JP4212193B2 - コンテナからの廃ビン取出し設備 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、回収されてコンテナ詰めされた廃ビンをコンテナから排出するコンテナからの廃ビン取出し設備に関する。
【0002】
【従来の技術】
たとえばごみ処理場やリサイクル施設などにおいて、回収されてコンテナ詰めされた廃ビンを分別したり処理するために、コンテナから廃ビンを排出する作業があるが、従来では通常人手により行われていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、コンテナから廃ビンを排出する作業は重労働であり、廃ビンが割れると再利用可能なビンの回収率も落ち、かつ危険である。また廃ビンの排出後の次の行程に、色選別機による選別作業を行うこともあり、この選別行程では、トラブルの原因となる破ビン片の除去が必要であり、そのため廃ビンが割れないように丁寧に扱う必要がある。さらに廃ビンができるだけ重ならないようにコンベヤの搬送面上に整然平面状に並べて排出する必要がある。
【0004】
本発明は上記問題点を解決して、コンテナ詰めされた廃ビンを破ビンさせることなく整然と排出でき、後の選別行程などをスムーズに実施できるコンテナからの廃ビン取出し設備を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために請求項1記載の発明は、上面開放のコンテナに収容された廃ビンをコンテナから排出するコンテナからの廃ビン取出し設備であって、前記コンテナを保持可能な反転フレームと、この反転フレームを反転可能な反転駆動装置と、この反転フレームに、コンテナの上面開放部の一辺に沿う第1軸心周りに回動自在に設けられて前記上面開放部を開閉可能な開閉蓋、およびこの開閉蓋を開閉する蓋開閉装置と、前記反転フレームの反転位置で、前記開閉蓋が開動された開放空間の左右側面を覆うガイド側板、および開閉蓋の遊端側で開閉方向に沿って配置された開閉ゲートと、前記開閉ゲートの上端部を前記第1軸心と平行な第2軸心を中心に開閉させるゲート開閉装置とを具備し、前記反転フレームが反転された状態で、蓋開閉装置により開閉蓋が開動され、コンテナから落下される廃ビンが開閉蓋とガイド側板と開閉ゲートにより保持された後、次いで開閉ゲートおよび開閉蓋の少なくとも一方を開動して開閉蓋と開閉ゲートの開放空間から廃ビンを排出するように構成したものである。
【0006】
上記構成によれば、反転フレームにより反転されたコンテナから落下排出する廃ビンを、開動されて漏斗形に配置された開閉蓋と開閉ゲートとガイド側板とで下方から保持させ、たとえば開閉ゲートをゆっくりと開くことにより、開閉蓋と開閉ゲートの間の開放空間から廃ビンを順次排出するので、コンテナに乱雑に詰め込まれた廃ビン同士が激しく衝突して破損することなくスムーズに排出される。したがって、破ビンがほとんど発生することなく、また排出された廃ビンも整然と排出させることができ、後の選別行程などにスムーズに供給できる。
【0007】
また請求項2記載の発明は、上記構成において、開動される開閉蓋と開閉ゲートの下方に所定の落差間隔をあけて、所定方向の振動により廃ビンを送り出す振動コンベヤの振動板が配置されたものである。
上記構成によれば、コンテナから排出された廃ビンをほぐして重なることなく整然と排出することができる。
【0008】
さらに請求項3記載の発明は、上記構成において、反転フレームでコンテナを保持するコンテナ収容空間は、その反転軸と直交する搬送方向に沿ってコンテナを通過可能に形成され、このコンテナ収容空間の上面と底面に前記開閉蓋がそれぞれ配置され、前記搬送方向に沿ってコンテナを供給するコンテナ搬入装置により、反転フレームが180゜正転逆転されて廃ビンが排出される毎に、コンテナ搬入装置から後続のコンテナを押込んで空コンテナを反転状態のまま排出するように構成したものである。
【0009】
上記構成によれば、反転させて廃ビンを排出した空コンテナに、反転前の後続のコンテナをコンテナ収容空間に押込むことにより、反転状態で空コンテナを押し出して入れ替えするので、反転フレームの反転ごとに廃ビンの排出作業が行え、能率良く廃ビンの排出作業を行うことができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
ここで、本発明に係るコンテナからの廃ビン取出し設備の実施の形態を図1〜図7に基づいて説明する。
この廃ビン取出し設備は、リサイクル目的で収集された廃ビンが(整列されることなく)詰め込まれたコンテナCを反転して廃ビンを取出すもので、図1,図2に示すように、コンテナ反転装置1を中心に、コンテナCをコンテナ反転装置1に搬入するコンテナ搬入装置2と、空コンテナCを搬出するコンテナ搬出装置3と、コンテナ反転装置1によりコンテナCから取出された廃ビンをビン搬送コンベヤ5に排出する振動コンベヤ4とで構成されている。
【0012】
前記コンテナ搬入装置2は、コンテナCを搬送可能に支持する搬入用ローラコンベヤ11と、コンテナCをコンテナ反転装置1に押込むコンテナプッシャ12と、出口端のコンテナCを停止させる出口コンテナストッパ13と、後続のコンテナCを前端のコンテナCの手前で一定の間隔を開けて停止させる後続コンテナストッパ14とで構成されている。
【0013】
前記搬入用ローラコンベヤ11は、中空間部10をあけて左右一対の搬入ローラ列11aが配置され、搬入ローラ列11aは、図示しないが、出口側の2本の遊転ガイドローラ11dを除く他の各ローラは、その外端部でスプロケットとチェーンからなる巻掛け伝動機構を介して連結連動され、このチェーンを駆動するコンベヤ駆動モータ11cによりローラが回転駆動される。
【0014】
またコンテナプッシャ12は、図1,図6に示すように、中空間部10に左右一対のガイドロッド12aに案内されて可動部材12bが移動自在に配置され、プッシャシリンダ12gにより出退駆動される。そして、この可動部材12bには搬送方向と直交する水平軸12cが配設されており、この水平軸12cに回動筒を介して前方に突出する押込みアーム12dが突設されるとともに、この押込みアーム12dの先端部にプッシャ板12eが取り付けられている。またこの押込みアーム12dは、回動付勢ばね12fにより回動レバーおよび前記回動筒を介して上方に回動付勢されるとともに所定角度で突出する位置で上方への回動を規制されている。そして、コンテナCが入口側から送られると、コンテナCの底部に当たってその重量により押込みアーム12dが搬送面下方の後退位置まで回動されてコンテナCが押込みアーム12d上を出口側に通過できるように構成されている。
【0015】
また出口コンテナストッパ13は、搬入用ローラコンベヤ11の遊転ガイドローラ11dの間に、左右一対の出口ストッパシリンダ13aが配設され、この出口ストッパシリンダ13aにより出口係止部材13bが遊転ガイドローラ11dの搬送面の上位と下位の間で昇降される。
後続コンテナストッパ14は、図7に示すように、搬入用ローラコンベヤ11の中空間部10側のローラフレーム11bに、搬入方向に沿う揺動リンク板14aがそれぞれ中間部を水平ピン14bを介して上下方向に揺動自在に配設されている。この揺動リンク板14aは、入口端に上昇位置で後続コンテナCの前進を規制する後続コンテナ係止部14cが設けられるとともに、出口端に搬入されるコンテナCにより下方に押込まれる受動部14dが設けられている。また、受動部14dを搬送面から突出させるために揺動リンク板14aを揺動付勢するばね14eが設けられるとともに、後続コンテナ係止部14cが搬送面より下位の所定位置から揺動リンク板14aの回動を規制する規制ねじ14fが設けられている。そして受動部14dがコンテナにより搬送面下方に押込まれることにより、後続コンテナ係止部14cが搬送面より上位に突出されて後続コンテナCを係止し、コンテナCが搬入されると、受動部14dが上昇されてコンテナ係止部14cが搬送面より下位に下降されて後続コンテナCの通過を許容することができる。
【0016】
したがって、コンテナCが出口に送られると、このコンテナCにより揺動リンク板14aの受動部14dが搬送面下方に押込まれて、後続コンテナ係止部14cが搬送面上に突出され、後続コンテナC′が係止される。そして、コンテナプッシャー12により出口のコンテナCがコンテナ反転装置1に押込まれると、ばね14eにより揺動リンク板14aの受動部14dが上昇されてコンテナ係止部14cが搬送面より下降され、後続コンテナC′が出口まで搬送される。
【0017】
コンテナ搬出装置3は、図1に示すように、駆動式搬出用ローラコンベヤ15と洗浄向けコンベヤ16に排出する空コンテナプッシャー17とで構成されている。
前記コンテナ反転装置1は、コンテナ搬入装置2とコンテナ搬出装置3の間でその搬送面上にコンテナCを保持して反転させる反転フレーム20が反転自在に配置され、この反転フレーム20は、搬入方向に直交する水平方向に突設された左右一対の反転軸22A,22Bが反転軸受23を介して支持架台24上に回転自在に支持されている。そして一方の反転軸22Aには、伝動ギヤ25,25を介して反転駆動装置(電動モータ)26が連結連動され、反転フレーム20を180゜往復回転させることができる。
【0018】
前記反転フレーム20は、コンテナCが挿脱可能なコンテナ収容空間21を有しかつこのコンテナ収容空間21にコンテナCを保持するコンテナクランプ装置27が設けられている。すなわち、外面に反転軸22A,22Bが取付けられた左右一対の端板28A,28Bが互いに平行に対向して配置され、これら端板28A,28Bの四隅に連結された4本の連結ロッド29により互いに連結固定されてコンテナ収容空間21が形成されている。そして前記コンテナクランプ装置27は、これら端板28A,28B間に、連結ロッド29の内側近傍でコンテナCが挿入可能な間隔を開けて4本のクランプロッド27a,27bがそれぞれ回転自在に配置されている。これらクランプロッド27a,27bには、コンテナCを抜け止めする係止板27cがそれぞれ取付けられており、入口側の上下クランプロッド27a,27aおよび出口側の上下クランプロッド27b,27bはそれぞれ一端側にリンクレバーとリンクアームからなるリンク式連動装置27dにより互いに相対方向に回動するように連結連動されている。さらに入口側および出口側で反転軸22Aの対称位置のクランプロッド27a,27bの一端部に回動レバー27eを介してクランプシリンダ27f,27gが連結され、これによりコンテナクランプ装置27が構成されている。したがって、各クランプロッド27a,27bの係止板27cが水平状態で、コンテナ搬入装置2によりコンテナ収容空間21内に押し込まれたコンテナCを、クランプシリンダ27f,27gにより各クランプロッド27a,27bを90゜回転して係止板27cを水平姿勢から垂直姿勢とすることにより、コンテナ収容空間21内にコンテナを固定することができる。
【0019】
また反転フレーム20にはコンテナ収容空間21の上面および底面を覆う開閉蓋31A,31Bがそれぞれ開閉可能に配設されている。すなわち、一方の端板28Aの内面上下位置に設けられたブラケットに、反転軸22A,22Bの接線方向の第1支持ピン(第1軸心)32A,32Bを介して開閉蓋31A,31Bが回動自在に支持されている。また一方の端板28Aには、これら開閉蓋31A,31Bをそれぞれ開閉する蓋開閉装置33A,33Bが設けられている。この蓋開閉装置33A,33Bは、各開閉蓋31A,31Bの基端側外面にそれぞれ蓋開閉レバー33aが取付けられて端板28Aの貫通孔を介して外側に突出され、端板28Aの外面に配設された一対の蓋開閉駆動装置(エアシリンダ)33bのピストンロッドが前記蓋開閉レバー33aの先端部にそれぞれピン連結されて構成されている。したがって、反転フレーム20が反転されて、コンテナC内の廃ビンが開閉蓋31A(31B)に支持され、さらに蓋開閉装置33bにより蓋開閉レバー33aを介して開閉蓋31A(31B)が第1支持ピン32A(32B)を中心に開動されることにより、コンテナC内の廃ビンを開閉蓋31A(31B)の内面に沿って滑らせて下降させることができる。
【0020】
前記反転フレーム20の下部には、開閉蓋31A,31Bの開放空間の左右側面を覆う一対のガイド側板34が配設され、また開閉蓋31A,31Bの遊端側で開閉方向に沿う湾曲凹状で開放空間を覆う開閉ゲート35が支持架台24に配設されている。前記ガイド側板34は固定されているが、開閉ゲート35は支持架台24に基端上辺部を第1支持ピン32A,32Bと平行な第2支持ピン(第2軸心)36を中心に開閉自在に支持されており、開閉レバー38を介して開閉ゲート35を開閉させる速度調整可能なゲート開閉装置(電動ジャッキ)37が設けられている。
【0021】
したがって、開閉蓋31A(31B)の内面に沿って滑らせたコンテナC内の廃ビンが、開閉蓋31A(31B)と開閉ゲート35とガイド側板34により保持された状態から、ゲート開閉装置37により開閉ゲート35を第2支持ピン36を中心に外側にゆっくりと開動させることにより、廃ビンを開閉ゲート35の遊端部と開閉蓋31A(31B)の遊端部の間の開放空間から順次振動コンベヤ4に排出することができる。
【0022】
前記振動コンベヤ4は、電磁振動装置41により所定方向に振動される振動板42および篩部材であるくし歯板43を具備し、コンテナ反転装置1から振動板42に山積み状に排出される廃ビンをほぐして順次くし歯板43からビン搬送コンベヤ5に送出すもので、廃ビンが排出される開閉ゲート35の遊端部と開閉蓋31A(31B)の遊端部の間と振動板42との間は、送出し速度(振動速度)に対応して廃ビンが詰まらない程度に落差が小さく設定されるとともに、廃ビン同士の衝突により破ビンしないように設定されている。なお、ビンの破片はくし歯板43により分離排出される。
【0023】
次にこの廃ビン取出し設備における動作を説明する。
1)コンテナ搬入装置2の搬入用ローラコンベヤ11上の所定位置にコンテナCをセットする。図示しない検出器によりこのコンテナCが検知されると、コンベヤ駆動モータ11cが起動されてコンテナCが出口側に移動され、出口コンテナストッパ13により係止される。後続のコンテナCは後続コンテナストッパ14により後続位置に停止される。
【0024】
2)図示しない検出器によりコンテナCが検出されると、出口係止ブロック13bが下降されて出口コンテナストッパ13が解除されるとともに、コンテナプッシャ12が作動されてコンテナCがコンテナ反転装置1に送り出され、反転フレーム20のコンテナ収容空間21に挿入される。
3)コンテナCがコンテナ収容空間21の所定位置に達すると、コンテナクランプ装置27のクランプシリンダ27f,28gが作動されてクランプロッド27a,27bが回動され、4枚の係止板27cが垂直姿勢に回動されてコンテナCが固定される。
【0025】
4)反転駆動装置26が起動されて反転フレーム20が180゜回転される。次いで、蓋開閉駆動装置33bにより、コンテナCの開口部を覆い廃ビンを下方から支持している開閉蓋31Aがゆっくりと下方に回動され、開閉蓋31Aの内面に沿って滑り落ちようとする廃ビンが開閉ゲート35とガイド側板34により保持される。開閉蓋31Aが開放限に達して開動が停止されると。これにより、次いでゲート開閉装置37が駆動されて開閉ゲート35がゆっくりと外方に回動されると、廃ビンが開閉蓋31Aと開閉ゲート35との間の開放空間が広げられて、開閉蓋31Aの内面と開閉ゲート35に案内された廃ビンが順次振動コンベヤ4の振動板42上に排出される。この時、廃ビンが振動板42上に積み重ねられることがあっても、振動板42の振動によりほぐされつつ重なることなく整列されくし歯板43からビン搬送コンベヤ5に送り出される。
【0026】
5)開閉ゲート35が開放限まで開動され、検出器によりコンテナC内の廃ビンが全て排出されるたのが確認されると、蓋開閉装置33Aにより開閉蓋31Aが閉動されて閉じられる。そしてコンテナクランプ装置27が作動されて固定されていたコンテナCが解放されると、コンテナ搬入装置2から後続のコンテナCが押し込まれ、空のコンテナCが反転状態のままコンテナ搬出装置3の搬出用ローラコンベヤ15に押し出される。そして空コンテナプッシャ17により洗浄向けコンベヤ16に送り出される。また開閉ゲート35は元の位置に復帰される。
【0027】
6)ケース反転装置1では、先と同様にしてコンテナCが保持されて反転され、廃ビンが排出される。
上記実施の形態によれば、コンテナ反転装置1から排出される廃ビンの落差を少なくするとともに、開閉蓋31A(31B)をゆっくりと開放して落下しようとする廃ビンを開閉蓋31A(31B)と開閉ゲート35により一旦保持し、開閉蓋31A(31B)と開閉ゲート35とを漏斗形に配置して廃ビンを受け止めた後、開閉ゲート35をゆっくりと外側に開動させることにより、開閉蓋31A(31B)と開閉ゲート35の開放空間から順次廃ビンを振動コンベヤ4の振動板42上に滑落させるので、廃ビンの落下距離も短く、かつ廃ビン同士の衝突を極力少なくして破ビンを防止することができる。さらに振動板42上に廃ビンが積み重ねられても、振動板42の振動により効果的にほぐされて順次排出される。
【0028】
したがって、コンテナ反転装置1のみでの効果も十分に破ビンを防止できるが、さらに振動コンベヤ4との組み合わせにより、廃ビンの割れが殆ど発生することなく、コンテナCから廃ビンを重なることなく整然とスムーズに排出することができる。したがって、この後の色選別行程を有効に精度良く実施することができる。また破ビン片があった場合にも、くし歯板43により廃ビンから確実に取り除くことができ、色選別に支障をあたえることがない。
【0029】
なお、上記実施の形態では、開閉蓋31Aまたは31Bを開放限まで広げ、開閉ゲート35とで漏斗形に廃ビンを保持しつつ、さらに開閉ゲート35を開動して開放空間を広げるように構成したが、開閉ゲート35を固定とし、開閉蓋31Aまたは31Bをさらに開動できるように構成してもよい。
【0031】
【発明の効果】
以上に述べたごとく請求項1記載の発明によれば、反転フレームにより反転されたコンテナから落下排出する廃ビンを、開動されて漏斗形に配置された開閉蓋と開閉ゲートとガイド側板とで下方から保持させ、たとえば開閉ゲートをゆっくりと開くことにより、開閉蓋と開閉ゲートの間の開放空間から廃ビンを順次排出するので、コンテナに乱雑に詰め込まれた廃ビン同士が激しく衝突して破損することなくスムーズに排出される。したがって、破ビンがほとんど発生することなく、また排出された廃ビンも整然と排出させることができ、後の選別行程などにスムーズに供給できる。
【0032】
また請求項2記載の発明によれば、排出された廃ビンをほぐして重なることなく整然と排出することができる。
さらに請求項3記載の発明によれば、反転させて廃ビンを排出した空コンテナに、反転前の次のコンテナをコンテナ収容空間に押込むことにより、反転状態で空コンテナを押し出して入れ替えするので、反転フレームの反転ごとに廃ビンの排出作業が行え、能率良く廃ビンの排出作業を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る廃ビン排出設備の実施の形態を示す全体平面図である。
【図2】同廃ビン排出設備のコンテナ反転装置を示す正面図である。
【図3】同コンテナ反転装置を示す平面図である。
【図4】図2に示すa−a断面図である。
【図5】図2に示す反転フレームのb−b断面図である。
【図6】同廃ビン排出設備のコンテナ搬入装置を示すコンテナプッシャの側面断面図である。
【図7】(a)〜(c)は同コンテナ搬入装置の後続コンテナストッパを示す動作説明図である。
【符号の説明】
1 コンテナ反転装置
2 コンテナ搬入装置
3 コンテナ搬出装置
4 振動コンベヤ
11 搬入用ローラコンベヤ
12 コンテナプッシャ
13 出口コンテナストッパ
14 後続コンテナストッパ
20 反転フレーム
21 コンテナ収納空間
26 コンテナ反転装置
27 コンテナクランプ装置
31A,31B 開閉蓋
32A,32B 第1支持ピン
33A,33B 蓋開閉装置
34 ガイド側板
35 開閉ゲート
36 第2支持ピン
37 ゲート開閉装置
42 振動板
43 くし歯板
51a,51b 開閉蓋
52a,52b 蓋開閉装置

Claims (3)

  1. 上面開放のコンテナに収容された廃ビンをコンテナから排出するコンテナからの廃ビン取出し設備であって、
    前記コンテナを保持可能な反転フレームと、
    この反転フレームを反転可能な反転駆動装置と、
    この反転フレームに、コンテナの上面開放部の一辺に沿う第1軸心周りに回動自在に設けられて前記上面開放部を開閉可能な開閉蓋、およびこの開閉蓋を開閉する蓋開閉装置と、
    前記反転フレームの反転位置で、前記開閉蓋が開動された開放空間の左右側面を覆うガイド側板、および開閉蓋の遊端側で開閉方向に沿って配置された開閉ゲートと、
    前記開閉ゲートの上端部を前記第1軸心と平行な第2軸心を中心に開閉させるゲート開閉装置とを具備し、
    前記反転フレームが反転された状態で、蓋開閉装置により開閉蓋が開動され、コンテナから落下される廃ビンを開閉蓋とガイド側板と開閉ゲートにより保持した後、次いで開閉ゲートおよび開閉蓋の少なくとも一方を開動して開閉蓋と開閉ゲートの開放空間から廃ビンを排出するように構成した
    ことを特徴とするコンテナからの廃ビン取出し設備。
  2. 開動される開閉蓋と開閉ゲートの下方に所定の落差間隔をあけて、所定方向の振動により廃ビンを送り出す振動コンベヤの振動板が配置された
    ことを特徴とする請求項1記載のコンテナからの廃ビン取出し設備。
  3. 反転フレームでコンテナを保持するコンテナ収容空間は、その反転軸と直交する搬送方向に沿ってコンテナを通過可能に形成され、このコンテナ収容空間の上面と底面に前記開閉蓋がそれぞれ配設され、
    前記搬送方向に沿ってコンテナを供給するコンテナ搬入装置により、反転フレームが180゜正転逆転されて廃ビンが排出された後に、コンテナ搬入装置から後続のコンテナを押込んで空コンテナを反転状態のまま排出するように構成した
    ことを特徴とする請求項1または2記載のコンテナからの廃ビン取出し設備。
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