JP4205484B2 - クランク軸の回転バランス試験装置および試験方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、クランクシャフトの回転軸周りのバランスを測定する、クランク軸の回転バランス試験装置および試験方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
回転体にあっては、その動的な回転バランスの調整時、所定のアンバランスをあらかじめ残しておくようにすることがある。たとえば、エンジンのクランク軸は、クランク軸単体で完全に回転バランスを釣り合わせても、クランク軸にはピストンやコンロッド等が取り付けられるので、全体としての慣性力が釣り合わず大きな振動が発生する。そこで、あらかじめクランク軸単体に所定の適切なアンバランスが残るようにバランス調整しておき、ピストン等をクランク軸に取り付けた状態では、このクランク軸自体のアンバランスによる慣性力でピストン等の往復質量による慣性力の一部をうち消すようにすることが知られている。
【0003】
この場合、所定のアンバランスを残すようにクランク軸単体で動的な回転バランスの測定を行うには、大きく分けて下記の三つの方法があった。
【0004】
第1の方法は、あらかじめ基準クランク軸で測定計算された重量分のダミーリング(上記回転体に残すべき所定のアンバランスに相当)をクランク軸の各クランクピンに取り付けて、バランス測定装置で回転計測しながら釣り合う状態を求めて初期アンバランスを求め、修正量と角度位置を決める。
【0005】
第2の方法は、振動台上でクランク軸にスピンドルを連結し、このスピンドルにあらかじめ計算した等価のダミーウェイト(上記クランク軸に残すべき所定のアンバランスに相当)を取付け、クランク軸と同期させ釣り合わせることで初期アンバランスを求め、修正量と角度位置を決める。
【0006】
第3の方法は、ダミーリングやダミーウェイトを取り付けずにそのままクランク軸単体を回転させ、このとき発生するアンバランスを振動ピックアップでアナログ信号として検出し、この信号をA/D変換器(アナログ−デジタル変換器)にてデジタル変換した後、このデジタル検出値とあらかじめ分かっているダミーウェイト分のデジタルダミー情報とに基づき数値計算して前者から後者分を除去することで初期アンバランスを求め、修正量と角度位置を決める。
【0007】
なお、上記測定後でのクランク軸のバランス調整は、一般的には上記修正量と角度位置に基づき、クランク軸のカウンタウェイトにこの最適位置で最適深さのドリル穴をあけることで行う。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記第1の方法では、測定するクランク軸ごとにダミーリングの着脱作業が必要となる。また、多機種のクランク軸を同じ測定装置で測定しようとすると、機種ごとに異なるダミーリングを用意してその都度交換しなければならない。これらの理由から、この方法では各種のダミーリングを用意しなければならず、また測定を自動化するにはかなりの困難を伴う。
【0009】
一方、上記第2および第3の方法では、各クランクピンごとにダミーリング着脱する作業は不要となる。
【0010】
しかしながらクランクピンの位相に許容範囲以上の誤差が含まれる場合は、測定結果に多大な誤差が生じ、クランク軸に対してアンバランスを解消できないようなバランス調整を行ってしまう可能性があった。
【0011】
本発明の目的は、上記問題を解決するため、測定の自動化が容易であり、かつクランクピンの位相に誤差が含まれている場合であってもクランク軸の回転バランスを正確に測定可能なクランク軸の回転バランス試験装置および試験方法を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段および作用】
本発明に係るクランク軸の回転バランス試験装置および試験方法は、上記の目的を達成するために、次のように構成される。
【0013】
本発明に係るクランク軸の回転バランス試験装置(請求項1に対応)は、
クランク軸をその回転軸周りに回転させるクランク軸回転手段と、
前記回転するクランク軸に発生する遠心力を計測し、前記クランク軸の遠心力変動情報を得る、遠心力計測手段と、
前記クランク軸の回転角度を検出する角度検出手段と、
前記クランク軸の各種情報が記憶されるメモリ手段と、
前記クランク軸の回転角度に対する各クランクピンの角度を計測するクランクピン角度計測手段と、前記メモリ手段内にあらかじめ記憶された基準クランク軸の各クランクピンの角度とクランクピン角度計測手段を比較して前記クランク軸の各クランクピンの前記基準クランク軸の前記各クランクピンに対する位相誤差を演算する位相誤差演算手段と、を有し、これにより前記クランク軸の前記各クランクピンの回転軸周りの位相の誤差を計測する、位相誤差計測手段と、
前記基準クランク軸の全ての前記クランクピンにダミーウエイトを取り付けてアンバランスが0になるようバランス設定を行った後に或るクランクピンのダミーウエイトをはずした状態で測定した補正量に係るデータと、前記位相誤差計測手段の計測結果に基づく当該或るクランクピンの位相のずれとを用いて、所定の式に基づき生成されるデータを当該或るクランクのダミー情報とし、前記全てのクランクピンのダミー情報を作成する、ダミー情報生成手段と、
前記ダミー情報と、前記クランク軸の遠心力変動情報を用いてクランク軸の初期アンバランス値を得る初期アンバランス値演算手段と、
を有することで特徴づけられる。
【0014】
上記のクランク軸の回転バランス試験装置によれば、クランク軸のクランクピンのそれぞれの回転軸周りの位相の誤差を求め、その誤差に基づいてダミー情報を生成する構成としている。従って、クランク軸のクランクピンの位相誤差が許容範囲以上であっても、本発明の回転バランス試験装置によって得られるクランク軸の初期アンバランス値はそのクランク軸の各クランクピンにダミーウエイトをつけて測定した結果と等価である。よって、本発明によれば、測定の自動化が容易であり、かつクランクピンの位相に誤差が含まれている場合であってもクランク軸の回転バランスを正確に測定可能となる。
またダミー情報を生成するには、例えば、あらかじめメモリ手段に記憶された各クランクピンごとのダミー情報をそれぞれ位相誤差計測手段によって計測された各クランクピンの位相誤差分オフセットして合成するため、正確なダミー情報を生成することができる。
また、あるクランクピンに関するダミー情報は、基準クランク軸のあるクランクピン以外のクランクピンにダミーウエイトを取り付けた状態で基準クランク軸をその回転軸周りに回転させた時の遠心力変動情報である構成としても良い。
【0019】
本発明に係るクランク軸の回転バランス試験方法(請求項2に対応)は、
回転するクランク軸に発生する遠心力を計測して前記クランク軸の遠心力変動情報を得、
前記クランク軸の回転角度を検出し、
前記クランク軸の回転角度に対する各クランクピンの角度を計測し、あらかじめ記憶された基準クランク軸の各クランクピンの角度と前記計測されたクランク軸の回転角度に対する前記各クランクピンの角度とを比較して前記クランク軸の前記各クランクピンの前記基準クランク軸の前記各クランクピンに対する位相誤差を演算し、これにより前記クランク軸の前記各クランクピンの回転軸周りの位相の誤差を計測し、
前記基準クランク軸の全ての前記クランクピンにダミーウエイトを取り付けてアンバランスが0になるようバランス設定を行った後に或るクランクピンのダミーウエイトをはずした状態で測定した補正量に係るデータと、前記位相誤差に係る計測結果に基づく当該或るクランクピンの位相のずれとを用いて、所定の式に基づき生成されるデータを当該或るクランクのダミー情報とし、前記全てのクランクピンのダミー情報を作成し、
前記作成されたダミー情報と、前記クランク軸の遠心力変動情報を用いてクランク軸の初期アンバランス値を得る、
ことで特徴づけられる。
【0020】
上記のクランク軸の回転バランス試験方法によれば、回転するクランク軸に発生する遠心力を計測してクランク軸の遠心力変動情報を得、クランク軸のクランクピンのそれぞれの回転軸周りの位相の誤差を計測し、計測されたクランク軸のクランクピンのそれぞれの回転軸周りの位相の誤差を用いて、遠心力変動情報から除去すべきアンバランス成分に相当するアンバランスのデータとしてのダミー情報を作成し、作成されたダミー情報と、クランク軸の遠心力変動情報を用いてクランク軸の初期アンバランス値を得るため、測定の自動化が容易であり、かつクランクピンの位相に誤差が含まれている場合であってもクランク軸の回転バランスを正確に測定可能となる。
あらかじめメモリ手段に記憶された各クランクピンごとのダミー情報をそれぞれ計測された各クランクピンの位相誤差分オフセットして合成することによってダミー情報を生成するため、精確なダミー情報が生成され、そのダミー情報を用いることにより、クランク軸の回転バランスを正確に測定可能となる。
【0025】
他のクランク軸の回転バランス試験方法(請求項3に対応)は、上記の方法において、好ましくは、前記或るクランクピンに関する前記ダミー情報は、前記基準クランク軸の前記或るクランクピン以外のクランクピンにダミーウエイトを取り付けた状態で前記基準クランク軸をその回転軸周りに回転させた時の遠心力変動情報であることを特徴とする。
【0026】
上記のクランク軸の回転バランス試験方法によれば、或るクランクピンに関するダミー情報は、基準クランク軸の或るクランクピン以外のクランクピンにダミーウエイトを取り付けた状態で基準クランク軸をその回転軸周りに回転させた時の遠心力変動情報であるため、その遠心力変動情報を用いて精確なクランク軸の回転バランス試験を行うことができる。
【0027】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好適な実施形態を添付図面に基づいて説明する。
【0028】
図1と図2に本発明の実施形態に係るクランク軸の回転バランス試験装置の測定部の正面図と側面図を示す。
【0029】
クランク軸の回転バランス試験装置の測定部1の装置フレームは、ベース13と、ベース13から鉛直上方に延びるばね14と、ばね14に支えられたテーブル15とから成っており、クランク軸回転機構1Aと遠心力計測装置1Bと位相誤差計測装置1Cを備えている。クランク軸回転機構1Aは、クランク軸をその回転軸周りに回転させるためのものである。
【0030】
以下にクランク軸回転機構1Aについて説明する。テーブル15の下面には駆動シャフト用軸受12aおよび12bが取り付けられている。駆動シャフト5はこの駆動シャフト用軸受12aおよび12bに回転可能に支持される。
【0031】
ベース13にはモータ2が取り付けられている。モータ2の駆動軸2aにはプーリ3が取り付けられいる。一方、駆動シャフト5の一端には第1のプーリ6が取り付けられており、この第1のプーリ6とモータ2の駆動軸2aに取り付けられたプーリ3とには第1の無端ベルト4が渡されており、モータ2を駆動することにより駆動シャフト5を第1の無端ベルト4を介して回転駆動することができる。
【0032】
また、テーブル15の上面から鉛直上方に互いに平行な第1の側壁17aおよび第2の側壁17bが固定されている。第1の側壁17aおよび第2の側壁17bはばね14のばね定数と比べてきわめて高い剛性を有し、一種の剛体として機能する。第1の側壁17aには従動シャフト用軸受16aおよび16cが、また、第2の側壁17bには従動シャフト用軸受16bおよび16dがそれぞれ固定されている。なお、図1には従動シャフト用軸受16aおよび16bのみ記載されており、従動シャフト用軸受16cおよび16dはそれぞれ従動シャフト用軸受16aおよび16bの図1中奥側に配置されている。従動シャフト用軸受16a、16b、16c、16dはそれぞれ従動シャフト10a、10b、10c、10d(図1には10a、10bのみ記載)を回転可能に支持する。
【0033】
従動シャフト10a、10b、10c、10dの一端にはそれぞれプーリ9a、9b、9c、9dが取り付けられている。また、駆動シャフト5の一端のプーリ6に隣接した箇所および駆動シャフト5の他端には第2のプーリ7aおよび7bが取り付けられている。第2のプーリ7aと従動シャフト10aに取り付けられたプーリ9aおよび従動シャフト10cに取り付けられたプーリ9c、第2のプーリ7bと従動シャフト10bに取り付けられたプーリ9bおよび従動シャフト10dに取り付けられたプーリ9dと、にはそれぞれ第2の無端ベルト8aおよび8bが渡されている。従って、駆動シャフト5の回転に応じて従動シャフト10a、10b、10c、10dは第2の無端ベルト8aおよび8bを介して回転する。
【0034】
従動シャフト10a、10b、10c、10dの他端にはそれぞれローラ11a、11b、11c、11dが取り付けられている。ローラ11a、11cの上にはクランク軸100の回転軸の一端110aが、またローラ11b、11dの上にはクランク軸100の回転軸の他端110bがそれぞれ載置される。クランク軸100はこのローラ11a、11b、11c、11dの回転に従動して回転する。即ち、モータ2を駆動することによってクランク軸100を回転することができる。
【0035】
遠心力計測装置1Bは、回転するクランク軸に発生する遠心力を計測し、クランク軸の遠心力変動情報を得るためのものである。すなわち、ダンパー14に取り付けられたテーブル15に設けられた第1の側壁17a、第2の側壁17bに設けられたローラ11a,11b,11c,11dの上で回転するクランク軸100の様々な位置にあるクランクピン101〜106の質量のために、そのそれぞれのクランクピン101〜106の回転により発生する遠心力の合力と遠心力の合成モーメントによりクランク軸100に働く力とモーメントが生じる。そして、この遠心力計測装置1Bは、そのクランク軸100に働く力とモーメントによりクランク軸100の中心軸の位置の変動を検出する装置であり、ここでは振動ピックアップ201L,201Rが用いられる。
【0036】
第1の側壁17aには振動ピックアップ201Lが、また第2の側壁17bには振動ピックアップ201Rが取り付けられており、この振動ピックアップ201の検出結果から回転するクランク軸100のアンバランスによって生じる負荷変動を計測することができる。振動ピックアップ201Lおよび201Rはそれぞれクランク軸100の回転軸に垂直な2成分(図1中上下方向および、前記上下方向とクランク軸100の回転軸方向の双方に垂直な方向)の加速度を計測可能な加速度センサである。なお、以降の記載においては図1中上下方向をY軸方向、前記上下方向とクランク軸100の回転軸方向の双方に垂直な方向をX軸方向と定義する。
【0037】
位相誤差計測装置1Cは、クランク軸100のクランクピン101〜106のそれぞれの回転軸周りの位相の誤差を計測するものであり、クランク軸100のクランクピン101、102、103、104、105、106のそれぞれに対応して位相センサD1、D2、D3、D4、D5、D6がそれぞれ配置されている。各位相センサはこの位相センサの前にクランクピンがあるかどうかを検出する。また、クランク軸100の回転軸の他端110bのキー溝を検出するためのセンサD7が配置されている。これらのセンサの検出結果に基づいて、各クランクピン101〜106のキー溝に対する位相を算出する。この算出結果による各クランクピンの位相を用いて、クランク軸100の各クランクピン101〜106の位相のずれを算出することができる。また、センサD7はクランク軸100の回転角度を検出する角度検出装置でもあり、このセンサD7と位相センサD1,D2,D3,D4,D5,D6により、クランク軸100の回転角度に対する各クランクピン101〜106の角度を計測するクランクピン角度計測装置を構成する。
【0038】
図3に本発明の実施形態に係るクランク軸の回転バランス試験装置の制御部のブロック図を示す。制御部は、CPU220、メモリ222、CPUデータバス223、I/Oポート219を備えたコントローラ216と、センサ201Rからの信号を増幅する増幅回路209Rと、センサ201Lからの信号を増幅する増幅回路209Lと、コントローラ216のI/Oポートからの信号をD/A変換するD/A変換器212R、213R、212L,213Lと、増幅回路209Rからの信号から、D/A変換器212R,213Rからの信号を減算する波形減算回路211Rと、増幅回路209Lからの信号からD/A変換器212L,213Lの信号を減算する波形減算回路211Lと、波形減算回路211Rからの信号をA/D変換するA/D変換器214Rと、波形減算回路211Lからの信号をA/D変換するA/D変換器214Lと、A/D変換器214Rからの信号をフィルタリングするディジタルフィルタ215Rと、A/D変換器214Lからの信号をフィルタリングするディジタルフィルタ215Lとを有している。図1に示された位相センサ受光部D1、D2、D3、D4、D5、D6およびセンサD7の出力部は、コントローラ216のI/Oポート219に接続される。また、コントローラ216のメモリ222には、位相誤差計測装置の計測結果を用いて、クランク軸の遠心力変動情報から除去すべきアンバランス成分に相当するアンバランスのデータとしてのダミー情報を生成するダミー情報生成手段としてのダミー情報生成プログラムを記憶する記憶領域222aが設けられている。さらに、増幅回路209R、D/A変換器212R,213R、増幅回路209L、D/A変換器2012L,213L、波形減算回路211R,211Lにより、ダミー情報と、クランク軸の遠心力変動情報を用いてクランク軸の初期アンバランス値を得る初期アンバランス値演算装置を構成している。また、コントローラ216のメモリ222には、メモリ222内にあらかじめ記憶された基準クランク軸の各クランクピンの角度とクランクピン角度計測装置からの値と比較してクランク軸の各クランクピンの基準クランク軸の各クランクピンに対する位相誤差を演算する位相誤差演算プログラムを記憶する記憶領域222bが設けられている。
【0039】
図1中で左右に配置された上記各振動ピックアップ201L、201Rには、それぞれ増幅回路209L、209Rを介して波形減算回路211L、211Rが接続されている。波形減算回路211Lには振動ピックアップ201Lで検出したアナログ振動信号WDLX(X軸方向)、WDLY(Y軸方向)を入力可能としており、一方、波形減算回路211Rにはおよび振動ピックアップ201Rで検出したアナログ振動信号WDRX(X軸方向)、WDRY(Y軸方向)を入力可能にしてある。また、波形減算回路211L、211Rには、D/A変換器212Lおよび213L、212Rおよび213Rが接続され、これらのD/A変換器から出力されるアナログダミー信号DLXおよびDLY、DRXおよびDRYをそれぞれ波形減算回路211L、211Rに出力可能である。
【0040】
D/A変換器212Lおよび213L、212Rおよび213Rはそれぞれコントローラ216のI/Oポート219と接続されており、コントローラのCPU220はデジタルダミーデータをこれらのD/A変換器に送信する。D/A変換器212Lおよび213L、212Rおよび213Rはこれらのデジタルダミーデータを変換することによってアナログダミー信号DLXおよびDLY、DRXおよびDRYを生成する。なお、CPUによるデジタルダミーデータ生成方法については後述する。
【0041】
波形減算回路211Lは、振動ピックアップ201Lからのアナログ振動信号WDLXおよびWDLYとD/A変換器212Lおよび213Lからのアナログダミー信号DLXおよびDLYとが入力される。波形減算回路211Lは、アナログ振動信号WDLXからアナログダミー信号DLX、アナログ振動信号WDLYからアナログダミー信号DLYをそれぞれ減算合成してアナログ振動信号からアナログダミー信号分を除去し、クランク軸100の回転軸の一端110a(図1)でのアナログの初期アンバランス信号WLXおよびWLYを作りだす。
【0042】
同様に、波形減算回路211Rは、振動ピックアップ201Rからのアナログ振動信号WDRXおよびWDRYとD/A変換器212Rおよび213Rからのアナログダミー信号DRXおよびDRYとが入力される。波形減算回路211Rは、アナログ振動信号WDRXからアナログダミー信号DRX、アナログ振動信号WDRYからアナログダミー信号DRYをそれぞれ減算合成してアナログ振動信号からアナログダミー信号分を除去し、クランク軸100の回転軸の他端110b(図1)でのアナログの初期アンバランス信号WRXおよびWRYを作りだす。
【0043】
上記各波形減算回路211L、211Rは、アナログの初期アンバランス信号を出力する。また、各波形減算回路211L、211Rはこれらの信号が入力可能なA/D変換器214L、214Rに接続される。各A/D変換器214L、214Rの出力側は、それぞれデジタル・フィルタ215L、215Rを介してコントローラ216のCPUデータバス223に接続される。この結果、A/D変換器214L、214Rでデジタル変換された初期アンバランス信号WLX、WLY、WRX、WRYは、デジタル・フィルタ215L、215Rでノイズを低減され、コントローラ216で読み込み可能となる。
【0044】
コントローラ216に読込まれたノイズ除去済みの初期アンバランス信号WLX、WLY、WRX、WRYは、CPU220によって処理され、初期アンバランスデータが得られる。本実施形態による初期アンバランスは、初期アンバランス信号WLX、WLY、WRX、WRYのそれぞれについてセンサD7によって検出されたクランク軸100のキー溝の位置を基準とする位相θを引数とする関数WLX(θ)、WLY(θ)、WRX(θ)、WRY(θ)として示される。
【0045】
上記のクランク軸の回転バランス試験装置によるクランク軸のバランス測定手順を以下に説明する。最初にデジタルダミーデータを生成するための各種パラメータを計測する、キャリブレーションを行う。なお、本キャリブレーションはクランク軸の型式ごとに1回行えばよく、得られたパラメータは同一の型式の他のクランク軸を計測する場合にも利用されることは言うまでもない。
【0046】
キャリブレーションには基準クランク軸とダミーウエイトを用いる。基準クランク軸とは、バランス測定を行うクランク軸と同じ型式でバランス調整済みかつクランクピンに位相誤差のないクランク軸である。以下に詳説するキャリブレーションにおいては、デジタルダミーデータはD/A変換器212R、213R、212L、213Lには入力されない。
【0047】
最初に、基準クランク軸の全てのクランクピンにダミーウエイトを取り付けてバランス測定を行い、WLX(θ)、WLY(θ)、WRX(θ)、WRY(θ)が常に0となるように増幅回路209R、209Lの調整を行う。
【0048】
次いで、クランクピン101に取り付けられているダミーウエイトを取り外してバランス測定を行う。この測定結果をWLX1(θ)、WLY1(θ)、WRX1(θ)、WRY1(θ)とする。測定結果WLX1(θ)、WLY1(θ)、WRX1(θ)、WRY1(θ)はクランクピン101のみにダミーウエイトがない状態での測定結果であるので、0からこれらの測定結果を引いた値はクランクピン101に取り付けられるダミーウエイト分の補正量である。
【0049】
同様に、クランクピン102、103、104、105、106のそれぞれについて、そのダミーウエイトのみが取り外された状態でのバランス測定を行う。クランクピン10nのダミーウエイトのみが取り外された状態での測定結果をWLXn(θ)、WLYn(θ)、WRXn(θ)、WRYn(θ)とする。
【0050】
以上説明したキャリブレーションによって、クランクピンに取り付けられるダミーウエイトのそれぞれに対応する補正量が算出される。これらの補正量はメモリ222に記憶される。
【0051】
次いで、クランク軸100の初期アンバランスの測定につき説明する。クランク軸100をローラ110a、110b、110c、110d上に載置した状態で、電気モータ2にて所定の測定回転数で回転させる。このとき、クランク軸100には動的な回転バランスに不釣り合いが生じているため、遠心力方向の力が周方向周りに変位する。このときの慣性力がテーブル15、ばね14を介してベース13に作用する。従って、ばね14によって振動可能に支持されているテーブル15はクランク軸100ごと振動し、振動ピックアップ201Lおよび201Rは振動速度に応じたアナログ振動信号WDLX、WDLY、WDRX、WDRYをそれぞれ発生させる。アナログ振動信号WDLX、WDLYは増幅回路209Lによって増幅された後波形減算回路211Lに入力される。またアナログ振動信号WDRX、WDRYは増幅回路209Rによって増幅された後波形減算回路211Rに入力される。
【0052】
上記の処理と並行して、センサD7によりクランク軸100のキー溝を検出する。すなわち、回転するクランク軸100のキー溝がセンサD7の前に来る度に、センサD7がセンサ信号パルスWKを発生する。この信号WKは、コントローラ216のI/Oポート219に入力される。コントローラ216は、CPU220にてセンサ信号パルスWKを基に、パルス発生の時間からクランク軸100のキー溝の回転角θを、またパルス間の経過時間からクランク軸100の回転速度Nをそれぞれ検出する。
【0053】
また、位相センサD1、D2、D3、D4、D5、D6によりクランクピン101、102、103、104、105、106を検出する。すなわち、回転するクランク軸100のクランクピン101〜106が対応する位相センサD1〜D6の前に来る度に、位相センサがセンサ信号パルスを発生する。この信号は、コントローラ216のI/Oポート219に入力される。コントローラ216は、これらの信号パルスとキー溝の回転角θから各クランクピンのキー溝に対する位相を算出する。さらにこれらのクランクピンの位相と、あらかじめメモリに記憶されている基準クランク軸の各クランクピンのキー溝に対する位相とを比較し、クランクピン101、102、103、104、105、106の位相のずれを求める。なお、本実施形態においてはクランクピン101、102、103、104、105、106の位相のずれをそれぞれΔφ1、Δφ2、Δφ3、Δφ4、Δφ5、Δφ6と定義する。
【0054】
次いで、CPU220はキャリブレーションの結果および各クランクピンの位相のずれから数1を用いて、デジタルダミーデータDWLX(θ)、DWLY(θ)、DWRX(θ)、DWRY(θ)を生成する。
【0055】
【数1】
【0056】
クランク軸100の回転速度Nが測定可能な範囲になると、センサD7で検出したクランク軸100の位相θと回転速度Nとに対応して、クランク軸100の一端110a、他端110bにそれぞれ作用するダミー分としてのデジタルダミーデータであるDWLX(θ)、DWLY(θ)、DWRX(θ)、DWRY(θ)を各D/A変換器212L、212R、213L、213Rに送る。各D/A変換器はそれぞれクランク軸100の回転に同期してアナログダミー信号DLX、DLY、DRX、DRYを生成し、波形減算回路211L、211Rへとそれぞれ出力する。
【0057】
波形減算回路211Lは、振動ピックアップ201Lからの上記アナログ振動信号WDLX、WDLYの波形と上記アナログダミー信号DLX、DLYの波形を同期して差分を取る。この合成によりアナログ振動信号WDLの波形から上記アナログダミー信号分DLX、DLYを除去して、アナログの初期アンバランス信号WLX、WLYを得る。この波形減算回路211Lからのアナログの初期アンバランス信号WLX、WLYは、A/D変換器214Lでデジタル変換されてデジタル初期アンバランス値となる。このデジタル初期アンバランス値がコントローラ216に入力され、図1中のクランク軸100の一端110aにおける初期アンバランスの修正量と角度位置を得ることが可能となる。
【0058】
同様に、波形減算回路211Rは、振動ピックアップ201Lからの上記アナログ振動信号WDRX、WDRYの波形と上記アナログダミー信号DRX、DRYの波形を同期して差分を取る。この合成によりアナログ振動信号WDRの波形から上記アナログダミー信号分DRX、DRYを除去して、アナログの初期アンバランス信号WRX、WRYを得る。この波形減算回路211Rからのアナログの初期アンバランス信号WRX、WRYは、A/D変換器214Rでデジタル変換されてデジタル初期アンバランス値となる。このデジタル初期アンバランス値がコントローラ216に入力され、図1中のクランク軸100の他端110bにおける初期アンバランスの修正量と角度位置を得ることが可能となる。
【0059】
【発明の効果】
以上の説明で明らかなように本発明によれば、次の効果を奏する。
【0060】
本発明のクランク軸の回転バランス試験装置および試験方法によれば測定の自動化が容易であり、かつクランクピンの位相に誤差が含まれている場合であってもクランク軸の回転バランスを正確に測定可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態のクランク軸バランス測定装置の測定部の正面図である。
【図2】本発明の実施の形態のクランク軸バランス測定装置の測定部の側面図である。
【図3】本発明の実施の形態のクランク軸バランス測定装置の制御部のブロック図である。
【符号の説明】
1 測定部
1A クランク軸回転機構
1B 遠心力計測装置
1C 位相誤差計測装置
13 ベース
14 ばね
15 テーブル
100 クランク軸
101〜106 クランクピン
201L,201R 振動ピックアップ
211L,211R 波形減算回路
212L,212R D/A変換器
213L,213R D/A変換器
214L,214R A/D変換器
216 コントローラ
220 CPU
D1〜D6 位相センサ
D7 センサ
Claims (3)
- クランク軸をその回転軸周りに回転させるクランク軸回転手段と、
前記回転するクランク軸に発生する遠心力を計測し、前記クランク軸の遠心力変動情報を得る、遠心力計測手段と、
前記クランク軸の回転角度を検出する角度検出手段と、
前記クランク軸の各種情報が記憶されるメモリ手段と、
前記クランク軸の回転角度に対する各クランクピンの角度を計測するクランクピン角度計測手段と、前記メモリ手段内にあらかじめ記憶された基準クランク軸の各クランクピンの角度とクランクピン角度計測手段を比較して前記クランク軸の各クランクピンの前記基準クランク軸の前記各クランクピンに対する位相誤差を演算する位相誤差演算手段と、を有し、これにより前記クランク軸の前記各クランクピンの回転軸周りの位相の誤差を計測する、位相誤差計測手段と、
前記基準クランク軸の全ての前記クランクピンにダミーウエイトを取り付けてアンバランスが0になるようバランス設定を行った後に或るクランクピンのダミーウエイトをはずした状態で測定した補正量に係るデータと、前記位相誤差計測手段の計測結果に基づく当該或るクランクピンの位相のずれとを用いて、所定の式に基づき生成されるデータを当該或るクランクのダミー情報とし、前記全てのクランクピンのダミー情報を作成する、ダミー情報生成手段と、
前記ダミー情報と、前記クランク軸の遠心力変動情報を用いてクランク軸の初期アンバランス値を得る初期アンバランス値演算手段と、
を有することを特徴とする、クランク軸の回転バランス試験装置。 - 回転するクランク軸に発生する遠心力を計測して前記クランク軸の遠心力変動情報を得、
前記クランク軸の回転角度を検出し、
前記クランク軸の回転角度に対する各クランクピンの角度を計測し、あらかじめ記憶された基準クランク軸の各クランクピンの角度と前記計測されたクランク軸の回転角度に対する前記各クランクピンの角度とを比較して前記クランク軸の前記各クランクピンの前記基準クランク軸の前記各クランクピンに対する位相誤差を演算し、これにより前記クランク軸の前記各クランクピンの回転軸周りの位相の誤差を計測し、
前記基準クランク軸の全ての前記クランクピンにダミーウエイトを取り付けてアンバランスが0になるようバランス設定を行った後に或るクランクピンのダミーウエイトをはずした状態で測定した補正量に係るデータと、前記位相誤差に係る計測結果に基づく当該或るクランクピンの位相のずれとを用いて、所定の式に基づき生成されるデータを当該或るクランクのダミー情報とし、前記全てのクランクピンのダミー情報を作成し、
前記作成されたダミー情報と、前記クランク軸の遠心力変動情報を用いてクランク軸の初期アンバランス値を得る、
ことを特徴とする、クランク軸の回転バランス試験方法。 - 前記或るクランクピンに関する前記ダミー情報は、前記基準クランク軸の前記或るクランクピン以外のクランクピンにダミーウエイトを取り付けた状態で前記基準クランク軸をその回転軸周りに回転させた時の遠心力変動情報であることを特徴とする、請求項2記載のクランク軸の回転バランス試験方法。
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