JP2010171473A - ネットワーク設定通知装置、ネットワーク設定方法、プログラムおよび記録媒体 - Google Patents

ネットワーク設定通知装置、ネットワーク設定方法、プログラムおよび記録媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】ネットワーク設定通知装置、ネットワーク設定方法、プログラムおよび記録媒体を提供すること。
【解決手段】ネットワーク設定通知装置120は、ネットワーク110を介して機器が提供するサービスを問合わせるサービス検索要求を受領し、ネットワーク設定プロトコルに対応するサービスを検索して検索したネットワーク設定情報を送付するサービス検索部206と、サービス検索要求を受領してネットワーク110に他のネットワーク設定通知装置が存在するか否かを検査してネットワーク設定情報を代理応答するか否かを判断し、サービス検索要求とは異なるネットワーク設定プロトコルを利用する機器のネットワーク設定情報を取得しリストに登録させる代理応答サービス検索部204と、異なるネットワーク設定プロトコルを、フォーマット変換する、サービス応答変換部214とを含む。
【選択図】図2

Description

本発明は、ネットワークの自動設定技術に関し、より詳細には、ネットワークに接続された機器のネットワーク設定プロトコルが異なる場合でもネットワーク設定情報などを通知することでネットワークの自動設定を可能とする、ネットワーク設定通知装置、ネットワーク設定方法、プログラム、および記録媒体に関する。
オフィス環境などでは、パーソナルコンピュータ、画像形成装置、サーバなどがローカル・エリア・ネットワーク(LAN)などを介して相互接続され、ハードウェア資源の共有化が行われている。また、近年では、オフィス環境以外のホーム環境下でも、ワイヤレスLANなどを使用してネットワークが構成される場合もある。ネットワークに対して新たな機器、例えば、プリンタ、デジタルカメラ、複写機、複写機能、イメージスキャナ機能、ファクシミリ機能などを含む複合機(Multi-Function Peripheral:MFP)などを接続する場合、新規に接続された機器を使用するためには、LANに接続された情報処理装置が特定のサービス機能を有する当該機器を認識してネットワーク情報を取得する必要がある。
ネットワーク設定情報としては、IPアドレスやホスト名称、サービス名などが知られている。既存のネットワークに対してパーソナルコンピュータや他の機器などを新規に参加させる場合、ネットワークに参加するためのネットワーク設定情報を、ネットワーク技術になれていないユーザが設定することは設定の煩雑さや、設定ミスなどによるネットワーク障害の発生といった観点から、心理的なハードルが高く、情報処理装置や新たな機器を追加するのはネットワーク接続に習熟したネットワーク管理者により行われる場合が多かった。また、家庭内で利用する場合を考えると、ネットワーク接続の手間のためにネットワーク環境の普及が制限されてしまうということも考えられる。
このような問題点を改善するために、ネットワーク設定の知識がない一般的なユーザであっても手軽に機器や情報処理装置をLANに接続するための自動設定プロトコルが提供されている。例えば、自動設定プロトコルとしては、UPnP(Universal Plug and Play:登録商標)、Bonjour(登録商標)、WS-Discovery(商標)、SMB(Server Management Block)などが知られている。
これらの自動設定プロトコルは、ネットワーク接続する機器や情報処理装置のアーキテクチャに依存し、必ずしも互換性があるわけではない。例えば、自動設定プロトコルは、現在ネットワークに接続している各種装置のネットワーク設定情報を取得するための検索プロトコルを実装する。同一のネットワーク設定プロトコルを使用する機器については、問合わせに対して問題なく応答することにより、ネットワーク設定情報を取得させることができる。しかしながら、問合わせのプロトコルと異なる自動設定プロトコルを使用する機器は、当該問合わせに応答することはできない。このため、異なるネットワーク設定プロトコルを使用する機器は、ネットワーク上で特定のプロトコルドメインの機器にしか利用されない。これを解決するためには、従来通りに、ユーザが利用したい装置を探し出し、IPアドレスや機器名称を情報処理装置で直接設定する必要があった。
これまでネットワークに接続された機器のネットワーク情報を提供する技術は、複数知られており、例えば、特開2006−295504号公報(特許文献1)では、接続先情報を取得するための複数のプロトコルを有する情報通信装置であって、ネットワーク上の相手先情報通信装置を特定するためのペアリング情報を取得する取得手段と、ペアリング情報に基づいて接続先情報を取得するための複数のプロトコルから少なくとも1つのプロトコルを選定する選定手段と、ユーザが選択可能なネットワーク上の相手先情報通信装置として、前記選定手段で選定したプロトコルを有する情報通信装置の一覧を生成する情報通信装置を開示している。
また、特開2008−097368号公報(特許文献2)では、ネットワークに接続されている機器の一覧情報を管理し、クライアントからの機器検索要求に応じて前記一覧情報に基づいて前記クライアントが所望する機器を検索し、該検索結果を前記クライアントに返信する電子機器であって、前記一覧情報に含まれているそれぞれの機器よりアクセス制御情報を取得する機器情報取得手段と、前記クライアントからの前記機器検索要求に応じ、前記一覧情報の中から当該クライアントが所望する機器を検索し、検索された機器に対する当該クライアントのアクセスの可否を前記アクセス制御情報に基づいて判定するアクセス判定手段とを有し、前記アクセス判定手段によってアクセスが可能であると判定された機器が存在するときに、前記アクセスが可能な機器に関する情報を前記検索結果として返信する電子機器を開示する。
また、特開2000−172600号公報(特許文献3)は、使用可能なプロトコルの種別を取得し、すべてのプロトコルを用いてネットワークに接続された機器へ応答を要請する探索要求を発行し、機器からの応答を集計して、集計結果に基づき機器の管理に用いるデバイスリストを表示することで、異なるプロトコルを利用する機器のデバイスリストを作成するネットワーク機器制御装置を開示する。
特許文献1の技術は、複数のプロトコルを有する情報通信装置でプロトコルを選択し、選択されたプロトコルを有する情報通信装置の一覧を生成する。特許文献1では、複数のプロトコルの中から選択されたプロトコルを有する情報通信装置の一覧を生成することは開示するものの、異なる検索プロトコルを使用して検索を実行する情報処理装置に対してサービスを提供する機器のネットワーク情報を提供することを課題とするものではない。
また、特許文献2では、ネットワークに接続されている機器の一覧情報を管理し、クライアントからの機器検索要求に応じてクライアントが所望する機器を検索し、検索された機器に関する情報を検索結果として返す処理を実行する。特許文献2では、ネットワーク設定情報を通知することを可能とするものの、異なる検索プロトコルを使用して相手を探している機器に対してネットワーク設定情報を提供することを可能とするものではない。また、特許文献2の方法では、電子機器は、一覧情報を管理していなければならない。
このため、電子機器は、ネットワークに対してブロードキャストまたはマルチキャストを使用して現時点でネットワークに接続する機器のリストを都度または定期的に回収しなければならないという問題もある。さらに、複数の検索プロトコルで送付される検索メッセージも考慮すれば、ネットワーク負荷的な観点および全機器が同様のリストを保持することになるので、ネットワーク自体が保有するリストも冗長となり、効率的なものということはできない。また、異なる検索プログラムを使用してネットワークにアクセスしようとする機器においても、効率的なネットワーク設定情報の取得を可能とさせるものではない。
さらに特許文献3は、ネットワークに接続された機器が使用するネットワーク層/トランスポート層プロトコルを調査することを開示するものであり、さらに上位プロトコルを含むプロトコルスタックを使用するネットワーク設定情報通知を可能とするものではないし、プロトコルを相違をオーバーライドしてネットワーク設定情報を通知することを課題とするものではない。。
本発明は、上記従来技術の問題点に鑑み、検索プロトコルに対応していない機器がネットワークに接続された場合であっても、当該機器のネットワーク設定情報を効率的に設定することを可能とする技術を提供することを目的とする。
本発明は上記従来技術に鑑みてなされたものであり、本発明では、異なるネットワーク設定プロトコルを含む機器が接続されたネットワークのネットワーク設定を通知する。ネットワーク設定通知装置は、ネットワークを介して機器が提供するサービスを問合わせるサービス検索要求を受領し、サービス検索要求のネットワーク設定プロトコルに対応するサービスを検索し、サービス検索要求の発行元に検索したサービスのネットワーク設定情報を送付する。
さらに、ネットワーク設定通知装置は、サービス検索要求を受領してネットワークに他のネットワーク設定通知装置が存在するか否かを検査してネットワーク設定情報を代理応答するか否かを判断し、サービス検索手段を起動してサービス検索要求とは異なるネットワーク設定プロトコルを利用する機器のネットワーク設定情報を取得し、ネットワーク設定情報を登録するリストに登録する。さらに、本発明では、異なるネットワーク設定プロトコルのネットワーク設定情報を取得し、サービス検索要求の前記ネットワーク設定プロトコルに適合するフォーマットに変換することで、特定の機器がサービス検索要求とは異なるプロトコルを利用する機器についてもそのネットワーク設定情報を代理して通知することが可能となる。このため、ネットワークに複数の自動設定プロトコルを使用する機器が混在している場合でも、機器のハードウェア資源の発見およびそのネットワーク上での利用を効率化することができる。
また、本発明では、ネットワーク設定通知装置は、代理応答サービス検索手段を含み、代理応答サービス検索手段は、サービス検索要求を受領して、ネットワークに他のネットワーク設定通知装置が存在するか否かを問合わせ、当該問合わせの応答内容に応じて、サービス検索手段の呼出しを制御することで、代理応答処理の調停を行い、無駄なネットワーク設定情報のネットワーク上での転送を防止する。
さらに、ネットワーク設定通知装置は、サービス情報記憶手段を含み、取得したネットワーク設定情報のフォーマットを変換した後、サービス検索要求とは異なるネットワーク設定プロトコルを使用する機器の識別値に対応付けた前記リストとして登録する。このリストは、キャッシュとして構成しておくことができ、ネットワーク設定情報の検索を高速化できる。また、代理応答サービス検索手段は、他のネットワーク設定プロトコルを使用する機器が前記サービスを提供できるか否かを検査するポートスキャン手段を含んでおり、機器がサービスに対応している場合であっても、ポートがオープンされ、実際のサービスが提供可能な機器のネットワーク設定情報を選択して取得できる。本発明では、異なるネットワーク設定プロトコルは、少なくともポート番号1900またはポート番号5353を使用するネットワーク設定プロトコルを含むことができる。
本発明によれば、ネットワークに複数のネットワーク設定プロトコルを使用する機器が接続されている場合でも、ネットワークトランザクションを不必要に増加させることなく、効率的に特定のサービスを提供することができる機器の検索または発見が可能となる。
本実施形態のネットワーク設定通知装置を含むネットワークシステム100の概略的なブロック図。 本実施形態のネットワーク設定通知装置の機能ブロック200を示した図。 本実施形態のネットワークシステム100におけるサービス要求/サービス応答のシーケンス。 代理応答サービス検索部204が実行するサービス代理応答処理のフローチャート。 本実施形態で、機器120が代理応答を行うか否かを判断する図4のステップS403の処理の詳細なフローチャート。 本実施形態のサービス検索部206が実行する図3のステップS309〜S312の機器検索処理のシーケンス。 本実施形態で、機器A120が他の機器B130〜機器D150のネットワーク設定情報を取得する図6のステップS609〜S616までの処理の詳細なフローチャート。 本実施形態の他の実施形態のネットワークシステム800を示した図。 プロトコル2を実装するPC870が、ネットワーク810に接続された場合に、ネットワーク設定通知装置として機能する機器F830に機器I860のネットワーク設定情報をPC870に通知する場合のシーケンス。 本実施形態で、機器G840、機器H850、機器I860がネットワーク110上に混在している場合の、ネットワーク設定情報取得処理のシーケンス。 本実施形態のネットワーク設定方法の他の実施形態を示した図。
以下、本発明を、実施形態をもって説明するが、本発明は後述する実施形態に限定されるものではない。図1は、本実施形態のネットワーク設定通知装置を含むネットワークシステム100の概略的なブロック図である。ネットワークシステム100は、機器A120、機器B130、機器C140、機器D150、および機器によるサービスを利用するパーソナルコンピュータ(以下単にPCとして参照する。)160とを含んで構成されている。各機器と、PC160とは、ネットワーク110で相互接続されている。ネットワーク110は、本実施形態では、ローカルエリアネットワーク(LAN)として実装することができ、ブリッジ、ハブ、ルータなどを介してインターネットなどの公共ネットワークに接続し、IPP(Internet Printing Protocol)などのサービスに対応していてもよい。
各機器は、特に限定されるものではないが、ページプリンタ、多機能複写機、デジタルカメラ、フラットベッドスキャナなどを挙げることができる。
ネットワーク110に接続された各機器およびPCは、UPnP(Universal Plug and Play)、Bonjour、WS-Discoveryなどのプロトコルを使用してPC160に自己の存在を通知し、新規にネットワーク110に機器が参加する場合に、ネットワーク設定情報などの収集や設定に必要な手間を最小限としている。上述したように、本実施形態では、機器A120〜機器D150は、ネットワーク設定情報を相互通信する際に、全部が同一のプロトコルを使用するのではなく、異なるプロトコルを使用する。
PC160が、ネットワーク110に接続した機器を検索する場合、PCが機器を探索するためのパケットをブロードキャストまたはマルチキャストする必要がある。しかしながら、PCの送付するパケットに対応できない場合、パケットを受信し、都度レスポンスを返すのでは、PC側のネットワーク処理負荷も増加する。さらに、複数のPCからのエラー応答が発生すると、当該エラーに関連するトランザクションも増え、ネットワーク110の帯域幅も浪費されることになる。また、ネットワーク110に参加しようとするPC160がいつまでも対応する機器を取得できない場合、機器の探索処理は、反復して発行される場合も想定され、ネットワーク110に接続された機器のネットワーク処理の負荷が増大し、その分、PC160や機器A〜機器Dの処理効率が低下する。
本実施形態では、上述したネットワーク設定情報のトランザクションに関連する負荷を低減するために、ネットワーク110に接続する機器に、複数のネットワークの設定通知プロトコルを実装させる。設定通知プロトコルを実装する機器は、特定のネットワーク接続プロトコルによる要求を受領した場合、自機が応答するべきか否かを調停し、受領した要求のプロトコルを除く他のプロトコルについてのネットワーク設定情報を、他の機器に代理して通知する。
本実施形態でネットワーク設定通知装置とは、PC160などが要求するサービスを提供することが可能な機器であって、プロトコルの相違からPC160の問合わせに対して直接応答できない機器の代わりに、当該機器のネットワーク設定情報をPC160に対し、PC160が使用するネットワーク設定プロトコルに変換して、PC160にサービス応答として返す機能を有する機器またはPCを意味する。また、本実施形態でネットワーク設定情報とは、特定の機器をネットワーク上で識別するためのIPアドレス、MACアドレス、ホスト名と含むネットワークアドレス、各種機器のデバイスID、動作設定などを含む情報を意味し、ネットワーク110に機器が接続された場合に、PC160から当該機器によるサービスの提供を受けるために必要な情報を含む。
図1に示した実施形態では、機器A120が当該ネットワーク設定通知装置に対応し、機器A120は、ネットワーク設定情報の通知プロトコルとして、プロトコル1およびプロトコル2を実装する。なお、ネットワーク110に接続された機器B130も、プロトコル1およびプロトコル2を実装しており、ネットワーク設定通知装置として機能することができる。本実施形態では、適切な代理応答調整処理を使用して、単一の機器が代理応答するように管理する。
なお、PC160は、PENTIUM(登録商標)、PENTIUM(登録商標)互換チップなど、プロセッサを実装し、RAMなどのメモリ内にWINDOWS(登録商標)、UNIX(登録商標)、LINUX(登録商標)などのオペレーティング・システム(OS)を読み込んでその動作が制御されている。また、PC160は、C、C++、JAVA(登録商標)、JAVA(登録商標)BEANS、PERL、RUBYなどのプログラミング言語により記述されたアプリケーションプログラムを実行し、ユーザに対して処理結果を提供する。
また、機器A120〜機器D150は、MFP、またはページプリンタとして実装することができ、プロセッサにより制御の下に、ネットワーク110に接続し、印刷データのトランザクションやネットワーク設定のためのトランザクションを、PC160との間で実行する。また、機器A120〜機器D150は、SNMP(Simple Network Management Protocol)のクライアントとして機能し、MIB2(RFC 1213)を使用して、自己の機器情報を他の装置に公開している。
図2は、本実施形態のネットワーク設定通知装置の機能ブロック200を示す。図2に示したネットワーク設定通知装置は、例示のため、機器A120がその機能を行うものとして説明する。また、本実施形態では、機器B130も同様の構成を採用することができる。なお、図2の各機能手段は、機器が含むプロセッサがプログラムを実行して、機器を上記の各機能手段として機能させることで、実現させている。
本実施形態のネットワーク設定装置は、ネットワーク制御部202と、代理応答サービス検索部204と、サービス検索部206と、サービス変換テーブル208と、サービス情報記憶部210とを含んで構成される。
ネットワーク制御部202は、OSI基本参照モデルにおける物理層およびデータリンク層レベルに対応する処理を担当し、より上位プロトコル層での処理結果をネットワーク110に対して送付し、また、ネットワーク110を介して転送されるパケットを受信して、より上位プロトコル層に送付する。代理応答サービス検索部204は、機器A120以外にもサービス通知が可能な機器B130がネットワーク110に接続されているか否かを検査し、代理応答機能を調停する他、代理応答する機器のネットワーク設定情報を収集させる機能を有する。サービス検索部206は、ネットワーク110を介して代理応答するべき機器のネットワーク設定情報を収集し、リストに格納する。
また、サービス検索部206は、ネットワーク設定通知装置がサービス情報記憶部210に格納するリストを検索し、PC160が要求するサービスを提供可能な機器のネットワーク設定情報を抽出する。抽出されたネットワーク設定情報は、プロトコルnサービス検索応答部212へと送付され、ネットワーク制御部202を介してサービス検索要求の発行元に送付される。なお、サービス情報記憶部210は、キャッシュメモリとして構成することもでき、上述したリストをキャッシュし、検索処理を高速化させることもできる。
なお、サービス検索応答部212は、サービス検索要求を発行したPC160の使用するプロトコルnでのフォーマットでのサービス応答を返す処理を行う機能を有する。また、サービス検索応答部212は、機器120が代理応答するべきと判断したことに対応して、代理応答するべき機器のネットワーク設定情報をPC160に送付する。
さらにネットワーク設定通知装置は、サービス応答変換部214と、機器情報取得部216とを含む。サービス応答変換部214は、サービス検索要求を発行したPC160が使用するプロトコルのフォーマットへと、PC160のサービス検索要求に直接応答できない機器のネットワーク設定情報を変換し、サービス検索応答部212に返す。さらに、好ましい実施形態では、変換内容を、サービス情報記憶部210にキャッシュする。
図3は、本実施形態のネットワークシステム100におけるサービス要求/サービス応答のシーケンスを示す。図3に示すシーケンスは、PC160が新たにネットワーク110に接続された場合のネットワーク設定通知装置の処理を示す。図3では、引き続き、機器A120が代理応答の優先順位の高いネットワーク設定通知装置として機能するものとして説明する。PC160がネットワークに接続し、DHCPサーバなどからIPアドレスが割当てられた後、PC160は、ステップS300でブロードキャストアドレスまたはマルチキャストアドレスに宛ててサービス検索要求を発行する。
サービス検索要求は、UPnP、Bonjour、SMB、WS-Discoveryなどのプロトコルスタック(以下、単にプロトコルとして参照する。)を使用して送付される。機器A120がPC160からのサービス検索要求を受領すると、ネットワーク制御部202は、当該サービス検索要求を抽出し、ステップS301およびS302で自機が代理応答を行うか否かの問合わせパケットを発行する。ステップS303およびS304では、他の代理応答可能な機器B130からの応答を受領し、自機が代理応答するべきか否かの調停処理を実行する。説明している実施形態では、機器A120が代理応答するので、ステップS305でサービス検索部206を呼出し、サービス検索要求のプロトコルタイプを検査し、サービス検索要求のプロトコルに対応したサービス検索応答をステップS306でPC160に返す。
また、サービス検索部206は、呼出しに応答して指定されたサービスに対応可能な機器を検索し、ステップS306で、PC160に対してサービスを提供可能な機器のネットワーク設定情報を返す。
また、サービス検索部206は、サービス検索要求のプロトコルタイプの応答を返した後、ステップS307およびステップS308でネットワーク110に接続された機器のネットワーク設定情報を、すでに応答したプロトコル以外のプロトコルを対象として検索する。サービス検索部206は、ステップS309およびステップS310では、各機器のネットワーク設定情報を取得し、ステップS311で、サービス応答変換部214を呼出してプロトコルフォーマットを変換し、ステップS312で、PC160のプロトコルに対応するフォーマットのネットワーク設定情報を取得する。
その後、ステップS313、ステップS314、およびステップS315で、サービス検索部206は、PC160に対してプロトコル変換後のネットワーク設定情報を送付する。
PC160は、受領したネットワーク設定情報を使用して利用したい機器のサービスにアクセスすることが可能となる。したがって、PC160は、PC160が実装する発見プロトコルのみを利用するだけで、ネットワーク110に接続されたサービス提供可能な機器を、プロトコルの相違にかかわらずに発見できる。この結果、PC160は、最小のアプリケーション構成およびネットワーク負荷でネットワーク・サービスの利用が可能となる。
さらに、ネットワーク設定通知装置が、既接続の機器のネットワーク設定情報をサービス情報記憶部210に蓄積しておくことにより、過去に検索したネットワーク設定情報の検索結果を有効に利用することが可能となる。この実施形態では、サービス検索要求への応答を高速化できるとともに、ネットワーク設定情報取得のためのトランザクションも削減でき、ネットワーク帯域幅をより有効に利用することが可能となる。なお、サービス情報記憶部210に登録されたネットワーク設定情報のリフレッシュについては、登録された機器のIPアドレスについて定期的にポートスキャンするなどすることにより、そのサービスを検出し、維持または削除することによりリフレッシュさせることができる。
図4は、代理応答サービス検索部204が実行するサービス代理応答処理のフローチャートを示す。図4の処理は、図3のステップS301で機器A120が実行する処理に対応する。図4の処理は、ステップS400でブロードキャストまたはマルチキャストパケットを聴取する。ステップS401で、ブロードバンドまたはマルチキャストパケットを受領すると、受領したパケットがサービス検索要求か否かを判断する。受領したパケットがサービス検索要求でない場合(no)、処理をステップS400に戻し、後続のサービス検索要求をモニタする。
一方、ステップS401で、受領したパケットがサービス検索要求であると判断した場合(yes)、ステップS402で、ポート番号を検査し、当該パケットのサービス検索要求のプロトコルを判断する。説明する実施形態で、PC160が、UPnPプロトコルを使用しており、ネットワーク110には、Bonjourプロトコルを実装したプリンタと、UPnPプロトコルに対応するプリンタとが接続されているものとして説明する。この実施形態では、ポート番号=5000は、SSDP legacy notification serviceをサポートし、UPnPプロトコルにおけるサービス検索要求に対応する。また、ポート番号=5353は、Bonjourプロトコルで、Multicast DNSが使用するポートであり、ホスト名を探索するDNSサービスをサポートする。
ステップS402のポート番号の検査は、サービス検索要求を発行したPC160が利用する機器発見プロトコルを識別するためのものであり、ポート検査の後、ステップS403では、自機が代理応答処理を実行するか否かを判断する。代理応答しない場合(no)、ステップS404でサービス検索要求のプロトコルに対応するサービス応答処理を呼出して、サービス応答を返し、処理を再度ステップS400に戻し、後続するサービス検索要求を聴取する。
一方、ステップS403で、代理応答すると判断した場合(yes)、ステップS405で代理応答サービス検索部204を呼出して、代理応答処理を開始させ、サービス応答をPC160に返した後、ステップS400で後続するサービス検索要求を聴取する。
図5は、本実施形態で、機器A120が代理応答を行うか否かを判断する図4のステップS403の処理の詳細なフローチャートである。図5の処理は、ステップS500で他の代理応答サービス可能な機器が接続されているか否かを判断するために、問合わせパケットを発行する。問合わせパケットは、UDPとして作成することができ、機器A120がPC160の使用するプロトコル以外のネットワーク設定プロトコルをサポートしている場合に、サービス検索要求を受領して、本実施形態の代理応答処理を割当てたポートがオープンされているか否かを、ポートスキャンすることにより実行することができる。また、他の実施形態では、代理応答サービス検索部204に、問合わせパケットを受領した場合に代理応答可能であることを明示的に記述した応答パケットを返すモジュールを実装しておくこともできる。
ステップS501では、問合わせパケットに対する応答パケットがタイムアウト経過以前に戻されたか否かを判断し、応答パケットがタイムアウト経過以前に返された場合(yes)、処理をステップS504に分岐させ、サービス検索応答部およびサービス応答変換部を起動して代理応答を作成し、応答できない多岐機器の代理として代理で、サービス応答をPC160に送付する。一方、ステップS501で、タイムアウトが経過しない場合(no)、ステップS502で継続的に受信したパケットの検査を実行し、問合わせに対応するパケットを受領しない場合(no)、処理をステップS501に戻してタイムアウトの経過まで他のネットワーク設定通知装置の接続を検査する。
ステップS502で、応答パケットを受領した場合(yes)、ステップS503で、自機が代理応答するか否かを判断し、代理応答を調停する。代理応答を調停するスキームは、種々考えられ、説明する実施形態では応答パケットが含む送信元IPアドレスの値と、自機のIPアドレスとを比較し、IPv4では、IPアドレスの下位24ビットまたはIPアドレスの全ビット(32ビット)の大小を使用して、例えばIPアドレスの小さいネットワーク設定通知装置に代理応答権原を割当てる処理を採用することができる。また、IPV6では、プレフィックス部を除いた領域の値を比較して判断することもできる。
また、他の実施形態では、応答パケットに機器の性能を記述しておき、機器の性能の高い方の機器がネットワーク設定通知装置としての処理を継続する構成として、ネットワーク設定通知装置の調停を行ってもよい。
ステップS503で自機がネットワーク設定通知装置となると判断した場合(yes)、ステップS504で、図4のステップS405の処理を呼出し、代理応答を作成し、応答できない他機器の代理として代理で、サービス応答をPC160に送付する。またステップS503の調停処理の結果、自機が代理応答しないと判断した場合(no)、処理をステップS505に分岐させ、図4のステップS404の呼出しを実行する。
なお、図5の処理は、ネットワーク110に接続される機器120が固定IPアドレスとされる場合や、装置性能の場合、サービス検索応答のごとに実行するのではなく、代理応答をすることを示すフラグや識別情報を登録し、ポーリング期間が経過するまで、図5の判断に代えて、フラグのチェックまたは識別情報のチェックの処理で代替することができる。ポーリング期間は、適宜設定することができ、また、一定期間サービス検索要求を受領しなかった場合には、フラグ、識別情報、およびサービス情報記憶部210の内容をリフレッシュし、不要情報のリフレッシュや、メモリなどのハードウェア資源の消費を抑制することができる。
図6は、本実施形態のサービス検索部206が実行する図3のステップS309〜S312の機器検索処理のシーケンス図である。図6のシーケンスは、図3のシーケンスで、サービス検索部206が代理応答サービス検索部204から、自機が代理応答するとの通知を受領するステップS305で呼出されて開始する。自機がネットワーク設定通知装置として機能するとの通知を受領すると、ステップS600で、代理応答サービス検索部204がサービス検索部206を呼出すと、サービス検索部206は、ネットワーク110に接続された機器の保有するサービスの検索を開始する。
例示する実施形態では、ネットワーク110に接続された機器が、どのプロトコルを実装しているか検索するため、サービス検索部206は、ステップS601およびS602で、機器C140に対して問合わせを発行する。ここで、機器C140は、ネットワーク設定プロトコルとしてプロトコル2(UPnP)を実装しているものとする。また、説明する実施形態では、機器Dは、ネットワーク設定プロトコルとして、Bonjourを実装しているものとして説明する。
ステップS601およびS602では、ネットワーク110に接続された機器のうち、UPnPプロトコルを実装する機器を検査するために、サービスタイプ=プリンタとしてSSDP:allを発行し、接続された全機器に対してサービスを問合わせる。ステップS603では、SSDPに対応する機器からの応答を受領し、ステップS604で、サービス検索部206にSSDPに対応する機器を通知する。サービス検索部206は、SSDPに対応する機器のホスト名を、プロトコルに対応付けてリスト600に登録する。このリスト600は、サービス情報記憶部210にキャッシュしておくことで、代理応答処理に際して問合わせを発行することなく、高速なネットワーク設定情報の通知が可能となる。
また、サービス検索部206は、ステップS605およびS606で、機器D150に対して問合わせを発行する。説明する実施形態では、機器D150は、Bonjourプロトコルを使用してネットワーク設定を行う。このため、機器A120は、問合わせを、ポート番号=5353宛てにUDPパケットを作成し、ブロードキャストまたはマルチキャストによって送付する。機器D150は、ステップS607で応答を返し、ステップS608で、サービス検索部206は、応答を返してきた機器を、プロトコルに対応付けてサービス情報記憶部210が格納するリスト600に登録する。その後、サービス検索部206は、応答を返した機器について、特定サービスをサポートしているか否かを、ポートスキャン処理を使用して検査する。
ポートスキャン処理のためには、プリントサービスについては、ポートとして、ポート番号=9100(TCP/IP印刷)、ポート番号=515(lpr印刷)、またはポート番号=631(IPP印刷)が割当てられていることを利用する。サービス検索部206は、例えば、応答を返してきた機器のIPアドレスに宛てて、例えばUDPポートスキャンを利用し、ポート=9100、515、631をスキャンする。ポートスキャン処理は、ターゲットとする機器のIPアドレスに宛ててパケットを送付し、応答として“ICMP port unreachable”のメッセージが返された場合、スキャンしたポートがクローズされているものとして判断し、以後のネットワーク設定情報の取得処理から、ターゲット機器を除外する。なお、ポートスキャン技術については、UDPポートスキャンの他、TCPポートスキャンなど、これまで知られた手法を使用することができる。
機器A120は、ネットワーク110に接続されているサービス提供可能な機器を特定した後、ステップS609で機器情報取得部216を呼出し、SNMP(Simple Network Management Protocol)を使用して、ステップS610、S611、S613で機器A120〜機器D150がMIBに公開するネットワーク設定情報を問合わせ、それぞれステップS612、S614、S615、およびS616で、ネットワーク設定情報を取得する。その後、サービス応答変換部214は、機器のIPアドレスなどのネットワークアドレスに対応付けて、サービス検索要求のプロトコルにネットワーク設定情報を変換し、変換後のネットワーク設定情報を、リスト600に登録する。
リスト600に登録するに当たり、サービス応答変換部214は、具体的には、例えば、機器D150のネットワーク設定情報は、Bonjourフォーマットで取得される。サービス応答変換部214は、当該ネットワーク設定情報を、サービス検索要求のプロトコルであるUPnPが使用するネットワーク設定情報に変換し、例えば、機器D150のネットワークアドレスを登録したレコードのUPnPのネットワーク設定情報を登録するフィールドに記入する。
以上の処理で、ネットワーク設定通知装置として機能する機器A120は、ネットワーク110に接続された機器B130〜機器D150に関連するネットワーク設定情報をリスト600に登録し、代理応答の際に当該リスト600を参照して、新たにネットワーク110に参加するPC160に提供する。この結果、リスト600の特定のネットワークアドレスを登録するレコードには、代理応答するべきプロトコルに対応するネットワーク設定情報のフィールドが作成される。その実施形態を、テーブル650として示す。テーブル650に示されるように、説明する実施形態では、UPnPおよびBonjourの2プロトコル間で代理応答するので、例えば、サービス検索要求がUPnPで送付される場合と、Bonjourで送付される場合があるので、ネットワークアドレス=Aについては、UPnPおよびBonjourのためのフィールドが提供され、ネットワーク設定情報フィールドには、各代理応答するべき変換後のネットワーク設定情報が登録されている。
代理応答する場合、サービス検索部206は、サービス検索要求のプロトコルを識別する。識別後、サービス検索部206は、サービス検索要求のプロトコル以外のプロトコルに対応するネットワーク設定情報を取得して、サービス検索応答の応答パケットのペイロードに記入し、サービス検索応答部212を介してサービス検索要求の発行元に送付する。以上の処理によって、本実施形態のネットワーク設定情報通知処理が実行される。
図7は、本実施形態で、機器A120が他の機器B130〜機器D150のネットワーク設定情報を取得する図6のステップS609〜S616までの処理の詳細なフローチャートである。説明の便宜上、プロトコル1およびプロトコル2の判断を行う実施形態について説明する。図7の処理は、図6のステップS600で代理応答サービス検索部204からサービス検索部206が呼出され、ステップS700から開始する。ステップS701では、プロトコル2を使用する機器を検索し、ステップS702で、タイムアウトが経過するまでに応答パケットを受領したか否かを判断し、タイムアウトが経過した場合(no)、処理をステップS704に分岐させる。
一方、ステップS702で、タイムアウトが経過する前に応答パケットを受領した場合(yes)、ステップS703で受領した応答パケットから機器の識別値をリストに登録する。その後、ステップS704で、プロトコル1を使用する機器を検索し、ステップS705で、タイムアウトまでに応答パケットを受領したか否かを判断する。ステップS705で、タイムアウト経過までに応答パケットを受領しない場合(no)説明する実施形態では、プロトコル1およびプロトコル2に対する応答であるものとして説明しているので、S707に分岐してポトオープンを検査する。
一方、ステップS705でタイムアウトが経過する前に応答パケットを受領した場合(yes)、ステップS706で応答パケットから、機器の識別値を取得し、リストに登録する。その後、ステップS708で特定サービスのポートがオープンしているか否かを、ポートスキャンを使用して検査し、ステップS708でターゲットとするサービスのポートがオープンされていない場合(no)、処理をステップS707に分岐させ、リストに登録された次の機器の識別値を選択し処理をステップS708に戻し、ポートのオープンを検査する。また、ステップS708で、特定サービスのポートがオープンされている場合(yes)、ステップS709で特定サービスのポートがオープンしている機器のネットワーク設定情報を取得し、ステップS710で取得した情報をプロトコル2に対応するフォーマットに変換する。
その後、ステップ711では、リスト600の対応する機器のレコードにネットワーク設定情報を記入しステップS712で処理を終了する。以上の処理によって、本実施形態では、ネットワーク設定通知装置は、ネットワーク110に接続された機器のネットワーク設定情報を蓄積し、PC160がネットワークに参加する場合のネットワーク110に接続された機器の発見を容易にさせている。
図8は、本実施形態の他の実施形態のネットワークシステム800を示す。図8に示した実施形態では、ネットワーク810には、機器E820〜機器I860が接続されており、また、ネットワーク810には、PC870が接続されていて、ネットワーク810に接続された機器の提供するサービスを検索する。図8に示した実施形態では、ネットワーク設定プロトコルとしてプロトコル1、プロトコル2、プロトコル3が混在しており、PC870がサービスの提供を受けようとする場合、プロトコルの不整合によって、発見できない機器も発生する。
図8の実施形態では、機器E820および機器F830は、ネットワーク810に存在するネットワーク設定プロトコルを全部実装し、ネットワーク設定通知装置として機能することが可能とされている。なお、図8では、プロトコル1=Bonjour、プロトコル2=UPnP、プロトコル3=SMBであるものとして説明する。
図9は、プロトコル2を実装するPC870が、ネットワーク810に接続された場合に、ネットワーク設定通知装置として機能する機器F830に機器I860のネットワーク設定情報をPC870に通知する場合のシーケンスを示す。機器I860は、SMBを実装しており、ネットワーク810を介して、機器F830に対してネットワーク設定情報を広告し、機器F830に登録する。まず、機器I860がネットワーク810に接続されると、機器I860は、自己のサービスおよびネットワーク設定情報を、ステップS900で広告し、ネットワーク制御部202を介して、ステップS901で機器F830のサービス検索部206に通知する。この段階では、機器F830は、プロトコルの相違のために処理できない広告を排除し、プロトコルが適合した広告のみを登録する。
一方、PC870は、ネットワーク810に接続すると、ステップS902でネットワーク制御部202を介してネットワーク810にサービス検索要求を送付する。機器F830は、ステップS903で当該サービス検索要求を受領して、代理応答サービス検索部204を起動して、自機が代理応答するべきか否かを判断する。説明する実施形態では、代理応答サービス検索部204の調停手段による判断処理の結果、機器F830が代理応答すると決定されたものとして説明する。代理応答サービス検索部204は、ステップS904、S905でサービス検索応答部212に対しサービスの代理応答をするべき機器のネットワーク情報の検索を指令する。
その後、サービス検索部206は、ネットワーク810上に存在する他のプロトコルのネットワーク設定情報を取得し、変換後リスト600に登録する。さらにサービス検索部206は、リストを参照してPC870に対してサービスを提供できる機器のネットワーク設定情報を抽出し、ステップS906でサービス検索応答部212に抽出したネットワーク設定情報を返す。サービス検索応答部212は、ステップS907およびステップS908で、ネットワーク制御部202を介してPC870にサービスを提供可能な機器のネットワーク設定情報を送付し、PC870による機器のネットワーク設定を可能とさせている。
図10は、本実施形態で、機器G840、機器H850、機器I860がネットワーク110上に混在している場合の、ネットワーク設定情報取得処理のシーケンスを示す。図10のシーケンスは、ステップS1000で、代理応答サービス検索部212がPC870からのサービス検索要求を受領して呼出されて開始し、ステップS1002、S1003で機器I860のサービス検査、ステップS1006、S1007で、機器H850のサービス検査、ステップS1010、S1011で、機器G840のサービス検査を、それぞれSMB、Bonjour、SSDPプロトコルを使用して実行する。
その後、サービス検索部206は、ポートスキャンを使用して、各機器のサービス対応ポートがオープンしているか否かを検査し、ポートがオープンしている機器について、機器情報取得部216を呼出し、各機器が公開しているネットワーク設定情報を、SNMPプロトコルを使用して取得し、PC870の使用しているプロトコルと異なる場合には、サービス応答変換部214にネットワーク設定情報を渡し、プロトコルフォーマットを変換し、リストに登録することにより、図6に説明したリスト600に対応するリストの生成を可能とする。
図11は、本実施形態のネットワーク設定方法の他の実施形態を示す。図11に示した実施形態では、機器G840がネットワーク810に接続された場合にDHCPリクエストパケットを検出し、ネットワーク設定情報の通知を行う実施形態である。機器G840は、DHCPパケットモニタ842と、サービス通知部844と、ネットワーク制御部846とを含んで構成されている。DHCPパケットモニタ842は、機器G840がステップS1100でDHCPリクエストパケットを発行したことを検出し、ステップS1101でDHCPサーバ1100からのDHCPレスポンスパケットの受領をモニタする。
DHCPパケットモニタ842は、DHCPレスポンスパケットを受領すると、IPアドレスの割当てが更新されたか否かを判断し、更新された場合、ステップS1102で、サービス通知部844に対し、ネットワーク設定情報が変更されたことを通知する。サービス通知部844は、当該ネットワーク設定情報の更新を犀利応答サービス検索部212にネットワーク制御部846を介して送付し、ネットワーク設定通知装置が登録するネットワーク設定情報を更新させている。
以上の処理により、本実施形態のネットワーク設定通知装置は、ネットワークに複数のネットワーク設定プロトコルを使用する機器が混在して接続されている場合でも、ネットワークトランザクションを不必要に増加させることなく、効率的に特定のサービスを提供することができる機器の検索または発見を可能とする。
本実施形態の上記機能は、C、C++、Java(登録商標)、Java(登録商標)、Perl、Rubyなどのオブジェクト指向プログラミング言語などで記述された装置実行可能なプログラムにより実現でき、プラグインプログラムは、ハードディスク装置、CD−ROM、MO、フレキシブルディスク、EEPROM、EPROMなどの装置可読な記録媒体に格納して頒布することができ、また他装置が可能な形式でネットワークを介して伝送することができる。
これまで本実施形態につき説明してきたが、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、他の実施形態、追加、変更、削除など、当業者が想到することができる範囲内で変更することができ、いずれの態様においても本発明の作用・効果を奏する限り、本発明の範囲に含まれるものである。
100…ネットワークシステム、110…ネットワーク、120…機器A、130…機器B、140…機器C、150…機器D、160…パーソナルコンピュータ(PC)、202…ネットワーク制御部、204…代理応答サービス検索部、206…サービス検索部、208…サービス変換テーブル、210…サービス情報記憶部、212…サービス検索応答部、214…サービス応答変換部、216…機器情報取得部
特開2006−295504号公報 特開2008−097368号公報 特開2000−172600号公報

Claims (11)

  1. 異なるネットワーク設定プロトコルを利用する機器が接続されたネットワークのネットワーク設定を通知するネットワーク設定通知装置であって、前記ネットワーク設定通知装置は、
    前記ネットワークを介して前記機器が提供するサービスを問合わせるサービス検索要求を受領し、前記サービス検索要求のネットワーク設定プロトコルに対応するサービスを検索し、前記サービス検索要求の発行元に検索したサービスのネットワーク設定情報を送付するサービス検索手段と、
    前記サービス検索要求を受領して前記ネットワークに他のネットワーク設定通知装置が存在するか否かを検査してネットワーク設定情報を代理応答するか否かを判断し、前記サービス検索手段を起動して前記サービス検索要求とは異なるネットワーク設定プロトコルを利用する機器のネットワーク設定情報を取得し前記ネットワーク設定情報を登録するリストに登録させる代理応答サービス検索手段と、
    前記異なるネットワーク設定プロトコルの前記ネットワーク設定情報を、前記サービス検索要求の前記ネットワーク設定プロトコルに適合するフォーマットに変換する、サービス応答変換手段と
    を含むネットワーク設定通知装置。
  2. 前記代理応答サービス検索手段は、前記サービス検索要求を受領して、前記ネットワークに前記他のネットワーク設定通知装置が存在するか否かを問合わせ、当該問合わせの応答内容に応じて、前記サービス検索手段の呼出しを制御する、請求項1に記載のネットワーク設定通知装置。
  3. 前記ネットワーク設定通知装置は、取得した前記ネットワーク設定情報のフォーマットを変換した後、前記サービス検索要求とは異なる前記ネットワーク設定プロトコルを使用する機器の識別値に対応付けた前記リストとして登録するサービス情報記憶手段を含む、請求項1または2に記載のネットワーク設定通知装置。
  4. 前記代理応答サービス検索手段は、前記他のネットワーク設定プロトコルを使用する機器が前記サービスを提供できるか否かを検査するポートスキャン手段を含む、請求項1〜3に記載のネットワーク設定通知装置。
  5. 前記リストは、キャッシュされる、請求項1〜4のいずれか1項に記載のネットワーク設定通知装置。
  6. 前記異なるネットワーク設定プロトコルは、少なくともポート番号1900またはポート番号5353を使用するネットワーク設定プロトコルである、請求項1〜5のいずれか1項に記載のネットワーク設定通知装置。
  7. 異なるネットワーク設定プロトコルを含む機器が接続されたネットワークのネットワーク設定を通知することによりネットワークを構成するネットワーク設定方法であって、
    前記ネットワークを介して前記機器が提供するサービスを問合わせるサービス検索要求を受領するステップと、
    前記サービス検索要求のネットワーク設定プロトコルに対応するサービスを検索し、前記サービス検索要求の発行元に検索したサービスのネットワーク設定情報を送付するステップと、
    前記サービス検索要求を受領して前記ネットワークに他のネットワーク設定通知装置が存在するか否かを検査してネットワーク設定情報を代理応答するか否かを判断するステップと、
    前記サービス検索要求とは異なるネットワーク設定プロトコルを利用する機器のネットワーク設定情報を取得し、前記ネットワーク設定情報をリストに登録させるステップと、
    前記異なるネットワーク設定プロトコルの前記ネットワーク設定情報を、前記サービス検索要求の前記ネットワーク設定プロトコルに適合するフォーマットに変換するステップと
    を実行する、ネットワーク設定方法。
  8. 前記代理応答するか否かを判断するステップは、前記サービス検索要求の受領に応答して前記ネットワークに前記他のネットワーク設定通知装置が存在するか否かを問合わせ、当該問合わせの応答内容に応じて、前記異なるネットワーク設定プロトコルを利用する機器の前記ネットワーク設定情報の通知を制御するステップを含む、請求項7に記載のネットワーク設定方法。
  9. 前記リストに登録させるステップは、取得した前記ネットワーク設定情報のフォーマットを変換した後、前記サービス検索要求とは異なる前記ネットワーク設定プロトコルを使用する機器の識別値に対応付けた前記リストとして登録するステップと、
    前記異なるネットワーク設定プロトコルを使用する機器が前記サービスを提供できるか否かを検査するステップとを含み、前記異なるネットワーク設定プロトコルは、少なくともポート番号1900またはポート番号5353を使用するネットワーク設定プロトコルである、請求項7または8に記載のネットワーク設定方法。
  10. 請求項1〜6のいずれか1項に記載の機能手段として装置を機能させるための、装置実行可能なプログラム。
  11. 請求項10のプログラムを記録した装置可読な記録媒体。
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