JP4203332B2 - ステッピングモータ駆動制御システム - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ステッピングモータを駆動するステッピングモータ駆動制御システムに係わり、特に、パーソナルコンピュータなどホストコンピュータとモータ制御装置とからシステムを構成し、そのホストコンピュータにおいて制御パラメータなどシーケンスデータを編集してモータ制御装置へ送り、そのシーケンスデータに基づいてモータ制御装置がステッピングモータを駆動する構成のステッピングモータ駆動制御システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
ステッピングモータを事務機器(OA機器)などに使用することが多くなってきたが、制御が難しいこと、ステッピングモータのメーカーや種類により制御が異なることなどから、試しにステッピングモータを回してみたい、あるいは代替モータの評価をしたいと思っても、簡単にはできないのが現状である。加えて、モータの評価を実際におこなうのは機構設計者であるのに対して、モータ駆動回路の設計は回路設計者がおこない、モータ制御プログラムを組むのはソフトウェア設計者である場合が多いことがモータの評価作業などを困難にしている。こうした状態から、機構設計者が一人で制御パラメータなどを変えながら簡単に手軽にステッピングモータを駆動してみることができるステッピングモータ駆動制御システムが望まれていた。
こうして、従来より、そのようなステッピングモータ駆動制御システムが提供され始めているが、そのような駆動制御システムでは、ステッピングモータを駆動・制御するモータ制御装置のほかに、ステッピングモータの制御シーケンスを組み立て、その制御シーケンスにおける制御パラメータを入力するための装置が必要である。なお、この装置とは、例えばパーソナルコンピュータなどホストコンピュータに専用のアプリケーションプログラムを搭載したものである。つまり、ステッピングモータの制御シーケンスや制御パラメータを変更できるように、ホストコンピュータをモータ制御装置に接続し、そのホストコンピュータから操作をおこなうものである。
【0003】
例えば、特許文献1に示された「ステッピングモータの制御方法、制御システム及びモータ駆動制御装置」(図33参照)はそのような従来技術の1つであり、ホストコンピュータ41において作成したシーケンスデータを一度モータ制御装置42へ送信したならば、ホストコンピュータ41を切り離してもモータ駆動制御装置42のみで独立にステッピングモータ43を制御できるようにしている。つまり、ホストコンピュータ側において、ステッピングモータ43を制御するために定めた開始・加速・定速・減速・停止など最小動作単位を組み合わせることにより、ステッピングモータ43の動作開始から停止までの制御シーケンスを編集し、この編集データ(シーケンスデータ)をモータ制御装置42へ送信してこのモータ制御装置42に内蔵されたメモリ内に記憶させ、その記憶されたシーケンスデータに従ってモータ制御装置42がステッピングモータ43を制御するのである。
【特許文献1】
特開2001−339944公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記した特許文献に示された従来技術を含め従来技術においては、ホストコンピュータからモータ制御装置へ制御パラメータなどを送って制御するだけで、制御中の状態をモータ制御装置からホストコンピュータなどへ戻すなどして利用者に知らせる機能がないので、その時々の状態を確認するためには、利用者が常に状態を目視しているか、計測器を別途用意するかしなければならなかった。また、目視でわかるのは見ている間の状態のみであるし、経過をロギングできる計測器を用いても開始から現時点までの状態の変化であり、制御内容全体における位置付けが分かりにくいという問題があった。
本発明の目的は、このような従来技術の問題を解決することにあり、具体的には、計測器を用意しなくても制御中の状態がわかるし、一連の制御シーケンスにおける現時点の位置もわかるステッピングモータ駆動制御システムを提供するとともに、併せて利便性の高い関連機能を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
前記の課題を解決するために、請求項1記載の発明は、ステッピングモータを駆動する駆動手段及び該駆動手段による前記ステッピングモータの駆動を制御する制御手段を備えたモータ制御装置と、該モータ制御装置に接続され、前記制御手段が前記ステッピングモータの制御をおこなうためのシーケンスデータを編集し、そのシーケンスデータを前記モータ制御装置へ転送するホストコンピュータとから成るステッピングモータ駆動制御システムにおいて、前記モータ制御装置に設けられ、前記ステッピングモータの駆動状態が変わる毎に前記ホストコンピュータからの駆動指令データにおける前記ステッピングモータの駆動状態を前記ホストコンピュータへ通知する状態通知手段と、前記ホストコンピュータに設けられ、前記状態通知手段からのステッピングモータ駆動状態通知をトリガとして前記ホストコンピュータからの駆動指令データにおける前記ステッピングモータの駆動状態を表示する表示手段とを備えたものである。
【0007】
【発明の実施の形態】
図26は本発明の参考形態であるステッピングモータ駆動制御システムの全体構成図である。図示したように、このステッピングモータ駆動制御システムは、ステッピングモータを制御するための制御シーケンス情報および制御パラメータなどシーケンスデータを作成するホストコンピュータ1、ホストコンピュータ1から受け取ったシーケンスデータを用いてステッピングモータ7を駆動・制御するモータ制御装置2、ホストコンピュータ1とモータ制御装置2とを通信可能に接続する通信回線3などを備え、モータ制御装置2内には、ステッピングモータ7を駆動する駆動手段であるドライバ5、そのドライバ5による駆動を制御してステッピングモータ7の回転制御をおこなう制御手段であるコントローラ6を備える。なお、ステッピングモータ7は接続用ハーネス4によりドライバ5に接続されている。
また、ステッピングモータ7には、速度を検出するためのエンコーダ8が設けられている。また、前記において、制御シーケンスとは、ステッピングモータを駆動する制御ステートを時系列に沿って組み合わせたもので、その制御ステートとは、ステッピングモータを制御するにあたって1つの駆動状態を示す制御単位で、停止(無励磁)、開始(セトリング)、加速(スルーアップ)、定速(定常回転)、減速(スルーダウン)の5状態の何れかをとる。
また、停止(無励磁)とは、ステッピングモータに励磁がかかっておらず、回転軸が自由な状態である。外力がなければ、回転軸は停止状態となっている。開始(セトリング)とは、ステッピングモータに励磁がかかっているが回転数0の状態である。加速(スルーアップ)とは、ステッピングモータの回転数を上げていっている状態、定速(定常回転)とは、ステッピングモータが一定の回転数を維持している状態、減速(スルーダウン)とは、ステッピングモータの回転数を下げていっている状態である。
【0008】
図1は本発明の第1の参考例を示すモータ制御装置2aの構成ブロック図である。図示したように、この参考例のモータ制御装置2aは、通信回線3を介したホストコンピュータ1との通信を制御する通信回線制御部21、通信回線制御部21が受信したデータ中からシーケンスデータ(制御シーケンス情報および制御パラメータ)を取得するシーケンス受信制御部22、取得されたシーケンスデータを解釈するシーケンス解釈部23、解釈され内部形式のデータにまとめられた、開始・加速・定速・減速・停止などのステートデータ列から成るシーケンスデータを一時的に記憶しておく記憶部24、各部に対するシーケンスデータの入出力を制御するデータ入出力部25、シーケンスデータに従ってパルス列を生成する駆動制御部26、ステッピングモータ7の駆動状態情報を取得して駆動状態表示データを生成する状態表示生成部27、生成された駆動状態表示データを用いて駆動状態を表示させたりする表示制御部28、および駆動状態などを表示する表示パネル(例えば液晶ディスプレイ)29などを備えている。
参考までに、従来技術におけるモータ制御装置の構成ブロック図を図29に示す。
図1と図29を比べれば明らかなように、図1に示した本発明の第1の参考例の構成は、従来技術の構成に、状態表示生成部27、表示制御部28、および表示パネル29を加えた構成である。なお、図1において、二重線の矩形が追加になったブロックである(以下、同様)。
また、従来技術の構成としては、図30に示したような構成もある。図29に示した構成では受信したシーケンスデータをあらかじめ解釈してから記憶部24に保存し、駆動制御部26がそれを読み出してステッピングモータ7を制御するのに対して、図30に示した構成では、シーケンス受信制御部22は、取得したシーケンスデータをデータ入出力部25に渡し、データ入出力部25はそれをいったん記憶部24に格納する。そして、その後、ステッピングモータ側のタイミングに合わせ、駆動制御部26がシーケンス解釈部23を介して出す指示により、データ入出力部25は記憶部24からシーケンスデータを取り出し、それをシーケンス解釈部23に渡す。
【0009】
図31に、本発明の参考例および実施例と従来技術における駆動制御部26の構成を示す。図示したように、この駆動制御部26はステートパラメータ設定部31とステート移行制御部32を備えている。このうち、ステートパラメータ設定部31は受け取ったシーケンスデータをステートパラメータとして保持する。例えば「加速」ステートであれば、「加速」を意味する制御ステート情報や速度変化の傾斜などをメモリの所定領域に設定するのである。また、ステート移行制御部32はステートパラメータに従って、制御ステート移行を制御すると共にドライバ5に渡す各制御ステートのパルス列を生成する。
図32は、本発明の参考例および実施例と従来技術における駆動制御部の他の構成例である。この構成例では、図31に示した駆動制御部26の構成に加えて、繰り返し回数管理部33を備え、同一制御シーケンスを繰り返し実行することができる。
一方、本発明の第1の参考例のホストコンピュータ1の構成は従来技術と同じである。このホストコンピュータ1のシステム構成を図27に示す。図示したように、このホストコンピュータ1は、制御シーケンス情報、制御パラメータなどシーケンスデータを編集するシーケンス編集部10、編集されたシーケンスデータを記憶する記憶部11、入力された文字列の表示など、前記した編集時のユーザインタフェースとしての表示などを制御する表示制御部12を備え、シーケンス編集部10は、制御パラメータ編集部13、編集されたシーケンスデータの送信を制御するシーケンス送信制御部14、編集されたシーケンスデータを記憶部11に格納したり、その記憶部11からシーケンスデータを読み出してシーケンス送信制御部14へ渡すデータ入出力部15、モータ制御装置2との通信を制御する通信回線制御部16などを備える。
また、前記制御パラメータ編集部13は、各制御ステートを実行順に並べた制御シーケンスを編集するシーケンス構築部17、および各制御ステートの内容を編集するステート編集部18を備える。
図28は従来技術におけるホストコンピュータの他の構成例である。図27が繰り返しに関する機能を持たない場合の構成であるのに対して、図28に示した構成では繰り返し指定部19を備え、同一シーケンスを繰り返し実行させることができる。
なお、このでは、駆動手段がドライバ5により実現され、制御手段がコントローラ6により実現され、状態表示手段が状態表示生成部27、表示制御部28、および表示パネル29により実現される。
【0010】
図10〜図15に、第1の参考例の動作フローを示す。以下、各図に従って、この参考例の動作フローを説明する。
図10はホストコンピュータ1における全体の動作フローで、まず、シーケンス編集部10が利用者(ユーザー)による入力の有無を監視する(S1でN→S1)。そして、入力があると(S1でY)、シーケンス編集部10は入力の内容を判定する(S2)。こうして、シーケンスデータの編集指示であると判定されたならば、制御パラメータ編集部13が制御パラメータなどシーケンスデータの編集をおこなう(S3)。
一方、シーケンスデータの送信指示であると判定されたならば、シーケンス送信制御部14が制御パラメータなどシーケンスデータを送信し(S4)、次の入力の有無を監視する(S5でN→S5)。そして、入力があると(S5でY)、シーケンス編集部10は入力の内容を判定し(S6)、実行コマンドの送信指示であれば、シーケンス送信制御部14が実行コマンドを送信する(S7)。
【0011】
次に、図11に従って、シーケンスデータ編集(S3)の動作フローを説明する。
まず、制御パラメータ編集部13が利用者(ユーザー)による入力の有無を監視する(S11でN→S11)。そして、入力があると(S11でY)、制御パラメータ編集部13は入力の内容を判定する(S12)。こうして、制御シーケンスの構築(編集)指示であると判定されたならば、シーケンス構築部17により制御シーケンスを構築する(S13)。それに対して、制御ステートの編集指示であると判定されたならば、ステート編集部18により制御パラメータの編集など制御ステートの編集をおこなう(S14)。
次に、図12に従って、制御シーケンス構築(S13)の動作フローを説明する。
まず、シーケンス構築部17が利用者(ユーザー)による入力の有無を監視する(S21でN→S21)。そして、入力があると(S21でY)、シーケンス構築部17は入力の内容を判定する(S22)。こうして、制御ステートの追加指示であると判定されたならば、シーケンス構築部17は新規制御ステートを制御シーケンス中の所望の位置に追加させる(S23)。それに対して、制御ステートの削除指示であると判定されたならば、シーケンス構築部17は指定された既存制御ステートを制御シーケンス中から削除する(S24)。
次に、図13に従って、制御ステート編集(S14)の動作フローを説明する。
まず、ステート編集部18が利用者(ユーザー)による入力の有無を監視する(S31でN→S31)。そして、入力があると(S31でY)、ステート編集部18は入力の内容を判定する(S32)。こうして、制御ステートのパラメータ変更指示であると判定されたならば、ステート編集部18は入力内容に従って該当パラメータを変更する(S33)。
なお、図14は図28に示した繰り返し指定部19の動作フローであり、入力内容の判定において(S36)、繰り返し回数の指定であると判定されたならば、繰り返し回数を更新する(S37)。
【0012】
次に、図15に従って、モータ制御装置2aの動作フローを説明する。なお、図15に示した動作フローは、受信したシーケンスデータをシーケンス解釈部23が解釈し、解釈結果を内部形式のシーケンスデータにまとめ、そのシーケンスデータを記憶部24に格納した後の動作フローである。
そして、この参考例では、シーケンスデータ格納後、図15に示したように、制御シーケンスの実行指示である実行コマンドが受信されるのを待ち(S41でN→S41)、実行コマンドが受信されると(S41でY)、データ入出力部25は記憶部24からのシーケンスデータ取り出しを開始する(S42)。
こうして、データ入出力部25は最初のシーケンスデータを駆動制御部26に渡すが、そのシーケンスデータは制御シーケンスの終了を示すデータではなく(S43でN)、例えば「起動」ステートを示すシーケンスデータであるので、駆動制御部26はそのシーケンスデータに従ってステッピングモータ7の駆動を開始させ、続く制御ステートが「加速」であるならば、制御パラメータに従った加速を実行させるようにパルス列を出力する(S44)。
また、駆動制御部26はそのとき実行中の制御ステートを示す駆動状態情報(制御ステート情報)を状態表示生成部27に渡す。これにより、状態表示生成部27はその駆動状態情報に従って駆動状態表示データを生成し(S45)、表示制御部28はその駆動状態表示データに従ってそのときの駆動状態を表示パネル29に表示させる(S46)。表示例を図20および図21に示す。図20は駆動状態が「駆動中」か「停止中」かだけを表示した例であり、図21は制御ステートの内容(図示の例ではステート番号)まで細かに表示した例である。
この後は、ステップS42へ戻り、以下、繰り返す。なお、前記において、ホストコンピュータ1から実行コマンドを転送しないようにして、シーケンスデータ転送後は、モータ制御装置側の入力パネルなどを用いて制御シーケンスを実行させてもよい。その場合は、モータ制御装置側の構成として入力パネルとその制御手段を追加する。
こうして、この参考例によれば、計測器を用意しなくてもステッピングモータ制御中の状態がわかる。
【0013】
次に、本発明の第2の参考例について説明する。
図2は第2の参考例におけるモータ制御装置の構成ブロック図である。図2に示したように、この参考例のモータ制御装置2bは、従来技術の構成に加えて少なくとも駆動状態表示データを生成する状態表示生成部27を備え、その駆動状態表示データまたは制御ステート情報を通信回線制御部21bがホストコンピュータ1へ転送する構成である。なお、表示制御部28および表示パネル29は備えてもよいし、備えなくてもよい。表示制御部28および表示パネル29を備えない構成の場合は状態表示生成部27も備えず、駆動制御部26が制御ステート情報を通信回線制御部21bに渡し、通信回線制御部21bはその制御ステート情報をホストコンピュータ1bへ転送するようにしてもよい。
図3に、ホストコンピュータ1bの構成を示す。この構成では、図示したように、図27に示した従来技術の構成に加えて、モータ制御装置1bから送られてきた制御ステート情報に基づいて駆動状態表示データを生成する状態表示生成部20を備え、この状態表示生成部20が駆動状態表示データを表示制御部12に渡す。それに対して、モータ制御装置2bが駆動状態表示データを送ってくる構成では、ホストコンピュータは通信回線制御部16が駆動状態表示データを表示制御部12に渡す。
なお、この参考例では、状態通知手段が通信回線制御部21bにより実現される。また、コマンド送信手段が状態表示生成部20により実現され、状態表示手段が表示制御部12および状態表示生成部20などにより実現される。
図16に、この参考例のホストコンピュータにおける動作フローを示す。以下、この動作フローを説明する。但し、図16において、図10とステップ番号が共通である部分は動作も図10の動作と同じであるので、次のステップS51から説明を始める。
そのステップS51であるが、まず、状態表示生成部20を起動する。これにより、状態表示生成部20は通信回線制御部16を介して状態取得コマンドを送信し(S52)、その後はモータ制御装置2bからのデータ受信を待つ(S53でN→S53)。そして、データ受信があり(S53でY)、そのデータが制御ステート情報であると(S54でY)、状態表示生成部20はその制御ステート情報に基づいて駆動状態表示データを生成し、それを渡された表示制御部12はその駆動状態表示データを用いて駆動状態を表示させる(S55)。
この後は、次の駆動状態を表示させるためにステップS52へ戻る。
【0014】
次に、図17に従ってモータ制御装置側の動作フローを説明する。
図17において、ステップS61〜S64は図15に示した第1の参考例のS41〜S44と動作が同じであるので、次のステップS65から説明すると、ここでは、ホストコンピュータ1bからのデータ受信で(S65でY)、状態取得コマンドが送られてくるのを待つ(S66でN→S62〜S65→S66)。そして、状態取得コマンドを受信すると(S66でY)、駆動制御部26は通信回線制御部21bにそのときの制御ステート情報を渡し、通信回線制御部21bはその制御ステート情報をホストコンピュータ1bへ送る(S67)。
こうして、この参考例によれば、計測器を用意しなくてもホストコンピュータ側においてステッピングモータ制御中の状態がわかる。
【0015】
次に、本発明の第の実施例について説明する。
図4および図5は第の実施例におけるモータ制御装置の構成ブロック図である。図4および図5に示したように、この実施例のモータ制御装置2cは、図1に示した第1の参考例の構成に加えて、例えば実行コマンドを抽出するコマンド解釈部30を備え、ホストコンピュータが状態取得コマンドを送らなくても実行コマンドさえ受信すればモータ制御装置2cがホストコンピュータに対して駆動状態通知をおこなうようにする。なお、図4はモータ制御装置側にも駆動状態を表示する例、図5はモータ制御装置側には駆動状態を表示しない例である。
前記において、コマンド解釈部30を備えず、駆動制御部26はシーケンス受信制御部22からのシーケンスデータ受信通知を受けて、例えば駆動状態が変わるごとに駆動状態通知を出すようにしてもよい。
図18にホストコンピュータ側の動作フローを示す。図16に示した第2の参考例と異なる点は、第の実施例の場合、状態取得コマンドをモータ制御装置へ送らないだけである。
一方、モータ制御装置側の動作フローは図19に示すとおりである。図17に示した第2の参考例と異なる点は、第の実施例の場合、データ受信待ち(S65)と状態取得コマンド待ち(S66)が不要なだけである。
このように、本発明の第の実施例によれば、駆動状態通知のトリガとして、ホストコンピュータ側から状態取得コマンドを出さなくともホストコンピュータ側において駆動状態表示をおこなうことができ、ステッピングモータ制御中の状態がわかる。なお、駆動状態表示をおこなわせるトリガとして、モータ制御装置の操作部に設けたキーなどを用いてもよい。
【0016】
次に、本発明の第の実施例について説明する。
この実施例では、単に制御ステートだけでなく、そのときの回転数を表示または通知する。図6〜図9に、この実施例におけるモータ制御装置の構成例を示す。
図6は第1の参考例に対して、図7は第2の参考例に対して、図8および図9は第の実施例に対してそれぞれ実施した構成である。図示したように、エンコーダ8からの信号を単位時間当たりの回転数に変換する変換手段として、エンコーダ8から単位時間当たりに出力されるパルス数を速度に変換するF/V変換器32を備えるとともに入力ポート31を備え、駆動制御部26が前記回転数を取得するのである。F/V変換器32を備えずに、前記パルス数を回転数代わりに用いてもよい。
この実施例の表示例を図22に示す。図示の例では、駆動開始後、回転数が1000となり、さらに2000となり、その後、停止する。
このように、第の実施例によれば制御ステートとともに回転数も表示されるので、回転数まで知りたいような場合であっても計測器を用いずに容易に目的を達成することができる。
【0017】
次に、本発明の第の実施例について説明する。
この実施例では、各制御ステートを表示する前記参考例、前記実施例において、制御シーケンス全体の構成を表示し、その上で該当する実行中の制御ステートを表す該当部分を識別可能に表示する。表示例を図23に示す。図示の例では、実行中の制御ステートを示すアイコンを矩形で囲っており、「加速」ステートが実行中の制御ステートである(下側の図参照)。
また、図24に示したように、前記において、実行中の制御ステートにマークを付ける構成にしてもよい。図24において、「加速」ステートが実行中の制御ステートである。
また、図25に示したように、前記において、制御シーケンスを制御ステートごとに区切られた所定の形状の表示領域で表現し、区切られた各制御ステートのうち該当部分を他の部分とは異なった表示状態にする構成でもよい。
このほか、実行中の制御ステートを太線表示にしたり、異なった線種にしたり、または異なった色表示にしたりすることも可能であるし、各制御ステートをアイコンで表現し、該当部分のアイコンについては、絵柄または色を変える構成にすることも可能である。
こうして、第の実施例によれば、制御シーケンス全体のなかで実行中の制御ステートが容易にわかるので、全体の制御シーケンスを覚えていなくても状態把握が容易になる。
【0018】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、ステッピングモータを駆動する駆動手段、およびその駆動手段によるステッピングモータ駆動を制御する制御手段を備えたモータ制御装置と、そのモータ制御装置に接続され、前記制御手段がステッピングモータの制御をおこなうためのシーケンスデータを編集し、そのシーケンスデータを前記モータ制御装置へ転送するホストコンピュータとから成るステッピングモータ駆動制御システムにおいて、前記モータ制御装置に設けられ、前記ステッピングモータの駆動状態が変わる毎に前記ホストコンピュータからの駆動指令データにおける前記ステッピングモータの駆動状態を前記ホストコンピュータへ通知する状態通知手段と、前記ホストコンピュータに設けられ、前記状態通知手段からのステッピングモータ駆動状態通知をトリガとして前記ホストコンピュータからの駆動指令データにおける前記ステッピングモータの駆動状態を表示する表示手段とを備えたので、計測器を用意しなくても制御中の状態がわかる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の参考例を示すモータ制御装置の構成ブロック図である。
【図2】 本発明の第2の参考例を示すモータ制御装置の構成ブロック図である。
【図3】 本発明の第2の参考例を示すホストコンピュータの構成ブロック図である。
【図4】 本発明の第の実施例を示すモータ制御装置の構成ブロック図である。
【図5】 本発明の第の実施例を示すモータ制御装置の他の構成ブロック図である。
【図6】 本発明の第の実施例を示すモータ制御装置の構成ブロック図である。
【図7】 本発明の第の実施例を示すモータ制御装置の他の構成ブロック図である。
【図8】 本発明の第の実施例を示すモータ制御装置の他の構成ブロック図である。
【図9】 本発明の第の実施例を示すモータ制御装置の他の構成ブロック図である。
【図10】 本発明の第1の参考例を示すホストコンピュータの動作フロー図である。
【図11】 本発明の第1の参考例を示すホストコンピュータの他の動作フロー図である。
【図12】 本発明の第1の参考例を示すホストコンピュータの他の動作フロー図である。
【図13】 本発明の第1の参考例を示すホストコンピュータの他の動作フロー図である。
【図14】 本発明の第1の参考例を示すホストコンピュータの他の動作フロー図である。
【図15】 本発明の第1の参考例を示すモータ制御装置の動作フロー図である。
【図16】 本発明の第2の参考例を示すホストコンピュータの動作フロー図である。
【図17】 本発明の第2の参考例を示すモータ制御装置の動作フロー図である。
【図18】 本発明の第の実施例を示すホストコンピュータの動作フロー図である。
【図19】 本発明の第の実施例を示すモータ制御装置の動作フロー図である。
【図20】 本発明の第1の参考例を示すモータ制御装置の表示説明図である。
【図21】 本発明の第1の参考例を示すモータ制御装置の他の表示説明図である。
【図22】 本発明の第の実施例を示すモータ制御装置の表示説明図である。
【図23】 本発明の第の実施例を示すステッピングモータ駆動制御システムの表示図である。
【図24】 本発明の第の実施例を示すステッピングモータ駆動制御システムの他の表示図である。
【図25】 本発明の第の実施例を示すステッピングモータ駆動制御システムの他の表示図である。
【図26】 本発明の第1の参考形態であるステッピングモータ駆動制御システムの全体構成図である。
【図27】 従来技術の一例を示すホストコンピュータの構成ブロック図である。
【図28】 従来技術の他の例を示すホストコンピュータの構成ブロック図である。
【図29】 従来技術の一例を示すモータ制御装置の構成ブロック図である。
【図30】 従来技術の他の例を示すモータ制御装置の構成ブロック図である。
【図31】 従来技術の一例を示すモータ制御装置要部の構成ブロック図である。
【図32】 従来技術の他の例を示すモータ制御装置要部の構成ブロック図である。
【図33】 従来技術の一例を示すステッピングモータ駆動制御システムの全体構成図である。
【符号の説明】
1 ホストコンピュータ
2 モータ制御装置
3 通信回線
5 ドライバ
6 コントローラ
7 ステッピングモータ
8 エンコーダ
10 シーケンス編集部
11 記憶部
12 表示制御部
13 制御パラメータ編集部
14 シーケンス送信制御部
15 データ入出力部
16 通信回線制御部
17 シーケンス構築部
18 ステート編集部
20 状態表示生成部
21 回線制御部
22 シーケンス受信制御部
23 シーケンス解釈部
24 記憶部
25 データ入出力部
26 駆動制御部
27 状態表示生成部
28 表示制御部
29 表示パネル
30 コマンド解釈部

Claims (1)

  1. ステッピングモータを駆動する駆動手段及び該駆動手段による前記ステッピングモータの駆動を制御する制御手段を備えたモータ制御装置と、該モータ制御装置に接続され、前記制御手段が前記ステッピングモータの制御をおこなうためのシーケンスデータを編集し、そのシーケンスデータを前記モータ制御装置へ転送するホストコンピュータとから成るステッピングモータ駆動制御システムにおいて、
    前記モータ制御装置に設けられ、前記ステッピングモータの駆動状態が変わる毎に前記ホストコンピュータからの駆動指令データにおける前記ステッピングモータの駆動状態を前記ホストコンピュータへ通知する状態通知手段と、
    前記ホストコンピュータに設けられ、前記状態通知手段からのステッピングモータ駆動状態通知をトリガとして前記ホストコンピュータからの駆動指令データにおける前記ステッピングモータの駆動状態を表示する表示手段とを備えたことを特徴とするステッピングモータ駆動制御システム。
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