JP4209922B2 - ケーブルの螺旋状支持具 - Google Patents

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Description

この発明は、線材、特に光集合ドロップケーブルなどの光ファイバケーブル、その他、各種ケーブルを束ねて一束化するために用いるケーブルの螺旋状支持具に関する。
従来、この種の螺旋状支持具は、両端間を一方向に螺旋が形成された構造のものであり、大別して2種類の長さがあって架設方法が異なる。
ひとつは、電柱などの支柱間の間隔に応じた所要のスパン(例えば30m程度)に相当する長さまで引き延ばせる全長を有し、架設前は軸線方向に収縮した状態に作製された螺旋状支持具である。この螺旋状支持具の場合は、支柱間に架渡された支持線等(メッセンジャワイヤ)に螺旋状支持具を挿通した後、この状態のまま、螺旋状支持具全体を支持線に沿って引き延ばすようにして架設する。このとき螺旋状支持具の一端を一方の支柱に固定しておき、その後、他端を引き延ばして他方の支柱に固定することで架設する(例えば、特許文献1参照)。
もう1つは、所要のスパンに比べてはるかに短い(例えば1.5m程度)全長を有し、両端に雄雌のコネクタを備えた比較的高剛性の短尺の螺旋状支持具である。この螺旋状支持具の場合は、支柱間に予め架渡された支持線等(メッセンジャワイヤ)に螺旋状支持具の端部を差し込み、螺旋に沿って一方向に回転させながらその支持線等を螺旋状支持具内に取り込み、これに次の螺旋状支持具をコネクタ接続により継ぎ足してゆき、この継ぎ足し作業を所要のスパンの長さになるまで何回も繰り返したうえ、その所要長さの両端付近を各支柱近傍の支持線等に固定することで架設する(例えば、特許文献2参照)。
特公昭52−4033号公報 特開2002−345116号公報
しかしながら、このような従来の螺旋状支持具には、所要のスパンに1本だけ架設されるもの(前者)にしろ、所要のスパンに多数本がコネク夕(ジョイント)接続して架設されるもの(後者)にしろ、つぎのような問題があった。
前者(所要のスパンに1本だけで対応を図るもの)は、長尺に作られたコイル状の形状となるところから既設の支持線等に架設する場合は、一端を支持線に差し込んだ後、螺旋に沿って一方向に回転させながら支持線を内部へ順次取り込んでいき、その取り込みが完了するまで螺旋状支持具全体を回し続けなければならない。
これには大きな力が必要で、とくに螺旋状支持具の線径が太くなるほど顕著であり、また回数も非常に多いことから、作業者に大きな負担をかける作業である。また、既設の支持線等に挿通し終わった後、その螺旋状支持具を所定の長さに引き延ばして支柱に固定する際に、その一端(後端)を支柱に固定しておくようになるが、この時、支持線等の途中に例えばT分岐箇所がある場合、この分岐箇所を乗り越えるには先端から螺旋に沿って回転させなければならないため、後端を支柱に固定しておくことはできない。
それでも後端が支柱から離れていかないように保持しておかなければ螺旋状支持具全体を引き延ばすことはできないから、途中にT分岐箇所等がある支持線等にこの螺旋状支持具を架設することは非常に困難となる。
後者(所要のスパンに多数のコネクタを用いて架設するタイプのもの)は、既設の支持線等に架設する場合は、前者に比べて実用性がある。
しかし、1本、1本コネクタによって、しかも雄雌確認しながら接続しなければならないため手間と時間がかかる。また、接続するたびに増えるコネクタは螺旋の軸線の回りにランダムに位置するから、支持線等に沿って移動させるときにいずれかが移動の妨げになる場合があり、支持線等のどこかにコネククが引っかかって動かなくなったりすると架設作業そのものが不可能になってしまう。
また、支持線等の途中に例えばT型の分岐箇所がある場合、この分岐箇所を乗り越えるには螺旋を一方向に回転させなければならないが、コネクタ部分の剛性が他の線材部分に比べて高くなることから全体としてのフレキシビリテイに欠ける結果、一方向に回転させながら分岐箇所を乗り越えることは作業上困難となる。途中にT分岐箇所がある支持線等にこの螺旋状支持具を採用することは非常に難しい。
そこで、T分岐箇所が有る支持線等に架設する場合には、T分岐箇所で始めに一本の螺旋状支持具の架設作業を終了し、残りの部分は別の螺旋状支持具を架設する面倒な作業が一般的に行われている。
この発明の課題は、上記従来のものが持つ問題点を排除して、支持線等に、コネクタ等の接続手段等を用いずに容易に架設することのできるケーブルの螺旋状支持具を提供することにある。
この発明は上記課題を解決するためのものであって、請求項1にかかる発明は、左回りの螺旋部と右回りの螺旋部が反転部を介して、軸線にそって交互に連なり構成され、軸線方向に隣り合う前記反転部は、軸線から見た側面において互いに対向配置されると共に、前記左回り螺旋部及び右回り螺旋部によって作られる円の中心を通る水平線より上側で、前記円の接線方向に突出し、かつ、軸線方向に見て、互いの先端部と前記円との間隔は支持線等の外径より大きく形成されており、前記左回り螺旋部と右回り螺旋部の螺旋巻き角度は、前記支持線等を内部へ取り込みながら押し出していくときに、水平方向の力が上向きの力より大きい前進する推力として作用するように45°未満となっているケーブルの螺旋状支持具である。
この発明の螺旋状支持具によれば、左回り螺旋部と右回り螺旋部とが反転部を介して、軸線に沿って交互に連なった構成としたので、従来のハンガーのように一方の端から順々に支持線を内部へ取り込む必要はなく、どの反転部からでもよく、任意の反転部を既設の支持線に対して差し込むことができる。この時、対向配置された反転部は右回り螺旋部及び左回り螺旋部によって作られる円周の上に突出しているため支持線に対する差し込み作業が容易になると共に迅速に完了することができる。しかも、そのまま差し込み方向へ螺旋に沿って回転させることで支持線を内部へ取り込むことが可能となるため、一般領域の支持線は無論として、T字分岐箇所であっても、迅速・容易に架設することができる。この結果、作業性の大幅な向上を図ることができる。また、風等でケーブルが大きく移動してもケーブルは左回り螺旋部及び右回り螺旋部によって作られる円周状のリング内に収まるため、反転部を越えて外側へ飛び出し外れ出る恐れがなくなり、安定した敷設状態が長期間にわたって確実に得られるようになる。
この発明を実施するための形態を、図面を参照して説明する。
本発明の螺旋状支持具は、螺旋部の線条間が密着した状態で作られ、架設時に引き延ばして使用する第一の実施形態と、螺旋の各線条の間が開いた状態で作られ、架設時に引き延ばすことなく、そのままの状態で使用する第二の実施形態がある。
図1は、この発明による螺旋状支持具の第一の実施形態を示す一部省略した正面図である。
図2は、この発明の螺旋状支持具を軸線方向から見た側面図である。
この螺旋状支持具1は、軸線2の一方向(例えば図1の白抜き矢印方向)に沿って左回りの螺旋を形成する左回り螺旋部3と、軸線2の同じ方向に沿って右回りの螺旋を形成する右回り螺旋部5と、前記左回り螺旋部3と右回り螺旋部5とをつなぐ反転部7を介して、軸線2に沿って1ピッチ(反転部から反転部まで)あたり同じ螺旋巻数にて交互に連なって構成されたものである。
ここで、本実施形態の螺旋状支持具1は、亜鉛メッキ鋼線をポリエチレン被覆したもので、架設する支柱20Kと支柱20K+1の間より短く作られている。
前記反転部7は、前記左回り螺旋部3から右回り螺旋部5に続く線条間が開いた円弧状で、同一線上に沿う同じ向きのL/R反転部7Lと、前記L/R反転部7Lと向きが異なると共に前記右回り螺旋部5から左回り螺旋部3に続く線条間が開いた円弧状で、同一線上に揃う同じ向きのR/L反転部7Rとで構成されている。
左回り螺旋部3と右回り螺旋部5は、前記した如く等しい螺旋巻数となっていて、各螺旋の線条間が少なくとも前記各L/R反転部7L及びR/L反転部7Rを残して密着し、引き延ばして使用される。
各L/R反転部7LとR/L反転部7Rは、図2に示すように軸線2から見た側面において前記左回り螺旋部3及び右回り螺旋部5によって作られる同一円周上に、180度向きが異なるよう配置されている。
左回り螺旋部3と右回り螺旋部5は、2.5回り、別の表現で二巻き半の同一の螺旋巻数となっている。角度になおすと一巻きが360°となるため、二巻き半で約900°となる。
螺旋状支持具1は、引き延ばして使用するところから引き延ばした時に、それにともない自由端となる反転部7の巻き角度が減少していくようになる。
具体的に説明すると、例えば、約2.5回り(900°)分の螺旋巻数の密着した左回り螺旋部3および右回り螺旋部5を軸線方向に引き延ばしたとき、反転部7は自由端となっているため、図3に示すように巻き戻される方向に変形しながら延びるようになる。この結果隣り合う反転部7L,7Rどうしが、最初は螺旋に沿って約900°の角度差を有していたのに、引き延ばされることで螺旋が解けてゆき、例えば、約780°(720°+60°)〜810°(720°+90°)程度まで角度差が減少する。
この角度差は、例えば720°付近またはそれ以下になると、反転部7の領域が大きく開いてしまい螺旋状支持具1の内側と外側とが容易に連通しやすくなる不具合いが起きるところから、それを回避するために、螺旋状支持具1の左回り螺旋部3の螺旋および右回り螺旋部5の螺旋は、架設時に引き延ばされて巻き戻される方向に変形したとしても螺旋状支持具1の内側と外側との遮断を実用上確保可能に保持されるよう本実施形態では、実質的に2.5回り(900°)分の螺旋巻数に形成されている。
もっとも、この螺旋状支持具1は、例えば、当初の全長が4〜5m程度ものを約30m程度まで引き伸ばすことを想定して、設計されているが、例えば、これほどまで引き延ばさないことを想定した場合は、螺旋巻数(900°)より小さく、例えば、2回り(720°)でも可能である。
反対に、これよりもっと引き延ばすことを想定した場合は、螺旋の反転角度を900°より大きく設計する必要がある。いずれにしても、螺旋状支持具1を架設するため軸線方向に引き延ばしたとき、螺旋状支持具1の内側と外側とが容易に連通しないよう遮断を確保可能な螺旋巻数に設計することが重要である。
このように構成された螺旋状支持具1を、電柱などの支柱間に架け渡された支持線等に架設する方法について、図4〜図8を用いて以下に説明する。
図4に示すように、電柱などの支柱20k〜20k+1間に架渡された支持線等21への架設に際し、まず、螺旋状支持具1の内側に、既設の支持線等21を取り込む取り込み操作を行う。
この取り込み操作には、大別して2通りある。
第1の取り込み操作方法は、適宜の支柱20k付近において、まず、螺旋状支持具1の一端(例えば図1の白抜き矢印方向前端、紙面方向右端)に最も近い反転部(図1ではL/R反転部7L)を、支持線等21に差し込み、前記の方向(図1の白抜き矢印方向)に見て螺旋状支持具1を左回りに実質的に2.5回り近く回転させることで、支持線等21を取り込む。
続いて、隣り合う次のR/L反転部7Rを、支持線等21に差し込み、前記の方向(図1の白抜き矢印方向)に見て螺旋状支持具1を右回りに実質的に2.5回り近く回転させることで、支持線等21を取り込むようにする。
以下同様にして、螺旋状支持具1の他端に最も近い反転部(図示の例ではR/L反転部7R)に至るまで、反転部7L,7Rを1つずつ回転方向を交互に変えながら順番に行うことで、すべての左回り螺旋部3およびすべての右回り螺旋部5の内側に、支持線等21を取り込むことができる。
第2の取り込み操作方法は、支柱20k付近において、螺旋状支持具1の両端間において同一方向を向いた半数の反転部(例えばすべてのL/R反転部7L、またはすべてのR/L反転部7R)を、支持線等21にすべて差し込み、螺旋に沿って一方向(すなわち左または右)に回転させることで、この1回の操作で内部へ支持線等21を取り込むことができる。すなわち、この場合は、支持線等21に対する螺旋状支持具1の取り込み作業が迅速に完了するようになる。
図5はケーブル引き込み用ワイヤ12を同時に架設する手段を示したもので支柱20k付近において、適宜の案内棒10に地上設置のリール11から引き出したケーブル引き込み用ワイヤ12の一端を固定し、この案内棒10を左端から螺旋状支持具1の内側に挿通して、他端(図5の右端)から抜き取る。そして、この抜き取った案内棒10からケーブル引き込み用ワイヤ12を外し、そのケーブル引き込み用ワイヤ12の先端を螺旋状支持具1の先端(図6の右端)に固定する。続いて、螺旋状支持具1の後端(図5の左端)を支柱20上の適宜位置に固定した後、図6に示すように、螺旋状支持具1の先端(図6の右端)に牽引用ワイヤ13を固定し、この牽引用ワイヤ13を、支柱20kと隣り合う支柱20k+1から例えばウインチ14を使って牽引することで、螺旋状支持具1を全長にわたり引き延ばして支柱20k、20k+1間のスパン分の長さを引き渡す。(図7)
この螺旋状支持具1の架設完了時、左回り螺旋部3と右回り螺旋部5とが交互に連なっているため、螺旋状支持具1には一方向の回転力、戻り反力が発生することはない。
また、支持線等21の途中に例えばT分岐箇所がある場合に、一方の端部を固定して、螺旋状支持具1を引き延ばす際に、左回り螺旋部3の左回転右回り螺旋部5の右回転というように左右交互に撚りながら引き延ばしていくため、一方の端部が固定されていてもT分岐箇所を簡単に乗り越えることが可能である。
図8は、光集合ドロップケーブル等のケーブル22を螺旋状支持具1内へ敷設する手段を示したもので、架設した螺旋状支持具1に、例えば、既に架空敷設されている光ファイバケーブルや光集合ドロップケーブルなど新たなケーブル22を架設して纏めて一束化するときは、図に示すように、支柱20k付近において、あらかじめ螺旋状支持具1内に架設されているケーブル引き込み用ワイヤ12の例えば後端(図8では左端)に、リール23から引き出した新たなケーブル22を固定し、このケーブル引き込み用ワイヤ12の先端(図8の右端)を支柱20k+1から白抜き矢印方向に牽引することで、新たなケーブル22を螺旋状支持具1内に引き込むことで敷設されるようになる。この場合、さらにその後の図示しないケーブルの引き込みに備えて、ケーブル22を螺旋状支持具1内に引き込む際に、このケーブル22と共に、別のケーブル引き込み用ワイヤを固定し、ケーブル22と一緒に螺旋状支持具1内に引き込んでそのまま螺旋状支持具1内に架設することも可能である。
次に本発明の第二の実施形態について説明する。
図9〜図12は螺旋状支持具1の第二の実施形態を示したものである。螺旋状支持具1は、左回り螺旋部3と右回り螺旋部5と反転部7とからなっている。反転部7は同一線上に揃う同一向きのL/R反転部7LとそのL/R反転部7Lと向きが反対で同一線上に揃う同一向きのR/L反転部7Rとで構成されていることは前記第一実施形態と同様であるが、左回り螺旋部3と右回り螺旋部5は前記反転部7と共に線条間が予め開いた形状に作られ、引き延ばすことなく架設されるようになっている。
反転部7は、図11に示すように軸線2から見た側面において、左回り螺旋部3と右回り螺旋部5によって作られる円周の上に対向し合う状態で突出している。これにより、鎖線で示すように突出した反転部7は支持線等21に差し込む時にそのまま回転(矢印)させることで容易に差し込むことができる。また、螺旋状支持具1内の支持線等21及びケーブル22は、風の影響で大きく振れても、左回り螺旋部3と右回り螺旋部5とによって作られる円周状のリング内に収まるため反転部7の外側へ回り込むことはなく確実な架設状態が得られるようになる。
一方、左回り螺旋部3と右回り螺旋部5は、1.7〜1.9の同一螺旋巻数に設定されていて、螺旋の巻き角度にすると612°〜684°未満となっている。
1.7〜1.9の螺旋巻数は、作業性を重視したもので、反転部7を支持線等21に差し込んだ後、そのまま最大でも1.9回りさせることで支持線等21を螺旋状支持具1内へ短時間で取り込めることが可能となるもので、実験の結果では1.8が最適な螺旋巻数となっている。
また、図12に示すように左回り螺旋部3と右回り螺旋部5の螺旋巻き角度θは、45°未満となっている。
この螺旋巻き角度θは、螺旋状支持具1を支持線等21に対して一方の支柱20kから他方の支柱20k+1側へ向けて順次回転させて内部へ取り込みながら螺旋に沿って押し出していく時に、例えば、押し出す力をFとした時、螺旋巻き角度θが45°未満の時のベクトル図は仮想線で示すように、F2>F1の関係となるため水平方向の力F2は、ロスとして働く、上向きの力F1より大きい前進する推力として作用するため、回転させる取り込み作業が容易に行なえるようになっている。
このように構成された螺旋状支持具1を支持線等21に架設するには、前記第一の実施形態で説明した時と同じ手順で架設されるようになるが、この時、反転部7は図11に示す如く円周の上に突出しているため支持線21に対する差し込み作業が容易、迅速に完了すると共に、風等の影響で大きく動いても円周状のリング内に収まり、反転部7の外側へ飛び出し外れ出ることがなくなる。また、螺旋状支持具1は支柱20kと支柱20k+1の間の距離と同じ長さに切断されたものを使用する。あるいは、螺旋状支持具1を巻付けたドラムごと現場まで運び、そのドラムから螺旋状支持具1を順次繰出しながら架設していき架設し終えた所で切断して使用するようになる。
この場合、螺旋状支持具1は引き延ばされることがないため、螺旋巻数、及び反転部7は設計時の条件のまま架設することが可能となる。
一方、螺旋状支持具1の架設作業にあたって、ケーブル引き込み用ワイヤ12を螺旋状支持具1の端部に固定しておくことで、螺旋状支持具1を支持線等21に沿って架設していく時に、ケーブル引き込み用ワイヤ12も同時に螺旋状支持具1の全領域内にわたって同時に引き込めるようになる。
なお、その後の図示しないケーブルの引き込みに備えて、ケーブル22を螺旋状支持具1内に引き込む際に、このケーブル22とともに、別のケーブル引き込み用ワイヤを並行して螺旋状支持具1内に引き込んで残し、そのまま螺旋状支持具1内に架設しておくことも可能である。
なお、各反転部の形状は、正面(第1図紙面方向)から見たように、向きが異なる滑らかな半円弧状の反転部が交互に連なった形状をなすことが望ましいが、必ずしも半円弧状には限定されない。つまり、加工成形の容易性、あるいは作業容易性を鑑みて滑らかな円弧状以外に、円弧状に近似できる多角形などの適宜形状をなすことは本発明の範囲内である。
この発明による螺旋状支持具の第一実施形態を示す一部省略した正面図である。 図1の螺旋状支持具の側面図である。 図1の螺旋状支持具を引き延ばしたときの仮想状態の概略を示す斜視図である。 図1の螺旋状支持具の架設方法の第1工程を示す説明図である。 図1の螺旋状支持具の架設方法の第2工程を示す説明図である。 図1の螺旋状支持具の架設方法の第3工程を示す説明図である。 図1の螺旋状支持具を架設した状態を示す説明図である。 図1の螺旋状支持具を用いて一束化する工法を示す説明図である。 螺旋状支持具の第二実施形態を示す一部省略した正面図である。 図9の概要斜視図である。 図9の概要側面図である。 螺旋部の螺旋巻き角を示した説明図である。
符号の説明
1 螺旋状支持具
2 軸線
3 左回り螺旋部
5 右回り螺旋部
7 反転部
7L L/R反転部
7R R/L反転部
10 案内棒
11 リール
12 ケーブル引き込み用ロープ
13 牽引用ワイヤ
14 ウインチ
20 支柱(電柱)
21 支持線(または既設ケーブル)
22 新たなケーブル
23 リール

Claims (1)

  1. 左回りの螺旋部と右回りの螺旋部が反転部を介して、軸線にそって交互に連なり構成されたケーブルの螺旋状支持具であって、
    軸線方向に隣り合う前記反転部は、軸線から見た側面において互いに対向配置されると共に、前記左回り螺旋部及び右回り螺旋部によって作られる円の中心を通る水平線より上側で、前記円の接線方向に突出し、かつ、軸線方向に見て、互いの先端部と前記円との間隔は支持線等の外径より大きく形成されており、
    前記左回り螺旋部と右回り螺旋部の螺旋巻き角度は、前記支持線等を内部へ取り込みながら押し出していくときに、水平方向の力が上向きの力より大きい前進する推力として作用するように45°未満となっていることを特徴とするケーブルの螺旋状支持具。
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