JP4202182B2 - アダプタープラグ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、電気製品の電源コードプラグが、国によって異なる各種タイプの電源コンセントに使用できるようにするアダプタープラグに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
日本国内で使用される電気製品は、日本国内での使用を前提にしていて、一般には、電気製品の電源コードプラグは、日本国内の100V仕様の電源コンセントの形状に対応している。この場合の電気製品の電源コードプラグ及び電源コンセントの形状(種類)としては、「Aタイプ」に属する。また、アメリカでは、120Vの電圧を使用するが、電源コードプラグ及び電源コンセントの形状(種類)としては、日本と同じ「Aタイプ」のプラグ及びコンセントが使用されている。
【0003】
このように、諸外国における電気製品は、使用電圧が異なり、使用する電源コンセント及び電源コードプラグも、様々な形状のものが使用されており、「Aタイプ」の他にも、主な種類としては、B,B3,BF,0,02,C,SEタイプなどがある。
【0004】
そこで、海外旅行に際して、例えば、パソコンやシェーバー等の身の回りの電気製品を持ち出す場合は、旅行先の国々で、これらの電気製品が使用できるようにするために、従来より、旅行先の国の電源コンセントに対応できる各種のアダプタープラグが市販されている。
【0005】
このようなアダプタープラグは、海外の電源コンセント形状を日本国内の電源コンセント形状に変更して、日本製の電気製品が海外でも手軽に使用することができるので、海外旅行者にとっては重宝なものである。
【0006】
また、B3タイプおよびBFタイプの電源コンセントに、小型のC,SEタイプの携帯プラグを装着するのに使用する補助プラグとして、絶縁体からなる基板の一面側に、丸ピンからなる第1のマスタキーピンと、携帯プラグの断面形状と同一形状をなす第1の凹部とが設けられ、この第1の凹部には携帯プラグの電力取出し用ピンを挿入する2つのピン挿入穴が形成され、基板の他面側には、平ピンからなる第2のマスタキーピンと、携帯プラグの断面形状と同一形状をなす第2の凹部とが設けられ、この第2の凹部には携帯プラグの電力取出し用ピンを挿入する2つのピン挿入穴を形成した構成のものが提案されている。(例えば、特許文献1参照)。
【0007】
この補助プラグを、例えば、B3タイプの電源コンセントに使用する場合は、基板の一面側に形成されている丸ピンからなるマスタキーピンをB3タイプの電源コンセントのマスタキーピン穴に挿入して、補助プラグをコンセントに取り付けると、B3タイプの電源コンセントの電力取出し用ピンを覆っていたシャッタが開かれるので、別に持参したSEタイプの携帯プラグを補助プラグの凹部に設けられたピン穴を介してコンセントに差し込んで携帯プラグを凹部にセットすれば、この携帯プラグを介して日本から持参した電気製品に通電して電気製品の使用を可能にするものである。
【0008】
【特許文献1】
特許第3315949号
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、前記する構成の補助プラグの場合、基板の一面側に設けた第1のマスタキーピンは、B3タイプの電源コンセントに設けられているマスタキーピン穴に差し込んで電力取出し用ピン穴のシャッタを開き、基板の他面側に設けた第2のマスタキーピンは、BFタイプの電源コンセントに設けられているマスタキーピン穴に差し込んで電力取出し用ピン穴のシャッタを開くためのもので、実際に電気製品の使用するには、補助プラグに付随して持参する小形ながらもC,SEタイプの2つの携帯プラグを必要とするので、携帯の利便性としては、B3タイプ及びBFタイプの大型の2つの携帯プラグに比べると小型にはなるが、持参個数を少なくするものではない。
【0010】
そこで、本発明は、B3タイプの電源コンセント並びにBFタイプの電源コンセントに限らず、簡単な操作で複数の種類の異なるタイプの電源コンセントに対応でき、海外に持参する電気製品の使用をより便利にするアダプタープラグを提供することを目的としたものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、本発明に係るアダプタープラグは、外筒ケース内に、同心に中筒ケースを配装し、中筒ケース内に、複数個のピンを位置決めして配装し、各ピンの基端に突設した操作アームの端部を、ケース筒部に設けた縦溝孔にそれぞれ係合させてケース外に突出させ、外筒ケースと中筒ケース間に操作スリーブを配装し、該操作スリーブ前端に周設した内向き係止縁を、各ピンの操作アーム端部の前面側に臨ませ、また、操作スリーブ内壁に複数個の係止体を突設し、操作スリーブを周方向に回動して位置決めされた位置で、前記係止体端部を、特定のタイプの電源コンセントに対応するピンの操作アーム端部の後面側に臨ませ、操作スリーブの前進動で、特定のタイプの電源コンセントに対応するピンを外筒ケース前面に突出させ、操作スリーブの後退動で、各ピンをケース内に引き戻すことを特徴とする。
【0012】
この構成によれば、後退動終点にある操作スリーブを周方向に回動させて位置決めされた位置に止めて操作スリーブを前進動させるだけで、複数の種類の異なるタイプの電源コンセントに対応できるアダプタープラグとして使用できるので、海外に持参するアダプタープラグの数を少なくして海外における電気製品の使用を便利にするものである。
【0013】
前記構成において、外筒ケースの前面板と中筒ケースの前面取着板を重合状に結合し、両板に穿設したピン通孔を経て中筒ケース内の各ピンを外筒ケース前面に突出させようにすると、外筒ケースの前面板と中筒ケースの前面取着板とを重合状に結合したことにより、両板に穿設した各ピン通孔は、実質的に長さが増し、各ピン通孔内に挿入されるピンのぐらつきを防止してピンの安定性が向上する。
【0014】
前記構成において、中筒ケースの前面取着板に、各ピン側面に接触する接触ばね部材を取着し、中筒ケース内に配装した中間取着板に、電源コードプラグの電力取り出し用ピンが挿入されるピン受け片を取着し、前記接触ばね部材とピン受け片を導線で電気的に接続した構成にすると、中筒ケースの前面取着板に埋設状に取着した接触ばね部材は、その一部を常時、各ピンの側面に弾力的に接触させるので、各ピンの動作(摺動)を円滑にするとともに、電気的には接触抵抗を小さくして安定した通電を可能にする。
【0015】
前記構成において、中筒ケースの中間位置に、各ピンの操作アーム端部が入り込む環状突起を設け、操作スリーブは後退動終点で、操作アーム端部が入り込んだ環状突起を、操作スリーブ前端の係止縁と操作スリーブ内壁の係止体端部間の隙間に位置させて周方向への回動を行うように構成すると、待機位置にあって各ピンの操作アーム端部は環状突起内に入り込んでいて、操作スリーブの回動の妨げにならず、しかも、操作スリーブは、その内面が環状突起に摺接して回動するので、操作スリーブは安定して円滑な回動をする。
【0016】
前記構成において、操作スリーブ内壁に設けた係止体を、操作スリーブ内壁に母線方向に延びる突起状に形成し、操作スリーブの前後動に当たって、係止体の通過を許容する凹溝を環状突起の外周面に設けた構成にすると、待機位置から操作スリーブが前進動を開始して直ぐに、操作スリーブ内壁で遊びとされる突起条が環状突起外周面の凹溝に入り込んで操作スリーブの前後動をガイドするので、操作スリーブはふらつきがなく安定した前後動を実現する。
【0017】
前記構成において、操作スリーブには、その後端縁部から母線方向にスリットを設けて軸心対称位置に係止片を設け、操作スリーブの前進動終点で、該係止片と、係止片が対応する外筒ケースの後端縁部との間に、係脱自在な係止手段を設けた構成にすると、操作スリーブを前進動させて中筒ケース内から各ピンを外筒ケースの前面に突出させる上で、操作スリーブが前進動終点に達した時点で、係止片と外筒ケースの後端縁とが自動的に係合するので、アダプタープラグとしての各ピンの突出量が中途半端になったり、使用中に不用意に操作スリーブが後退動したりすることがなく、使用中におけるアダプタープラグとしての形態の維持が図られて安定性に優れたものである。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態の一例を図面に基づいて説明する。
【0019】
図1は本発明の実施の形態を示すアダプタープラグの一部の内部機構(ピン)を省いた概略全体断面図、図2は本発明に係るアダプタープラグを構成する外筒ケースの平面図、図3は本発明に係るアダプタープラグを構成する中筒ケースの平面図、図4は同中筒ケースにピンを配装した状態を示す平面図、図5は本発明に係るアダプタープラグを構成する中筒ケースの前半ケース部の正面図、図6(a),(b)は本発明に係るアダプタープラグを構成する外筒ケースの平面図と同外筒ケースの一部縦断面図、図7(a),(b)は本発明に係るアダプタープラグを構成する中筒ケースの後半ケース部の平面図と同後半ケース部の一部切欠正面図、図8は本発明に係るアダプタープラグを構成する中筒ケースの前面取着板に接触ばね部材を装着した状態を示す正面図である。
【0020】
これらの図において、前面板2を有する外筒ケース1内に、同心に前面取着板4を有する中筒ケース3を配装している。実施の形態では、外筒ケース1の前面板2に中筒ケース3の前面取着板4を重合状にしてねじ止めして結合している。
【0021】
中筒ケース3内は中間取着板5により前半ケース部3aと後半ケース部3bに仕切られ、その前半ケース部3aに、複数個のピン6を位置決めして配装し、各ピン6の先端を中筒ケース3の前面取着板4と外筒ケース1の前面板2に設けたピン通孔7,8(図2,3参照)に臨ませ、また、各ピン6の基端に操作アーム9を突設し、その端部9aをケース筒に設けた縦溝孔10にそれぞれ係合させてケース外に突出させている。
【0022】
外筒ケース1と中筒ケース3との間に、筒状の操作スリーブ11を配装している。この操作スリーブ11は、その前端に内向きに係止縁12を周設し、これをケース筒外に突出する各ピン6の操作アーム端部9aの前面側に臨ませ、操作スリーブ11の内壁には、周方向に位置決めされて複数個の係止体13を母線方向に延びる突起状に設け、その端部と係止縁12間に隙間14(図6参照)を形成している。
【0023】
操作スリーブ11は、後退動終点で各ピン6を中筒ケース3内に引き戻して待機させる際に、各ピン6の操作アーム端部9aを、操作スリーブ11の係止縁12と係止体13との隙間14に位置させるもので、この状態で操作スリーブ11の周方向への回動を可能にしている。
【0024】
また、操作スリーブ11には、その後端縁部から母線方向にスリット15を設けて軸心対称位置に係止片16を設け、操作スリーブ11の前進動終点で、この係止片16と、係止片16が対応する外筒ケース1のケース筒後端縁部との間に、係脱自在な係止手段17を設け、各ピン6の突出が中途半端になったり、使用中に不用意に操作スリーブ11が後退動するようなことがないようにしている。なお、係止手段17としては、係止用突起が係止段に弾力的に引っ掛かる程度のものでよい。
【0025】
また、操作スリーブ11は後退動終点で周方向へ回動させて位置決めされた位置に止めた状態で、複数の係止体13の端部が特定のタイプの電源コンセントに対応するピン6の操作アーム端部9aの後面側に臨ませるようにしている。従って、この位置で操作スリーブ11を前進動させると、係止体13の端部が操作アーム端部9aを押圧して特定のタイプの電源コンセントに対応する複数のピン6だけを外筒ケース1の前面に突出させるようにしている。
【0026】
なお、操作スリーブ11は周方向へ回動して位置決めされた位置で、係止体13の端部が特定のタイプの電源コンセントに対応するピン6の操作アーム端部9aの後面側に臨ませるので、操作スリーブ11は、位置決めされた位置に正確に止まるようにするために、図示はしていないが、外筒ケース1と操作スリーブ11との間には、適宜の目印が設けられる。
【0027】
操作スリーブ11の周方向への回動と前後動を円滑にするために、中筒ケース3の前半ケース部3aと後半ケース部3bの接合部で、後半ケース部3bの外周に環状突起18を設けている。この環状突起18の前面側には、待機位置にある各ピン6の操作アーム端部9aが入り込む凹部19を切り込み状に設け、この凹部19に操作アーム端部9aを入り込ませた状態で、操作スリーブ11は環状突起18をガイドにして周方向への回動が円滑に行われるようにしている。また、環状突起18の外周面側には、操作スリーブ11が周方向に位置決めされた位置に止まって前進動する際に、操作スリーブ11内壁で遊びとされる係止体13が入り込む凹溝20を切り込み状に設け、操作スリーブ11が前進動する際には、操作スリーブ11内壁で遊びとされる係止体13が凹溝20をガイドにして軸心方向に移動して操作スリーブ11の前後動を円滑にするようにしている。
【0028】
中筒ケース3の前面取着板4に、各ピン6の側面に接触する接触ばね部材21を埋設状に取着し、この接触ばね部材21の一部を常時、各ピン6の側面に弾力的に接触させて各ピン6の動作が円滑に行われるようにしている。
【0029】
また、中筒ケース3の前半ケース部3aと後半ケース部3bを仕切る中間取着板5には、後半ケース部3b内にあって電源コードプラグの電力取り出し用ピンが挿入されるピン受け片22を取着し、このピン受け片22と前記接触ばね部材21を導線22で電気的に接続している。
【0030】
また、実施の形態では、中筒ケース3を組み立てる上で中筒ケース3内中心に連結部材23を配し、この連結部材23の前端に中筒ケース3の前面取着板4をねじ止めし、連結部材23の中間位置に中間取着板5を固着し、連結部材23の後端に端板24をねじ止めして後半ケース部3bの後端開口を閉鎖し、この端板24には、電源コードプラグの電力取り出し用ピンが差し込まれるピン穴25を穿設している。
【0031】
次に本発明に係るアダプタープラグの具体的な実施例を図9〜11を参照しながら説明する。
【0032】
この実施例で、本発明に係るアダプタープラグは、B3タイプ、BFタイプ、Bタイプ、02タイプ、Aタイプ、Oタイプの合計6タイプの電源コンセントにそれぞれに使用できるように、複数個のピンはピン組6A〜6Fを構成している。
【0033】
図9(a)〜(f)は、各ピン組を構成する各ピンの正面図を示す。
【0034】
図9(a) B3タイプの電源コンセントに使用するピン組6Aを示す。このピン組6Aは、3個のピン6A-1,6A-2,6A-3からなり、ピン6A-1は、大型丸ピンからなるマスタキーピンとして、B3タイプの電源コンセントに設けられているマスタキーピン穴に差し込んで電力取出し用ピン穴のシャッタを開かせるためのものである。
【0035】
図9(b) BFタイプの電源コンセントに使用するピン組6Bを示す。このピン組6Bは、3個のピン6B-1,6B-2,6B-3からなり、ピン6B-1は、大型角ピンからなるマスタキーピンで、BFタイプの電源コンセントに設けられているマスタキーピン穴に差し込んで電力取出し用ピン穴のシャッタを開かせるためのものである。
【0036】
図9(c) Bタイプの電源コンセントに使用するピン組6Cを示す。このピン組6Cは、2個のピン6C-1,6C-2からなる。
【0037】
図9(d) 02タイプの電源コンセントに使用するピン組6Dを示す。このピン組6Dは、3個のピン6D-1,6D-2,6D-3からなる。
【0038】
図9(e) Aタイプの電源コンセントに使用するピン組6Eを示す。このピン組6Eは、2個のピン6E-1,6E-2からなる。
【0039】
図9(f) Oタイプの電源コンセントに使用するピン組6Fを示す。このピン組6Fは、2個のピン6F-1,6F-2からなる。
【0040】
なお、前記のピン6D-3、ピン6E-2及びピン6F-2には、共通のピンが使用されるが、このピンの操作アームは二股状になっていてピン組によって使い分けるようにしている。
【0041】
図10(a)〜(f)は、中筒ケースを周方向に位置決めされた位置に止めた状態で、操作スリーブ内壁に設けた係止体が各ピン組毎に各ピンに対応する状態を示す平面図である。
【0042】
図10(a) 操作スリーブ11の係止体13は、B3タイプの電源コンセントに使用するピン組6Aを構成する3個のピン6A-1,6A-2,6A-3に対応している。
【0043】
この状態で操作スリーブ11を前進動させると、図11(a)に示すように、これらの3個のピン6A-1,6A-2,6A-3が外筒ケース1の前面に突出してB3タイプのアダプタープラグになる。
【0044】
図10(b) 操作スリーブ11の係止体13は、BFタイプの電源コンセントに使用するピン組6Bを構成する3個のピン6B-1,6B-2,6B-3に対応している。
【0045】
この状態で操作スリーブ11を前進動させると、図11(b)に示すように、これらの3個のピン6B-1,6B-2,6B-3が外筒ケース1の前面に突出してBFタイプのアダプタープラグになる。
【0046】
図10(c) 操作スリーブ11の係止体13は、Bタイプの電源コンセントに使用するピン組6Cを構成する2個のピン6C-1,6C-2に対応している。
この状態で操作スリーブ11を前進動させると、図11(c)に示すように、これらの2個のピン6C-1,6C-2が外筒ケース1の前面に突出してBタイプのアダプタープラグになる。
【0047】
図10(d) 操作スリーブ11の係止体13は、02タイプの電源コンセントに使用するピン組6Dを構成する3個のピン6D-1,6D-2,6D-3に対応している。
【0048】
この状態で操作スリーブ11を前進動させると、図11(d)に示すように、これらの3個のピン6D-1,6D-2,6D-3(後記するピン6E-2及びピン6F-2と共通)が外筒ケース1の前面に突出してO2タイプのアダプタープラグになる。
【0049】
図10(e) 操作スリーブ11の係止体13は、Aタイプの電源コンセントに使用するピン組6Eを構成する2個のピン6E-1,6E-2に対応している。
【0050】
この状態で操作スリーブ11を前進動させると、図11(e)に示すように、これらの2個のピン6E-1,6E-2が外筒ケース1の前面に突出してAタイプのアダプタープラグになる。
【0051】
図10(f) 操作スリーブ11の係止体13は、Oタイプの電源コンセントに使用するピン組6Fを構成する2個のピン6F-1,6F-2に対応している。
【0052】
この状態で操作スリーブ11を前進動させると、図11(f)に示すように、これらの2個のピン6F-1,6F-2が外筒ケース1の前面に突出してOタイプのアダプタープラグになる。
【0053】
【発明の効果】
本発明は、以上説明したような形態で実施され、本発明によれば、共通の中筒ケース内に、複数の異なるタイプの電源コンセント形状に対応できる複数個のピンが配装してあって、簡単な操作で必要とされるピンをケース前面に突出させて使用するので、外国旅行に際して持参するアダプタープラグの数を少なくして携帯に便利なものである。また、使用しない時に各ピンはケース内に引き戻されてケース外への突出がないので、突出するピンによる嵩張りがなく、形態的にも必要最小限の縮小化を可能にしたものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示すアダプタープラグの一部の内部構成(ピン)を省いた概略全体断面図である。
【図2】本発明に係るアダプタープラグを構成する外筒ケースの平面図である。
【図3】本発明に係るアダプタープラグを構成する中筒ケースの平面図である。
【図4】中筒ケースにピンを配装した状態を示す平面図である。
【図5】本発明に係るアダプタープラグを構成する中筒ケースの前半ケース部の正面図である。
【図6】(a)、(b)は本発明に係るアダプタープラグを構成する外筒ケースの平面図と同外筒ケースの一部縦断面である。
【図7】(a)、(b)は本発明に係るアダプタープラグを構成する中筒ケースの後半ケース部の平面図と同後半ケース部の一部切欠正面図である。
【図8】本発明に係るアダプタープラグを構成する中筒ケースの前面取着板に接触ばね部材を装着した状態を示す正面図である。
【図9】(a)〜(f)は、各ピン組を構成する各ピンの正面図である。
【図10】(a)〜(f)は、中筒ケースに対し周方向に位置決めされた位置に操作スリーブを止めた状態で、操作スリーブ内壁の係止体が各ピン組毎に各ピンに対応する状態を示す平面図である。
【図11】(a)〜(f)は、各ピン組毎に、各ピンが外筒ケースの前面に突出してそれぞれにタイプの異なるアダプタープラグとして使用可能な状態を示す要部の斜視図である。
【符号の説明】
1 外筒ケース
2 前面板
3 中筒ケース
3a 前半ケース部
3b 後半ケース部
4 前面取着板
5 中間取着板
6 ピン
7 ピン通孔
8 ピン通孔
9 操作アーム
9a 操作アーム端部
10 縦溝孔
11 操作スリーブ
12 係止縁
13 係止体
14 隙間
15 スリット
16 係止片
17 係止手段
18 環状突起
19 凹部
20 凹溝
21 部材
22 片
22 導線
23 連結部材
24 端板
25 ピン穴
Claims (6)
- 外筒ケース内に、同心に中筒ケースを配装し、中筒ケース内に、複数個のピンを位置決めして配装し、各ピンの基端に突設した操作アームの端部を、ケース筒部に設けた縦溝孔にそれぞれ係合させてケース外に突出させ、外筒ケースと中筒ケース間に操作スリーブを配装し、該操作スリーブ前端に周設した内向き係止縁を、各ピンの操作アーム端部の前面側に臨ませ、また、操作スリーブ内壁に複数個の係止体を突設し、操作スリーブを周方向に回動して位置決めされた位置で、前記係止体端部を、特定のタイプの電源コンセントに対応するピンの操作アーム端部の後面側に臨ませ、操作スリーブの前進動で、特定のタイプの電源コンセントに対応するピンを外筒ケース前面に突出させ、操作スリーブの後退動で、各ピンをケース内に引き戻すことを特徴とするアダプタープラグ。
- 外筒ケースの前面板と中筒ケースの前面取着板を重合状に結合し、両板に穿設したピン通孔を経て中筒ケース内の各ピンを外筒ケース前面に突出させることを特徴とする請求項1記載のアダプタープラグ。
- 中筒ケースの前面取着板に、各ピン側面に接触する接触ばね部材を取着し、中筒ケース内に配装した中間取着板に、電源コードプラグの電力取り出し用ピンが挿入されるピン受け片を取着し、前記接触ばね部材とピン受け片を導線で電気的に接続したことを特徴とする請求項1又は2記載のアダプタープラグ。
- 中筒ケースの中間位置に、各ピンの操作アーム端部が入り込む環状突起を設け、操作スリーブは後退動終点で、操作アーム端部が入り込んだ環状突起を、操作スリーブ前端の係止縁と操作スリーブ内壁の係止体端部間の隙間に位置させて周方向への回動を行うことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のアダプタープラグ。
- 操作スリーブ内壁に設けた係止体を、操作スリーブ内壁に母線方向に延びる突起状に形成し、操作スリーブの前後動に当たって、係止体の通過を許容する凹溝を環状突起に設けたことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載のアダプタープラグ。
- 操作スリーブには、その後端縁部から母線方向にスリットを設けて軸心対称位置に係止片を設け、操作スリーブの前進動終点で、該係止片と、係止片が対応する外筒ケースの後端縁部との間に、係脱自在な係合手段を設けたことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載のアダプタープラグ。
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