JP4211482B2 - 記録装置及び方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、連続的に入力されるデータをフレーム単位で間欠的に抽出し、抽出したデータを記録する記録装置及び方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、例えば自動預払機(ATM、automated-teller machine)を設置した場所等では、セキュリティ確保のため、監視用ビデオ記録装置が使用されている。このような監視用ビデオ記録装置は、タイムラプスVTRとも呼ばれ、通常、監視用ビデオカメラより出力されるビデオ信号を間欠的に記録媒体に記録するようになっている(特許文献1参照)。このような監視用ビデオ記録装置では、間欠したビデオ信号を記録するために、任意の周期で1フィールドまたは1フレーム単位で記録媒体に記録する方式(以下、第1の方式という。)や、所定数のフレームをメモリに蓄積し、それを所定の周期で連続的に読み出しながら記録媒体に記録する方式(以下、第2の方式という。)が知られている。第2の方式は、第1の方式に比べ、記録媒体を走行させる回数が少なく済むため、ヘリカルスキャン方式の監視用ビデオ記録装置に対して記録媒体やヘッドへの負荷が少ないことや、デジタル化した信号処理と親和性がよいことなどを理由に、近年広く使われるようになっている。
【0003】
【特許文献1】
特願平11−519959号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、第1の方式又は第2の方式を採用した監視用ビデオ記録装置は、間欠的にビデオ信号を記録するときに、1フィールドもしくは1フレームの精度で記録媒体を駆動しなければならないため、記録媒体を駆動するメカデッキ等の駆動部やそれをコントロールする制御部に対して高い精度の動作が要求され、放送用や業務用等のものとして実現できても、民生用のものとしては高価なものとなってしまい、実用的ではなかった。
【0005】
また、第1の方式又は第2の方式を採用した監視用ビデオ記録装置では、万が一駆動部の動作精度が悪かった場合、前回記録媒体に記録したものを次回の記録時に上書きで消してしまうことがあり、一定の周期で記録を残しておきたいタイムラプスビデオとしては、1フレーム(1フィールド)の欠落ではあるが、致命的な欠陥となりえた。
【0006】
そこで、本発明は、上述したような実情に鑑みて提案されたものであり、第2の方式を採用し、駆動部等に高い精度の動作を要求せずに、前回記録したデータを上書き消去しないで入力したデータを間欠的に記録媒体に記録する記録装置及び方法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る記録装置は、上述の課題を解決するために、記録媒体にデータを間欠的に繋ぎ記録する記録装置であって、入力されたデータを符号化する符号化手段と、上記符号化手段で符号化したデータを1フレーム単位で所定周期ごとに間欠的に記憶部に記憶する記憶手段と、上記記憶部に記憶されているデータを所定フレーム数ごとに読み出し、上記記録媒体に記録する記録手段と、上記記憶部に記憶されているデータを所定フレーム数ごとに読み出して上記記録媒体に記録する際に、1回の間欠記録動作で最後に書かれるフレームのデータは複数回繰り返して読み出して上記記録媒体に記録するように上記記録手段を制御する制御手段とを備え、上記制御手段は、間欠的に繋ぎ記録する際の記録開始位置の制御精度を±Nフレームとした場合に、1回の間欠記録動作で最後に書かれるフレームのデータを上記記憶部から所定回数繰り返して読み出して上記記録媒体に記録し、次の間欠記録動作の開始時に(N+1)フレーム分だけ残して上記記録媒体に上書きして繋ぎ記録するように上記記録手段を制御する。
【0008】
本発明に係る記録方法は、上述の課題を解決するために、記録媒体にデータを間欠的に繋ぎ記録する記録方法であって、入力されたデータを符号化する符号化工程と、上記符号化工程で符号化したデータを1フレーム単位で所定周期ごとに間欠的に記憶部に記憶する記憶工程と、上記記憶部に記憶されているデータを所定フレーム数ごとに読み出して上記記録媒体に記録する際に、1回の間欠記録動作で最後に書かれるフレームのデータは複数回繰り返して読み出し、上記記録媒体に記録する記録工程を有し、上記記録工程では、間欠的に繋ぎ記録する際の記録開始位置の制御精度を±Nフレームとした場合に、1回の間欠記録動作で最後に書かれるフレームのデータを上記記憶部から所定回数繰り返して読み出して上記記録媒体に記録し、次の間欠記録動作の開始時に(N+1)フレーム分だけ残して上記記録媒体に上書きして繋ぎ記録する。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
【0010】
本発明は、図1に示すような、映像信号のインターバル(間欠)記録を行なう記録装置1に適用される。記録装置1は、入力した映像信号に所定の処理を行なう処理部10と、処理部10で所定の処理を行なった映像信号のデータを所定の周期で間欠的にメモリ29に記憶するメモリ部11と、メモリ29に取り込んだデータを読み出し、磁気テープ等の記録媒体(以下、「磁気テープ」という。)に記録する記録部12とを備える。
【0011】
処理部10は、被写体を撮像し、所定の処理を行ない処理後データD1(以下、単に「データD1」という。)を生成する第1の処理部20と、所定の映像信号が入力され、所定の処理を行ない処理後データD2(以下、単に「データD2」という。)を生成する第2の処理部21と、第1の処理部20で生成されたデータD1と第2の処理部21で生成されたデータD2とを選択的に切り換え、メモリ部11に出力する切換部22とを備える。第1の処理部20は、被写体を撮像するCCD(charge-coupled device)部23と、CCD部23で撮像された被写体の映像信号をデジタル化(符号化)処理するADC(analog digital converter)部24と、ADC部24で符号化された信号にカメラ信号処理(欠陥補正及びガンマ補正等の補正処理)を行ない、データD1を生成するカメラ信号処理部25とを備える。
【0012】
また、第2の処理部21は、アナログのNTSC(national television system committee)方式又はPAL(phase alternation by line)方式等による信号が入力される入力部26と、入力部26から入力された信号を符号化処理するADC部27と、ADC部27で符号化された信号に所定のデコード処理を行ない、データD2を生成するライン入力信号処理部28とを備える。
【0013】
切換部22は、第1の処理部20からデータD1が入力される端子aと、第2の処理部21からデータD2が入力される端子bとを有し、外部から入力される操作信号に応じて端子aと端子bとを選択的に切り換える。
【0014】
メモリ部11は、所定容量を有するメモリ29と、切換部22から連続的に入力されるデータD1又はデータD2から所定周期ごとに間欠的に1フレーム分のデータを抽出し、当該抽出したデータをメモリ29に書き込み、書き込んだデータをメモリ29から読み出し記録部12に出力するメモリ制御回路部30とを有する。
【0015】
記録部12は、メモリ部11から供給されたデータにエラー訂正符号等の処理を行なうデジタル記録信号処理部31と、デジタル記録信号処理部31から供給されたデータを磁気テープ13に記録するヘッド部32と、磁気テープ13を回転駆動するメカデッキ部33と、デジタル記録信号処理部31を介してヘッド部32の動作と、メカデッキ部33の動作を制御するデジタル記録制御回路部34とを備える。
【0016】
ここで、メモリ制御回路部30の動作について説明する。メモリ制御回路部30は、切換部22から連続的に入力されるデータD1又はデータD2(以下、単に「データ」という。)から所定周期ごとに間欠的に1フレーム分のデータを抽出し、メモリ29に順次記憶する。そして、メモリ制御回路部30は、メモリ29に所定のフレーム数分のデータが書き込まれたときに、当該メモリ29からデータを連続的に読み出し、記録部12に出力する。
【0017】
つぎに、記録部12の動作について説明する。メモリ制御回路部30は、メモリ29からデータを読み出す前に、記録部12を起動状態にすべくデジタル記録制御回路部34に所定の信号を供給する。デジタル記録制御回路部34は、メモリ制御回路部30から供給された信号に応じて、メカデッキ部33の動作を制御する信号(以下、「制御信号S1」という。)を供給し、また、デジタル記録信号処理部31の動作を制御する信号(以下、「制御信号S2」という。)を供給する。メカデッキ部33は、制御信号S1が供給されたときに、磁気テープ13を回転駆動するドラム等の起動を開始する。デジタル記録信号処理部31は、デジタル記録制御回路部34から供給される制御信号S2に基づき、メモリ制御回路部30から供給されてくるデータに所定の処理を行ない、処理後の信号をヘッド部32に供給する。
【0018】
ここで、磁気テープ13にデータを記録するタイミングについて説明する。メカデッキ部33は、上述したように、デジタル記録制御回路部34から供給される制御信号S1に応じて、磁気テープ13の駆動を開始する。メカデッキ部33は、磁気テープ13の送り速度が加速され、安定状態に達するまでデータの記録を行なわない。もしも、磁気テープ13の送り速度が所定の速度まで加速され、安定状態に達する前にデータの記録を開始してしまうと、磁気テープ13上のトラックパターンが狂ってしまう。このような磁気テープ13を再生しようとすると、正確に記録パターンをトレースすることができず、データの再生を困難にしてしまう。
【0019】
また、メカデッキ部33は、磁気テープ13の送り速度を安定状態に達するまで当該磁気テープ13を記録方向に送り続けるので、前回記録したデータに新たなデータを適式に繋ぎ記録するために、前回の記録作業が終了し、回転ドラム等の駆動を停止する前に、磁気テープ13の記録終了位置を基準にして所定量Lだけ巻き戻し処理を行なう。なお、この所定量Lは、メカデッキ部33の駆動制御機能に依存するものであり、メカデッキ部33により磁気テープ13の送り速度が所定の速度まで加速され、安定状態に達するまでに要する時間に基づき決定される。
【0020】
また、本発明に係るメモリ制御回路部30は、メカデッキ部33が安定状態に達するまでの間、メモリ29から所定のデータ、例えば、メモリ29から一番最初に読み出され、磁気テープ13に一番最初に記録される1フレーム分のデータ(以下、「先端データ」という。)を繰り返し読み出す。そして、メカデッキ部33が記録できる状態になった時に、メモリ制御回路部30はメモリ29から先端データ以降の所定のフレーム数分のデータを読み出し、記録部12に出力する。
【0021】
ここで、メカデッキ部33が安定状態に達するまでの間、メモリ29から先端データを繰り返し読み出す際のメモリ制御回路部30の動作について図2に示すフローチャートを用いて説明する。
【0022】
ステップS1において、メモリ制御回路部30は、処理部10から供給されてくるデータをメモリ29に書き込まず、所定周期に相当する時間が経過するまで待機する。
【0023】
ステップS2において、メモリ制御回路部30は、所定周期に相当する時間が経過した後に処理部10から供給されてくる1フレーム分のデータをメモリ29に書き込む。
【0024】
ステップS3において、メモリ制御回路部30は、メモリ29に所定量のデータ(フレーム数)が書き込まれたかどうかを判断する。メモリ29に所定量のデータが書き込まれている場合には、ステップS4に進み、メモリ29に所定量のデータが書き込まれていない場合には、ステップS1に戻り、メモリ29に所定量のデータが書き込まれるまでステップS1からステップS3までの工程を繰り返し行なう。例えば、メモリ制御回路部30は、図3に示すように、メモリ29に6フレーム分のデータが書き込まれたときに、メモリ29に所定量のデータが書き込まれたと判断する。また、メモリ29は、6フレーム分以上のデータを書き込める容量を有するものとし、順次所定周期毎の1フレーム分のデータの書き込み作業を続けるものとする。
【0025】
ステップS4において、メモリ制御回路部30は、メモリ29に所定量のデータが書き込まれた旨の情報をデジタル記録制御回路部34に供給する。デジタル記録制御回路部34は、上述したように、メモリ制御回路部30から供給された情報に応じて、メカデッキ部33に制御信号S1を供給し、デジタル記録信号処理部31に制御信号S2を供給する。メカデッキ部33は、制御信号S1が供給されたときに、磁気テープ13を回転駆動するドラム等の起動を開始する。
【0026】
ステップS5において、メモリ制御回路部30は、メモリ29から1フレーム分のデータを読み出す。デジタル記録信号処理部31は、デジタル記録制御回路部34から供給される制御信号S2に基づき、メモリ制御回路部30から供給されてくるデータに所定の処理を行ない、処理後の信号をヘッド部32に供給する。なお、デジタル記録制御回路部34は、メカデッキ部33による磁気テープ13の回転速度等の動作が安定した状態になるまでデータの記録を開始しないようにメカデッキ部33とヘッド部32を制御する。
【0027】
ステップS6において、デジタル記録制御回路部34は、メカデッキ部33が記録開始点(安定状態)に達しているかどうかを判断する。メカデッキ部33が安定状態に達している場合には、ステップS7に進み、メカデッキ部33が安定状態に達していない場合には、ステップS5に戻り、メモリ制御回路部30は、メモリ29から先端の1フレーム分のデータを読み出す作業を繰り返す。したがって、メモリ制御回路部30は、図3に示すように、メカデッキ部33が安定状態に達するまで、メモリ29から同一フレームのデータを繰り返し読み出し続ける。
【0028】
ステップS7において、メモリ制御回路部30は、メモリ29から順次データを読み出す。デジタル記録信号処理部31は、上述したようにメモリ制御回路部30から供給されてくるデータに所定の処理を行ない、処理後のデータをヘッド部32に供給する。ヘッド部32は、デジタル記録信号処理部31から供給されるデータを磁気テープ13に記録する。
【0029】
ステップS8において、メモリ制御回路部30は、メモリ29から所定フレーム数分のデータを読み出し、所定フレームの末端に相当する1フレーム分のデータを読み出したことを確認した場合、メモリ29からのデータ読み出し作業を終了し、ステップS9に進む。
【0030】
ステップS9において、記録部12は、メモリ制御回路部30からデータの供給が停止したことを確認し、メカデッキ部33による記録動作を停止する。そして、記録部12は、磁気テープ13を所定量Lだけ巻き戻し(ステップS10)、メカデッキ部33の動作を停止する(ステップS11)。 また、記録装置1は、続けてデータの間欠記録を行なうかどうかを判断し(ステップS12)、続けてデータの間欠記録を行なう場合には、ステップS1に戻る。
【0031】
上述したように記録装置1は、処理部10から連続的に入力されるデータから所定周期ごとに間欠的に1フレーム分に相当するデータを抽出し、抽出したデータをメモリ29に書き込み、メモリ29に所定のフレーム数に相当するデータが書き込まれた際に、磁気テープ13の送り速度が安定状態に達するまでメモリ29から先端データを繰り返し読み出し続け、磁気テープ13の送り速度が安定状態に達したときに、メモリ29から先端データ以降のデータを読み出し、先端データから末端データまで磁気テープ13に記録するので、磁気テープ13の送り速度が不安定な状態でデータの記録を行なわず、かつ、先端データを欠くことなく新たなデータを磁気テープ13に間欠的に記録することができる。
【0032】
また、メカデッキ部33は、以前に記録したデータの末端に新たなデータの先端を繋いで記録するために磁気テープ13の送り量を制御している。ここで、メカデッキ部33による磁気テープ13の送り量の制御を考慮したメモリ制御回路部30の動作について図4に示すフローチャートを用いて説明する。
【0033】
ステップS20において、メモリ制御回路部30は、処理部10から供給されてくるデータをメモリ29に書き込まず、所定周期に相当する時間が経過するまで待機する。
【0034】
ステップS21において、メモリ制御回路部30は、所定周期に相当する時間が経過した後に処理部10から供給されてくる1フレーム分のデータをメモリ29に書き込む。
【0035】
ステップS22において、メモリ制御回路部30は、メモリ29に所定量のデータ(フレーム数)が書き込まれたかどうかを判断する。メモリ29に所定量のデータが書き込まれている場合には、ステップS23に進み、メモリ29に所定量のデータが書き込まれていない場合には、ステップS20に戻り、メモリ29に所定量のデータが書き込まれるまでステップS20からステップS22までの工程を繰り返す。例えば、メモリ制御回路部30は、図5に示すように、メモリ29に6フレーム分のデータが書き込まれたときに、メモリ29に所定量のデータが書き込まれたと判断する。また、メモリ29は、6フレーム分以上のデータを書き込める容量を有するものとし、順次所定周期毎の1フレーム分のデータの書き込み作業を続けるものとする。
【0036】
ステップS23において、メモリ制御回路部30は、メモリ29に所定量のデータが書き込まれた旨の情報をデジタル記録制御回路部34に供給する。デジタル記録制御回路部34は、メモリ制御回路部30から供給された情報に応じて、メカデッキ部33に制御信号S1を供給し、デジタル記録信号処理部31に制御信号S2を供給する。メカデッキ部33は、制御信号S1が供給されたときに、磁気テープ13を回転駆動するドラム等の起動を開始する。
【0037】
ステップS24において、メモリ制御回路部30は、メモリ29から1フレーム単位でデータを読み出す。メモリ制御回路部30は、メモリ29から1フレーム分のデータを読み出す度に繰り上げられるカウンタNの値を一つ繰り上げる。
【0038】
ステップS25において、メモリ制御回路部30は、ステップS22で判断した所定の量のデータの末端に相当する1フレーム分のデータ(以下、「末端データ」という。)を読み出したかどうかを判断する。メモリ制御回路部30は、ステップS24により繰り上げられるカウンタNの値を参照し、当該カウンタNの値が所定値(図5に示す例では所定値は「6」となる。)に達しているかどうかを判断する。末端データを読み出していない場合、すなわちカウンタNの値が所定値に達していない場合には、ステップS24に戻り、末端データを読み出している場合、すなわちカウンタNの値が所定値に達している場合には、ステップS26に進む。
【0039】
ステップS26において、メモリ制御回路部30は、メモリ29から末端データを読み出す度に繰り上げられるカウンタMの値を一つ繰り上げる。なお、このときのカウンタMの値は、「1」である。
【0040】
ステップS27において、メモリ制御回路部30は、メモリ29から再度末端データを読み出す。メモリ制御回路部30は、メモリ29から再度末端データを読み出したときに、カウンタMの値を一つ繰り上げる。
【0041】
ステップS28において、メモリ制御回路部30は、メモリ29から所定分の末端データが読み出されたかどうかを判断する。メモリ制御回路部30は、ステップS27により繰り上げられるカウンタMの値を参照し、当該カウンタMの値が所定値(図5に示す例では所定値は「6」となる。)に達しているかどうかを判断する。末端データがメモリ29から所定分読み出されていない場合、すなわちカウンタMの値が所定値に達していない場合には、ステップS27に戻り、末端データがメモリ29から所定分読み出されている場合、すなわちカウンタMの値が所定値に達している場合には、メモリ29からの末端データの読み出し作業を終了し、ステップS29に進む。
【0042】
ステップS29において、記録部12は、メモリ制御回路部30からデータの供給が停止したことを確認し、メカデッキ部33による記録動作を停止する。そして、記録部12は、磁気テープ13を所定量Lだけ巻き戻し(ステップS30)、メカデッキ部33の動作を停止する(ステップS31)。また、記録装置1は、続けてデータの間欠記録を行なうかどうかを判断し(ステップS31)、続けてデータの間欠記録を行なう場合には、ステップS20に戻る。
【0043】
上述したように本願発明に係る記録装置1は、処理部10から連続的に入力されるデータから所定周期ごとに間欠的に1フレーム分に相当するデータを抽出し、抽出したデータをメモリ29に間欠的に書き込み、メモリ29に所定のフレーム数に相当するデータが書き込まれ、磁気テープ13の送り速度が安定状態に達したときに、メモリ29からデータを読み出し(末端データは、所定回数繰り返して読み出す)、読み出したデータを磁気テープ13に記録するので、末端データが複数回重複して記録することができ、少なくとも一つの末端データ経過後に新たなデータを記録することで、以前に記録した必要なデータを消去せずに、新たなデータを繋ぎ記録することができる。
【0044】
また、記録装置1は、上述したステップS1からステップS12までの工程及びステップS20からステップS31までの工程を行なうことができる構成であっても良い。
【0045】
この場合には、記録装置1は、処理部10から連続的に入力されるデータから所定周期ごとに間欠的に1フレーム分のデータを抽出し、抽出したデータをメモリ29に書き込み、メモリ29に所定のフレーム数分のデータが書き込まれたときに、磁気テープ13の送り速度が安定状態に達するまで先端データを繰り返し読み出し続け、磁気テープ13の送り速度が安定状態に達したときに、メモリ29から先端データ以降のデータを読み出して記録テープ13に記録する際に、末端の1フレームのデータを所定回数繰り返して読み出して磁気テープ13に記録するので、磁気テープ13の送り速度が不安定な状態でデータの記録を行なわず、かつ、先端データを欠くことなく新たなデータを磁気テープ13に間欠的に記録することができ、また、末端データを複数回重複して記録するので、少なくとも一つの末端データ経過後に新たなデータを記録することで、以前に記録した必要なデータを消去せずに、新たなデータを繋ぎ記録することができる。
【0046】
また、記録装置1は、例えば、メカデッキ部33の制御の精度が±Nフレームで繋ぎ記録が可能なものであれば、最後の1フレームが繰り返し記録されているトラックをN+1フレーム分だけ残して上書き記録するように制御すればよい。この場合、繋ぎ記録の開始点が前後にずれたとしても、記録すべきデータが少なくとも1フレーム分は残されることになり、以前のフレームを上書き記録により消去することがなく、かつ、前回記録したデータと新たに記録したデータとの繋ぎ部分を無記録状態にすることがない。
【0047】
なお、図3及び図5において、磁気テープ13上の記録パターンが1フレームで1マスのように描かれているが、実際には適用する記録装置の記録フォーマットにより異なり、例えば、VHSや8mmVTRの場合には、1フレームが2トラックで記録され、また、Digital8VTRの場合には、1フレームが5または6トラックで記録され、さらに、DVフォーマットVTRの場合には、1フレームが10または12トラックで記録される。
【0048】
【発明の効果】
以上詳細に説明したように、本発明に係る記録装置及び方法は、連続的に入力されるデータから所定周期ごとに間欠的に1フレーム分に相当するデータを抽出し、抽出したデータをメモリに間欠的に書き込み、メモリに所定のフレーム数に相当するデータが書き込まれ、メモリからデータを読み出して記録する際に、間欠的に繋ぎ記録する際の記録開始位置の制御精度を±Nフレームとした場合に、1回の間欠記録動作で最後に書かれるフレームのデータを上記メモリから少なくとも(N+1)回繰り返して読み出して記録媒体に記録するので、1回の間欠記録動作で最後に書かれるフレームのデータを上記記憶部から所定回数繰り返して読み出して上記記録媒体に記録し、次の間欠記録動作の開始時に(N+1)フレーム分だけ残して上記記録媒体に上書きして繋ぎ記録することにより、1回の間欠記録動作で最後に書かれるフレームのデータを少なくとも一つ残して新たなデータを記録することができ、以前に記録した必要なデータを消去せずに、新たなデータを繋ぎ記録することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る記録装置を示すブロック図である。
【図2】本発明に係る記録装置に備えられているメモリ制御回路部の第1の動作を示すフローチャートである。
【図3】図2に示す第1の動作により磁気テープにデータを間欠記録する様子を示す図である。
【図4】本発明に係る記録装置に備えられているメモリ制御回路部の第2の動作を示すフローチャートである。
【図5】図4に示す第2の動作により磁気テープにデータを間欠記録する様子を示す図である。
【符号の説明】
1 記録装置、10 処理部、11 メモリ部、12 記録部、13 磁気テープ、20 第1の処理部、21 第2の処理部、22 切換部、23 CCD部、24,27 ADC部、25 カメラ信号処理部、26 入力部、28 ライン入力信号処理部、29 メモリ、30 メモリ制御回路部、31 デジタル記録信号処理部、32 ヘッド部、33 メカデッキ部、34 デジタル記録制御回路部
Claims (2)
- 記録媒体にデータを間欠的に繋ぎ記録する記録装置であって、
入力されたデータを符号化する符号化手段と、
上記符号化手段で符号化したデータを1フレーム単位で所定周期ごとに間欠的に記憶部に記憶する記憶手段と、
上記記憶部に記憶されているデータを所定フレーム数ごとに読み出し、上記記録媒体に記録する記録手段と、
上記記憶部に記憶されているデータを所定フレーム数ごとに読み出して上記記録媒体に記録する際に、1回の間欠記録動作で最後に書かれるフレームのデータは複数回繰り返して読み出して上記記録媒体に記録するように上記記録手段を制御する制御手段とを備え、
上記制御手段は、間欠的に繋ぎ記録する際の記録開始位置の制御精度を±Nフレームとした場合に、1回の間欠記録動作で最後に書かれるフレームのデータを上記記憶部から所定回数繰り返して読み出して上記記録媒体に記録し、次の間欠記録動作の開始時に(N+1)フレーム分だけ残して上記記録媒体に上書きして繋ぎ記録するように上記記録手段を制御する記録装置。 - 記録媒体にデータを間欠的に繋ぎ記録する記録方法であって、
入力されたデータを符号化する符号化工程と、
上記符号化工程で符号化したデータを1フレーム単位で所定周期ごとに間欠的に記憶部に記憶する記憶工程と、
上記記憶部に記憶されているデータを所定フレーム数ごとに読み出して上記記録媒体に記録する際に、1回の間欠記録動作で最後に書かれるフレームのデータは複数回繰り返して読み出し、上記記録媒体に記録する記録工程を有し、
上記記録工程では、間欠的に繋ぎ記録する際の記録開始位置の制御精度を±Nフレームとした場合に、1回の間欠記録動作で最後に書かれるフレームのデータを上記記憶部から所定回数繰り返して読み出して上記記録媒体に記録し、次の間欠記録動作の開始時に(N+1)フレーム分だけ残して上記記録媒体に上書きして繋ぎ記録する記録方法。
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