JP4205390B2 - 露光装置及びデバイス製造方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、露光装置及びデバイス製造方法に係り、例えば、真空中又は減圧された雰囲気中で基板等の試料にパターンを描画又は転写する露光装置、及び、それを利用したデバイス製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
磁気ヘッドや半導体装置の回路パターン、半導体装置の回路パターンを形成するためのマスクやレチクルなどの回路パターンなど、微細なパターンを作製又は検査する装置において、これらの対象物(試料)に荷電粒子線又は縮小X線(EUV)を照射して回路パターンを作製又は検査することが行われている。
【0003】
荷電粒子線、特に電子線は、真空中で使用することが必須である。また、ステッパ及びスキャナと呼ばれる縮小投影露光装置の光源としては、回路パターンの微細化に伴ってエキシマレーザより波長の短いX線、縮小X線の使用が検討されており、この縮小X線も真空中或いは低真空度雰囲気中での使用が必須である。
【0004】
以下、一例として、電子線を用いて試料に回路パターンを描画する電子線描画装置について説明する。電子線描画装置は、超高真空の環境において電子線を発生し、この電子線で半導体基板上を走査し、或いはステッパ等の露光装置に用いられるマスクやレチクルを作製するために、ガラス基板などの基板上にLSIパターンを形成する装置である。
【0005】
図4は、従来の電子線描画装置の構成を示す図である。図4において、カラム(投影系)1から出射される電子線は、試料室3内のステージ4上に載置された試料10に照射される。試料10の位置は、ステージ4に固定されたミラー20の位置をレーザー光を使って測定することによって制御される。レーザー光は、大気中では、空気の揺らぎ及び気圧の変化に影響を受けやすい為、干渉計21は、真空中に配置される。また、試料10の位置はカラム1を基準として測定することが好ましい。そこで、干渉計21は、カラム1に対する相対的な位置を調整し易い試料室3の上部隔壁3Aの下面に取付けられている。
【0006】
試料室3は、定盤8上に搭載され、定盤8は、振動絶縁の機能を有するマウント5により支持される。更に、マウント5を保持する本体架台7は、床9に設置されたベース6上に配置される。カラム1は、カラム用真空ポンプ50により真空排気され、内部の雰囲気は、高真空(例えば10−4Pa以下)に保たれる。試料室3は、試料室用真空ポンプ40により真空排気され、内部の雰囲気は、高真空(例えば10−4Pa台)に保たれる。
【0007】
試料の搬送経路について説明する。試料10は、試料室3と隣接する予備排気室30内の搬送装置31によって大気雰囲気である外部から予備排気室30内に搬送される。その後、予備排気室30内は、図示しない真空ポンプにより大気状態から真空状態へ予備排気される。予備排気室30内が試料室3と同程度の真空度になった後にバルブ32が開かれ、試料10がステージ4上に搬送される。試料10に回路パターンが描画或いは転写(露光)された後、試料10は、試料室3から予備排気室30に搬送され、予備排気室30内が真空状態から大気雰囲気に戻された後に、外部へと搬送される。上記の一連の動作により、試料室3が真空状態のままで試料10を搬送することが可能となり、スループットが向上されている。
【0008】
カラム排気用真空ポンプ50は、カラム排気用ベローズ50Aを介して、カラム1に接続されており、定盤8に支持された架台51によって保持されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
電子線描画装置では、電子線のエネルギー損失を防ぐ為に、前述のように電子線の経路を高真空に保つ必要がある。しかしながら、従来の装置構成では、試料位置の測定誤差が大きいことが問題となりつつある。
【0010】
近年の試料、特にウエハは、生産性を向上させる為に大口径化し、1枚当りのチップ取得数を増加させている。この為、試料を移動させるステージのストロークも大きくする必要があり、必然的に試料室も大型化する。これにより、真空負圧を受ける試料室3の面積が増加し、従来の装置構成では、以下のような誤差要因が増長される。
【0011】
真空負圧により試料室3が変形し、それに伴い試料室3に取付けられている干渉計21及び光学部品23の位置が変化し、測長誤差を生じてしまう。図5は、試料室3の変形によるレーザー光学部品23の変化を示しており、図6は、カラム1を真空排気したときの真空負圧による上部隔壁3Aの変形及びカラム1の倒れの様子を示している。これらの変化、変形、倒れなどにより、以下のような誤差が生じる。また、一度真空環境になってからも大気圧の影響で試料室3にかかる真空負圧は常時変化するため、量的には少なくなるが同様の誤差が生じる。
【0012】
(1)干渉計の変位ΔXによる測長誤差
干渉計21がΔXだけ変位すると、カラム1を基準とする試料10の位置情報にΔXだけ誤差が加わる。
【0013】
(2)カラムの変形ΔYによる測長誤差
カラム1がΔYだけ変位すると、カラム1を基準とする試料10の位置情報にΔYだけ誤差が加わる。
【0014】
(3)干渉計の変位ΔZによるアッベ誤差
干渉計21がΔZだけ変位した状態で、ステージ4のピッチングがθpだけ生じた場合、以下のような測長誤差を生ずる。
【0015】
ΔZ・sinθp
(4)干渉計の回転Δθによるコサインエラー
干渉計21がΔθ回転すると、以下のような測長誤差を生ずる。
【0016】
L(1−cosΔθ); L:測定長さ
上記の各種の誤差を低減する方法として、試料室3を構成する隔壁の剛性を高くする方法が上げられるが、この場合、試料室3の質量増加に伴うマウントへの負荷増加は避けられない。一方、予め誤差を測定して、制御に補正値を与えるなどの校正方法が考えられるが、大気圧は時間と共に変化するので、一定の補正値では校正しきれず、リアルタイムの補正が必要となり、装置の制御システムが非常に複雑になる。
【0017】
また、上記(1)及び(2)の誤差については、図7のように干渉計21のリ参照光をカラム1に取付けられた参照鏡25に照射する構造を採用することで低減することが可能である。しかしながら、この場合、光軸調整が煩雑になり、作業時間が増加する。
【0018】
本発明は、上記の背景に鑑みてなされたものであり、例えば、試料室の内部空間と外部空間との圧力差に起因して生じうるステージ位置の計測誤差を低減すること、更には、それにより高精度な露光を可能にすることを目的とする。
【0019】
本発明のより具体的な目的及び他の目的については、前述した種々の課題や発明の実施の形態中の記載から明らかであろう。
【0020】
【課題を解決するための手段】
本発明の第1の側面は、露光装置に係り、隔壁により外部空間から内部空間を仕切った試料室と、前記内部空間に配置され、試料を移動させるステージと、前記内部空間が前記外部空間よりも低い圧力にされた状態において、前記試料にパターンを描画又は転写するためのビームを前記試料に投射する投射系と、前記内部空間に配置され、前記ステージの位置を計測する干渉計と、前記内部空間に配置され、前記投射系と前記干渉計とを連結する第1連結部材と、前記外部空間に配置され、前記干渉計にレーザー光を提供する光学部品と、前記隔壁に設けられた開口部を通して前記光学部品と前記第1連結部材とを連結し、前記開口部の縁に対して非接触に配置される第2連結部材と、前記内部空間の気密性を保持するように前記開口部のまわりで前記光学部品と前記隔壁とを連結するベローズとを備えることを特徴とする。本発明の露光装置は、例えば、電子線露光装置等の荷電粒子線露光装置、X線又は縮小X線露光装置等の光露光装置等に好適である。
【0021】
本発明の好適な実施の形態によれば、前記隔壁は、その変形が前記投射系と前記計測器との位置関係に対して実質的な影響を与えないように構成されることが好ましい。
【0023】
本発明の好適な実施形態によれば、前記露光装置は、前記連結部材を冷却する冷却系を更に備えることが好ましい
【0024】
本発明の好適な実施形態によれば、前記露光装置は、前記連結部材の温度を実質的に一定に維持するための温度調節系を更に備えることが好ましい
【0025】
本発明の好適な実施形態によれば、前記露光装置は、前記第1連結部材を一部に含み、前記投射系と前記干渉計とを連結する他、前記ステージを支持するように構成された構造体を更に備えることが好ましい。
【0026】
本発明の好適な実施形態によれば、前記光学部品から出射されるレーザー光は、前記隔壁に設けられた第2開口部を通して前記内部空間に配置された前記干渉計に提供され、前記露光装置は、前記光学部品と一体化された窓部材と、前記内部空間の気密性を保持するために前記第2開口部と前記窓部材との間をシールするシール部材とを更に備えることが好ましい
【0027】
本発明の好適な実施形態によれば、前記シール部材は、前記第2開口部と前記窓部材とを低い剛性で連結しつつ前記内部空間の気密性を維持するように構成されていることが好ましい
【0028】
本発明の好適な実施形態によれば、前記露光装置は、前記投射系のうち前記外部空間に露出した部分と前記構造体とを前記隔壁に設けられた第2開口部を通して連結する第3連結部材と、記内部空間の気密性を保持するために前記第2開口部に設けられたシール部材とを更に備えることが好ましい。
【0029】
本発明の好適な実施形態によれば、前記干渉計は、参照鏡を有し、前記ステージに固定された移動鏡を利用して前記ステージの位置を計測することが好ましい
【0031】
本発明の好適な実施の形態によれば、前記投射系は、前記試料にパターンを描画するための荷電粒子線を前記試料に投射するように構成されてもよいし、パターンが形成された原版によりパターン化された光を前記試料に投射するように構成されてもよい。
【0032】
本発明の第2の側面は、リソグラフィー工程を通してデバイスを製造するデバイス製造方法に係り、上記の露光装置を利用してデバイスにパターンを形成する工程を含むことを特徴とする。
【0033】
【発明の実施の形態】
本発明は、例えば、真空又は所定圧力雰囲気内で露光を行う露光装置、例えば、電子線、X線又は縮小X線(EUV)等を用いる露光装置に適用可能である。本発明によれば、例えば、露光の対象物である試料が載置されるステージの位置変動を高精度に計測することができる。
【0034】
[第1の実施の形態]
図1は、本発明の第1の実施の形態の露光装置(電子線描画装置)の概略構成を示す図である。図1において、ベース6上に真空容器である試料室3がマウント5により支持されている。試料室3は、例えば底部隔壁、側部隔壁及び上部隔壁を含む隔壁(囲い部材)により外部空間から試料を処理するための内部空間を仕切る。試料室3内には、試料10が載置されるステージ4が搭載され、試料室3上方には試料室3の上部隔壁によってカラム1が支持されている。カラム1と試料室3の上部隔壁のカラム用開口部との間は、試料室3内の気密が保たれるようにOリング等のシール材で封止されている。
【0035】
干渉計21とカラム1とは、試料室3内において、高い剛性を有する連結部材(測長ベース)2によって連結され一体化されている。このように、試料室3内において、干渉計21とカラム1とを連結部材2により連結することにより、試料室3の外側と内側との差圧による干渉計21とカラム1との位置関係の変化を防止することができる。
【0036】
大気雰囲気に配置される、レーザーヘッドを含むレーザー光学部品23は、連結部材2Aにより連結部材(測長ベース)2に連結されるとともに、ベローズ11を介して試料室3の上部隔壁に連結されている。連結部材2Aには、干渉計21とレーザー光学部品23との位置関係が変化しないように高い剛性が与えられている。ベローズ11は、試料室3の外側と内側との圧力差、すなわち真空負圧による試料室3の変形が連結部材(測長ベース)2に伝わらないように低い剛性でレーザー光学部品23と連結部材2とを連結するとともに、試料室3の気密を保持している。
【0037】
ステージ4上には、位置計測用の移動上20が配設されており、この移動鏡20には、レーザー光学部品23から出射され干渉計21を経由した測長用ビームが入射する。試料室3の上部隔壁には、レーザー光の導入用の開口部が設けられており、その開口部を塞ぐように透過ガラス(窓)24が配置されている。レーザー光学部品23から出射された測長用ビームは、透過ガラス24を透過して試料室3内に導入される。透過ガラス24と試料室3の上部隔壁との間には、Oリング等のシール材料が配置されており、これにより試料室2の気密が保持されている。
【0038】
干渉計21は、参照鏡を有し、ステージ4に固設された移動鏡20該参照鏡に対してレーザー光を照射して、移動鏡20及び該参照鏡から反射されるレーザ光を干渉させその干渉光を検出することで、移動鏡20の位置(結果として、ステージ4或いは試料10の位置)を計測することができる。
【0039】
カラム1は、カラム用真空ポンプ50により真空排気され、内部の雰囲気が高真空(例えば10−4Pa以下)に保たれる。また、試料室3は、試料室用真空ポンプ40により真空排気され、内部の雰囲気が高真空(例えば10−4Pa台)に保たれる。
【0040】
試料の搬送経路について説明する。試料10は、試料室3と隣接する予備排気室30内の搬送装置31によって大気雰囲気である外部から予備排気室30内に搬送される。その後、予備排気室30内は、図示しない真空ポンプにより大気状態から真空状態へ予備排気される。予備排気室30内が試料室3と同程度の真空度になった後にバルブ32が開かれ、試料10がステージ4上に搬送される。試料10に回路パターンが描画或いは転写(露光)された後、試料10は、試料室3から予備排気室30に搬送され、予備排気室30内が真空状態から大気雰囲気に戻された後に、外部へと搬送される。
【0041】
この実施の形態の露光装置の構造の1つの特徴は、ステージ4の位置を計測するための干渉計21とカラム1とを高い剛性で連結して一体化する連結部材(測長ベース)2が試料室3の内部空間つまり真空内に配設されていることである。これにより、従来の構成で問題となった真空負圧による測長誤差への影響を低減することができる。
【0042】
つまり、試料室3の内部空間を大気状態から真空状態にする場合には、試料室3に1気圧の負圧がかかり、これによりカラム1が取り付けられた試料室3の上部隔壁が大きく変形しうる。カラム1は、試料室3の変形に応じて位置が移動するが、この実施の形態では、カラム1と連結部材(測長ベース)2とが真空内において高い剛性で連結されているので、カラム・干渉計間の距離は、真空負圧による試料室3の変形に殆ど依存しない。
【0043】
したがって、連結部材(測長ベース)2上に固定されている干渉計21と、カラム1との位置関係が実質的に一定に維持され、カラム1に対するステージ4の位置(更には試料10の位置)を高精度に制御し、パターンを高精度に試料10に描画或いは転写(露光)することができる。
【0044】
更に、レーザー光学部品23は、連結部材2Aを介して高い剛性で連結部材(測長ベース)2に固定されているので、レーザー光学部品23と連結部材2との位置関係も、真空負圧による試料室3の変形に依存しない。つまり光軸アライメント等の再調整の必要も無い。
【0045】
連結部材(測長ベース)2は、高い剛性が得られる材料で構成されることが好ましい。また、熱膨張による計測誤差も無視できないため、連結部材2は、線膨張係数が小さい材料で構成されることが好ましく、例えば、9×10−6/K以下の線膨張率を有する材料で構成されることが好ましい。
【0046】
このような材料としては、例えば、セラミクス(例えばSiCやSiN)、又は、セラミクスと金属との複合材料が好ましい。
【0047】
この実施の形態では、電子線描画装置を一例として挙げているので、パターンを試料に投射する投射系(投影系)をカラムと表現しているが、例えばX線や縮小X線(EUV)等を使用する装置においては、このような投射系は、一般的には投影光学系或いは反射光学系と言われる。これは、以下の第2、第3の実施の形態についても同様である。
【0048】
図2は、本発明の第2の実施の形態の露光装置(電子線描画装置)の概略構成を示す図である。第1の実施の形態では、連結部材(測長ベース)2とカラム1とを直接連結しているが、第2の実施の形態では、組立性を向上させるために、連結部材(測長ベース)2とカラム1とを試料室3の上部隔壁を介して連結している。なお、第2の実施の形態として特に言及しない事項は、第1の実施の形態に従うものとする。
【0049】
連結部材(測長ベース)2と試料室3の上部隔壁とは連結部材2Cによって連結され、カラム1は、試料室3の気密が保持される方法で試料室3の上壁隔壁に固定されている。ここで、カラム1を試料室3の上部隔壁に連結する第1位置と、連結部材2Cを試料室3の上壁に連結する第2位置とは、試料室3の上部隔壁の略同じ位置であることが好ましい。図2に示す例では、カラム1は試料室3の上部隔壁の第1位置における外側面に連結され、連結部材2Cは第1位置と概ね等しい第2位置における内側面に連結されている。すなわち、試料室3が変形した際の計測誤差は、第1位置と第2位置との距離に依存(ほぼ比例)するので、両位置を同一又は近くにすることにより計測誤差を低減することができる。
【0050】
連結部材(測長ベース)2の内部には、冷却用流路(温調用流路)2Bを設けることが好ましい。例えば、不図示の温度センサで連結部材2又は冷媒(例えば、冷却水)の温度をモニタしながら、連結部材(測長ベース)2又は媒体を一定温度に制御することができる。このような冷媒用流路を含む温度制御系は、第1の実施の形態及び後述する第3の実施の形態にも設けることができる。
【0051】
レーザー光学部品23は、試料室3によって支持台22を介して支持されている。支持台22は、試料室3の真空負圧変化に伴う歪みの影響を低減(遮断)するために、試料室3によって、例えば3点で支持されている。
【0052】
上記構成により、カラム1の取り外し及び取り付け作業は、試料室3からの取り外し及び試料室3への取り付け作業だけでよくなるので、例えば、組立やメンテナンスの容易性が向上する。また、レーザー光学部品23を、試料室3の差圧変化に伴う歪みの影響を低減するために、試料室3によって、例えば3点で支持することにより、レーザー光学部品23を連結部材(測長ベース)2に連結して支持する構成を採用しない場合においても、試料室3の歪みの影響を低減し、且つ組立及びメンテナンスの容易性が向上する。ただし、このようなレーザー光学部品23の支持構造では、図5のΔXおよびΔZに関しては誤差を低減することが可能であるが、カラム1とレーザー光学部品23の位置関係は変化する。
【0053】
更に、連結部材(測長ベース)2の内部に冷媒用流路(温調用流路)2Bを構成したことで、カラム1と干渉計21との間の距離が連結部材2の熱膨張・熱収縮によって変化することによる計測誤差を低減することができる。
【0054】
なお、連結部材(測長ベース)2の温調を調整する媒体としては、例えば、水(冷却水)などの液体の他、気体(例えば、蒸気)を用いることができる。更に、温調媒体を使用する代わりに、ペルチェ素子のような温調用素子を使用することもできる。
【0055】
図3は、本発明の第3の実施の形態の露光装置(電子線描画装置)の概略構成を示す図である。この実施の形態では、試料室3の内部空間においてカラム1と干渉計21とを連結する連結部材として、ステージ4を支持する構造を兼用する構造体90を設けている。
【0056】
構造体90とカラム1とを直接連結する他、構造体90とカラム1との間に、連結を補強するための補強部材91を設けることが好ましい。この場合において、補強部材91と試料室3の上部隔壁とは、試料室3内の気密を保持するように配置されたベローズ91Aによって低剛性で連結される。
【0057】
試料室3には、該処理室3内の気体を排気するための真空ポンプ40と予備排気室30とが接続されている。これらは、例えば床9によって支持される。カラム1と試料室3の上部隔壁とは、試料室3内の気密を保持するように配置されたベローズ1Aによって低剛性で連結される。
【0058】
マウント5は、定盤8を床9上に高い強度で支持する。定盤8は、試料室3内の気密を保持するように配置されたベローズ5Aによって低い剛性でマウント5に連結されている。
【0059】
大気雰囲気に配置されるレーザーヘッドを含むレーザー光学部品23は、連結部材2Aにより構造体90に連結さるとともに、ベローズ11を介して試料室3の上部隔壁に連結されている。連結部材2Aは、干渉計21とレーザー光学部品23との位置関係が変化しないように高い剛性を有する。ベローズ11は、試料室3の外側と内側との圧力差、すなわち真空負圧による試料室3の変形が連結部材(測長ベース)2に伝わらないように低い剛性でレーザー光学部品23と構造体90とを連結するとともに、試料室3の気密を保持している。
【0060】
また、この実施の形態では、処理室3内に導入すべきビームを透過する透過ガラス24がレーザー光学部品23に固定され、レーザー光学部品23は、処理室3内の気密を維持するためにビーム経路を取り囲むように配置されたベローズ24Aによって試料室3の上部隔壁に低い剛性で連結されている。
【0061】
この実施の形態では、透過ガラス24を試料室3から分離し、レーザー光学部品23と機械的に一体となるよう配置している。これにより、構造体90が試料室3に対して相対的に移動したときに、レーザー光が透過ガラス24を通過する位置が変動することに起因して発生する計測エラーを低減することができる。すなわち、このような構造によれば、上記相対移動時においても、透過ガラス24とそれを通るレーザー光の位置関係が一定に維持される。またこの実施形態は第3の実施の形態に採用しているが、第1の実施形態でも同様の効果が得られる。
【0062】
この実施の形態によれば、ステージ4とカラム1との相対的な位置関係を真空負圧変動による試料室3の歪みに依存することなく、一定に維持することができる。また、補強部材91を設けることにより、構造体90とカラム1との間の剛性を更に高めることができる。更に、試料室3をカラム1やステージ4から構造的に分離することにより、ポンプ等から試料室3に伝わる振動がカラム1やステージ4に伝わる経路は、低い剛性のベローズのみとなる。したがって、カラム1やステージ4を試料室3の振動から絶縁することができる。
【0063】
この実施の形態によれば、試料室3に要求される強度が小さくなる。すなわち、試料室3は所定の真空度を維持することができれば十分であり、例えば、カラム1と干渉計21との相対的な位置関係を保証することを考慮する必要はない。
【0064】
この実施の形態においても、構造体90及び/又は補強部材90の内部に温調用の流路を設けることにより、カラム1と干渉計21との間の距離が、構造体90及び/又は補強部材90の熱膨張・熱収縮による計測誤差を低減することができる。
【0065】
次に上記の露光装置を利用した半導体デバイスの製造プロセスを説明する。図8は、半導体デバイスの全体的な製造プロセスのフローを示す図である。ステップ1(回路設計)では半導体デバイスの回路設計を行なう。ステップ2(露光制御データ生成/マスク作製)では設計した回路パターンに基づいて、荷電粒子線による描画を制御するための露光制御データの生成又はマスク(原版)の作製を行う。一方、ステップ3(ウエハ製造)ではシリコン等の材料を用いてウエハを製造する。ステップ4(ウエハプロセス)は前工程と呼ばれ、上記の露光制御データ又はマスクを使ってウエハ上にリソグラフィー技術によってウエハ上に実際の回路を形成する。次のステップ5(組み立て)は後工程と呼ばれ、ステップ4によって作製されたウエハを用いて半導体チップ化する工程であり、アッセンブリ工程(ダイシング、ボンディング)、パッケージング工程(チップ封入)等の組立て工程を含む。ステップ6(検査)ではステップ5で作製された半導体デバイスの動作確認テスト、耐久性テスト等の検査を行なう。こうした工程を経て半導体デバイスが完成し、これを出荷(ステップ7)する。
【0066】
図9は、上記ウエハプロセスの詳細なフローを示す図である。ステップ11(酸化)ではウエハの表面を酸化させる。ステップ12(CVD)ではウエハ表面に絶縁膜を成膜する。ステップ13(電極形成)ではウエハ上に電極を蒸着によって形成する。ステップ14(イオン打込み)ではウエハにイオンを打ち込む。ステップ15(レジスト処理)ではウエハに感光剤を塗布する。ステップ16(露光)では上記の露光装置によって回路パターンをウエハに転写する。ステップ17(現像)では露光したウエハを現像する。ステップ18(エッチング)では現像したレジスト像以外の部分を削り取る。ステップ19(レジスト剥離)ではエッチングが済んで不要となったレジストを取り除く。これらのステップを繰り返し行うことによって、ウエハ上に多重に回路パターンを形成する。
【0067】
【発明の効果】
本発明によれば、例えば、試料室の内部空間と外部空間との圧力差に起因して生じうるステージ位置の計測誤差を低減することができる。そして、それにより、高精度な露光(例えば、パターンの重ね合わせ精度が高い露光)が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の露光装置(電子線描画装置)の概略構成を示す図である。
【図2】本発明の第2の実施の形態の露光装置(電子線描画装置)の概略構成を示す図である。
【図3】本発明の第3の実施の形態の露光装置(電子線描画装置)の概略構成を示す図である。
【図4】従来の電子線描画装置の構成を示す図である。
【図5】従来例の問題点を示す図である。
【図6】従来例の問題点を示す図である。
【図7】従来の電子線描画装置の構成を示す図である。
【図8】デバイスの製造方法を示す図である。
【図9】デバイスの製造方法を示す図である。
【符号の説明】
1・・・カラム、1A・・・カラム排気用ベローズ、2・・・連結部材(測長ベース)、2A・・・連結部材、2B・・・冷却用流路、2C・・・測長ベース連結部材、3・・・試料室、4・・・ステージ、5・・・マウント、5A・・・マウント用ベローズ、6・・・ベース、7・・・本体架台、8・・・定盤、8A・・・ステージ定盤、9・・・床、10・・・試料、11・・・ベローズ、12・・・支持台、20・・・移動鏡、21・・・干渉計、22・・・支持台、23・・・レーザー光学部品、24・・・透過ガラス、24A・・・透過ガラス用ベローズ、25・・・参照鏡、30・・・予備排気室、30A・・・予備排気室用ベローズ、31・・・搬送装置、32・・・バルブ、33・・・大気バルブ、34・・・予備排気室用架台、40・・・試料室排気用真空ポンプ、50・・・カラム排気用真空ポンプ、50A・・・カラム排気用ベローズ、51・・・架台、70・・・真空ポンプ用架台、90・・・構造体、91・・・補強部材、91A・・・補強部材排気用ベローズ

Claims (11)

  1. 露光装置であって、
    隔壁により外部空間から内部空間を仕切った試料室と、
    前記内部空間に配置され、試料を移動させるステージと、
    前記内部空間が前記外部空間よりも低い圧力にされた状態において、前記試料にパターンを描画又は転写するためのビームを前記試料に投射する投射系と、
    前記内部空間に配置され、前記ステージの位置を計測する干渉計と、
    前記内部空間に配置され、前記投射系と前記干渉計とを連結する第1連結部材と、前記外部空間に配置され、前記干渉計にレーザー光を提供する光学部品と、
    前記隔壁に設けられた開口部を通して前記光学部品と前記第1連結部材とを連結し、前記開口部の縁に対して非接触に配置される第2連結部材と、
    前記内部空間の気密性を保持するように前記開口部のまわりで前記光学部品と前記隔壁とを連結するベローズと、
    を備えることを特徴とする露光装置。
  2. 前記連結部材を冷却する冷却系を更に備えることを特徴とする請求項1に記載の露光装置。
  3. 前記連結部材の温度を実質的に一定に維持するための温度調節系を更に備えることを特徴とする請求項1または2に記載の露光装置。
  4. 前記第1連結部材を一部に含み、前記投射系と前記干渉計とを連結する他、前記ステージを支持するように構成された構造体を更に備えることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の露光装置。
  5. 前記光学部品から出射されるレーザー光は、前記隔壁に設けられた第2開口部を通して前記内部空間に配置された前記干渉計に提供され、
    前記露光装置は、
    前記光学部品と一体化された窓部材と、
    前記内部空間の気密性を保持するために前記第2開口部と前記窓部材との間をシールするシール部材とを更に備えることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の露光装置。
  6. 前記シール部材は、前記第2開口部と前記窓部材とを低い剛性で連結しつつ前記内部空間の気密性を維持するように構成されていることを特徴とする請求項に記載の露光装置。
  7. 前記投射系のうち前記外部空間に露出した部分と前記構造体とを前記隔壁に設けられた第2開口部を通して連結する第3連結部材と、
    前記内部空間の気密性を保持するために前記第2開口部に設けられたシール部材とを更に備えることを特徴とする請求項に記載の露光装置。
  8. 前記干渉計は、参照鏡を有し、前記ステージに固定された移動鏡を利用して前記ステージの位置を計測することを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の露光装置。
  9. 前記投射系は、前記試料にパターンを描画するための荷電粒子線を前記試料に投射するように構成されていることを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載の露光装置。
  10. 前記投射系は、パターンが形成された原版によりパターン化された光を前記試料に投射するように構成されていることを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載の露光装置。
  11. リソグラフィー工程を通してデバイスを製造するデバイス製造方法であって、
    請求項1乃至10のいずれか1項に記載の露光装置を利用してデバイスにパターンを形成する工程を含むことを特徴とするデバイス製造方法。
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