JP2007201740A - ネットワーク機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】接続したい通信相手に接続できなくなる事態の発生を低減することのできるネットワーク機器を提供する。
【解決手段】同一ネットワークインタフェース上に異なるバージョンのプロトコルスタックを複数有したネットワーク機器であって、上記ネットワークインタフェース上で動作中のプロトコルスタックを検出する手段と、動作中のプロトコルスタックのうち名前解決に使用するプロトコルスタックおよび/もしくは問い合わせ先のネームサーバを決定する手段とを備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、特定の通信相手に接続する際に名前解決を行うプロトコルスタックを一つのネットワークインタフェース上に複数持つネットワーク機器に関する。
OSI(Open Systems Interconnection)参照モデルのネットワーク層のプロトコルであるIPv6(Internet Protocol version 6)は、現在主流のIPv4(Internet Protocol version 4)と比較してIPアドレス長が4倍(32bit→128bit)となっている。インターネットの普及によって今後のIPアドレスの枯渇が懸念されるが、IPv6は重要な解決策の一つであり、今後の普及が見込まれている。
このような背景からIPv6に対応したネットワーク機器も増えつつあり、IPv4とIPv6とが混在した状況になっている。IPv6に対応したネットワーク機器としては、一つのネットワークインタフェースに、例えば、IPv4プロトコルスタック、IPv6プロトコルスタック、IPv4/IPv6共用プロトコルスタックといった複数のIPプロトコルスタックが搭載されており、いずれかのIPプロトコルスタックが選択されて使用される。
一方、特定の通信相手に接続する際、人間にとって扱いやすいドメインネーム(例えば「ricoh.co.jp」)からIPアドレスへの変換として、選択されているIPプロトコルスタックに基づきリゾルバ(DNS(Domain Name System)クライアント)からネームサーバ(DNSサーバ)へ問い合わせることによる名前解決が行われる。
なお、特許文献1には、複数のIPネットワークに同時接続されている際、名前解決時に接続するサーバに優先順位を設け、各サーバに再帰的に問い合わせを同報で行い、ネームサーバからの複数の回答を一定時間保管し、その中からアプリへ回答するアドレスレコードを選択する名前解決方法が開示されている。
また、特許文献2には、ネットワークドライバを複数搭載するクライアントが、接続可能な異なるアドレス体系にて、名前解決にアクセスするネームサーバに優先順位をつけて選択する手段を具備する優先選択ネームサーバシステムが開示されている。
また、特許文献3には、管理する情報のうち更新されない情報については一定時間のみ保持するネームサーバに、名前とアドレス情報との対応関係を継続的に保持させることのできる画像処理装置が開示されている。
特開2003−264574号公報 特許第3676714号公報 特開2005−94446号公報
上述したように、IPv6に対応したネットワーク機器は、一つのネットワークインタフェースに複数のIPプロトコルスタックが搭載され、いずれかのIPプロトコルスタックが選択されて使用されるものであるが、選択されているプロトコルスタックでしか名前解決を行わないため、接続したい通信相手に接続できなくなる場合があるという問題があった。例えば、IPv6プロトコルスタックが選択されている場合にIPv4専用のネームサーバに対して名前解決を行ってしまうと、ネームサーバは自分で名前解決できない場合に上位のネームサーバを順次に辿っていくという動作を行うため、長時間にわたって名前解決の処理が完了せず、その後の処理が滞るという問題があった。IPv4プロトコルスタックが選択されている場合にIPv6専用のネームサーバに対して名前解決を行ってしまう場合等も同様である。
なお、通常のPC(Personal Computer)であれば、処理が止まっていることにユーザが気付き、問題の解決等を試みるため、その弊害はある程度食い止められる可能性がある。しかし、画像形成装置(MFP(Multi Function Printer)等)等の組み込み型のネットワーク機器にあっては、離れた場所のPC等から操作される場合が多いため、何らかの障害によって処理が止まっているとしか認識されず、後続の処理も進行することができないことから、サービス性が低下するという問題がある。
なお、IPプロトコルスタックについて問題点を述べたが、その他のプロトコルスタックについても同様な問題が予想される。
一方、上述した特許文献1にあっては、異なる独立したネットワークを対象としており、同一ネットワーク内の異なるIPプロトコルバージョンにおける名前解決に関するものではない。
また、複数のネームサーバへ同報で名前解決要求を送信し、サーバから得られた回答の中から優先順位に従ってアプリへの回答を選択するため、ネットワーク内に無駄な問い合わせパケットが流れ、ネットワークおよびサーバに負荷がかかってしまうという問題もある。また、複数のネームサーバへ問い合わせを行うことでクライアントが名前解決に要する時間が非常に長くなり、パフォーマンス上の問題もある。
更に、複数のサーバアドレスに問い合わせを行ったとしても、通常はネームサーバ同士で再帰的に問い合わせを行うため同一の回答が得られるのが一般的であり、仮に異なる回答が得られたとしても期待する相手かどうかの判断は困難である。
また、特許文献2にあっては、異なるネットワークインタフェースで異なるネットワーク環境に対してアクセスを行う場合を前提としており、同一ネットワークインタフェース上の異なるプロトコルスタックに関するものではない。
また、特許文献3は名前登録時に関する技術であり、名前解決に関するものではない。
本発明は上記の従来の問題点に鑑み提案されたものであり、その目的とするところは、接続したい通信相手に接続できなくなる事態の発生を低減することのできるネットワーク機器を提供することにある。
上記の課題を解決するため、本発明にあっては、請求項1に記載されるように、同一ネットワークインタフェース上に異なるバージョンのプロトコルスタックを複数有したネットワーク機器であって、上記ネットワークインタフェース上で動作中のプロトコルスタックを検出する手段と、動作中のプロトコルスタックのうち名前解決に使用するプロトコルスタックおよび/もしくは問い合わせ先のネームサーバを決定する手段とを備えるネットワーク機器を要旨としている。
また、請求項2に記載されるように、請求項1に記載のネットワーク機器において、名前解決に使用するプロトコルスタックを選択可能とすることができる。
また、請求項3に記載されるように、請求項1に記載のネットワーク機器において、名前解決に使用するプロトコルスタックに優先順を設定可能とすることができる。
また、請求項4に記載されるように、請求項1に記載のネットワーク機器において、名前解決に使用するプロトコルスタックの優先順をDHCPサーバから取得したネームサーバアドレスか否かで変更することができる。
また、請求項5に記載されるように、請求項1に記載のネットワーク機器において、名前解決に使用するプロトコルスタックの優先順を名前解決できた確率に応じ変更することができる。
また、請求項6に記載されるように、請求項1に記載のネットワーク機器において、名前解決に使用するネームサーバのアドレスを選択可能とすることができる。
また、請求項7に記載されるように、請求項1に記載のネットワーク機器において、名前解決に使用するネームサーバのアドレスに優先順を設定可能とすることができる。
また、請求項8に記載されるように、請求項1に記載のネットワーク機器において、名前解決に使用するネームサーバのアドレスの優先順を名前解決できた確率に応じ変更することができる。
また、請求項9に記載されるように、同一ネットワークインタフェース上に異なるバージョンのプロトコルスタックを複数有したネットワーク機器における制御方法であって、上記ネットワークインタフェース上で動作中のプロトコルスタックを検出する工程と、動作中のプロトコルスタックのうち名前解決に使用するプロトコルスタックおよび/もしくは問い合わせ先のネームサーバを決定する工程とを備える名前解決制御方法として構成することができる。
本発明のネットワーク機器にあっては、接続したい通信相手に接続できなくなる事態の発生を低減することができる。
以下、本発明の好適な実施形態につき説明する。
<装置構成>
図1は本発明のネットワーク機器を画像形成装置に適用した実施形態を示すネットワーク構成図である。図1において、リゾルバを備えた画像形成装置1A、1Bと、PC2と、ネームサーバ3A〜3Cと、配信サーバ4と、メールサーバ5とがネットワーク6に接続されている。ここで、画像形成装置1A、1BはIPv4/IPv6を搭載し、ネームサーバ3AはIPv4/IPv6を搭載し、ネームサーバ3BはIPv4を搭載し、ネームサーバ3CはIPv6を搭載しているものとしている。
図2は画像形成装置1(1A、1B)およびネームサーバ3A〜3Cのモジュール構成図である。図2において、画像形成装置1(1A、1B)は、ユーザがタッチパネル等により操作する操作部11と、各部を制御し各種データを処理するためのコントローラ部12と、原稿を読み取るためのスキャナ部13と、印刷データを出力(プリント)するためのエンジン部14と、送受信するデータの管理や設定情報を保持するための記憶部15と、リモートのマシンと通信を行うためのネットワークI/F(Interface)部16とを備えている。また、ネームサーバ3AはIPv4とIPv6のアドレスレコードデータベースを備え、ネームサーバ3BはIPv4のアドレスレコードデータベースを備え、ネームサーバ3CはIPv6のアドレスレコードデータベースを備えている。
図3はプロトコルスタックの例を示す図であり、下位よりH/W(Hard Ware)、Ethernet(登録商標)、IPv4/IPv6、TCP(Transmission Control Protocol)/UDP(User Datagram Protocol)、Applicationの順となっている。なお、Ethernet(登録商標)を例として示しているが、無線LANやIPover1394の場合でもよい。
図4は画像形成装置1のコントローラ部12のソフトウェア構成図であり、動作において関連する操作部11および記憶部15も併せて示している。
図4において、操作制御部(OCS:Operation Control Service)121は、操作部11から、データ送信先のサーバ情報(ホスト名)、ネームサーバ情報(サーバアドレス)、名前解決に使用するプロトコル情報、ネームサーバを決定する条件、ネームサーバの取得先等を受け取る。なお、これらの情報はリモートからも設定可能である。システムコントロール部(SCS:System Control Service)122は、操作制御部121で取得した情報を記憶部15に保存する。
図5はデータ送信先のサーバ情報の例を示す図であり、スキャナの送信先とFAXの送信先が設定された状態を示している。
図6はネームサーバ情報およびプロトコル情報等が設定されるアドレス等管理テーブルの例を示す図であり、「Record No.」、「ネームサーバアドレス」、「種別」(情報取得の種別であり、ここでは手動設定とDHCP(Dynamic Host Configuration Protocol)からの取得とを示している。)、「プロトコルスタック」(名前解決に使用するプロトコルプロトコルスタック)のフィールドの他、後述する動作に使用する「成功数」(名前解決が成功した数)、「失敗数」(名前解決が失敗した数)、「確率」(名前解決が成功した確率(確率=成功数/(成功数+失敗数)により算出される値))、「使用済みフラグ」(名前解決に使用したことを示すフラグ)が設けられている。
図7はネームサーバを決定する条件およびネームサーバの取得先が設定される条件等設定テーブルの例を示す図であり、「ネームサーバを決定する条件」と「ネームサーバの取得先」のフィールドが設けられている。ネームサーバを決定する条件としては、
・プロトコルスタックによる選択
・プロトコルスタックによる優先順
・確率によるプロトコルスタック選択
・サーバアドレス直接選択
・ネームサーバによる優先順
・確率によるネームサーバ選択
等がある。ネームサーバの取得先としては、
・DHCPサーバから得られたネームサーバを使用
・手動設定されたネームサーバアドレスを使用
等がある。
図4に戻り、ネットワーク制御部(NCS:Network Control Service)123は、接続要求時に記憶部15からネームサーバ情報、プロトコル情報、ネームサーバを決定する条件、ネームサーバの取得先を読み出し、動的にresolv.conf124を生成する。図8はresolv.confの例を示す図であり、名前解決を行うサーバ(server)のアドレスと、ドメイン名の後半が省略されていた場合にサーチ(search)を行うドメイン名とが含まれている。
図4に戻り、FAXアプリ125もしくはスキャナアプリ126は、データ送信に際して記憶部15からデータ送信先のサーバ情報を取得するとともに、転送サービス部(DCS:Delivery Control Service)127にデータ転送を依頼する。転送サービス部127はリゾルバ128にホスト名の名前解決を依頼し、リゾルバ128はresolv.conf124から名前解決に使用するプロトコルスタックおよびネームサーバを決定し、実際に名前解決を行う。
<基本動作>
図9は接続要求から接続先との通信までのコントローラ部12における処理例を示すフローチャートである。図9において、動作を開始し(ステップS101)、FAXアプリ125もしくはスキャナアプリ126からリモートの通信相手へのホスト名を指定した接続要求があると(ステップS102)、ホスト名で接続相手が指定されているため、ホスト名をIPアドレスに変換するために問い合わせるネームサーバアドレスを決定する(ステップS103)。
そして、問い合わせネームサーバアドレスを決定すると、決定したネームサーバにクエリーを送信し(ステップS104)、クエリーの応答を受信する(ステップS105)。次いで、名前解決が成功したか否か判断し(ステップS106)、失敗した場合(ステップS106のNo)はクエリー失敗数をカウントアップし(ステップS107)、問い合わせネームサーバの決定(ステップS103)に戻る。クエリー失敗数は図6に示したアドレス等管理テーブルの「失敗数」フィールドに記録し、「確率」についても算出し直す。
一方、名前解決が成功した場合(ステップS106のYes)は、クエリー成功数をカウントアップし(ステップS108)、接続先との通信を行い(ステップS109)、処理を終了する(ステップS110)。クエリー成功数は図6に示したアドレス等管理テーブルの「成功数」フィールドに記録し、「確率」についても算出し直す。
図10は図9における問い合わせネームサーバ決定(ステップS103)の処理例を示すフローチャートである。図10において、処理を開始すると(ステップS201)、動作中のIPプロトコルスタックを確認し(ステップS202)、複数のIPプロトコルスタックが動作中であるか否か判断する(ステップS203)。動作中のIPプロトコルスタックはOS(Operating System)から知ることができる。
複数のIPプロトコルスタック(例えばIPv4とIPv6)が動作中である場合(ステップS203のYes)は、指定された条件にてネームサーバの選択を行う(ステップS204)。一つのIPプロトコルスタックが動作中である場合(ステップS203のNo)は、動作中のIPプロトコルスタックに対応するサーバアドレスを選択する(ステップS205)。
次いで、対象となるネームサーバを確認し(ステップS206)、複数の選択肢があるか否か判断する(ステップS207)。そして、複数の選択肢がなく条件に一致するネームサーバが一意に検索された場合(ステップS207のNo)はそのネームサーバを問い合わせネームサーバを決定し(ステップS209)、処理を終了する(ステップS210)。
複数の選択肢がある場合(ステップS207のYes)は取得先(DHCPもしくは手動設定)を確認し(ステップS208)、取得先に応じて問い合わせネームサーバを決定し(ステップS209)、処理を終了する(ステップS210)。複数の選択肢がある場合の問い合わせネームサーバの決定(ステップS209)としては、取得先が「DHCPサーバから得られたネームサーバを使用」する旨の設定になっている場合は、図6に示したアドレス等管理テーブルの種別が「DHCP」のネームサーバを選択し、「手動設定されたネームサーバアドレスを使用」する旨の設定になっていた場合は、種別が「手動設定」のネームサーバを選択する。ただし、DHCPサーバから取得したサーバアドレスが複数存在していた場合は、DHCPサーバ側で指定されている順でネームサーバを決定する。手動設定されたネームサーバアドレスが複数存在していた場合は、登録が新しい順(テーブルの逆順)でネームサーバを決定する。
<ネームサーバ選択の処理例1>
図11は図10におけるネームサーバ選択(ステップS204)の処理例を示すフローチャートであり、ネームサーバを決定する条件が「プロトコルスタックによる選択」であった場合の処理である。
図11において、処理を開始すると(ステップS301)、IPプロトコルスタックの選択を確認し(ステップS302)、IPv4のみであるか否か判断する(ステップS303)。
そして、IPv4のみである場合(ステップS303のYes)はIPv4プロトコルスタックに対応するサーバアドレスを選択し(ステップS304)、IPv4のみでない場合(ステップS303のNo)はIPv6プロトコルスタックに対応するサーバアドレスを選択し(ステップS305)、処理を終了する(ステップS306)。
例えば、IPv4プロトコルが選択されていた場合、図6に示したアドレス等管理テーブルでは、レコード(Record No.)「1」と「2」のものが選択され、それらに対応するネームサーバアドレス「192.168.1.2」と「192.168.2.2」が選択される。
<ネームサーバ選択の処理例2>
図12はネームサーバ選択(ステップS204)の他の処理例を示すフローチャートであり、ネームサーバを決定する条件が「プロトコルスタックによる優先順」であった場合の処理である。
図12において、処理を開始すると(ステップS401)、IPプロトコルスタックの優先順を確認し(ステップS402)、IPv4優先であるか否か判断する(ステップS403)。
そして、IPv4優先である場合(ステップS403のYes)はIPv4プロトコルスタックに対応するサーバアドレスを選択し(ステップS404)、IPv4優先でない場合(ステップS403のNo)はIPv6プロトコルスタックに対応するサーバアドレスを選択し(ステップS405)、処理を終了する(ステップS406)。
例えば、IPv4プロトコルが優先されていた場合、図6に示したアドレス等管理テーブルでは、レコード「1」と「2」のものが優先され、レコード「1」と「2」のネームサーバでクエリー失敗した場合にレコード「3」と「4」が使用される。
<ネームサーバ選択の処理例3>
図13はネームサーバ選択(ステップS204)の他の処理例を示すフローチャートであり、ネームサーバを決定する条件が「確率によるプロトコルスタック選択」であった場合の処理である。
図13において、処理を開始すると(ステップS501)、アドレス等管理テーブルの「確率」フィールドを確認し(ステップS502)、確率により一意に決定できるか否か判断する(ステップS503)。
そして、一意に決定できる場合(ステップS503のYes)は決定したプロトコルスタック(確率の最も良いプロトコルスタック)に対応するサーバアドレスを選択し(ステップS504)、決定できない場合(ステップS503のNo)はデフォルトでIPv4プロトコルスタックに対応するサーバアドレスを選択し(ステップS505)、処理を終了する(ステップS506)。
例えば、図6に示したアドレス等管理テーブルでは、選択されるのはレコード「1」と「2」に対応するIPv4プロトコルスタックとなる。ただし、一度もクエリーが行われていない場合もしくは同率のプロトコルスタックが複数存在する場合は、デフォルトではIPv4プロトコルのネームサーバが優先されるものとする。なお、デフォルトのプロトコルスタックの選択も可能とする。
<ネームサーバ選択の処理例4>
図14はネームサーバ選択(ステップS204)の他の処理例を示すフローチャートであり、ネームサーバを決定する条件が「サーバアドレス直接選択」であった場合の処理である。
図14において、処理を開始すると(ステップS601)、ネームサーバの選択を確認し(ステップS602)、そのネームサーバに決定して処理を終了する(ステップS603)。
<ネームサーバ選択の処理例5>
図15はネームサーバ選択(ステップS204)の他の処理例を示すフローチャートであり、ネームサーバを決定する条件が「ネームサーバによる優先順」であった場合の処理である。
図15において、処理を開始すると(ステップS701)、ネームサーバの優先順を確認する(ステップS702)。次いで、優先ネームサーバを決定し(ステップS703)、使用済フラグがONであるか否か判断し(ステップS704)、ONである場合(ステップS704のYes)はネームサーバの優先順の確認(ステップS702)に戻る。
使用済フラグがONでない場合(ステップS704のNo)は優先ネームサーバの使用済フラグをONに設定し(ステップS705)、処理を終了する(ステップS706)。
すなわち、クエリー失敗した際に次の優先順位のネームサーバが選ばれるよう、一度使用されたネームサーバには使用済フラグを設定することで、次回のネームサーバ選択時にはスキップされることになる。なお、クエリーが成功するか全てのサーバに対してクエリーが失敗した場合、使用済フラグは解除される。
<ネームサーバ選択の処理例6>
図16はネームサーバ選択(ステップS204)の他の処理例を示すフローチャートであり、ネームサーバを決定する条件が「確率によるネームサーバ選択」であった場合の処理である。
図16において、処理を開始すると(ステップS801)、アドレス等管理テーブルの「確率」フィールドを確認し(ステップS802)、確率により一意に決定できるか否か判断する(ステップS803)。
そして、一意に決定できる場合(ステップS803のYes)は決定したサーバアドレス(確率の最も良いサーバアドレス)を選択し(ステップS804)、決定できない場合(ステップS803のNo)はデフォルトでIPv4のネームサーバを選択し(ステップS805)、処理を終了する(ステップS806)。
例えば、図6に示したアドレス等管理テーブルでは、選択されるのはレコード「1」のネームサーバとなる。ただし、一度もクエリーが行われていない場合もしくは同率のネームサーバが複数存在する場合は、デフォルトではIPv4プロトコルのネームサーバが優先されるものとする。なお、デフォルトのプロトコルスタックの選択も可能とする。
<まとめ>
本発明では、複数のプロトコルスタックを有する場合に異なるバージョンのネームサーバアドレスに対して問い合わせできることにより、いずれのプロトコルスタックにおいても名前解決を行うことができる。
また、名前解決に使用するプロトコルスタック(問合せ先サーバアドレス)をユーザが選択できることにより、ネットワーク環境に応じたクエリー設定を行うことが可能となる。
また、名前解決に使用するプロトコルスタック(問合せ先サーバアドレス)に優先順位を設けることにより、ネットワーク環境に応じたクエリー設定を行うことが可能となり、サーバが存在しない場合にも優先順位によりクエリーを継続することができる。
また、名前解決に使用するサーバアドレスの取得先に基づいて優先順位を変更することにより、ネットワーク環境に応じたクエリー設定が可能となる。例えば、DHCPサーバから取得したアドレスを優先にすることで、ネットワーク管理者の管理意図に合わせて動作することができるようになる。
また、名前解決成功可否情報を管理することで、名前解決による時間を削減することができるとともに、ユーザによる設定が不要となる。
また、前述した特許文献1のように複数のネームサーバへ同報送信するのではなく、送信先のサーバアドレスのプロトコルスタックに優先順位を設けることで問い合わせ先サーバを選択しており、こうして選択したサーバにのみ問い合わせを行うことから、再帰的な問い合わせを行わず、無駄な問い合わせパケットが送信されないため、ネームサーバやネットワークに掛かる負荷を低減することができる。
また、指定したネームサーバが存在しない場合にのみ次の優先順位のサーバへ問い合わせを行うようにしているため、無駄なパケットが送信されず、ネットワークトラフィックが増大することがなくなる。
以上、本発明の好適な実施の形態により本発明を説明した。ここでは特定の具体例を示して本発明を説明したが、特許請求の範囲に定義された本発明の広範な趣旨および範囲から逸脱することなく、これら具体例に様々な修正および変更を加えることができることは明らかである。すなわち、具体例の詳細および添付の図面により本発明が限定されるものと解釈してはならない。
本発明のネットワーク機器を画像形成装置に適用した実施形態を示すネットワーク構成図である。 画像形成装置およびネームサーバのモジュール構成図である。 プロトコルスタックの例を示す図である。 画像形成装置のコントローラ部のソフトウェア構成図である。 データ送信先のサーバ情報の例を示す図である。 アドレス等管理テーブルの例を示す図である。 条件等設定テーブルの例を示す図である。 resolv.confの例を示す図である。 接続要求から接続先との通信までのコントローラ部における処理例を示すフローチャートである。 問い合わせネームサーバ決定の処理例を示すフローチャートである。 ネームサーバ選択の処理例を示すフローチャート(その1)である。 ネームサーバ選択の処理例を示すフローチャート(その2)である。 ネームサーバ選択の処理例を示すフローチャート(その3)である。 ネームサーバ選択の処理例を示すフローチャート(その4)である。 ネームサーバ選択の処理例を示すフローチャート(その5)である。 ネームサーバ選択の処理例を示すフローチャート(その6)である。
符号の説明
1、1A、1B 画像形成装置
11 操作部
12 コントローラ部
121 操作制御部
122 システムコントロール部
123 ネットワーク制御部
124 resolv.conf
125 FAXアプリ
126 スキャナアプリ
127 転送サービス部
128 リゾルバ
13 スキャナ部
14 エンジン部
15 記憶部
16 ネットワークI/F部
2 PC
3A〜3C ネームサーバ
4 配信サーバ
5 メールサーバ
6 ネットワーク

Claims (9)

  1. 同一ネットワークインタフェース上に異なるバージョンのプロトコルスタックを複数有したネットワーク機器であって、
    上記ネットワークインタフェース上で動作中のプロトコルスタックを検出する手段と、
    動作中のプロトコルスタックのうち名前解決に使用するプロトコルスタックおよび/もしくは問い合わせ先のネームサーバを決定する手段とを備えたことを特徴とするネットワーク機器。
  2. 請求項1に記載のネットワーク機器において、
    名前解決に使用するプロトコルスタックを選択可能としたことを特徴とするネットワーク機器。
  3. 請求項1に記載のネットワーク機器において、
    名前解決に使用するプロトコルスタックに優先順を設定可能としたことを特徴とするネットワーク機器。
  4. 請求項1に記載のネットワーク機器において、
    名前解決に使用するプロトコルスタックの優先順をDHCPサーバから取得したネームサーバアドレスか否かで変更することを特徴とするネットワーク機器。
  5. 請求項1に記載のネットワーク機器において、
    名前解決に使用するプロトコルスタックの優先順を名前解決できた確率に応じ変更することを特徴とするネットワーク機器。
  6. 請求項1に記載のネットワーク機器において、
    名前解決に使用するネームサーバのアドレスを選択可能としたことを特徴とするネットワーク機器。
  7. 請求項1に記載のネットワーク機器において、
    名前解決に使用するネームサーバのアドレスに優先順を設定可能としたことを特徴とするネットワーク機器。
  8. 請求項1に記載のネットワーク機器において、
    名前解決に使用するネームサーバのアドレスの優先順を名前解決できた確率に応じ変更することを特徴とするネットワーク機器。
  9. 同一ネットワークインタフェース上に異なるバージョンのプロトコルスタックを複数有したネットワーク機器における制御方法であって、
    上記ネットワークインタフェース上で動作中のプロトコルスタックを検出する工程と、
    動作中のプロトコルスタックのうち名前解決に使用するプロトコルスタックおよび/もしくは問い合わせ先のネームサーバを決定する工程とを備えたことを特徴とする名前解決制御方法。
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