JP4210935B2 - 可変焦点距離レンズ系及び撮像装置 - Google Patents

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Description

本発明は新規な可変焦点距離レンズ系及び撮像装置に関する。詳しくは、複数のレンズ群が移動することにより焦点距離が可変のレンズ系、特に、ビデオカメラやデジタルスチルカメラ等の撮像素子により受光する撮像装置に好適な可変焦点距離レンズ系及び該可変焦点距離レンズ系を使用した撮像装置に関する。
従来より、カメラにおける記録手段として、CCD(Charge Coupled Device)やCMOS(Complementtary Metal-Oxide Semiconductor)等の光電変換素子を用いた撮像素子によって、撮像素子面上に形成された被写体像を、各光電変換素子によって被写体像の光量を電気的出力に変換して、記録する方法が知られている。
近年の微細加工技術の技術進歩に伴い、中央演算処理装置(CPU)の高速化や記憶媒体の高集積化が図られ、それまでは取り扱えなかったような大容量の画像データが高速処理できるようになってきた。また、受光素子においても高集積化や小型化が図られ、高集積化により、より高い空間周波数の記録が可能となり、小型化により、カメラ全体の小型化が図れるようになった。
但し、上述の高集積化や小型化により、個々の光電変換素子の受光面積が狭まり、電気出力の低下に伴ってノイズの影響が大きくなる問題があった。これを防ぐために、光学系の大口径比化により受光素子上に到達する光量を増大させるために、各光電変換素子の直前に微小なレンズ素子(所謂、マイクロレンズアレイ)を配置する試みが為された。このマイクロレンズアレイは、隣り合う素子同士の間に至る光束を素子上へ導く代わりに、レンズ系の射出瞳位置に制約を与えていた。レンズ系の射出瞳位置が受光素子に近づく、すなわち、受光素子に到達する主光線が光軸となす角度が大きくなると画面周辺部へ向かう軸外光束が光軸に対して大きな角度をなし、結果、受光素子上に到達せず、光量不足を招いてしまうからである。
光電変換素子を受光素子に用いて記録するカメラ、所謂、デジタルスチルカメラは現像作業が不要のため、撮影結果を容易に確認できる等、データの取扱いやすさがある反面、画質の面で銀塩カメラに劣っていたり、パーソナルコンピュータ等の機器との接続が必要となるため、普及率が向上しなかったが、近年の画質向上や機器の普及により、デジタルスチルカメラがより一般的に使われるようになってきた。
画質向上については上述の受光素子の高集積化と併せて、光学系の高性能化が必要不可欠である。
また、変倍比を高めることは撮影者に撮影の自由度を高め、例えば、被写体により近づいた撮影が可能となったり、室内など被写体位置が近い時でも広い範囲が撮影できるなどの利点を生み出した。
具体的なズームレンズとして、例えば、物体側より順に、負の屈折力を有する第1レンズ群、正の屈折力を有する第2レンズ群、正の屈折力を有する第3レンズ群を配置した、所謂、負正正3群タイプが知られている。
具体的には、例えば、特許文献1、特許文献2、特許文献3、特許文献4に記載されたものが知られている。
特許文献1に示されたズームレンズは、第2レンズ群が凸凸凹凸の4枚構成のエルノスタータイプを採用していた。特許文献2に示されたズームレンズにおいては、第2レンズ群が凸凸凹の3枚構成で、第3レンズ群と合わせてエルノスタータイプとなっていた。
特許文献3に示されたズームレンズでは、第2レンズ群が凸凹凸の3枚構成のトリプレットタイプを採用していた。
特許文献4のの第5実施例によるズームレンズでは、第2レンズ群が凸凹の接合レンズ及び凸レンズから成る3枚構成であった。
そして、近年の高集積化に伴う受光素子の小型化により、レンズ系は小型化と高性能化との両立化が要求され、製造時に生じる各レンズ同士の偏心に伴う性能劣化を抑える必要が生じてきた。
特開2003−66332号公報
特開2003−140041号公報
特開2003−140047号公報
特開2003−149555号公報
しかしながら、小型化に伴うレンズの小径化により偏心量が増加し、また、各レンズの屈折力の増大により性能劣化をもたらす偏心の敏感度が増大することにになってしまった。
軸上光束が第1レンズ群により広げられて第2レンズ群に入射するため、第2レンズ群は大口径化が必要であり、且つ、軸外光束がレンズ位置状態に伴って入射高が変化せずに入射角だけが変化するため、レンズ位置状態の変化に伴う、軸外収差の変動を良好に抑える必要があり、第2レンズ群により発生する性能劣化をできるだけ抑える必要がある。
特許文献1や、特許文献2に示されたズームレンズの第2レンズ群は、凸レンズ、凸と凹の接合レンズを配置しており、レンズ室に収める際に凸レンズと接合レンズとの間にスペーサーを配置することが必要である。仮に、スペーサーの加工精度が同じ条件であるとすると、小径になるほど、製造時に発生する偏肉によるレンズ倒れが大きくなってしまうという問題点があった。
特許文献3に示されたズームレンズの第2レンズ群では、3枚のレンズがレンズ同士で直接ぶつかるため、製造時に各レンズの偏心の累積による性能劣化を安定させることが難しい。
特許文献4の第5実施例によるズームレンズでは、第2レンズ群が2つのブロックで構成されるため、小型化の点が充分といえなかった。
そこで、本発明は上記問題点を解決し、製造時ににおける組付誤差の影響を少なくして、安定した光学品質を達成することが可能な可変焦点距離レンズ系及び該可変焦点距離レンズ系を使用した撮像装置を提供することを課題とするものである。
本発明可変焦点距離レンズ系は、上記した課題を解決するために、物体側より順に、負の屈折力を有する第1レンズ群、正の屈折力を有する第2レンズ群、正の屈折力を有する第3レンズ群によって構成され、広角端状態から望遠端状態までレンズ位置状態が変化する際に、少なくとも上記第1レンズ群と上記第2レンズ群が移動し、上記第2レンズ群は上記第1レンズ群との間の間隔が狭まるように物体側へ移動し、開口絞りが上記第1レンズ群と上記第2レンズ群との間に配置され、上記第1レンズ群は、像側に凹面を向けた負レンズと、物体側に凸面を向けた正レンズとが物体側より像側へ順に配置されて構成され、上記第2レンズ群は物体側に凸面を向けた正レンズと像側に凹面を向けた負レンズとの接合レンズ接合レンズの像側に空気間隔を隔てて配置された両凸形状の正レンズとで構成され、上記第3レンズ群は正レンズで構成され、Dsを上記接合レンズと上記正レンズとの間に形成される空気間隔の長さ、R22aを上記正レンズの物体側レンズ面の曲率半径、R21bを上記接合レンズの像側レンズ面の曲率半径、Daを上記開口絞りから上記接合レンズの像側レンズ面までの距離として、条件式(1)0.02<Ds/(R22a−R21b)<0.1及び条件式(2)0.6<Da/R21b<0.8を満足するようにしたものである。
また、本発明撮像装置は、物体側より順に、負の屈折力を有する第1レンズ群、正の屈折力を有する第2レンズ群、正の屈折力を有する第3レンズ群によって構成され、広角端状態から望遠端状態までレンズ位置状態が変化する際に、少なくとも上記第1レンズ群と上記第2レンズ群が移動し、上記第2レンズ群は上記第1レンズ群との間の間隔が狭まるように物体側へ移動する可変焦点距離レンズ系と、上記可変焦点距離レンズ系により形成された光学像を電気的な信号に変換する撮像素子とを備え、上記可変焦点距離レンズ系は、開口絞りが上記第1レンズ群と上記第2レンズ群との間に配置され、上記第1レンズ群は、像側に凹面を向けた負レンズと、物体側に凸面を向けた正レンズとが物体側より像側へ順に配置されて構成され、上記第2レンズ群は物体側に凸面を向けた正レンズと像側に凹面を向けた負レンズとの接合レンズ接合レンズの像側に空気間隔を隔てて配置された両凸形状の正レンズとで構成され、上記第3レンズ群は正レンズで構成され、Dsを上記接合レンズと上記正レンズとの間に形成される空気間隔の長さ、R22aを上記正レンズの物体側レンズ面の曲率半径、R21bを上記接合レンズの像側レンズ面の曲率半径、Daを上記開口絞りから上記接合レンズの像側レンズ面までの距離として、条件式(1)0.02<Ds/(R22a−R21b)<0.1及び条件式(2)0.6<Da/R21b<0.8を満足するようにしたものである。
従って、本発明にあっては、各収差が良好に補正され、且つ、接合レンズ正レンズとをレンズ有効径より外側で直接レンズ同士が当接させることが可能になる。
本発明可変焦点距離レンズ系は、物体側より順に、負の屈折力を有する第1レンズ群、正の屈折力を有する第2レンズ群、正の屈折力を有する第3レンズ群によって構成され、広角端状態から望遠端状態までレンズ位置状態が変化する際に、少なくとも上記第1レンズ群と上記第2レンズ群が移動し、上記第2レンズ群は上記第1レンズ群との間の間隔が狭まるように物体側へ移動する可変焦点距離レンズ系において、
開口絞りが上記第1レンズ群と上記第2レンズ群との間に配置され、
上記第1レンズ群は、像側に凹面を向けた負レンズと、物体側に凸面を向けた正レンズとが物体側より像側へ順に配置されて構成され、
上記第2レンズ群は物体側に凸面を向けた正レンズと像側に凹面を向けた負レンズとの接合レンズ接合レンズの像側に空気間隔を隔てて配置された両凸形状の正レンズとで構成され、
上記第3レンズ群は正レンズで構成され、
以下の条件式(1)及び(2)を満足することを特徴とする可変焦点距離レンズ系。
(1)0.02<Ds/(R22a−R21b)<0.1
(2)0.6<Da/R21b<0.8
但し、
Ds:上記接合レンズと上記正レンズとの間に形成される空気間隔の長さ
R22a:上記正レンズの物体側レンズ面の曲率半径
R21b:上記接合レンズの像側レンズ面の曲率半径
Da:上記開口絞りから上記接合レンズの像側レンズ面までの距離
とする。
また、本発明撮像装置は、物体側より順に、負の屈折力を有する第1レンズ群、正の屈折力を有する第2レンズ群、正の屈折力を有する第3レンズ群によって構成され、広角端状態から望遠端状態までレンズ位置状態が変化する際に、少なくとも上記第1レンズ群と上記第2レンズ群が移動し、上記第2レンズ群は上記第1レンズ群との間の間隔が狭まるように物体側へ移動する可変焦点距離レンズ系と、上記可変焦点距離レンズ系により形成された光学像を電気的な信号に変換する撮像素子とを備えた撮像装置であって、
上記可変焦点距離レンズ系は、開口絞りが上記第1レンズ群と上記第2レンズ群との間に配置され、
上記第1レンズ群は、像側に凹面を向けた負レンズと、物体側に凸面を向けた正レンズとが物体側より像側へ順に配置されて構成され、
上記第2レンズ群は物体側に凸面を向けた正レンズと像側に凹面を向けた負レンズとの接合レンズ接合レンズの像側に空気間隔を隔てて配置された両凸形状の正レンズとで構成され、
上記第3レンズ群は正レンズで構成され、
以下の条件式(1)及び(2)を満足することを特徴とする撮像装置。
(1)0.02<Ds/(R22a−R21b)<0.1
(2)0.6<Da/R21b<0.8
但し、
Ds:上記接合レンズと上記正レンズとの間に形成される空気間隔の長さ
R22a:上記正レンズの物体側レンズ面の曲率半径
R21b:上記接合レンズの像側レンズ面の曲率半径
Da:上記開口絞りから上記接合レンズの像側レンズ面までの距離
とする。
従って、本発明にあっては、製造時に発生するレンズ偏心による性能劣化を抑えつつレンズ系の小型化を可能にすると共に、高性能化を図ることが出来る。
請求項2に記載した発明にあっては、f1を上記第1レンズ群の焦点距離、fwを広角端状態における全系の焦点距離として、条件式(3)1.8<|f1|/fw<2.3を満足するので、レンズ全長の一層の小型化が可能になると共に、軸上収差と軸外収差とをバランス良く補正することが出来、さらに、画角によるコマ収差の変動を良好に補正することが出来る。
請求項3及び請求項4に記載した発明にあっては、R22bを上記正レンズの像側レンズ面の曲率半径、f2を上記第2レンズ群の焦点距離として、条件式(4)−0.3<(R22a+R22b)/(R22a−R22b)<0.2及び(5)1.6<f2/fw<2.1のうち、少なくともいずれか一方を満足するので、条件式(4)を満足することによって、広角端状態での画角の変化に伴うコマ収差の変動をさらに良好に補正することができると共に画角の変化に伴う軸上収差の変動をさらに良好に補正することができ、また、条件式(5)を満足することによって、レンズ径の大型化を防ぐと共に画角の変動に伴う軸上収差の変動をより良好に補正することができる。
請求項5及び請求項6に記載した発明にあっては、上記条件式(4)及び(5)を同時に満足するので、広角端状態での画角の変化に伴う、コマ収差の変動及び軸上収差の変動をさらに良好に補正することができ、また、レンズ径が大型化することを避けることができる。
請求項7乃至請求項12に記載した発明にあっては、Σ2を上記第2レンズ群のレンズ厚、TLwを広角端状態でのレンズ全長として、条件式(6)Σ2/fw<0.85及び(7)TLw/fw<6.5のうち、少なくともいずれか一方を満足するので、条件式(6)を満足することによって第2レンズ群の厚みが厚くなることを避け、また、条件式(7)を満足することによってレンズ全長の長さが長くくなることを避け、これらによって、レンズの更なる小型化が可能になる。
以下に、本発明可変焦点距離レンズ系及び撮像装置を実施するための最良の形態について添付図面を参照して説明する。
本発明にかかる可変焦点距離レンズ系は、物体側より順に配列された負の屈折力を有する第1レンズ群、正の屈折力を有する第2レンズ群、正の屈折力を有する第3レンズ群を有し、広角端状態から望遠端状態までレンズ位置状態が変化する際に、少なくとも第1レンズ群と第2レンズ群とが移動し、第1レンズ群と第2レンズ群との間の間隔が減少するように、第2レンズ群が物体側に移動するように構成されている。開口絞りは第1レンズ群と第2レンズ群との間に配置されている。
このように構成することにより、広角端状態から望遠端状態までレンズ位置状態が変化する際に、第1レンズ群を通過する軸外光束が光軸に近づくことを利用して、レンズ位置状態の変化に伴って発生する軸外収差の変動を良好に抑えている。
本発明可変焦点距離レンズ系においては、第2レンズ群のレンズ構成に注目し、第2レンズ群を接合レンズL21及び該接合レンズL21と空気間隔を隔てて像側に配置される正レンズL22により構成し、接合レンズL21と正レンズL22とが、レンズ有効径より外側で直接レンズ同士が当接するる、所謂、「縁当り」の構造を取ることが可能なレンズ構成とすることにより、第2レンズ群中で発生するレンズ同士の偏心を抑えることを可能とし、製造時に発生する偏心を抑えて安定した光学性能を得ることを可能にしている。
また、さらなる小型化を実現するために、第2レンズ群中に配置される接合レンズの形状を工夫している。
レンズ系の小型化には各レンズ群の屈折力を強めることが適しているが、各レンズ群の屈折力を強めると、製造時に発生するレンズ偏心による性能劣化が大きくなってしまう。
特に、第2レンズ群を構成する接合レンズL21の物体側レンズ面は開口絞りに対して凸面を向けるため、軸外光束が強く発散され、軸外収差が発生しやすい。そこで、この接合レンズL21の像側レンズ面の曲率半径を適切に設定することによって、製造時に発生するレンズ偏心による性能劣化を抑えて、レンズ系の小型化を達成している。
本発明可変焦点距離レンズ系は、Dsを上記接合レンズと上記正レンズとの間に形成される空気間隔の長さ、R22aを上記正レンズの物体側レンズ面の曲率半径、R21bを上記接合レンズの像側レンズ面の曲率半径、Daを上記開口絞りから上記接合レンズの像側レンズ面までの距離として以下の条件式(1)及び(2)を満足する。
(1)0.02<Ds/(R22a−R21b)<0.1
(2)0.6<Da/R21b<0.8
条件式(1)は第2レンズ群中に形成される空気間隔の形状を規定する条件式である。
本発明可変焦点距離レンズ系においては、上記した通り、第2レンズ群を構成する接合レンズL21とその像側に空気間隔を隔てて配置される正レンズL22とがレンズ室に収める際にスペーサー無しでレンズ同士がレンズ有効径の外側で直接当接する状態とすることができるように、第2レンズ群中の空気間隔と接合レンズL21の像側レンズ面、正レンズL22の物体側レンズ面それぞれの曲率半径を適切に設定すること肝要である。
条件式(1)の上限値を上回った場合、正レンズL22の物体側レンズ面と接合レンズL21の像側レンズ面の球心距離が大きくなるために、「縁当り」の状態でレンズ室に収めたとしても、接合レンズL21に対する正レンズL22のシフト(光軸に対して垂直な方向へのずれ)を抑えることが難しくなってしまい、製造時の偏心を確実に抑えることが難しくなってしまう。
また、接合レンズL21と正レンズL22との間の空気間隔が大きくなった場合には、レンズ同士が光軸から大きく離間した位置でしか当接することができず、レンズ径の大型化を引き起こしてしまい、好ましくない。
さらに、本発明可変焦点距離レンズ系においては、接合レンズL21とその像側に空気間隔を隔てて配置される正レンズL22との間に形成される空気間隔を利用して、高次の正の球面収差を発生させている。条件式(1)の上限値を0.07以下とすることにより、高次の正の球面収差が良好に発生して更なる高性能化を図ることができる。
逆に、条件式(1)の下限値を下回った場合、広角端状態における負の歪曲収差が極端に大きくなってしまうため、好ましくない。また、接合レンズL21とその像側に空気間隔を隔てて配置される正レンズL22との間の空気間隔で発生する高次の球面収差が少なくなり、所定の光学性能を得ることが難しくなってしまう。
条件式(2)は第2レンズ群に配置された接合レンズL21の曲率半径を規定する条件式である。
広角端状態では第1レンズ群と第2レンズ群とが離れて配置されることにより、レンズ系全体での屈折力配置が極端な非対称となるので、第2レンズ群中で正の歪曲収差を発生させるために、像側に凹面を向けたレンズが必要である。
このため、本発明可変焦点距離レンズ系においては、第2レンズ群中に配置される接合レンズL21の像側レンズ面を強い凹面とすることが望ましい。
接合レンズL21の像側レンズ面に入射する軸外光束の入射角は正の歪曲収差に関連するため、条件式(2)は、開口絞りから接合レンズL21の像側レンズ面までの距離をそのレンズ面の曲率半径で割った数値を規定することで、負の歪曲収差を良好に補正するための数値範囲を規定するものである。
条件式(2)の下限値を下回った場合、広角端状態において発生する負の歪曲収差を良好に補正することができなくなってしまう。
逆に、条件式(2)の上限値を上回った場合、微小な偏心によっても広角端状態で画面周辺部で偏心コマ収差が大きく発生するようになってしまうため、製造時に生じる偏心により所定の光学性能が安定して得られなくなってしまう。
以上の条件式(1)と(2)を満足するように構成することにより、本発明可変焦点距離レンズ系においては、第2レンズ群を簡単なレンズ構成とし、且つ、小型化を充分に図ることができる。
本発明可変焦点距離レンズ系においては、さらなる高性能化を図るために、f1を前記第1レンズ群の焦点距離、fwを広角端状態における焦点距離として、以下の条件式(3)を満足することが望ましい。
(3)1.8<|f1|/fw<2.3
条件式(3)は第1レンズ群の焦点距離を規定する条件式である。
条件式(3)の上限値を上回った場合、広角端状態におけるレンズ全長が大きくなってしまう。逆に、条件式(3)の下限値を下回った場合、広角端状態において第1レンズ群に入射する軸外光束が光軸に近づいてしまうため、軸上収差と軸外収差とを独立して補正することが難しくなってしまい、画角によるコマ収差の変動を良好に補正することが難しくなってしまう。
本発明可変焦点距離レンズ系においては、小型化と高性能化とをバランス良く達成するために、R22bを上記正レンズ成分L22の像側レンズ面の曲率半径、f2を上記第2レンズ群の焦点距離として、以下の条件式(4)及び(5)のうち、少なくともいずれか一方を満足することが望ましい。
(4)−0.3<(R22a+R22b)/(R22a−R22b)<0.2
(5)1.6<f2/fw<2.1
条件式(4)は第2レンズ群中に配置された正レンズの形状を規定する条件式である。
条件式(4)の上限値を上回った場合、外向性コマ収差が発生しやすくなり、広角端状態で画角によるコマ収差の変動を良好に補正することができなくなってしまう。
なお、ここで外向性コマ収差とは、点像が彗星のように流れる収差であるコマ収差のうち彗星の尾に相当する部分が外方に流れているものを称する。例えば、図19(a)に示すように、点像xが外方へ尾x′を引いた彗星のように見える収差であり、収差図で示すと図19(b)のようになる。これに対し、内向性コマ収差は、図20(a)に示すように、点像xが内方へ尾x′を引いた彗星のように見える収差であり、収差図で示すと図20(b)のようになる。
条件式(4)の下限値を下回った場合、第2レンズ群中の接合レンズと正レンズとがレンズ有効径の外側で当接する時に形成される空気間隔が狭くなってしまい、第2レンズ群単独で発生する負の球面収差を良好に補正することが難しく、レンズ位置状態(画角)の変化に伴う軸上収差の変動を良好に補正することができなくなってしまう。
条件式(5)は第2レンズ群の焦点距離を規定する条件式である。
条件式(5)の上限値を上回った場合、広角端状態における第1レンズ群と第2レンズ群との間の軸上間隔が広がってしまうため、第1レンズ群を通過する軸外光束が光軸から離れて、レンズ径の大型化を引き起こしてしまう。
逆に、条件式(5)の下限値を下回った場合、第2レンズ群において発生する負の球面収差を良好に補正することが難しくなってしまう。
なお、本発明可変焦点距離レンズ系においては、条件式(4)及び(5)を同時に満足することにより、より高性能化を図ることができる。
本発明可変焦点距離レンズ系においては、Σ2を前記第2レンズ群のレンズ厚、TLwを広角端状態でのレンズ全長として、以下の条件式(6)及び(7)を満足することにより、更なる小型化が可能となる。
(6)Σ2/fw<0.85
(7)TLw/fw<6.5
条件式(6)は第2レンズ群のレンズ厚を規定する条件式である。
一般的に、カメラ携行時に鏡筒をカメラ本体内に、最小の厚みとなるような状態で格納するカメラ(いわゆる沈胴式カメラ)にあっては、各レンズ群の厚みが大きくなると、カメラ本体が厚くなってしまう。
条件式(6)の上限値を上回った場合、第2レンズ群の厚みの増大により、カメラ本体が厚くなってしまうため、好ましくない。
条件式(7)は広角端状態におけるレンズ全長を規定する条件式である。
本発明可変焦点距離レンズ系では、広角端状態でのレンズ全長が長くなりやすい。上述の通り、カメラ携行時に最小厚となる状態で格納する場合、レンズ全長が大きくなると、鏡筒の厚みによりカメラ本体が大きくなってしまう。
条件式(7)の上限値を上回ると、広角端状態でのレンズ全長が長くなって、カメラ本体が厚くなってしまうため、好ましくない。
本発明のレンズ系は、広角端状態から望遠端状態までレンズ位置状態が変化する際に、無限遠に位置する被写体のレンズ系による像位置が常に一定でない、バリフォーカルレンズ、すなわち、可変焦点距離レンズ系である。
本発明可変焦点距離レンズ系は、像位置の変化を検出する検出系、フォーカス群等、一部のレンズ群を光軸方向に移動させる駆動系、検出系からの出力に従って像位置を補償するために必要な駆動量を駆動系に与える制御系を組み合わせることにより、レンズシステムとして機能させることが可能である。
また、勿論、各レンズ群の移動軌跡の選択により、像位置がレンズ位置状態によらず一定となる、ズームレンズとして実施することも可能である。
なお、本発明可変焦点距離レンズ系においては、近距離合焦時にレンズ系を構成するレンズ群のうち、1つのレンズ群を移動させるか、あるいは、1つのレンズ群のうち、一部のレンズ群を移動させることが望ましい。特に、第3レンズ群を移動させる場合、被写体位置の変化に伴って発生する軸外収差の変動が少なく、好ましい。後述する各実施の形態においては、第3レンズ群がレンズ位置状態によらず、像面に対して常に一定位置となっているが、広角端状態、望遠端状態との間の中間焦点距離状態で移動させることも可能である。
本発明可変焦点距離レンズ系においては、非球面レンズを用いることにより、より高い光学性能を実現することができる。特に、第2レンズ群のもっとも物体側のレンズ面を非球面レンズとすることによって、中心性能の更なる高性能化が可能となる。また、第1レンズ群に非球面レンズを用いることにより、広角端状態において発生する画角によるコマ収差の変動を良好に補正することが可能となる。
さらに、複数の非球面を1つの光学系に用いることでより高い光学性能が得られるのは言うまでもない。
本発明可変焦点距離レンズ系においては、レンズ系を構成するレンズ群のうち、1つのレンズ群、あるいは1つのレンズ群の一部を光軸にほぼ垂直な方向にシフトさせることにより、像をシフトさせることも可能であり、カメラのブレを検出する検出系、上記レンズ群をシフトさせる駆動系、検出系の出力に従って駆動系にシフト量を与える制御系と組合せることにより、防振光学系として機能させることが可能である。
特に、本発明可変焦点距離レンズ系においては、第2レンズ群の一部、あるいは全体を光軸にほぼ垂直な方向にシフトさせることにより、少ない収差変動で像をシフトさせることが可能である。第2レンズ群は開口絞りの近傍に配置されるため、軸外光束が光軸付近を通過するので、シフトさせた際に発生するコマ収差の変動が少ないからである。
また、レンズ系の像側にモアレ縞の発生を防ぐためにローパスフィルタを配置したり、受光素子の分光感度特性に応じて赤外カットフィルタを配置することも勿論、可能である。
以下に、本発明可変焦点距離レンズ系の幾つかの実施の形態について説明する。各実施の形態において、非球面は以下の数1式で表される。
Figure 0004210935
なお、yは光軸からの高さ、xはサグ量、cは曲率、κは円錐定数、C、C、…は非球面係数である。
図1は、各実施の形態にかかる可変焦点距離レンズ系の屈折力配分を示しており、物体側より順に、負の屈折力を有する第1レンズ群G1、正の屈折力を有する第2レンズ群G2、正の屈折力を有する第3レンズ群G3が配置されて構成され、広角端状態から望遠端状態へのレンズ位置状態の変化に際して、第1レンズ群G1と第2レンズ群G2との間の空気間隔は増大し、第2レンズ群G2と第3レンズ群G3との間の空気間隔は変化するように、第2レンズ群G2が物体側へ移動して、第1レンズ群G1が一旦像側へ移動した後、物体側へ移動し、第3レンズ群G3が光軸方向で固定となっている。
なお、各実施の形態においては、もっとも像側の位置にに保護ガラスが配置されている。
図2は、本発明可変焦点距離レンズ系の第1の実施の形態1のレンズ構成を示しており、第1レンズ群G1は像側に凹面を向けた負レンズ成分L11、物体側に凸面を向けた正レンズ成分L12で構成され、第2レンズ群G2は物体側に凸面を向けた正レンズと像側に凹面を向けた負レンズとの接合レンズ成分L21及び両凸形状の正レンズ成分L22で構成され、第3レンズ群G3は正レンズ成分L3で構成される。なお、この可変焦点距離レンズ系1において、第2レンズ群G2の接合レンズ成分L21の像側の面にはレンズ有効径の外側で、且つ、レンズ有効径近傍に全周に亘って当接縁Lmが形成され、正レンズ成分L22の物体側面s9がレンズ有効径の外側で上記当接縁Lmに当接する、いわゆる「縁当たり」構造を採っている。
第1の実施の形態1では、開口絞りSが第2レンズ群G2の物体側に配置され、レンズ位置状態の変化時に第2レンズ群G2と一体的に移動する。
以下の表1に、第1の実施の形態1に具体的数値を適用した数値実施例1の諸元の値を示す。なお、表において、「si」は物体側からi番目の面を、「ri」は物体側からi番面の面の曲率半径を、「di」は物体側からi番目の面とi+1番面の面との間の面間隔を、「ni」は物体側からi番目の硝材のd線(λ=587.6nm)に対する屈折率を、「νi」は物体側からi番目の硝材のd線(λ=587.6nm)に対するアッベ数をそれぞれ示すものである。また、「INFINITY」は当該面が平面であることを示し、「ASP]は当該面が非球面であることを示す。
Figure 0004210935
可変焦点距離レンズ系1において、第1レンズ群G1と開口絞りSとの間の面間隔d4、第2レンズ群G2と第3レンズ群G3との間の面間隔d10、第3レンズ群G3と保護ガラスGLとの間の面間隔d12がレンズ位置状態の変化時に可変である。そこで、数値実施例1におけるこれら面間隔d4、d10及びd12の広角端状態、広角端と望遠端との中間焦点距離状態、望遠端状態における各値を焦点距離、Fナンバー及び画角(2ω(度))と共に表2に示す。
Figure 0004210935
数値実施例1において、第1レンズ群G1の負レンズ成分L11の像側の面s2及び第2レンズ群G2の接合レンズ成分L21の物体側の面s6は非球面によって構成される。そこで、これら面s2及びs6の4次、6次、8次、10次の非球面係数、C、C、C、C10を円錐定数κと共に表3に示す。
Figure 0004210935
数値実施例1の上記各条件式対応値を表4に示す。
Figure 0004210935
図3乃至図5は数値実施例1の無限遠合焦状態での諸収差図をそれぞれ示し、図3は広角端状態(f=1.000)、図4は中間焦点距離状態(f=1.581)、図5は望遠端状態(f=3.296)における諸収差図を示す。
非点収差図中の実線はサジタル像面、破線はメリディオナル像面を示す。コマ収差図において、Aは画角を示す。
各収差図から、数値実施例1にあっては諸収差が良好に補正され、優れた結像性能を有していることが明らかである。
図6は、本発明可変焦点距離レンズ系の第2の実施の形態2のレンズ構成を示しており、第1レンズ群G1は像側に凹面を向けた負レンズ成分L11、物体側に凸面を向けた正レンズ成分L12で構成され、第2レンズ群G2は物体側に凸面を向けた正レンズと像側に凹面を向けた負レンズとの接合レンズ成分L21及び両凸形状の正レンズ成分L22で構成され、第3レンズ群G3は正レンズ成分L3で構成される。なお、この可変焦点距離レンズ系2において、第2レンズ群G2の接合レンズ成分L21の像側の面にはレンズ有効径の外側で、且つ、レンズ有効径近傍に全周に亘って当接縁Lmが形成され、正レンズ成分L22の物体側面s9がレンズ有効径の外側で上記当接縁Lmに当接する、いわゆる「縁当たり」構造を採っている。
第2の実施の形態2では、開口絞りSが第2レンズ群G2の物体側に配置され、レンズ位置状態の変化時に第2レンズ群G2と一体的に移動する。
以下の表5に、第2の実施の形態2に具体的数値を適用した数値実施例2の諸元の値を示す。なお、表における各文字の持つ意味は上記数値実施例1におけると同様である。
Figure 0004210935
可変焦点距離レンズ系2において、第1レンズ群G1と開口絞りSとの間の面間隔d4、第2レンズ群G2と第3レンズ群G3との間の面間隔d10、第3レンズ群G3と保護ガラスGLとの間の面間隔d12がレンズ位置状態の変化時に可変である。そこで、数値実施例2におけるこれら面間隔d4、d10及びd12の広角端状態、広角端と望遠端との中間焦点距離状態、望遠端状態における各値を焦点距離、Fナンバー及び画角(2ω(度))と共に表6に示す。
Figure 0004210935
数値実施例2において、第1レンズ群G1の負レンズ成分L11の像側の面s2及び第2レンズ群G2の接合レンズ成分L21の物体側の面s6は非球面によって構成される。そこで、これら面s2及びs6の4次、6次、8次、10次の非球面係数、C、C、C、C10を円錐定数κと共に表7に示す。
Figure 0004210935
数値実施例2の上記各条件式対応値を表8に示す。
Figure 0004210935
図7乃至図9は数値実施例2の無限遠合焦状態での諸収差図をそれぞれ示し、図7は広角端状態(f=1.000)、図8は中間焦点距離状態(f=1.581)、図10は望遠端状態(f=3.296)における諸収差図を示す。
非点収差図中の実線はサジタル像面、破線はメリディオナル像面を示す。コマ収差図において、Aは画角を示す。
各収差図から、数値実施例2にあっては諸収差が良好に補正され、優れた結像性能を有していることが明らかである。
図10は、本発明可変焦点距離レンズ系の第3の実施の形態3のレンズ構成を示しており、第1レンズ群G1は像側に凹面を向けた負レンズ成分L11、物体側に凸面を向けた正レンズ成分L12で構成され、第2レンズ群G2は物体側に凸面を向けた正レンズと像側に凹面を向けた負レンズとの接合レンズ成分L21及び両凸形状の正レンズ成分L22で構成され、第3レンズ群G3は正レンズ成分L3で構成される。なお、この可変焦点距離レンズ系3において、第2レンズ群G2の接合レンズ成分L21の像側の面にはレンズ有効径の外側で、且つ、レンズ有効径近傍に全周に亘って当接縁Lmが形成され、正レンズ成分L22の物体側面s9がレンズ有効径の外側で上記当接縁Lmに当接する、いわゆる「縁当たり」構造を採っている。
第3の実施の形態3では、開口絞りSが第2レンズ群G2の物体側に配置され、レンズ位置状態の変化時に第2レンズ群G2と一体的に移動する。
以下の表9に、第3の実施の形態3に具体的数値を適用した数値実施例3の諸元の値を示す。なお、表における各文字の持つ意味は上記数値実施例1におけると同様である。
Figure 0004210935
可変焦点距離レンズ系3において、第1レンズ群G1と開口絞りSとの間の面間隔d4、第2レンズ群G2と第3レンズ群G3との間の面間隔d10、第3レンズ群G3と保護ガラスGLとの間の面間隔d12がレンズ位置状態の変化時に可変である。そこで、数値実施例3におけるこれら面間隔d4、d10及びd12の広角端状態、広角端と望遠端との中間焦点距離状態、望遠端状態における各値を焦点距離、Fナンバー及び画角(2ω(度))と共に表10に示す。
Figure 0004210935
数値実施例3において、第1レンズ群G1の負レンズ成分L11の像側の面s2及び第2レンズ群G2の接合レンズ成分L21の物体側の面s6は非球面によって構成される。そこで、これら面s2及びs6の4次、6次、8次、10次の非球面係数、C、C、C、C10を円錐定数κと共に表11に示す。
Figure 0004210935
数値実施例3の上記各条件式対応値を表12に示す。
Figure 0004210935
図11乃至図12は数値実施例3の無限遠合焦状態での諸収差図をそれぞれ示し、図11は広角端状態(f=1.000)、図12は中間焦点距離状態(f=1.581)、図13は望遠端状態(f=3.296)における諸収差図を示す。
非点収差図中の実線はサジタル像面、破線はメリディオナル像面を示す。コマ収差図において、Aは画角を示す。
各収差図から、数値実施例3にあっては諸収差が良好に補正され、優れた結像性能を有していることが明らかである。
図14は、本発明可変焦点距離レンズ系の第4の実施の形態4のレンズ構成を示しており、第1レンズ群G1は像側に凹面を向けた負レンズ成分L11、物体側に凸面を向けた正レンズ成分L12で構成され、第2レンズ群G2は物体側に凸面を向けた正レンズと像側に凹面を向けた負レンズとの接合レンズ成分L21及び両凸形状の正レンズ成分L22で構成され、第3レンズ群G3は正レンズ成分L3で構成される。なお、この可変焦点距離レンズ系2において、第2レンズ群G2の接合レンズ成分L21の像側の面にはレンズ有効径の外側で、、且つ、レンズ有効径近傍に全周に亘って当接縁Lmが形成され、正レンズ成分L22の物体側面s9がレンズ有効径の外側で上記当接縁Lmに当接する、いわゆる「縁当たり」構造を採っている。
第4の実施の形態4では、開口絞りSが第2レンズ群G2の物体側に配置され、レンズ位置状態の変化時に第2レンズ群G2と一体的に移動する。
以下の表13に、第4の実施形態4に具体的数値を適用した数値実施例4の諸元の値を示す。なお、表における各文字の持つ意味は上記数値実施例1におけると同様である。
Figure 0004210935
可変焦点距離レンズ系4において、第1レンズ群G1と開口絞りSとの間の面間隔d4、第2レンズ群G2と第3レンズ群G3との間の面間隔d10、第3レンズ群G3と保護ガラスGLとの間の面間隔d12がレンズ位置状態の変化時に可変である。そこで、数値実施例4におけるこれら面間隔d4、d10及びd12の広角端状態、広角端と望遠端との中間焦点距離状態、望遠端状態における各値を焦点距離、Fナンバー及び画角(2ω(度))と共に表14に示す。
Figure 0004210935
数値実施例4において、第1レンズ群G1の負レンズ成分L11の像側の面s2及び第2レンズ群G2の接合レンズ成分L21の物体側の面s6は非球面によって構成される。そこで、これら面s2及びs6の4次、6次、8次、10次の非球面係数、C、C、C、C10を円錐定数κと共に表15に示す。
Figure 0004210935
数値実施例4の上記各条件式対応値を表16に示す。
Figure 0004210935
図15乃至図17は数値実施例4の無限遠合焦状態での諸収差図をそれぞれ示し、図15は広角端状態(f=1.000)、図16は中間焦点距離状態(f=1.581)、図17は望遠端状態(f=3.296)における諸収差図を示す。
非点収差図中の実線はサジタル像面、破線はメリディオナル像面を示す。コマ収差図において、Aは画角を示す。
各収差図から、数値実施例4にあっては諸収差が良好に補正され、優れた結像性能を有していることが明らかである。
図18に本発明撮像装置の実施の形態を示す。
撮像装置10は可変焦点距離レンズ系20を備え、可変焦点距離レンズ系20によって形成した光学像を電気信号に変換する撮像素子30を有する。なお、撮像素子30としては、例えば、CCD(Charge Coupled Device)やCMOS(Complementary Metal-Oxide Semiconductor)等の光電変換素子を使用したものが適用可能である。上記可変焦点距離レンズ系20には本発明にかかる可変焦点距離レンズ系を適用することができ、例えば、上記した第1の実施の形態1乃至4に示した可変焦点距離レンズ系1、2、3、4を使用することができる。
上記撮像素子30によって形成された電気信号は映像分離回路40によってフォーカス制御用の信号が制御回路50に送られ、映像用の信号は映像処理回路へと送られる。映像処理回路へ送られた信号は、その後の処理に適した形態に加工されて、表示装置による表示、記録媒体への記録、通信手段による転送等々種々の処理に供される。
制御回路50には、例えば、ズームボタンの操作等、外部からの操作信号が入力され、該操作信号に応じて種々の処理が成される。例えば、ズームボタンによるズーミング指令が入力されると、指令に基づく焦点距離状態とすべく、ドライバ回路60、70、80を介して駆動部(例えば、モータ)61、71、81を動作させて、第1レンズ群G1、第2レンズ群G2及び第3レンズ群G3を所定の位置へと移動させる。各センサ62、72、82によって得られた第1レンズ群G1、第2レンズ群G2及び第3レンズ群G3の位置情報は制御回路50に入力されて、ドライバ回路60、70、80へ指令信号を出力する際に参照される。また、制御回路50は上記映像分離回路40から送られた信号に基づいてフォーカス状態をチェックし、最適なフォーカス状態が得られるように、例えば、第3レンズ群G3をドライバ回路80を介して制御する。
上記した撮像装置10は、具体的製品としては、各種の形態を採りうる。例えば、デジタルスチルカメラ、デジタルビデオカメラ、カメラが組み込まれた携帯電話、カメラが組み込まれたPDA(Personal Digital Assistant)等々のデジタル入出力機器のカメラ部等として、広く適用することができる。
なお、上記した各実施の形態及び各数値実施例において示した各部の具体的な形状や構造並びに数値は、本発明を実施するに際して行う具体化のほんの一例を示したものに過ぎず、これらによって、本発明の技術的範囲が限定的に解釈されることがあってはならないものである。
ビデオカメラ、デジタルスチルカメラ、携帯電話等、薄型化と高性能を要求される撮像装置に適用して好適である。
図2乃至図17と共に本発明可変焦点距離レンズ系の実施の形態を示すものであり、本図は各レンズ群の屈折力配分を示す図である。 図3乃至図5と共に本発明可変焦点距離レンズ系の第1の実施の形態を示すものであり、本図はレンズ構成を示す図である。 図4及び図5と共に第1の実施の形態に具体的数値を適用した数値実施例1の球面収差、非点収差、歪曲収差及びコマ収差を示す図であり、本図は広角端状態におけるこれら収差を示すものである。 広角端と望遠端との中間焦点距離状態における球面収差、非点収差、歪曲収差及びコマ収差を示す図である。 望遠端状態における球面収差、非点収差、歪曲収差及びコマ収差状態を示す図である。 図7乃至図9と共に本発明可変焦点距離レンズ系の第2の実施の形態を示すものであり、本図はレンズ構成を示す図である。 図8及び図9と共に第2の実施の形態に具体的数値を適用した数値実施例2の球面収差、非点収差、歪曲収差及びコマ収差を示す図であり、本図は広角端状態におけるこれら収差を示すものである。 広角端と望遠端との中間焦点距離状態における球面収差、非点収差、歪曲収差及びコマ収差を示す図である。 望遠端状態における球面収差、非点収差、歪曲収差及びコマ収差状態を示す図である。 図11乃至図13と共に本発明可変焦点距離レンズ系の第3の実施の形態を示すものであり、本図はレンズ構成を示す図である。 図12及び図13と共に第3の実施の形態に具体的数値を適用した数値実施例3の球面収差、非点収差、歪曲収差及びコマ収差を示す図であり、本図は広角端状態におけるこれら収差を示すものである。 広角端と望遠端との中間焦点距離状態における球面収差、非点収差、歪曲収差及びコマ収差を示す図である。 望遠端状態における球面収差、非点収差、歪曲収差及びコマ収差状態を示す図である。 図15乃至図17と共に本発明可変焦点距離レンズ系の第4の実施の形態を示すものであり、本図はレンズ構成を示す図である。 図16及び図17と共に第4の実施の形態に具体的数値を適用した数値実施例4の球面収差、非点収差、歪曲収差及びコマ収差を示す図であり、本図は広角端状態におけるこれら収差を示すものである。 広角端と望遠端との中間焦点距離状態における球面収差、非点収差、歪曲収差及びコマ収差を示す図である。 望遠端状態における球面収差、非点収差、歪曲収差及びコマ収差状態を示す図である。 本発明撮像装置の実施の形態を示すブロック図である。 図20と共にコマ収差の説明をする図であり、本図は外向性コマ収差を示し、(a)は概念図であり、(b)は収差図である。 内向性コマ収差を示し、(a)は概念図であり、(b)は収差図である。
符号の説明
1…可変焦点距離レンズ系、2…可変焦点距離レンズ系、3…可変焦点距離レンズ系、4…可変焦点距離レンズ系、G1…第1レンズ群、G2…第2レンズ群、G3…第3レンズ群、L11…負レンズ、L12…正レンズ、L21…第2レンズ群の接合レンズ、L22…第2レンズ群の正レンズ、10…撮像装置、20…可変焦点距離レンズ系、30…撮像素子

Claims (13)

  1. 物体側より順に、負の屈折力を有する第1レンズ群、正の屈折力を有する第2レンズ群、正の屈折力を有する第3レンズ群によって構成され、広角端状態から望遠端状態までレンズ位置状態が変化する際に、少なくとも上記第1レンズ群と上記第2レンズ群が移動し、上記第2レンズ群は上記第1レンズ群との間の間隔が狭まるように物体側へ移動する可変焦点距離レンズ系において、
    開口絞りが上記第1レンズ群と上記第2レンズ群との間に配置され、
    上記第1レンズ群は、像側に凹面を向けた負レンズと、物体側に凸面を向けた正レンズとが物体側より像側へ順に配置されて構成され、
    上記第2レンズ群は物体側に凸面を向けた正レンズと像側に凹面を向けた負レンズとの接合レンズ接合レンズの像側に空気間隔を隔てて配置された両凸形状の正レンズとで構成され、
    上記第3レンズ群は正レンズで構成され、
    以下の条件式(1)及び(2)を満足することを特徴とする可変焦点距離レンズ系。
    (1)0.02<Ds/(R22a−R21b)<0.1
    (2)0.6<Da/R21b<0.8
    但し、
    Ds:上記接合レンズと上記正レンズとの間に形成される空気間隔の長さ
    R22a:上記正レンズの物体側レンズ面の曲率半径
    R21b:上記接合レンズの像側レンズ面の曲率半径
    Da:上記開口絞りから上記接合レンズの像側レンズ面までの距離
    とする。
  2. 以下の条件式(3)を満足することを特徴とする請求項1に記載の可変焦点距離レンズ系。
    (3)1.8<|f1|/fw<2.3
    但し、
    f1:上記第1レンズ群の焦点距離
    fw:広角端状態における全系の焦点距離
    とする。
  3. 以下の条件式(4)及び(5)のうち、少なくともいずれか一方を満足することを特徴とする請求項1に記載の可変焦点距離レンズ系。
    (4)−0.3<(R22a+R22b)/(R22a−R22b)<0.2
    (5)1.6<f2/fw<2.1
    但し、
    R22b:上記正レンズの像側レンズ面の曲率半径
    f2:上記第2レンズ群の焦点距離
    とする。
  4. 以下の条件式(4)及び(5)のうち、少なくともいずれか一方を満足することを特徴とする請求項2に記載の可変焦点距離レンズ系。
    (4)−0.3<(R22a+R22b)/(R22a−R22b)<0.2
    (5)1.6<f2/fw<2.1
    但し、
    R22b:上記正レンズの像側レンズ面の曲率半径
    f2:上記第2レンズ群の焦点距離
    とする。
  5. 以下の条件式(4)及び(5)を満足することを特徴とする請求項1に記載の可変焦点距離レンズ系。
    (4)−0.3<(R22a+R22b)/(R22a−R22b)<0.2
    (5)1.6<f2/fw<2.1
    但し、
    R22b:上記正レンズの像側レンズ面の曲率半径
    f2:上記第2レンズ群の焦点距離
    とする。
  6. 以下の条件式(4)及び(5)を満足することを特徴とする請求項2に記載の可変焦点距離レンズ系。
    (4)−0.3<(R22a+R22b)/(R22a−R22b)<0.2
    (5)1.6<f2/fw<2.1
    但し、
    R22b:上記正レンズの像側レンズ面の曲率半径
    f2:上記第2レンズ群の焦点距離
    とする。
  7. 以下の条件式(6)及び(7)のうち、少なくともいずれか一方を満足することを特徴とする請求項1に記載の可変焦点距離レンズ系。
    (6)Σ2/fw<0.85
    (7)TLw/fw<6.5
    但し、
    Σ2:上記第2レンズ群のレンズ厚
    TLw:広角端状態でのレンズ全長
    とする。
  8. 以下の条件式(6)及び(7)のうち、少なくともいずれか一方を満足することを特徴とする請求項2に記載の可変焦点距離レンズ系。
    (6)Σ2/fw<0.85
    (7)TLw/fw<6.5
    但し、
    Σ2:上記第2レンズ群のレンズ厚
    TLw:広角端状態でのレンズ全長
    とする。
  9. 以下の条件式(6)及び(7)のうち、少なくともいずれか一方を満足することを特徴とする請求項3に記載の可変焦点距離レンズ系。
    (6)Σ2/fw<0.85
    (7)TLw/fw<6.5
    但し、
    Σ2:上記第2レンズ群のレンズ厚
    TLw:広角端状態でのレンズ全長
    とする。
  10. 以下の条件式(6)及び(7)のうち、少なくともいずれか一方を満足することを特徴とする請求項4に記載の可変焦点距離レンズ系。
    (6)Σ2/fw<0.85
    (7)TLw/fw<6.5
    但し、
    Σ2:上記第2レンズ群のレンズ厚
    TLw:広角端状態でのレンズ全長
    とする。
  11. 以下の条件式(6)及び(7)のうち、少なくともいずれか一方を満足することを特徴とする請求項5に記載の可変焦点距離レンズ系。
    (6)Σ2/fw<0.85
    (7)TLw/fw<6.5
    但し、
    Σ2:上記第2レンズ群のレンズ厚
    TLw:広角端状態でのレンズ全長
    とする。
  12. 以下の条件式(6)及び(7)のうち、少なくともいずれか一方を満足することを特徴とする請求項6に記載の可変焦点距離レンズ系。
    (6)Σ2/fw<0.85
    (7)TLw/fw<6.5
    但し、
    Σ2:上記第2レンズ群のレンズ厚
    TLw:広角端状態でのレンズ全長
    とする。
  13. 物体側より順に、負の屈折力を有する第1レンズ群、正の屈折力を有する第2レンズ群、正の屈折力を有する第3レンズ群によって構成され、広角端状態から望遠端状態までレンズ位置状態が変化する際に、少なくとも上記第1レンズ群と上記第2レンズ群が移動し、上記第2レンズ群は上記第1レンズ群との間の間隔が狭まるように物体側へ移動する可変焦点距離レンズ系と、上記可変焦点距離レンズ系により形成された光学像を電気的な信号に変換する撮像素子とを備えた撮像装置であって、
    上記可変焦点距離レンズ系は、開口絞りが上記第1レンズ群と上記第2レンズ群との間に配置され、
    上記第1レンズ群は、像側に凹面を向けた負レンズと、物体側に凸面を向けた正レンズとが物体側より像側へ順に配置されて構成され、
    上記第2レンズ群は物体側に凸面を向けた正レンズと像側に凹面を向けた負レンズとの接合レンズ接合レンズの像側に空気間隔を隔てて配置された両凸形状の正レンズとで構成され、
    上記第3レンズ群は正レンズで構成され、
    以下の条件式(1)及び(2)を満足することを特徴とする撮像装置。
    (1)0.02<Ds/(R22a−R21b)<0.1
    (2)0.6<Da/R21b<0.8
    但し、
    Ds:上記接合レンズと上記正レンズとの間に形成される空気間隔の長さ
    R22a:上記正レンズの物体側レンズ面の曲率半径
    R21b:上記接合レンズの像側レンズ面の曲率半径
    Da:上記開口絞りから上記接合レンズの像側レンズ面までの距離
    とする。
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