JP4204251B2 - 静圧気体軸受スピンドル装置 - Google Patents

静圧気体軸受スピンドル装置 Download PDF

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【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、塗装用噴霧装置や各種加工機等の高速回転を必要とする機械装置に用いられる静圧気体軸受スピンドル装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
主軸を半径方向に支持するラジアル静圧気体軸受と、軸方向に支持するスラスト複合軸受と、上記主軸の駆動手段及びこれらの軸受を支持するハウジングからなり、上記スラスト複合軸受を永久磁石とスラスト静圧気体軸受の組合せにより構成し、磁石の吸引力とスラスト静圧気体軸受の軸受反力とをバランスさせるようにした静圧気体軸受スピンドル装置は、従来から知られている(例えば、実開平1−65423号公報参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記の静圧気体軸受スピンドル装置のように、永久磁石とスラスト静圧気体軸受を組合わせたスラスト複合軸受を用いる場合は、永久磁石の吸引力とスラスト静圧気体軸受の軸受反力を釣合わせる必要があるため、磁石による吸引力が不十分な場合には静圧気体軸受の軸受反力を小さくする必要が生じ、静圧気体軸受への供給気体圧力を下げる等の対策がなされる。しかし、静圧気体軸受の軸受反力を小さくすることは、スピンドルの軸方向の剛性や負荷容量を低下させることにつながり、軸受としての性能が低下してしまう。そのため上記の対策は、スラスト複合軸受の性能を改善する対策とはいえない。
【0004】
また、上記のスラスト複合軸受の回転側スラスト軸受面及びこれと軸受すき間をおいて対向する固定側スラスト軸受面は共に材料の潤滑性が高くないため、主軸回転中にスラスト軸受が接触した場合に焼き付きを発生する可能性が高い。
【0005】
さらに、スピンドル装置の高速回転化を行う場合には、軸受を含めた主軸の固有振動数を大きくするためにラジアル軸受の性能を高めることが必要である。ラジアル軸受の性能は、スピンドル装置の主軸径を大きくすることにより高めることができるが、前述した従来例の構造を用いて主軸径を大きくした場合、主軸の重量は主軸径の2乗に比例して増加するため、結果として軸受を含めたスピンドル主軸の固有振動数を大きく改善することが難しく、スピンドル高速回転化を達成することが困難となる。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するために、この発明は、主軸と、その主軸を半径方向に支持するラジアル静圧気体軸受と、軸方向に支持するスラスト複合軸受、上記主軸の駆動手段及び各軸受を支持するハウジングとからなり、上記スラスト複合軸受が、上記主軸の端部の磁性体からなる回転側スラスト軸受面に軸受すき間を介して対向した永久磁石とスラスト静圧気体軸受の組合わせからなり、該スラスト静圧気体軸受の給気孔から供給される圧縮気体による軸受反力と上記永久磁石の吸引力との釣合いによって上記主軸を軸方向に非接触支持するようにしてなる静圧気体軸受スピンドル装置において、上記永久磁石、その永久磁石と結合された磁気回路部材、前記の軸受すき間及び上記回転側スラスト軸受面により磁気回路を構成したものである。
【0007】
上記のような磁気回路を構成することにより、永久磁石と主軸端面との間の漏れ磁束を効果的に低減することで、永久磁石から出る磁束を効率的に利用でき、結果としてスラスト複合軸受に発生する吸引力が高まる。
【0008】
なお、上記主軸端部に磁性体でなる主軸端部材を固定して上記の回転側スラスト軸受面を構成するようにすれば、主軸はその端部材を除き、非磁性材料で形成することができる。
【0009】
また、上記永久磁石と磁気回路部材により囲まれた部分に、前記スラスト静圧気体軸受を構成する非磁性材料からなる給気部材を組み込み、その給気部材に回転側スラスト軸受面に対向した前記の給気孔を設けた構成を採ることもできる。
【0010】
また、上記磁気回路部材の回転側スラスト軸受面に対向する面の面積を、該磁気回路部材の磁束が飽和しない範囲で永久磁石の断面積より小さくした構成をとると、回転側スラスト軸受面に対向する面における磁束密度が大きくなり、スラスト複合軸受における吸引力が増大する。
【0011】
さらに、上記主軸の所要の外径を持ったラジアル軸受面の部分を、該主軸の主体材料からなる中心部の外周に低比重材料による外周部を固定した構成をとると、主軸の重量増加を最小に抑えながら、主軸径を大きくすることができる。
【0012】
なお、上記スラスト複合軸受の回転側スラスト軸受面及びこれに対向した固定側スラスト軸受面の少なくとも一方に、固体潤滑剤を含む保護被膜層を形成した構成をとることができる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の静圧気体軸受スピンドル装置の実施形態を添付図面に基づいて説明する。図1に示した第1実施形態は、主軸1、これを半径方向に支持するラジアル静圧気体軸受2、3及び軸方向に支持するスラスト複合軸受4、上記主軸1に駆動力を与えるモータ5並びにこれらの軸受2〜4を支持するハウジング6とからなる。
【0014】
上記の主軸1は磁性材料で形成され、その中央部分にモータ5のロータ7が設けられる。ハウジング6には、前記ロータ7に対向したモータ5のステータ8が設けられ、そのステータ8を挟んで前記のラジアル静圧気体軸受2、3が設けられる。また、主軸1の一端面に対向して前記のスラスト複合軸受4が設けられる。ハウジング6にはこれらの各軸受2、3、4に圧縮気体を供給する給気通路9、10、11が設けられる。これらの各通路9、10、11は共通の給気継手12を経てエアチューブ23に接続される。ハウジング6には、モータ5及びラジアル静圧気体軸受2、3の冷却を行うための冷却用水路13、14が設けられる。
【0015】
上記のラジアル静圧気体軸受2、3には、所要数の給気ノズル2a、3aが設けられ、各給気ノズル2a、3aは主軸1のラジアル軸受面に対し微小なラジアル軸受すき間をおいて対向する。
【0016】
上記のスラスト複合軸受4は、軸線方向に着磁された永久磁石15と、非磁性材料からなる給気部材16と、高透磁率材料からなる磁気回路部材17から構成される。磁気回路部材17は主軸1の端面の直径を含む範囲内において該主軸1側に開放されたカップ状をなし、その内部の中心部分に永久磁石15が固着され、その永久磁石15の回りに環状の給気部材16が嵌合固着される。給気部材16には給気孔18が設けられ、その給気孔18に複数の給気ノズル18aが設けられる。上記の給気孔18が前記の給気通路11に連通され、各給気ノズル18aによりスラスト静圧気体軸受20(図2参照)が構成される。
【0017】
上記の永久磁石15の固着側と反対側の磁極面21と給気ノズル18aは同一面上にあり、固定側スラスト軸受面4aが構成される(図2参照)。この固定側スラスト軸受面4aに対し、微小なスラスト軸受すき間をおいて主軸1の端面の回転側スラスト軸受面4bが対向する。前述のように、主軸1は磁性材料により形成されるので、永久磁石15、これとスラスト軸受すき間を介して対向した回転側スラスト軸受面4bを含む主軸1の端部、及び磁気回路部材17により閉ループ状の磁気回路22が構成される。
【0018】
第1実施形態の静圧気体軸受スピンドル装置は以上のように構成され、次にその作用について説明する。
【0019】
エアチューブ23を通じて圧縮気体をラジアル静圧気体軸受2、3及びスラスト複合軸受4に供給するとともに、モータ5に通電すると、主軸1は、各軸受2、3及び4によりラジアル方向及びスラスト方向に静圧支持され高速回転する。このとき、スラスト複合軸受4においては、圧縮気体が給気ノズル18aを通りスラスト軸受すき間へ供給されることで、主軸1に対して軸線方向の軸受反力が発生し、軸方向に非接触支持する。
【0020】
また、前記の磁気回路22の軸受すき間の部分で、主軸1を軸線方向に吸引する力が発生し、その吸引力と上記の給気ノズル18aによる軸受反力の釣合いにより主軸1を軸方向に非接触支持する。永久磁石15単独ではなく、磁気回路部材17との組合わせにより磁気回路22を構成することにより、漏れ磁束が低減され大きな軸方向の吸引力が得られる。
【0021】
なお、磁気回路部材17の周囲のハウジング6を非磁性材料で形成することにより、スピンドル主軸装置外部からの磁気的な影響を受けにくい構造になる。
【0022】
図3に示した第2実施形態は、主軸1が非磁性材料で、その端面の回転側スラスト軸受面4bを構成する部分に磁性材料でなる主軸端部材24を固定したものである。主軸端部材24の主軸1への固定は、ねじによる締結、溶接、焼きばめなど、機械的な固定による。その他の構成は前述の第1実施形態の場合と同じである。
【0023】
このように、主軸1が非磁性材料により構成される場合でも、磁性材料でなる主軸端部材24を設けることにより、第1実施形態の場合と同様に閉ループ状の磁気回路22が形成され、漏れ磁束の低減を図り、大きな軸方向の吸引力を発生させることができる。
【0024】
図4に示した第3実施形態は、主軸1が非磁性材料であって、その端面に磁性体の主軸端部材24が設けられる点で前記の第2実施形態と同じであるが、スラスト複合軸受4の具体的な構成において、前記の各実施形態の場合と相違する。即ち、この場合のスラスト複合軸受4は、永久磁石15がリング状をなし、その端面の内径が主軸端部材24の外径より小さい大きさに形成される。また、磁気回路部材17は上記の永久磁石15の他端面に固着された浅いカップ状部分の内面中央部に中心ボス部25を設けたものである。その中心ボス部25と永久磁石15との間に環状の非磁性体でなる給気部材16が一体に設けられ、その給気部材16に所要数の給気孔18が設けられる。その給気孔18に給気ノズル18aが設けられ、前記の永久磁石15の磁極面21とともに固定側スラスト軸受面4aを形成する。その固定側スラスト軸受面4aは、回転側スラスト軸受面4bとなる主軸端部材24に対し微小な軸受すき間をもって対向する。
【0025】
上記の構成により、永久磁石15、磁気回路部材17、固定側スラスト軸受面4aと回転側スラスト軸受面4b間の軸受すき間、端部材24とにより閉ループ状の磁気回路22が構成され、前記の各実施形態の場合と同様の効果が得られる。
【0026】
図5に示した第4実施形態も非磁性体の主軸1の端面に磁性体の主軸端部材24を設けたものであるが、スラスト複合軸受4の磁気回路22の構成において前記各実施形態の場合と相違する。即ち、磁気回路部材17はカップ状をなす外側部材17aとこれと別体の中心部材17bとからなり、その中心部材17bと外側部材17aの底面との間に永久磁石15を介在した構成となっている。上記の外側部材17aと中心部材17bがそれぞれ主軸端部材24に対向する先端部17c、17dの断面積は、いずれも永久磁石15の断面積よりも小さい部分となっている。但し、先端部17c、17dの断面積はこの部分の磁束が磁気飽和しない範囲で最も狭く形成される。
【0027】
上記の中心部材17bと永久磁石15を中心として外側部材17aとの間に介在される非磁性体でなる給気部材16を介在し、これに所要数の給気孔18を設ける点、これに給気ノズル18aを設ける点、さらに給気孔18を給気通路11に連通する点、これらの部材により磁気回路22が構成される点は前記各実施形態と同様である。上記のように構成すると、先端部17c、17dにおける吸引力が相対的に大きくなる。
【0028】
図6に示した第5実施形態は、前記の第1実施形態の場合における主軸1のロータ7と主軸端部材24との間、即ちラジアル静圧気体軸受3に対向したラジアル軸受面を含む部分を小径に形成して、上記主軸1を形成する主体材料からなる中心部26の外周に軽合金材料等からなる低比重材料による外周部27を固定したものである。このように構成することで、同一主軸径であっても主軸1の全体の重量を小さく抑えることが可能となるため、軸受を含めた主軸1の固有振動数を大きくすることができる。なお、主軸1と外周部27との固定は、溶接、焼きばめなど機械的な固定方法による。また、主軸端部材24は、それ自体に設けたねじ28により主軸1に固定される。
【0029】
図6の場合において、主軸端部材24の端面、即ち、回転側スラスト軸受面4bを含む面に、二硫化モリブデンや黒鉛等の固体潤滑剤を含む保護被膜層29を設けている(図7参照)。固定側スラスト軸受面4aにも、同様の保護被膜層を設けても良い。このような保護被膜層は、各種の樹脂コーティングや溶射、めっきなどの方法で設けることができる。
【0030】
このような固体潤滑剤を含む保護被膜層29を固定側又は回転側のスラスト軸受面4a又は4bの少なくとも一方に設けることで、固定側スラスト軸受面4aを永久磁石15や高透磁率材料の磁気回路部材17で構成した場合でも、スピンドル主軸1の回転中におけるスラスト軸受の接触による損傷を軽減するとともに焼き付きの可能性を低減することができる。
【0031】
なお、以上の各実施形態においては主軸1の駆動手段としてモータ5を用いる場合について示したが、モータ5に代えて、図8に示すように、エアタービン31を用いることもある。図において、32はタービンロータ、33はエアノズル部材、34は圧縮エア供給ホースを示す。
【0032】
【発明の効果】
この発明は以上のようなものであるので、以下に列挙する効果を奏する。
(1)永久磁石と静圧気体スラスト軸受からなるスラスト複合軸受は、磁気回路を備えることにより、漏れ磁束を効果的に低減して、永久磁石から出る磁束を効率的に利用でき、結果としてスラスト複合軸受に発生する吸引力が高まる。そのため、静圧気体スラスト軸受の軸受反力を小さく抑えるために給気圧力を低下させる等の必要がなくなり、静圧気体スラスト軸受のアキシアル剛性と負荷容量を向上させた設計が可能となる。
(2)磁気回路の回転側スラスト軸受面に対向する面の面積を、磁束が飽和しない範囲で永久磁石の断面積より小さくすることにより、磁気回路の回転側スラスト軸受面に対向する面における磁束密度が大きくなり、スラスト複合軸受部に発生する吸引力をより効果的に高めることができる。
(3)主軸の少なくとも外周部を軽合金等の低比重材料で構成し、回転側スラスト軸受面を磁性材料で構成することで、主軸の重量増加を最小に抑えながら、主軸径を大きくすることができる。主軸径を大きくすることにより、ラジアル軸受の性能を向上させられるため、軸受を含めた主軸の固有振動数が大きくでき、スピンドルの高速回転化が可能となる。
(4)回転側スラスト軸受面を磁性材料で構成することで、その軸受面以外が非磁性材料で構成されていても、スラスト複合軸受に必要な吸引力を発生するための磁気回路を形成することが可能となる。
(5)スラスト複合軸受の、回転側スラスト軸受面および固定側スラスト軸受面の少なくとも一方に固体潤滑材を含む保護被膜層を設けることで、スピンドル主軸回転中にスラスト軸受が接触した場合の焼き付きの可能性を大幅に低減することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態の断面図
【図2】同上の一部拡大断面図
【図3】第2実施形態の一部断面図
【図4】第3実施形態の一部断面図
【図5】第4実施形態の一部断面図
【図6】第5実施形態の一部断面図
【図7】同上の一部拡大断面図
【図8】駆動手段の変形例の一部断面図
【符号の説明】
1 主軸
2 ラジアル静圧気体軸受
2a 給気ノズル
3 ラジアル静圧気体軸受
3a 給気ノズル
4 スラスト複合軸受
4a 固定側スラスト軸受面
4b 回転側スラスト軸受面
5 モータ
6 ハウジング
7 ロータ
8 ステータ
9、10、11 給気通路
12 給気継手
13、14 冷却水路
15 永久磁石
16 給気部材
17 磁気回路部材
17a 外側部材
17b 中心部材
18 給気孔
21 磁極面
22 磁気回路
23 エアチューブ
24 主軸端部材
25 中心ボス部
26 中心部
27 外周部
28 ねじ
29 保護皮膜層
31 エアタービン
32 タービンロータ
33 エアノズル部材
34 圧縮エア供給ホース

Claims (5)

  1. 主軸と、その主軸を半径方向に支持するラジアル静圧気体軸受と、軸方向に支持するスラスト複合軸受、上記主軸の駆動手段及び各軸受を支持するハウジングとからなり、上記スラスト複合軸受が、上記主軸の端部の磁性体からなる回転側スラスト軸受面に軸受すき間を介して対向した永久磁石とスラスト静圧気体軸受の組合わせからなり、該スラスト静圧気体軸受の給気孔から供給される圧縮気体による軸受反力と上記永久磁石の吸引力との釣合いによって上記主軸を軸方向に非接触支持するようにしてなる静圧気体軸受スピンドル装置において、上記永久磁石、その永久磁石と結合された磁気回路部材、前記の軸受すき間及び上記回転側スラスト軸受面により磁気回路を構成し、上記主軸の所要の外径を持ったラジアル軸受面の部分を小径に形成し、その小径部分に該主軸の主体材料からなる中心部の外周に低比重材料による外周部を固定したことを特徴とする静圧気体軸受スピンドル装置。
  2. 上記主軸端部に磁性体でなる主軸端部材を固定して上記の回転側スラスト軸受面を構成したことを特徴とする請求項1に記載の静圧気体軸受スピンドル装置。
  3. 上記永久磁石と磁気回路部材により囲まれた部分に、前記スラスト静圧気体軸受を構成する非磁性材料からなる給気部材を組み込み、その給気部材に回転側スラスト軸受面に対向した前記の給気孔を設けたことを特徴とする請求項1又は2に記載の静圧気体軸受スピンドル装置。
  4. 上記磁気回路部材の回転側スラスト軸受面に対向する面の面積を、該磁気回路部材の磁束が飽和しない範囲で永久磁石の断面積より小さくしたことを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の静圧気体軸受スピンドル装置。
  5. 上記スラスト複合軸受の回転側スラスト軸受面及びこれに対向した固定側スラスト軸受面の少なくとも一方に、固体潤滑剤を含む保護被膜層を形成したことを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の静圧気体軸受スピンドル装置。
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