JP4204997B2 - チルト補償装置及びチルト補償方法とこれを用いる光記録再生装置 - Google Patents

チルト補償装置及びチルト補償方法とこれを用いる光記録再生装置 Download PDF

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Description

本発明は、光記録媒体(光ディスク)の記録再生装置におけるチルトサーボ制御において、特に、チルトエラーを補正するチルト補正手段を有するチルト補償装置及びチルト補償方法とこれを用いる光記録再生装置に関するものである。
近年、液晶ディスプレイ、プラズマディスプレイ、高輝度高精細大画面プロジェクタなどといった、ディスプレイの大画面高精細化及び低価格化が現実的になりつつある。ここ数年はさらにこれらの高精細ディスプレイが家庭に普及していき、またネットワークのブロードバンド化により、高精細映像のコンテンツが急速に普及していくものと予想される。こうした中、DVDのパッケージメディアが急速に普及してきたように、今後、高精細映像のコンテンツをDVD化するニーズが高まると考えられる。また、光ディスクドライブ市場の大部分を占めるパソコン搭載用光ディスクドライブにおいても、既存のCD等の光ディスクと次世代大容量DVDに対応可能なコンボ・マルチドライブが求められると予想される。
こうした背景のもと、
・現行のDVDのディスクメディアを製造しているインフラ(infrastructure)を共用でき、ディスク製造コストを抑えられるという、コンテンツ・メディア産業界の要望に応えられること。
・現行のDVDを再生できる互換機能を容易に実現しうること。
・現行のDVDと同様にカートリッジなしのディスク構造にすることが可能であり、ノート型PCへの搭載に適し、かつ様々な光ディスクに対応できる薄型ドライブが容易に実現できること。
・現行のDVDと同じ0.6mmディスクの貼合わせ構造であるため、2層ディスクの実現が容易で大容量化しやすいこと。
・片面単層メディアで高精細映像のコンテンツを2時間記録できる容量25GB以上であること。
といった以上のメリットを考慮した次世代大容量光ディスク規格を策定する必要がある。
現行のDVDに代わる大容量光ディスク規格の候補として片面単層容量27GBを達成するBlu-ray Dis c(以下、BDという)が発表された。その後、BDの競合規格としてAOD(Advanced Optical Disc)が発表された。両規格とも、波長が405nmの青色レーザーを利用するDVDに代わる次世代大容量光ディスク候補の規格である。
ここで、BDの概要について簡単に説明する。BDは、波長405nmの青紫色レーザーを用いて、CDやDVDと同じ直径12cmの相変化型光記録媒体の片面1層に最大27GBの映像データを繰り返し記録・再生することができる次世代大容量光ディスクのビデオレコーダー規格である。BDでは、短波長の青紫色レーザーを用いるとともに、キーコンポーネントであるレーザー光を集光する対物レンズの開口数(NA)を0.85とすることにより、光ビームのスポット径を微小化している。
また、対物レンズの高開口化に対応した光透過保護層厚0.1mmの光ディスク構造を採用することで、光ディスクの傾きによる収差を低減し、読み取りエラーの低減や記録密度の向上を図っている。これにより、光ディスクの記録トラックピッチをDVDの約半分の0.32μmに微細化し、光ディスク片面に最大27GBの高密度記録を実現している。
次に、AODの概要について説明する。BDに対する他方の規格であるAODの特徴は現行DVD規格との技術的互換性にある。レーザー光を収束させる対物レンズの開口率を0.65、光ディスク表面からの記録層までの距離(深さ)を0.6mmとして、現行DVDと同一化している。
AODは、高精細映像のコンテンツなどパッケージメディア向けの再生専用ディスクと、記録/再生用の書き換え形ディスク規格を提唱している。共に現行のDVDと同じ、直径120mm、厚さ0.6mmのディスクを2枚貼合わせた構造を採用する。光ピックアップの光学系と光ディスクの製造装置を現行DVDと共用でき、コストを抑えることができる。
DVDの記憶容量は1枚で約5〜10GB程度だったが、AODの容量は、再生専用が片面1層で15GB、片面2層で30GB、書き換え形ディスクが片面1層で20GBであり、2層で40GBの光ディスクの規格化も検討している。ファイルフォーマットはUDF(Universal Disk Format)、データ転送レートは36Mbps、対物レンズの開口数は0.65、再生信号処理はPRML(Partial Response Maximum Likelihood)で、変調方式は2/3変調、同規格案では、信号の読み取り用と書き込み用のレーザー光に波長の短い青色レーザーを利用し、高密度光ディスクに対応した信号処理技術と高密度化に適した相変化メディア技術を採用している。
BDとAODを比較すると、AODに対するBDのNA(開口数)は0.85、基板厚は0.1mmであり、光ディスク表面に近い位置に半ば強引にレーザー光を収束させ極小スポット径を形成しており、これが容量差7GBの違いを生じさせている。光学系もディスク構造も現行DVDとの互換性は乏しく、主流の2層光ディスクの場合、DVDやAODは貼合わせで済むが、BDは片側から積層成形することになる。また、AODは現行DVDと同じくカートリッジレスが前提であるが、BDは記録層が浅く汚れ耐性が低いのでカートリッジ入りが前提である。
メディアメーカーや映画会社などコンテンツプロバイダがコスト増を懸念し(ただし、現行BDはレコーダブル規格であって、ROM規格は検討中であり、ROM規格ではカートリッジレスになる可能性もある)、PC環境への対応を考えるとカートリッジ入りではノートPCへの搭載は不利になる。
一方、AODは、片面単層記録ディスクで容量20GBであり、BDに比べ7GBも少ない。ということは、今後作られる映画などの高精細映像のコンテンツを1枚に収めることができず、この容量差は、次世代大容量光ディスクにとって致命的な欠点となる。
したがって、これらの次世代大容量光ディスクの両規格には共に一長一短があり、次世代大容量光ディスク規格としては不十分であり、BDのCD、DVD互換性、AODの容量を共に解決した新たな規格が必要となる。
また、対物レンズの開口数NAとスポット径ωには、ω=1.22λ/NAの関係があり(λ:光源の波長)、スポット径ωを小さくするには、波長λを小さくするか、開口数NAを大きくする必要がある。BDの場合は大容量化のために光源の波長を405nmと短くし、NAを0.85とDVDより大きくして、スポット径を小さくすることにより、片面単層27GBを達成している。
CD、DVDとの互換性とPCでの利用、特にノート型PCでの使用を考慮する場合、AOD規格が採用したように、対物レンズの開口数NAを0.65、基板厚さを0.6mmとするのがよい。しかしながら、開口数が小さい分スポット径が大きくなり高密度化が難しくなる。AODの場合はPRMLを用いて符号間干渉を許容し、スポット径を小さくしたのと同じ効果を狙っているが、2値記録であるために、片面単層20GBの容量しか達成できない。
この記録容量が低下した分は多値記録などの書き込み手法や信号処理により補う必要がある。多値記録にした場合、従来の2値記録と異なり、RF信号のレベルが変動すると、隣接レベル値の符号間干渉が大きくなり、エラー発生率が増加する。すなわち、RF信号のレベル変動に対するマージンが2値記録に対して少なくなる。
光ディスク装置では、対物レンズで小さく絞り込んだ光ビームによって、光ディスク上の微細な記録マークを走査し、反射光を検出し記録された情報を再生する。このとき、光ディスクの反り、面ぶれ、スピンドルの組み付け時の傾斜等、様々な理由により情報記録面が光ピックアップからの光に対して傾斜することとなる。このような場合には光ディスクに記録された情報を再生するための光ビームが、情報記録面に対して垂直に入射されないため、情報記録面に生じる光ビームのスポット径にはコマ収差が発生する。これはスポット形状が非対称になるばかりでなく、メインスポットの光量が低下し、RF信号のレベルが大きく変動し、多値記録においてはエラー発生率が増加し、記録情報の正確な読み取りが困難となる。
AODのように、特にDVDとの互換の目的で基板厚を0.6mmと波長に対して大きくした場合、光ディスクのチルトに対するコマ収差発生量は特に大きく、光ディスクチルトに対するマージンが非常に厳しくなる。
そのため、大容量化、高密度化を図る次世代光ディスクにおいては、光ディスクチルトの補償機能が必要不可欠な技術となる。
特許文献1には、4軸アクチュエータ(以下、ACTという)によるチルト補償原理を示す。図9に示すように、対物レンズ(以下、OLという)2は通常光ディスク5と平行に設置されており、4軸ACT7のワイヤによって支持されている。このような状態で光ディスク5の記録面にフォーカシングし、スポット形状を観測すると図9上段の光ディスク5の一部分面に示すような円形のスポット形状となる。しかし光ディスクが図10のように傾きチルト量が生じると、図10上段の光ディスク5の一部分面に示すようにスポット形状は楕円となり、さらにコマ収差が発生し、照射光を集光させることができない。
そこで図11に示すように、OL2を4軸ACT7により傾け、光ディスク5とOL2を平行にすれば、スポット形状は再び円形となり、光ディスク5のチルト量を補償することができる。4軸ACT7は従来ACTの行っていたフォーカス,トラック制御の他に、ラジアルチルト,タンジェンシャルチルトの制御も行うことができる。
従来のチルト補償装置の概略構成図を示す図12を用いて、さらに詳しくチルト補償システムを説明する。OL2下部にOL2のチルト量を検出するためのOLチルトセンサ10を配置する。OLチルトセンサ10は、OL2のチルト量を検出して電気信号に変換する。一方、光ディスク5側にも、例えばLDから出射された光源光が光ディスクで反射され2分割PDで検出を行い、光ディスクが傾くと2分割PD(光検出器)の検出光の光量配分が変わることにより傾きを検出する光ディスクチルトセンサ13を配置し、光ディスク5のチルト量を検出する。2つのチルトセンサの出力信号の差を取り、補償器9を介してOLACT(対物レンズアクチュエータ)ドライバ14に入力する。OLACTドライバ14は、そのチルトセンサの差信号に従ってOLACT8を駆動する。
次に、本システムの動作について説明する。光ディスク挿入時には第1SW11はサーボ引き込み回路15に接続され、第2SW12はオフとなっている。サーボ引き込み回路15によってサーボ引き込み動作を行い、OL2のチルト量が「0」のタイミングで第1SW11を補償器9側に接続し閉ループとし、OLチルトサーボを駆動させる。次に第2SW12を接続し、光ディスクチルトセンサ13からの光ディスクチルト量の信号にOLチルト量を追従させる。
さらに特許文献2では、前述のような4軸ACTを用いたOLのチルト制御による光ディスクのチルト制御は、光ディスクの反り等に追従させるため、光ビームの光軸を光ディスクの面に垂直にするようにチルト制御を行っている。
また、特許文献3には、チルトサーボの駆動方法として、レンズチルトセンサの出力に従って、まずレンズチルトサーボを行う。その後、レンズ/ディスクの相対チルトセンサにより、相対チルトサーボを行うことが記載されている。特許文献4にも、チルトサーボの駆動方法として、チルトサーボを引き込む前に、レンズアクチュエータのフォーカス駆動手段で、対物レンズ保持体の位置をフォーカス方向のほぼ中央となるように駆動することが記載されている。
さらに特許文献5には、ACTのOLホルダにOLと光ディスクの相対チルトを検出するためのチルトセンサを配置し、このOLと光ディスクの相対チルト値からOLチルト駆動量を算出し、OLチルト駆動量でACTを駆動させ、光ディスクのチルト補償する、光ディスク装置が記載されている。しかしながら、光学的な収差はOLのレンズ形状に依存しており、収差が最も小さくなるレンズ傾き角が、光ディスク傾き角と一致しない場合が多い。つまり、光ディスクとOLの光軸を直交に保ったとしても、収差を低減することができない場合もあることから、特に、光ディスクに対するOLホルダの傾き角度がn倍(nは1を除く所定の数)となるようなサーボ信号を演算するサーボ信号演算手段を有する光ディスク装置である。
特開2002−260264号公報 特開2003−016677号公報 特開2000−187866号公報 特開2000−276756号公報 特開平11−144280号公報
しかしながら、前述したような、特許文献1,2に記載される4軸ACTによるチルト補償システムは、光ディスクのチルト量を検出し、そのチルト量に応じてOLを傾ける補償方法である。図12に示すように、OLチルトサーボの閉ループ内にあるセンサは、OLチルトセンサ10のみであり、光ディスクチルトセンサ13側は閉ループではなく開ループ制御となる。したがって、光ディスクチルトセンサ13とOLチルトセンサ10にオフセットがある場合、その相対オフセットは全て制御誤差となる。補正しなければならない光ディスク5のチルト量の最大値を0.1degとし、OLチルトサーボの閉ループゲインを40dBとしたとき、サーボ系において発生する制御誤差は0.8×10−5radとなる。このように、サーボ系で発生する制御誤差は十分小さいにも関わらず、チルトセンサによって発生するオフセットは遙かに大きく、このチルトセンサによって発生するオフセットを小さくすることは、このラジアル,タンジェンシャルチルト補償システムにおいて重要な課題となる。
また、特許文献3,4のチルトサーボの引き込み方法には、引き込み手順などについて記述されているが、各チルトセンサは組み付け時などに調整しても必ず残留オフセットがあり、それらの値は制御しようとするチルト量に対して無視できないほど大きく、これらの解決手段については記述されていない。
さらに、特許文献5には、光ディスクに対するOLホルダの傾き角度がn倍(nは1を除く所定の数)となるようなサーボ信号を演算するサーボ信号演算手段を用いてOLチルトを制御する場合、チルト量の「0」点がどこかがわからないと、n倍する信号、特にチルト量が小さいときに大きな制御誤差が発生する。すなわち、OLと光ディスクの相対チルトセンサのオフセット量と、光ディスクチルトセンサのオフセット量がきちんと把握されるか、あるいは「0」に調整されていない状態で、OLをチルト制御させて光ディスクチルト量を補償しようとした場合、例えば光ディスクチルト量の真の値が「0」であるにも関わらず、チルトセンサ出力値にオフセット量があるので、そのオフセット量をn倍した信号でACTを駆動させてしまう。この場合、ACTのチルト量は「0」のときに最適となるはずであるが、n倍されたオフセット量を目標にフィードバックがかかるので、光ディスクチルト量を補償するどころかかえって悪化させてしまう結果となり、このようなOLをチルト制御させる光ディスクチルト補償装置においては、各チルトセンサ、ACTのオフセット量を正確に把握することが重要となるが、特許文献5にはそのチルト量の「0」点をどのように検出あるいは算出を行う点については記載されていない。
また、複数の光源波長に対応した、いわゆるコンボドライブ、スーパーコンボドライブ、マルチドライブなどに用いる光ピックアップは、通常1つの光ピックアップ(以下、PUという)で、3波長用のスポット径を形成している。すなわち、各波長の光路に配置する光学部品の一部を共通化し、低コスト化を図っている。例えば図13に示すように、OL(対物レンズ)2とそれをFo(フォーカス)、Tr(トラック)方向に駆動するOLACT(対物レンズアクチュエータ)8、1/4波長板4を共通化し、1/4波長板4から光源側の光路に配置する第1〜第3CL(コリメートレンズ)6a〜6c、第1,第2BS(ビームスプリッタ)3a,3b、第1〜第3LD(レーザーダイオード)1a〜1cなどを個別に光路に配置する。この場合、組み付け時には各波長の光で個別にスポット径が最良になるように共通部品及び個別部品を配置するので、各波長の光軸が互いに一致せず、光ディスクチルト量、OLチルト量が「0」となる角度が各波長ごとにずれることになる。
そこで本発明は、前記従来技術の課題を解決することに指向するものであり、チルトセンサのチルトオフセット量をキャンセルする手法を提示することによって、光ディスクのチルト量によって発生するコマ収差を最小にするチルト補償装置及びチルト補償方法を実現し、このチルト補償装置及びチルト補償方法を用いて従来技術の問題点を解決した光ピックアップと、この光ピックアップを備えて情報記録及び情報再生を行うチルト補償装置及びチルト補償方法とこれを用いる光記録再生装置を提供することを目的とする。
この目的を達成するために、本発明の請求項1に係るチルト補償装置は、光源からの出射光を光記録媒体の記録面上に集光照射する対物レンズと、対物レンズをチルト制御する対物レンズチルトアクチュエータと、対物レンズのチルト量を検出する対物レンズチルトセンサと、光記録媒体のチルト量を検出する光記録媒体チルトセンサと、対物レンズチルトセンサからのチルト量と光記録媒体チルトセンサからのチルト量から対物レンズと光記録媒体の相対チルト量を算出する演算手段と、各チルトセンサに発生するチルトオフセット量を記憶する記憶手段と、チルトオフセット量をもとに光ピックアップのチルトオフセット量を調整する手段とを備え、記憶手段が、対物レンズチルトセンサによって発生する対物レンズのチルトオフセット量、光記録媒体チルトセンサによって発生する光記録媒体のチルトオフセット量、及び対物レンズチルトアクチュエータのチルトオフセット量を個別に記憶することを特徴とする。
また、請求項2に記載されたチルト補償装置は、請求項1のチルト補償装置において、対物レンズチルトアクチュエータは、ラジアル方向とタンジェンシャル方向の2方向にチルト制御できる対物レンズチルトアクチュエータであり、また、対物レンズのチルト量を検出する対物レンズチルトセンサ及び光記録媒体のチルト量を検出する光記録媒体チルトセンサは共に、ラジアル方向とタンジェンシャル方向で個別にチルト量を検出できるチルトセンサであり、各チルトセンサのチルトオフセット量をラジアル方向とタンジェンシャル方向で共に、かつ個別に記憶する記憶手段を備えたことを特徴とする。
また、請求項に記載されたチルト補償装置は、請求項1,2のチルト補償装置において、各チルトセンサのチルトオフセット量を個別に記憶する記憶手段を、光記録媒体の記録面上に集光照射する複数の波長の出射光を出力する光源における光源の各波長ごとに個別に備えたこと、または、各チルトセンサのチルトオフセット量を個別に記憶する記憶手段を、光記録媒体の記録面上に集光照射する3波長の出射光を出力する光源における光源の各波長ごとに個別に備えたこと、さらに、各チルトセンサのチルトオフセット量を記憶した記憶手段により、記憶手段の各波長ごとに記憶した各チルトセンサのチルトオフセット量を使用する波長に応じて選択する信号切り替え手段を備えたことを特徴とする。
また、請求項に記載されたチルト補償方法は、光記録媒体を回転させるスピンドルの回転軸を法線とした面内で回転する基準光記録媒体に対して光ピックアップ基準面を平行とするように光ピックアップのチルト調整をして、調整後の光ピックアップにおいて検出したチルト量の信号からチルトオフセット量を求めて記憶手段に記憶し、光ピックアップの動作時にチルトオフセット量によってチルト量を調整するチルト補償方法であって、調整後の光ピックアップから出射の光源光によるスポット径を観測して、対物レンズチルトアクチュエータに印加の電圧または電流の駆動信号により対物レンズをチルト制御し、スポット径のコマ収差が最小となったときの対物レンズチルトアクチュエータに印加した駆動信号をチルトオフセット量として記憶手段に記憶し、動作時の対物レンズのチルト制御に対物レンズチルトアクチュエータの駆動信号から記憶手段に記憶したチルトオフセット量を減算して、対物レンズのチルト制御を調整することを特徴とする。
また、請求項7,8に記載されたチルト補償方法は、請求項のチルト補償方法において、調整後の光ピックアップに搭載した対物レンズチルトセンサから出力のチルト量によりチルトオフセット量を求めて記憶手段に記憶し、光ピックアップの動作時には対物レンズチルトセンサのチルト量から記憶手段に記憶したチルトオフセット量を減算してチルト量を調整すること、また調整後の光ピックアップに搭載した光記録媒体チルトセンサから出力のチルト量によりチルトオフセット量を求めて記憶手段に記憶し、光ピックアップの動作時に光記録媒体チルトセンサのチルト量から記憶手段に記憶したチルトオフセット量を減算して光記録媒体チルト量を調整することを特徴とする。
また、請求項に記載されたチルト補償方法は、請求項のチルト補償方法において、調整後の光ピックアップから出射の光源光によるスポット径を観測してスポット径のコマ収差を最小とするために、対物レンズチルトアクチュエータに電圧または電流の駆動信号を印加して対物レンズをチルト制御し、スポット径のコマ収差が最小となったとき光記録媒体チルトセンサから出力のチルト量によりチルトオフセット量を求めて記憶手段に記憶し、光ピックアップの動作時に光記録媒体チルトセンサのチルト量から記憶手段に記憶したチルトオフセット量を減算して光記録媒体チルト量を調整することを特徴とする。
また、請求項10に記載された光記録再生装置は、請求項1〜のいずれか1項に記載のチルト補償装置を備え、光源からの出射光を光記録媒体の記録面上に集光照射することにより情報の記録または消去を行うと共に、光記録媒体からの透過光あるいは反射光を受光素子で検出するか、または信号検出光学系内で集束した集束光を受光素子で検出することにより情報を再生することを特徴とする。
前記のチルト補償装置及びチルト補償方法とこれを用いる光記録再生装置によれば、各チルト量の信号のオフセットエラーで発生するチルト制御誤差を軽減して、高精度なチルトサーボによるチルト補償する装置及び方法が実現でき、コマ収差を抑えた高品位なスポット径を光記録媒体(光ディスク)上に形成できる。
以上説明したように、本発明によれば、各チルト信号のオフセットエラーによって発生するチルト制御誤差を著しく軽減することができ、高精度なチルトサーボによるチルト補償装置及びチルト補償方法が実現でき、これによって、コマ収差を極限まで抑えた高品位なビームスポットを光ディスク盤面に形成でき、さらに読み出しエラーの少ない、書き込み品質のよい良好な光ピックアップ並びに当該光ピックアップを備えて情報記録及び情報再生を行う光記録再生装置を実現できるという効果を奏する。
以下、図面を参照して本発明における実施の形態を詳細に説明する。
図1は本発明の実施の形態1における光ディスクチルト補償装置の概略を示す構成図である。ここで、前記従来例を示す図12において説明した構成要件に対応し同等の機能のものには同一の符号を付して示し、以下の各図においても同様とする。
図1に示す光ディスクチルト補償装置において、OL2下部にOL2のチルト量を検出するためのOLチルトセンサ10を配置する。このOLチルトセンサ10は、OL2のチルト量を検出して電気信号に変換する。一方、光ディスク5側にも光ディスクチルトセンサ13を配置し、光ディスク5のチルト量を検出する。
各チルトセンサにはオフセット調整のためのオフセット調整器16があり、予め求めたチルトオフセット量に基づいてオフセットを調整する。演算器18により、2つのオフセット調整されたチルト量の信号の差を取り、補償器9を介してOLACTドライバ14に入力する。OLACTドライバ14は、そのチルトセンサの差信号に従ってOLACT8を駆動する。その際OLACT8のチルトオフセット量は予めOLACT8に応じてオフセット記憶手段17に記憶されたチルトオフセット量に基づいてオフセット調整された駆動電圧によりOLACT8を駆動する。
次に、オフセット記憶手段17に予め求めておくチルトオフセット量を求める一例を説明する。まず、光ディスクチルトセンサ13について説明する。チルト量がほぼないフラットな面を持つチルト基準光ディスクをスピンドルに取り付け、オートコリメータ等のチルト測定器でチルト基準光ディスクのチルトを測定し、そのチルト値をチルト「0」の基準値とする。その状態で光ディスクチルトセンサ13から出力されるチルト量を、光ディスクチルトセンサ13のチルトオフセット量として記憶する。またラジアル方向,タンジェンシャル方向を個別に記憶してもよい。また、そのチルトセンサ出力値を「0」とするように、光ディスクチルトセンサ13の傾きを調整してもよい。その場合は、調整後に残留するチルトセンサの出力値を光ディスクチルトセンサのチルトオフセット量として記憶する。
次に、OLチルトセンサ10のチルトオフセット量の求める一例を説明する。光ディスクチルトセンサ13の調整時と同様に、チルト量がほぼないフラットな面を持つチルト基準光ディスクをスピンドルに取り付け、OLACT8をフォーカス方向に駆動させ、光ディスク記録面にスポット径を形成させる。スポット測定器などの集光スポットが観測できる測定器を用いて、光ディスク記録面に集光しているスポット形状を観測する。この状態でOLACT8のチルト軸をラジアル方向、タンジェンシャル方向に駆動させ、チルト量によって発生する集光スポットのコマ収差を最小にするOLACT8のチルト軸駆動電圧または電流を求め、この電圧値あるいは電流値などのチルト量に換算できる電気物理量をOLACT8のチルトオフセット量として記録する。
また、その状態でOLチルトセンサ10から出力されるチルト量を、OLチルトセンサ10のチルトオフセット量として記憶する。ラジアル方向とタンジェンシャル方向を個別に記憶してもよい。また、そのチルトセンサの出力値を「0」とするように、OLチルトセンサ10の傾きを調整してもよい。その場合は、調整後に残留するチルトセンサの出力値をOLチルトセンサ10のチルトオフセット量として記憶する。OLチルトセンサ10側のオフセット調整は、信号品質評価など、RF信号が最大になる点やJitterが最小となる点での検出信号を用いて調整し、求めることもできる。
次に、本実施の形態1におけるチルト補償装置の動作について説明する。初期状態では第1SW11はサーボ引き込み回路15に接続され、第2SW12はオフとなっている。光ディスク5がドライブ(図示せず)に挿入されスピンドルにより回転すると、光ディスクチルトセンサ13から光ディスクチルト量の信号が出力される。オフセット記憶手段17には予め求めておいたチルトセンサのチルトオフセット量を用いて、減算することによってオフセット調整器16で光ディスクチルト量の信号のチルトオフセット量をキャンセルする。このようにしてオフセット調整された光ディスクチルト量の信号は、そのチルトオフセット量が「0」となった信号となる。
サーボの引き込み時は、サーボ引き込み回路15によってサーボ引き込み動作を行い、OLチルト量が「0」のタイミングで第1SW11を補償器9側に接続し閉ループとし、OLチルトサーボを駆動させる。次に、第2SW12を接続し、光ディスクチルトセンサ13からの光ディスクチルト量の信号にOLチルト量を追従させる。
また、図1に示すチルト補償装置において、光ディスクチルトセンサ13、OLチルトセンサ10の各チルトセンサで発生するチルトオフセット量を記憶する記憶手段として、OLチルトセンサ10によって発生するOLチルトセンサのチルトオフセット量、光ディスクチルトセンサ13によって発生する光ディスクチルトセンサのチルトオフセット量を個別に記憶し、また、OLACT8のチルトオフセット量に対しても、各チルトセンサのオフセット記憶手段とは別に記憶する記憶手段を有する。したがって、図1に示す各ブロックにおいて個別に発生するチルトオフセット量を個別に調整することができる。
さらに、OLACT8は、ラジアル方向,タンジェンシャル方向の2方向にチルト制御することができるOLACT8であり、ラジアル方向とタンジェンシャル方向に対して個別に行うオフセット調整器16を具備している。また、このOL2のチルト量を検出するためのOLチルトセンサ10、及び光ディスク5のチルト量を検出するための光ディスクチルトセンサ13においても、共にラジアル方向、タンジェンシャル方向を個別にそのチルト量を検出できるチルトセンサである。各チルトセンサのチルトオフセット量をラジアル方向のチルトオフセット量、タンジェンシャル方向のチルトオフセット量を共に、かつ個別に記憶する記憶手段を具備する。ラジアル方向,タンジェンシャル方向を独立に各チルトセンサのチルトオフセット量とOLACT8のチルトオフセット量を調整することができる。
図2は本発明の実施の形態2における光ディスクチルト補償装置の概略を示す構成図である。図2に示す光ディスクチルト補償装置において、OL2下部にOL2のチルト量を検出するためのOLチルトセンサ10を配置する。このOLチルトセンサ10は、OL2のチルト量を検出して電気信号に変換する。一方、光ディスク5側にも光ディスクチルトセンサ13を配置し、光ディスク5のチルト量を検出する。
各チルトセンサにはオフセット調整のためのオフセット調整器16があり、予め求めたチルトオフセット量に基づいてオフセットを調整する。演算器18により、2つのオフセット調整されたチルト量の信号の差を取り、補償器9を介してOLACTドライバ14に入力する。OLACTドライバ14は、そのチルトセンサの差信号に従ってOLACT8を駆動する。その際OLACT8のチルトオフセット量は予めOLACT8に応じてオフセット記憶手段17に記憶されたチルトオフセット量に基づいてオフセット調整された駆動電圧によりOLACT8を駆動する。
次に、本実施の形態2におけるチルト補償装置の動作について説明する。初期状態では第1SW11はサーボ引き込み回路15に接続され、第2SW12はオフとなっている。光ディスク5がドライブ(図示せず)に挿入されスピンドルにより回転すると、光ディスクチルトセンサ13から光ディスクチルト量の信号が出力される。オフセット記憶手段17には予め求めておいたチルトセンサのチルトオフセット量を用いて、減算することによってオフセット調整器16で光ディスクチルト量の信号のチルトオフセット量をキャンセルする。オフセット記憶手段17は各波長に応じて個別にチルトオフセット量を記憶しており、その記憶された複数のチルトオフセット量から最適な値を選択し、オフセット調整器16によりオフセット調整する。このようにしてオフセット調整された光ディスクチルト量の信号は、そのチルトオフセット量が「0」となった信号となる。このようにしてオフセット調整された光ディスクチルト量の信号は、そのチルトオフセット量が「0」となった信号となる。
サーボの引き込み時は、サーボ引き込み回路15によってサーボ引き込み動作を行い、OLチルト量が「0」のタイミングで第1SW11を補償器9側に接続し閉ループとし、OLチルトサーボを駆動させる。次に、第2SW12を接続し、光ディスクチルトセンサ13からの光ディスクチルト量の信号にOLチルト量を追従させる。OLチルトセンサ10側のオフセット調整は、信号品質評価など、RF信号が最大になる点やJitterが最小となる点での検出信号を用いて調整し、求めることができる。
また、図2に示すチルト補償装置において、各チルトセンサのチルトオフセット量を個別に記憶する記憶手段を、光源の波長ごとに複数具備しているので、各波長において光軸が垂直になっていない場合など、オフセット量が異なっても、各波長ごとに最適なチルトオフセット量を選択し、調整することができる。
例えば、複数の波長として特にCD用光源(波長λ=785nm)、DVD用光源(波長λ=660nm)、BD用光源(波長λ=405nm)の3波長を想定して、3つの波長でそれぞれ各チルトセンサのチルトオフセット量を記憶するオフセット記憶手段17を具備している。光ディスク5がドライブに挿入され、光ディスクの種類を判別した後に、その光ディスクがCDであった場合は、CD光源用のオフセット電圧でオフセット調整器16によりチルトオフセット量を調整する。図2では光ディスクチルトセンサ13に3つの波長のλ1〜λ3オフセット記憶手段17a〜17cが具備されているが、OLチルトセンサ10のチルトオフセット量に対するオフセット記憶手段や、OLACT8のチルト駆動信号のチルトオフセット量に対するオフセット記憶手段にも複数の波長のチルトオフセット量を記憶するオフセット記憶手段を具備していてもよい。
さらに、オフセット記憶手段17の出力に信号切り替え器19が設置してある。各波長の光源使用時に、これらの波長に対応するチルトオフセット量をオフセット調整端子を介してオフセット調整器16に入力するとき、信号切り替え器19により対応するオフセット記憶手段17a〜17cに接続するようになっている。
図3は本発明の実施の形態3における光ディスクチルト補償装置の概略を示す構成図である。図3に示す光ディスクチルト補償装置において、OL2下部にOL2のチルトを検出するためのOLチルトセンサ10を配置する。OLチルトセンサ10は、OLのチルト量を検出し、電気信号に変換する。一方、光ディスク5側にも光ディスクチルトセンサ13を配置し、光ディスク5のチルト量を検出する。
各チルトセンサにはオフセット調整のためのオフセット調整器16があり、予め求めたチルトオフセット量に基づいてオフセットを調整する。演算器18により、2つのオフセット調整されたチルト量の信号差を取り、補償器9を介してOLACTドライバ14に入力する。OLACTドライバ14は、そのチルトセンサの差信号に従ってOLACT8を駆動する。その際OLACT8のチルトオフセット量は予めOLACT8に応じてオフセット記憶手段17に記憶されたチルトオフセット量に基づいてオフセット調整された駆動電圧によりOLACT8を駆動する。
次に、本実施の形態3におけるチルト補償装置の動作について説明する。初期状態では第1SW11はサーボ引き込み回路15に接続され、第2SW12はオフとなっている。光ディスク5がドライブ(図示せず)に挿入されスピンドルにより回転すると、光ディスクチルトセンサ13から光ディスクチルト量の信号が出力される。オフセット記憶手段17には予め求めておいたチルトセンサのチルトオフセット量を用いてオフセット調整器で光ディスクチルト量の信号のチルトオフセット量をキャンセルする。このようにしてオフセット調整された光ディスクチルト量の信号は、そのチルトオフセット量が「0」となった信号となる。
サーボの引き込み時は、サーボ引き込み回路15によってサーボ引き込み動作を行い、OLチルト量が「0」のタイミングで第1SW11を補償器9側に接続し閉ループとし、OLチルトサーボを駆動させる。次に第2SW12を接続し、光ディスクチルトセンサ13からの光ディスクチルト量の信号にOLチルト量を追従させる。OLチルトセンサ8側のオフセット調整は、信号品質評価など、RF信号が最大になる点やJitterが最小となる点での検出信号を用いて調整し、求めることができる。
次に、光ディスクチルトセンサのチルトオフセットの調整方法について説明する。図4にはチルトオフセット調整の概念図、図5にはチルトオフセット調整のフローチャートを示す。まず、各波長に対するPU(光ピックアップ)組み付け及び光軸調整は、全ての波長でPU基準面bを基準として行う。こうすることにより、図4に示すPU基準面bに対する光軸dの角度は、各波長間でばらつきが最小となる。
図5に示すチルトオフセット調整のフローチャートのように、まず基準となる光ディスクにチルト量のない基準光ディスク5’をスピンドルに取り付ける。スピンドルを回転させながらオートコリメータなどを用いて、基準光ディスク5’の面aとPU基準面bが平行になるようにPU基準面bを調整する(S1)。調整終了後に光ディスクチルトセンサ13の出力値を検出し、その検出値を光ディスクチルトセンサ13のチルトオフセット量としてオフセット記憶手段に記憶させる(S2)。この記録された基準光ディスク5’のチルトオフセット量を用いて、動作時すなわち光ディスクのチルト検出時には記憶手段に記憶された光ディスクチルトセンサ13のチルトオフセット量をチルトセンサの出力値から引くことにより光ディスクチルト量とするようにオフセット調整する。
また、OLACT8のチルトオフセットの調整方法について説明する。光ディスクチルトセンサのチルトオフセット調整後、各波長において、PUを駆動させてフォーカスサーボをかけチルト制御し(S3)、基準光ディスク盤面の光ピックアップから出射される光源光によるスポット径を観測する(S4)。OLACT8のチルト軸を駆動させて(S5)、コマ収差が最小となる位置で(S5のYes)OLACT8のチルト制御を停止させる。そのときOLACT8に印加しているOLACT8の駆動電圧または電流値をOLACT8のチルトオフセット量としてオフセット記憶手段に記憶させる(S6)。動作時すなわちOLのチルト制御駆動時には記憶手段に記憶されたOLACT8のチルトオフセット量をOLACT駆動信号から引くことによりOLACT8のチルト制御の駆動信号とするようにオフセット調整する。
さらに、OLチルトセンサのチルトオフセットの調整方法について説明する。光ディスクチルトセンサ13のチルトオフセット調整後、各波長において、PUを駆動させてフォーカスサーボをかけ(S3)、基準光ディスク盤面の光ピックアップから出射される光源光によるスポット径を観測する(S4)。OLACT8のチルト軸を駆動させ、コマ収差が最小となる位置でOLACT8のチルト制御を停止させる。そのときのOLチルトセンサ10の出力値を検出し、その検出値をOLチルトセンサ10のチルトオフセット量としてオフセット記憶手段に記憶させる(S7)。この記録されたOLチルトセンサ10のチルトオフセット量を用いて、動作時すなわちOLチルト量の検出時には記憶手段に記憶されたOLチルトセンサ10のチルトオフセット量をチルトセンサ出力値から減算することによりOLチルト量とするようにオフセット調整する。
以上のようにチルト調整により求めた各チルトセンサに発生するチルトオフセット量を図3に示すオフセット記憶手段17に記憶して、PUを駆動する際には記憶したチルトオフセット量を用いてチルト調整し、コマ収差の少ないスポット径を形成できる。
また、図6は前述した各実施の形態1〜3で説明した光ディスクチルト補償装置の具体的な構成例を示す図である。光ディスクチルト補償装置では、各ブロックをアナログ回路あるいはデジタル回路を用いて構成しても実現可能であるが、図6に示すように、装置の大半の部分をDSP(デジタルシグナルプロセッサ)により構築することも可能である。DSPのプログラムにより前述の装置動作を簡便に実現することができる。DSPには各チルトセンサからの検出信号を入力し、DSP内で各チルトセンサ(OLチルトセンサ10,光ディスクチルトセンサ13)とOLACT8のチルトオフセット量を調整し、OLACT8の駆動信号を作成する。
図7にはチルト補償装置を構成するDSPで行う作業のブロック図を示す。この図7に示すように、図1に示したブロックの構成と同様のブロックの機能をソフト的に構成することができる。
図8は本発明の実施の形態4における光記録再生装置である情報記録再生装置の概略構成を示す透過斜視図である。図8に示すように、情報記録再生装置20は、光ディスク5に対して光ピックアップ21を用いて情報の記録,再生,消去の少なくともいずれか1以上を行う装置である。本実施の形態4において、光ディスク5は、保護ケースのカートリッジ25内に格納されている。光ディスク5はカートリッジ25ごと、挿入口22から情報記録再生装置20に矢印「ディスク挿入」方向へ挿入セットされて、スピンドルモータ23により回転駆動され、光ピックアップ21により情報の記録や再生、あるいは消去が行われる。なお、光ディスク5はカートリッジ25内に格納している必要はなく裸の状態であってもよい。
本実施の形態4の情報記録再生装置は、前述した実施の形態1〜3の光ディスクのチルト補償装置を備え、光源からの出射光を光ディスク5の記録面上に集光照射して情報の記録あるいは消去を行うと共に、光ディスクからの透過光あるいは反射光を受光素子で検出、または信号検出光学系内で集束させた集束光を受光素子で検出して情報の再生を行う。前述したようなチルト補償装置を搭載することにより、コマ収差を極限まで抑え高品位なビームスポットを光ディスク盤面に形成でき、読み出しエラーの少ない、書き込み品質の良好な光ピックアップと、この光ピックアップを備えた情報記録再生装置を実現できる。
本発明に係るチルト補償装置及びチルト補償方法とこれを用いる光記録再生装置は、光ディスクチルト量のオフセットエラーにより生じるチルト制御誤差を軽減し、OLチルトサーボによるチルト補償装置及び方法が可能となり、コマ収差を極限まで抑えた高品位なビームスポットを光ディスク盤面に形成でき、読み出しエラーの少ない書き込み品質を良好とする光ディスクの記録再生装置のチルトサーボ制御において、チルトエラーを補正する装置及び方法とこれを用いた光記録再生装置等に有用である。
本発明の実施の形態1における光ディスクチルト補償装置の概略を示す構成図 本発明の実施の形態2における光ディスクチルト補償装置の概略を示す構成図 本発明の実施の形態3における光ディスクチルト補償装置の概略を示す構成図 チルトオフセット調整の概念図 チルトオフセット調整のフローチャートを示す図 各実施の形態1〜3で説明した光ディスクチルト補償装置の具体的な構成例を示す図 チルト補償装置を構成するDSPで行う作業のブロック図 本発明の実施の形態4における光記録再生装置である情報記録再生装置の概略構成を示す透過斜視図 従来のチルト駆動する正常時のOLと4軸ACTの配置と光ディスク上のスポット径を示す図 従来のチルト駆動する異常時のOLと4軸ACTの配置と光ディスク上のスポット径を示す図 従来のチルト駆動する補償時のOLと4軸ACTの配置と光ディスク上のスポット径を示す図 従来のチルト補償装置の概略を示す構成図 3波長用のスポット径を形成する各波長の光路に光学部品を配置した光ピックアップの概略構成を示す図
符号の説明
1 LD(レーザーダイオード)
2 OL(対物レンズ)
3 BS(ビームスプリッタ)
4 1/4波長板
5 光ディスク(光記録媒体)
5’ 基準光ディスク
6 CL(コリメートレンズ)
7 4軸ACT(アクチュエータ)
8 OLACT(対物レンズアクチュエータ)
9 補償器
10 OLチルトセンサ
11 第1SW
12 第2SW
13 光ディスクチルトセンサ
14 OLACTドライバ
15 サーボ引き込み回路
16 オフセット調整器
17 オフセット記憶手段
17a〜17c λ1〜λ3オフセット記憶手段
18 演算器
19 信号切り替え器
20 情報記録再生装置
21 光ピックアップ
22 挿入口
23 スピンドルモータ
24 キャリッジ
25 カートリッジ

Claims (10)

  1. 光源からの出射光を光記録媒体の記録面上に集光照射する対物レンズと、前記対物レンズをチルト制御する対物レンズチルトアクチュエータと、前記対物レンズのチルト量を検出する対物レンズチルトセンサと、前記光記録媒体のチルト量を検出する光記録媒体チルトセンサと、前記対物レンズチルトセンサからのチルト量と前記光記録媒体チルトセンサからのチルト量から前記対物レンズと前記光記録媒体の相対チルト量を算出する演算手段と、各チルトセンサに発生するチルトオフセット量を記憶する記憶手段と、前記チルトオフセット量をもとに光ピックアップのチルトオフセット量を調整する手段とを備え
    前記記憶手段が、前記対物レンズチルトセンサによって発生する対物レンズのチルトオフセット量、前記光記録媒体チルトセンサによって発生する光記録媒体のチルトオフセット量、及び前記対物レンズチルトアクチュエータのチルトオフセット量を個別に記憶することを特徴とするチルト補償装置。
  2. 前記対物レンズチルトアクチュエータは、ラジアル方向とタンジェンシャル方向の2方向にチルト制御できる対物レンズチルトアクチュエータであり、また、対物レンズのチルト量を検出する対物レンズチルトセンサ及び光記録媒体のチルト量を検出する光記録媒体チルトセンサは共に、ラジアル方向とタンジェンシャル方向で個別にチルト量を検出できるチルトセンサであり、前記各チルトセンサチルトオフセット量をラジアル方向とタンジェンシャル方向で共に、かつ個別に記憶する記憶手段を備えたことを特徴とする請求項1記載のチルト補償装置。
  3. 記各チルトセンサのチルトオフセット量を個別に記憶する記憶手段を、光記録媒体の記録面上に集光照射する複数の波長の出射光を出力する光源における前記光源の各波長ごとに個別に備えたことを特徴とする請求項1または2記載のチルト補償装置。
  4. 前記各チルトセンサのチルトオフセット量を個別に記憶する記憶手段を、光記録媒体の記録面上に集光照射する波長の出射光を出力する光源における前記光源の各波長ごとに個別に備えたことを特徴とする請求項1または2記載のチルト補償装置。
  5. 前記各チルトセンサのチルトオフセット量を記憶した記憶手段により、前記記憶手段の各波長ごとに記憶した各チルトセンサのチルトオフセット量を使用する波長に応じて選択する信号切り替え手段を備えたことを特徴とする請求項3または4記載のチルト補償装置。
  6. 光記録媒体を回転させるスピンドルの回転軸を法線とした面内で回転する基準光記録媒体に対して光ピックアップ基準面を平行とするように光ピックアップのチルト調整をして、調整後の前記光ピックアップにおいて検出したチルト量の信号からチルトオフセット量を求めて記憶手段に記憶し、前記光ピックアップの動作時に前記チルトオフセット量によってチルト量を調整するチルト補償方法であって、
    調整後の前記光ピックアップから出射の光源光によるスポット径を観測して、対物レンズチルトアクチュエータに印加の電圧または電流の駆動信号により対物レンズをチルト制御し、前記スポット径のコマ収差が最小となったときの前記対物レンズチルトアクチュエータに印加した前記駆動信号をチルトオフセット量として記憶手段に記憶し、動作時の対物レンズのチルト制御に前記対物レンズチルトアクチュエータの駆動信号から前記記憶手段に記憶したチルトオフセット量を減算して、対物レンズのチルト制御を調整することを特徴とするチルト補償方法
  7. 調整後の前記光ピックアップに搭載した対物レンズチルトセンサから出力のチルト量によりチルトオフセット量を求めて記憶手段に記憶し、前記光ピックアップの動作時には前記対物レンズチルトセンサのチルト量から前記記憶手段に記憶したチルトオフセット量を減算してチルト量を調整することを特徴とする請求項6記載のチルト補償方法。
  8. 調整後の前記光ピックアップに搭載した光記録媒体チルトセンサから出力のチルト量によりチルトオフセット量を求めて記憶手段に記憶し、前記光ピックアップの動作時に前記光記録媒体チルトセンサのチルト量から前記記憶手段に記憶したチルトオフセット量を減算して光記録媒体チルト量を調整することを特徴とする請求項記載のチルト補償方法。
  9. 調整後の前記光ピックアップから出射の光源光によるスポット径を観測して前記スポット径のコマ収差を最小とするために、対物レンズチルトアクチュエータに電圧または電流の駆動信号を印加して対物レンズをチルト制御し、前記スポット径のコマ収差が最小となったとき光記録媒体チルトセンサから出力のチルト量によりチルトオフセット量を求めて記憶手段に記憶し、前記光ピックアップの動作時に前記光記録媒体チルトセンサのチルト量から前記記憶手段に記憶したチルトオフセット量を減算して光記録媒体チルト量を調整することを特徴とする請求項7記載のチルト補償方法。
  10. 請求項1〜5のいずれか1項に記載の光記録媒体チルト補償装置を備え、光源からの出射光を光記録媒体の記録面上に集光照射することにより情報の記録または消去を行うと共に、前記光記録媒体からの透過光あるいは反射光を受光素子で検出するか、または信号検出光学系内で集束した集束光を受光素子で検出することにより情報を再生することを特徴とする光記録再生装置
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