JP4210209B2 - 同報通信システム、データ送信端末、サーバ、及びクライアント端末 - Google Patents

同報通信システム、データ送信端末、サーバ、及びクライアント端末 Download PDF

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Description

本発明は、電子文書の同報送信に関し、特にモバイル端末に向けた同報送信、及び、同報送信宛先をサーバとしたサーバ/クライアント型による配信文書の閲覧が可能な同報通信システム、データ送信端末、サーバ、及びクライアント端末に関するものである。
PCで作成された文書やスキャナで読み取られ電子化された文書を多くの人に配信する手段として、従来から電子メールやFAXによる同報送信が使用されてきた。電子メールは、文書がメールアドレス(メールサーバ)に向けて送信され、クライアントがその文書を閲覧する。FAXには、受信した画像を紙にプリントするもの、及び、電子メールとしてメールサーバへ転送する機能を持ったものも含まれる。クライアントがペーパーレスで同報受信文書を閲覧する場合、上記のいずれかの方法が使用されている。これらは、クライアントがメールサーバに記憶された文書を閲覧するという形態をとっている。
ここで、メールサーバのアドレスは固定であり、クライアントはその固定アドレスにアクセスして受信文書を閲覧する必要がある(先に述べたメールサーバのアドレスが固定で、クライアントがその固定アドレスのメールサーバへアクセスする形態をメールサーバとクライアントの関係が固定であると定義する)。携帯電話網におけるメールサービスもクライアント(携帯電話)から固定アドレスのメールサーバにアクセスして受信文書を閲覧している。
しかし、メールサーバとクライアントの関係が固定されていると、クライアントがメールサーバにアクセスできない環境にいる場合(メールサーバが接続されたネットワークに繋がらない場合)、クライアントが受信した文書を閲覧することができない。また、FAX受信画像を電子メールとしてメールサーバへ転送するメール連動型FAX同報送信においては、転送先が同じメールサーバに集中すると、同じ内容の電子データが繰り返しネットワークを流れることとなり、ネットワークトラフィックが増大する。さらに、メールサーバも同じ文書を多数記憶することとなり、多くのメモリ容量を使用する。特に、送信文書のデータ量が大きいとき、問題は深刻である。メールサーバは一般的に多数のクライアントで共有されるため、多数のクライアントから同時にアクセスされると1クライアント当たりに対する文書閲覧のための処理機能が著しく低下する。
上記の問題を解決するために、端末の情報を収集、記憶する端末情報管理手段を持った通信装置に、収集した端末情報の問い合わせを行い、その端末情報の中から選択した端末と端末情報管理手段を持った通信装置を介して通信を行う方法がある。
特許文献1は、同報送信を行う宛先の中にインターネットにおける同一のドメイン名が含まれる場合には、同一のドメイン名への送信を一つの宛先へのみ送信し、他の同じドメイン名の宛先については、一つの宛先への送信に転送を依頼するメッセージを付加して送信する通信装置を提案している。つまり、同報送信時にドメインの代表端末にデータを送信し、その代表端末が同じドメインの他の端末にデータを転送する。
特許文献2は、ネットワークの他の端末からの同報送信要求に対してメールサーバ装置が公衆網に接続された情報通信装置を介して公衆網の宛先に送信する同報通信システム及び同報通信方式を提案している。
非特許文献1には、受信した画像を紙にプリントするだけでなく、電子メールとしてメールサーバへ転送する機能を持ったFAX装置が掲載されている。
特開2000−174749号公報 特開2003−174539号公報 "W−NET FAX対応アプリケーション IP−LINK FAXポスト for Notes"、[online]、2003年4月15日、RICOH Image Communication、[平成15年11月13日検索]、インターネット<http://www.ricoh.co.jp/ITS/RGO/faxpost.htm>
この場合、送信文書のデータ量が大きい場合には、代表端末から同じドメインの他の端末にデータを転送している間、大量のデータがそのドメインのネットワークに流れることとなり、ネットワークトラフィックが増大してしまう。また、受信端末に実装されたメモリ量が小さい場合には、データ量の大きな文書データを全て受信できないという問題があった。
本発明は、同報送信の宛先をクライアントが接続できる装置(サーバ)とする。すなわち、文書を閲覧させたいクライアントの存在を確認した後に、同報文書を各クライアントの最寄りの装置(サーバ)に向けて送信し、クライアントが迅速かつ確実に同報文書を閲覧できるようにする。具体的には、同報宛先のサーバは、通信可能なクライアントへ閲覧データの着信通知を送信して、クライアントに同報文書を閲覧させることを目的とする。また、同報文書の送信端末は、その文書を閲覧すべきクライアントの存在位置を予め確認して、クライアントに同報文書を閲覧させることを目的とする。
また、本発明は、同報送信の宛先装置(サーバ)に対して複数のクライアントが接続して文書を閲覧する場合、サーバへ送信する文書は1通のみとし、複数のクライアントがその文書を共有して閲覧できるようにする。つまり、同報文書の送信端末がその文書を閲覧すべきクライアントの存在位置に基づいて、同報宛先のサーバ毎にクライアントをグループ化して、効率のよい同報送信を実行することを目的とする。
さらに、本発明は、リアルタイム型の通信(FAX通信等)により同報送信する場合、PCやFAXがサーバとなり、同報送信を開始してから短時間に多くのクライアントが同報文書を閲覧できるようにする。つまり、同報文書を閲覧すべきクライアントの存在位置を端末の位置を管理できるネットワーク機器を用いて確認し、同報宛先のサーバ毎にクライアントをグループ化して、効率のよい同報送信を実行することを目的とする。
本発明の同報通信システムは、ネットワークを介してデータ送信端末から受信したデータを記憶し、且つ、前記データを少なくとも一つのクライアント端末に送信する少なくとも一つのサーバと、前記クライアント端末が閲覧するデータと前記クライアント端末の端末識別情報とを前記サーバへ送信する前記データ送信端末とを有する同報通信システムにおいて、前記サーバは、前記端末識別情報によって特定される前記クライアント端末と通信可能であるか否かを判断する判断手段と、前記判断手段により通信可能と判断された前記クライアント端末へ前記データを受信したことを通知する手段と、前記クライアント端末からの要求に応じて前記データを閲覧させる手段とを有し、前記データ送信端末は、前記データを前記サーバへ送信する前に、前記サーバと前記端末識別情報に該当するクライアント端末とが通信可能であるかを前記サーバに問い合わせる手段と、前記端末識別情報に該当するクライアント端末と通信可能な前記サーバにのみ前記データと前記端末識別情報とを送信する手段とを有することを特徴とする。
発明は、上記同報通信システムにおいて、前記データ送信端末は、前記サーバと通信可能な前記端末識別情報に該当するクライアント端末が複数あるとき、前記端末識別情報に該当するクライアント端末が通信可能な前記サーバのいずれか一つに属するように前記端末識別情報を分割する手段と、前記データと前記分割された端末識別情報とを前記サーバに送信する手段とを有することを特徴とする。
発明は、上記同報通信システムにおいて、前記サーバは、前記データと前記分割された端末識別情報とを受信したとき、前記受信した端末識別情報に対応した前記クライアント端末に前記データが着信したことを通知する手段と、前記クライアント端末にて前記データを閲覧する手段とを有することを特徴とする。
発明は、データ送信端末において、前記クライアント端末が閲覧する前記データを前記サーバへ送信することを特徴とする。
発明は、サーバにおいて、前記クライアント端末に対して前記データを閲覧可能とすることを特徴とする。
発明は、クライアント端末において、前記サーバが受信した前記データを閲覧することを特徴とする。
本発明は、同報文書を各クライアントの最寄りの装置(サーバ)に向けて送信し、クライアントはその装置(サーバ)にアクセスして文書を閲覧できる。よって、各クライアントが迅速かつ確実に同報文書を閲覧でき、同報送信システムとしての利便性を向上させることができる。
本発明は、同報送信の宛先をクライアントが接続できるサーバとし、同報送信を受信した同報送信の宛先サーバは通信可能なクライアントへ閲覧データの着信通知を送信して、クライアントに同報文書を閲覧させる。また、クライアントが複数存在する場合には、同報宛先のサーバ毎にグループ化して効率よい同報送信を実行する。さらに、端末位置管理装置を利用することで、より同報送信で使用されるサーバの処理負荷を軽減することができる。
同報文書の送信端末が各ドメインに存在するサーバ宛に同報送信し、そのサーバが同じドメインに存在するクライアントへ同報文書の着信通知を送信して、クライアントが同報文書を閲覧する同報通信システムを図1を用いて説明する。
本実施例における同報送信システムは、ドメインAに含まれる同報送信端末1、ドメインBに含まれる文書閲覧サーバ2、アクセスポイント3、DNS(Domain Name Service )サーバ4、DHCP(Dynamic Host Configuration Protocol )サーバ5、及び、クライアント6から8、ドメインCに含まれる文書閲覧サーバ9、アクセスポイント10、DNSサーバ11、DHCPサーバ12、クライアント13、及び、クライアント14から構成されている。各ドメイン内、及び、ドメイン間に存在するルータ等の他のネットワーク機器については、図示しない。
本実施例ではデスクトップPCを同報送信端末1として使用した。文書閲覧サーバ2と文書閲覧サーバ9には、PC−AT(The Personal Computer for Advanced Technologies )アーキテクチャを使用した。なお、本発明では文書閲覧サーバとしてPC−ATアーキテクチャを用いたが他のPCによって代用することも可能である。アクセスポイント3とアクセスポイント10は、有線LAN(例えば、IEEE802.3など)と無線LAN(例えば、IEEE802.11aなど)をブリッジする。DNSサーバ4とDNSサーバ11は各ドメインに接続された端末(サーバを含む)のホスト名とIPアドレスを管理しており、問い合わせのあったホスト名に対応したIPアドレスを返信する。DHCPサーバ5とDHCPサーバ12は、ある特定範囲のIPアドレスを管理しており、端末からIPアドレスの貸し出し要求があると、管理範囲内の1つのIPアドレスを要求端末へ貸し出す。クライアント6から8、及び、クライアント13と14には、無線LAN用のPCカードを装着したノート型PCを用いた。なお、クライアント6から8、及び、クライアント13と14は、接続するドメインを適宜変更することができる。
クライアント6から8、及び、クライアント13と14がIPアドレスを取得して各ドメインのネットワークに接続する処理を説明する。クライアント6から8がアクセスポイント3と無線LAN通信できる範囲に入ると、そのクライアントはIPアドレスの割り当て要求メッセージをブロードキャストでDHCPサーバ5に送信する。DHCPサーバ5は、このメッセージを受信すると、管理範囲内の1つのIPアドレスを返信する。クライアントがこれを受信し、このIPアドレスの割り当てを申請するメッセージを送信すると、DHCPサーバ5はこれを承認するメッセージを返信する。以上の処理により、クライアント6から8は、IPアドレスを取得し、ネットワークに接続された他の端末と通信できる状態となる。なお、クライアント13及び14がネットワークに接続する場合もDHCPサーバ12と同様の手順を実行してIPアドレスを取得し、ネットワークに接続された他の端末と通信できる状態となる。
なお、DHCPサーバ5及びDHCPサーバ12から各クライアントへ送信するメッセージには、DNSサーバ4及びDNSサーバ11のIPアドレスも含まれているため、各クライアントは各ドメインのDNSサーバにダイナミックDNS機能を用いて、自端末のホスト名とIPアドレスを登録する。
次に、同報送信端末1が同報文書を送信し、各クライアントがその文書を閲覧できるようにする処理を説明する。ここで、同報送信端末1は、クライアント6から8、及び、クライアント13及びクライアント14のホスト名の情報は持っているが、それらが存在しているドメインについての情報は有していない。同報送信端末1は文書を閲覧させたい全てのクライアントのホスト名(ホスト名リスト)を同報文書とともに各ドメインに存在する文書閲覧サーバ2及び文書閲覧サーバ9へ送信する。具体的には、SIPを使用して呼び接続とデータチャンネルの確立を行なった後、そのデータチャンネル上でRTP(Real-time Transport Protocol)を使用してホスト名リストと同報文書を送信する。文書閲覧サーバ2は、このデータを受信すると、ドメインBに存在するDNSサーバ4を用いて受信したホスト名からそのIPアドレスを得る。このとき得られるIPアドレスは、DNSサーバ4に登録されているホスト名についてのみ対応するIPアドレスである。文書閲覧サーバ2はクライアント6から8のIPアドレスを得ると、クライアント6から8に同報文書の着信通知メッセージを送信する。このメッセージはインスタントメッセージ等を使用して送信される(インスタントメッセージの送信方法としては、SIPを使用した方法がある。)。クライアント6から8はこのメッセージを受信すると、文書閲覧サーバ2にアクセスして同報文書を閲覧する。この閲覧のためのプロトコルには、HTTPなどが使用される。
文書閲覧サーバ9も文書閲覧サーバ2と同様にして、ドメインCに存在するDNSサーバ11を用いて受信したホスト名からそのIPアドレスを得て、クライアント13及び14に同報文書の着信通知メッセージを送信する。クライアント13及び14はこのメッセージを受信すると、文書閲覧サーバ9にアクセスして同報文書を閲覧する。なお、各クライアントは文書閲覧サーバにある文書を閲覧した後、その文書をダウンロードして自端末に保存することも可能である。
本実施例により、同報文書を各クライアントの最寄りの装置に向けて送信し、クライアントはその装置にアクセスして文書を閲覧できるため、個々のクライアントが迅速かつ確実に同報文書を閲覧でき、同報送信システムとしての利便性が向上する。
本実施例では、複数のクライアントへ同報送信する場合に、同報送信の宛先装置(サーバ)へ送信する文書を1通のみとし、複数のクライアントがその文書を共有して閲覧し、同報送信時のネットワークトラフィックの増大を抑える処理について説明する。実施例1と同様にクライアント6から8、及び、クライアント13及び14は、DHCPサーバからIPアドレスを取得して各ドメインのネットワークに接続しており、各クライアントのホスト名とIPアドレスはDNSサーバに登録されている。
まず、図1に示す同報宛先ドメインに文書閲覧サーバが1つしかないとき、クライアントを同報宛先である各サーバと対応付けてグループ化する処理について説明する。同報送信端末1は、同報文書を文書閲覧サーバへ送信するに前に、各文書閲覧サーバと現在接続できるクライアントを問い合わせる。同報送信端末1においてユーザにより文書を閲覧させたいクライアントのホスト名が指定されると、そのホスト名のリストを各ドメインに存在する文書閲覧サーバ2及び9へ送信する。文書閲覧サーバ2はDNSサーバ4へ受信したホスト名を問い合わせ、仮にそのホスト名が登録されている場合は、そのIPアドレスを取得する。文書閲覧サーバ2は、クライアント6から8のIPアドレスを取得すると同報送信端末1へクライアント6から8のホスト名を送信する(この送信はSIPを用いたインスタントメッセージにより送信する。)。文書閲覧サーバ9も文書閲覧サーバ2と同じ動作を行い、同報送信端末1へクライアント13及び14のホスト名を送信する。同報送信端末1は、文書閲覧サーバ2及び9からホスト名を受信すると、クライアント6から8のホスト名を同報文書とともに文書閲覧サーバ2へ、クライアント13及び14のホスト名を同報文書とともに文書閲覧サーバ9へ送信する。文書閲覧サーバ2はクライアント6から8のIPアドレスを既に有しているため、クライアント6から8に同報文書の着信通知メッセージを送信し、クライアント6から8がこのメッセージを受信すると、文書閲覧サーバ2にアクセスして同報文書を閲覧することができる。また、文書閲覧サーバ9もクライアント13及び14のIPアドレスを既に得ているため、クライアント13及び14に同報文書の着信通知メッセージを送信し、クライアント13及び14はこのメッセージを受信すると文書閲覧サーバ9にアクセスして同報文書を閲覧する。
次に、図2に示すように同報宛先ドメインに文書閲覧サーバが複数ある場合に、クライアントを同報宛先である各サーバと対応付けてグループ化する処理を説明する。
なお、図2は、同報宛先ドメインに文書閲覧サーバが複数あるネットワークの構成を示す図である。具体的には、ドメインBに文書閲覧サーバ20、アクセスポイント21、及び、クライアント22から24、ドメインCに文書閲覧サーバ25、アクセスポイント26、及び、クライアント27及び28が追加されている。文書閲覧サーバ20及び25には、文書閲覧サーバ2及び9と同様にPC−ATアーキテクチャを使用した。クライアント22から24、及び、クライアント27及び28には、クライアント6から8、及び、クライアント13及び14と同様に無線LAN用のPCカードを装着したノート型PCを使用した。アクセスポイント21及び26は、アクセスポイント3及び10と同様に有線LAN(IEEE802.3)と無線LAN(IEEE802.11a)をブリッジする。
同報宛先ドメインに文書閲覧サーバが複数ある場合の同報送信端末1の動作を図5に、文書閲覧サーバの動作を図6に示す。同報送信端末1においてユーザにより文書を閲覧させたいクライアントのホスト名が指定されると(ステップS500/YES)、そのホスト名のリストが各ドメインに存在する文書閲覧サーバ2、20、9、及び、25へ送信され(ステップS501)、各文書閲覧サーバが受信する(ステップS600/YES)。この送信は、SIPを使用したインスタントメッセージにより送信する。
同報送信端末1からホスト名のリストを文書閲覧サーバ2、20、9、及び、25が受信すると(ステップS600/YES)、文書閲覧サーバ2及び20はDNSサーバ4へ受信したホスト名の問い合わせを行い(ステップS601)、仮にそのホスト名が登録されている場合には、そのIPアドレスを得る(ステップS602)。文書閲覧サーバ2及び20はクライアント6から8、及び、クライアント22から24のIPアドレスを得ると、同報送信端末1へクライアント6から8、及び、クライアント22及び24のホスト名を送信する(ステップS603)。この送信は、SIPを使用したインスタントメッセージにより送信する(ステップS603)。文書閲覧サーバ9と25は、文書閲覧サーバ2と20と同様に同報送信端末1へクライアント13、14、27、及び、28のホスト名を送信する(ステップS603)。
同報送信端末1が文書閲覧サーバ2、20、9、25からホスト名を受信すると(ステップS502)、ホスト名のリストを各クライアントが通信可能な文書閲覧サーバごとにグループ化させ図3に示す各文書閲覧サーバとホスト名との対応表を作成する(ステップS503)。次に、各文書閲覧サーバ間で、重複したホスト名があるかをチェックする(ステップS504)。文書閲覧サーバ2と文書閲覧サーバ20が同じホスト名のリスト(グループ1)を、文書閲覧サーバ9と文書閲覧サーバ25が同じホスト名のリスト(グループ2)を有している場合(ステップS505/YES)、重複したホスト名を1つの文書閲覧サーバのみに対応させ(ステップS506)、図4に示すように各グループを二分する(ステップS507)。グループ1をグループ3と4に、グループ2をグループ5と6に分割する。なお、図4には各ホスト名を持ったクライアント番号も記載している。そして、同報送信端末1は、グループ3のホスト名を同報文書とともに文書閲覧サーバ2へ、グループ4のホスト名を同報文書とともに文書閲覧サーバ20へ、グループ5のホスト名を同報文書とともに閲覧サーバ9へ、グループ6のホスト名を同報文書とともに文書閲覧サーバ25へ送信する(ステップS508)。
文書閲覧サーバ2は、同報送信端末1からホスト名と同報文書を受信すると(ステップS604)、グループ3のホスト名のクライアント(クライアント6から8)のIPアドレスを既に取得しているため、クライアント6から8に同報文書の着信通知メッセージを送信し(ステップS605)、クライアント6から8はこのメッセージを受信すると文書閲覧サーバ2にアクセスして同報文書を閲覧する(ステップS606)。また、同様に文書閲覧サーバ20は、クライアント22から24に同報文書の着信通知メッセージを送信し(ステップS605)、クライアント13及び14はこのメッセージを受信すると文書閲覧サーバ9にアクセスして同報文書を閲覧する(ステップS606)。さらに、文書閲覧サーバ25は、クライアント27及び28に同報文書の着信通知メッセージを送信し(ステップS605)、クライアント27及び28はこのメッセージを受信すると、文書閲覧サーバ25にアクセスして同報文書を閲覧する(ステップS606)。
なお、文書閲覧サーバ間で重複したホスト名を有していない場合は(ステップS505/NO)、同報文書を文書閲覧サーバから受信したホスト名とともに該文書閲覧サーバへ送信する(ステップS509)。
以上のように、同報送信の宛先装置(サーバ)へ送信する文書を1通のみとすることで複数のクライアントがその文書を共有して閲覧できるため、同放送信時のネットワークトラフィックの増大を抑制することができる。
次にモバイルIPのホーム・エージェントを端末位置管理装置として使用することで同報文書を閲覧すべきクライアントの端末の位置を管理し、更には、同報宛先の文書閲覧サーバ毎にクライアントをグループ化することで効率のよい同報送信を実現する処理について説明する。なお、IPネットワークでは、端末の異なるサブネットに移動すると移動前に使用していたIPアドレスを使用できない。しかし、本実施例では、IPv6のモバイルIPの仕組みを利用しているため、端末が異なるサブネットに移動しても同じIPアドレスを使用できる。IPv6(Internet Protocol version 6 )のモバイルIPは、ホーム・エージェント(HA)と呼ばれるルータが端末の位置を追跡し、端末は常に同じIPアドレスを使用することができる。なお、端末の移動先ネットワークアドレスを相手端末へ直接通知して、HAを介さないで端末同士が直接通信することも可能である。
図7に示すように本実施例におけるネットワークは、同報送信端末30、及び、ホーム・エージェント31(以下、HAと記す)からなる拠点Aのネットワーク、IPv6ルータ32、文書閲覧サーバ33、アクセスポイント34、及び、クライアント35から37からなる拠点Bのネットワーク、IPv6ルータ38、文書閲覧サーバ39、アクセスポイント40、及び、クライアント41及び42からなる拠点Cのネットワークから構成されている。なお、各拠点のネットワーク内及びネットワーク間に存在する他のネットワーク機器の図示は省略する。
各拠点のネットワークはIPv6であり、それぞれのサブネットは異なっている。HA31は端末固有のIPアドレス(ホームアドレス)と、端末移動先ネットワークを特定するためのIPアドレス(気付アドレス)を対応付けて管理しており、端末のホームアドレス宛のパケットをその端末が現在接続しているネットワークのアドレス宛に転送する。IPv6ルータ32とIPv6ルータ38は、IPアドレスの上位8バイトを定期的に各ルータの属するネットワーク内の機器へ通知している。文書閲覧サーバ33と文書閲覧サーバ39は、PC−ATのコンピュータであり、アクセスポイント34とアクセスポイント40は有線LAN(IEEE802.3)と無線LAN(IEEE802.11a)とをブリッジする。クライアント35〜37およびクライアント41、42は、無線LAN(IEEE802.11a)用のPCカードが装着されたノート型PCであり、このPCカードには世の中で一意な6バイトのMAC(Media Access Control)アドレスが与えられている。クライアント35から37およびクライアント41、42は、各端末に固有なMACアドレスとルータから通知されたIPアドレスの上位8バイトからIPv6グローバルアドレスを生成する。
ここで、IPv6グローバルアドレスの生成方法について説明する。IPv6アドレスは16バイトであり、下位8バイト(インターフェイス識別子)は6バイトのMACアドレスを使用して作られる。インターフェイス識別子はMACアドレスの真ん中、すなわち24ビット目と25ビット目の間にビット列“1111 1111 1111 1110”を挿入して、上位から7ビット目を反転することで作られる。上位8バイトはルータから通知された値であり、両者を結合してIPv6グローバルアドレスが生成される。クライアント35から37、及び、クライアント41及び42は生成されたこのIPv6グローバルアドレスを各端末のホームアドレスとともにHA31に登録する。
次に、同報送信端末1が文書を同報送信して、その文書を各クライアントが閲覧するまでの同報送信端末及び文書閲覧サーバの動作について説明する。なお、同報送信端末30は、クライアント35から37、及び、クライアント41及び42のホームアドレスの情報は有しているが、IPv6グローバルアドレスについての情報は有していないものとする。
同報送信端末1は、ユーザにより文書を閲覧させたいクライアントのホームアドレスが指定されると(ステップS800/YES)、HA31へグローバルアドレスの問い合わせ命令を送信する(ステップS801)。HA31にはそのクライアントのホームアドレスとIPv6グローバルアドレスが既に登録されているため、指定されたホームアドレスに対応したIPv6グローバルアドレスを同報送信端末30へ返す(ステップS802)。以上の処理により同報送信端末1は、文書を閲覧させたい全てのクライアントのIPv6グローバルアドレスを取得する。
IPv6グローバルアドレスを取得した同報送信端末1は、クライアントのIPv6グローバルアドレスの上位8バイト(世の中に一意な値であり、リンクの番号を表す)をチェックして、同一の値のもの同士をグループ化し(ステップS803)、各グループのIPv6グローバルアドレスと同報文書とをその上位8バイトが同じ(リンク番号が同じ)IPv6グローバルアドレスを有する文書閲覧サーバへ送信する(ステップS804)。つまり、文書閲覧サーバ33へはクライアント35から37のIPv6グローバルアドレスを、文書閲覧サーバ39へはクライアント41及び42のIPv6グローバルアドレスを送信する(ステップS804)。なお、この送信はSIPによる呼接続とファイル転送により実行する。
文書閲覧サーバ33は、IPv6グローバルアドレス及び同報文書を受信すると(ステップS900/YES)、クライアント35から37に同報文書の着信通知メッセージを送信し(ステップS901)、このメッセージを受信したクライアントは文書閲覧サーバ33にアクセスして同報文書を閲覧する(ステップS902)。
文書閲覧サーバ39も同様にして、クライアント41及び42に同報文書の着信通知メッセージを送信し(ステップS901)、メッセージを受信したクライアント41及び42は、文書閲覧サーバ39にアクセスして同報文書を閲覧する(ステップS902)。
なお、本実施例においては、文書閲覧サーバにPC−ATアーキテクチャを用いたが、同じ動作を実行可能なネットワークに接続できる複写機、プリンタ、ファクシミリ等によって代用することもできる。
本実施例により、同報送信の宛先装置(サーバ)を多数設定できるため、同報文書を閲覧するために同時にサーバにアクセスするクライアントの数を少なくすることができる。以上により、同報送信で使用されるサーバの処理負担を軽減することができる。
同報宛先ドメインに文書閲覧サーバが1つのみの同報送信システムの構成を示す図である。 同報宛先ドメインに文書閲覧サーバが複数ある同報送信システムの構成を示す図である。 文書閲覧サーバからホスト名を受け取った同報送信端末が作成する各文書閲覧サーバとホスト名の対応表である。 ホスト名のグループと同報文書の送信先である文書閲覧サーバとの対応表である。 同報宛先ドメインに文書閲覧サーバが1つのみの同報送信システムにおける同報送信端末の動作を示すフローチャートである。 同報宛先ドメインに文書閲覧サーバが1つのみの同報送信システムにおける文書閲覧サーバの動作を示すフローチャートである。 端末位置管理装置を利用した同報送信システムの構成を示す図である。 端末位置管理装置を利用した同報送信システムの同報送信端末の動作を示すフローチャートである。 端末位置管理装置を利用した同報送信システムの文書閲覧サーバの動作を示すフローチャートである。
符号の説明
1、30 同報送信端末
2、9、20、25、33、39 文書閲覧サーバ
3、10、21、26 アクセスポイント
4、11 DNSサーバ
5、12 DHCPサーバ
6、7、8、13、14 クライアント
31 HA
32、38 IPv6ルータ

Claims (6)

  1. ネットワークを介してデータ送信端末から受信したデータを記憶し、且つ、前記データを少なくとも一つのクライアント端末に送信する少なくとも一つのサーバと、前記クライアント端末が閲覧するデータと前記クライアント端末の端末識別情報とを前記サーバへ送信する前記データ送信端末とを有する同報通信システムにおいて、
    前記サーバは、前記端末識別情報によって特定される前記クライアント端末と通信可能であるか否かを判断する判断手段と、
    前記判断手段により通信可能と判断された前記クライアント端末へ前記データを受信したことを通知する手段と、
    前記クライアント端末からの要求に応じて前記データを閲覧させる手段とを有し、
    前記データ送信端末は、
    前記データを前記サーバへ送信する前に、前記サーバと前記端末識別情報に該当するクライアント端末とが通信可能であるかを前記サーバに問い合わせる手段と、
    前記端末識別情報に該当するクライアント端末と通信可能な前記サーバにのみ前記データと前記端末識別情報とを送信する手段とを有することを特徴とする同報通信システム。
  2. 前記データ送信端末は、
    前記サーバと通信可能な前記端末識別情報に該当するクライアント端末が複数あるとき、前記端末識別情報に該当するクライアント端末が通信可能な前記サーバのいずれか一つに属するように前記端末識別情報を分割する手段と、
    前記データと前記分割された端末識別情報とを前記サーバに送信する手段とを有することを特徴とする請求項記載の同報通信システム。
  3. 前記サーバは、
    前記データと前記分割された端末識別情報とを受信したとき、前記受信した端末識別情報に対応した前記クライアント端末に前記データが着信したことを通知する手段と、
    前記クライアント端末にて前記データを閲覧する手段とを有することを特徴とする請求項記載の同報通信システム。
  4. 前記クライアント端末が閲覧する前記データを前記サーバへ送信することを特徴とする請求項1からのいずれか1項に記載のデータ送信端末。
  5. 前記クライアント端末に対して前記データを閲覧可能とすることを特徴とする請求項1からのいずれか1項に記載のサーバ。
  6. 前記サーバが受信した前記データを閲覧することを特徴とする請求項1からのいずれか1項に記載のクライアント端末。
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