JP4203959B2 - 耕耘装置 - Google Patents

耕耘装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4203959B2
JP4203959B2 JP2004162344A JP2004162344A JP4203959B2 JP 4203959 B2 JP4203959 B2 JP 4203959B2 JP 2004162344 A JP2004162344 A JP 2004162344A JP 2004162344 A JP2004162344 A JP 2004162344A JP 4203959 B2 JP4203959 B2 JP 4203959B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
footrest
support frame
support
piece
posture
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2004162344A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005341819A (ja
Inventor
忠之 新古
裕光 早田
弘之 新井
将憲 中野
智洋 竹山
光彦 丹治
圭亮 飯田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yanmar Co Ltd
Original Assignee
Yanmar Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yanmar Co Ltd filed Critical Yanmar Co Ltd
Priority to JP2004162344A priority Critical patent/JP4203959B2/ja
Publication of JP2005341819A publication Critical patent/JP2005341819A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4203959B2 publication Critical patent/JP4203959B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Soil Working Implements (AREA)

Description

本発明は、歩行型の耕耘装置の構造に関するものである。
従来、歩行型の耕耘装置の一形態として、前後に補助輪と走行車輪とを備えた機体フレームの上面にバッテリーと電動モータとを搭載し、また、機体フレームにミッションケースを連結させ、電動モータから無端帯を介してミッションケースに動力伝達し、さらに、ミッションケースから走行車輪に動力伝達する一方、ミッションケースからロータリケースを介して機体フレームの下方に配置された耕耘軸部に動力伝達するように構成する。そして、機体フレームの後端部より後上方へ向けてハンドルバーを延設したものがある(例えば、特許文献1参照)。
このようにして、電動モータを駆動させることにより、走行車輪と耕耘軸部を回転させることができるようにして、オペレータは、ハンドルバーの先端部を持って、歩行しながら耕耘軸部に取り付けた耕耘爪により耕転作業を行うことができるようにしていた。
特開2001−169602号公報
ところが、近年では、家庭菜園を行う人が増えてきており、一般家庭においては、前記従来の歩行型の耕耘装置は機体フレームや走行車輪が大型であるため、収納スペースに事欠くことがあり、小型化及び軽量化が要求されていた。
本発明は、このような要求に応え、小型軽量で、特に、一般家庭の女性や老人でも簡単に使用することができる軽量かつコンパクトな耕耘装置を提供することを目的とするものである。
前記目的を達成するため、請求項1に記載の発明の耕耘装置は、ハンドルを備えた支持フレームの下端に、ロータリ型の動力耕耘部を備え、前記支持フレームに対して、補助輪を備え、前記支持フレームに対して、後端に補助車輪を備えた足載せ台を後向きに延びるように連結し、前記支持フレームに前記足載せ台の前端部が上下回動可能に連結され、前記支持フレームに対して前記足載せ台が後向きに延びる作業姿勢と、支持フレームに対して足載せ台が接近する折り畳み姿勢とに保持する姿勢ロック手段を備えたものである。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の耕耘装置において、前記動力耕耘部は、耕耘ロータの内部に電動モータ式の回転駆動部と減速機構とを内蔵して構成され、前記支持フレームにはバッテリーを着脱可能に装着したものである。
請求項1に記載の本発明では、補助輪を地面に押しつけすることで、ロータリ型の動力耕耘部の作動による急激な前進を抑制することができ安全に耕耘作業ができる。
また、ロータリ型の動力耕耘部を装着した支持フレームに対して、後端に補助車輪を備えた足載せ台を後向きに延びるように連結したものであるから、足載せ台に作業者の片足を載せて荷重を掛けることが容易となり、また、その荷重の大小も容易に加減できるから、耕耘作業中も足載せ台に載せた作業者の荷重の大小により補助輪の接地圧を加減することができ、耕耘装置を腕で地面に押圧するような力を加える必要がなく、作業者の疲労を軽減することができる。その結果、一般家庭の女性や老人でも長時間耕耘作業を行うことができる。
更に、前記支持フレームに前記足載せ台の前端部が上下回動可能に連結され、前記支持フレームに対して前記足載せ台が後向きに延びる作業姿勢と、支持フレームに対して足載せ台が接近する折り畳み姿勢とに保持する姿勢ロック手段を備えたものであるから、非作業時に耕耘装置を格納する場所が嵩張ることがない。
請求項に記載の本発明に従えば、駆動源が電動モータであるから、内燃機関による排ガスの悪影響を無くし、地球環境を悪化させないし、バッテリーであるので、配線コードが不要となり、耕耘作業が円滑にできるという効果を奏する。
次に本発明を具体化した最良の実施形態について説明する。図1は本発明の第1実施形態に係る耕耘装置1の側面図、図2は図1のII−II線矢視平面図、図3は正面図、図4はバッテリーの装着部を示す側面図、図5は図3のV−V線矢視図、図6はバッテリーの装着部及びハンドルの伸縮固定部の背面図、図7は耕耘ロータの断面図、図8は折り畳み部の側断面図、図9は図8のIX−IX線矢視図、図10は図8のX−X線矢視一部切欠き断面図である。
本発明の第1実施形態に係る耕耘装置1は、上端にハンドル9aを備えた支持フレーム2と、支持フレーム2の下端に回転自在に支持される動力耕耘部3と、支持フレーム2に対して折り畳み可能であって後端部に補助輪5を備えた足載せ台4とから構成されている。
以下に、支持フレーム2と動力耕耘部3と足載せ台4及びその折り畳み構造について順次説明する。
[支持フレーム2の説明]
支持フレーム2は、図1〜図4に示すように、動力耕耘部3を支持するための正面視ほぼ下向きコ字型正面(門型)に形成された支持部本体7と、この支持部本体7より上方へ延伸する支持中間体8と、支持中間体8の上端部より上向き後方へ延伸する中空パイプ状のハンドル杆9とからなり、ハンドル杆9の上端にはハンドル(把持部またはグリップ部とも称する)9aが備えられている。支持部本体7及び支持中間体8はそれぞれ中空パイプ等にて形成されている。支持部本体7における上端水平部7aの上面には板状の支持台10が固設され、この支持台10の上面左右方向中央部から支持中間体8が立設するように溶接等にて固着されている。支持台10及び支持中間体8から後下向きに突設された角パイプ状の連結体11に対して、後に詳述するように、足載せ台4が折り畳み可能に連結され、且つ支持フレーム2に対して足載せ台4が後向きに延びる作業姿勢と、支持フレーム2に対して足載せ台4が接近する折り畳み姿勢とに保持する姿勢ロック手段12を備えるものである。
中空パイプ状の支持中間体8に対して、同じく中空パイプ状のハンドル杆9が上下方向に抜き差し自在に装着されており、支持中間体8に設けられた調節手段16によりハンド
ル杆9が支持中間体8に対して伸縮調節できるように構成されている。その場合、支持中間体8の上部には、上下方向に延伸する複数(本実施例では三個)の縦溝21が円周方向に適宜間隔を開けて形成されており、この支持中間体8の上部の上部が半径方向に拡縮自在となっている。
図4〜図6に示すように、調節手段16における、平面視略U字状の挟持片17が支持中間体8の外周面に被嵌され、この挟持片17の左右側端部17b,17bが平行状にて後方へ延伸させて対向配置されている。両左右側端部17b,17bに対して左右方向に軸線を有する挟持ボルト18を貫通させて、一方の側端部17bより外方へ貫通した挟持ボルト18の先端部に雌ネジ片19を螺着する。雌ネジ片19には回動操作片20が取り付けられている。
この構成により、回動操作片20を介して雌ネジ片19を正・逆回動させると、挟持ボルト18を介して左右側端部17b,17b同士が接近・離隔調節されて、支持中間体8の上部を拡縮調節することができる。
従って、支持中間体8に差し込まれたハンドル杆9を伸縮調節する際には、上記したように回動操作片20を操作して支持中間体8を拡径調節し、その状態にてハンドル杆9を適宜上下方向にスライドさせ、その後、回動操作片20を操作して支持中間体8を縮径調節して、ハンドル杆9を固定することができる。
バッテリー(図示せず)を内蔵するバッテリーケース13は前記支持台10と支持中間体8に支持される。即ち、支持中間体8の上下中途部の裏面側には、左右方向に延伸するバッテリーケース係止体22の中途部を前後方向に軸線を向けた枢支ピン23を介して上下回動可能に枢支されている。バッテリーケース係止体22の左側端部にフック状の係止片24を形成する一方、バッテリーケース係止体22の右側端部に操作片25が形成されている。
そして、枢支ピン23に巻回されたトルクバネ26により、バッテリーケース係止体22の係止片24が、バッテリーケース13の裏面(後面)左側に設けられたポケット状の係止片受体28に対して係止する方向(図6において、枢支ピン23を中心とする反時計廻り)に回動するように弾性付勢されている。
また、バッテリーケース13の後面中央部には、支持中間体8が嵌入可能な凹条部27を上下方向に延伸させて形成する一方、横長の上動規制ピン34を固定してバッテリーケース13の上動を規制するものである。
バッテリーケース13の下端前中央部に係合片30を下方へ突設する一方、バッテリーケース13の上端部に取っ手片31が設けられている。符号32は、バッテリーケース13に設けたメインスイッチである。他方、支持台10の前端部に設けられた係合受片33には前記係合片30が係合し得るものである(図3及び図4参照)。
バッテリーケース13を支持台10上に取り付ける際には、支持台10上にバッテリーケース13を載置して、支持台10の前端部に設けた係合受片33に係合片30を係合させると共に、パイプ状の支持中間体8にバッテリーケース13の凹条部27を嵌合させる。
この際、図6に一点鎖線で示すように、バッテリーケース係止体22の操作片25をトルクバネ26の弾性付勢力に抗して下方へ押し下げることにより、同バッテリーケース係止体22の係止片24を上方へ引き上げておき、この係止片24に係止片受体28が干渉
しないようにする。次いで、操作片25から手を離すと、トルクバネ26の弾性付勢力によりバッテリーケース係止体22が回動して係止片24が係止片受体28に係止されると共に、バッテリーケース13の後面右側部に設けられた操作片受体29に対して操作片25が下方から当接して、バッテリーケース係止体22の回動が規制されるのである。その結果、バッテリケース13は支持台10と支持中間体8とに固定された状態となる。
なお、把持部9aの下側には手元スイッチ35を沿わせて配置しており、この手元スイッチ35は、把持部9aと一緒に把持するとON状態となって、後述する動力耕耘部3を始動させることができる一方、把持部9aを把持している手を弛めるとOFF状態となって、動力耕耘部3を停止させることができるようにしている。
手元スイッチ35による動力耕耘部3の始動・停止操作は、バッテリーケース13に設けたメインスイッチ32をON状態にすることにより可能となり、メインスイッチ32をOFF状態にしておくと、手元スイッチ35を操作しても動力耕耘部3は始動しないようにしている。
〔動力耕転部3の説明〕
動力耕転部3は、図1〜図4及び図7に示すように、前記した支持部本体7における左右一対の上下延伸片7bの下端部に取付けられたそれぞれ左右方向に軸線を向けた左右一対の支軸40に回転自在に架設されている。ここで、支軸40の外側端部には雄ネジ部53を形成して、この雄ネジ部53を上下延伸片7bの下端部に形成した下向きU字状の挿通溝54に挿通し、この挿通溝54から外側方へ突出する雄ネジ部53の部分にワッシャ55を介してナット等の雌ネジ体56を螺着している。このようにして、雌ネジ体56を着脱することにより、支持部本体7に支軸40を介して動力耕転部3が着脱自在となっている。
動力耕転部3は、円筒状の耕耘ロータ41と、この耕耘ロータ41の両端部に取付けられる円板状の端壁体43と、耕耘ロータ41の内径部に収納(内蔵)された電動モータ60及び減速機構61等からなる回転駆動部6とを備えている(図7参照)。各端壁体43は、ベアリング42を介して各支軸40の外周面に回転可能に取付けられている。この耕耘ロータ41の外周面には、耕耘爪取付片45及び耕耘爪取付ボルト47を介して多数の耕耘爪46が同一円周方向に間隔を開けて取り付けられていると共に、耕耘ロータ41の軸線方向にも間隔を開けて取り付けられている。
また、各支軸40には、泥土等侵入防止体48を取り付けて各端壁体43の外側を覆うことにより、耕耘軸41内に泥土等が侵入するのを防止している。泥土等侵入防止体48は、支軸40の外周面に取り付けて端壁体43の外側方を被覆する円板状の端壁体被覆片49と、同端壁体被覆片49の周縁部より耕耘ロータ41側に延伸して、この耕耘ロータ41の外周面端部を重合状態に被覆する筒状の回転軸本体被覆片50と、上記端壁体被覆片49に取り付けて、同端壁体被覆片49と端壁体43との間の空間51を遮断する遮断片52とから構成されている。
従って、回転軸本体被覆片50の内周面と耕耘ロータ41の外周面との間の間隙から泥土等が侵入したとしても、遮断片52により侵入泥土等が支軸40の外周面にまで到達するのを防止して、後述する回転駆動部3内に泥土等が侵入することにより、回転駆動部6が損傷等されるという不具合の発生を防止している。
〔回転駆動部6の説明〕
回転駆動部6は、図7に示すように、円筒状の耕耘ロータ41内径部に収納される電動モータ60と減速機構61とを有する。電動モータ60は、その左側端部が左側の支軸4
0に連設され、電動モータ60の右端部より右側方へ向けて駆動軸62が突出し、駆動軸62と耕耘ロータ41とは減速機構61を介して連動連結されている。
減速機構61は二段階減速を行う遊星歯車機構にて構成されており、駆動軸62に第1サンギヤ63が同軸状に取り付られている。図6において電動モータ60の右端部にギヤ支持体65を介して第1インナーギヤ64が第1サンギヤ63の外周に支持されている。また、前記左側の支軸40の中心軸線と同軸状の支軸に対して回転自在なキャリヤ67には、複数本の第1プライマリーギヤ支軸72を駆動軸62と平行状に突設し、各第1プライマリーギヤ支軸72に回転自在に軸支された第1プライマリーギヤ66を第1インナーギヤ64と第1サンギヤ63と噛合させている。
また、第2インナーギヤ71の外周面を耕耘ロータ41の内周面に固設する一方、ギヤ支持体65と、左側の支軸40に形成した鍔状のギヤ支持片70との間に設けた複数の第2プライマリーギヤ支軸74に、第2プライマリーギヤ69がそれぞれ回転自在に軸支されている。この各第2プライマリーギヤ69が、上記キャリヤ67に設けられた第2サンギヤ68と噛合うと共に、第2インナーギヤ71の内径歯とも噛合うように配置されている。上述のように、動力耕耘部3が、耕耘ロータ41の内径部に回転駆動する回転駆動部6を内蔵されているため、動力伝達機構を必要最低限にコンパクト化することができて、耕耘装置1自体を軽量かつコンパクト化することができる。
なお、バッテリーに電動モータ60を接続している電気コード75は、図3及び図7に示すように、中空パイプ状の支持部本体7中と、図7において左側の支軸40の中心部に形成したコード挿通孔76とを通して配線されている。
[足載せ台4の連結構造及び姿勢保持機構の説明]
図1、図2、図8〜図10を参照して、支持フレーム2に対して足載せ台(ステップ台)4の前端部が上下回動可能に連結する構成、及び支持フレーム2に対して足載せ台4が後向きに延びる作業姿勢と、支持フレーム2に対して足載せ台4がほぼ平行状に接近する折り畳み姿勢とに保持する姿勢ロック手段94について説明する。足載せ台4は断面が下向きのコ字型に形成され金属部材又は合成樹脂製部材からなり、上端が略水平な足載せ板部4aの左右両側板4bが下向きに延びている。足載せ板部4aの前端部には、前方及び上方に開放された切欠き開放部90を有し、この切欠き開放部90には左右両側板4bに溶接などにより固設された円弧板状の一対のフランジ91が設けられ、支持フレーム2から後下向きの傾斜状に延びる連結体11の下端部と少なくとも一対のフランジ91とに左右水平状に貫通する連結ピン92を介して足載せ台4が上下回動可能に連結されている。前記一対のフランジ91の外周端面91aは、連結ピン92の軸線を中心とする大径の円弧面に形成されている(図8参照)。
そして、この一対のフランジ91と、前記角筒状の連結体11とに、前記姿勢保持のための姿勢ロック手段94を備える。実施形態では、両フランジ91の外周端面91aには、適宜中心角度θを隔てて円弧状等の係合凹部93a,93bが形成されている。第1の係合凹部93aは連結体11の軸線が延びる方向と平行状に外周端面91aの半径方向に開放されるように形成されている。連結体11の左右両側面には、その軸線と平行状の長溝孔95aを有するガイド体95が取付けられている(図10参照)。この長溝孔95aに沿って摺動可能に嵌まる丸軸状のロックピン96はその左右両端部が連結体11の左右両側に突出するように配置されている。そして、後述するように、ロックピン96が第1の係合凹部93aに嵌合する状態では、足載せ台4は連結体11ひいては支持フレーム2に対して後方にほぼ水平に延びた作業姿勢が保持できる。ロックピン96が第2の係合凹部93bに嵌合する状態では、足載せ台4は支持フレーム2(支持中間体8 の軸線)とほぼ平行状の折り畳まれた姿勢が保持できるものである。
長溝孔95aはその下端縁が、足載せ台4の側面視(図8参照)にて第1の係合凹部93aの下端縁とほぼ一致してロックピン96の左右両端部のほぼ全体が第1の係合凹部93aに嵌合できる程度である。また、長溝孔95aの上端縁は、第1の係合凹部93aに対してロックピン96が上向きに嵌合解除されたときに、ロックピン96の下端がフランジ91の外周端面91aより半径外側に位置する程度に設定されている。
このロックピン96を上下動操作するための操作体97は、ロックピン96の左右両外端面に連結するアーム97aと、両アーム97aの先端同士を連結する連結軸97bとからなり、連結軸97bは連結体11の下面側に設けられたコ字型のガイド片98におけるガイド溝98aに摺動可能に嵌まっている。ガイド溝98aと長溝孔95aとは平行状に延びている。また、連結軸97bと連結体11の下端に固定された取付け片99との間に、付勢手段としての引張ばね100を装架し、ロックピン96を常時長溝孔95aの下端縁に近づくように弾力付勢する。さらに、連結軸97bの左右中央部等には作業者の指で掴んで操作体97を引張ばね100の付勢力に抗して上下に移動できる摘み部101を備えている。
上記の構成により、折り畳み状態(ロックピン96が第2の係合凹部93aに嵌合した状態)の足載せ台4を支持中間体8から引き離すには、摘み部101を掴んで、引張ばね100の付勢力に抗して操作体97を上向きに移動させた状態で、足載せ台4を支持中間体8の軸線とのなす角度が大きくなり、足載せ台4を地面に対してほぼ水平状態まで回す。第2の係合凹部93bからロックピン96の両端部が外れた回動位置では、摘み部101に加える作業者の力を抜いても、当該ロックピン96の両端部はフランジ91の外周端面91aに当接しながら滑る。支持フレーム2の支持中間体8の軸線が水平に対して略80度程度に起立する姿勢になるとき、ロックピン96が第1の係合凹部93aに自動的に嵌合して、この姿勢を保持できる。耕耘作業に際しては、作業者の片足を足載せ台4に載せた状態でメインスイッチ32をONにし、且つ手元スイッチ35をONにすれば、急激に動力耕耘部3が作動して耕耘装置1が急に前進するのを、足載せ台4に載せた作業者の荷重による抵抗力(後部の補助輪5の接地圧)で抑制することができる。また足載せ台4の後端には補助輪5が配置されているので、耕耘後の圃場面の一部のみ補助輪5が通過することになる。耕耘作業中も足載せ台4に載せた作業者の荷重の大小により補助輪5の接地圧を加減することができ、耕耘装置1を腕で地面に押圧するような力を加える必要がなく、作業者の疲労を軽減することができる。その結果、一般家庭の女性や老人でも長時間耕耘作業を行うことができる。また把持部9aを把持して行うハンドル操作も楽に行うことができる。
耕耘作業をしないで、納屋等に収納する場合、前記と逆に第1の係合凹部93aからロックピン96の嵌合を外した状態で、足載せ台4の後端(補助車輪5)側を上向き回動させ、支持中間体8の軸線とほぼ平行状となる位置で、ロックピン96が第2の係合凹部93bに自動的に嵌合して、この姿勢を保持できる。このように、耕耘装置をコンパクトに折り畳めるため、一般家庭においても収納場所が嵩張らない。
なお、前記実施形態では、連結体11の下面側において足載せ台4の前端と動力耕耘部3との間にゴム板製等の前部泥よけ体102を着脱自在可能に装着しても良いし、また、補助輪5の上部を後部泥よけ体103にて覆うように、足載せ台4に後部泥よけ体103を取付けしても良い。姿勢ロック手段94の他の実施形態としては、一対のフランジ91の係合凹部93a,93bに対するロックピン96の係脱方向を、当該ロックピン96軸線方向となるようにロックピン96を差し込む形態であっても良いし、上下回動する操作レバーを連結体11に取付けて、操作レバーの先端にロック部を設け、操作レバーの上下回動で一対のフランジ91の係合凹部93a,93bに対してロック部が係脱する構成で
あっても良い。
なお、本発明では、足載せ台4を省略し、支持中間体8等から後下向きに突出した連結体11の下端部等に補助輪5を直接装着しても良い。このような構成でも、耕耘装置1全体はコンパクトにでき、且つ耕耘装置1を腕で地面に押圧するような力を加える必要がなく、作業者の疲労を軽減することができる。その結果、一般家庭の女性や老人でも長時間耕耘作業を行うことができる。また把持部9aを把持して行うハンドル操作も楽に行うことができる。
本発明では、電動モータ60により動力耕耘部3を駆動するようにしているため、騒音や振動の発生を抑制することができると共に、排気ガスの発生をなくすことができる。
また、比較的重量物であるバッテリーを支持フレーム2の下部に取り付けているため、動力耕耘部3が耕耘爪46を介して圃場面から受ける反力により跳ね上がるのを抑制するウエイトとしてバッテリーを有効利用することができて、耕耘機能を安定化させることができ、耕耘作業能率を向上させることができる。
本発明に係る耕転装置の使用状態での側面図である。 図1のII−II線矢視平面図である。 同耕耘装置の正面図である。 支持フレームの要部側面図である。 図3のV−V線矢視図である。 バッテリー収納部の背面図である。 動力耕転部の断面図である。 ロック手段の側断面図である。 図8のIX−IX線矢視図である。 図8のX−X線矢視一部切欠き断面図である。
符号の説明
1 耕耘装置
2 支持フレーム
3 動力耕耘部
4 足載せ台
5 補助輪
6 回転駆動部
7 支持部本体
8 支持中間体
9 ハンドル杆
9a ハンドル(把持部)
10 支持台
11 連結体
13 バッテリーケース
40 支軸
41 耕耘ロータ
46 耕耘爪
60 電動モータ
91 フランジ
92 連結ピン
93a,93b 係合凹部
94 姿勢ロック手段
95 ガイド体
96 ロックピン

Claims (2)

  1. ハンドルを備えた支持フレームの下端に、ロータリ型の動力耕耘部を備え、前記支持フレームに対して、補助輪を備え、前記支持フレームに対して、後端に補助車輪を備えた足載せ台を後向きに延びるように連結し、前記支持フレームに前記足載せ台の前端部が上下回動可能に連結され、前記支持フレームに対して前記足載せ台が後向きに延びる作業姿勢と、支持フレームに対して足載せ台が接近する折り畳み姿勢とに保持する姿勢ロック手段を備えたことを特徴とする耕耘装置。
  2. 前記動力耕耘部は、耕耘ロータの内部に電動モータ式の回転駆動部と減速機構とを内蔵して構成され、前記支持フレームにはバッテリーを着脱可能に装着したことを特徴とする請求項1に記載の耕耘装置。
JP2004162344A 2004-05-31 2004-05-31 耕耘装置 Expired - Fee Related JP4203959B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004162344A JP4203959B2 (ja) 2004-05-31 2004-05-31 耕耘装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004162344A JP4203959B2 (ja) 2004-05-31 2004-05-31 耕耘装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005341819A JP2005341819A (ja) 2005-12-15
JP4203959B2 true JP4203959B2 (ja) 2009-01-07

Family

ID=35494749

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004162344A Expired - Fee Related JP4203959B2 (ja) 2004-05-31 2004-05-31 耕耘装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4203959B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101729620B1 (ko) * 2016-11-29 2017-04-24 연제혁 전동식 주행 보드

Also Published As

Publication number Publication date
JP2005341819A (ja) 2005-12-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4516434B2 (ja) 多軸仮締め工具
US8793886B2 (en) Power tool with a rotatable working head
US20110232985A1 (en) Power drive assistant system for bicycle
US7299514B2 (en) Foldable tool set with chain repair tool
FR3000418A3 (fr) Mecanisme de fixation d'accessoires et outil electrique equipe
JP2008522720A (ja) 車両推進システム
KR200286609Y1 (ko) 소켓렌치
JP3706172B2 (ja) 電動自転車
JP4203959B2 (ja) 耕耘装置
JP2003011009A (ja) アングルドリル
JP4768352B2 (ja) 耕耘装置
JP4343767B2 (ja) 歩行型管理機
US6880653B2 (en) Drive unit of electric vehicle
JP6863813B2 (ja) アタッチメントおよび締付工具
JP4249694B2 (ja) 耕耘装置
JP4130622B2 (ja) 耕耘装置
JP4195364B2 (ja) 耕耘装置
JP4249660B2 (ja) 歩行型管理機
JPH05336801A (ja) 管理農作業機の作業伝動装置
JP2009072149A (ja) 園芸工具
JP4109904B2 (ja) 小型車両用パワーユニット
JPH08196572A (ja) 車椅子の走行駆動切換装置
JP2011025770A (ja) 歩行型農作業機
JP2008188708A (ja) ボルト・ナット締結治具
JP4823415B2 (ja) 管理機

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20061221

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080502

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080514

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080623

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20081008

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20081008

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111024

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees