッチ画像を形成するスペースや検知手段
を設置するスペースが確保できない等の問題がある。
【0009】一方、上記インダクタンス検知方式の現像
剤濃度制御装置(以下「インダクタンス検知方式AT
R」という)は、上記のような問題がなく、例えば現像
剤の見かけの透磁率が大きいと検知された場合、一定体
積内で現像剤中のキャリア粒子が占める割合が多くなり
トナー濃度が低くなったことを意味するのでトナー補給
を開始する、逆に見かけの透磁率が小さくなった場合、
一定体積内で現像剤中のキャリア粒子が占める割合が少
なくなりトナー濃度が高くなったことを意味するのでト
ナー補給を停止する、というようにトナー濃度を制御す
る。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ようなインダクタンス検知方式ATRは、画像形成装置
動作停止直前と画像形成装置動作再開直後で、現像剤の
放置や環境の変動による現像剤のかさ密度の変化によ
り、見かけ透磁率に対応したセンサー検出信号が不連続
に変化してしまうという問題がある。つまり、現像容器
中のトナー濃度は一定であるにもかかわらず、現像容器
中で現像剤のかさ密度が変化してしまうことは、インダ
クタンス検知方式ATRがセンサー近傍の一定体積内の
現像剤(キャリア粒子)量が変わったと検知したことに
なる。その結果、トナーを消費していないのにトナーが
減ったことを示すセンサー検出信号を出しトナーを補給
してしまう、あるいはトナー量が減っているにも拘わら
ず、トナーが減っていないようなセンサー検出信号を出
してしまいトナー補給を行わないなどの問題が起こる。
【0011】前者の場合、トナー過補給により、画像濃
度が濃くなる問題や、トナー量増加に伴い現像剤量が増
加し、現像剤が現像容器から溢れてしまう問題、あるい
は現像剤中のトナー比率の増加に伴うトナー帯電量低下
によりトナー飛散等の問題を引き起こす。一方、後者の
場合、現像剤中のトナー量減少による画像劣化、画像濃
度薄、あるいはトナー帯電量増加による画像濃度薄など
の問題を引き起こす。
【0012】また上記の問題は特に装置を停止してから
装置を再び動作させるまでの停止時間が長い場合や、そ
の間の環境変動が大きい場合顕著である。
【0013】従って、本発明の目的は、画像形成装置動
作停止、再開の間の現像剤放置における現像剤のかさ密
度の変化により、画像形成装置動作再開後のトナー濃度
制御に誤差が生じることを防ぐことが可能な画像形成装
置を提供することである。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的は本発明に係る
画像形成装置にて達成される。要約すれば、本発明は、
像担持体に画像情報信号に対応した静電潜像を形成し、
該静電潜像をトナー粒子とキャリア粒子とを含む二成分
現像剤を用いて現像して可視画像を形成し、該可視画像
を転写材に転写する画像形成装置において、二成分現像
剤の見かけの透磁率を検知し、該検知結果に基づく検出
信号の基準値との比較結果から、トナー補給制御の基準
値を基にトナー補給手段を動作させる現像剤濃度制御装
置を有し、該現像剤濃度制御装置は、画像形成動作再開
直後の検出信号と画像形成装置動作停止直前の検出信号
とを比較し変化していた場合、それまでに設定されてい
た前記検出信号の基準値を、画像形成装置動作再開後の
検出信号を基に、新たに設定する検出信号基準値補正手
段を具備することを特徴とする画像形成装置である。
【0015】本発明による他の態様によれば、像担持体
に画像情報信号に対応した静電潜像を形成し、該静電潜
像をトナー粒子とキャリア粒子とを含む二成分現像剤を
用いて現像して可視画像を形成し、該可視画像を転写材
に転写する画像形成装置において、二成分現像剤の見か
けの透磁率を検知し、該検知結果に基づく検出信号の基
準値との比較結果から、トナー補給制御の基準値を基に
トナー補給手段を動作させる現像剤濃度制御装置を有
し、該現像剤濃度制御装置は、画像形成装置動作再開直
後の検出信号と画像形成動作停止直前の検出信号を比較
し変化していた場合、それまでに設定されていたトナー
補給制御の基準値を、画像形成装置動作再開後の検出信
号を基に、新たに設定するトナー補給制御基準値補正手
段を具備することを特徴とする画像形成装置が提供され
る。
【0016】上記発明において、前記新たに設定された
検出信号の基準値を、それまでに設定されていた検出信
号の基準値に、所定の時間後に戻すことが好ましい。
【0017】前記新たに設定された検出信号の基準値
を、それまでに設定されていた検出信号の基準値に、所
定の時間で段階的に近づけることが好ましい。別の態様
によれば、前記新たに設定された検出信号の基準値を、
それまでに設定されていた検出信号の基準値に、所定の
時間で線形的に近づけることが好ましい。また別の態様
によれば、前記新たに設定された検出信号の基準値を、
それまでに設定されていた検出信号の基準値に、所定の
時間で非線形的に近づけることが好ましい。前記所定の
時間は複写枚数情報を基に決定されることが好ましい。
別の態様によれば、二成分現像剤を収容する現像容器内
に現像剤を攪拌する現像剤攪拌部材を有し、前記所定の
時間は前記現像剤攪拌部材の動作時間を基に決定される
ことが好ましい。さらに別の態様によれば、前記所定の
時間は前記画像情報信号の画像の濃度信号のビデオカウ
ント数から決定されることが好ましい。
【0018】前記トナー粒子の形状係数SF−1が10
0〜140、SF−2が100〜120の範囲であるこ
とが好ましい。前記トナー粒子は重合法により生成され
ることが好ましい。前記像担持体上に担持された静電潜
像を現像する現像装置は、前記像担持体に対し逆方向に
回転する現像剤担持体と、該現像剤担持体上の現像剤を
規制する現像剤規制部材を前記現像剤担持体の下方に配
置することが好ましい。前記キャリア粒子の比抵抗は1
×1010〜1×1014Ω・cmであることが好ましい。
前記キャリア粒子は、バインダー樹脂と、磁性金属酸化
物および非磁性金属酸化物とを含む磁性樹脂キャリアで
あることが好ましい。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る画像形成装置
を図面に則して更に詳しく説明する。
【0020】なお、本発明が適用できる画像形成装置
は、例えば感光体、誘電体などの像担持体上に電子写真
方式、静電記録方式等によって画像情報信号に対応した
潜像を形成し、この潜像をトナー粒子とキャリア粒子を
主成分とした二成分現像剤を用いた現像装置によって現
像して可視画像(トナー像)を形成し、これら可視画像
を紙などの転写材に転写し、定着手段にて永久像にする
構成のものであればよい。
【0021】実施例1 まず、図1を参照して本発明による画像形成装置の一実
施例の全体構成について説明する。本実施例では本発明
を電子写真方式のディジタル複写機に適用した場合を示
すが、本発明が電子写真方式や静電記録方式の他の種々
の画像形成装置に等しく適用できることはいうまでもな
い。
【0022】図1において、複写されるべき原稿31の
画像はレンズ32によってCCD等の撮像素子33に投
影される。この撮像素子33は原稿31の画像を多数の
画素に分解し、各画素の濃度に対応した光電変換信号を
発生する。撮像素子33から出力されるアナログ画像信
号は画像信号処理回路34に送られ、ここで各画素毎の
濃度に対応した出力レベルを有する画素画像信号に変換
され、パルス幅変調回路35に送られる。
【0023】このパルス幅変調回路35は入力される画
素画像信号毎に、そのレベルに対応した幅(時間長)の
レーザ駆動パルスを形成して出力する。すなわち、図3
(a)に示すように、高濃度の画素画像信号に対しては
より幅の広い駆動パルスWを、低濃度の画素画像信号に
対してはより幅の狭い駆動パルスSを、中濃度の画素画
像信号に対しては中間の幅の駆動パルスIをそれぞれ形
成する。
【0024】パルス幅変調回路35から出力されたレー
ザ駆動パルスは半導体レーザ36に供給され、半導体レ
ーザ36をそのパルス幅に対応する時間だけ発光させ
る。したがって、半導体レーザ36は高濃度画素に対し
てはより長い時間駆動され、低濃度画素に対してはより
短い時間駆動されることになる。それゆえ、感光体ドラ
ム40は、後述の光学系によって、高濃度画素に対して
は主走査方向により長い範囲が露光され、低濃度画素に
対しては主走査方向により短い範囲が露光される。つま
り、画素の濃度に対応して静電潜像のドットサイズが異
なる。したがって、当然のことながら、高濃度画素に対
するトナー消費量は低濃度画素に対するそれよりも大で
ある。なお、図3(d)の低、中、高濃度画素の静電潜
像をそれぞれL、M、Hで示した。
【0025】半導体レーザ36から放射されたレーザ光
36aは回転多面鏡37によって掃引され、f/θレン
ズ等のレンズ38およびレーザ光36aを像担持体たる
感光体ドラム40方向に指向させる固定ミラー39によ
って感光体ドラム40上にスポット結像される。かくし
て、レーザ光36aは感光体ドラム40の回転軸とほぼ
平行な方向(主走査方向)にこのドラム40を走査し、
静電潜像を形成することになる。
【0026】感光体ドラム40はアモルファスシリコ
ン、セレン、OPC等を表面に有し、矢印方向に回転す
る電子写真感光体ドラムであり、露光器41で均一に除
電を受けた後、一次帯電器42により均一に帯電され
る。その後、上述した画像情報信号に対応して変調され
たレーザ光で露光走査され、これによって画像情報信号
に対応した静電潜像が形成される。この静電潜像はトナ
ー粒子とキャリア粒子が混合された二成分現像剤43を
使用する現像器44によって反転現像され、可視画像
(トナー像)が形成される。ここで、反転現像とは、感
光体の光で露光された領域に、潜像と同極性に帯電した
トナーを付着させてこれを可視化する現像方法である。
このトナー像は2個のローラ45、46間に張架され、
図示矢印方向に無端駆動される転写材担持体ベルト47
上に保持された転写材48に転写帯電器49の作用によ
り転写される。
【0027】なお、説明を簡単にするために1つの画像
形成ステーション(感光体ドラム40、露光器41、一
次帯電器42、現像器44等を含む)のみを図示する
が、カラー画像形成装置の場合には、例えばシアン、マ
ゼンタ、イエロー、およびブラックの各色に対する4つ
の画像形成ステーションが転写材担持ベルト47上にそ
の移動方向に沿って順次に配設され、各画像形成ステー
ションの感光体ドラム上に原稿の画像を色分解した各色
毎の静電潜像が順次に形成され、対応する色トナーを有
する現像器で現像され、転写材担持ベルト47によって
保持、搬送される転写材48に順次に転写されることに
なる。
【0028】上記現像器44の一例を図2に示す。現像
器44は感光体ドラム40に対向して配置されており、
その内部は垂直方向に延在する隔壁51によって第1室
(現像室)52と第2室(攪拌室)53とに区画されて
いる。第1室52には矢印方向に回転する現像剤担持体
である非磁性の現像スリーブ54が配置されており、こ
の現像スリーブ54内に磁界発生手段であるマグネット
55が固定配置されている。現像スリーブ54は現像剤
規制部材であるブレード56によって層厚規制された二
成分現像剤(磁性キャリアと非磁性トナーを含む)の層
を担持搬送し、感光体ドラム40と対向する現像領域で
現像剤を感光体ドラム40に供給して静電潜像を現像す
る。現像効率、すなわち潜像へのトナーの付与率を向上
させるために、現像スリーブ54には電源57から直流
電圧を交流電圧に重畳した現像バイアス電圧が印加され
ている。
【0029】第1室52および第2室53にはそれぞれ
現像剤攪拌部材かつ搬送手段として第1および第2の現
像剤攪拌スクリュー58、59が配置されている。第1
スクリュー58は第1室52中の現像剤を攪拌搬送し、
また、第2スクリュー59は、後述するトナー補給槽6
0のトナー排出口61から搬送スクリュー62の回転に
よって供給されたトナー63とすでに現像器内にある現
像剤43とを攪拌搬送し、トナー濃度を均一化する。隔
壁51には図2における手前側と奥側において第1室5
2と第2室53とを相互に連通させる現像剤通路(図示
せず)が形成されており、上記スクリュー58、59の
搬送力により、現像によってトナーが消費されてトナー
濃度の低下した第1室52内の現像剤が一方の通路から
第2室53内へ移動し、第2室53内でトナー濃度の回
復した現像剤が他方の通路から第1室52内へ移動する
ように構成されている。
【0030】本実施例では、静電潜像の現像により現像
器44内の現像剤濃度が変化するのを補正するために、
すなわち、現像器44に補給するトナー量を制御するた
めに、現像器44の第1室(現像室)52の底壁にイン
ダクタンスヘッド20が設置され、このインダクタンス
ヘッド20からの検出信号によって現像器44内の、具
体的には第1現像室52内の現像剤43の実際のトナー
濃度を検知し、基準値との比較によりトナーを補給する
ようにしたインダクタンス検知方式ATRが設けられて
いる。
【0031】上述したように、二成分現像剤は磁性キャ
リアと非磁性トナーを主成分としており、現像剤43の
トナー濃度(キャリア粒子およびトナー粒子の合計重量
に対するトナー粒子重量の割合)が変化すると磁性キャ
リアと非磁性トナーの混合比率による見かけの透磁率が
変化する。この見かけの透磁率をインダクタンスヘッド
20によって検知して電気信号に変換すると、図4に示
すように、この電気信号(センサー出力電圧(V))は
トナー濃度(T/C比(%))に応じてほぼ直線的に変
化する。すなわち、インダクタンスヘッド20からの出
力電気信号は現像器44内の二成分現像剤の実際のトナ
ー濃度に対応する。このインダクタンスヘッド20から
の出力電気信号を比較器21の一方の入力に供給する。
この比較器21の他方の入力には、基準電圧信号源22
から、現像剤43の規定の濃度(初期設定値におけるト
ナー濃度)における見かけの透磁率に対応する基準電気
信号が入力されている。したがって、比較器21は規定
トナー濃度と現像器内の実際のトナー濃度とを比較する
ことになり、両入力信号の比較結果としての、比較器2
1の検出信号がCPU67に供給される。
【0032】CPU67は、比較器21からの検出信号
に基づいて、磁界のトナー補給時間を補正するように制
御する。例えば、インダクタンスヘッド20によって検
出された現像剤43の実際のトナー濃度が規定値よりも
小である場合には、つまり、トナーが補給不足である場
合には、CPU67は不足分のトナーを現像器44に補
給するようにトナー補給槽60の搬送スクリュー62を
作動させる。すなわち、比較器21からの検出信号に基
づいて、不足分のトナーを現像器44に補給するに要す
るスクリュー回転時間を算出し、モータ駆動回路69を
制御してその時間だけモータ70を回転駆動し、不足分
のトナーを現像器44に補給する。
【0033】また、インダクタンスヘッド20によって
検出された現像剤43の実際のトナー濃度が規定値より
も大である場合には、つまり、トナーが過剰補給である
場合には、CPU67は比較器21からの検出信号に基
づいて現像剤中の過剰トナー量を算出する。そして、そ
の後の原稿による画像形成に際しては、この過剰トナー
量が無くなるようにトナーを補給させるか、あるいは過
剰トナー量が消費されるまでトナーを補給せずに画像を
形成させ、すなわち、トナー無補給で画像を形成して過
剰トナー量を消費させ、過剰トナー量が消費されたらト
ナー補給動作を前述のとおり行わせる等の制御を行う。
【0034】つぎに、図5のフローチャートを参照して
上記動作についてさらに説明する。
【0035】まず画像形成装置をスタートさせると(S
501)、トナー濃度検出がスタートする(S50
2)。ついでインダクタンスヘッド20からの検出電圧
信号aを比較器21に入力し(S503)、比較器21
にて基準電圧信号源22による基準電圧信号bと比較し
(S504)、その検出信号差(a−b)をCPU67
に送る(S505)。CPU67において(a−b)>
0かどうかを判断し(S506)、トナー濃度が基準値
より低い場合(YES)にはトナー補給時間を決定する
(S507)。次いでコピー動作を開始し(S50
8)、S507にて決定されたトナー補給時間だけ像間
でトナー補給が行われ(S509)、スタートに戻る。
【0036】またS506にて、トナー濃度が基準値よ
り高い場合(NO)には、コピー動作が開始され(S5
10)、トナーが補給されずにスタートに戻る。
【0037】なお、トナー濃度検出のタイミングはコピ
ー動作再開直前でも、コピー動作中でも構わない。例え
ば、画像形成動作1枚目はコピー動作再開直前、それ以
降はコピー動作中に検出しても構わない。
【0038】また本実施例に用いているインダクタンス
検知ATRにおいては、最適なトナー濃度(本実施例で
は6%である。この値より高すぎるとトナーの飛散等が
生じ、低すぎると画像濃度が薄くなる等の問題が生じる
ことがある。)における検出信号の基準値を2.5Vに
なるように調整しており、基準値よりセンサーの検出信
号が大きければ(例えば3.0V)、トナーを補給し、
センサーの検出信号が小さければ(例えば2.0V)、
トナー補給を停止することになっているが、本発明は、
当然上記の信号処理に限定されるものではなく、回路の
構成を変更して基準値が2.5V以外の値であってもよ
く、またトナー濃度が最適値より低いときセンサーの基
準値よりセンサーの検出信号が小さくなるようにし、ト
ナー濃度が最適値より高いときセンサーの検出信号が大
きくなるようにしても構わない。
【0039】さて、上記のような構成においては、「発
明が解決しようとする課題」の項にて述べたように、現
像剤の見かけの透磁率は複写機やプリンター等の画像形
成装置がある時間、あるいは期間動作しなかった場合、
現像剤のかさ密度の変動により、トナー濃度が一定であ
るにも拘わらず、インダクタンス検知方式ATRの検出
信号に変化が出てしまい、トナー濃度制御に誤差が生じ
ることになる。
【0040】例えば、図6(b)に示すように、現像剤
の最適なトナー濃度6%においてはインダクタンスヘッ
ド20からの検出信号は2.5Vであり、装置動作停止
直前まで最適なトナー濃度が維持されている(図6
(c))。しかし画像形成装置が長時間動作しなかった
結果(図6(b)現像剤放置の時間)、温度、湿度等の
環境が変化しなかったり、トナー帯電量が変化した等の
要因でかさ密度が変化し(図6(a))、装置動作再開
時の検出信号が変化することがある。
【0041】本実施例で用いるインダクタンス検知方式
ATRは、その回路の構成上検出信号が初期設定値(基
準値:本実施例では2.5V)より高い場合、現像剤中
のキャリア粒子の割合が多い、すなわちトナー濃度が低
いと判断してしまう。その結果(図6(b)のトナー過
剰補給時間)トナーが過剰に補給され、本来の最適なト
ナー濃度からはずれたところで安定してしまう(図6
(c))という問題があった。
【0042】そこで、本実施例では、現像剤の放置によ
るインダクタンス検知方式ATRの誤検知を補正し、放
置直後からトナー濃度を所定の値に一定に保つような検
出信号基準値補正手段により、上記の欠点を除去するも
のである。
【0043】詳述するとつぎのようになる。本実施例に
おける検出信号基準値補正手段は、図1に示すように、
装置動作停止直前のインダクタンスヘッド20からの検
出電圧信号を不揮発性メモリーなどの記録保持装置23
に記憶させる。つぎに装置動作再開直後において、記録
保持装置23に記憶されている装置動作停止直前の検出
電圧信号を第2比較器24の一方の入力に供給し、他方
の入力には装置動作開始直後のインダクタンスヘッド2
0からの検出電圧信号を入力し、その差値を第2CPU
25に送る。第2CPU25ではその差値により基準電
圧信号源22から出力させる信号基準値を変化させる。
なお図には示していないが、装置動作中は通常比較器2
1が動作しているが、ある時間以上装置が停止していた
場合、装置動作再開直後に第2比較器24を動作させる
ためにタイマーカウンターが設置されている。
【0044】具体的には装置動作停止直前のセンサー検
出信号が2.5V、装置動作再開直後のセンサー検出信
号が3.0Vであった場合、図5のフローチャートにお
けるステップS504において、信号基準値bを初期の
基準値である2.5Vから0.5V変化させて3.0V
に変更することになる。したがって、その後の比較器2
1は、装置動作停止直前と装置動作再開直後のセンサー
検出電圧信号の差から補正された新たな信号基準値と、
インダクタンスヘッド20からの検出電圧信号との差を
CPU67に送り、現像器44内の現像剤43の実際の
トナー濃度が規定値より大であることを示す出力信号
か、またはトナー濃度が規定値より小であることを支持
する出力信号を発生し、それに基づいてトナー補給を行
うようにする。
【0045】このような制御を行うことにより、現像剤
放置によって現像剤のかさ密度が変化したとしても(図
7(a))、図7(b)に示すように現像剤放置直後
に、今までセンサー検出信号が2.5Vを境にトナー補
給の開始、停止を制御していたものを、3.0Vを境に
行うようにすることで、現像剤が放置された装置動作後
においても図7(c)に示すように所望のトナー濃度に
制御することが可能となる。
【0046】本実施例においては、上記画像形成装置動
作停止直前の現像剤制御装置の検出信号が不揮発性メモ
リーに記憶されていることで、画像形成装置のメイン電
源がオフの状態で放置されても、装置動作再開時の検出
信号と比較できる。
【0047】かくして、現像剤の放置により温湿度等の
環境やその他の要因でかさ密度が変化したときでも、環
境センサー等がなくても上述した画像形成装置動作再開
直後のトナー補給制御の誤差を防ぐことができた。
【0048】実施例2 つぎに本発明の第2実施例について説明する。本実施例
におけるトナー補給制御補正手段は、装置動作停止直前
のインダクタンスヘッド20からの検出電圧信号を比較
器21の一方の入力に供給すると同時に、検出電圧信号
を記録しておく不揮発性メモリーなどの記録保持装置2
3に記憶させる。つぎに装置動作再開直後において、記
録保持装置23に記憶されている装置動作停止直前の検
出電圧信号を第2比較器24の一方の入力に供給し、他
方の入力には装置動作開始直後のインダクタンスヘッド
20からの検出電圧信号を入力し、その差値をCPU6
7に送る。CPU67はその差値に対応するように、比
較器21の検出信号によるトナー補給開始、停止を決定
する基準値を新たな基準値に設定する。
【0049】具体的には装置動作停止直前のセンサー検
出電圧信号が2.5V、装置動作再開直後のセンサー検
出信号が3.0Vであった場合、図5のフローチャート
におけるステップS505において、インダクタンスヘ
ッドからの検出信号3.0Vと検出電圧信号基準値2.
5Vの差0.5VをCPU67に送り、ステップS50
6で初期のトナー補給制御基準値(a−b)>0を(a
−b)>0.5に変更することになる。
【0050】したがって、その後比較器21により出力
された、インダクタンスヘッド20からの検出電圧信号
と、基準電圧信号源22から現像剤43の規定のトナー
濃度(初期設定における最適トナー濃度)における見か
けの透磁率に対応する基準電圧信号との差をCPU67
に送り、先に設定した新たなトナー補給制御基準値と比
較して、現像器44内の現像剤43の実際のトナー濃度
が規定値より大であることを指示する出力信号か、また
はトナー濃度が規定値より小であることを指示する出力
信号を発生し、それに基づいてトナー補給を行うように
する。
【0051】このような制御を行うことにより、現像剤
放置によって現像剤のかさ密度が変化したとしても(図
7(a))、図7(b)に示すように現像剤放置後に、
今までセンサー検出信号が2.5Vを境にトナー補給の
開始、停止を制御していたものを、3.0Vを境に行う
ようにすることで、現像剤が放置された装置動作後にお
いても図7(c)に示すように所望のトナー濃度に制御
することが可能となる。
【0052】本実施例においては、第1実施例と同様
に、上記画像形成装置動作停止直前の現像剤制御装置の
検出信号が不揮発性メモリーに記憶されていることで、
画像形成装置のメイン電源がオフの状態で放置されて
も、装置動作再開時の検出信号と比較できる。
【0053】かくして、現像剤の放置により温湿度等の
環境やその他の要因でかさ密度が変化したときでも、環
境センサー等がなくても上述した画像形成装置動作再開
直後のトナー補給制御の誤差を防ぐことができた。
【0054】実施例3 第1、第2実施例では、上記画像形成装置動作停止直前
の現像剤制御装置の検出信号が不揮発性メモリーに記憶
されていることで、画像形成装置のメイン電源がオフの
状態で放置されても、装置動作再開時の検出信号と比較
でき、現像剤の放置により温湿度等の環境やその他の要
因でかさ密度が変化したときでも、環境センサー等がな
くても上述した画像形成装置動作再開直後のトナー補給
制御の誤差を防ぐことができた。
【0055】しかし、現像剤のかさ密度は、温湿度等の
環境が大きく変化した場合(図6(a))以外は、通常
画像形成装置の動作が続けられるうちに、撹拌による現
像剤のパッキングの解消、トナー帯電量の回復等により
徐々に画像形成装置動作停止直前のかさ密度に近づいて
いく(図8(a))と考えられる。
【0056】したがって、上述されたような第1のトナ
ー補給制御補正手段における装置動作再開直後の電圧信
号を基準電圧信号にした補正、ならびに第2のトナー補
給制御補正手段におけるCPU67に新たな基準値を設
定する補正を、装置動作が続けられる間そのまま維持す
ると、図8(a)のようにかさ密度が初期の状態に戻っ
た場合においては、図8(c)に示すようにセンサー検
出信号が3.0Vになるまでトナーが補給されないた
め、トナー濃度が低くなってしまう。
【0057】そこで本実施例では、この問題を解決する
ため、第1実施例における検出信号基準補正手段によっ
て新たに設定された基準値、あるいは第2実施例におけ
るトナー補給制御補正手段によって新たに設定された基
準値を、所定の時間後に初期に設定されていた基準値に
戻す(図9(b))ことにより、一度下がったT/C比
を再び所望の値に制御することが可能となった(図9
(c))。
【0058】実施例4 つぎに本発明の第4実施例について図10により説明す
る。
【0059】本実施例においては、第1実施例における
検出信号基準値補正手段によって新たに設定された基準
値、あるいは第2の実施例におけるトナー補給制御手段
によって新たに設定された基準値を、初期に設定されて
いた基準値に戻す場合、図10(b)に示すように段階
的に戻すことでトナー濃度制御の誤差をより小さいまま
再び所望の値に制御することが可能となった(図10
(c))。
【0060】実施例5 つぎに本発明の第5実施例について図11により説明す
る。
【0061】本実施例においては、第1実施例における
検出信号基準値補正手段によって新たに設定された基準
値、あるいは第2実施例におけるトナー補給制御手段に
よって新たに設定された基準値を、初期に設定されてい
た基準値に戻す場合、図11(b)に示すように線形的
に戻すことでトナー濃度制御の誤差をより小さいまま再
び所望の値に制御することが可能となった(図11
(c))。
【0062】実施例6 第6実施例においては、図12に示すように、第1実施
例における検出信号基準値補正手段によって新たに設定
された基準値、あるいは第2実施例におけるトナー補給
制御手段によって新たに設定された基準値を、初期に設
定されていた基準値に戻す場合、図12(b)に示すよ
うに非線形的に戻すことでトナー濃度制御の誤差をより
小さいまま再び所望の値に制御することが可能となった
(図12(c))。
【0063】実施例7 つぎに上記実施例において、トナー補給制御補正手段に
よって新たに設定された基準値を、初期に設定されてい
た基準値に戻す場合に、戻す時間を決定するためにどの
ように制御をするかについて説明する。
【0064】なお、説明を簡便にするために、具体的に
は第4実施例に示されている、検出信号基準値補正手段
あるいはトナー補給制御補正手段によって新たに設定さ
れた基準値を、初期に設定されていた基準値に線形的に
戻す場合について説明する。
【0065】本実施例においては、下記の式(1)に示
すように、初期に設定されていた基準値に戻す時間を、
複写枚数情報をもとに決定されることとし、例えば再設
定された基準値が3.0Vだったとすると複写が1枚行
われる毎に基準値を0.01Vずつ小さくしていき、5
0枚で初期の基準値である2.5Vになるようにする。
その後はかさ密度が初期の状態に回復したとして、2.
5Vの基準値を維持する。その結果装置動作再開時か
ら、誤差の少ないT/C比制御が可能となる。
【0066】 基準値=3.0−0.01×(複写枚数)・・・(1) (ただし、基準値は2.5V以上) また変形例として、現像剤のかさ密度の回復は撹拌部材
の駆動に直接関係するので、撹拌部材の駆動時間に対応
しそれを下記の式(2)に示す撹拌部材の駆動時間から
算出された値に変換するテーブルを持ち、それを基に徐
々に初期の基準値に近付けていくようにし、その後はか
さ密度が初期の状態に回復したとして、2.5Vの基準
値を維持する。このような制御方法では、上記複写枚数
情報には含まれていない、複写紙サイズの違いによる撹
拌部材の駆動時間が異なるという情報が加味されている
ため、その結果装置動作再開時から、より誤差の少ない
T/C比制御が可能となる。
【0067】 基準値=3.0−0.01×(撹拌部材の駆動時間から算出された値) ・・・(2) (ただし、基準値は2.5V以上) また他の変形例として、ビデオカウント方式の制御も可
能である。これは下記の式(3)に示すような基準値の
変更を行うものである。この方式では図1の画像信号処
理回路34の検出信号のレベルが画素毎にカウントされ
る。このカウントは図1の実施例ではつぎのようにして
行われる。
【0068】 基準値=3.0−0.01×(ビデオカウント数から算出された値) ・・・(3) (ただし、基準値は2.5V以上) まず、上記パルス幅変調回路35の検出信号がANDゲ
ート64の一方の入力に供給され、このANDゲートの
他方の入力にはクロックパルス発振器65からのクロッ
クパルス(図3(b)に示すパルス)が供給される。し
たがって、ANDゲート64からは図3(c)に示すよ
うにレーザ駆動パルスS、I、Wの各々のパルス幅に対
応した数のクロックパルス、すなわち、各画素の濃度に
対応した数のクロックパルスが出力される。このクロッ
クパルス数は各画素毎にカウンタ66によって積算さ
れ、ビデオカウント数が算出される(A4最大ビデオカ
ウント数は3707×106)。
【0069】そこで、このビデオカウント数をCPU6
7に供給するとともにRAM68に記憶する。CPU6
7はビデオカウント数と基準値変更時間との対応関係を
示す換算テーブルを有しており、入力されたビデオカウ
ント数に基づき、基準値が変更されることになる。
【0070】このような制御方法ではビデオカウント数
はトナー消費量に比例するので、例えば、長期の現像剤
放置により、キャリア同士に挟まれ押しつけられた結果
トナーの形状や表面性などが変化し、かさ密度が変わっ
た場合等においても、トナーが消費され、新しく補給さ
れることで、初期のかさ密度に戻ることになるので上記
方法でトナーの補給量から基準値の変更を行えば、より
精度の高いT/C比制御が可能となる。
【0071】実施例8 つぎに本発明の第8実施例について、図13により説明
する。本実施例は、上述した第1から第7の実施例と組
み合わせることにより、より大きな効果を得ることがで
きる。 本実施例のトナー粒子は球形重合トナーであ
り、その製法は、本実施例においては、重合法のモノマ
ーに着色剤および荷電制御剤を添加したモノマー組成物
を水系の媒体中で懸濁し重合させることで球形状のトナ
ー粒子を得た。この方法は安価に球形状のトナーを作製
するには好適である。なお、生成法は上記手法に限るも
のではなく、球形状のトナーが生成できれば、例えば乳
化重合法等で生成してもかまわず、また他の添加物が入
っていてもかまわない。
【0072】この製法により得られる球形重合トナーの
形状係数はSF−1が100〜140、SF−2が10
0〜120である。このSF−1、SF−2とは、日立
製作所製FE−SEM(S−800)を用い、トナーを
100個無作為にサンプリングし、その画像情報はイン
ターフェースを介してニコレ社製画像解析装置(Lus
ex3)に導入し解析を行い、下式より算出し得られた
値を本発明においては形状係数SF−1、SF−2と定
義した。
【0073】SF−1=(MXLNG)2 /AREA×
(π/4)×100 SF−2=(PERI)2 /AREA×(π/4)×1
00 (AREA:トナー投影面積、MXLNG:絶対最大
長、PERI:周長) 上記SF−1は、球形度合いを示し、より大きいと球形
から徐々に不定形となる。SF−2は、凹凸度合いを示
し、より大きいと表面積の凹凸が顕著になる。
【0074】上記球形状トナーの形状係数に対し、従来
の粉砕トナーの形状係数はSF−1が180〜220、
SF−2が180〜200であることから、従来の粉砕
トナーに比べて球形重合トナーはほとんど形状が真円に
近いことがわかる。もともと真円に近い球形重合トナー
は、粉砕トナーに対し形状変化する要因が少ないため形
状変化が少ないことを示す。また粉砕トナーはトナー粒
子の形状のばらつきが大きく、よって、空隙率、かさ密
度の変化も大きい。これに対し球形重合トナーでは上記
の通りトナー粒子の形状の変化が少ないためかさ密度変
化も少なく、現像剤を放置した場合のインダクタンス検
知方式ATRの検出信号誤差も少ないものとなる。
【0075】具体的には、図13に示すように、粉砕ト
ナーGを用いた現像剤を一日放置した際のインダクタン
ス検知方式ATR出力は、装置動作停止直前に2.5V
だった検出信号が3.0Vに上昇したのに対し、球形重
合トナーSでは2.75Vに上昇しただけで装置動作直
後のセンサー検出信号の誤差を小さくすることができ
た。
【0076】したがって、球形重合トナーを使用し装置
動作再開直後のセンサー検出信号の誤差を抑え、例えば
第4実施例にて説明したトナー補給制御補正手段と組み
合わせることで粉砕トナーに比較して、より誤差の少な
いT/C比制御が可能となる。
【0077】なお、上記球形重合トナーは特に重合トナ
ーで作製される必要はなく、他の方法で、球形トナーが
作製できるのであればそれでもかまわない。
【0078】実施例9 つぎに本発明の第9実施例について、図14により説明
する。本実施例の構成上の特徴は、図14に示すよう
に、現像剤担持体である現像スリーブ54を感光体回転
方向と逆方向(カウンター方向)に回転させることにあ
る。
【0079】図14に示すように、現像スリーブ54を
感光体回転方向と逆方向に回転する構成では、S2極を
用いて現像室52の現像剤43を搬送し、現像スリーブ
54に現像剤43を塗布した後、現像剤規制部材である
ブレード56Aによって現像スリーブ54に塗布された
現像剤43を規制することで現像スリーブ54上のコー
ト量を制御している。
【0080】このため図2に示す感光体回転方向に順方
向に回転している構成で、現像スリーブ54の規制ブレ
ード56近傍に現像剤が次々に詰まっていくのに比べ
て、現像スリーブ54の規制ブレード41近傍での現像
剤の圧縮が少なく、その結果、現像剤の劣化を防止する
ことができ、またトナー電荷量の変動を抑えることが可
能である。
【0081】このことは、トナーの形状変化による現像
剤のかさ密度変化、あるいは現像剤圧縮によるトナー帯
電量変化を抑えることができ、現像剤同士の反発による
かさ密度変化を減少させることにつながり、従来の感光
体ドラムに対して順方向にスリーブが回転している系に
対し、インダクタンス検知方式ATRの装置動作開始直
後のセンサー検出信号の誤差を小さくすることができ
た。
【0082】したがって、カウンター方向にスリーブが
回転している系で上記実施例に述べたトナー補給制御補
正手段と組み合わせることで、順方向にスリーブが回転
している系と比較して、より誤差の少ないT/C比制御
が可能となる。
【0083】実施例10 つぎに本発明の第10実施例について、図15により説
明する。本実施例の特徴はキャリアの材質、物性を変え
ることによりトナー帯電量の変化を抑えることである。
図15は従来使用されたフェライト系磁性キャリアと本
実施例でのトリボ変化量を抑えることができた高抵抗の
キャリアとの、現像剤放置によるトナー帯電量の変動
と、それに対応する装置動作停止直前と装置動作再開直
後のセンサー検出信号の誤差を示したものである。
【0084】本発明者らはこのような違いがでた原因を
以下のように考察した。本実施例の高抵抗キャリアとフ
ェライト系磁性キャリアはその比抵抗が異なり、それぞ
れフェライト系磁性キャリアは1×109 〜1×1010
Ω・cmとキャリア自体の抵抗が低いのに対し、高抵抗
キャリアが1×1010〜1×1014Ω・cmと高いた
め、一度キャリアに蓄積された電荷が逃げにくく現像剤
を放置したときのキャリア内の電荷の変動が少なく、そ
の結果付着するトナーの帯電量の変動も少ないものと考
えられる。
【0085】したがって、本実施例の高抵抗キャリアを
上記実施例に述べたトナー補給制御手段と組み合わせる
ことにより、キャリアの抵抗が低い系と比較して、より
誤差の少ないT/C比制御が可能となる。
【0086】なお本発明者らは、上記高抵抗キャリア
を、バインダー樹脂と、磁性金属酸化物および非磁性金
属酸化物とからなる樹脂磁性キャリアを重合法により生
成したが、他の製法により抵抗を調整することができれ
ば、そのキャリアを使用してもかまわない。
【0087】なお、これまで説明してきた上記各実施例
では、本発明を電子写真方式のデジタル複写機に適用し
た場合を示したが、本発明は実施例以外の電子写真方
式、静電記録方式等の種々の複写機、プリンタ等の画像
形成装置に等しく適用できるものである。たとえば、本
発明は画像の濃淡表現をディザ法で行う画像形成装置に
も適用でき、また、原稿のコピーではなく、コンピュー
タ等から出力された画像情報信号によりトナー像を形成
する画像形成装置にも本発明は適用できる。さらに、画
像形成装置や制御系の構成等について必要に応じて種々
の変形および変更がなしうることはいうまでもない。
【0088】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の画像形成装置によれば、二成分現像剤の見かけの透磁
率を検知し、該検知結果に基づく検出信号の基準値との
比較結果から、トナー補給制御の基準値を基にトナー補
給手段を動作させる現像剤濃度制御装置が、画像形成動
作再開直後の検出信号と画像形成動作停止直前の検出信
号を比較して変化していた場合、それまでに設定されて
いた検出信号の基準値を、画像形成動作再開後の検出信
号を基に、新たに検出信号の基準値を設定する検出信号
基準値補正手段をにより、あるいはそれまでに設定され
ていたトナー補給制御の基準値を、画像形成動作再開後
の検出信号を基に、新たにトナー補給制御の基準値を設
定するトナー補給制御基準値補正手段を具備することに
より、画像形成装置動作停止、再開の間の現像剤放置に
おける現像剤のかさ密度の変化によって、画像形成装置
動作再開後のトナー濃度制御に誤差が生じることを防ぐ
ことができ、良好な画像形成を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用される画像形成装置の一例の全体
構成を示す説明図である。
【図2】図1の画像形成装置が具備する現像器の概略構
成図である。
【図3】図1の画像形成装置において画像情報信号をカ
ウントする方法を説明するための波形図である。
【図4】現像剤のトナー濃度の変化によってインダクタ
ンスヘッドからの検出信号が変化する状態を示す特性図
である。
【図5】本発明の一実施例の基本動作を説明するための
フローチャートである。
【図6】従来からのトナー補給制御における画像形成動
作停止・再開前後の、現像剤のかさ密度(a)、インダ
クタンス検知方式ATRのセンサー検出信号(b)、現
像剤のT/C比(c)の関係を動作時間に沿って示した
説明図である。
【図7】第1実施例における画像形成動作停止・再開前
後の、現像剤のかさ密度(a)、インダクタンス検知方
式ATRのセンサー検出信号(b)、現像剤のT/C比
(c)の関係を動作時間に沿って示した説明図である。
【図8】第1および第2実施例においてかさ密度が回復
した場合の画像形成動作停止・再開前後の、現像剤のか
さ密度(a)、インダクタンス検知方式ATRのセンサ
ー検出信号(b)、現像剤のT/C比(c)の関係を動
作時間に沿って示した説明図である
【図9】第3実施例における画像形成動作停止・再開前
後の、現像剤のかさ密度(a)、インダクタンス検知方
式ATRのセンサー検出信号(b)、現像剤のT/C比
(c)の関係を動作時間に沿って示した説明図である。
【図10】第4実施例における画像形成動作停止・再開
前後の、現像剤のかさ密度(a)、インダクタンス検知
方式ATRのセンサー検出信号(b)、現像剤のT/C
比(c)の関係を動作時間に沿って示した説明図であ
る。
【図11】第5実施例における画像形成動作停止・再開
前後の、現像剤のかさ密度(a)、インダクタンス検知
方式ATRのセンサー検出信号(b)、現像剤のT/C
比(c)の関係を動作時間に沿って示した説明図であ
る。
【図12】第6実施例における画像形成動作停止・再開
前後の、現像剤のかさ密度(a)、インダクタンス検知
方式ATRのセンサー検出信号(b)、現像剤のT/C
比(c)の関係を動作時間に沿って示した説明図であ
る。
【図13】第8実施例における球形重合トナーを用いた
画像形成動作停止・再開前後の、現像剤のかさ密度
(a)、インダクタンス検知方式ATRのセンサー検出
信号(b)、現像剤のT/C比(c)の関係を動作時間
に沿って示した説明図である。
【図14】第9実施例における、現像スリーブを感光体
ドラム回転方向と逆方向に回転させる現像器を示す概略
構成図である。
【図15】従来使用されるフェライト系磁性キャリア
と、第10実施例におけるトリボ変化量を抑えることが
できる高抵抗キャリアを用いた画像形成動作停止・再開
前後の、トナー帯電量(a)と、インダクタンス検知方
式ATRのセンサー検出信号(b)との関係を動作時間
に沿って示した説明図である。
【符号の説明】
20 インダクタンスヘッド 40 感光体ドラム(像担持体) 43 二成分現像剤 44 現像器 54 現像スリーブ(現像剤担持体) 56、56A ブレード(現像剤規制部材)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 志田 昌規 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 像担持体に画像情報信号に対応した静電
    潜像を形成し、該静電潜像をトナー粒子とキャリア粒子
    とを含む二成分現像剤を用いて現像して可視画像を形成
    し、該可視画像を転写材に転写する画像形成装置におい
    て、 二成分現像剤の見かけの透磁率を検知し、該検知結果に
    基づく検出信号の基準値との比較結果から、トナー補給
    制御の基準値を基にトナー補給手段を動作させる現像剤
    濃度制御装置を有し、該現像剤濃度制御装置は、画像形
    成装置動作再開直後の検出信号と画像形成装置動作停止
    直前の検出信号を比較し変化していた場合、それまでに
    設定されていた検出信号の基準値を、前記画像形成装置
    動作再開後の検出信号を基に、新たに設定する検出信号
    基準値補正手段を具備することを特徴とする画像形成装
    置。
  2. 【請求項2】 像担持体に画像情報信号に対応した静電
    潜像を形成し、該静電潜像をトナー粒子とキャリア粒子
    とを含む二成分現像剤を用いて現像して可視画像を形成
    し、該可視画像を転写材に転写する画像形成装置におい
    て、 二成分現像剤の見かけの透磁率を検知し、該検知結果に
    基づく検出信号の基準値との比較結果から、トナー補給
    制御の基準値を基にトナー補給手段を動作させる現像剤
    濃度制御装置を有し、該現像剤濃度制御装置は、画像形
    成装置動作再開直後の検出信号と画像形成装置動作停止
    直前の検出信号を比較し変化していた場合、それまでに
    設定されていたトナー補給制御の基準値を、前記画像形
    成装置動作再開後の検出信号を基に、新たに設定するト
    ナー補給制御基準値補正手段を具備することを特徴とす
    る画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記新たに設定された検出信号の基準値
    を、それまでに設定されていた検出信号の基準値に、所
    定の時間後に戻すことを特徴とする請求項1または2の
    画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記新たに設定された検出信号の基準値
    を、それまでに設定されていた検出信号の基準値に、所
    定の時間で段階的に近づけることを特徴とする請求項1
    または2の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 前記新たに設定された検出信号の基準値
    を、それまでに設定されていた検出信号の基準値に、所
    定の時間で線形的に近づけることを特徴とする請求項1
    または2の画像形成装置。
  6. 【請求項6】 前記新たに設定された検出信号の基準値
    を、それまでに設定されていた検出信号の基準値に、所
    定の時間で非線形的に近づけることを特徴とする請求項
    1または2の画像形成装置。
  7. 【請求項7】 前記所定の時間が複写枚数情報を基に決
    定されることを特徴とする請求項3から6のいずれかの
    項に記載の画像形成装置。
  8. 【請求項8】 二成分現像剤を収容する現像容器内に現
    像剤を攪拌する現像剤攪拌部材を有し、前記所定の時間
    が前記現像剤攪拌部材の動作時間を基に決定されること
    を特徴とする請求項3から6のいずれかの項に記載の画
    像形成装置。
  9. 【請求項9】 前記所定の時間が前記画像情報信号の画
    像の濃度信号のビデオカウント数から決定されることを
    特徴とする請求項3から6のいずれかの項に記載の画像
    形成装置。
  10. 【請求項10】 前記トナー粒子の形状係数SF−1が
    100〜140、SF−2が100〜120の範囲であ
    ることを特徴とする請求項1または2の画像形成装置。
  11. 【請求項11】 前記トナー粒子が重合法により生成さ
    れたことを特徴とする請求項1または2の画像形成装
    置。
  12. 【請求項12】 像担持体上に担持された静電潜像を現
    像する現像装置は、前記像担持体に対し逆方向に回転す
    る現像剤担持体と、該現像剤担持体上の現像剤を規制す
    る現像剤規制部材を前記現像剤担持体の下方に配置した
    ことを特徴とする請求項1または2の画像形成装置。
  13. 【請求項13】 前記キャリア粒子の比抵抗が1×10
    10〜1×1014Ω・cmであることを特徴とする請求項
    1または2の画像形成装置。
  14. 【請求項14】 前記キャリア粒子は、バインダー樹脂
    と、磁性金属酸化物および非磁性金属酸化物とを含む磁
    性樹脂キャリアであることを特徴とする請求項1または
    2の画像形成装置。
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