JP4204118B2 - ローダーチャック - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、工作機、生産ライン等でワークを供給あるいは搬出するローダーのチャックに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のローダーチャックは、チャック本体の一側面で半径方向に移動する複数個のワーク保持用の爪と、チャック本体内に装備されて上記各駆動駒を同期させて半径方向に移動させる駒移動装置とを一体的なユニットとし、このユニットにしたローダーチャックをロボット等のローダーアームに着脱可能に取付けるようにしていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来のものは、爪と該爪を駆動する駆動装置が一体的なユニットとなっていたため、重量が増大してローダーアームへの取付け、取り外しに労力を要する。また、駒移動装置による爪の半径方向の移動量は略一定になっていることから、大径のワークに対しては、上記爪が大径側で半径方向に移動するようにした大径用のローダーチャックを上記ローダーアームに取付け、小径のワークに対しては、上記爪が小径側で半径方向に移動するようにした小径用のローダーチャックを上記ローダーアームに取付けるようにしているが、従来では、爪と駆動装置とがユニットとなったローダーチャックを多種類用意することになるため、高価になるとともに、保管スペースが嵩む。等の不具合があった。本発明は、爪と該爪を駆動する駆動装置とを分離可能にすることにより、上記不具合をなくした新規なローダーチャックを得ることを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記欠点を解消するために以下の如く構成したものである。即ち、請求項1に記載の発明は、チャック本体の一側面に複数個の駆動駒をチャック本体の軸心線に対して半径方向に移動可能に設け、前記チャック本体内に前記各駆動駒を同期させて前記半径方向に移動させる駒移動装置を設け、前記チャック本体の一側面に対面する取付け板を設け、該取付け板に前記各駆動駒とチャック本体の軸心線方向から係脱可能の被動駒を半径方向に移動可能に設け、該各被動駒にワークを保持する爪を設け、前記取付け板を前記チャック本体の一側面にその軸心線方向から着脱可能に連結する連結装置を設ける構成にしたものである。
また、請求項2記載の発明は、前記連結装置は、前記取付け板の軸心部から突出して前記チャック本体の軸心部に嵌脱可能の連結軸と、前記チャック本体に半径方向に移動可能に設けられてその内端部が前記連結軸に直交方向から係脱する係脱具とを有してなる構成にしたものである。
また、請求項3記載の発明は、前記連結軸(22)と係脱具(32)とが係合した際に、連結軸(22)を軸方向に押圧付勢する保持ばねを設ける構成にしたものである。
また、請求項4記載の発明は、前記駒移動装置は、複数の円弧状のカムを円周方向に略等間隔で渦巻き状に配列形成したカム板を前記チャック本体にその軸心線を中心として回転可能に設け、該各カムに前記各駆動駒を摺動可能に係合させ、前記カム板を直線・回転運動変換機構を介して正逆回転させる駆動シリンダを設ける構成にしたものである。
【0005】
また、請求項5記載の発明は、前記駆動シリンダはクラッチ付きシリンダとし、該クラッチ付きシリンダは、シリンダケース内でピストンに一体的に連結されて軸方向に移動される規制体を設け、該規制体と前記ピストンとに挟まれて上記シリンダケース内で軸方向に移動されるとともに前記ピストン及び規制体に対して所定量軸方向に移動可能の係合板を設け、該係合板によって軸方向に移動される出力体を設け、該出力体からの負荷によって前記係合板がピストンと規制体との間で一方向に移動された際に前記シリンダケースの内周面と摩擦係合する係合駒を設け、前記ピストン及び規制体に、ピストンの作動力によってピストン又は規制体の一方が前記係合板に接近した際に、前記係合駒の摩擦係合を解除する解除体を設ける構成にしたものである。
また、請求項6記載の発明は、前記係合駒は球状とし、この係合駒が当接する係合板の当接面をピストンに対して一方向に向かうに従って半径方向外方に傾斜するカム面とする構成にしたものである。
また、請求項7記載の発明は、前記係合駒を摩擦係合方向に押圧付勢する弾性体を設ける構成にしたものである。
【0006】
【発明の実施の形態】
以下本発明の実施例を図面に基いて説明する。図において、図1は本発明によるローダーチャックの正面図、図2は図1のII-II 相当の断面図、図3は図1のIII-III 相当の断面図、図4は図2のIV-IV 相当の正面図、図5は図2のV-V 相当の断面図、図6は図2のVI-VI 相当の断面図である。図1及び図2において、1はローダーアーム、2はローダーアーム1の先端部(下端)に旋回軸2aを介して旋回可能に取り付けたローダーチャックである。このローダーチャック2は、直方体状に形成されたチャック本体3の相対する二面、即ち、図2において左右両側面に、ワークを保持する略同構造のジョー15,16を着脱可能に有する。
【0007】
上記チャック本体3は、図2、図3に示すように、その左右両側に円板状の支持板5を固定し、この支持板5に本例では3個の駆動駒6を円周方向に等分に配置して半径方向に移動可能に係止する。上記各駆動駒6には、外側方に突出する円柱状の係合ピン7、及び内側方に突出する円柱状のカムピン8を固定し、このカムピン8を後述する駒移動装置40のカム板41に形成した渦巻き状のカム42(図5)に係合させ、上記カム板41を正逆回転させることにより、上記3個の駆動駒6を同期させて半径方向に移動させる。また、上記チャック本体3及び各支持板5の中心部に、上記ジョー15,16を保持する筒状の保持軸10を挿通し、その両端部を上記支持板5を介してチャック本体3側に固定する。
【0008】
上記ジョー15,16は共に略同構造からなり、そのうちの一方、即ち、図2の左部のジョー15を代表して説明する。図2において、17は円板状の取付け板であり、この取付け板17に、上記駆動駒6と対向する3個の被動駒18を円周方向に等分に配置して半径方向に移動可能に係止する。上記各被動駒18には、その外側面にワーク挾持用の爪19を外側方に向けて突出固定し、その内側面部に上記係合ピン7が嵌合係止する係合凹部20を形成する。この場合、上記爪19の半径方向の初期位置は、挾持するワークの大きさによって適宜設定する。また、上記取付け板17の外面側に補助板21を固定し、該補助板21の軸心部に前述した保持軸10の外側端部に嵌合係止される連結軸22を挿通する。
【0009】
上記連結軸22は、長手方向中心部に大径の規制フランジ22aを有し、この規制フランジ22aを上記補助板21の右面(内面)に当接させることにより、連結軸22の右端部22bが上記保持軸10の外側端部に嵌合できるように、取付け板17から右方に向けて規定量突出させる。また、上記連結軸22の左端部(外端)にばね受け28を取付け、このばね受け28と補助板21との間に皿ばねからなる保持ばね29を介装し、該保持ばね29により上記連結軸22を左方(外方)に移動付勢する。また、上記連結軸22の左部軸心部にスライドピン24を摺動可能に嵌合させ、このスライドピン24の外端部(左端部)にワークの到来を検知する検知板25を連結する。26は検知板25を外側方に向けて押圧付勢する復帰ばね、27は検知板25の外側方への移動を所定値で規制するストッパーピンである。
【0010】
上記連結軸22の右端部22bと前述した保持軸10を係脱可能に連結する連結装置30を設ける。この連結装置30は以下の如くなっている。即ち、ジョー15側の連結軸22の右端部22bに、図3に示すように、二面を除去した連結軸22の軸心線と直交する係合溝31を形成し、チャック本体3側の支持板5の裏面(図2において右面)側に、ロックシリンダ33によって半径方向に移動される係合体32を設け、この係合体32の軸心側端部に上記係合溝31に係合するフォーク状の係合片32aを形成する(図5)。この場合、上記係合溝31と係合片32aとの位置関係は、連結軸22が保持ばね29を圧縮してその規制フランジ22aが保持軸10の外側端部に当接した時点で両者が合致する位置関係にしておく。
【0011】
なお、上記係合体32の半径方向への移動は、図7に示すように、チャック本体3の外周部に螺合した送りねじ34に上記係合体32を連結し、該送りねじ34を工具で正逆回転させることにより、上記係合体32を半径方向に移動させるようにしてもよい。また、連結軸22と係合体32との係合手段は、図8に示すように、連結軸22の右端部22bに連結軸22の軸心線と直交する係合孔31’を形成し、係合体32の軸心側端部に上記係合孔31’に嵌合する係合ピン32a’を取付け、ロックシリンダ33により係合体32を半径方向に移動させることにより、上記係合ピン32a’を上記係合孔31’に嵌脱させるようにしてもよい。
【0012】
前述した駆動駒6を同期させて半径方向に移動させる駒移動装置40は、以下の如くなっている。即ち、チャック本体3の中心部に設けた保持軸10に、一対のピニオン43,44を図2、図3に示すように軸方向に対面させて回転自在に支持し、各ピニオン43,44に、図3に示すように、2個のラック45,46を左右から個々に噛み合わせる。各ラック45,46は、図6に示すように、チャック本体3内に設けた左右のクラッチ付きの駆動シリンダ50,51によって図6において上下方向に移動される。
【0013】
上記駆動シリンダ50,51は向きが異なるのみで共に略同構造となっており、右部の駆動シリンダ51を代表して説明する。図6において、52はシリンダケースであり、上下部に同軸の前進用シリンダ室53,後退用シリンダ室54を形成し、前進用シリンダ室53の内周には磨耗防止用の内筒52aを嵌合固定する。上記各シリンダ室53,54にロッド55によって一体的に連結された前進用ピストン56、後退用ピストン57を摺動可能に嵌合させる。53aは前進用シリンダ室53に作動流体(オイル又はエア)を供給する前進用供給口、54aは後退用シリンダ室54に作動流体を供給する後退用供給口である。
【0014】
上部の前進用ピストン56の下面側に円板状の係合板58を上下方向に移動可能に配置し、該係合板58の下面側にリング状の規制体59を配置し、この規制体59を連結ピン60を介して下部の後退用ピストン57に固定し、該規制体59により、上記係合板58が上部の前進用ピストン56に対して所定値以上軸方向に移動(上下動)するのを規制する。
【0015】
上記係合板58は、上記係合板58の下部側に出力体61を配置して上記ロッド55に摺動可能に嵌合させ、該出力体61と上記係合板58との間に緩衝用の皿ばね62を介装し、また、上記出力体61と上記係合板58とを、出力体61にねじ固定した連結カラー63により互いに若干接離方向に移動可能に連結する。上記出力体61に前述したラック46を形成し、該ラック46を前述したピニオン44に噛合させる。このピニオン44の軸端部に、図2に示すように、円板状のカム板41を同軸に固定するこのカム板41には、図5に示すように、円弧状のスリットからなる3個のカム42を円周方向に略等間隔で渦巻き状に形成し、各カム42に前述した駆動駒6のカムピン8を摺動可能に係合させる。
【0016】
65は、上記駆動シリンダ51に設けたクラッチ装置65である。このクラッチ装置65は、図9に示すように、上記係合板58の外周の下部を段状に小径にするとともに、この小径面を下方に向かって大径となるカム面66に形成し、該カム面66とシリンダケース52の内周面との間に鋼球からなる係合駒67を円周方向に多数配列し、係合板58の小径段部の端面部に上記各係合駒67に対応する多数の弾性体(コイルばね)68を設け、該各弾性体68の反力により上記各係合駒67を下方(カム面66の大径側)に向けて押圧付勢する。
【0017】
また、前述した規制体59の外周部に環状の解除体69を係合板58方向(上方)に突出形成する。この解除体69は、規制体59が上記係合板58に接近(当接)した際に、上記解除体69の端面が各係合駒67を上方(カム面66の小径側)に移動させ、該係合駒67のシリンダケース52の内周面との摩擦係合を解除するようになっている。なお、上述したクラッチ付きの駆動シリンダー50(51)は、ローダーチャックの他に、荷揚げ装置用、ワーク移送装置用の駆動シリンダーにも適用することができる。
【0018】
上記実施例によれば、ロックシリンダ33(又は送りネジ34)により係合体32を半径方向外方に移動させると、その係合片32a(又は係合ピン32a’)が連結軸22の係合溝31(又は係合孔31’)から離脱する。この状態でジョー15,16をチャック本体3に対して軸方向外方に引くと、連結軸22の右端部22bが保持軸6から離脱するとともに、被動駒18の係合凹部20が駆動駒6の係合ピン7から離脱し、上記ジョー15,16をチャック本体3から取り外すことができる。
【0019】
また、上記係合体32を半径方向外方に移動させた状態で、ジョー15,16をチャック本体3に接近させ、その連結軸22及び被動駒18の係合凹部20をチャック本体3側の保持軸6及び駆動駒6の係合ピン7に嵌合させ、この状態で上記連結軸22を保持ばね29の反力に抗して内方に移動させ、その規制フランジ22aを上記保持軸6の端面に当接させる。次いで上記係合体32を半径方向内方に移動させると、その係合片32a(又は係合ピン32a’)が連結軸22の係合溝31(又は係合孔31’)に係合し、上記ジョー15,16がチャック本体3に連結されるとともに、保持ばね29の反力で両者の係合部同志が密着され、係合力が増すとともに係合部での遊びによる異音の発生が防止されることになる。
【0020】
この場合、上記ジョー15,16は、例えば小径のワークを挾持する小径用のジョー、大径のワークを挾持する大径用のジョーを用意しておき、これらを適宜選択して上記チャック本体3に取付けるようにする。なお、上記小径用のジョーは、爪19の半径方向の初期位置を所定の小径側に配置し、また、上記大径用のジョーは、爪19の半径方向の初期位置を所定の大径側に配置し、被動駒18の半径方向の初期位置は共に共通として、上記チャック本体3の駆動駒6に係脱できるようにする。
【0021】
上記ジョー15,16をチャック本体3に連結した状態において、図6において作動流体が前進用供給口53aから、例えばの右部の前進用シリンダ室53に供給され、前進用ピストン56を下方に押圧すると、ロッド55、後退用ピストン57、連結ピン60を介して規制体59が上記前進用ピストン56と共に下方に移動し、上記前進用ピストン56が係合板58を下方に押圧移動させる。この場合、該前進用ピストン56の下面が本願でいう解除体の一方をなす。さすれば、係合駒67がカム面66の小径側に移動され、上記係合板58は前進用ピストン56と共に下方に移動する。これにより、皿ばね62を介して出力体61が下方に移動し、ラック46を介してピニオン44を図6において矢印A方向に回転させる。
【0022】
上記ピニオン44が矢印A方向に回転されると、これに連結されているカム板41が図5において矢印B方向に回転され、各駆動駒6が渦巻き形のカム42により同期してチャック本体3の軸心方向に移動される。これにより上記各駆動駒6と係合している各被動駒18が同期して軸心方向方向に移動され、該各被動駒18に取付けた各爪19が同期して軸心方向に移動され、該爪19がワークをつかむことになる。
【0023】
この状態において、何らかの原因で停電あるいはポンプの故障等により、前進用供給口53aから供給される作動流体が圧力降下し、上記ワークの負荷により爪19が半径方向外方に向かって開かれようとすると、前述したピニオン44が図6において矢印Aと逆方向に回転され、右部の出力体61がラック46を介して同図において上方に移動し、皿ばね62を介して係合板58を上方に移動させようとする。さすれば、係合駒67がカム面66の大径側に転動してシリンダケース52の内筒52aと強固に摩擦係合し、上記係合板58は上方(後退方向)への移動が阻止される。これにより上記爪19の半径方向外方への移動が阻止され、ワークの離脱が阻止されることになる。
【0024】
次に、上記ワークの挾持を解除する際には、作動流体を後退用供給口54aから供給する。さすれば、図6の例えば右部の後退用ピストン57が上方に移動し、ロッド55及び連結ピン60を介して前進用ピストン56及び規制体59が共に上方に移動される。上記規制体59の上方への移動により、該規制体59に設けた解除体69が図9に示すように、係合駒67を上方、つまりカム面66の小径側に押圧移動させ、該係合駒67のシリンダケース52の内筒3との係合を解除する。次いで、上記規制体59が係合板58を上方に押圧移動させ、この係合板58が連結カラー63を介して出力体61を上方に移動させ、ラック46を介してピニオン44を矢印Aと反対方向に回転させる。
【0025】
これにより、カム板41を図5において矢印Bと反対方向に回転させ、各駆動駒6が渦巻き形のカム42により同期してチャック本体3の軸心に対して半径方向外方に移動される。これにより各被動駒18が同期して半径方向外方に移動され、これに取付けた各爪19が同期して半径方向外方に移動してワークを解放することになる。
【0026】
【発明の効果】
以上の説明から明らかな如く、本発明の請求項1に係る発明においては、チャック本体に着脱可能に連結される取付け板に、チャック本体側の駆動駒と係脱可能に係合して半径方向に移動される被動駒を設け、この被動駒にワークを挾持する爪を設けるようにしたので、爪部側(ジョー)が小物となる。このため、爪部側の爪の半径方向の位置を変えた作動範囲の異なる爪部側を用意し、これらを選択してチャック本体側に取付けることにより、安価にして多種類のローダーチャックを得ることができるとともに、予備の爪部側は小物であるためこれの保管スペースが少なくて済むことになる。
また、請求項2に係る発明においては、上記取付け板の軸心部に設けた連結軸を上記チャック本体の軸心部に嵌合させ、チャック本体側に上記連結軸に直交方向から係脱する係脱具を設けるようにしたので、構造簡単にして爪部側をチャック本体側に強固に連結することができる。
また、請求項3に係る発明においては、連結軸と係脱具とが係合した際に、保持ばねにより連結軸を軸方向に押圧付勢するようにしたので、両者の係合部同志が密着されて係合力が増すとともに係合部での遊びによる異音の発生が防止されることになる。
また、請求項4に係る発明においては、上記駆動駒を円板状のカム板に形成した渦巻き状のカムに係止し、このカム板を駆動シリンダにより直線・回転運動変換機構を介して正逆回転させることにより、上記駆動駒を半径方向に移動させるようにしたので、チャック本体側が小型になる。
また、請求項5に係る発明においては、ピストンの後退方向への移動を阻止するクラッチ装置をシリンダケース内に設けるようにしたので、クラッチ付きの駆動シリンダが小型になる。
また、請求項6に係る発明においては、クラッチ装置の係合駒を球状にし、この係合駒が当接する係合板の当接面をテーパー状に傾斜するカム面としたので、クラッチ装置が小型になる。
また、請求項7に係る発明においては、クラッチ装置の係合駒を弾性体により摩擦係合方向に押圧付勢するようにしたので、クラッチの作動が迅速に行われることになる。等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるローダーチャックの正面図である。
【図2】図1のII-II 相当の断面図である。
【図3】図1のIII-III 相当の断面図である。
【図4】図2のIV-IV 相当の正面図である。
【図5】図5は図2のV-V 相当の断面図である。
【図6】図2のVI-VI 相当の断面図である。
【図7】本発明による連結装置の第2実施例を示す図2相当の断面図である。
【図8】本発明による連結装置の第3実施例を示す図2相当の断面図である。
【図9】本発明によるクラッチ装置部の拡大断面図である。
【符号の説明】
1 ローダーアーム
2 ローダーチャック
2a 旋回軸
5 支持板
6 駆動駒
7 係合ピン
8 カムピン
10 保持軸
15,16 ジョー
17 取付け板
18 被動駒
19 爪
20 係合凹部
21 補助板
22 連結軸
22a 規制フランジ
22b 右端部
24 スライドピン
25 検知板
26 復帰ばね
27 ストッパーピン
28 ばね受け
29 保持ばね
30 連結装置
31 係合溝
31’ 係合孔
32 係合体
32a 係合片
32a’ 係合ピン
33 ロックシリンダ
34 送りねじ
40 駆動装置
41 カム板
42 カム
43,44 ピニオン
45,46 ラック
50,51 駆動シリンダ
52 シリンダケース
52a 内筒
53 前進用シリンダ室
53a 前進用供給口
54 後退用シリンダ室
54a 後退用供給口
55 ロッド
56 前進用ピストン(一方の解除体)
57 後退用ピストン
58 係合板
59 規制体
60 連結ピン
61 出力軸
62 皿ばね
63 連結カラー
65 クラッチ装置
66 カム面
67 係合駒
68 弾性体
69 解除体(他方の解除体)

Claims (7)

  1. チャック本体(3)の一側面に複数個の駆動駒(6)をチャック本体(3)の軸心線に対して半径方向に移動可能に設け、前記チャック本体(3)内に前記各駆動駒(6)を同期させて前記半径方向に移動させる駒移動装置(40)を設け、前記チャック本体(3)の一側面に対面する取付け板(17)を設け、該取付け板(17)に前記各駆動駒(6)とチャック本体(3)の軸心線方向から係脱可能の被動駒(18)を半径方向に移動可能に設け、該各被動駒(18)にワークを保持する爪(19)を設け、前記取付け板(17)を前記チャック本体(3)の一側面にその軸心線方向から着脱可能に連結する連結装置(30)を設けたことを特徴とするローダーチャック。
  2. 前記連結装置(30)は、前記取付け板(17)の軸心部から突出して前記チャック本体(3)の軸心部に嵌脱可能の連結軸(22)と、前記チャック本体(3)に半径方向に移動可能に設けられてその内端部が前記連結軸(22)に直交方向から係脱する係脱具(32)とを有してなることを特徴とする請求項1記載のローダーチャック。
  3. 前記連結軸(22)と係脱具(32)とが係合した際に、連結軸(22)を軸方向に押圧付勢する保持ばねを設けたことを特徴とする請求項2記載のローダーチャック。
  4. 前記駒移動装置(40)は、複数の円弧状のカム(42)を円周方向に略等間隔で渦巻き状に配列形成したカム板(41)を前記チャック本体(3)にその軸心線を中心として回転可能に設け、該各カム(42)に前記各駆動駒(6)を摺動可能に係合させ、前記カム板(41)を直線・回転運動変換機構(45,43)を介して正逆回転させる駆動シリンダ(50,51)を設けたことを特徴とする請求項1,2又は3記載のローダーチャック。
  5. 前記駆動シリンダ(50,51)はクラッチ付きシリンダとし、該クラッチ付きシリンダは、シリンダケース(52)内でピストン(56)に一体的に連結されて軸方向に移動される規制体(59)を設け、該規制体(59)と前記ピストン(56)とに挟まれて上記シリンダケース(52)内で軸方向に移動されるとともに前記ピストン(56)及び規制体(59)に対して所定量軸方向に移動可能の係合板(58)を設け、該係合板(58)によって軸方向に移動される出力体(61)を設け、該出力体(61)からの負荷によって前記係合板(58)がピストン(56)と規制体(59)との間で一方向に移動された際に前記シリンダケース(52)の内周面と摩擦係合する係合駒(67)を設け、前記ピストン(56)及び規制体(59)に、ピストン(56)の作動力によってピストン(56)又は規制体(59)の一方が前記係合板(58)に接近した際に、前記係合駒(67)の摩擦係合を解除する解除体(56,69)を設けたことを特徴とする請求項4記載のローダーチャック。
  6. 前記係合駒(67)は球状とし、この係合駒(67)が当接する係合板(58)の当接面をピストン(56)に対して一方向に向かうに従って半径方向外方に傾斜するカム面(66)としたことを特徴とする請求項5記載のローダーチャック。
  7. 前記係合駒(67)を摩擦係合方向に押圧付勢する弾性体(68)を設けたことを特徴とする請求項5又は6記載のローダーチャック。
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