JP4211689B2 - 拡散板及び面光源装置 - Google Patents

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Description

本発明は、拡散板及び面光源装置に関する。特に、液晶表示パネル照明用のバックライト等として用いられる面光源装置と、面光源装置から放射される光を拡散させるための拡散板に関する。
図1は第1の従来例によるバックライト型の面光源装置11を示す分解斜視図、図2はその概略断面図である。面光源装置11は、光を閉じ込めるための導光板12と、発光部13と、反射板14とを備えている。導光板12は、ポリカーボネイト樹脂やポリメチルメタクリレートなどの透明で屈折率の大きな樹脂によって形成されており、導光板12の下面には断面略半円状をした凹凸加工や拡散反射インクのドット印刷等によってパターン15が形成されている。発光部13は、回路基板16上に複数の発光ダイオード(LED)等のいわゆる点光源17を実装したものであって、導光板12の側面(光入射面18)に対向している。反射板14は、反射率の高い例えば白色樹脂シートによって形成されており、両面テープ19によって両側部を導光板12の下面に貼り付けられている。
しかして、図2に示すように、発光部13から出射されて光入射面18から導光板12の内部に導かれた光(図面においては、光は矢印で示す。)は、導光板12の光出射面20とその反対側の面との間で全反射を繰り返すことによって導光板12内を導光する。導光板12内を導光する光は、パターン15に当たることによって拡散反射され、光出射面20に対して全反射の臨界角より小さな入射角となるように反射された光は、光出射面20から外部へ取り出される。また、導光板12下面のパターン15の存在しない箇所を通過して外部へ漏れた光は、反射板14で反射されて再び導光板12内部へ戻るので、導光板12下面からの光量損失を防止される。
こうして導光板12の光出射面20から出射される光は、図2に示すように、導光板12の光出射面20にほぼ平行な方向へ出射されるので、そのままでは光出射面20に垂直な方向(以下正面ということがある。)における輝度が低くなり、正面から見たときに非常に暗くなる。そのため、導光板12の光出射面20に対向させてランダムなパターンを有する拡散シート21を配置している。光出射面20とほぼ平行に出射された光は、拡散シート21で散乱されることにより、光出射面20に垂直な方向における出射光量が大きくなる。しかし、このような方式の面光源装置11では、拡散シート21によって光をランダムに拡散させているので、拡散シート21を透過した光の指向性は極めて広くランバート光に近く、面光源装置11の正面輝度が低かった。
そこで、面光源装置の正面輝度を向上させるための工夫がいろいろと提案されている。図3は第2の従来例によるバックライト型の面光源装置31を示す分解斜視図、図4はその概略断面図である。この面光源装置31にあっては、導光板32の下面に断面三角形状をした複数の微細な偏向パターン素子35が設けられている。偏向パターン素子35は、輝度分布を均一化するため、発光部33の近傍においてはパターン密度が小さく、発光部33から遠ざかるにつれて次第にパターン密度が大きくなっている。また、導光板32の下面に対向させて鏡面反射シート34が配設されている。導光板32の光入射面38に対向する位置には、冷陰極線管からなる棒状の発光部33を配置してある。導光板32の光出射面40に対向する位置には、プリズムシート42が配置され、その上に凹凸拡散板41が置かれている。プリズムシート42には、発光部33の長さ方向と平行な方向に直線状に延びた断面三角形状のプリズム42aが互いに平行に、かつ、一定のピッチで配列されている。
この面光源装置31にあっては、図4に示すように、導光板32内に導かれた発光部33の光は、導光板32の光出射面40とその反対側の面との間で全反射を繰り返すことによって導光板32内を導光する。導光板32内を導光する光は、偏向パターン素子35に当たる度に導光角度αが大きくなり、光出射面40に対して全反射の臨界角より小さな入射角となるように反射されると、光出射面40から外部へ出射される。従って、この面光源装置31においても、光出射面40から出射される光は光出射面40とほぼ平行な方向へ出射される。光出射面40とほぼ平行な方向へ向けて導光板32から出射された光は、プリズムシート42を透過することによって光出射面40にほぼ垂直な方向へ曲げられる。
いま、図3に示すように、導光板32の光入射面38に垂直な方向にy軸方向を定め、光入射面38に平行で光出射面40にも平行な方向にx軸方向をとり、光出射面40に垂直な方向にz軸方向をとるものとする。また、φxはzx平面内においてz軸方向から測った方位角を表わし、φyはyz平面内においてz軸方向から測った方位角を表わすものとする。
導光板32内を導光し光出射面40から出射される光は、x軸方向では光の指向性を制御されていないので、導光板32内でx軸方向における光の拡がりが大きく、プリズムシート42を透過した光のφx方向における指向性は図5のΔφxのように広い。一方、光出射面40からは光出射面40とほぼ平行な狭い範囲に向けて光が出射されるので、プリズムシート42を透過した光のφy方向における指向性は図5のΔφyのように狭い。
指向性はあまり広いと正面輝度の低下をもたらすが、反対に指向性が狭すぎても、観察者が顔の位置を少しずらすだけで画像が見えにくくなり、視認性が悪くなる。そのため、この面光源装置31では、図4に示すように、プリズムシート42の上に凹凸拡散板41を配置し、プリズムシート42を透過した光のyz平面内におけるφy方向の指向性を凹凸拡散板41でβ=20°程度に広げている。この結果、この面光源装置31によれば、第1の従来例による面光源装置11よりも高い正面輝度が得られ、かつ、液晶表示装置における視認性の低下も防止することができる。
図6(a)は上記凹凸拡散板41における拡散パターン43の配置を示す平面図、図6(b)はzx平面と平行な断面における凹凸拡散板41の断面形状を示す図、図6(c)はyz平面と平行な断面における凹凸拡散板41の断面形状を示す図である。拡散パターン43は、凹凸拡散板41を透過する光をyz平面内では大きく拡散させるが、zx平面内ではあまり拡散させないように構成されている。すなわち、この凹凸拡散板41の表面に形成された拡散パターン43は、x軸と平行な方向に直線状に延びており、yz平面と平行な断面では波状に湾曲した凹凸パターンとなっている。また、zx平面と平行な断面では、拡散パターン43は平坦な直線状に形成されているが、各拡散パターン43間には成形時のダレによって凹状に窪んだつなぎ目44が生じている。
拡散パターン43のx軸方向における周期をΛx、y軸方向における周期をΛyとするとき、光を拡散させようとする面内における周期Λyは、他方の周期Λxよりも小さくなっている(すなわち、Λx>>Λy)。拡散パターン43の周期Λxは50〜200μmが望ましく、周期Λyは5〜20μmが望ましい。拡散パターン43の周期Λx、Λyがそれぞれの上限値を超えると、拡散パターン43を目視で認識できるようになり、液晶表示装置における表示品質が低下するためである。また、拡散パターン43の周期Λx、Λyがそれぞれの下限値を下回ると、パターンの作製が困難になるため拡散パターン43の作製誤差がパターン形状に比較して大きくなり、光の利用効率が低下したり、あるいは、回折光が支配的となって色むら等の問題も起きるからである。
図7はyz平面における拡散パターン43の働きを説明する図、図8はzx平面における拡散パターン43の働きを説明する図である。yz平面と平行な断面では、拡散パターン43は波形をしており、光出射点の接線角度をγとすると、拡散パターン43を出射する光の拡散角(偏向角度)φyは、
φy=γ/(n−1)
で表わされる。ここで、nは凹凸拡散板41を構成する樹脂の屈折率であり、また空気の屈折率は1としている。
一方、zx平面内においては拡散パターン43は平坦となっているので、図8に示すように、拡散パターン43を通過する光は拡散しない。拡散パターン43間のつなぎ目44では、zx平面内における拡散が生じるが、y軸方向における周期Λyに比べてx軸方向における周期Λxがかなり大きくなっているので、つなぎ目44によりzx平面内で拡散される光の量は、拡散パターン43によりyz平面内で拡散される光の量に比べて僅かな光量に過ぎない。よって、凹凸拡散板41は、ほとんどyz平面内での拡散だけを生じさせている。
図10は上記凹凸拡散板41の拡散特性を示す図である。この特性図に表わされているように、上記凹凸拡散板41は、zx平面内においてφx方向にはほとんど光を拡散させず、yz平面内においてφy方向で20°程度の拡がりで拡散を生じさせる。プリズムシート42から出射される光の指向特性は、図9に示すように、φx方向で広く、φy方向で狭くなっている。このような指向特性を有するプリズムシート42の上に、図10のような拡散特性を有する凹凸拡散板41を設置すれば、面光源装置31から出射される光の指向特性は図11のようになる。すなわち、φx方向においては、凹凸拡散板41から出射した光の指向性は、プリズムシート42を通過した光の指向性とほぼ等しいが、φy方向においては、凹凸拡散板41から出射した光の指向性は、プリズムシート42を通過した光の指向性よりも大きくなっており、φx方向でもφy方向でもz軸を中心として両側で20°程度まで広がっており、液晶表示装置に使用するのに充分な視野角となっている。
図12は第3の従来例によるバックライト型の面光源装置51を示す斜視図、図13はその概略断面図である。この面光源装置51にあっては、導光板52のコーナー部近傍にLED等の点光源からなる発光部53が配置されている。導光板52の下面には、断面三角形状をした偏向パターン素子55が、発光部53を中心として同心円状に配列されている。偏向パターン素子55は、発光部53の近傍ではパターン密度が小さくなっており、発光部53から遠ざかるにつれてパターン密度が大きくなっている。導光板52の下面に対向する位置には、鏡面反射シート54が配設されている。導光板52の光出射面60に対向する位置には、プリズムシート62が配置され、その上に凹凸拡散板61が置かれている。プリズムシート62には、発光部53を中心として円弧状に延びた断面三角形状のプリズムが形成されている。
この面光源装置51における位置又は方向を円筒座標を用いて表わす。図14に示すように、導光板52の光出射面60に垂直な方向にz軸方向を定め、発光部53を中心とする半径方向をr軸方向とし、導光板52の一方の側面から測った角度をθとし、r軸方向及びz軸方向に垂直な方向をθ軸方向とする。また、r軸方向及びz軸方向に平行な平面内においてz軸から計った方位角をφrとし、r軸方向に垂直でz軸方向に平行な面内においてz軸から計った方位角をφθとする。
この面光源装置51にあっては、図13に示すように、発光部53(点光源)から導光板52に入った光は、発光部53を中心として放射状に広がる。しかも、z軸方向から見た平面視においては、各偏向パターン素子55は、その長さ方向が発光部53と結ぶ方向(r軸方向)と直交するように配置されているので、導光板52内を導光する光は、偏向パターン素子55で反射されてもθ方向には散乱されず、r軸方向に沿ってほぼ真っ直ぐに進んでいく。そのため、偏向パターン素子55で反射され導光板52の光出射面60から出射した後、プリズムシート62によってほぼ垂直な方向へ曲げられた光の指向性は、図14のようになる。プリズムシート62を透過した光の指向性は、φr方向における指向性Δφrでも、φθ方向における指向性Δφθでも狭くなっているが、導光板52内を導光する光の方向がほぼr軸方向に揃っているので、φθ方向における指向性Δφθは特に狭いものとなっている。
よって、第3の従来例では、凹凸拡散板61は、プリズムシート62を透過した光をφθ方向に広げる働きを必要とする。そのため、図15(a)に示すように、この凹凸拡散板61では、r軸方向に延びた拡散パターン63を発光部53を中心として同心円状に、もしくは放射状に配置している。拡散パターン63は、図15(a)においてP1−P1で示す断面においては、図15(b)に示すように平坦なパターンとなっており、拡散パターン43間にはつなぎ目64が生じている。また、拡散パターン63は、図15(a)においてP2−P2で示す断面においては、図15(c)に示すような波状のパターンとなっている。
この拡散パターン63の働きも、第2の従来例における拡散パターン43と同様である(図7、図8参照)が、光を拡散させる方向が異なっており、第3の従来例におけるr軸方向が第2の従来例におけるx軸方向に対応し、第3の従来例におけるθ軸方向が第2の従来例におけるy軸方向に対応している。よって、拡散パターン63のr軸方向における周期をΛr、θ軸方向における周期をΛθとするとき、r軸方向における周期Λrは、θ方向における周期Λθよりも大きくなっている(すなわち、Λr>>Λθ)。拡散パターン63の周期Λrは50〜200μmが望ましく、周期Λθは5〜20μmが望ましい。
図17は上記凹凸拡散板61の拡散特性を示す図である。この特性図に表わされているように、凹凸拡散板61は、zr平面内においてφr方向にはほとんど光を拡散させず、zθ平面内においてφθ方向で20°程度の拡がりで拡散を生じさせる。プリズムシート62から出射される光の指向特性は、図16に示すように、φr方向で広く、φθ方向で狭くなっている。このような指向特性を有するプリズムシート62の上に、図17のような拡散特性を有する凹凸拡散板61を設置すれば、面光源装置51から出射される光の指向特性は図18のようになる。すなわち、φr方向においては、凹凸拡散板61から出射した光の指向性は、プリズムシート62を通過した光の指向性とほぼ等しいが、φθ方向においては、凹凸拡散板61から出射した光の指向性は、プリズムシート62を通過した光の指向性よりも大きくなっており、φr方向でもφθ方向でもz軸を中心として両側で20°程度まで広がっており、液晶表示装置に使用するのに充分な視野角となっている。
しかしながら、第2及び第3の従来例で用いられているような凹凸拡散板41、61を用いた面光源装置31、51では、図19に示すように、その上に液晶表示パネル65を重ねて液晶表示装置を構成したとき、液晶表示パネル65の表面に数mm周期のモアレ縞Mが発生し、液晶表示装置の表示品質を低下させるという問題があった。図20は実際にモアレ縞の発生する様子を表わしている。図21は、赤色画素(R)、緑色画素(G)、青色画素(B)によって1絵素が形成され、絵素の開口周期がΛc=120μmとなった液晶表示パネル65の一部である。x軸方向の周期がΛx=200μm、y軸方向の周期がΛy=20μmの凹凸拡散板41を用いた第2の従来例の面光源装置31の上に、図21のような液晶表示パネル65を重ねたとき、液晶表示パネル65には、図20に示すようなモアレ縞が数mmの周期で現われて液晶表示装置の画像を低下させる。なお、第3の従来例のような面光源装置の場合には、図示しないが、放射状のモアレ縞が発生することになる。
ここで、線状の拡散パターンを配列した凹凸拡散板を用いた場合に、液晶表示パネルの表面にモアレ縞が発生する原因は、次のように考えられる。図22は裏面側から光を当てた凹凸拡散板41を顕微鏡で観察した様子を表わしている(図50には、この顕微鏡写真を示している。)。拡散パターン43間のつなぎ目44では、拡散パターン43のように光がφy方向に拡散されない分だけ明るくなり、凹凸拡散板41はつなぎ目44に沿って輝度ピークが生じる。このつなぎ目44間の周期は100μm程度であるので、凹凸拡散板41の輝度ピークもこの周期で繰り返し発生することになる。そして、この輝度ピークの周期と液晶表示パネル65の絵素の周期Λcとが近い値を持っているので、両者が干渉してモアレ縞Mが発生することになると考えられる。
また、第2及び第3の従来例で用いられているような凹凸拡散板41、61を用いると、図23に示すような色ちらつきが液晶表示パネル65の表面に発生するという問題もあった。この原因は、次のように考えられる。例えば、凹凸拡散板41に設けられている拡散パターン43のy軸方向の周期をΛy=10μmとし、液晶表示パネル65における赤色、緑色及び青色の各画素の開口幅がW=35μmであるとする。このような面光源装置と液晶表示パネルとを重ね合わせたときには、図24に示すように、各画素を通過する拡散パターン43は2本の場合と、3本の場合とがある。例えば、図24の場合には、赤色画素(R)の開口内と青色画素(B)の開口内では3本の拡散パターン43が通過しているが、緑色画素(G)の開口内では2本の拡散パターン43しか通過していない。従って、各画素間では最大1.5倍の発光強度の違いが生じている。このように各発光色の画素間で発光強度の差が生じ、しかも、どの発光色の画素の発光強度が強くなるかは場所によってまちまちであるから、場所によって異なる色に色づき、これが色ちらつきとして見えると考えられる。
また、第2の従来例や第3の従来例で用いられる凹凸拡散板としては、粒状の凹凸パターンをランダムに形成したものが用いられる場合がある。図25(a)(b)及び図26(a)(b)は異なるパターンを有する凹凸拡散板71の構造を説明するための説明図である。凹凸拡散板71は、図25(a)に示すように繰り返しパターン72をほぼ隙間無く左右上下に周期的に配列したものである。また、図10(b)に示すように、繰り返しパターン72は、凹部73をほぼ隙間無くランダムに並べたものである。1つの繰り返しパターン41の縦方向及び横方向の幅H、Dは、モアレ縞を防止するために液晶表示パネルの画素のサイズよりも大きくなっており、いずれも好ましくは100μm以上1mm以下としている。また、繰り返しパターン72を構成する凹部73の寸法は不揃いであって、外径Gが5μm以上30μm以下(特に、10μm程度のものが好ましい。)のものが望ましい。また、凹部73は、図26(a)(b)に示すように、凹レンズ状をしている。
この凹凸拡散板71は、拡散特性が特殊であるため、パターンの凹凸形状を正確に制御しなければならない。その場合、1つの凹凸パターンを周期的に配列するようにすれば、すべての凹凸パターンが同じ形状になるので、すべての凹凸パターンを同じように作製できて正確な凹凸形状ができる。しかし、このような方法では、液晶表示装置の画面にモアレ縞が発生したり、画素が目立ったりし易くなる。逆に、凹凸パターンをランダムに配置しようとすれば、凹凸パターンの形状やサイズを1個1個変化させなければならず、正確な形状を作製するのが困難になる。また、場所によって凹凸拡散板の特性が変化する恐れがある。そのためこの凹凸拡散板71では、ランダムな形状や寸法を有する凹部73をランダムに配置させて繰り返しパターン72を構成し、この繰り返しパターン72を周期的に配列することにより、モアレ縞等の発生を抑制しつつ凹凸拡散板71のパターン製作を容易にしている。
図27(a)(b)は凹凸拡散板71の働きを説明する図である。凹凸拡散板71は多数の凹部73をランダムに配置されたものであり、各凹部73は凹レンズ状をしているので、図27(a)に示すように下面側から垂直に光が入射したとき、凹レンズの作用によって入射光は光軸の回りに拡散させられる。従って、この凹凸拡散板71は、図27(b)に示すような拡散特性を示し、凹凸拡散板71の屈折率をnとし、凹部73の中央と縁(頂点)とを結ぶ線分の傾きをεとすると、この拡散特性では、中央の高いピークの両側で、φx=φy=±ε/(n−1)の位置にもピークを生じる。なお、この拡散特性は、凹部73が円形をしている場合には、z軸のまわりに回転対称となる。
図28は凹凸拡散板71の実際の拡散特性を示す図であって、φx方向の拡散特性とφy方向の拡散特性が一致している。このような特性を有する凹凸拡散板71を、第2の従来例の凹凸拡散板41に置き換えれば、プリズムシート42を透過した後の図9の指向特性は、凹凸拡散板71を透過した後では、図29のように変換される。その結果、φx方向でも、φy方向でも指向特性は20°程度に拡がり、液晶表示装置に使用するのに十分な視野角が得られる。
このような凹凸拡散板71によれば、凹部73がランダムに配列されているので、モアレ縞が生じない。しかし、凹部73がランダムに配置されているため、局所的な配置の偏りが生じ、液晶表示パネルの各画素間に発光強度の差が生じ、凹凸拡散板41の場合と同様に色ちらつきが生じる問題があった。この色ちらつきの問題は、第3の従来例に用いた場合でも同様である。
また、この凹凸拡散板71では、光軸の回りの全方位に同じように光を拡散させるので、凹凸拡散板41や凹凸拡散板61を用いた場合と比較して、液晶表示装置の画面の輝度が15%程度低下するという問題があった。
上記のように線状のパターンを形成した凹凸拡散板では、モアレ縞と色ちらつきが問題となり、粒状のパターンをランダムに配置した凹凸拡散板では、色ちらつきと輝度の低下が問題になっており、かかる欠点を解消することが望まれている。
なお、上記のような従来例については、特許文献1に記載されている。
特開2003−215584号公報
本発明は上記のような技術的課題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、液晶表示装置の画面のモアレ縞や色ちらつきを抑えることができ、また、画面の輝度の低下も小さくすることができる拡散板を提供することにある。
本発明にかかる拡散板は、一方の面から光が入射し他方の面から光が出射する基板のいずれか一方の面に、ある一平面と平行な平面内でのみ入射光を拡散させる複数の凹部又は凸部からなる第1凹凸形状と、ある軸の回りに入射光を拡散させる複数の凹部又は凸部からなる第2凹凸形状とを重畳して得られた合成パターンが形成され、
前記基板のいずれか一方の面と平行な直交2方向にx軸及びy軸を定め、前記一方の面に垂直な方向にz軸を定めて、前記第1凹凸形状の表面形状が、
z=f(x、y)
と表わされ、前記第2凹凸形状の表面形状が、
z=g(x、y)
と表わされ、かつ、z=f(x、y)とz=g(x、y)が拡散度合いの等しい第1凹凸形状と第2凹凸形状を表わしているとき、前記合成パターンの表面形状は、
0.1≦ξ≦0.3
であるパラメータξを用いて
z=(1−ξ)×f(x、y)+ξ×g(x、y)
と表わされ、前記第1凹凸形状は、一方向に長い線状の凹部又は凸部を周期的に配置して構成されており、前記第2凹凸形状は、球面状又は円錐形状の凹部又は凸部を非周期的に配置して構成されており、前記第1凹凸形状を構成する凹部又は凸部の配置周期に対し、前記第2凹凸形状を構成する凹部又は凸部の、前記基板に垂直な方向から見た最大寸法が、1/3倍以上3倍以下であることを特徴としている。
本発明の拡散板は、第1凹凸形状と第2凹凸形状が重なり合っているので、拡散板全体の拡散度合いが等しい場合、第1凹凸形状だけの場合よりも第1凹凸形状からの寄与を少なくでき、モアレ縞の発生を少なくできる。さらに、第2凹凸形状によって第1凹凸形状とは異なる方向へ光を拡散させることができるので、モアレ縞をより低減させることができる。また、拡散板全体の拡散度合いが等しい場合、第2凹凸形状だけの場合よりも第2凹凸形状からの寄与を少なくでき、輝度の低下を小さくできる。さらに、本発明の拡散板によれば、第1凹凸形状と第2凹凸形状とが重なり合う結果、パターン模様がより微細になるので、液晶表示パネルの各発光色の画素におけるばらつきを小さくすることができ、色ちらつきを低減させることができる。
また、本発明の拡散板によれば、パラメータξを0.1〜0.3の範囲で変化させることにより、第1凹凸形状と第2凹凸形状の分配比率を変化させて拡散板を設計することができる。特に、z=f(x、y)とz=g(x、y)が、拡散度合いの等しい第1凹凸形状と第2凹凸形状を表わしている場合には、拡散板の拡散度合いを変化させることなく第1凹凸形状と第2凹凸形状の分配比率を変えることができる。また、パラメータξをこの範囲内に定めることにより、液晶表示装置に用いたときの画像のコントラストを高くして色ちらつきを防止し、かつ、輝度を高く保つことができる。
また、本発明の拡散板においては、前記第1凹凸形状は、一方向に長い線状の凹部又は凸部を周期的に配置して構成されており、前記第2凹凸形状は、球面状又は円錐形状の凹部又は凸部を非周期的に配置して構成されていることを特徴としている。一方向に長い線状をした第1凹凸形状の凹部又は凸部、たとえばシリンドリカルレンズ状をしたものによれば、その長さ方向に直交する面内で入射光を拡散させることができる。また、球面状又は円錐状をした第2凹凸形状の凹部又は凸部、例えば凹レンズ状をしたものによれば、入射光をその軸の回りに拡散させることができる。
さらに、本発明の拡散板においては、前記第1凹凸形状を構成する凹部又は凸部の配置周期に対し、前記第2凹凸形状を構成する凹部又は凸部の、前記基板に垂直な方向から見た最大寸法が、1/3倍以上3倍以下であることを特徴としているので、液晶表示装置の画面の色ちらつきを低減することができる。
本発明の拡散板におけるある実施態様により合成パターンを作製した場合には、前記合成パターンは前記基板の面にほぼ平行な領域を有し、当該領域は、前記基板のいずれかの面側から見ると、略長方形が並んだ格子状の模様が形成される。そのため、液晶表示装置に用いたときの色ちらつきを防止する効果が高くなる。
本発明の拡散板にかかる別な実施態様いおいては、前記第1凹凸形状が、一方向に長い線状の凹部又は凸部が所定の1点を中心として放射状に配置されているので、本発明の拡散板を微小な光源を用いた面光源装置にも適用することができる。
特に、本発明にかかる面光源装置の一つは、前記光源が点光源であり、前記導光板の光出射面と反対側の面のほぼ全体には、長手方向の方向性を有する形状であって、この長手方向が前記点光源とほぼ垂直に対向する偏向パターン素子が相互に間隔をあけて配置されており、前記プリズムシートの前記導光板と対向する面には、断面略三角形状のプリズムが前記点光源に対応する点を中心として円弧状に形成されており、前記拡散板の合成パターンを形成する前記第1凹凸形状は、一方向に長い線状の凹部又は凸部が前記点光源に対応する点を中心として放射状に配置されている。
かかる面光源装置では、本発明にかかる拡散板を用いたことによる効果に加え、点光源から出射された光を狭い視野角の光として導光板の光出射面から出射させ、これを拡散板によって視認性のよい視野角が得られるように広げることができ、光利用効率が高く視認性の良好な面光源装置を得ることができる。
なお、本発明の以上説明した構成要素は、可能な限り任意に組み合わせることができる。
以下、本発明の実施例を図面に従って詳細に説明する。ただし、本発明は、以下の実施例に限定されるものでないのは勿論である。
図30は本発明の実施例1による拡散板を用いた面光源装置81を示す分解斜視図である。この面光源装置81は、導光板32、発光部33、鏡面反射シート34、プリズムシート42、凹凸拡散板82によって構成されている。このうち、凹凸拡散板82以外の構成部材については、既に説明した第2の従来例と同一であるので、それらの説明は省略し、以下においては凹凸拡散板82の構造とその作用についてのみ説明する。
凹凸拡散板82は、透明基板83の上面に第1凹凸形状と第2凹凸形状をスタンパ法等によって一度に成形したものであって、第1凹凸形状と第2凹凸形状は合成するようにして重ね合わされている。図31(a)(b)はそれぞれ合成パターンの元になった第1凹凸形状と第2凹凸形状を示す図、図31(c)は第1凹凸形状と第2凹凸形状を合成したパターンに基づいて凹凸拡散板82の表面に形成されたパターンの一部を示す図である。
第1凹凸形状は複数の第1凹凸パターン84(凹部又は凸部)によって構成されている。第1凹凸パターン84は、断面が波形状、半円状、半楕円状、シリンドリカルレンズ状、三角柱状、断面台形状などに形成されており、均一な断面のままで直線状に延びていて線状ないし棒状となっている。また、第1凹凸パターン84は、互いに平行となるようにして、x方向及びy方向に周期Λx、Λyで繰り返し配列されている。図32(a)に示すように、下面側から光が垂直に入射したとき、入射光の光軸(最大光度の光線)を含み、かつ、第1凹凸パターン84の長さ方向に垂直な平面内で入射光を拡散させるというのが、第1凹凸パターン84の典型的な光学的作用である。
第2凹凸形状は複数の第2凹凸パターン85(凹部又は凸部)によって構成されている。第2凹凸パターン85は、球面凹レンズ状、非球面凹レンズ状、円錐状、円錐台状、角錐状、角錐台状などに形成されていてランダムに配列されている。第2凹凸パターン85は、その大きさもランダムになっていてもよい。さらに、第2凹凸パターン85は、ランダムに配列された基本パターンを繰り返し周期的に配置することによって全体が構成されていることが望ましい(図25の説明を参照)。図32(b)に示すように、下面側から光が垂直に入射したとき、入射光の光軸に平行で、かつ、第2凹凸パターン85の中心部を通過する直線の回りに入射光を拡散させるというのが第2凹凸パターン85の典型的な光学的作用である。
面光源装置81の表面の合成パターン86は、図31(a)のように配列された複数の第1凹凸パターン84と、図31(b)のように配列された複数の第2凹凸パターン85とを重ね合わせて合成されている。図33(a)(b)(c)(d)(e)(f)は、第1凹凸パターン84と第2凹凸パターン85とを合成する方法を説明している。図33(a)(b)は、第1凹凸パターン84のyz平面と平行な断面におけるパターン形状と、zx平面と平行な断面におけるパターン形状である。図33(c)(d)は、第2凹凸パターン85のyz平面と平行な断面におけるパターン形状と、zx平面と平行な断面におけるパターン形状である。図33(e)(f)は、合成パターン86のyz平面と平行な断面におけるパターン形状と、zx平面と平行な断面におけるパターン形状である。
図33(a)(b)で表わされる第1凹凸パターン84の高さをz=z1とし、第1凹凸パターン84の形状が、
z=z1=f(x、y)
で表わされているとする。同様に、図33(c)(d)で表わされる第2凹凸パターン85の高さをz=z2とし、第2凹凸パターン85の形状が、
z=z2=g(x、y)
で表わされているとする。このとき、図33(e)(f)の合成パターン86の形状は、第1凹凸パターン84と第2凹凸パターン85の重ね合わせで表現される。すなわち、合成パターン86の高さをz=z3とすれば、合成パターン86の形状は、
z=z3=z1+z2=f(x、y)+g(x、y)
で表わされる。こうして合成パターン86の形状が決まれば、電子ビーム描画法などでNi原盤を作製し、この原盤からスタンパを作製し、そのスタンパを用いて透明基板83の上に塗布された紫外線硬化型樹脂をスタンパで成形し、紫外線照射により紫外線硬化型樹脂を硬化させて凹凸拡散板82を得ることができる。
また、第1凹凸パターン84のパターン形状:z1=f(x、y)が、目的とする拡散度合いのパターンを表わしており、第2凹凸パターン85のパターン形状:z2=g(x、y)も、目的とする拡散度合いのパターンを表わしているとした場合、
z=z3=(1−ξ)×f(x、y)+ξ×g(x、y) …(1)
で表わされるパターン形状の合成パターン86は、やはりほぼ目的とする拡散度合いのパターンとなる。ここで、ξは第2凹凸パターン85の合成比率であって、0≦ξ≦1 である。よって、(1)式を用いて合成パターン86を設計すれば、目的とする拡散度合いを維持したまま、ξをパラメータとして合成パターン86の形状を変化させることができる。従って、ξを変化させてモアレ縞や色ちらつき、輝度低減などをできるだけ小さくすることのできるξの値を決定すれば、最適な合成パターン86の形状を決定することができる。
図34は、合成比率ξを0から1まで変化させたときの、液晶表示装置の画面の輝度と、図21に示した液晶表示パネルの各発光色(R、G、B)の開口間でのコントラストの逆数とをシミュレーションしたものである。図34に現われているように、画面の輝度は、ξが大きくなって第2凹凸パターン85の割合が増加するほど低下する。これは第1凹凸パターン84に比べて第2凹凸パターン85の輝度が15%ほど低いためである。また、コントラストの逆数は、ξ=0.2〜0.8の範囲で大きいが、ξが0.2より小さいとコントラストの逆数は小さくなり、0.8を超えてもコントラストの逆数は小さくなっている。
図34によれば、合成比率ξが0から0.5まで増加すると、コントラストの逆数は1に近づいて色ちらつきは見えにくくなるが、輝度は次第に低下する。従って、第2凹凸パターン85の合成比率ξの値は、コントラストの逆数が0.95以上で、かつ、輝度が第1凹凸パターン84に比べて1割以上低下しない領域で決定するのが望ましい。よって、第2凹凸パターン85の合成比率の値(設計領域)としては、
0.1≦ξ≦0.3
とするのが望ましく、0.2くらいが特に望ましい。
しかし、実際には合成パターン86を成形するための成形型(スタンパ)が第1凹凸パターン84と第2凹凸パターン85とを正確に合成して作製されていたとしても、その成形型を用いて成形された合成パターン86は多少の変形を伴う。すなわち、第1凹凸パターン84と第2凹凸パターン85を合成した合成パターン86では、第1及び第2凹凸パターン84、85に比べてパターンが細かくなるので、合成パターン86の樹脂がパターンの尖端部分に充填されにくくなったり、パターンが若干歪んだりし易くなる。その結果、第1凹凸パターン84の上面や第2凹凸パターン85の尖端部分などが透明基板83とほぼ平行な領域となり、図31(c)に示す(また、実際の合成パターン86の顕微鏡写真を図51に示す。)ように、透明基板83とほぼ平行な領域は、略長方形が並んだ格子状の模様を形成することになる。特に、合成比率ξが小さい場合には、第1凹凸パターン84が強く現われるので、合成パターン86は図31(c)や図51に示すように、略長方形が並んだ格子状のパターンと成り易い。
図35(a)は凹凸拡散板82の合成パターン86を顕微鏡で見た画像を示す。これは図37に示すように、下面側から凹凸拡散板82に平行光を照射し、合成パターン86を顕微鏡対物レンズ87を通して撮影したものである。図35(a)によれば、明らかに一方向に長い第1凹凸パターン84と、ランダムに複数配列された第2凹凸パターン85との両方のパターンを観察することができる。このとき第2凹凸パターン85においては隣接する凹凸パターンどうしが交わる辺は直線となるので、第2凹凸パターン85は実際には多角形が配列されたものとして見える。
また、図35(b)は、図35(a)の原画像を2次元フーリエ変換したパワースペクトル画像を表わしている。図35(b)のパワースペクトル画像では、y軸上に存在するピークと、全方向に広がるピークとを観察できる。このy軸上に存在するピークは、一方向に長い第1凹凸パターン84のy軸方向の周期Λyに対応している。全方向に広がるピークは、複数配列された第2凹凸パターン85の外形寸法Kに対応している。
図36は、図35(b)のパワースペクトル画像の原点からの距離(空間周波数)を横軸にとり、強度を縦軸にとったグラフ(パワースペクトル成分)を示す。ここにも、第1凹凸パターン84の成分によるピークと、第2凹凸パターン85の成分によるピークが分離して現われている。
次に、本発明の凹凸拡散板82によるモアレ消去の効果について説明する。第2の従来例の場合には、拡散パターン43のつなぎ目44で周期的に輝度ピークが生じるためにモアレ縞が発生していた。しかし、本発明で用いている凹凸拡散板82では、拡散パターン43に相当する第1凹凸パターン84の成分は合成パターン86の一部となっているので、その分だけ輝度ピークが小さくなり、モアレ縞が発生しにくくなる。さらに、第1凹凸パターン84に第2凹凸パターン85が重なり合うことによってパターンのつなぎ目が消滅することになり、図38に示す輝度分布のように大きな輝度ピークが周期的に発生しにくくなる(図51には、ここに示した凹凸拡散板の顕微鏡写真を示している。)。その結果、凹凸拡散板82と液晶表示パネルの開口ピッチとが干渉を起こしにくくなり、モアレ縞を解消することができる。
また、本発明にかかる凹凸拡散板82によれば、第1凹凸パターン84と第2凹凸パターン85の中間の輝度が得られることが予想される。図39、図40、図41は、それぞれ本発明の凹凸拡散板82を用いた場合と、第1凹凸パターン84のみを設けた凹凸拡散板を用いた場合と、第2凹凸パターン85のみを設けた凹凸拡散板を用いた場合とで輝度及び指向特性を比較したものである。これらのいずれの場合も指向性は20°程度となっており、表示用に使用するのに十分な視野角となっている。
一方、第1凹凸パターン84のみの拡散板を用いた場合の輝度を基準とし、これを1とすると、第2凹凸パターン85のみの拡散板を用いた場合の輝度は0.85となり、本発明の凹凸拡散板82の場合には、0.95となった。よって、本発明の凹凸拡散板82を用いた場合には、第1凹凸パターン84のみの凹凸拡散板を用いる場合に比較すれば輝度が低下しているが、第2凹凸パターン85のみの凹凸拡散板を用いた場合と比較すれば、輝度が1割以上向上している。
次に、本発明の凹凸拡散板82を用いることにより、色ちらつきが消去される理由を説明する。図22から分かるように、第1凹凸パターン84と第2凹凸パターン85を重ね合わせることにより、合成パターン86は、第1凹凸パターン84と比べても、第2凹凸パターン85と比べてもパターンが細かくなり、凹凸拡散板82全体に均一に分布するようになる。そのため図42に示すように、面光源装置81の上に液晶表示パネル65を重ねたとき、赤色画素65内に分布する合成パターン86と、緑色画素66内に分布する合成パターン86と、青色画素65B内に分布する合成パターン86との間に分布量の差は認められない。そのため、各発光色の画素が同じ明るさで光ることになり、色ちらつきが発生しにくくなる。
図42により具体的に説明すると、液晶表示パネル65の開口周期はΛc=150μm、各発光色の開口サイズは縦D1=100μm、幅D2=35μmとなっている。また、第1凹凸パターン84は、x方向の周期がΛx=100μm、y方向の周期がΛy=10μmであり、第2凹凸パターン85は、その外形寸法がK=11μmとなっている。かかる構成で、赤色画素65R、緑色画素65G、青色画素65B内の輝度の比を測定すると、
赤色画素の輝度:緑色画素の輝度:青色画素の輝度=1.03:1.03:1
となり、コントラスト比は1.03まで改善されている。よって、凹凸拡散板82によれば、画面の色ちらつきをほとんど改善することができる。
また、第1凹凸パターン84のy方向の周期Λyと第2凹凸パターン85の外形寸法との比K/Λyに対して、画素開口内輝度のコントラストは、図43のように変化する。色ちらつきが見えないための条件は、コントラストでいうと1.1程度である。よって、第1凹凸パターン84の長さ方向と直交する方向の周期Λyと、第2凹凸パターン85の外形寸法Kとの関係についても、実験結果によれば、
1/3≦K/Λy≦3
が望ましく、特に、
1/2≦K/Λy≦2
が望ましい。
図44(a)はyz平面における合成パターン86の断面を示し、図44(b)はyz平面における合成パターン86の拡散特性を示している。図45(a)はzx平面における合成パターン86の断面を示し、図45(b)はzx平面における合成パターン86の拡散特性を示している。yz平面においては、合成パターン86の傾斜角度は、第1凹凸パターン84の傾斜角度γに第2凹凸パターン85の角度εが加わったものであり、その角度γ、εによってyz平面における拡散特性が決まる。また、zx平面における合成パターン86の傾斜角度は、第2凹凸パターン85の傾斜角度εだけで決まり、その拡散特性は、±ε/(n−1) にピークを持つ。よって、第1凹凸パターン84及び第2凹凸パターン85の角度γとεを調整することにより、yz平面内の拡散特性とzx平面内の拡散特性とを最適化することができる。
図46は本発明の実施例2の面光源装置91を示す斜視図である。この実施例2についても、凹凸拡散板92以外の構成部品については、第3の従来例と同じ構成を有しているので、詳細は省略する。また、この実施例2で用いられている凹凸拡散板92では、光源53を中心として放射状に延びた線状の第1凹凸パターン93と、非周期的に配列された球面状又は円錐状等の第2凹凸パターン94とを重ね合わせて合成パターン95を形成している。この実施例2についても、実施例1の説明におけるx軸方向、y軸方向をそれぞれr軸方向、θ軸方向と読み替えれば、実施例1の説明は実施例2についても当てはまる。
図47(a)は本発明の実施例3による凹凸拡散板96に設けられたパターンを示す平面図である。実施例3では、直線状をした第1凹凸パターン97がΛyの周期で互いに平行に配列されており、また、直線状をした第2凹凸パターン98がΛxの周期で互いに平行に配列されている。実施例3では、第1凹凸パターン97も第2凹凸パターン98も断面波形状、断面半円状、シリンドリカルレンズ状、断面台形状、三角柱状などに成形されており、第1凹凸パターン97と第2凹凸パターン98とは長さ方向が互いに直交するように配置されている。これらのパターンは微細であるので、顕微鏡で見ても、図47(b)のように格子状に見える。
図48(a)は第1凹凸パターン97の長さ方向と直交する方向における断面を示す図、図48(b)は第2凹凸パターン98の長さ方向と直交する方向における断面を示す図である。図48に示されているように、第2凹凸パターン98のパターン高さH2は第1凹凸パターン97のパターン高さH1よりも小さく、第2凹凸パターン98のパターン周期Λxは、第1凹凸パターン97のパターン周期Λyよりも長くなっている。よって、第2凹凸パターン98は、第1凹凸パターン97に比べて拡散特性は小さくなっている。
特に、第2凹凸パターン98のアスペクト比H2/Λxは、第1凹凸パターン97のアスペクト比H1/Λyに比べて1/5程度に小さくしている。このような第1凹凸パターン97と第2凹凸パターン98との組み合わせにより、x方向の拡散特性をy方向の拡散特性に比べて小さくすることができ、輝度もほとんど低下させないようにできる。
よって、第1凹凸パターン97のつなぎ目における輝度ピークは、第2凹凸パターン98により光が拡散されることで小さくなり、第2凹凸パターン98のつなぎ目における輝度ピークも、第1凹凸パターン97により光が拡散されることで小さくなる。この結果、液晶表示パネルの画素開口の周期と干渉してモアレ縞が生じにくくなる。
また、第1凹凸パターン97と第2凹凸パターン98の縦横の組み合わせによりパターンが細かくなるので、液晶表示パネルの各画素開口でパターンが偏りにくくなり、色ちらつきも低減される。特に、色ちらつきを低減するためには、第1凹凸パターン97の周期Λyと第2凹凸パターン98の周期Λxとの比が、
1/3≦Λx/Λy≦3
であることが望ましい。より望ましくは、
1/2≦Λx/Λy≦2
とすればよい。
図49は本発明にかかる液晶表示装置111を示す概略断面図である。これはたとえば実施例1の面光源装置81の上に液晶表示パネル112を対向させるようにして設置したものである。
上記のように本発明の拡散板によれば、液晶表示装置の画面の輝度を高く保ったまま、モアレ縞や色ちらつきを抑えることができる。
第1の従来例による面光源装置を示す分解斜視図である。 第1の従来例による面光源装置の概略断面図である。 第2の従来例による面光源装置を示す分解斜視図である。 第2の従来例による面光源装置の概略断面図である。 同上の面光源装置において、プリズムシートを透過した光の指向特性を示す斜視図である。 (a)は第2の従来例で用いられている凹凸拡散板における拡散パターンの配置を示す平面図、(b)はzx平面と平行な断面における凹凸拡散板の断面形状を示す図、(c)はyz平面と平行な断面における凹凸拡散板の断面形状を示す図である。 yz平面における拡散パターンの働きを説明する図である。 zx平面における拡散パターンの働きを説明する図である。 プリズムシートから出射される光の指向特性を示す図である。 凹凸拡散板の拡散特性を示す図である。 図10のような拡散特性を有する凹凸拡散板を用いたときに、面光源装置から出射される光の指向特性を示す図である。 第3の従来例による面光源装置を示す分解斜視図である。 第3の従来例による面光源装置の概略断面図である。 同上の面光源装置において、プリズムシートを透過した光の指向特性を示す斜視図である。 (a)は第3の従来例で用いられている凹凸拡散板の平面図、(b)は(a)のP1−P1線に沿った断面図、(c)は(a)のP2−P2線に沿った断面図である。 プリズムシートから出射される光の指向特性を示す図である。 凹凸拡散板の拡散特性を示す図である。 図17のような拡散特性を有する凹凸拡散板を用いたときに、面光源装置から出射される光の指向特性を示す図である。 第2の従来例において、液晶表示パネルの表面に発生するモアレ縞を示す図である。 実際のモアレ縞を示す図である。 液晶表示パネルの画素開口を示す概略平面図である。 モアレ縞が発生する理由を説明する図である。 液晶表示パネルの表面に発生する色ちらつきを示す図である。 (a)は図23のF部を拡大して示した図、(b)は赤色、緑色、青色の各画素の発光強度を示す図である。 (a)(b)は異なるパターンを有する凹凸拡散板の構造を説明する説明図である。 (a)(b)は同上の凹凸拡散板に設けられている凹部の形状を示す斜視図及び断面図である。 (a)は凹凸拡散板の働きを説明する図、(b)はその拡散特性を示す図である。 凹凸拡散板の拡散特性を示す図である。 同上の凹凸拡散板を透過した後の光の指向特性を示す図である。 本発明の実施例1による凹凸拡散板を用いた面光源装置を示す分解斜視図である。 (a)は第1凹凸パターンを示す図、(b)は第2凹凸パターンを示す図、(c)は(a)の第1凹凸パターンと(b)の第2凹凸パターンから合成した合成パターンを用いて成形された凹凸拡散板のパターンを示す図である。 (a)は第1凹凸パターンの作用を説明する図、(b)は第2凹凸パターンの作用を説明する図である。 (a)(b)(c)(d)(e)(f)は、第1凹凸パターンと第2凹凸パターンとを合成する方法を説明する図である。 合成比率ξを0から1まで変化させたときの、液晶表示装置の画面の輝度と液晶表示パネルの各発光色(R、G、B)の開口間でのコントラストの逆数との変化をシミュレーションした結果を示す図である。 (a)は凹凸拡散板の合成パターンを顕微鏡で見た画像を示す図、(b)はそのパワースペクトル画像である。 図35(b)のパワースペクトル画像の原点からの距離(空間周波数)を横軸にとり、強度を縦軸にとった表わした図である。 顕微鏡を通して凹凸拡散板を撮影する様子を示す図である。 凹凸拡散板の合成パターンを表わした拡大図と、x軸方向における輝度の分布を表わした図である。 本発明の凹凸拡散板を用いた場合の輝度及び指向特性を表わした図である。 第1凹凸パターンのみを設けた凹凸拡散板を用いた場合の輝度及び指向特性を表わした図である。 第2凹凸パターンのみを設けた凹凸拡散板を用いた場合の輝度及び指向特性を表わした図である。 実施例1の凹凸拡散板を液晶表示パネルに重ねた様子を説明する図である。 凹凸拡散板におけるパターンのサイズ比K/Λyに対するコントラストの変化を表わした図である。 (a)は合成パターンのzx平面におけるパターン形状を示す図、(b)はそのzx平面における指向特性を示す図である。 (a)は合成パターンのyz平面におけるパターン形状を示す図、(b)はそのyz平面における指向特性を示す図である。 本発明の実施例2による面光源装置を示す斜視図である。 (a)は本発明の実施例3による拡散板のパターンを示す概略図、(b)は(a)のパターンを顕微鏡で見たときの像を示す図である。 (a)は第1凹凸パターンの長さ方向と直交する方向における断面を示す図、(b)は第2凹凸パターンの長さ方向と直交する方向における断面を示す図である。 本発明の実施例4による液晶表示装置を示す概略図である。 図22に示した凹凸拡散板の顕微鏡写真である。 図38に示した凹凸拡散板の顕微鏡写真である。
符号の説明
32 導光板
33 発光部
34 鏡面反射シート
35 偏向パターン素子
38 光入射面
40 光出射面
42 プリズムシート
52 導光板
53 発光部
54 鏡面反射シート
55 偏向パターン素子
60 光出射面
81 面光源装置
82 凹凸拡散板
83 透明基板
85 第2凹凸パターン
86 合成パターン
91 面光源装置
92 凹凸拡散板

Claims (6)

  1. 一方の面から光が入射し他方の面から光が出射する基板のいずれか一方の面に、ある一平面と平行な平面内でのみ入射光を拡散させる複数の凹部又は凸部からなる第1凹凸形状と、ある軸の回りに入射光を拡散させる複数の凹部又は凸部からなる第2凹凸形状とを重畳して得られた合成パターンが形成され、
    前記基板のいずれか一方の面と平行な直交2方向にx軸及びy軸を定め、前記一方の面に垂直な方向にz軸を定めて、前記第1凹凸形状の表面形状が、
    z=f(x、y)
    と表わされ、前記第2凹凸形状の表面形状が、
    z=g(x、y)
    と表わされ、かつ、z=f(x、y)とz=g(x、y)が拡散度合いの等しい第1凹凸形状と第2凹凸形状を表わしているとき、
    前記合成パターンの表面形状は、
    0.1≦ξ≦0.3
    であるパラメータξを用いて
    z=(1−ξ)×f(x、y)+ξ×g(x、y)
    と表わされ
    前記第1凹凸形状は、一方向に長い線状の凹部又は凸部を周期的に配置して構成されており、
    前記第2凹凸形状は、球面状又は円錐形状の凹部又は凸部を非周期的に配置して構成されており、
    前記第1凹凸形状を構成する凹部又は凸部の配置周期に対し、前記第2凹凸形状を構成する凹部又は凸部の、前記基板に垂直な方向から見た最大寸法が、1/3倍以上3倍以下であることを特徴とする拡散板。
  2. 前記合成パターンは前記基板の面にほぼ平行な領域を有し、当該領域は、前記基板のいずれかの面側から見ると、略長方形が並んだ格子状の模様を形成していることを特徴とする、請求項に記載の拡散板。
  3. 前記第1凹凸形状は、一方向に長い線状の凹部又は凸部が所定の1点を中心として放射状に配置されていることを特徴とする、請求項に記載の拡散板。
  4. 光源と、
    前記光源から導入した光を面状に広げて光出射面から出射させる導光板と、
    前記導光板の光出射面に対向させて配置された請求項1から3のいずれか1項に記載の拡散板と、
    を備えた面光源装置。
  5. 光源と、
    前記光源から導入した光を面状に広げて光出射面から出射させる導光板と、
    前記導光板の光出射面に対向させて配置され、前記導光板から出射された光を前記光出射面に垂直な方向へ偏向させて前記導光板と対向する面と反対側の面から出射させるプリズムシートと、
    前記プリズムシートの光が出射する面に対向させて配置された請求項1から4のいずれか1項に記載の拡散板と、
    を備えた面光源装置。
  6. 前記光源は点光源であり、
    前記導光板の光出射面と反対側の面のほぼ全体には、長手方向の方向性を有する形状であって、この長手方向が前記点光源とほぼ垂直に対向する偏向パターン素子が相互に間隔をあけて配置されており、
    前記プリズムシートの前記導光板と対向する面には、断面略三角形状のプリズムが前記点光源に対応する点を中心として円弧状に形成されており、
    前記拡散板の合成パターンを形成する前記第1凹凸形状は、一方向に長い線状の凹部又は凸部が前記点光源に対応する点を中心として放射状に配置されてなることを特徴とする、請求項に記載の面光源装置。
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