JP4213289B2 - カメラ装置およびカメラ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はカメラ装置、カメラ、照明用ライトおよびカメラ用導光ケーブルに関する。
【0002】
【従来の技術】
被写体を撮影するための撮影光学系と、この撮影光学系で撮影された被写体を表示する液晶表示器とを備えたビデオカメラがある。液晶表示器は、撮影光学系が配設されたビデオカメラ本体のファインダ光学系に設けられる場合と、ビデオカメラ本体の外側に面した箇所に設けられる場合とがある。
何れの場合にも、液晶表示器による映像表示を可能とするためには液晶表示器の被光照射部に光を照射する必要がある。
このため、ビデオカメラ本体のケースの液晶表示器の近傍でケース外側面に臨む箇所に採光窓を設け、この採光窓を介して周囲光を液晶表示器の被光照射部に導くようにしたビデオカメラがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、夜間や室内など暗い環境で撮影を行う場合には、被写体に照明光を照射するビデオライトをビデオカメラに装着することで被写体の撮影を可能とすることができる。
ところが、上述した周囲光を液晶表示器の被光照射部に導くように構成されたビデオカメラ装置で夜間や室内など暗い環境で撮影を行う場合には、ビデオライトによって被写体に照明光を照射しても、周囲光が少ないために液晶表示器の被光照射部に導かれる光量が低下して液晶表示器で表示される映像を視認することが困難となる。
上記問題を解消するためには液晶表示器の被光照射部に光を照射する液晶表示器用の照明装置を設ければよいが、照明装置分のコストがかさむという欠点がある。また、このような欠点はビデオカメラに限らず、被写体像を表示する液晶表示器を備えた電子スチルカメラ(デジタルカメラ)や銀塩カメラなどにも共通している。
本発明は前記事情に鑑み案出されたものであって、本発明の目的は、夜間や室内などの周囲光が暗い環境で撮影を行う場合であっても液晶表示器用の照明装置を設けることなく、液晶表示器による被写体の映像の表示を可能としたカメラ装置およびカメラを提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明は、撮影光学系と、被写体に照明光を照射する照明用ライトと、前記撮影光学系で撮影された被写体を表示する液晶表示器とを備え、前記液晶表示器は、被光照射部に光が照射されることで映像表示が可能となるように構成されたカメラ装置において、前記照明用ライトから出射される照明光の一部を前記液晶表示器の被光照射部に導く導光手段を備えたことを特徴とする。
また、本発明は、前記撮影光学系が配設されたカメラ本体を有し、前記カメラ本体に光を前記光照射部に導入する光導入部が設けられ、前記導光手段は前記光導入部を含んで構成されていることを特徴とする。
また、本発明は、前記カメラ本体には前記液晶表示器を収容する液晶表示器収容部が設けられ、前記液晶表示器収容部には光を前記光照射部に導入する光導入部が設けられ、前記導光手段は前記光導入部を含んで構成されていることを特徴とする。
【0005】
本発明は、カメラ本体に撮影光学系と前記撮影光学系で撮影された被写体を表示する液晶表示器が配設され、前記液晶表示器は、被光照射部に光が照射されることで映像表示が可能となるように構成されたカメラにおいて、前記カメラ本体に光を導入する光導入部と、被写体に照明光を照射する照明用ライトが着脱可能に装着される装着部とが設けられ、前記照明用ライトが前記装着部に装着された状態で前記照明用ライトから出射される照明光の一部が前記光導入部に導入されるように構成され、前記光導入部に導入された光は前記液晶表示器の被光照射部に導かれるように構成されていることを特徴とする。
また、本発明は、前記カメラ本体には前記液晶表示器を収容する液晶表示器収容部が設けられ、前記光導入部は、前記液晶表示器収容部に設けられていることを特徴とする。
【0006】
また、本発明は、前記照明用ライトは、前記照明光を照射する光源と、前記照明光の一部を導く導光路とを有し、前記導光路は、光入射部および光出射部を有し前記照明光の一部を光入射部から取り入れて光出射部へ導くように構成され、前記光出射部が前記光導入部に連結されることを特徴とする。
また、本発明は、前記カメラ本体には取り付け金具が設けられ、前記光導入部は、前記取り付け金具の近傍の箇所に設けられ、前記照明用ライトには前記取り付け金具に装着可能な装着金具が設けられ、前記光出射部は前記装着金具の近傍の箇所に設けられ、前記光導入部と前記光出射部との連結状態は、前記装着金具と前記取り付け金具とが装着された状態で形成されることを特徴とする。
また、本発明は、前記導光路は、内面で光を反射する管部の内部空間により延在形成され、内部空間の延在方向の一端が前記光源に臨むことで前記光入射部が構成され、内部空間の延在方向の他端により前記光出射部が構成されていることを特徴とする。
【0007】
また、本発明は、前記照明用ライトは前記照明光を出射する光源を有し、前記導光手段は、一端が前記光源に臨む箇所に装着可能に設けられ、他端が前記光導入部に臨む箇所に装着可能に設けられた光ファイバーを有して構成されていることを特徴とする。
また、本発明は、前記カメラ本体はファインダ部を備え、前記液晶表示器は前記ファインダ部に配設され、前記液晶表示器で表示される被写体の映像が前記ファインダ部で視認可能となるように構成され、前記カメラ本体には、前記カメラ本体の周囲の周囲光を前記液晶表示器の被照光部に導入する採光窓が設けられ、前記光導入部は前記採光窓によって構成されていることを特徴とする。
また、本発明は、前記液晶表示器は、該液晶表示器の表示面が前記カメラ本体の外側から視認可能な箇所に位置するように配設され、前記カメラ本体には、前記カメラ本体の周囲の周囲光を前記液晶表示器の被照光部に導入する採光窓が設けられ、前記光導入部は前記採光窓によって構成されていることを特徴とする。
また、本発明は、前記照明用ライトから出射される照明光の一部を光フィルタを通過させてから前記液晶表示器の被光照射部に導くように構成されていることを特徴とする。
また、本発明は、前記光フィルタは、前記照明用ライトから出射される照明光に含まれる赤外線の成分をカットする赤外線カットフィルタであることを特徴とする。
また、本発明は、前記光フィルタは、前記照明用ライトから出射される照明光の色調を整える色温度補正フィルタであることを特徴とする。
【0008】
また、本発明は、前記カメラ本体は、撮影光学系と、前記撮影光学系で撮影された被写体を表示する液晶表示器とを備え、前記液晶表示器は被光照射部に光が照射されることで映像表示が可能となるように構成され、かつ、光を前記光照射部に導入する光導入部が設けられていることを特徴とする。
また、本発明は、前記カメラ本体には前記液晶表示器を収容する液晶表示器収容部が設けられ、前記光導入部は前記液晶表示器収容部に設けられていることを特徴とする。
また、本発明は、前記カメラ本体は、前記照明用ライトが着脱可能に装着される装着部を有し、前記照明用ライトが前記装着部に装着された状態で前記照明用ライトから出射される照明光の一部が前記光導入部に導入されるように構成されていることを特徴とする。
また、本発明は、前記照明光を照射する光源と、前記照明光の一部を導く導光路とを有し、前記導光路は、光入射部および光出射部を有し前記照明光の一部を光入射部から取り入れて光出射部へ導くように構成され、前記光出射部が前記光導入部に連結されることを特徴とする。
また、本発明は、前記カメラ本体には取り付け金具が設けられ、前記光導入部は、前記取り付け金具の近傍の箇所に設けられ、前記照明用ライトには前記取り付け金具に装着可能な装着金具が設けられ、前記光出射部は前記装着金具の近傍の箇所に設けられ、前記光導入部と前記光出射部との連結状態は、前記装着金具と前記取り付け金具とが装着された状態で形成されることを特徴とする。
また、本発明は、前記導光路は、内面で光を反射する管部の内部空間により延在形成され、内部空間の延在方向の一端が前記光源に臨むことで前記光入射部が構成され、内部空間の延在方向の他端により前記光出射部が構成されていることを特徴とする。
【0009】
また、本発明は、前記照明光を出射する光源を有し、前記導光手段は、一端が前記光源に臨む箇所に装着可能に設けられ、他端が前記光導入部に装着可能に設けられた光ファイバーを有して構成されていることを特徴とする。
また、本発明は、前記カメラ本体はファインダ部を備え、前記液晶表示器は前記ファインダ部に配設され、前記液晶表示器で表示される被写体の映像が前記ファインダ部で視認可能となるように構成され、前記カメラ本体の周囲の周囲光を前記液晶表示器の被照光部に導入する採光窓が設けられ、前記光導入部は前記採光窓によって構成されている。
また、本発明は、前記液晶表示器は該液晶表示器の表示面が前記カメラ本体の外側から視認可能な箇所に位置するように配設され、前記カメラ本体には前記カメラ本体の周囲の周囲光を前記液晶表示器の被照光部に導入する採光窓が設けられ、前記光導入部は前記採光窓によって構成されていることを特徴とする。
また、本発明は、前記照明用ライトから出射される照明光の一部を光フィルタを通過させてから前記カメラ本体に導くように構成されていることを特徴とする。
また、本発明は、前記光フィルタは、前記照明用ライトから出射される照明光に含まれる赤外線の成分をカットする赤外線カットフィルタであることを特徴とする。
また、本発明は、前記光フィルタは、前記照明用ライトから出射される照明光の色調を整える色温度補正フィルタであることを特徴とする。
【0010】
本発明は、前記撮影光学系と前記液晶表示器が配設されたカメラ本体を有し、前記導光手段は、導光用のケーブルと、前記ケーブルの一端に設けられ前記照明用ライトに装着可能な照明用ライト側装着部と、前記ケーブルの他端に設けられ前記カメラ本体に装着可能なカメラ本体側装着部とを含み、前記照明用ライト側装着部が前記照明用ライトに装着され、かつ、前記カメラ本体側装着部が前記カメラ本体に装着された状態で、前記照明用ライトから出射される照明光の一部が前記照明用ライトから前記液晶表示器の被光照射部へ導かれるように構成されていることを特徴とする。
また、本発明は、前記カメラ本体は光を前記光照射部に導入する光導入部を有し前記照明光の一部の前記被光照射部への光の導きは前記光導入部を介して行なわれることを特徴とする。
また、本発明は、前記照明用ライトは前記照明光を出射する光源を有し、前記導光用のケーブルは光ファイバによって構成され、前記照明用ライト側装着部が前記照明用ライトに装着されることで前記光ファイバの一端が前記光源に臨む箇所に保持されるように構成され、前記カメラ本体側装着部が前記カメラ本体に装着されることで前記光ファイバの他端が前記光導入部に臨む箇所に保持されるように構成されていることを特徴とする。
【0011】
また、本発明は、前記カメラ本体はファインダ部を備え、前記液晶表示器は前記ファインダ部に配設され、前記液晶表示器で表示される被写体の映像が前記ファインダ部で視認可能となるように構成され、前記カメラ本体には、前記カメラ本体の周囲の周囲光を前記液晶表示器の被照光部に導入する採光窓が設けられ、前記光導入部は前記採光窓によって構成されていることを特徴とする。
また、本発明は、前記液晶表示器は、該液晶表示器の表示面が前記カメラ本体の外側から視認可能な箇所に位置するように配設され、前記カメラ本体には、前記カメラ本体の周囲の周囲光を前記液晶表示器の被照光部に導入する採光窓が設けられ、前記光導入部は前記採光窓によって構成されていることを特徴とする。
また、本発明は、前記照明用ライトから出射される照明光の一部を光フィルタを通過させてから前記カメラ本体に導くように構成されていることを特徴とする。
また、本発明は、前記光フィルタは、前記照明用ライトから出射される照明光に含まれる赤外線の成分をカットする赤外線カットフィルタであることを特徴とする。
また、本発明は、前記光フィルタは、前記照明用ライトから出射される照明光の色調を整える色温度補正フィルタであることを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1は本発明の第1の実施の形態を示すビデオカメラの構成図、図2はビデオライトとビデオカメラの取り付け状態を示す斜視図、図3はビデオライトの正面図である。
以下ではこれらの図を参照して本発明の第1の実施の形態のビデオカメラ装置について説明し、同時にビデオカメラおよびビデオライトについて説明する。
なお、第1の実施の形態のビデオカメラ装置、ビデオカメラ、ビデオライトはそれぞれ、特許請求の範囲のカメラ装置、カメラ、照明用ライトに相当しており、後述する第2乃至第4の実施の形態においても同様である。
【0013】
まず、図1、図2、図3を参照してビデオカメラ装置の構成について説明する。
図1、図2に示されているように、ビデオカメラ装置1000は、ビデオカメラ100と、このビデオカメラ100に着脱可能に装着されるビデオライト200とを備えている。
ビデオカメラ100は、被写体を撮影するための撮影光学系110、後述する被写体を表示するための液晶表示器124を有するファインダ部120、ビデオカメラ本体130を有している。
【0014】
ビデオカメラ本体130は、カバー132によって区画される収容空間内に、何れも図略の記録媒体(例えばビデオテープ)に対する記録再生を行うデッキ部、各部を制御する制御部、各部に電源を供給する電源部などを収容している。
カバー132の前端部132Aには撮影光学系110が光軸を前後方向に向けて設けられ、カバー132の上面後部にはファインダ部120を収容する収容空間を区画するカバー122が設けられている。
【0015】
ファインダ部120は、ファインダ光学系123、液晶表示器124、反射板125などを備えている。
ファインダ光学系123は、カバー122の後端部に開設された孔部122Aに臨み、かつ、光軸を前後方向に向けた状態で配設されており、接眼レンズなどを含んで構成されている。
【0016】
液晶表示器124は、光透過型の液晶表示器であって、ファインダ光学系123の前方において上記光軸上で表示面124Aを該ファインダ光学系123に向けた状態で配設されている。
反射板125は、上記光軸を鉛直上方向に屈折させるように上記光軸と45度をなすように表示面124Aの反対側に液晶表示器124と間隔をおいて配設されている。
【0017】
また、カバー122の上部には、カバー122の外側に面して矩形状の採光窓126が設けられており、ビデオカメラ100の外部の光、すなわち周囲光が上記採光窓126を介して反射板125へ導かれるように構成されている。
さらに、採光窓126周囲のカバー122の外側面には取り付け金具127(特許請求の範囲の装着部に相当)が設けられている。取り付け金具127には、採光窓126の前後の箇所でそれぞれ左右方向に延在し互いに対向する2つの凹部127Aが形成されている。そして、上記取り付け金具127には、ビデオライト200がその装着金具209によって着脱可能に装着されるようになっている。
【0018】
ビデオライト200は、カバー201によって区画される収容空間に、光源202、光源駆動回路203、反射鏡204、カバーガラス205、導光路206、色温度変換フィルタ207、赤外線カットフィルタ208などを収容して構成されている。
光源202は、例えばハロゲンランプなどから構成されている。
光源駆動回路203は、光源202に駆動用の電流を供給して光源202を点灯させ照明光を出射させるものである。
反射鏡204は、光源202から出射された照明光を反射して前方に照射するためのものである。
カバーガラス205は、カバー201の前面に設けられた開口201Aに配設され、光源202から照射される照明光を透過させるように構成されている。
【0019】
図1、図3に示されているように、導光路206は、内面206Aで光を反射する管部206Bの内部空間により延在形成されている。上記内部空間の延在方向の一端が反射鏡204に開設された導光口204A(特許請求の範囲の光入射部に相当)に連結され、上記内部空間の延在方向の他端がカバー201の底部に開設された光出射口201B(特許請求の範囲の光出射部に相当)に連結されている。
光フィルタとしての色温度変換フィルタ207と赤外線カットフィルタ208は、光出射口201Bに重ねられた状態で配設されている。
したがって、光源202が作動して照明光を出射すると、その照明光の一部は導光口204Aから導光路206を経由して光出射口201Bへ導かれ、色温度変換フィルタ207と赤外線カットフィルタ208を通過して出射されるようになっている。
【0020】
そして、光出射口201Bの周囲のカバー201の外側面には装着金具209が設けられており、この装着金具209には、取り付け金具127の2つの凹部127Aに嵌合可能な2つの凸部209Aが互いに対向して設けられている。
ビデオライト200をビデオカメラ100に装着する際には、図2に破線矢印で示されているように、ビデオライト200の装着金具209の凸部209Aの位置をビデオカメラ100の取り付け金具127の凹部127Aに合致させた状態でビデオライト200をビデオカメラ100に対して左右方向(凸部209Aと凹部127Aの延在方向)にスライドさせることで凸部209Aと凹部127Aを嵌合させる。
上記凸部209Aと凹部127Aが嵌合することによってビデオライト200がビデオカメラ100に装着された状態で、ビデオライト200の光出射口201Bがビデオカメラ100の採光窓126に連結するように構成されている。
なお、ビデオライト200をビデオカメラ100から取り外すときはビデオライト200をビデオカメラ100に対して上記と逆方向にスライドさせればよい。
【0021】
次に、上述した第1の実施の形態のビデオカメラ装置1000の作用効果について説明する。
まず、昼間の野外など撮影環境が明るいときにビデオカメラ100にビデオライト200を装着しない状態で撮影光学系110によって被写体を撮影する場合について説明する。
この場合は、周囲光が採光窓126から導入され反射鏡125によって液晶表示器124に照射される。これにより、液晶表示器124の被光照射部である液晶部分に光が透過されるので、液晶表示部124の表示面124Aに表示される被写体の映像をファインダ光学系123を介して視認することが可能となる。
【0022】
一方、夜間の野外や室内など撮影環境が暗いときにビデオカメラ100にビデオライト200を装着した状態で撮影光学系110によって被写体を撮影する場合について説明する。
この場合には、ビデオライト200の光源202が光源駆動回路203によって駆動されて照明光を被写体に照射する。これにより、撮影光学系110によって被写体を撮影することが可能となる。
そして、光源202から照射された照明光の一部は、反射鏡204に設けられた導光口204Aから導光路206を経由して光出射口201Bへ導かれ、色温度変換フィルタ207と赤外線カットフィルタ208を通過した後、ビデオカメラ100の採光窓126に導かれる。
採光窓126に導入された上記照明光の一部は、反射鏡125によって液晶表示器124に照射される。これにより、液晶表示器124の被光照射部である液晶部分に光が透過されるので、液晶表示部124の表示面124Aに表示される被写体の映像をファインダ光学系123を介して視認することが可能となる。
【0023】
ここで、色温度変換フィルタ207と赤外線カットフィルタ208の作用について説明する。
光源202として例えばハロゲンランプなどを採用した場合には、照明光に含まれる光の成分のうち、赤色の成分が強い。したがって、上記照明光の一部をそのまま液晶表示器124に照射すると、液晶表示器124に表示される映像の色調が赤色にずれてしまうことになる。したがって、色温度変換フィルタ207を設けることで上記照明光の成分(ハロゲンランプの場合には赤色の成分)を抑え色調を整えることで正常な色調の映像を液晶表示器124によって表示させることができる。
また、照明光に含まれる赤外線の成分が液晶表示器124やファインダ光学系123まで到達すると、これら液晶表示器124やファインダ光学系123の部分が加熱されることになり好ましくない。したがって、赤外線カットフィルタ208を設けることで照明光に含まれる赤外線の成分をカットし、液晶表示器124の加熱を防止することができる。
なお、これら色温度変換フィルタ207と赤外線カットフィルタ208の配設位置は、上述した例に限定されるものではない。色温度変換フィルタ207は、照明光の色調を整えた光をビデオカメラ本体側へ導くことができる位置に配設すればよく、赤外線カットフィルタ208は、赤外線の成分をカットしてビデオカメラ本体側へ導くことができる位置に配設すればよい。
【0024】
第1の実施の形態においては、採光窓126によって特許請求の範囲の光導入部が構成されている。また、この採光窓126、導光口204A、導光路206、光出射口201B、反射鏡125によって特許請求の範囲の導光手段が構成されている。
【0025】
次に、第2の実施の形態について説明する。
図4は本発明のビデオカメラ装置の第2の実施の形態を示す構成図、図5はビデオライトとビデオカメラの取り付け状態を示す斜視図、図6は導光ケーブルとビデオカメラの装着部分の状態を示す縦断面図である。
以下ではこれらの図を参照して本発明の第2の実施の形態について説明し、同時にビデオカメラ、ビデオライトおよび導光ケーブルについて説明する。
なお、図4乃至図6において図1乃至図3と同一部分には同一の符号を付してその説明を省略する。
【0026】
図4に示されているように、第2の実施の形態は、ビデオライト200Aから照射される照明光の一部を導光ケーブル220を用いてビデオカメラ100Aに導く構成となっている。これは、ビデオライト200Aがファインダ部120Aから離間したビデオカメラ100Aの前部寄りに装着されるようになっているためである。なお、導光ケーブル220は特許請求の範囲のカメラ用導光ケーブルに相当するものであり、後述する第4の実施の形態においても同様である。
図4、図5に示されているように、ビデオカメラ装置1000Aは、ビデオカメラ100Aと、このビデオカメラ100Aに着脱可能に装着されるビデオライト200Aとを備えている。
ビデオカメラ100Aの上面前部には、取り付け金具127(特許請求の範囲の装着部に相当)が設けられている。この取り付け金具127には、左右方向に延在し互いに対向する凹部127Aが形成されている。そして、上記取り付け金具127には、ビデオライト200Aがその装着金具209によって着脱可能に装着されるようになっている。
【0027】
ビデオライト200Aは、カバー201によって区画される収容空間に、光源202、光源駆動回路203、反射鏡204、カバーガラス205などを収容して構成されている。
また、ビデオライト200Aには、光源202から出射される照明光の一部を取り出してビデオカメラ100Aに導くための導光ケーブル220が設けられている。
【0028】
導光ケーブル220は、ケーブル221と、ケーブル221の一端に設けられビデオライト200Aに装着されるビデオライト側装着部222(特許請求の範囲の照明用ライト側装着部に相当)と、ケーブル221の他端に設けられビデオカメラ100Aに装着されるビデオカメラ本体側装着部223(特許請求の範囲のカメラ本体側装着部に相当)とを備えている。
ケーブル221は、複数の光ファイバ221Aと、これら光ファイバ221Aを収容する管状の被覆カバー221Bとから構成されている。
ビデオライト側装着部222は、各光ファイバ221Aの端部221A1と、赤外線カット用フィルタ208Aとを備えている。
ビデオライト側装着部222は、ケース201の貫通孔201Cを経由して反射鏡204の導光口204Aに挿通され、各光ファイバ221Aの端部221A1が光源202に臨んだ状態でケース201に固定されている。
赤外線カット用フィルタ208Aは、各光ファイバ221Aの端部221A1と光源202との間に配設されており、光源202から照射された照明光の一部が赤外線カット用フィルタ208Aを通過して各光ファイバ221Aの端部221A1に導かれるように構成されている。
【0029】
図4、図6に示されているように、ビデオカメラ本体側装着部223は、ケーブル221の他端に固定されたハウジング223Aと、2つの操作部材223Bと、2つの係止爪223Cと、色温度変換フィルタ207Aとを備えている。
ハウジング223Aは、平面視矩形状の底壁223A1と、底壁223A1の4つの周縁部からケーブル221の被覆カバー221Bの外周部までの間を接続する傾斜した上壁223A2とから構成されている。
底壁223A1には、その中央の箇所に矩形状の開口部(不図示)が設けられ、この開口部に面して矩形板状の色温度変換フィルタ207Aが配設されている。
【0030】
そして、ハウジング223Aの底壁223A1と上壁223A2によって区画される収容空間内には、各光ケーブル221Aの端部221A1が色温度変換フィルタ207Aの上面に面した状態となるように収容され固定されている。
2つの係止爪223Cは、底壁223A1の上記開口部を挟む箇所から下方に突設されている。2つの係止爪223Cは後述するビデオカメラ100Aに設けられている係止孔122Bに係止する方向、すなわち互いに近接する方向に付勢されている。
2つの操作部材223Bは、各係止爪223Cと対応する上壁223A2の箇所から上壁223A2の外側に露出した状態で設けられており、2つの操作部材223Bを互いに近接させる方向に押圧すると、各係止爪223Cが互いに離間する方向に移動されように構成されている。
【0031】
ビデオカメラ100Aのファインダ部120のカバー122の上面前部には、矩形状の採光窓126Aが設けられている。
そして、この採光窓126Aを左右方向で挟む箇所に2つの係止孔122Bが設けられている。2つの係止孔122Bは、前述したビデオカメラ本体側装着部223の各係止爪223Cと係止可能に設けられている。
【0032】
次に、上述した第2の実施の形態のビデオカメラ装置1000Aの作用効果について説明する。
まず、昼間の野外など撮影環境が明るいときにビデオカメラ100Aにビデオライト200を装着しない状態で撮影光学系110によって被写体を撮影する場合について説明する。
この場合は、周囲光が採光窓126Aから導入され反射鏡125によって液晶表示器124に照射される。これにより、液晶表示器124の被光照射部である液晶部分に光が透過されるので、液晶表示部124の表示面124Aに表示される被写体の映像をファインダ光学系123を介して視認することが可能となる。
【0033】
一方、夜間の野外や室内など撮影環境が暗いときにビデオカメラ100Aにビデオライト200Aを装着した状態で撮影光学系110によって被写体を撮影する場合について説明する。
この場合には、第1の実施の形態と同様の手順で、ビデオライト200Aの装着金具209をビデオカメラ100Aの取り付け金具127に嵌合することでビデオライト200Aをビデオカメラ100Aに装着する。
【0034】
そして、導光ケーブル220のビデオカメラ本体側装着部223の操作部材223Bを指で押圧した状態で、すなわち2つの係止爪223Cを互いに離間させた状態でビデオカメラ100Aの2つの係止孔122Bにそれぞれ挿入した後、操作部材223Bへの押圧を解除する。
これにより、2つの係止爪122Bは、それぞれ互いに近接する方向に付勢されるため、2つの係止孔122Bの互いに対向する縁部に係止しビデオカメラ本体側装着部223がビデオカメラ100Aに装着される。ここで、ビデオカメラ本体側装着部223の色温度変換フィルタ207Aの下面がビデオカメラ100Aの採光窓126Aの上面に面した状態となっている。
この状態で、ビデオライト200の光源202が光源駆動回路203によって駆動して照明光を被写体に照射する。これにより、撮影光学系110によって被写体を撮影することが可能となる。
【0035】
そして、光源202から照射された照明光の一部は、導光ケーブル220のビデオライト側装着部222から赤外線カットフィルタ208Aを通過して各光ファイバ221Aに導かれる。
上記照明光の一部は、各光ファイバ221Aを経由してビデオカメラ本体側装着部223へ導かれ、色温度変換フィルタ207Aを通過した後、ビデオカメラ100Aの採光窓126Aに導かれる。
採光窓126Aに導入された上記照明光の一部は、反射鏡125によって液晶表示器124に照射される。これにより、液晶表示器124の被光照射部である液晶部分に光が透過されるので、液晶表示部124の表示面124Aに表示される被写体の映像をファインダ光学系123を介して視認することが可能となる。なお、色温度変換フィルタ207Aと赤外線カットフィルタ208Aの作用は、前述した第1の実施の形態の場合と同様である。
また、これら色温度変換フィルタ207と赤外線カットフィルタ208の配設位置は、第1の実施の形態の場合と同様に上述した例に限定されるものではない。
【0036】
第2の実施の形態においては、採光窓126Aによって特許請求の範囲の光導入部が構成されている。また、この採光窓126Aと導光ケーブル220と反射鏡125によって特許請求の範囲の導光手段が構成されている。
【0037】
次に、第3の実施の形態について説明する。
図7は本発明のビデオカメラ装置の第3の実施の形態を示す構成図、図8はビデオライトとビデオカメラの取り付け状態を示す斜視図、図9は導光ケーブルとビデオライトの装着部分の状態を示す水平断面図、図10は導光ケーブルとビデオカメラの装着部分の状態を示す斜視図である。
以下ではこれらの図を参照して本発明のビデオカメラ装置の第3の実施の形態について説明し、同時にビデオカメラ、ビデオライトおよび導光ケーブルについて説明する。
なお、図7乃至図10において図1乃至図3と同一部分には同一の符号を付してその説明を省略する。
【0038】
図7、図8に示されているように、第3の実施の形態のビデオカメラ装置1000Bは、第1、第2の実施の形態と異なり、ファインダ光学系が設けられておらず、被写体の映像を表示する液晶表示器142を収容した表示パネル部140(特許請求の範囲の液晶表示器収容部に相当)が不図示のヒンジ機構によってビデオカメラ100Bのビデオカメラ本体130Bの左側部に回動可能に連結されている。
そして、ビデオライト200Bから照射される照明光の一部を導光ケーブル230を用いて表示パネル部140に導く構成となっている。
【0039】
図7、図8に示されているように、ビデオカメラ装置1000Bは、ビデオカメラ100Bと、このビデオカメラ100Bに着脱可能に装着されるビデオライト200Bとを備えている。
ビデオカメラ100Bの上面には、取り付け金具127が設けられている。この取り付け金具127には、左右方向に延在し互いに対向する凹部127Aが形成されている。そして、上記取り付け金具127には、ビデオライト200Aがその装着金具209によって着脱可能に装着されるようになっている。
ビデオカメラ100Bのビデオカメラ本体130Bには、表示パネル部140が上記ヒンジ機構によって連結されている。
すなわち、表示パネル部140は、ビデオカメラ本体130Bのカバー132の左側面部に設けられた収容凹部132Cに収容された収容位置からビデオカメラ本体130Bの外方に突出し液晶表示器142による表示を視認可能な視認位置にわたり上記ヒンジ機構によって回動可能にビデオカメラ本体130Bに連結されている。
【0040】
図7、図8、図10に示されているように、表示パネル部140は、鉛直方向に延在し間隔をおいて対面する矩形状の側壁140A、140Bと、これら側壁140A、140Bの上部を接続する上壁140C、下部を接続する下壁140D、左右の側縁部を接続する幅の狭い側壁140E、140Fによって構成されている。
側壁140Aには、その中央の箇所に矩形状の開口部140A1が設けられ、この開口部140A1に面して矩形状の液晶表示器142が設けられている。表示パネル部140の側壁140B、すなわち表示パネル部140が収容凹部132Cに収容されたときにビデオカメラ本体130Bの外側に臨む面は、ビデオカメラ本体130Bのカバー132の外側に臨む面と同様の体裁となるように構成されている。
表示パネル部140の上壁140Cには、帯状の採光窓126Bが上壁140Cの長手方向に沿って設けられており、表示パネル部140が上記視認位置に回動されている状態では、この採光窓126Bに導入された周囲光が液晶表示器142の被照光部である液晶部分に導かれるように構成されている。
そして、採光窓126Bを長手方向で挟む上壁140Cの箇所には、後述する導光ケーブル230のビデオカメラ本体側装着部233の各係止爪233Cと係止可能な2つの係止孔140C1が設けられている。
【0041】
図9に示されているように、ビデオライト200Bは、第1、第2の実施の形態と同様に、カバー201によって区画される収容空間に、光源202、光源駆動回路203、反射鏡204、カバーガラス205などを収容して構成されている。
また、ビデオライト200Bには、光源202から出射される照明光の一部を取り出してビデオカメラ100Bに導くための導光ケーブル230が設けられている。
【0042】
導光ケーブル230は、ケーブル231と、ケーブル231の一端に設けられビデオライト200Bに装着されるビデオライト側装着部232(特許請求の範囲の照明用ライト側装着部に相当)と、ケーブル231の他端に設けられ表示パネル部140に装着されるビデオカメラ本体側装着部233(特許請求の範囲のカメラ本体側装着部に相当)とを備えている。
ケーブル231は、複数の光ファイバ231Aと、これら光ファイバ231Aを収容する管状の被覆カバー231Bとから構成されている。
ビデオライト側装着部232は、第2の実施の形態におけるビデオライト側装着部222と同様に各光ファイバ231Aの端部231A1と、赤外線カット用フィルタ208Bとを備えている。ビデオライト側装着部232は、ケース201の貫通孔201Aを経由して反射鏡204の導光口204Aに挿通され、各光ファイバ231Aの端部231A1が光源202に臨んだ状態でケース201に固定されている。
【0043】
図7、図10に示されているように、ビデオカメラ本体側装着部233は、ケーブル231の他端に固定されたハウジング233Aと、2つの操作部材233Bと、2つの係止爪233Cと、色温度変換フィルタ207Bとを備えている。ハウジング233Aは、平面視帯状の底壁233A1と、底壁233A1の4つの周縁部からケーブル231の被覆カバー231Bの外周部までの間を接続する傾斜した上壁233A2とから構成されている。
底壁233A1の中央には、矩形状の開口部(不図示)が設けられこの開口部に面して矩形板状の色温度変換フィルタ207Bが設けられている。
【0044】
そして、ハウジング233Aの底壁233A1と上壁233A2によって区画される収容空間内には、各光ケーブル231Aの端部231A1が色温度変換フィルタ207Bの上面に面した状態となるように収容され固定されている。
2つの係止爪233Cは、底壁233A1長手方向の両端で上記開口部を挟む箇所から下方に突設されている。2つの係止爪233Cは上記表示パネル部140の上壁140Cの係止孔140C1に係止する方向、すなわち互いに近接する方向に付勢されている。
2つの操作部材233Bは、各係止爪233Cと対応する上壁233Aの箇所から上壁233Aの外側に露出した状態で設けられており、2つの操作部材233Bを互いに近接させる方向に押圧すると、各係止爪233Cが互いに離間する方向に移動されように構成されている。
【0045】
次に、上述した第3の実施の形態のビデオカメラ装置1000Bの作用効果について説明する。
まず、昼間の野外など撮影環境が明るいときにビデオカメラ100Bにビデオライト200Bを装着しない状態で撮影光学系110によって被写体を撮影する場合について説明する。
この場合は、表示パネル部140が上記視認位置に回動され、採光窓126Bに導入された周囲光が液晶表示器142に導かれて照射される。これにより、液晶表示器142の被光照射部である液晶部分に光が透過されるので、液晶表示部142の表示面142Aに表示される被写体の映像を視認することが可能となる。
【0046】
一方、夜間の野外や室内など撮影環境が暗いときにビデオカメラ100Bにビデオライト200Bを装着した状態で撮影光学系110によって被写体を撮影する場合について説明する。
この場合には、ビデオライト200Bの装着金具209をビデオカメラ100Aの取り付け金具127に嵌合することでビデオライト200Bをビデオカメラ100Bに装着する。
そして、導光ケーブル230のビデオカメラ本体側装着部233の操作部材233Bを指で押圧した状態で、すなわち2つの係止爪233Cを互いに離間させた状態で表示パネル部140の2つの係止孔140C1にそれぞれ挿入した後、操作部材233Bへの押圧を解除する。
これにより、2つの係止爪233Cは、それぞれ互いに近接する方向に付勢されるため、2つの係止孔140C1の互いに対向する縁部に係止しビデオカメラ本体側装着部233がビデオカメラ100Bに装着される。ここで、ビデオカメラ本体側装着部233の色温度変換フィルタ207Bの下面が採光窓126Bの上面に面した状態となっている。
この状態で、ビデオライト200Bの光源202が光源駆動回路203によって駆動して照明光を被写体に照射する。これにより、撮影光学系110によって被写体を撮影することが可能となる。
【0047】
そして、光源202から照射された照明光の一部は、導光ケーブル230のビデオライト側装着部232から赤外線カットフィルタ208Bを通過して各光ファイバ231Aに導かれる。
上記照明光の一部は、各光ファイバ231Aを経由してビデオカメラ本体側装着部233へ導かれ、色温度変換フィルタ207Bを通過した後、ビデオカメラ100Bの採光窓126Bに導かれる。
採光窓126Bに導入された上記照明光の一部は、液晶表示器142に照射される。これにより、液晶表示器142の被光照射部である液晶部分に光が透過されるので、液晶表示部142の表示面142Aに表示される被写体の映像を視認することが可能となる。
なお、色温度変換フィルタ207Bと赤外線カットフィルタ208Bの作用は、前述した第1、第2の実施の形態の場合と同様である。
また、これら色温度変換フィルタ207Bと赤外線カットフィルタ208Bの配設位置は、第1、第2の実施の形態の場合と同様に上述した例に限定されるものではない。
【0048】
第3の実施の形態においては、採光窓126Bによって特許請求の範囲の光導入部が構成されている。また、この採光窓126Bと導光ケーブル230によって特許請求の範囲の導光手段が構成されている。
【0049】
次に、本発明の第4の実施の形態について説明する。
図11は本発明のビデオカメラ装置の第4の実施の形態におけるビデオライトと導光ケーブルの取り付け状態を示す斜視図、図12は本発明の第4の実施の形態におけるビデオライトと導光ケーブルの構成を示す構成図、図13は導光ケーブルのビデオライト側装着部の構成を示す図であり、図13(A)は平面図、図13(B)は正面図である。図14はロックねじの構成を示す説明図である。
第2、第3の実施の形態では、導光ケーブルのビデオカメラ本体側装着部はビデオカメラ本体に対して着脱可能に設けられているが、ビデオライト側装着部がビデオライトに固定されている構成について説明した。
これに対して、第4の実施の形態では、導光ケーブルのビデオカメラ本体側装着部がビデオカメラ本体に対して着脱可能に設けられ、かつ、導光ケーブルのビデオライト側装着部もビデオライトに対して着脱可能に設けられた構成について説明する。
【0050】
以下では、ビデオライトに対して着脱可能に設けられた導光ケーブルのビデオライト側装着部と該ビデオライト側装着部に装着されるビデオライトの部分の構成について説明を行い、導光ケーブルのビデオカメラ本体側装着部については、前述した第2、第3の実施の形態と同様であるためその説明を省略する。
【0051】
図11は、ビデオライト200Cを背面側から見た状態が示されている。ビデオライト200Cのカバー201の左側壁201Dには、ねじ孔201D1が貫通して設けられている。ねじ孔201D1の周縁部には雌ねじ201D2が形成されている。
このねじ孔201D1の雌ねじ201D2は、キャップねじ270の雄ねじ270Aと、後述するロックねじ部263の雄ねじ263B1とに螺合可能に設けられている。
図12に示されているように、反射鏡204には光源202に臨む箇所に導光口204Bが設けられており、この導光口204Bとねじ孔201D1とを連通する挿入管250が配設されている。
上記導光口204Bには、光源202に面して赤外線カットフィルタ208Cが設けられている。
【0052】
導光ケーブル260(特許請求の範囲のカメラ用導光ケーブルに相当)は、ケーブル261と、ケーブル261の一端に設けられビデオライト200Cに装着されるビデオライト側装着部262と、ケーブル261の他端に設けられビデオカメラ本体に装着されるビデオカメラ本体側装着部とを備えている。上記ビデオカメラ本体側装着部は、第2、第3の実施の形態と同様の構成であるためにその説明を省略する。
【0053】
図13、図14に示されているように、ケーブル261は、複数の光ファイバ261Aと、これら光ファイバ261Aを収容する管状の被覆カバー261Bとから構成されている。
ビデオライト側装着部262は、各光ファイバ261Aの端部261A1と、この端部からビデオカメラ本体側装着部寄りの位置で被覆カバー261Bに取り付けられたロックねじ部263とを備えている。
【0054】
ロックねじ部263は、被覆カバー261Bの外周面に対して固定された環状の内部材263Aと、該内部材263Aの外周部に対して回動可能に設けられた環状の外部材263Bとから構成されている。
外部材263Bの外周面には、外部材263Bの軸線を中心として上記ねじ孔201D1の雌ねじ201D2と螺合する雄ねじ263B1と、雄ねじ263B1のビデオカメラ本体側装着部寄りの部分に雄ねじ263B1の径よりも大きな径を有する環状の操作部263B2とが設けられている。
したがって、ロックねじ部263の外部材263Bは、ケーブル260に固定された内部材263Aに対して相対的に回動可能となっている。
【0055】
次に、上述した第4の実施の形態の作用効果について説明する。
ビデオライト200Cを使用しない場合には、キャップねじ270の雄ねじ270Aをねじ孔201D1の雌ねじ201D2に螺合させることでねじ孔201D1をキャップねじ270で遮蔽し、塵埃などがねじ孔201D1を通って外部からケース201内部に侵入することを防止する。
ビデオライト200Cを使用する場合には、ビデオライト200Cの装着金具209をビデオカメラの取り付け金具177に嵌合させることでビデオライト200Cをビデオカメラに取り付ける。
【0056】
そして、ねじ孔201D1を遮蔽しているキャップねじ270を取り外し、導光ケーブル260のビデオライト側装着部262の光ケーブル261Aの先端261A1をねじ孔201D1から挿入管250に挿入し、ロックねじ部263の雄ねじ263B1をねじ孔201D1の雌ねじ201D2に螺合することで、ビデオライト側装着部262をビデオライト200Cのケース201側に固定する。
これによって、光ケーブル261Aの先端261A1は、赤外線カットフィルタ208Cを介して光源202に臨んだ状態に保持される。
【0057】
次いで、第2、第3の実施の形態と同様に、導光ケーブル260のビデオカメラ本体側装着部をビデオカメラ本体に装着する。
この状態で、ビデオライト200Cの光源202が光源駆動回路203によって駆動して照明光を被写体に照射する。これにより、ビデオカメラの撮影光学系によって被写体を撮影することが可能となる。
そして、光源202から照射された照明光の一部は、導光ケーブル260のビデオライト側装着部262から赤外線カットフィルタ208Cを通過して各光ファイバ261Aに導かれる。
【0058】
上記照明光の一部は、各光ファイバ261Aを経由してビデオカメラ本体側装着部へ導かれ、色温度変換フィルタを通過した後、ビデオカメラの採光窓に導かれる。
採光窓に導かれた光は、液晶表示器に照射され、液晶表示器による被写体の映像表示を視認することが可能となる。
なお、赤外線カットフィルタ208Bと色温度変換フィルタの作用は、前述した第1、第2、第3の実施の形態の場合と同様である。
上述した第4の実施の形態によれば、導光ケーブル260をビデオカメラとビデオライトの双方に対して着脱可能としたので、これらビデオカメラ、ビデオライト、導光ケーブルをそれぞれ個別に取り扱うことが可能となる。
【0059】
なお、上述した第1乃至第4の実施の形態では、液晶表示器がビデオカメラのファインダ部に配設された例と、ビデオカメラ本体に回動可能に連結された表示パネル部(液晶表示器収容部)に配設された例とを示したが、本発明は上記の例に限定されるものではない。例えば、ビデオカメラ本体に固定された表示パネル(液晶表示器収容部)に液晶表示器を収容し、液晶表示器がその表示面をビデオカメラ本体の外側から視認可能な箇所に位置するように構成してもよい。
また、液晶表示器は、光透過型に限定されるものではなく光反射型でもよいことはもちろんである。
また、上述した第1乃至第4の実施の形態では、ビデオカメラ装置、ビデオカメラ、ビデオライト、ビデオカメラ用の導光ケーブルについて説明したが、本発明は被写体像を表示する液晶表示器を備えた電子スチルカメラや銀塩カメラなどに関しても適用可能である。
【0060】
【発明の効果】
以上の説明で明らかなように本発明は、撮影光学系と、被写体に照明光を照射する照明用ライトと、前記撮影光学系で撮影された被写体を表示する液晶表示器とを備え、前記液晶表示器は、被光照射部に光が照射されることで映像表示が可能となるように構成されたカメラ装置において、前記照明用ライトから出射される照明光の一部を前記液晶表示器の被光照射部に導く導光手段を備えた構成とした。
そのため、照明用ライトから出射される照明光の一部を前記液晶表示器の被光照射部に導くことができるため、夜間や室内などの周囲光が暗い環境で撮影を行う場合であっても、液晶表示器用の照明装置を設けることなく、液晶表示器による被写体の映像の表示が可能となる。
【0061】
また、本発明は、カメラ本体に撮影光学系と前記撮影光学系で撮影された被写体を表示する液晶表示器が配設され、前記液晶表示器は、被光照射部に光が照射されることで映像表示が可能となるように構成されたカメラにおいて、前記カメラ本体に光を導入する光導入部と、被写体に照明光を照射する照明用ライトが着脱可能に装着される装着部とが設けられ、前記照明用ライトが前記装着部に装着された状態で前記照明用ライトから出射される照明光の一部が前記光導入部に導入されるように構成され、前記光導入部に導入された光は前記液晶表示器の被光照射部に導かれるように構成した。
そのため、照明用ライトが前記装着部に装着された状態で照明用ライトから出射される照明光の一部を前記液晶表示器の被光照射部に導くようにすれば、夜間や室内などの周囲光が暗い環境で撮影を行う場合であっても、液晶表示器用の照明装置を設けることなく、液晶表示器による被写体の映像の表示が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を示すビデオカメラの構成図である。
【図2】ビデオライトとビデオカメラの取り付け状態を示す斜視図である。
【図3】ビデオライトの正面図である。
【図4】本発明のビデオカメラ装置の第2の実施の形態を示す構成図である。
【図5】ビデオライトとビデオカメラ本体の取り付け状態を示す斜視図である。
【図6】導光ケーブルとビデオカメラ本体の装着部分の状態を示す縦断面図である。
【図7】本発明のビデオカメラ装置の第3の実施の形態を示す構成図である。
【図8】ビデオライトとビデオカメラ本体の取り付け状態を示す斜視図である。
【図9】導光ケーブルとビデオライトの装着部分の状態を示す水平断面図である。
【図10】導光ケーブルとビデオカメラ本体の装着部分の状態を示す斜視図である。
【図11】本発明のビデオカメラ装置の第4の実施の形態におけるビデオライトと導光ケーブルの取り付け状態を示す斜視図である。
【図12】本発明の第4の実施の形態におけるビデオライトと導光ケーブルの構成を示す構成図である。
【図13】導光ケーブルのビデオライト側装着部の構成を示す図であり、図13(A)は平面図、図13(B)は正面図である。
【図14】ロックねじの構成を示す説明図である。
【符号の説明】
1000、1000A、1000B ビデオカメラ装置
100、100A、100B ビデオカメラ
110 撮影光学系
120 ファインダ部
124、142 液晶表示器
126、126A、126B 採光窓(光導入部)
127 装着部
130、130A、130B ビデオカメラ本体
140 表示パネル部(液晶表示器収容部)
200、200A、200B、200C ビデオライト
201B 光出射口(光出射部)
202 光源
204A 導光口(光入射部)
206 導光路
207、207A、207B 色温度変換フィルタ(光フィルタ)
208、208A、208B、208C 赤外線カットフィルタ(光フィルタ)

Claims (3)

  1. 撮影光学系と、
    被写体に照明光を照射する照明用ライトと、
    前記撮影光学系で撮影された被写体を表示する液晶表示器とを備え、
    前記液晶表示器は、被光照射部に光が照射されることで映像表示が可能となるように構成されたカメラ装置において、
    前記照明用ライトから出射される照明光の一部を前記液晶表示器の被光照射部に導く導光手段を備えた、
    ことを特徴とするカメラ装置。
  2. カメラ本体に撮影光学系と前記撮影光学系で撮影された被写体を表示する液晶表示器が配設され、
    前記液晶表示器は、被光照射部に光が照射されることで映像表示が可能となるように構成されたカメラにおいて、
    前記カメラ本体に光を導入する光導入部と、被写体に照明光を照射する照明用ライトが着脱可能に装着される装着部とが設けられ、
    前記照明用ライトが前記装着部に装着された状態で前記照明用ライトから出射される照明光の一部が前記光導入部に導入されるように構成され、
    前記光導入部に導入された光は前記液晶表示器の被光照射部に導かれるように構成されている、
    ことを特徴とするカメラ。
  3. 前記撮影光学系と前記液晶表示器が配設されたカメラ本体を有し、
    前記導光手段は、導光用のケーブルと、前記ケーブルの一端に設けられ前記照明用ライトに装着可能な照明用ライト側装着部と、前記ケーブルの他端に設けられ前記カメラ本体に装着可能なカメラ本体側装着部とを含み、
    前記照明用ライト側装着部が前記照明用ライトに装着され、かつ、前記カメラ本体側装着部が前記カメラ本体に装着された状態で、前記照明用ライトから出射される照明光の一部が前記照明用ライトから前記液晶表示器の被光照射部へ導かれるように構成されている、
    ことを特徴とする請求項1記載のカメラ装置
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