JP2005308644A - マスセンタリング方法及び装置 - Google Patents

マスセンタリング方法及び装置 Download PDF

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Abstract

【課題】被検ワークの軸心を変化させる手段を必要とせず、また、被検ワークと同型のワークの形状、質量分布等を正確に測定して慣性主軸の位置を求める式を解析的手法を用いて求めずとも、被検ワークの慣性主軸の位置を算出可能な、マスセンタリング方法及び装置を提供する。
【解決手段】左右の偏心量が既知である第1の試験用ワークを所定の回転数で回転し、該偏心量によって生じた不釣り合いに基づく第1の計測値を計測し、左右の偏心量が既知であり且つその偏心量が第1のワークのものと異なる第2のワークを前記所定の回転数で回転し、該偏心量によって生じた不釣り合いに基づく第2の計測値を計測し、第1の計測値と第2の計測値に基づいて、被検ワークを前記所定の回転数で回転させることによって生じる被検ワークの不釣り合いに基づく第3の計測値から被検ワークの偏心量を算出するための影響係数を算出する。
【選択図】図2

Description

本発明は、クランク軸等の回転体(ワーク)の慣性主軸の位置を計測する、マスセンタリング方法及び装置に関する。
例えば自動車用エンジンに使用されるクランク軸のような、主として鋳造または鍛造で成形される回転体(ワーク)は、心出し工程にてその両端にセンターホールを形成した後、後工程で仕上加工およびバランス補正加工を行なうことによって製造される。センターホールは仕上加工およびアンバランス修正加工を行なう際の加工基準位置を示すための、一種のマーキングである。すなわち、回転体は仕上げ加工によってセンターホールを位置基準とする所定形状に加工されるとともに、アンバランス修正加工後は両センターホールを結ぶ直線とワークの慣性主軸が一致するようになる。
このようなセンターホールを加工するために、例えば特許文献1に開示されているようなマスセンタリング装置を用いる構成が考案されている。
上記公報記載の構成は、基台に対して振動可能になるようにばね支持された振動ブリッジを有する。この振動ブリッジ上には被検ワークを回転可能に把持する把持円盤と、この把持円盤及び把持円盤に把持された被検ワークを所定の回転速度で回転させるモータと、被検ワークを回転させたときの振動ブリッジの振動を少なくとも振動ブリッジ上の2箇所で計測する振動ピックアップと、を有する。さらに、上記公報記載の装置は、把持円盤による被検ワークの把持位置を変化させる手段を有し、把持位置を変化させることによって、被検ワークの軸心(被検ワークに対する装置の回転軸の位置)を変更することができる。フィードバック制御等を用いて振動ピックアップによる計測値が0となるように被検ワークの軸心を変化させる。この計測値が0となる時のワークの軸心が、被検ワークの慣性主軸である。
以上のように、従来のマスセンタリング装置においては、被検ワークの把持位置を変化させる手段と、振動ピックアップによる計測値が0となるように被検ワークの軸心を変化させる手段とを必要としていた。
また、振動ブリッジの振動から既知の方法で被検ワークのアンバランス量を求め、このアンバランス量から慣性主軸の位置を求める方法がある。しかしながら、アンバランス量から慣性主軸の位置を求めるには、被検ワークの質量や形状に基づいて演算を行う必要がある。この演算は、一般にワークの形状、質量分布に基づいて得られる複数の係数を用いて行われる。特に、クランク軸のような複雑な形状のワークの場合は、クランク軸を要素(クランクピン、クランクジャーナル、クランクアームなど)毎に分割してそのそれぞれの要素の形状・質量、及び要素同士の連結位置等が係数となる。被検ワークの慣性主軸の位置は、これらの係数と計測されたアンバランス量から解析的手法を用いて算出される。従って、アンバランス量から慣性主軸の位置を求める場合は、被検ワークの型ごとに形状、質量分布等の係数を正確に求め、さらにこの係数とアンバランス量から慣性主軸の位置を求める式を解析的手法を用いて求める必要があった。
特開昭64−434号公報
本発明は、上記の問題に鑑み、被検ワークの軸心を変化させる手段を必要とせず、また、被検ワークと同型のワークの形状、質量分布等を正確に測定して慣性主軸の位置を求める式を解析的手法を用いて求めずとも、被検ワークの慣性主軸の位置を算出可能な、マスセンタリング方法及び装置を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するため、請求項1に記載のマスセンタリング方法は、左右の偏心量が既知である第1の試験用ワークを所定の回転数で回転し、該偏心量によって生じた不釣り合いに基づく第1の計測値を計測し、左右の偏心量が既知であり且つその偏心量が第1のワークのものと異なる第2のワークを前記所定の回転数で回転し、該偏心量によって生じた不釣り合いに基づく第2の計測値を計測し、第1の計測値と第2の計測値に基づいて、被検ワークを前記所定の回転数で回転させることによって生じる被検ワークの不釣り合いに基づく第3の計測値から被検ワークの偏心量を算出するための影響係数を算出する。
第1及び第2の試験用ワーク、被検ワークの形状及び質量分布はほぼ等しいので、第3の計測値と影響係数のみを用いて被検ワークの慣性主軸の位置を特定可能であることは自明である。従って、請求項1に記載の発明によれば、被検ワークの軸心を変化させる手段を必要とせずに被検ワークの慣性主軸の位置を特定可能である。
以上のように、本発明によれば、被検ワークの軸心を変化させる手段を必要とせず、また、被検ワークと同型のワークの形状、質量分布等を正確に測定することなく、被検ワークの慣性主軸の位置を算出可能である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1に本発明の実施の形態の、回転体としてのクランク軸の慣性主軸の位置を測定する、クランク軸マスセンタリング装置1のブロック図を示す。
図1に示されるように、マスセンタリング装置1は、測定部100、演算部200、加工部300を有する。クランク軸は、まず測定部100に保持され、その慣性主軸の位置を測定するためのデータが得られる。得られたデータは演算部200に送られ、慣性主軸の位置が求められる。次いで、クランク軸は加工部300に送られ、その両端面の慣性主軸と交差する位置にセンターホールが加工形成される。クランク軸の測定部100への設置、および測定部1から加工部300へのクランク軸の移動は、搬送部400によって行われる。
図2は、測定部1の正面図である。なお、以下の説明においては、クランク軸の回転軸に略平行な水平方向をX軸、鉛直方向をY軸、X軸およびY軸に垂直な方向をZ軸と定義している。
測定部100の装置フレームは、ベース113と、テーブル115とから成っている。テーブル115は、ベース113とテーブル115の間に介設されたばね114a、114bによって略水平に弾性支持されている。なお、ばね114a、114bはZ軸方向に撓むことのできる板バネであり、従って、テーブル115はZ軸方向のみに変位可能である。
テーブル115の上面には鉛直上方に互いに平行な第1のテーブル側壁117aおよび第2のテーブル側壁117bが固定されている。第1のテーブル側壁117aおよび第2のテーブル側壁117bはほぼ剛体として機能する。第1のテーブル側壁117aには軸受116aが、また、第2のテーブル側壁117bには軸受116bがそれぞれ固定されている。軸受116a、116bには、尖った先端部を有するピン118a、118bが回転可能に貫入されている。ピン18a、18bの先端部は対向配置されている。
クランク軸Cの一端C10aと他端C10bの端面の略中心には、円錐形状の仮穴C11a、C11bが形成されている。この仮穴C11a、C11bにピン118a、118bの先端部を挿入することによって、クランク軸Cは回転可能に支持される。
また、ピン118aの他端(図2中左端)には、プーリ119が取り付けられている。プーリ119は、ベース113内に固定されたモータ102の回転軸102aに取り付けられた駆動プーリ120と、無端ベルト121を介して連結されている。従ってモータ102を駆動すると、このベルト−プーリ伝達系によって、ピン118aが回転するようになっている。
ピン118aの先端側には、ディスク122が固定されている。なお、ディスク122の中心軸とピン18aの回転軸とが一致するように、ディスク122はピン118aに取り付けられている。また、ディスク122のクランク軸Cと対抗する面上からは、ピン118aの回転軸に平行な方向にシャフト123が延びている。ピン118aを回転させると、ディスク122及びシャフト123もまたピン118aの回転軸を中心に回転するが、この時、シャフト123がクランク軸Cと接触しないよう、シャフト123はピン118aの回転軸から十分離れた位置に固定されている。
シャフト123には、ケレー(回し金)124が取り付けられている。図3は、ケレー124の形状を示したものである。ケレー124は、略台形状の板部材であり、その基部には係合孔124aが形成されている。係合孔124aにシャフト123が貫入されることによって、ケレー124はシャフト123に固定される。従って、ピン118aを回転すると、ケレー124もまたピン118aの回転軸周りに回転する。なお、本実施形態においては、モータ102を駆動すると、クランク軸Cが図2左側からクランク軸Cを見たときに時計回りとなる方向(以下この方向を「時計回り」と定義する)に回転するようになっている。
ケレー124にはアーム部124b、124cが形成されている。クランク軸Cがピン118a、118bによって保持されているときに、アーム部124b、124cのいずれか一方に1番クランクピンC1を係合させることが可能である。なお、アーム部124b、124cのどちらが第1クランクピンC1と係合するかは、ディスクの回転方向によって決まる。従って、クランクピン係合部124b、124cと1番クランクピンC1が係合しているときにモータ102を駆動してケレー124を回転させると、1番クランクピンC1にピン118aの回転中心軸を中心とする円周方向の力がケレー124から伝達され、クランク軸Cはピン118aの回転軸周りに回転する。
図2に示されるように、テーブル115の側面の所定位置には変位センサ126a、126bが備えられている。変位センサ126a、126bは、各変位センサが取り付けられた位置におけるテーブル115のZ軸方向の変位を測定するものである。変位センサ126a、126bは例えば速度検出器を用いた変位センサである。回転するクランク軸Cのアンバランスによって発生する遠心力とばね114a、114bの反発力によってテーブル115はZ軸方向に振動する。
クランク軸Cの一端にアンバランス成分が存在する場合、このアンバランス成分に基づく遠心力は、テーブル側壁117a、117bの双方に伝達される。クランク軸Cの一端で発生した遠心力がどのような配分でテーブル側壁117a、117bに伝達されるかは、クランク軸Cとテーブル側壁117a、117bの相対位置によって決まる。
同様に、クランク軸Cの他端にアンバランス成分が存在する場合、このアンバランス成分に基づく遠心力は、テーブル側壁117a、117bの双方に伝達される。クランク軸Cの他端で発生した遠心力がどのような配分でテーブル側壁117a、117bに伝達されるかは、クランク軸Cとテーブル側壁117a、117bの相対位置によって決まる。
次いで、第1のテーブル側壁117aに伝達された遠心力は、ばね114a及び114bに伝達される。第1のテーブル側壁117aに伝達された遠心力がどのような配分でばね114a及び114bに伝達されるかは、第1のテーブル側壁117aとばね114a及び114bの相対位置によって決まる。また、同様に、第2のテーブル側壁117bに伝達された遠心力も、ばね114a及び114bに伝達される。第2のテーブル側壁117aに伝達された遠心力がどのような配分でばね114a及び114bに伝達されるかは、第2のテーブル側壁117bとばね114a及び114bの相対位置によって決まる。
変位センサ126a、126bの出力、すなわち、変位センサ126a、126bの設置位置におけるテーブル115の変位量は、ばね114a及び114bに伝達された遠心力、ばね114a及び114bのばね定数、ばね114a及び114bに対する変位センサ126a、126bの相対位置によって決まる。
本実施形態においては、同一の型のクランク軸の計測を行う限り、クランク軸Cとテーブル側壁117a、117bの相対位置、テーブル側壁117a、117bとばね114a、114bの相対位置、ばね114a及び114bのばね定数、ばね114a及び114bに対する変位センサ126a、126bの相対位置は変らない。従って、クランク軸の左端に第1の遠心力ベクトルPaが、また右端に第2の遠心力ベクトルPbが発生している場合、発生した遠心力と変位センサ126a、126bの出力Oa、Obの間には、数1に従う関係が成立する。
Figure 2005308644
なお、Paz、Pbzは、それぞれPa、PbのZ軸方向成分である。
λ1、λ2、λ3、λ4は、クランク軸Cとテーブル側壁117a、117bの相対位置、テーブル側壁117a、117bとばね114a、114bの相対位置、ばね114a及び114bのばね定数、ばね114a及び114bに対する変位センサ126a、126bの相対位置によって決まる定数である。すなわち、λ1、λ2、λ3、λ4は、測定部100の構成及びクランク軸Cの型が変らない限り一定である。
図4に演算部200のブロック図を示す。変位センサ126a、126bには、それぞれ増幅回路209a、209bを介してフィルタ214aおよび214bが接続されている。フィルタ214aおよび214bは、入力されたアナログ信号のノイズを低減する。
各フィルタ214a、214bの出力側は、それぞれA/D変換器215a、215bを介してコントローラ216のCPUデータバス223に接続される。A/D変換器215aはノイズが低減されたアナログ信号をA/D変換してクランク軸Cの回転軸の一端C10a(図2)での初期信号Waを作りだす。同様に、フィルタ214bは、ノイズが低減されたアナログ信号をA/D変換してクランク軸Cの回転軸の他端C10b(図2)での初期信号Wbを作りだす。
各A/D変換器215a、215bの出力側は、それぞれコントローラ216のCPUデータバス223に接続される。この結果、A/D変換器215a、215bの出力から出力された初期信号Wa、Wbは、コントローラ216で読み込み可能となる。
コントローラ216に読込まれた初期信号Wa、Wbは、CPU220によって処理され、初期信号Wa、Wbのそれぞれについての初期データが得られる。本実施形態による初期データは、1番クランクピンC1(図2)を基準とする位相θの変化に応じて整理されたデータ群Wa(θ)、Wb(θ)として示される。位相θは、1番クランクピンC1の位置を検出するセンサD(図2)によって検出される。
以上求めたデータ群Wa(θ)、Wb(θ)を用いて、CPU220は、クランク軸Cの一端マスセンタリング作業のための慣性主軸の位置の計測が行われる。
慣性主軸と回転軸との間にずれがあるクランク軸を回転させたときに、クランク軸の左右両端に発生する遠心力ベクトルPa、Pbは、慣性主軸からピン118aへの変位量ベクトルUa(xa, ya)、慣性主軸からピン118bへの変位量ベクトルUb(xb, yb)、クランク軸の形状及びその質量分布によって決まる。同一の型のクランク軸の計測を行っている限り、Pa、Pb、Ua、Ubの間には、数2の関係が成立する。
Figure 2005308644
κ1、κ2、κ3、κ4は、クランク軸の形状及びその質量分布によって決まる定数である。すなわち、κ1、κ2、κ3、κ4は、測定部100の構成及びクランク軸Cの型が変らない限り一定である。
従って、数1及び数2から、数3のようにベクトルA、B、2次元行列Nを定義すると、A、B、Ua、Ubの間には、数4のような関係が成立する。なお、数3においては、Wa(θ)の最大値をWam、その時の角度をθam、Wb(θ)の最大値をWb1m、その時の角度をθbmと定義している。
Figure 2005308644
Figure 2005308644
ν1、ν2、ν3、ν4は、クランク軸Cとテーブル側壁117a、117bの相対位置、テーブル側壁117a、117bとばね114a、114bの相対位置、ばね114a及び114bのばね定数、ばね114a及び114bに対する変位センサ126a、126bの相対位置、クランク軸の形状及びその質量分布によって決まる定数である。すなわち、ν1、ν2、ν3、ν4は、測定部100の構成及びクランク軸Cの型が変らない限り一定である。
従って、係数ν1、ν2、ν3、ν4(影響係数)をあらかじめ求めることによって、xa、ya、xb、ybを求めることができる。以下、この影響係数の算出方法に付き詳説する。
影響係数の算出には、不釣り合い成分を極力除去したクランク軸である、マスターワークを使用する。図5−7に、マスターワークの一例を示す。なお、マスターワーク自身、及びマスターワークを構成する各部位について、図1に記載のクランク軸Cと同様のものについては、同一の符号が付与されている。
図5は、マスターワークCの正面図である。また、図6、図7は、それぞれマスターワークCの一端C10a側と他端C10b側の側面図を示したものである。図5−図7に示されているように、マスターワークCの一端C10aと他端C10bの端面の中心には、それぞれボスを取り付ける為の係合孔C12a、C12bが形成されている。
図8は、係合孔C12a、C12bに夫々貫入されるボス500の斜視図である。図8に示されるように、ボス500は円柱形状の部材であり、その外径は、係合孔C12a、C12bの外径とほぼ等しく、その差は数μm程度である。また、ボス500の一方の端面には、円錐形状の凹部510が形成されている。この凹部510の頂角は、ピン118a、118bの先端部の頂角とほぼ等しい。従って、係合孔C12a、C12bにボス500を貫入することによって、マスターワークはピン118a、118bによって保持可能となり、またその時のマスターワークCの回転軸は、係合孔C12a、C12bに取り付けられたボス500の凹部510の頂点同士を結んだ直線である。
本実施形態においては、マスターワーク100と、「無偏心ボス」「偏心ボス」の二種類のボスを用いて、影響係数を算出する。
「無偏心ボス」とは、凹部510の頂点がボスの中心軸上にあるものである。すなわち、マスターワークCの係合孔C12a、C12bの両方に無偏心ボスを取り付け、このマスターワークを測定部100に取り付けて回転させた場合、マスターワークの慣性主軸とマスターワークの回転軸とは完全に一致する。
一方、「偏心ボス」とは、凹部510の頂点がボスの中心軸から所定量(本実施形態においては500μm)偏心しているものである。従って、係合孔C12a、C12bに偏心ボスを取り付けることによって、一端C10aと他端C10bのいずれか、または双方に500μm偏心したクランク軸を構成することができる。
以上のマスターワーク100、およびボス500を用いた、影響係数の計測手順を以下に示す。
最初に、係合孔C12a、C12bの両方に無偏心ボスを取り付け、このマスターワークを測定部100に取り付け、次いでマスターワークを所定の回転速度で回転させる。この時得られた初期データWa(θ)、Wb(θ)が0になるように、センサ126a、126bの調整を行う。
次いで、係合孔C12aに偏心ボス、係合孔C12bに無偏心ボスを取り付ける。なお、この時、偏心ボスの凹部510の頂点がどの方向に偏心しているかを計測しておく。この偏心方向(マスターワークの慣性主軸から第1クランクピンC1に向かう方向を基準とした方向)を例えばθ1とする。例えば、θ1=0の時、偏心ボスの凹部510の頂点がマスターワークの慣性主軸から第1クランクピンC1に向かう方向に500μm偏心した位置に偏心ボスの凹部510の頂点が配置されていることになる。また、θ1=π/2の時、偏心ボスの凹部510の頂点が、マスターワークの慣性主軸を中心に第1クランクピンC1から時計回りに90°回転した方向に500μm偏心した位置に偏心ボスの凹部510の頂点が配置されていることになる。換言すれば、偏心方向がθ1である場合、マスターワークの慣性主軸は、偏心ボスの凹部510の頂点から−θ1の方向に500μm離れた点を通過する。このマスターワークを測定部1に取り付け、次いでマスターワークを所定の回転速度(マスターワークの両端に無偏心ボスを取り付けたときと同一の速度)で回転させる。この時得られた初期データWa(θ)、Wb(θ)を、それぞれWa1(θ)、Wb1(θ)とする。
次いで、係合孔C12aに無偏心ボス、係合孔C12bに偏心ボスを取り付ける。なお、この時、偏心ボスの凹部510の頂点がどの方向に偏心しているかを計測しておく。この偏心方向(マスターワークの慣性主軸から第1クランクピン101に向かう方向を基準とした方向)を例えばθ2とする。このマスターワークを測定部1に取り付け、次いでマスターワークを所定の回転速度(マスターワークの両端に無偏心ボスを取り付けたときと同一の速度)で回転させる。この時得られた初期データWa(θ)、Wb(θ)を、それぞれWa2(θ)、Wb2(θ)とする。
次いで、Wa1(θ)の最大値Wa1mおよびその時の角度θa1m、Wb1(θ)の最大値Wb1mおよびその時の角度θb1m、Wa2(θ)の最大値Wa2mおよびその時の角度θa2m、Wb2(θ)−Wb0(θ)の最大値Wb2mおよびその時の角度θb2mを演算する。さらに、Wa1m、θa1m、Wb1m、θb1m、Wa2m、θa2m、Wb2m、θb2mから、数5を用いてベクトル量A1、B1、A2、B2を算出する。
Figure 2005308644
ここで、数4のA、B、xa、ya、xb、ybに、A1、B1、500cosθ1[μm]、500sinθ1[μm]、0、0を、それぞれ代入し、さらに数4の両辺に、数6に示されるNの逆行列N−1をかけると数7が得られる。
Figure 2005308644
Figure 2005308644
また、数4のA、B、xa、ya、xb、ybに、A2、B2、0、0、500cosθ2[μm]、500sinθ2[μm]を、それぞれ代入し、さらに数4の両辺に、数6に示されるNの逆行列N−1をかけると数8が得られる。
Figure 2005308644
次いで、数7と数8を連立させてν1、ν2、ν3、ν4を求める。なお、数7及び8から、θ1=θa1m=θb1m、θ2=θa2m=θb2mであるのは自明である。従って、ν1、ν2、ν3、ν4は数9のようになる。
Figure 2005308644
以上の手順により、クランク軸の慣性主軸の位置を計測するための影響係数ν1、ν2、ν3、ν4が求められる。
上記のクランク軸マスセンタリング装置を用いたクランク軸の慣性主軸の位置の計測手順を以下に説明する。
最初に、クランク軸Cに仮穴C11a、C11bを形成する(図2)。次いで、仮穴C11aにピン118aを、仮穴C11bにピン118bをそれぞれ係合させ、測定部100がクランク軸Cを保持する。
次いで、所定の回転速度(係数算出時にマスターワークを回転させたときと同一の速度)でクランク軸Cを時計回りに回転させ、初期データWa(θ)、Wb(θ)を計測する。この初期データと係数から、数4を用いて、ベクトルUa、Ubを算出する。ベクトルUaは、クランク軸Cの慣性主軸とクランク軸Cの左端C10aとが交差する点から仮穴C11aに向かうベクトルである。同様に、ベクトルUbは、クランク軸Cの慣性主軸とクランク軸Cの右端C10bとが交差する点から穴C11bに向かうベクトルである。従って、クランク軸Cの慣性主軸は、仮穴C11aからベクトル−Uaだけ移動した点と、穴C11bからベクトル−Ubだけ移動した点とを結ぶ線分である。
従って、本実施形態によれば、クランク軸Cの一端C10aおよび他端C10bの中心を原点とする、クランク軸Cの慣性主軸の位置を求めることが可能となる。
本発明の実施の形態の、回転体としてのクランク軸の慣性主軸の位置を測定する、クランク軸マスセンタリング装置のブロック図である。 本発明の実施の形態のクランク軸マスセンタリング装置の測定部の正面図である。 本発明の実施の形態の、クランク軸を回転させるケレーの形状を示したものである。 本発明の実施の形態のクランク軸マスセンタリング装置演算部のブロック図である。 本発明の実施の形態のマスターワークの正面図である。 本発明の実施の形態のマスターワークの一端側の側面図である。 本発明の実施の形態のマスターワークの他端側の側面図である。 本発明の実施の形態のマスターワークの両端の係合孔に貫入されるボスの斜視図である。
符号の説明
1 マスセンタリング装置
100 測定部
102 モータ
113 ベース
114a、114b ばね
115 テーブル
116a、116b 軸受
117a、117b テーブル側壁
118a、118b ピン
119 プーリ
123 シャフト
124 ケレー
126a、26b 変位センサ
200 演算部
300 加工部
500 ボス
C クランク軸
C11a、C11b 仮穴
C12a、C12b 係合孔

Claims (14)

  1. 回転体である被検ワークの偏心量を計測するマスセンタリング方法であって、
    左右の偏心量が既知である第1の試験用ワークを所定の回転数で回転し、該偏心量によって生じた不釣り合いに基づく第1の計測値を計測し、
    左右の偏心量が既知であり、且つその偏心量が第1のワークのものと異なる第2のワークを前記所定の回転数で回転し、該偏心量によって生じた不釣り合いに基づく第2の計測値を計測し、
    該第1の計測値と該第2の計測値に基づいて、該被検ワークを前記所定の回転数で回転させることによって生じる該被検ワークの不釣り合いに基づく第3の計測値から該被検ワークの偏心量を算出するための影響係数を算出する、
    ことを特徴とする、マスセンタリング方法。
  2. 前記第1、第2、及び第3の計測値は、該第1及び第2の試験用ワーク及び該被検ワークを回転可能に支持する軸受が固定され、且つ弾性支持されたテーブルの所定の二箇所の変位を計測することによって得られたものであることを特徴とする、請求項1に記載のマスセンタリング方法。
  3. 前記第1、第2、及び第3の計測値は、該テーブルに該第1及び第2の試験用ワーク及び該被検ワークを設置したときの該テーブルの所定の二箇所の位置を原点とする、該テーブルの所定の二箇所それぞれの変位の該第1及び第2の試験用ワーク及び該被検ワークの回転軸に垂直な所定方向成分の最大値をベクトル長さとし、該変位が最大値を取ったときの該第1及び第2の試験用ワーク又は該被検ワークの回転軸周りの位相をベクトルの方向とするベクトル量であることを特徴とする、請求項2に記載のマスセンタリング方法。
  4. 前記第1の計測値の該テーブルの所定の二箇所の一方でのベクトルをA1、他方でのベクトルをB1とし、
    該第1の試験用ワークの左側の偏心量ベクトルをUa1、右側の偏心量ベクトルをUb1とし、
    前記第2の計測値の該テーブルの所定の二箇所の一方でのベクトルをA2、他方でのベクトルをB2とし、
    該第1の試験用ワークの左側の偏心量ベクトルをUa2、右側の偏心量ベクトルをUb2とし、
    Ua1=ν1×A1 + ν2×B1
    Ub1=ν3×A1 + ν4×B1
    Ua2=ν1×A2 + ν2×B2
    Ub2=ν3×A2 + ν4×B2
    を解いて影響係数ν1、ν2、ν3、ν4を算出し、
    前記第3の計測値の該テーブルの所定の二箇所の一方でのベクトルA、他方でのベクトルBから、該被検ワークの左側の偏心量ベクトルUa、右側の偏心量ベクトルUbを、
    Ua=ν1×A + ν2×B
    Ub=ν3×A + ν4×B
    を用いて算出することを特徴とする、請求項3に記載のマスセンタリング方法。
  5. 該テーブルは、前記所定方向のみに変位可能となるように支持されていることを特徴とする、請求項3または請求項4のいずれかに記載のマスセンタリング方法。
  6. 該第1の試験用ワークは、左右不釣り合い量が0と見なせるマスターワークの一端の中心に偏心量が第1の値である第1のボスを取り付け、且つ該マスターワークの他端の中心に偏心量が第2の値である第2のボスを取り付けたものであり、
    該第2の試験用ワークは、該マスターワークの一端の中心に該第2のボスを取り付け、且つ該マスターワークの他端の中心に該第1のボスを取り付けたものである、
    ことを特徴とする、請求項1から請求項5のいずれかに記載のマスセンタリング方法。
  7. 該第1の値は0であることを特徴とする、請求項6に記載のマスセンタリング方法。
  8. 回転体である被検ワークの偏心量を計測するマスセンタリング装置であって、
    該被検ワークを所定の回転軸周りに回転可能に支持する支持手段と、
    該被検ワークを所定の回転数で回転させる回転手段と、
    前記保持手段と一体となっているテーブルと、
    前記テーブルを少なくとも該回転軸に垂直な所定方向に振動可能に弾性支持するばねと、
    前記テーブルの第1の箇所及び第2の箇所の変位を計測するセンサと、
    左右の偏心量が既知である第1の試験用ワークを前記所定の回転数で回転したときの前記センサの計測結果である第1の計測値と、左右の偏心量が既知であり且つその偏心量が第1のワークのものと異なる第2のワークを前記所定の回転数で回転したときの前記センサの計測結果である第2の計測値に基づいてあらかじめ算出された影響係数と、被検ワークを前記所定の回転数で回転したときの前記センサの計測結果である第3の計測値から該被検ワークの左右の偏心量を算出する、演算手段と、
    を有することを特徴とする、マスセンタリング装置。
  9. 前記第1、第2、及び第3の計測値は、前記テーブルに該第1及び第2の試験用ワーク及び該被検ワークを設置したときの前記テーブルの前記第1及び第2の箇所の位置を原点とする、該テーブルの前記第1及び第2の箇所それぞれの変位の該所定方向成分の最大値をベクトル長さとし、該変位が最大値を取ったときの該回転軸周りの位相をベクトルの方向とするベクトル量であることを特徴とする、請求項8に記載のマスセンタリング装置。
  10. 前記第1の計測値の前記第1の箇所でのベクトルをA1、前記第2の箇所でのベクトルをB1とし、
    該第1の試験用ワークの左側の偏心量ベクトルをUa1、右側の偏心量ベクトルをUb1とし、
    前記第2の計測値の前記第1の箇所でのベクトルをA2、前記第2の箇所でのベクトルをB2とし、
    該第1の試験用ワークの左側の偏心量ベクトルをUa2、右側の偏心量ベクトルをUb2とし、
    Ua1=ν1×A1 + ν2×B1
    Ub1=ν3×A1 + ν4×B1
    Ua2=ν1×A2 + ν2×B2
    Ub2=ν3×A2 + ν4×B2
    を解いて影響係数ν1、ν2、ν3、ν4を算出し、
    前記第3の計測値の前記第1の箇所でのベクトルA、前記第2の箇所でのベクトルBから、該被検ワークの左側の偏心量ベクトルUa、右側の偏心量ベクトルUbを、
    Ua=ν1×A + ν2×B
    Ub=ν3×A + ν4×B
    を用いて算出することを特徴とする、請求項9に記載のマスセンタリング方法。
  11. 該テーブルは、前記所定方向のみに変位可能となるように支持されていることを特徴とする、請求項8から請求項10のいずれかに記載のマスセンタリング方法。
  12. 前記支持手段は、該被検ワークの左右両端に形成された穴のそれぞれに挿入されるピンと、前記ピンを回転可能に支持する軸受と、を有することを特徴とする、請求項8から請求項11のいずれかに記載のマスセンタリング装置。
  13. 該第1の試験用ワークは、左右不釣り合い量が0と見なせるマスターワークの一端の中心に偏心量が第1の値である第1のボスを取り付け、且つ該マスターワークの他端の中心に偏心量が第2の値である第2のボスを取り付けたものであり、
    該第2の試験用ワークは、該マスターワークの一端の中心に該第2のボスを取り付け、且つ該マスターワークの他端の中心に該第1のボスを取り付けたものであり、
    前記ピンを該第1及び第2のボスに係合させることによって該第1及び第2の試験用ワークは前記支持手段に支持される、
    ことを特徴とする、請求項12に記載のマスセンタリング装置。
  14. 該第1の値は0であることを特徴とする、請求項13に記載のマスセンタリング装置。
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