JP4119302B2 - 回転バランス測定装置、並びに、そのキャリブレーション方法及び診断方法 - Google Patents

回転バランス測定装置、並びに、そのキャリブレーション方法及び診断方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、回転体の動的不釣り合いを測定する回転バランス測定装置、並びに、その装置の較正方法及び診断方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
動的不釣り合いを有する回転体は、回転させた場合に振動する。このとき生じた振動の振幅と位相を検出すれば、その回転体の動的不釣り合いを算出することが可能である。
【0003】
回転体の振動は、一般に振動ピックアップにより検出される。この振動ピックアップの感度特性は周囲温度によって変化する。また、回転体を保持している回転バランス測定装置の振動特性も周囲温度によって変化する。このため、回転バランス測定装置の較正を定期的に行わなければ、回転体の動的不釣り合いを正確に求めることはできない。
【0004】
一般に、回転バランス測定装置の較正は、動的不釣り合いのない基準回転体(マスターワーク)に重量が既知の錘を取り付けた上で、この基準回転体の動的不釣り合いを回転バランス測定装置で測定することにより行われる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
このように、回転バランス測定装置では、その較正の度に、使用する基準回転体に錘を取り付けることが必要であった。このような作業は自動化することが難しかったため、較正には時間と人手とを必要としていた。特に、複数のバランス面で回転体の振動を測定する回転バランス装置では、一つのバランス面にのみ錘を取り付けた状態で回転体を回転させ、振動を測定するという作業を各バランス面について行うため、錘の取り付け取り外しの作業が多く、較正に要する時間が特に多かった。
【0006】
一方、回転バランス装置の構造に異常が生じ、回転体の振動が振動ピックアップまで正常に伝達されなくなると、回転体の動的不釣り合いを正確に測定できなくなる。このため、回転バランス装置では、回転体の振動が振動ピックアップまで正常に伝達されているか否かを自動的に診断する手段が求められていた。
【発明の目的】
上述した事情に鑑み、本発明は、較正が容易な回転バランス測定装置を提供することを目的とする。また、本発明は、測定対象となっている回転体の振動が振動ピックアップまで正常に伝達されているか否かを容易に診断できる回転バランス測定装置を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明によれば、回転体の回転バランスを測定する回転バランス測定装置が回転バランスを求める際に用いる係数を算出する回転バランス測定装置のキャリブレーション方法であって、回転バランス測定装置に取り付けられており、動的不つり合いを有さない基準回転体を回転させる回転ステップと、既知重量の錘を取り付けられて回転している状態と等価の振動状態に基準回転体がなるように、基準回転体の回転中に基準回転体を加振する加振ステップと、基準回転体の加振中に、基準回転体の振動を検出する振動ピックアップの出力信号から係数を演算する係数演算ステップとを有する方法が提供される。この方法によれば、基準回転体を加振することにより、基準回転体に錘を取り付けたときと同様の振動を与えることができるため、錘を基準回転体に着脱するという作業を行うことなく、キャリブレーションを容易に行うことができる。
【0008】
また、本発明によれば、回転バランス測定装置が正常であるかを診断する回転バランス測定装置の診断方法であって、回転バランス測定装置に取り付けられており、動的不つり合いを有さない基準回転体を回転させる回転ステップと、既知重量の錘を取り付けられて回転している状態と等価の振動状態に基準回転体がなるように、基準回転体の回転中に基準回転体を加振する加振ステップと、基準回転体の振動を検出する振動ピックアップが、基準回転体の加振中に出力する比較信号と、基準回転体に錘を取り付けて回転させたときに出力する基準信号とを比較し、得られた比較結果から回転バランス測定装置が正常であるかどうかを判定する故障判定ステップと、を有する方法が提供される。
【0009】
上記方法では、基準信号と、基準回転体の加振中に振動ピックアップが出力する信号とが著しく異なっていれば、回転体から振動ピックアップまでの振動伝達系に異常があると判断される。上記方法では、基準回転体の回転中に、基準回転体が、既知重量の錘を取り付けて回転させた状態と等価の振動状態となるように基準回転体を加振することにより、診断中に基準回転体に錘を着脱する必要性をなくし、これにより容易に診断を実施できるようにしている。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1および図2にそれぞれ本発明の実施の形態の、回転体のバランスを測定する、バランス測定装置の測定部の正面図および側面図を示す。なお、以降の記載においては図1中上下方向をY軸方向、前記上下方向と回転体の回転軸方向の双方に垂直な方向をX軸方向と定義する。
【0011】
バランス測定装置の測定部1の装置フレームは、ベース13と、ベース13から鉛直上方に延びる複数のばね14と、それらばね14に支えられたテーブル15とから成っている。テーブル15の下面には駆動シャフト用軸受12aおよび12bが取り付けられている。駆動シャフト5はこの駆動シャフト用軸受12aおよび12bに回転可能に支持される。また、図2に示されるように、ベース13のX軸方向両端からは鉛直上方にほぼ剛体と見なすことのできる第1の側壁13a(図2中左側)および第2の側壁13bが延出している。
【0012】
ベース13にはモータ2が取り付けられている。モータ2の駆動軸2aにはプーリ3が取り付けられている。一方、駆動シャフト5の一端には第1のプーリ6が取り付けられており、この第1のプーリ6とモータ2の駆動軸2aに取り付けられたプーリ3とには第1の無端ベルト4が渡されており、モータ2を駆動することにより駆動シャフト5を第1の無端ベルト4を介して回転駆動することができる。
【0013】
また、テーブル15の上面から鉛直上方に互いに平行な第1のテーブル側壁17aおよび第2のテーブル側壁17bが固定されている。第1のテーブル側壁17aおよび第2のテーブル側壁17bはばね14のばね定数と比べてきわめて高い剛性を有する剛体である。第1のテーブル側壁17aには従動シャフト用軸受16aおよび16cが、また、第2のテーブル側壁17bには従動シャフト用軸受16bおよび16dがそれぞれ固定されている。なお、図1には従動シャフト用軸受16aおよび16bのみ記載されており、従動シャフト用軸受16cおよび16dはそれぞれ従動シャフト用軸受16aおよび16bの図1中奥側に配置されている。従動シャフト用軸受16a、16b、16c、16dはそれぞれ従動シャフト10a、10b、10c、10d(図1には10a、10bのみ記載)を回転可能に支持する。
【0014】
従動シャフト10a、10b、10c、10dの一端にはそれぞれプーリ9a、9b、9c、9dが取り付けられている。また、駆動シャフト5の一端のプーリ6に隣接した箇所および駆動シャフト5の他端には第2のプーリ7aおよび7bが取り付けられている。第2のプーリ7aと従動シャフト10aに取り付けられたプーリ9aおよび従動シャフト10cに取り付けられたプーリ9c、第2のプーリ7bと従動シャフト10bに取り付けられたプーリ9bおよび従動シャフト10dに取り付けられたプーリ9dにはそれぞれ第2の無端ベルト8aおよび8bが渡されている。従って、駆動シャフト5の回転すると、その動力が第2の無端ベルト8aを介して従動シャフト10a及び10cに伝達され、この結果、従動シャフト10a及び10cが回転する。また、駆動シャフト5からの動力は、第2の無端ベルト8bを介して従動シャフト10bおよび10dにも伝達され、この結果、従動シャフト10b及び10dも回転する。
【0015】
従動シャフト10a、10b、10c、10dの他端にはそれぞれローラ11a、11b、11c、11dが取り付けられている。ローラ11a、11cの上には回転体100の回転軸の一端110aが、またローラ11b、11dの上には回転体100の回転軸の他端110bがそれぞれ載置される。回転体100はこのローラ11a、11b、11c、11dの回転に従動して回転する。即ち、モータ2を駆動することによって回転体100を回転することができる。
【0016】
回転体の他端110bには、キー溝102が形成されている。また、測定部1には、さらに、キー溝102を検出するためのセンサDが配置されている。
【0017】
また、図1および図2に示されるように、ベース13の第1の側壁13aとテーブル15との間には振動ピックアップVDLおよびVDRが取り付けられている。動的不つり合いを有するクランク軸100は、回転すると振動する。本実施形態のクランク軸バランス測定装置では、クランク軸100の振動が、ローラ11a、11b、11c、11d、第1及び第2のテーブル側壁17a、17b等を介しテーブル15に伝達される。振動ピックアップVDL及びVDRは、回転しているクランク軸100からテーブル15に伝達された振動を検出する。換言すれば、振動ピックアップVDLおよびVDRは、回転するクランク軸100がローラ11a、11b、11c、11dに加える負荷の変動を検出する。
【0018】
振動ピックアップVDLおよびVDRはそれぞれ回転体100の回転軸に垂直な2成分(X軸方向およびY軸方向)の加速度を計測可能な加速度センサである。振動ピックアップVDLは第1のテーブル側壁17aと同じXY平面上に、また振動ピックアップVDRは第2のテーブル側壁17bと同じXY平面上に取り付けられている。
【0019】
また、ベース13の第2の側壁13bとテーブル15との間には圧電アクチュエータVLおよびVRが取り付けられている。圧電アクチュエータVLは第1のテーブル側壁17aと同じXY平面上に、また圧電アクチュエータVRは第2のテーブル側壁17bと同じXY平面上に取り付けられている。圧電アクチュエータは印加される電圧の大きさに応じて変位する部材であり、従って圧電アクチュエータVLおよびVRに入力する信号を制御することにより、テーブル15を自在に加振することができる。
【0020】
図3に本発明の実施の形態のバランス測定装置の制御部のブロック図を示す。前述のセンサDの出力部は、コントローラ216のI/Oポート219に接続される。
【0021】
圧電アクチュエータVLの信号入力端子にはD/A変換器212Lおよび213Lが接続されている。同様に、圧電アクチュエータVRの信号入力端子にはD/A変換器212Rおよび213Rが接続されている。D/A変換器212Lおよび213L、212Rおよび213Rはそれぞれコントローラ216のI/Oポート219と接続されており、コントローラのCPU220は回転体100の回転に同期してデジタル加振データをこれらのD/A変換器に送信する。D/A変換器212Lおよび213L、212Rおよび213Rはこれらのデジタル加振データを変換することによって、回転体の所定位置に所定重量のウェイトを取り付けた状態と等価となるように回転体を加振するための加振信号であるアナログ加振信号DLXおよびDLY、DRXおよびDRYを生成する。なお、CPU220によるデジタル加振データ生成方法については後述する。
【0022】
アナログ加振信号DLXおよびDRXはX軸方向の振動制御信号であり、アナログ加振信号DLYおよびDRYはY軸方向の振動制御信号である。圧電アクチュエータVLはアナログ加振信号DLXを受けてX軸方向にテーブル15を加振し、アナログ加振信号DLYを受けてY軸方向にテーブル15を加振する。同様に、圧電アクチュエータVRはアナログ加振信号DRXを受けてX軸方向にテーブル15を加振し、アナログ加振信号DRYを受けてY軸方向にテーブル15を加振する。従って、テーブル15が加振されているとき、振動ピックアップVDL、VDRが出力する振動は、回転体100にウエイトを取り付けて回転させたときに発生する振動と等価なものとなる。
【0023】
振動ピックアップVDL、VDRには、それぞれ増幅回路209L、209Rを介してA/D変換器214Lおよび214Rが接続されている。A/D変換器214Lは、入力されたアナログ信号をA/D変換して回転体100の回転軸の一端110a(図1)での振動を表すデジタル振動信号WLXおよびWLYを作りだす。同様に、A/D変換器214Rは、入力されたアナログ信号をA/D変換して回転体100の回転軸の他端110b(図1)での振動を表すデジタル振動信号WRXおよびWRYを作りだす。
【0024】
各A/D変換器214L、214Rの出力側は、それぞれデジタル・フィルタ215L、215Rを介してコントローラ216のCPUデータバス223に接続される。A/D変換器214L、214Rでデジタル変換された振動信号WLX、WLY、WRX、WRYは、デジタル・フィルタ215L、215Rでノイズを低減された後、CPUデータバス223に送られる。これにより、CPU220がデジタル振動データWLX、WLY、WRX、及びWRLを読み込むことができるようになる。
【0025】
CPU220は、デジタル振動信号WLX、WLY、WRX、WRYより、回転体の動的不つり合いを表すベクトルULとURとを求める。ここで、ベクトルUL及びURは、回転体本体111の最も第1のテーブル側壁17a側の端部111Lおよび最も第2のテーブル側壁17b寄りの端部111Rのそれぞれに定義される修正面(回転体の回転軸に垂直な面)における回転体の動的不つり合いを表す。ベクトルUL(UR)の大きさは回転体本体111の端部111L(11R)に取り付けるべきバランス補正用ウエイトの重量と、バランス補正用ウエイトの取り付け位置から回転体の回転中心までの距離との積に等しく、その位相は、バランス補正用ウエイトを取り付けるべき位置の位相と逆の位相となっている。
【0026】
また、CPU220は、デジタル振動信号WLX、WLY、WRX、WRYのそれぞれについて、センサDによって検出された回転体100のキー溝102の位置を基準とする位相θを引数とする関数WLX(θ)、WLY(θ)、WRX(θ)、WRY(θ)を求める。WLX(θ)、WLY(θ)、WRX(θ)、WRY(θ)のθに対する変動は回転体100の偏心によるものである。従って、WLX(θ)およびWLY(θ)はXY平面上を回転するベクトルの成分を示す。θの値に関わらずWLX(θ)およびWLY(θ)によって決定されるベクトルの大きさは一定である。このことは、WRX(θ)、WRY(θ)についても同様である。いま、θ=0の時にWLX(θ)およびWLY(θ)によって表されるベクトルをVWL、WRX(θ)およびWRY(θ)によって表されるベクトルをVWRとすると、ベクトルVWL、VWRからは、数1を用いて回転体の動的不つり合いUL、URを求めことができる。
【0027】
【数1】
Figure 0004119302
ここで、係数α11、α12、α21、α22は、後述するバランス測定装置のキャリブレーションによって求められる。
【0028】
次に、本実施形態のバランス測定装置の動作について説明する。本実施形態にのバランス測定装置では、はじめに、キャリブレーション、つまり、数1の係数α11、α12、α21、α22の値を定めるときに用いる加振データの計測が行われる。なお、キャリブレーション用の加振データの計測は回転体の型式ごとに1回行えばよく、得られた加振データは同一の型式の回転体のバランスを計測する場合のキャリブレーションに継続的に利用され、キャリブレーションごとに加振データを測りなおす必要は無いことは言うまでもない。
【0029】
上記キャリブレーション用の加振データの計測には基準回転体と、既知の重量Wを有するウエイトを用いる。基準回転体とは、バランス測定(動的不つり合い測定)をすべき回転体と同じ型式でバランス(動的不つり合い)が調整済みの回転体である。
【0030】
最初に、ウエイトが取り付けられていない基準回転体を本実施形態のバランス測定装置に備え、そのバランス測定を行い、そのときの測定結果WLX(θ)、WLY(θ)、WRX(θ)、WRY(θ)が常に0となるように増幅回路209R、209Lの調整を行う。
【0031】
次いで、既知重量のウエイトを回転体本体111の端部111Lの外縁の所定位置に取り付ける。本実施形態の場合、ウエイトは基準回転体のキー溝102と同位相の位置に取り付けられる。この状態で、基準回転体のバランス測定が再度行われる。この時の測定結果WLX(θ)、WLY(θ)、WRX(θ)、WRY(θ)はそれぞれデジタル加振データ(L) LDWDLX(θ)、LDWDLY(θ)、LDWDRX(θ)、LDWDRY(θ)としてメモリ222に保存される。
【0032】
次に、既知重量のウエイトを回転体本体111の端部111Lから外し、回転体本体111の端部111Rの外縁の所定位置に取り付ける。本実施形態では、このときも、ウエイトを基準回転体のキー溝102と同位相の位置に取り付ける。次いで、基準回転体のバランス測定を再度行う。この時の測定結果WLX(θ)、WLY(θ)、WRX(θ)、WRY(θ)はそれぞれデジタル加振データ(R) RDWDLX(θ)、RDWDLY(θ)、RDWDRX(θ)、RDWDRY(θ)としてメモリ222に保存される。
【0033】
以上で、キャリブレーション用の加振データの計測が終了する。取得された加振データは、以下に説明するバランス測定装置の故障診断と、キャリブレーションに利用される。
【0034】
まず、加振データを利用したバランス測定装置の故障診断について説明する。故障診断では、最初に、上記既知重量のウエイトを取り付けていない基準回転体をローラ11a、11b、11c、11d上に載置し、ついで基準回転体を回転させる。
【0035】
基準回転体が回転している間、センサDは、基準回転体のキー溝102を検出する度に(キー溝102がセンサDの前に来る度に)、パルス信号WKを出力する。このパルス信号WKは、コントローラ216のI/Oポート219に入力される。CPU220は、パルス信号WKの発生時間から基準回転体の回転角(位相)θを、またパルス間隔から基準回転体の回転速度Nをそれぞれ検出する。
【0036】
基準回転体の回転速度Nが測定可能な範囲になると、センサDで検出した基準回転体の位相θと回転速度Nとに対応して、デジタル加振データ(L) LDWDLX(θ)、LDWDLY(θ)、LDWDRX(θ)、LDWDRY(θ)が、それぞれ、D/A変換器212L、213L、212R、213Rに送られる。この結果、D/A変換器212L、213L、212R、213Rは、基準回転体の回転に同期して、それぞれ、アナログ加振信号DLX、DLY、DRX、DRYを生成する。D/A変換器212L及び213Lによって生成されたアナログ加振信号DLX及びDLYは、圧電アクチュエータVLに入力される。一方、D/A変換器212R及び213Rによって生成されたアナログ加振信号DRX及びDRYは、圧電アクチュエータVRに入力される。この結果、テーブル15が圧電アクチュエータVLおよびVRによって加振され、基準回転体の振動状態は、回転体本体111の端部111Lの外縁であってθ=0の位相の位置に重量Wのウエイトを取り付けた場合と等価になる。
【0037】
上記のように圧電アクチュエータVL、VRがテーブル15を加振している間、振動ピックアップVDL及びVDRは、テーブル15の振動を測定する。この時の測定結果WLX(θ)、WLY(θ)、WRX(θ)、WRY(θ)は、基準回転体から振動ピックアップまでのバランス測定装置の振動伝達系に異常がなければ、回転体本体111の端部111Lの外縁であってθ=0の位相の位置に重量Wのウエイトを取り付けたときに取得されたデジタル振動信号と同一となる。従って、測定結果WLX(θ)、WLY(θ)、WRX(θ)、WRY(θ)をそれぞれデジタル加振データ(L) LDWDLX(θ)、LDWDLY(θ)、LDWDRX(θ)、LDWDRY(θ)と比較することによって振動伝達系に異常があるかどうかの診断を行うことができる。本実施形態の場合、WLX(θ)、WLY(θ)、WRX(θ)、WRY(θ)が数2を満たす場合に、バランス測定装置の振動伝達系に異常がないと判断される。
【0038】
【数2】
Figure 0004119302
【0039】
数2の定数MはA/D変換器214R及び214Lの回転体1回転あたりのサンプリング数である。また、ThL1、ThL2、ThL3、ThL4は回転体の形状・寸法に応じた閾値であり、経験則によって求められる。
【0040】
数2のいずれかの式が満たされなかった場合、CPU220は、バランス測定装置の振動伝達系に異常があると判断する。この場合、CPU220は、例えば、不図示のディスプレイに故障がある旨の警告を表示し、その後、故障の診断処理を終了する。この場合、後述するバランス測定装置のキャリブレーションは行われない。
【0041】
一方、数2が満たされると判断された場合には、さらに、振動ピックアップVDL及びVDRの測定結果に基づいて、θ=0の時のWLX(θ)およびWLY(θ)が成すベクトルVWLWL、WRX(θ)およびWRY(θ)が成すベクトルVWRWLを算出する。
【0042】
上記ベクトルVWLWL及びVWRWLが算出された後、今度は、センサDで検出した基準回転体の位相θと回転速度Nとに対応して、デジタル加振データ(R) RDWDLX(θ)、RDWDLY(θ)、RDWDRX(θ)、RDWDRY(θ)が、それぞれ、D/A変換器212L、213L、212R、213Rに送られる。この結果、D/A変換器212L、213L、212R、213Rは、基準回転体の回転に同期して、それぞれ、アナログ加振信号DLX、DLY、DRX、DRYを生成する。D/A変換器212L及び213Lによって生成されたアナログ加振信号DLX及びDLYは、圧電アクチュエータVLに入力される。一方、D/A変換器212R及び213Rによって生成されたアナログ加振信号DRX及びDRYは、圧電アクチュエータVRに入力される。この結果、テーブル15が圧電アクチュエータVLおよびVRによって加振され、基準回転体の振動状態は、回転体本体111の端部111Rの外縁であってθ=0の位相の位置に重量Wのウエイトを取り付けた場合と等価になる。
【0043】
この場合も、圧電アクチュエータVL、VRがテーブル15を加振している間、振動ピックアップVDL及びVDRがテーブル15の振動を測定する。この時の測定結果WLX(θ)、WLY(θ)、WRX(θ)、WRY(θ)は、基準回転体から振動ピックアップまでのバランス測定装置の振動伝達系に異常がなければ、回転体本体111の端部111Rの外縁であって、θ=0の位相の位置に重量Wのウエイトを取り付けたときに取得されたデジタル信号振動と同一となる。従って、測定結果WLX(θ)、WLY(θ)、WRX(θ)、WRY(θ)をそれぞれデジタル加振データ(R) RDWDLX(θ)、RDWDLY(θ)、RDWDRX(θ)、RDWDRY(θ)と比較することによって振動伝達系に異常があるかどうかの診断を行うことができる。本実施形態の場合、WLX(θ)、WLY(θ)、WRX(θ)、WRY(θ)が数3を満たす場合に、振動伝達系に異常がないと判断される。
【0044】
【数3】
Figure 0004119302
【0045】
数3のThR1、ThR2、ThR3、ThR4は回転体の形状・寸法に応じて決まる閾値であり、経験則によって求められる。
【0046】
数3のいずれかの式が満たされなかった場合、CPU220は、バランス測定装置の振動伝達系に異常があると判断し、例えば、不図示のディスプレイに故障がある旨の警告を表示し、その後、故障の診断処理を終了する。
【0047】
一方、数3の全ての式が満たされている場合、CPU220は、次に、振動ピックアップVDL及びVDRの測定結果に基づいて、θ=0の時のWLX(θ)およびWLY(θ)が成すベクトルをVWLWR、WRX(θ)およびWRY(θ)が成すベクトルをVWRWRとして算出する。
【0048】
次に、CPU220は、デジタル加振データ(L)に基づいてテーブル15を加振したときに得られたベクトルVWLWLおよびVWRWLを数1に代入することにより、また、デジタル加振データ(R)に基づいてテーブル15を加振したときに得られたベクトルVWLWRおよびVWRWRを数1に代入することにより、それぞれ下記の式を得る。
【0049】
【数4】
Figure 0004119302
ただし、ベクトルWULは、回転体本体111の端部111Lに実際にウエイトを取り付けた場合に基準回転体に生じる動的不つり合いを示し、ベクトルWURは、回転体本体111の端部111Rに実際にウエイトを取り付けた場合に基準回転体に生じる動的不つり合いを示す。ベクトルWULおよびWURは共に回転体の中心軸とキー溝に向かう方向のベクトルである。また、WULおよびWURの大きさは共にウエイトの重量Wとウエイト取り付け位置から回転体の回転中心までの距離との積に等しい。
CPU220は、さらに、数4から係数α11、α12、α21、α22を以下のように求める。
【0050】
【数5】
Figure 0004119302
【0051】
求められた係数α11、α12、α21、α22は、後の測定で利用できるようにメモリ222に格納される。以上の手順を経て、キャリブレーションが完了する。
【0052】
次いで、本実施形態の回転バランス測定装置による回転体100の動的不つり合いの測定について説明する。動的不つり合いが不明な回転体100の測定を行うときには、はじめにその回転体100をローラ11a、11b、11c、11d上に載置し、所定の回転数で回転させる。このとき、回転体100は、その動的不つり合いのために振動する。回転体100の振動は、テーブル15、ばね14を介してベース13に作用する。ばね14によって振動可能に支持されているテーブル15は回転体100ごと振動する。
【0053】
振動ピックアップVDLおよびVDRは、テーブル15の振動を検出し、検出された振動に応じたアナログ振動信号WLX、WLY、WRX、WRYをそれぞれ出力する。アナログ振動信号WLX、WLYは、増幅回路209Lによって増幅された後、A/D変換器214Lでデジタル振動信号WLX、WLYに変換される。また、アナログ振動信号WRX、WRYは、増幅回路209Rによって増幅された後、A/D変換器214Rでデジタル振動信号WRX、WRYに変換される。
【0054】
上記の処理と並行して、センサDが、回転体100のキー溝102を検出する。すなわち、回転する回転体100のキー溝102がセンサDの前に来る度に、センサDがパルス信号WKを発生する。CPU220は、このパルス信号WKをI/Oポート219を介して受信し、パルス信号の時間から回転体100の回転角θを、またパルス間隔から回転体100の回転速度Nをそれぞれ求める。
【0055】
回転体100の回転速度Nが測定可能な範囲になった後、CPU220は、デジタル振動信号WLX、WLY、WRX、WRYの取り込みを開始する。CPU220は、デジタル振動信号WLX、WLYからベクトルVWLを、また、デジタル振動信号WRX、WRYからベクトルVWRをそれぞれ求める。さらにCPU220は、求められたベクトルVWL及びVWR、並びに、メモリ222に格納されている係数α11、α12、α21、α22を数1に代入することにより、測定中の回転体100の動的不つり合いを示すベクトルUL及びURを算出する。得られたベクトルUL及びURに関する情報は、例えばメモリ222に格納され、あるいは、不図示のディスプレイまたはプリンタに出力される。
【0056】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、キャリブレーションが容易な回転バランス測定装置が提供される。また、本発明によれば、動的不つり合いを測定しようとする回転体の振動が振動ピックアップまで正常に伝達されているか否かを容易に診断できる回転バランス測定装置が提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態のバランス測定装置の測定部の正面図である。
【図2】本発明の実施の形態のバランス測定装置の測定部の側面図である。
【図3】本発明の実施の形態のバランス測定装置の制御部のブロック図である。
【符号の説明】
1 測定部
13 ベース
14 ばね
15 テーブル
100 回転体
212L,212R D/A変換器
213L,213R D/A変換器
214L,214R A/D変換器
216 コントローラ
220 CPU
D センサ
VDL,VDR 振動ピックアップ
VD,VR 圧電アクチュエータ

Claims (16)

  1. 回転体の回転バランスを測定する回転バランス測定装置が回転バランスを求める際に用いる係数を算出する回転バランス測定装置のキャリブレーション方法において、
    回転バランス測定装置に取り付けられており、動的不つり合いを有さない基準回転体を回転させる回転ステップと、
    既知重量の錘を取り付けられて回転している状態と等価の振動状態に前記基準回転体がなるように、前記基準回転体の回転中に前記基準回転体を加振する加振ステップと、
    前記基準回転体の加振中に、前記基準回転体の振動を検出する振動ピックアップの出力信号から前記係数を演算する係数演算ステップと
    を有することを特徴とする回転バランス測定装置のキャリブレーション方法。
  2. 前記加振ステップでは、前記基準回転体に前記錘を取り付けて回転させたときに前記振動ピックアップが出力する信号を用いて生成される加振信号を前記回転バランス測定装置の加振器に入力することによって前記基準回転体を加振する
    ことを特徴とする請求項1に記載の回転バランス測定装置のキャリブレーション方法。
  3. 前記加振信号は、前記基準回転体に前記錘を取り付けて回転させたときに前記振動ピックアップが出力する信号をA/D変換して得られるデジタル加振データをD/A変換することによって生成される
    ことを特徴とする請求項2に記載の回転バランス測定装置のキャリブレーション方法。
  4. 前記デジタル加振データは、前記回転バランス測定装置が具備する記憶手段内に記憶され、
    前記加振ステップでは、前記デジタル加振データを前記記憶手段から読み出し、D/A変換して前記加振信号を得る
    ことを特徴とする請求項3に記載の回転バランス測定装置のキャリブレーション方法。
  5. 回転バランス測定装置が正常であるかを診断する回転バランス測定装置の診断方法であって、前記診断方法が、
    前記回転バランス測定装置に取り付けられており、動的不つり合いを有さない基準回転体を回転させる回転ステップと、
    既知重量の錘を取り付けられて回転している状態と等価の振動状態に前記基準回転体がなるように、前記基準回転体の回転中に前記基準回転体を加振する加振ステップと、
    前記基準回転体の振動を検出する振動ピックアップが、前記基準回転体の加振中に出力する比較信号と、前記基準回転体に前記錘を取り付けて回転させたときに出力する基準信号とを比較し、得られた比較結果から前記回転バランス測定装置が正常であるかどうかを判定する故障判定ステップと
    を有することを特徴とする回転バランス測定装置の診断方法。
  6. 前記故障判定ステップは、前記比較信号と前記基準信号との差の自乗平均値が所定値を下回ったときに前記回転バランス測定装置が正常であると判定し、前記差の自乗平均値が前記所定値を上回ったときに前記回転バランス測定装置が異常であると判定する
    ことを特徴とする請求項5に記載の回転バランス測定装置の診断方法。
  7. 前記比較信号および前記基準信号は、A/D変換されてデジタルデータとして記録される
    ことを特徴とする請求項5または請求項6に記載の回転バランス測定装置の診断方法。
  8. 前記加振ステップは、前記基準信号を用いて生成された加振信号を前記回転バランス測定装置の加振器に入力することにより行われる
    ことを特徴とする請求項5から請求項7のいずれかに記載の回転バランス測定装置の診断方法。
  9. 回転体の回転バランスを測定する回転バランス測定装置であって、
    回転体を回転させる回転駆動機構と、
    前記回転駆動機構が動的不つり合いを有さない基準回転体を回転させているときに、既知重量の錘を取り付けられて回転している状態と等価の振動状態に前記基準回転体がなるように、前記基準回転体を加振する加振器と、
    前記基準回転体の加振中に、前記基準回転体の振動を検出する振動ピックアップと、
    前記振動ピックアップの出力する信号から、回転体の回転バランスを求める際に用いる係数を演算する係数演算手段と、
    を有することを特徴とする回転バランス測定装置。
  10. 前記基準回転体に前記錘を取り付けて回転させたときに前記振動ピックアップが出力する基準信号を用いて生成される加振信号を前記回転バランス測定装置の加振器に入力することによって前記基準回転体を加振する
    ことを特徴とする請求項9に記載の回転バランス測定装置。
  11. 前記基準信号をA/D変換して得られるデジタル加振データをD/A変換することによって生成される
    ことを特徴とする請求項10に記載の回転バランス測定装置。
  12. 前記デジタル加振データは、前記回転バランス測定装置が具備する記憶手段内に記憶されており、
    前記加振信号は、前記デジタル加振データを前記記憶手段から読み出し、D/A変換することによって得られる
    ことを特徴とする請求項11に記載の回転バランス測定装置。
  13. 回転体の回転バランスを測定する回転バランス測定装置であって、
    回転体を回転させる回転駆動機構と、
    前記回転駆動機構が動的不つり合いを有さない基準回転体を回転させているときに、既知重量の錘を取り付けられて回転させられている状態と等価の振動状態に前記基準回転体がなるように、前記基準回転体を加振する加振器と、
    前記基準回転体の振動を検出する振動ピックアップと、
    前記振動ピックアップが、前記基準回転体の加振中に出力する比較信号と、前記基準回転体に前記錘を取り付け回転させたときに出力する基準信号とを比較し、得られた比較結果から前記回転バランス測定装置が正常であるかどうかを判定する故障判定手段と、
    を有することを特徴とする回転バランス測定装置。
  14. 前記故障判定手段は、前記比較信号と前記基準信号との差の自乗平均値が所定値を下回ったときに前記回転バランス測定装置が正常であると判定し、前記差の自乗平均値が前記所定値を上回ったときに前記回転バランス測定装置が異常であると判定する
    ことを特徴とする請求項13に記載の回転バランス測定装置。
  15. 前記比較信号および前記基準信号は、A/D変換されてデジタルデータとして記録される
    ことを特徴とする請求項13または請求項14に記載の回転バランス測定装置。
  16. 前記基準信号を用いて生成される加振信号を前記加振器に入力することによって、前記基準回転体が、既知重量の錘を取り付けられて回転させられた状態と等価の振動状態となるように加振される
    ことを特徴とする請求項13から請求項15のいずれかに記載の回転バランス測定装置。
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