JP4203488B2 - スピンドルモータ - Google Patents

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Description

本発明は、フレキシブルディスク等のディスク駆動用のスピンドルモータに関する。
情報記録ディスクの一つであるフレキシブルディスクを駆動するディスクドライブに搭載されるスピンドルモータは、モータベースを含むステータと、このモータベースに立設された軸受により回転自在に枢支されるシャフトと、該シャフトに固定されるロータとを備えた構造をしている。
フレキシブルディスクは、硬磁性体が塗布されたディスク本体とその中心部分に貼り付けられた、軟磁性体であるステンレスからなる略椀状ハブとを備える。
このハブを、モータのロータに設けられたチャッキングマグネットにより磁気吸引することでフレキシブルディスクはスピンドルモータのロータに保持される。
ハブを吸引するチャッキングマグネットは、略リング状で周方向に複数の極に着磁されている。この保持構造についての一例が特許文献1や特許文献2に記載されている。
また、チャッキングマグネットが単一のリング状ではなく複数の円弧状のマグネットで構成したモータもあり、その例を、図2〜4を用いて以下に説明する。
図2は、従来の他のスピンドルモータの半断面図であり、図4は、そのモータをロータケースの上方から見た平面図である。
図2において、ロータ部Rは、ロータヨーク1と、ロータヨーク1のフレキシブルディスク(以下、FDとも記載する)10の載置面1aに貼り付けられた樹脂製のシート2及び等角度ピッチで多極に着磁されたFD吸引用のチャッキングマグネット3と、前記FDの回転位置を決めるドライブピン4と、等角度ピッチで多極に着磁されたロータ駆動用メインマグネット5と、ロータヨーク1の中心孔1bに圧入固着されたステンレス系の材料よりなるシャフト6とから構成される。
チャッキングマグネット3は、第1の半径の外形と第2の半径の内形とを有する略円弧状の第1マグネット3aと、第2の半径の外形と第3の径の内形とを有する略円弧状の第2マグネット3bとの2つの部分で構成されており、シートから打ち抜く際には、図3(a)のように第2の半径が共通となるように面付けして打ち抜かれ、第2マグネットbを反転した図3(b)の状態で使用される。
このような構成において、ロータ部Rは、モータベース7を含むステータに対して、モータベース7の孔7aにかしめられた銅又は鉄系の燒結含油軸受8及び複
数の鋼球9で、それぞれスラスト方向及びラジアル方向に支持されている。
一方、FDは、一部を上述したように、硬磁性体が塗布された環状のディスク本体10と、その中心孔部分に貼り付けられた、軟磁性体であるステンレスからなる略椀状のハブ11とからなる。
ハブ11は、中心に開口する孔11aと、中心から外れた位置に開口するピン係合用孔11bとを有している。
このモータが搭載されたディスクドライブにFDが挿入された際、孔11aがシャフト6と嵌合し、ピン係合用孔11bにドライブピン4が係合する。
さらに、ハブ11がチャッキングマグネット3の磁力により吸引され、シート2に押圧されることにより、FDはロータ部に安定的に保持され、回転駆動されることによってディスクドライブでの記録及び再生が可能となる。
図4において、上述したように、ロータヨーク1の中心には、シャフト6が圧入固定されている。
ドライブピン4は、中心から離れた位置にあり、ドライブピンアーム12を介し、ドライブピンアームの支点12aを中心としてロータヨーク1に対して回動可能に支持される。
ここで、ドライブピン4は、ロータヨーク1に対して、支点12aを中心に所定の角度範囲内で回動可能とされてFDのセンター出しをする。
この構成において、チャッキングマグネット3はドライブピンアーム12と干渉しないように形状が設定され、また、配置されなければならない。
すなわち、内形の径(第2の半径)を大きくしてドライブピンアーム12との干渉を避けるようになっている。
また、チャッキングマグネット3は、ハブ11の絞り径d1(ロータヨーク側に突出する範囲)より大きいと何ら吸引に寄与しないので、その径よりわずかに小さくしてある。
従って、図4における左斜め上側に配置された第1マグネット3aについては、内径が大きくて幅が狭い、略扇形状の吸引面3a1を有している。
一方、図4における右斜め下側に配置された第2マグネット3bについては、ある程度自由な形状に設定できるが、上述した面付けにおいて無駄な材料取りとならないように、図3(a)に示すように、第1マグネット3aの内形と第2マグネット3bの外形とが一致するように面付けして打ち抜きを行う。
そして、ロータヨーク1に貼付する際に、第2マグネット3bを反転して図3(b)や図4に示すように配置する。
従って、第2マグネット3bについては、その外形は第2の半径であり、第1マグネット3aの内形と共通の径を有し、その内形は、ロータヨーク1への貼付の際に、その位置決めを容易にするためディスク搭載面を形成する凸部13の外径に合わせ、第1マグネット3aよりも幅が広い略扇形状の吸引面3b1を有するように形成される。
特開平5−144168号公報 特開平6−311680号公報
ところで、FDをロータヨーク1に安定的に保持させるには、ロータヨーク1のディスク載置面に傾きがなく平坦に形成されていること、また、ハブ11を吸引するチャッキングマグネット3の磁力による吸引力が、シャフト6を中心として回転方向にバランスが取れていること、が必要である。
これらの条件から外れた場合には、FDのハブ11がディスク載置面に安定保持されずに傾きを持ってしまうため、シャフト6及びドライブピン4との精度よい嵌合が行われない。そのため、FDのセンターの位置出しが正確にできず、モータの回転における繰り返し精度が悪化してFDに対する記録又は再生においてエラーが発生する可能性がある。
従来の他の例として説明した、チャッキングマグネットが2つの部分で構成されたスピンドルモータにおいては、第1マグネット3aの吸引面3a1の径方向幅Waが、第2マグネット3bの吸引面3b1の径方向幅Wbよりも狭くなっている。これに対して、各マグネットが有する着磁パターンは、シャフト6を中心として等角度ピッチのパターンとなっている。
そのため、各マグネット3a,3bがハブ11を吸引する力は、その力が磁力に比例するため、幅の狭い吸引面を有する第1マグネットの方が第2マグネットと比較して吸引力が弱く、シャフト6の周方向においてアンバランスになっている。
従って、FDをロータヨーク1に保持させる際に、FDが傾いて取り付けられる場合があった。
この吸引力のアンバランスは、チャッキングマグネットが複数の円弧状マグネットに分割されていない特許文献1や特許文献2に示されるような環状のマグネットにおいても当然同様に起こり得る。
そのため、特許文献2には、この吸引力のアンバランスによるハブの傾きを防止するため、駆動ピン(ドライブピン)とは反対側に着磁された磁極を、反磁界をかけることで減磁した構成や、チャッキングマグネットの外周部の磁束密度を反磁界をかけることでほぼ0(ゼロ)にする構成のモータが記載されている。
しかしながら、反磁界をかけて減磁する場合、マグネットの元来の特性ばらつきにより、一定レベルで精度よく減磁させることが難しい。
また、外周部の磁束密度を0とする場合、チャッキングマグネット全体の磁束が大幅に減少するので、ハブを吸引する力が弱くなり、安定して保持することが逆にできなくなってしまう可能性があった。
すなわち、チャッキングマグネットの形状は、ドライブピン等の配置に応じて形状が決定されるので、吸引面の幅は周方向に均一なものには設計上なり得ない。
そのため、吸引力が周方向で不均一となり、吸引時にFDのハブが傾いたり安定して保持されない場合があるという問題があった。
そこで、本発明が解決しようとする課題は、チャッキングマグネットの形状に何ら制限を加えることなく、フレキシブルディスクを傾斜させることなく安定して吸引保持することができるスピンドルモータを提供することにある。
上記の課題を解決するために、本願発明は手段として次の構成を有する。
〔1〕即ち、スピンドルモータ(100)を、磁性体からなるディスクハブ(11)を吸引するチャッキングマグネット部(3)を有するロータ(R)をステータ(S)に対して回転自在に支持し、前記チャッキングマグネット部(3)は、径方向の第1の幅W1(Wa)を有する略円弧状の第1のマグネット部(3a)と径方向の第2の幅W2(Wb)を有する略円弧状の第2のマグネット部(3b)とを有し、前記第1のマグネット部(3a)は周方向に第1の角度ピッチP1(Pa)で複数極に着磁され、前記第2のマグネット部(3b)は周方向に第2の角度ピッチP2(Pb)で複数極に着磁されており、前記各幅(Wa,Wb)と前記各角度ピッチ(Pa,Pb)との関係を、W1/W2=P1/P2にして成る構成にした。
〔2〕また、〔1〕に記載のスピンドルモータ(100)を、前記第1のマグネット部(3a)と前記第2のマグネット部(3b)とを一体で形成して成る構成にした。
本発明によれば、フレキシブルディスクを、傾斜することなく安定して吸引保持できるという効果を奏する。
本発明の実施の形態を、好ましい実施例により図1〜図3を用いて説明する。
図1は、本発明のスピンドルモータの実施例を示す平面図である。
図2は、本発明のスピンドルモータの実施例を説明する半断面図である。
図3は、本発明のスピンドルモータの要部を説明する平面図である。
図1は、本発明によるスピンドルモータの好ましい一実施例をロータケース上部から見た平面図である。
このスピンドルモータ100は、ロータヨーク1を有するロータ部Rとモータベース7を有するステータ部Sとを備え、ロータヨーク1に固着されたシャフト6を軸受8に嵌合させると共にロータ部Rとステータ部Sとの間に鋼球9を介在させて、ロータ部Rをステータ部Sに対して回転自在に支持してなるものである。
図2は、スピンドルモータ100にFDを吸引載置させた状態を示している。(当図は背景技術の説明でも用いたが、実施例においても共通であるので、便宜的にこれを用いて説明する。)
この図において、ロータ部Rは、ロータヨーク1と、FDを載置する側の面1aに貼り付けられた樹脂製のシート2及び多極に着磁されたFD吸引用のチャッキングマグネット3と、FDの回転方向の位置を決めるドライブピン4と、等角度ピッチで多極に着磁されたロータ駆動用メインマグネット5と、ロータヨーク1の中心孔1bに圧入固着されたステンレス系の材料よりなるシャフト6とを有している。
ここで、チャッキングマグネット3の詳細を図3主に用いて説明する。
上述したように、図3(a)は、このチャッキングマグネット3をシートから打ち抜く際の面付けを示す平面図であり、図3(b)は、使用状態(図1に対応)を示す平面図である。
このマグネット3は、第1の半径φ1の外形3a3と第2の半径φ2の内形3a4とを有する略円弧状の第1マグネット3aと、第2の半径φ2の外形3b3と第3の径φ3の内形3b4とを有する略円弧状の第2マグネット3bとの2つの部材で構成されている。
第1マグネット3aは、後述するドライブピン4と干渉しないように、内形3a3の大部分が第2の径φ2を有するように形成されており、干渉しない部分に中心側に向かって突出する突出部3a2を有している。
第2マグネット3bの外形3b3には、ロータヨーク1に設けられた位置決め用突部1cと係合する位置決め用切り欠き3b2が形成されているが、概ね第2及び第3の径φ2,φ3の外径、内径を有する略円弧状に形成されている。
シートから打ち抜く際には、図3(a)のように第2の半径φ2が共通の部分となるように面付けして打ち抜かれ、その後、第2マグネット3bを反転し、図3(b)に示す配置で使用される。
着磁は、ロータヨーク1に取り付けた後に、着磁ヨークにより所定の着磁ピッチで行う。
このような構成において、ロータ部Rは、モータベース7を含むステータに対して、モータベース7の孔7aにかしめられた銅又は鉄系の焼結含油軸受8及び複
数の鋼球9によりそれぞれスラスト方向及びラジアル方向に支持されている。
一方、FDは、硬磁性体が塗布された環状のディスク本体10と、その中心孔10a部分に貼り付けられた、軟磁性体であるステンレスからなる略椀状のハブ11とからなる。
ハブ11は、中心に開口する孔11aと、中心から外れた位置に開口するピン係合用孔11bとを有している。
このモータ100が搭載されたディスクドライブにFDが挿入されると、FDは、図示しないローディング機構により、FDの中心とシャフト6との中心が概ね一致する位置まで搬送される。
そして、ハブ11の孔11aがシャフト6と嵌合し、ピン係合用孔11bにドライブピン4が係合する。
さらに、ハブ11がチャッキングマグネット3の磁力により吸引されてシート2に押しつけられることにより、FDはロータ部Rに安定的に保持される。
その状態でモータ100はFDを回転させ、ディスクドライブでの記録及び再生が可能となる。
図1,図2において、上述したようにロータヨーク1の中心孔1bにはシャフト6が圧入固定されている。
ドライブピン4は、中心から離れた位置にあり、ドライブピンアーム12を介し、ドライブピンアームの支点12aを中心としてロータヨーク1に対して図1矢印d2方向に所定の角度範囲内で回動可能に支持されて、FDのセンター出しをする。
この構成において、チャッキングマグネット3はドライブピンアーム12と干渉しないように形状が設定され、また、配置されている。
すなわち、第1マグネット3aの形状を、その内形3a4の径(第2の半径φ2)を大きくしてドライブピンアーム12との干渉を避けるようにしている。
また、チャッキングマグネット3は、ハブ11の絞り径d1(ロータヨーク側に突出する範囲)より大きいと何ら吸引に寄与しないので、第1マグネット3a,の外形3a4は、その絞り径d1よりわずかに小さくしてある。
従って、図1における左斜め上側に配置された第1マグネット3aは、内形3a4の径(第2の半径)φ2が大きく幅Waが狭い、略扇形状の吸引面3a1を有している。
一方、図1における右斜め下側に配置された第2マグネット3bは、製造時の面付けにおいて無駄な材料取りとならないように、その外形3b3を第2の半径φ2としてあり、図3(a)に示すように、第1マグネット3aの内形3a4と第2マグネット3bの外形3b3とが一致するように面付けして打ち抜きされる。
そして、ロータヨーク1に貼付する際に、第2マグネット3bを反転して図3(b)や図4に示すような配置として使用する。
従って、第2マグネット3bについては、その外形3b3は第2の半径φ2であり、第1マグネット3aの内形3a4と共通の径φ2を有し、その内形3b4は、ロータヨーク1への貼付の際に、その位置決めを容易にするためディスク搭載面を形成する凸部13の外径に合わせ、第1マグネット3aの幅Waよりも幅Wbが広い略扇形状の吸引面3b1を有するように形成される。
具体的な寸法としては、第1マグネット3aは、外形3a3の第1の半径φ1が12.20mm,内形3a4の第2の半径φ2が10.45mm,幅Waが1.75mmである。
一方、第2マグネット3bは、外形3b3が第2の半径φ2であって10.45mm,内形3b4の第3の半径φ3が7.00mm,幅Wbが3.45mmである。
また、着磁は、第1マグネット3aについては、着磁角度ピッチPaを、シャフト6を中心に45°として、N極,S極,…と順次着磁してある。
一方、第2マグネット3bについては、着磁角度ピッチPbを、シャフト6を中心に90°としてN極,S極,…と順次着磁してある。
つまり、第2マグネット3bの着磁角度ピッチPbは、第1マグネット3aの着磁角度ピッチPaの2倍としてある。
すなわち、各マグネットの幅と各着磁角度ピッチとの関係を、
Wa/Wb=Pa/Pb (1式)
としたものである。ここで着磁角度ピッチは着磁した各磁極の角度幅でもあり、図1ではこの角度幅をPa,Pbとして図示している。
チャッキングマグネットへの着磁を行なう際は、着磁ヨークにおいて、極の境界となる部分に電線を引き回し、瞬間的に大電流を流して行なう。
そのため、実施例の第2マグネット3bのように着磁ピッチが広い場合、電線を引き回した近傍、すなわち極の境界近傍に十分な磁束が発生する。
ハブ11に対する吸引力は総磁束量に比例するので、マグネットの幅と材質とが同一であれば、この総磁束量、すなわち、吸引力は着磁された極の着磁ピッチに反比例する。
このような関係があるので、総磁束量について説明すると、第2マグネット3bの総磁束量は、第1マグネット3aに対して幅Wbが約2倍になる一方、着磁ピッチPbが約2倍になるので互いに相殺し合い、第1マグネット3aの総磁束量と同等になる。
すなわち、両者のハブ11に作用する吸引力は、ほぼ同一になる。
従って、チャッキングマグネット3がハブ11を吸引する力は全周に渡りほぼ均等となるため、FDを傾斜させることなく安定して保持することができる。
上述した実施例では、半径方向の幅の比率Wb/Wa=2に対して、着磁ピッチ比率をPb/Pa=2 としてあるが、上述した(1式)に示したように、半径方向の幅に比例する着磁ピッチで着磁するという関係にあれば、例えば、Wb/Wa=1.5の場合、着磁ピッチの組み合わせ(Pa,Pb)を、例えば、(30°,45°),あるいは、(10°,15°)のようにしてもよい。
チャッキングマグネットは、分割した複数のマグネットに限らず一体の環状であってもよいのは言うまでもない。
また、部分的に切り欠き等が形成されていても、概ね、径方向の幅と着磁ピッチとの関係が概ね1式に沿っていればよい。
着磁ピッチを細かくすることは、幅の違いにより細かく対応できるので好ましい。
また、周方向でマグネットが複数の幅を有する場合は、それぞれの幅の相対比率に対応した複数の着磁ピッチで着磁するとよい。
以上詳述した実施例によれば、チャッキングマグネット3の磁力によるFDのハブ11に対する吸引力が、シャフト6を中心とする周方向にバランスが取れている。
そのため、ハブ11は、ロータヨーク1の載置面に対して傾きを持つことなく安定して吸引保持され、シャフト6及びドライブピン4と良好に嵌合する。
従って、FDのセンターを精度よく出すことができて回転での繰り返し精度が良好となるので、FDに対する記録又は再生においてエラーが生じることがない。
また、減磁を行うものではないので、マグネット自体の特性ばらつきがあっても、着磁により安定した磁力が得られる。
また、部分的に減磁するものでもないので、磁束量が大幅に減ることがなく、強くハブを吸引することができ、より安定した保持が可能である。
また、チャッキングマグネットの形状に対して制約がなく、ドライブピンアームを特に小型のものにする必要がないので、安価な材料を使用しても強度が得られ、また、ドライブピンが理想的な動きをできるのでチャッキングミスが発生しない。
本発明の実施例は、上述した構成及び手順に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において変形例としてもよいのは言うまでもない。
本発明のスピンドルモータの実施例を示す平面図である。 本発明のスピンドルモータの実施例を説明する半断面図である。 本発明のスピンドルモータにおける実施例の要部を説明する平面図である。 従来のスピンドルモータを説明する平面図である。
符号の説明
1 ロータヨーク
1a (FD載置する側の)面
1b 中心孔
2 シート
3 チャッキングマグネット
3a 第1マグネット
3a1 吸引面
3a3 外形
3a4 内形
3b 第2マグネット
3b1 吸引面
3b3 外形
3b4 内形
4 ドライブピン
5 メインマグネット
6 シャフト
7 モータベース
8 軸受
9 鋼球
10 ディスク本体
10a 中心孔
11 ハブ
11a 孔
11b ピン係合用孔
12 ドライブアーム
12a 支点
13 (ディスク搭載面を形成する)凸部
100 スピンドルモータ
FD フレキシブルディスク
Pa,Pb 着磁ピッチ
R ロータ部
S ステータ部
Wa,Wb 幅
φ1〜φ3 第1〜第3の半径
d1 絞り径
d2 回動方向

Claims (2)

  1. 磁性体からなるディスクハブを吸引するチャッキングマグネット部を有するロータを、ステータに対して回転自在に支持して成るスピンドルモータにおいて、
    前記チャッキングマグネット部は、
    径方向の第1の幅W1を有する略円弧状の第1のマグネット部と、前記第1の幅W1とは異なる径方向の第2の幅W2を有する略円弧状の第2のマグネット部とより成り、
    前記第1のマグネット部は周方向に第1の角度ピッチP1で複数極に着磁され、前記第2のマグネット部は周方向に第2の角度ピッチP2で複数極に着磁されており、
    前記各幅と前記各角度ピッチとの関係を、W1/W2=P1/P2にして成ることを特徴とするスピンドルモータ。
  2. 前記第1のマグネット部と前記第2のマグネット部とを一体で形成して成ることを特徴とする請求項1記載のスピンドルモータ。
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