JP4212967B2 - 貼付製剤 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は非貼付部位の有無の識別、即ち貼付状態の識別が可能な貼付製剤、特に経皮吸収型貼付製剤に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、薬物投与手段として経口、注射などの手段が知られている。近年では、臓器への作用あるいはその他の副作用の軽減を目的として、経皮により薬物を投与する手段(例えば、経皮吸収型貼付製剤等)が開発され、既に一部で使用されている。従来の経皮吸収型貼付製剤としては、例えば、薬物含有粘着剤層を有する貼付製剤、薬物貯留層を有するリザーバータイプの貼付製剤などが挙げられる。これらの経皮吸収型貼付製剤において、薬物は、皮膚と接触する粘着剤層を介して皮膚内に吸収される。
【0003】
従来の貼付製剤は、一般に、伸縮性の不織布、編物または非伸張性プラスチックシートなどからなる支持体と、その支持体上に配置された薬物を含有する粘着剤層とから構成され、さらに、貼付製剤は、粘着剤層の膏体表面を被覆するセパレーター(例えば、剥離ライナー等)を有していてもよい。従来の貼付製剤では、粘着剤層からセパレーターを容易に剥がすことでき、かつ、薬物が粘着剤層を介して皮膚内に吸収されれば、特に問題はなかった。
【0004】
ところが、従来の貼付製剤では、貼付製剤の皮膚への不十分な貼付、あるいは貼付後の衣服による擦過、運動による皮膚の伸縮によって貼付製剤の一部が皮膚から剥離する場合もある。貼付製剤の皮膚からの剥離によって有効貼付面積が減少し、その結果、薬物の経皮投与効率が低下し、患者が期待する薬効が得られなくなる。薬物によっては、呼吸不全や心不全の発作を抑制できず、患者のQOL(Quality Of Life)を著しく低下させる恐れがある。また、貼付製剤の患者患部への貼付は医師などの医療従事者によって実施され、その貼付状態は医療従事者によって経験に基づいて判断されることが多く、患者自身が目視よって貼付状態を判断することは困難であった。
【0005】
特許文献1には局所麻酔用貼付製剤が開示されており、該製剤によれば、その支持体の色を目立ちやすい色(例えば、白色等)にすることで、医療現場において、貼付製剤による局所麻酔剤の経皮投与が行われている状態(すなわち、貼付状態)と、貼付製剤による局所麻酔剤の投与が終了し、貼付製剤が皮膚から完全に剥離されている状態とを容易に識別することができる。しかし、特許文献1には、支持体を目立ちやすい色に着色することによって貼付製剤の有無を確認することは開示されているが、貼付時に生じ得る貼付製剤の皮膚からの浮きや部分剥離などの貼付状態の確認については全く開示も示唆もされていない。
【0006】
また、特許文献2には透明な経皮ニコチン送達用貼付製剤が開示されており、特許文献2に開示の透明な貼付製剤は、その使用時に貼付製剤を通して皮膚をはっきり見ることが可能であり、貼付製剤の存在を極めて目立たなくすることができる。特許文献2に開示の貼付製剤は透明であるため、貼付時に生じ得る貼付製剤の皮膚からの浮きや部分剥離などの貼付状態の目視による確認は困難である。さらに、特許文献2に開示の貼付製剤には、淡色または白色のインクで政府規定の認識印(indicate)を印刷することが可能であり、その印は近くからの目視では認識可能であるが、少し離れた所からは認識不可能である。また、特許文献1と同様に、特許文献2においても貼付時に生じ得る貼付製剤の皮膚からの浮きや部分剥離などの貼付状態の確認については全く開示も示唆もされていない。
【0007】
特に、リザーバータイプの貼付製剤において支持体として蒸着フィルムを使用することによって粘着剤層中に含まれる薬物の支持体への移行を回避することができる。また、支持体の露出面を肌色に着色するか、または支持体を着色することなく透明の状態のままにして貼付製剤を使用することによって、貼付時に貼付製剤を目立たないようにすることもできるが、このような貼付製剤では貼付時に貼付製剤が目立たなくなる反面、貼付製剤の皮膚からの浮きや部分剥離の目視での認識が困難となる。
【0008】
従って、当該分野では、貼付中に生じ得る貼付製剤の皮膚からの浮きや部分剥離などの貼付状態を容易に認識することが可能な貼付製剤の開発が望まれている。
【0009】
【特許文献1】
特開2000−319168号公報
【特許文献2】
特表2002−532540号公報
【0010】
以下、本明細書においては、貼付剤とは薬物を含有しないものを指し、経皮吸収型貼付製剤とは薬物を含有するものを指し、貼付製剤とは上記のものを総称したものを指す。従って、本願発明において、貼付製剤は薬物を含有するもの、しないものの両者を包含する概念である。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、貼付製剤、特に薬物を含有する経皮吸収型貼付製剤を皮膚に貼付した際に生じ得る貼付製剤の皮膚からの浮きや部分剥離などの貼付状態を目視にて容易に認識することが可能な貼付製剤を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは、上記課題を解決するため鋭意研究を行った結果、貼付製剤の隠ぺい率を12%〜63%とし、解像力を1.3以上とすることによって、目視にて貼付製剤の貼付状態を容易に認識することが可能となり、圧着不足による貼付製剤の皮膚からの浮きや部分剥離などを未然に防ぐことができることを見い出し、本発明を完成するに至った。即ち、本発明は以下の通りである。
【0013】
[1] プラスチック支持体と、該支持体上に積層された粘着剤層とを有し、隠ぺい率が12%〜63%であり、解像力が1.3以上である貼付製剤。
[2] 貼付製剤を構成する層の少なくとも1層が着色層であることを特徴とする上記[1]記載の貼付製剤。
[3] 下記(1)〜(3)の少なくとも1層が着色層であることを特徴とする上記[1]または[2]記載の貼付製剤:
(1)プラスチック支持体、
(2)粘着剤層、
(3)プラスチック支持体および粘着剤層に加えて、さらに設けられた1層以上の着色層。
[4] 着色層が着色剤を有する層である上記[2]または[3]記載の貼付製剤。
[5] 着色剤が白色顔料である上記[4]記載の貼付製剤。
[6] 貼付製剤の単位面積当たり、0.07〜4.2g/m2の着色剤を有する上記[1]〜[5]のいずれかに記載の貼付製剤。
[7] さらに設けられた着色層の厚みが1μm〜500μmである上記[3]記載の貼付製剤。
[8] 粘着剤層が薬物を含有する経皮吸収型貼付製剤である上記[1]〜[7]のいずれかに記載の貼付製剤。
【0014】
【発明の実施の形態】
本発明の貼付製剤は、プラスチック支持体と、該支持体上に積層された粘着剤層とを有し、隠ぺい率が12%〜63%であり、解像力が1.3以上であることを特徴とする。
【0015】
本発明の貼付製剤の隠ぺい率は12%〜63%、好ましくは27%〜52%であり、解像力は1.3以上、好ましくは1.6以上である。
【0016】
貼付製剤の隠ぺい率が12%未満であると、貼付製剤の透明性が高くなり、皮膚の色が透過してしまい、密着部分と浮きや剥離部分との差が不明瞭になり、貼付状態を容易には見分けられなくなる。
貼付製剤の隠ぺい率が63%を越えると、貼付製剤が不透明になり、貼付製剤の浮きや剥離を見逃してしまう恐れがある。
【0017】
貼付製剤の解像力が1.3未満であると、貼付時に皮溝や異物などによる貼付製剤の微細な浮きを判別できず、貼付面積不足に陥る。
また、解像力の上限には特に限定は無く、好ましくは6.3である。
解像力が1.3〜6.3の範囲内であれば、目視にて皮溝レベルの微細な浮きを容易に判別することができるため、好ましい。
【0018】
而して、貼付製剤が12%〜63%の隠ぺい率を有し、かつ、1.3以上の解像力を有する場合おいて、貼付製剤を皮膚に貼付すると、貼付製剤が皮膚に貼付された状態にある部分は、透視される皮膚の色調と相まって使用前の貼付製剤とは異なる色調となり、逆に剥離、浮き状態にある部分は皮膚に貼付する前の、即ち貼付製剤自体の色調とほぼ同じ状態となるので、貼付製剤の皮膚からの浮きや部分剥離などの貼付状態を目視にて容易に認識することが可能である。
【0019】
貼付製剤の「隠ぺい率」は、JIS K 5600−4−1(1998年に発行されたISO/FDIS 6504-3 Paints and Varnishes-Determination of hiding power-Part 3: Determination of contrast ratio (opacity) of light-coloured paints at a fixed spreading rateを翻訳し、技術的内容及び規格票の様式を変更することなく作成した日本工業規格)に規定される隠ぺい力の測定方法に準じて測定することができる。貼付製剤を白色板に密着させたときの三刺激値YWと黒色板に密着させたときの三刺激値YBを色彩色差計で求め、YB/YWを百分率で表したものが隠ぺい率である。即ち、隠ぺい率(%)は以下の式から計算することができる。
【0020】
隠ぺい率(%)=(YB/YW)×100
【0021】
貼付製剤の「解像力」は、JIS B 7181に規定する解像力試験用図票(図1および2を参照のこと)を用いて測定することができる。白色標準板に解像力試験用図票を載せ、その上に貼付製剤を密着させ、その際に白黒の線が見分けられる図票の最小番号をその貼付製剤の解像力として読み取る。
【0022】
隠ぺい率を12%〜63%に調整する方法、および解像力を1.3以上に調整する方法としては、それぞれいかなる方法を採用してもよいが、プラスチック支持体、粘着剤層、さらに積層される層の少なくとも一層を着色層とすることによって、隠ぺい率と解像力とを同時に上記値に調整することが好ましい。
【0023】
即ち、例えば、下記(1)〜(3)の少なくとも1層を着色層とすることによって行われる。
(1)プラスチック支持体、
(2)粘着剤層、
(3)プラスチック支持体および粘着剤層に加えて設けられた1層以上の着色層。
【0024】
当該着色層(上記(3))は、粘着剤層の支持体が設けられていない側、プラスチック支持体と粘着剤層との間、またはプラスチック支持体の粘着剤層が設けられていない側に直接的または間接的に設けられる。
【0025】
本発明の貼付製剤に用いる「プラスチック支持体」としては、例えば従来から当該分野で使用されているものが挙げられる。
【0026】
「プラスチック支持体」用の「プラスチック材料」としては、透光性を有するものであれば特に制限はなく、例えば、ポリエステル(例えば、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリエチレンナフタレート(PEN)等)、ナイロン、サラン、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、エチレン/アクリル酸エチル共重合体、エチレン/酢酸ビニル共重合体、エチレン/ビニルアルコール共重合体、ポリテトラフルオロエチレン、サーリン、ポリウレタン、レーヨン、ビニロン、アセテート、トリアセテートなどの各種プラスチック材料などを用いることができ、これらからなる単層シートでも積層シートでもよい。なかでも、経皮吸収用薬物が浸透しない、所謂、裏抜けしないものが好ましく、ポリエステル、ポリテトラフルオロエチレン、ポリエチレン、ポリプロピレンなどからなるプラスチックシートを用いることが望ましい。
【0027】
プラスチック支持体の厚みは、通常2〜200μm程度であり、支持体が薄すぎると取り扱い性が悪くなり、貼付が困難になる。また、支持体が厚すぎるとフィルムの腰が強くなり、剥がれ易くなったり、皮膚に対して物理刺激が起きたりする。これらの観点から、支持体の厚みは5〜100μm程度が好ましい。
【0028】
プラスチック支持体は、隠ぺい率および/または解像力を前記特定の値とするために「着色剤」を含有していてもよい。
【0029】
プラスチック支持体に含まれる着色剤としては、例えば、顔料(例えば、無機顔料(例えば、酸化亜鉛/亜鉛華、酸化アルミニウム/アルミナ、酸化ジルコニウム、酸化チタン、酸化鉛、雲母/マイカ/キララ、カオリン/白陶土、シリカ/無水ケイ酸、炭酸カルシウム、黄酸化鉄/酸化鉄/フェリットイエロー/マルスエロー、カーボンブラック、群青、黒酸化鉄/酸化鉄、紺青、酸化クロム、水酸化クロム、ベンガラ/酸化鉄、マンガンバイオレット/ピロリン酸マンガンアンモニウム等)および有機顔料(例えば、赤色201号、赤色202号、赤色203号、赤色205号、赤色206号、赤色207号、赤色208号、赤色219号、赤色220号、赤色221号、赤色228号、橙色203号、橙色204号、黄色205号、赤色404号、赤色405号、橙色401号、黄色401号、青色404号等)等)、染料(例えば、赤色2号、赤色3号、赤色102号、赤色104号の(1)、赤色105号の(1)、赤色106号、黄色4号、黄色5号、緑色3号、青色1号、青色2号、赤色213号、赤色214号、赤色215号、赤色218号、赤色223号、赤色225号、赤色226号、赤色227号、赤色230号の(1)、赤色230号の(2)、赤色231号、赤色232号、橙色201号、橙色205号、橙色206号、橙色207号、黄色201号、黄色202号の(1)、黄色202号の(2)、黄色203号、黄色204号、緑色201号、緑色202号、緑色204号、緑色205号、青色201号、青色202号、青色203号、青色204号、青色205号、褐色201号、紫色201号、赤色401号、赤色501号、赤色502号、赤色503号、赤色504号、赤色505号、赤色506号、橙色402号、橙色403号、黄色402号、黄色403号の(1)、黄色404号、黄色405号、黄色406号、黄色407号、緑色401号、緑色402号、青色403号、紫色401号、黒色401号等)、天然色素(例えば、アスタキサチン、カカオ色素、β−カロチン/カロチン、クロシン、クロロフィル/葉緑素、銅クロロフィンナトリウム、結晶セルロース、コチニール/カルミン酸等)等が挙げられる。
【0030】
プラスチック支持体中に含まれる着色剤としては、顔料が好ましく、皮膚に対する貼付製剤の密着部分と浮き部分とのコントラストを大きくし、目視判定を容易にするという点から、白色顔料、特に白色無機顔料(例えば、酸化亜鉛/亜鉛華、酸化アルミニウム/アルミナ、酸化ジルコニウム、酸化チタン、雲母/マイカ/キララ、カオリン/白陶土、シリカ/無水ケイ酸、炭酸カルシウム等)が好ましい。なかでも、医療用途上、皮膚に対する安全性を考慮するなら、酸化チタン、酸化亜鉛/亜鉛華、酸化ジルコニウム、酸化アルミニウム/アルミナ、雲母/マイカ/キララ、カオリン/白陶土、シリカ/無水ケイ酸、炭酸カルシウムが特に好ましい。白色顔料(特に、白色無機顔料)以外にさらにその他の色の顔料を配合する場合には、白色顔料と、上記顔料(1種単独または2種以上)とを適宜組み合わせて使用することができ、そのときの白色顔料は、支持体全重量に対して0.1〜30重量%、好ましくは0.1〜25重量%で配合されることが好ましい。
【0031】
また、本発明の貼付製剤において、着色剤を含有する支持体を、さらに積層して用いてもよい。
【0032】
着色剤の使用量は、支持体の単位面積当たり、通常0.07〜4.2g/m2、好ましくは0.3〜4.2g/m2、より好ましくは0.5〜3.6g/m2である。
【0033】
本発明の貼付製剤の「粘着剤層」に用いる「粘着剤」としては、医療用途に使用可能で透光性を有する粘着剤であれば特に限定はなく、従来貼付製剤用として使用されているものが挙げられる。より具体的には、例えば、アクリル系粘着剤、天然ゴム系粘着剤、合成ゴム系粘着剤、ビニルエーテル系粘着剤、シリコーン系粘着剤などを用いることができる。
【0034】
粘着剤層の厚みは、通常10〜500μm程度であり、薄すぎると接着不足になり、また、厚すぎると貼付製剤と皮膚との密着部分と浮き部分との境界線がぼやけてしまい、貼付不良の判定が困難となる点から、10〜300μm程度が好ましい。
【0035】
粘着剤層は「着色剤」を含有していてもよく、着色剤としては、例えば、上記プラスチック支持体に含まれる着色剤と同様のものが挙げられる。
【0036】
粘着剤層中に含まれる着色剤としても、顔料が好ましく、皮膚に対する貼付製剤の密着部分と浮き部分とのコントラストを大きくし、目視判定を容易にするという点から、白色顔料が特に好ましい。
【0037】
粘着剤層中の着色剤の含有量が増加してくると粘着剤の粘着力が低下し、貼付製剤としての粘着特性に悪影響を及ぼすため、着色剤の使用量は、粘着剤に対して通常0.1〜30重量%、好ましくは0.1〜25重量%、より好ましくは0.1〜20重量%である。
【0038】
勿論、本発明の前記隠ぺい率および解像力を得るためには、粘着剤中の着色剤の含有量は、貼付製剤の単位面積当たり、通常0.07〜4.2g/m2、好ましくは0.3〜4.2g/m2、より好ましくは0.5〜3.6g/m2である。
【0039】
また、本発明の貼付製剤において、着色剤を含有する着色粘着剤層を粘着剤層にさらに積層してもよい。
【0040】
本発明の貼付製剤はさらに少なくとも1層の「着色層」を設けることによって、隠ぺい率、解像力の調整を行ってもよい。
当該「着色層」は、例えば「着色剤を有する層」であれば特に限定はない。
【0041】
当該「着色層」用の着色剤としては、例えば、上記プラスチック支持体に含まれる着色剤と同様のものが挙げられる。
【0042】
当該「着色層」中に含まれる着色剤としても、顔料が好ましく、貼付製剤と皮膚との密着部分と浮き部分とのコントラストを大きくし、目視判定を容易にするという点から、白色顔料が特に好ましい。
【0043】
当該着色層における着色剤の使用量は、単位面積当たり、通常0.07〜4.2g/m2、好ましくは0.3〜4.2g/m2、より好ましくは0.5〜3.6g/m2である。
【0044】
着色層における着色剤の使用量を、各層について各々記載したが、要するところ、本発明の貼付製剤においては、製剤全体として、単位面積当たり、通常0.07〜4.2g/m2、好ましくは0.3〜4.2g/m2、より好ましくは0.5〜3.6g/m2の着色剤を有すればよい。
【0045】
粘着剤層に含まれる「薬物」としては、経皮吸収可能な薬物であればよく、例えば、全身性麻酔薬、催眠・鎮静薬、抗癲癇薬、解熱鎮痛消炎薬、鎮暈薬、精神神経用薬、局所麻酔薬、骨格筋弛緩薬、自律神経用薬、鎮痙薬、抗パーキンソン薬、抗ヒスタミン薬、強心薬、不整脈用薬、利尿薬、血圧降下薬、血管収縮薬、冠血管拡張薬、末梢血管拡張薬、動脈硬化用薬、循環器用薬、呼吸促進薬、鎮咳去痰薬、ホルモン薬、化膿性疾患用外用薬、鎮痛・鎮痒・収斂・消炎用薬、寄生性皮膚疾患用薬、止血用薬、痛風治療用薬、糖尿病用薬、抗悪性腫瘍用薬、抗生物質、化学療法薬、麻薬等が挙げられる。
【0046】
薬物の含有量は、その経皮吸収用薬物の効果を満たし、粘着剤の接着特性を損なわない範囲であれば特に限定されないが、粘着剤中に0.1〜60重量%含有されることが好ましい。
【0047】
また、「着色層」は、上記支持体の少なくとも片面に印刷を施すことによって得られる印刷層であってもよい。印刷は、好ましくは、支持体の少なくとも片面全面に均一に実施される。このようにして得られる貼付製剤では、微細な凹凸(例えば、皮膚上の皮溝など)に起因する貼付時の貼付不良を容易に認識することができる。なお、「着色層」は皮膚に近い方が効果的であり、好ましいので、粘着剤層に支障がなければ、印刷層は粘着剤層と支持体との間に設けることが好ましい。
【0048】
また、着色層は、印刷を施した支持体の積層体でもよく、印刷層を保護するために印刷層上にフィルムを積層した支持体においても、可能な限り、皮膚に近い位置に印刷層を設けることが好ましいのはいうまでもない。
【0049】
粘着剤層に着色粘着剤層を積層する場合も、皮膚に近い方が好ましいので、皮膚と接触する面に着色粘着剤層を積層することが好ましい。
【0050】
貼付製剤と皮膚との密着部分と浮き部分とのコントラストを大きくし、目視判定を容易にするという点から、印刷色は白色が好ましく、その材料としては、医療用途上、皮膚に対する安全性を考慮するなら、例えば、酸化チタン、酸化亜鉛/亜鉛華、酸化ジルコニウム、酸化アルミニウム/アルミナ、雲母/マイカ/キララ、カオリン/白陶土、シリカ/無水ケイ酸、炭酸カルシウム等の白色顔料が特に好ましい。
【0051】
着色層(上記(3)のさらに設けられた着色層)の厚みは特に限定されないが、1μm〜500μmが好ましい。
【0052】
また、皮膚との接着面に近い構成要素(粘着剤層、支持体)が着色剤を含有することによって、貼付時の貼付製剤の浮きや部分剥離がより効果的に認識可能となる。
【0053】
本発明の貼付製剤はその粘着剤層上にセパレーターを有していてもよい。セパレーターとしては、特に限定はなく、当該分野で公知のセパレーターを用いることができる。好ましくは、表面を離型処理した剥離ライナーである。
【0054】
以下、本発明の貼付製剤の製造方法について説明する。
【0055】
本発明の貼付製剤は、例えば、表面を離型処理した剥離ライナー上に、前記粘着剤の溶液を所望の厚みの粘着剤層が形成されるように塗布し、溶剤を除去した後、支持体を貼り合わせるか、あるいは、支持体上に上記粘着剤の溶液を所望の厚みの粘着剤層が形成されるように塗布し、溶剤を除去した後、表面を離型処理した剥離ライナーを貼り合わせることによって得ることができる。
【0056】
粘着剤溶液の塗布法としては、従来一般に使用されている方法が採用できる。例えば、流延法、ロールコーター法、リバースコーター法、ドクターブレード法、バーコーター法などが採用できる。
【0057】
また、本発明において用いる支持体は積層構造を有するものであってもよく、例えば、プラスチックフィルムに任意の接着剤をグラビアコーターなどによって塗布乾燥し、必要に応じて加熱しながらもう一方のプラスチックフィルムを圧着することによって積層することができる。
【0058】
さらに、本発明において用いる支持体は印刷を施したものであってもよく、印刷方法は特に限定されないが、例えば、凹版印刷では、上記顔料を任意の樹脂と均一分散させたインクをプラスチックフィルム上にグラビアコーターなどによって塗布乾燥することによって印刷できる。
【0059】
【実施例】
以下に実施例および試験例を挙げて本発明の貼付製剤をさらに詳細に説明する。なお、本発明の技術思想を逸脱しない範囲で種々の応用ができることはいうまでもない。
以下、部は重量部を意味する。
【0060】
実施例1
粘着剤としてアクリル酸2−エチルヘキシルエステル/アクリル酸(95部/5部)を共重合したアクリル系粘着剤を用いて粘着剤溶液とし、この溶液を75μm厚のPET製剥離ライナー上に乾燥後の厚みが20μmとなるようにドクターブレードで塗布し、100℃で3分間乾燥して透明粘着剤層を形成した。透明な厚み12μmのPETフィルムの片面全面に、厚み1.5μmの白色印刷(酸化チタン)を施した白色印刷支持体(ダイアホイルPT−12、三菱化学ポリエステル社製)のPET面に上記粘着剤層を転着し、所望のサイズに切断して、酸化チタン1.2g/m2を含有する貼付製剤とした。
【0061】
実施例2
実施例1に記載のアクリル系粘着剤溶液と、適切な溶媒に分散させた酸化チタンとを各固形分がそれぞれ99.5重量%と0.5重量%になるように混合攪拌し、均一にした。次いで、実施例1と同様の方法で乾燥後の厚みが300μmになるように白色粘着剤層を形成した。この粘着剤層を透明な厚み12μmのPETフィルムの支持体(ダイアホイルG130−12、三菱化学ポリエステル社製)に転着し、所望のサイズに切断して、酸化チタン1.5g/m2を含有する貼付製剤とした。
【0062】
実施例3
実施例1に記載のアクリル系粘着剤溶液を用いて実施例1と同様の方法で乾燥後の厚みが100μmになるように透明粘着剤層を形成した。この粘着剤層を3重量%の酸化チタンを含有した厚み25μmの白色PETフィルムの支持体(ダイアホイルW100−25、三菱化学ポリエステル社製)に転着し、所望のサイズに切断して、酸化チタン1.0g/m2を含有する貼付製剤とした。
【0063】
実施例4
実施例1に記載のアクリル系粘着剤溶液を用いて実施例1と同様の方法で乾燥後の厚みが100μmになるように透明粘着剤層を形成した。一方、実施例1のアクリル系粘着剤溶液と、適切な溶媒に分散させた酸化チタンとを各固形分がそれぞれ90重量%と10重量%となるように混合攪拌し、乾燥後の厚みが10μmになるように白色粘着剤層を形成した。この白色粘着剤層上に先の透明粘着剤層を積層し、さらに、この積層体を透明な厚み12μmのPETフィルムの支持体(ダイアホイルG130−12、三菱化学ポリエステル社製)に積層体の透明粘着剤層が支持体と接するように転着し、所望のサイズに切断して、酸化チタン1.1g/m2を含有する貼付製剤とした。
【0064】
比較例1
実施例1に記載のアクリル系粘着剤溶液を実施例1と同様の方法で乾燥後の厚みが20μmになるように透明粘着剤層を形成した。この粘着剤層を透明な厚み12μmのPETフィルムの支持体(ダイアホイルG130−12、三菱化学ポリエステル社製)に転着し、所望のサイズに切断して、貼付製剤とした。
【0065】
比較例2
実施例1に記載のアクリル系粘着剤溶液と、適切な溶媒に分散させた酸化チタンとを各固形分がそれぞれ90重量%と10重量%になるように混合攪拌し、均一にした。次いで、実施例1と同様の方法で乾燥後の厚みが100μmになるように白色粘着剤層を形成した。この粘着剤層を透明な厚み12μmのPETフィルムの支持体(ダイアホイルG130−12、三菱化学ポリエステル社製)に転着し、所望のサイズに切断して、酸化チタン11g/m2を含有する貼付製剤とした。
【0066】
比較例3
実施例1に記載のアクリル系粘着剤溶液を、実施例1と同様の方法で乾燥後の厚みが20μmになるように透明粘着剤層を形成した。これに透明な厚み12μmのPETフィルム上にアルミ蒸着を施した蒸着支持体(ダイアスターHE、麗光社製)のアルミ蒸着面上に転着し、所望のサイズに切断して、貼付製剤とした。
【0067】
試験例1 隠ぺい力試験
上記で得られた実施例1〜4および比較例1〜3の貼付製剤の各サンプルの隠ぺい率をJIS K 5600−4−1に規定する隠ぺい力の測定方法に準じて測定した。各サンプルを白色板に密着させたときの三刺激値YWと黒色板に密着させたときの三刺激値YBを色彩色差計で求め、以下の式:
隠ぺい率(%)=(YB/YW)×100
から隠ぺい率(%)を求めた。結果を表1に示す。
【0068】
試験例2 解像力試験
上記で得られた実施例1〜4および比較例1〜3の貼付製剤の各サンプルの解像力をJIS B 7181に規定する解像力試験用図票を用いて測定した。白色標準板に解像力試験用図票を載置し、各サンプルを解像力試験用図票上に密着させ、その際に白黒の線が見分けられる図票の最小番号をその貼付製剤の解像力として読み取った。結果を表1に示す。
【0069】
試験例3 実用性試験
上記で得られた実施例1〜4および比較例1〜3の貼付製剤を2cm×5cmサイズに切断した各サンプルを上腕内側の皮膚に軽く貼付し、皮溝が判別可能か否かを目視にて判定し、以下のスコアで評価した。結果を1に示す。
○: 皮溝部の浮きが認識可能
×: 皮溝部の浮きが認識不可
さらに、各サンプルを密着後、半分剥離し、密着部と剥離部の差が判別可能か目視判定し、以下のスコアで評価した。結果を表1に示す。
○: 剥離部分の認識可能
×: 剥離部分の認識不可
【0070】
【表1】
Figure 0004212967
【0071】
【発明の効果】
本発明によれば、貼付製剤を皮膚に貼付した際に生じ得る貼付製剤の皮膚からの浮きや部分剥離などの貼付状態を目視にて容易に認識することが可能となる。従って、医師などの医療従事者でなくとも患者自身が目視によって貼付製剤の皮膚から浮いた部分または剥離した部分を認識することが可能となり、これらの部分を再度圧着するなどの処置によって、皮膚への密着性および有効貼付面積を回復することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1はJIS B 7181に規定される解像力試験用図票を示す。また、図1の縮尺は実際に使用するものとは異なることに留意すべきである。
【図2】図2はJIS B 7181に規定される解像力試験用図票を示す。また、図2の縮尺は実際に使用するものとは異なることに留意すべきである。

Claims (8)

  1. プラスチック支持体と、該支持体上に積層された粘着剤層とを有し、隠ぺい率が12〜63%であり、解像力が1.3以上である貼付製剤であって、皮膚に貼付された状態にある部分の色調が、貼付されていない部分の色調と異なる色調となることを特徴とする、貼付製剤
  2. 貼付製剤を構成する層の少なくとも1層が着色層であることを特徴とする請求項1記載の貼付製剤。
  3. 下記(1)〜(3)の少なくとも1層が着色層であることを特徴とする請求項1または2記載の貼付製剤:
    (1)プラスチック支持体、
    (2)粘着剤層、
    (3)プラスチック支持体および粘着剤層に加えて、さらに設けられた1層以上の着色層。
  4. 着色層が着色剤を有する層である請求項2または3記載の貼付製剤。
  5. 着色剤が白色顔料である請求項4記載の貼付製剤。
  6. 貼付製剤の単位面積当たり、0.07〜4.2g/mの着色剤を有する請求項1〜5のいずれかに記載の貼付製剤。
  7. さらに設けられた着色層の厚みが1μm〜500μmである請求項3記載の貼付製剤。
  8. 粘着剤層が薬物を含有する経皮吸収型貼付製剤である請求項1〜7のいずれかに記載の貼付製剤。
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