JP4201615B2 - 半導体記憶装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、半導体記憶装置に関し、特に読み出し専用メモリであるROM(Read only Memory)に関する。
【0002】
【従来の技術】
マスクROM(Mask ROM)は、マスクを用いて半導体製造工程の中でプログラムを書き込むタイプのROMである。プログラム書き込み方式には、拡散層プログラム方式、イオン注入プログラム方式、コンタクトプログラム方式等がある。一般に、イオン注入プログラム方式によるマスクROMは、他のプログラム方式によるマスクROMに比して、1ビット当りの面積を小さくできる。特に、複数のメモリトランジスタを直列に接続して成るメモリトランジスタ群を有するマスクROM(以下、縦積み型ROMという)の1ビット当りの面積は非常に小さい。
【0003】
図4(a),(b)はそのような縦積み型ROMの等価回路図である。メモリトランジスタ群10は、直列接続された4つのPチャネル型のメモリトランジスタ1A,1B,1C,1Dで構成されている。メモリトランジスタ群10はビット線BLに接続されている。メモリトランジスタ1A,1B,1C,1Dのゲートにはワード線が接続されている。ワード線には不図示の行デコーダの出力が供給される。
【0004】
これらのメモリトランジスタ1A,1B,1C,1Dはマスクを用いた選択的なイオン注入により、エンハンスメント型かデプレッション型か、どちらか一方に切り換えられる。これにより、メモリトランジスタ1A,1B,1C,1D毎に1ビットのプログラムデータが書き込まれる。この例では、メモリトランジスタ1B,1Dがデプレッション型、メモリトランジスタ1A,1Cがエンハンスメント型であるとする。エンハンスメント型のトランジスタは通常のしきい値を有している。デプレッション型のトランジスタはチャネルにソース・ドレインと同じタイプの不純物がイオン注入されるため、ゲート電圧にかかわらず、常にオンしている。
【0005】
そして、プログラムデータを読み出すには、先ず、プリチャージ信号PCをハイレベルにして、プリチャージ用トランジスタ2(Nチャネル型MOSトランジスタ)をオンさせ、Pチャネル型の読み出し電源供給用トランジスタ3をオフさせる。このとき、すべてのワード線はロウレベルになり、メモリトランジスタ1A,1B,1C,1Dはすべてオンする。
【0006】
その後、プリチャージ信号PCをロウレベルに変化させ、Pチャネル型の読み出し電源供給用トランジスタ3をオンさせ、プリチャージ用トランジスタ2をオフさせる。そして、選択されたメモリトランジスタに対応するワード線のみハイレベルに変化させ、他のワード線をロウレベルに維持する。これによりデータの読み出しが開始する。
【0007】
図4(a)に示すように、メモリトランジスタ1Aが選択された場合、そのワード線がハイレベルとなる。メモリトランジスタ1Aはエンハンスメント型のためオフする。すると、プリチャージ用トランジスタ2に接続されたデータ読み出し線6はロウレベル(0V)を維持する。そして、このロウレベルの記憶データ(「0」)は、センスアンプ8を通して、ラッチ回路19にラッチされる。レベル保持回路7はインバータから成るセンスアンプ8とNチャネル型のロウレベル保持用トランジスタ9とで構成されている。レベル保持回路7はデータ読み出し線6のプリチャージレベル(0V)を安定に保持するための回路である。ロウレベル保持用トランジスタ9のゲートにはセンスアンプ8の出力が印加され、そのドレインはデータ読み出し線6に接続され、そのソースは接地されている。
【0008】
一方、図4(b)に示すように、メモリトランジスタ1Bが選択された場合、そのワード線がハイレベルとなる。メモリトランジスタ1Bはデプレッション型のためオンしている。他のメモリトランジスタ1A,1C,1Dについてはゲートがロウレベルのため、すべてオンする。したがって、読み出し電源供給用トランジスタ3から、メモリトランジスタ群10及び列デコーダ4を通して充電電流Iが流れ、データ読み出し線6はロウレベルからハイレベルに変化する。そして、このハイレベルの記憶データ(「1」)はセンスアンプ8によって増幅され、ラッチ回路19にラッチされる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、レベル保持回路7を設けると、メモリトランジスタからハイレベルの記憶データ「1」を読み出す際に、レベルの引き合いが生じてしまう。つまり、前記充電電流Iはデータ読み出し線6をハイレベルに上げようとするが、一方で、読み出し初期にはロウレベル保持用トランジスタ9がオンしているため、このロウレベル保持用トランジスタ9に流れる電流はデータ読み出し線6をロウレベルに下げようとする。このため、データ読み出し線6の電位が上がるのに時間がかかり、ハイレベルの記憶データ「1」の読み出し速度が低下してしまう。そこで、従来はロウレベル保持用トランジスタ9のインピーダンスを大きく設計していた。
【0010】
ところが、ロウレベル保持用トランジスタ9のインピーダンスを大きくすると、ロウレベルの記憶データ「0」を読み出す場合に、ロウレベル保持機能が弱くなる、そのため、選択されたメモリトランジスタ1Aにリークがあると、データ読み出し線6に電流が流れ込み、ロウレベルがハイレベルに化けてしまうという問題があった。
【0011】
また、ロウレベル保持用トランジスタ9のインピーダンスを大きくすると、そのゲート面積も大きくなるため、ロウレベル保持保持用トランジスタ9がオンすると、データ読み出し線6に大きなゲート酸化膜容量が付加される。したがって、ハイレベルの記憶データ「1」を読み出す時(ロウレベル保持保持用トランジスタ9はオン状態)、データ読み出し線6がロウレベルからハイレベルに変化する時間が長くなり、つまり高速読み出しができなくなる。
【0012】
そこで本発明では半導体記憶装置において、読み出しエラーを招くことなく、高速読み出しを可能にしたものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】
本発明の半導体記憶装置は、直列接続された複数のメモリトランジスタを含むメモリトランジスタ群、メモリトランジスタのデータが出力されるデータ読み出し線を有している。そして、このデータ読み出し線はプリチャージ用トランジスタによって第1の電位にプリチャージされる。また、データ読み出し線にはセンスアンプが接続されている。そして、このデータ読み出し線には、センスアンプの出力によって制御された第1のレベル保持用トランジスタと、この第1のレベル保持用トランジスタと第1の電位の間に接続された第2のレベル保持用トランジスタとが接続されている。さらに、プリチャージ用トランジスタによるプリチャージが終了した後に、第2のレベル保持用トランジスタをオンさせるための遅延信号を発生する遅延回路が設けられている。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の半導体記憶装置に係る第1の実施形態について図面を参照しながら説明する。
【0015】
図1はこの半導体記憶装置の概略的な等価回路図である。尚、縦積みROMのプログラム方法については、従来技術と同様であり、重複した説明を避けるために、ここでの説明は省略する。
【0016】
図1において、1は複数のメモリトランジスタ11(Pチャネル型MOSトランジスタ)が直列接続されて成るメモリトランジスタ群である。メモリトランジスタ群10はビット線BLに接続されている。12はプリチャージ信号PCがゲートに入力されるプリチャージ用トランジスタ(Nチャネル型MOSトランジスタ)で、13は同じくプリチャージ信号PCがゲート入力される読み出し電源供給用トランジスタ(Pチャネル型MOSトランジスタ)である。ここで、プリチャージ用トランジスタ12はデータ読み出し線16を0Vにディスチャージするため、プリディスチャージ用トランジスタであるが、本明細書では広い意味で、プリチャージ用トランジスタと呼ぶことにする。
【0017】
14はメモリトランジスタ群10に直列接続された列デコーダ14で、複数のPチャネル型MOSトランジスタ15が直列接続されて構成されている。それらのMOSトランジスタ15には、列アドレスデータが印加される。
【0018】
16はプリチャージ用トランジスタ12及び列デコーダ14が接続されるデータ読み出し線である。17はこのデータ読み出し線16を通して伝達される前記縦積みメモリトランジスタ群10内の記憶データ(「0」,「1」)を増幅するセンスアンプで、18はこのセンスアンプ17により増幅された記憶データを一時保持するラッチ回路である。
【0019】
20は改良されたレベル保持回路である。このレベル保持回路20は、そのゲートにセンスアンプ17の出力が印加され、そのドレインが、データ読み出し線16のノードAに接続されて成る第1のロウレベル保持用トランジスタ22(Nチャネル型MOSトランジスタ)と、この第1のロウレベル保持用トランジスタ22と直列に接続され、そのゲートに後述する遅延回路32の出力信号が入力され第2のロウレベル保持用トランジスタ21(Nチャネル型MOSトランジスタ)と、から構成されている。第2のロウレベル保持用トランジスタ21のソースはプリチャージ電位と同じ接地電位(0V)に接続されている。
【0020】
このレベル保持回路20は、プリチャージ用トランジスタ12がオン状態からオフ状態に変化し、メモリトランジスタ11からのデータ読み出しが開始された後、一定時間遅れて第2のロウレベル保持用トランジスタ21がオンし、レベル保持回路20が機能するようにした。その一定時間遅れた信号を遅延回路32で作成している。この信号はプリチャージ信号がロウレベルに変化した後に、一定時間だけ遅れてハイレベルに立ち上がる信号である。好ましくは、その信号はメモリトランジスタ群10からデータ読みだし線16に出力されるデータが確定した後に、ハイレベルに立ち上がることである。
【0021】
以下、この半導体記憶装置の読み出し動作について説明する。いま、プリチャージ用トランジスタ12がオン状態からオフ状態に変化したとする。また、ワード線WLのレベルは確定し、列デコーダ14も導通しているものとする。
【0022】
まず、メモリトランジスタ11からロウレベルの記憶データ(「0」)を読み出す場合を考える。この場合、データ読み出し線16は、従来例と同様にプリチャージ用トランジスタ12により、ロウレベルにディスチャージされている。このレベル保持回路20において、ロウレベルの電位がセンスアンプ17によりハイレベルの電位に変換され、このハイレベルの電位を受けて第1のロウレベル保持用トランジスタ22がオンする。そして、その後遅延回路32からの信号(ハイレベルの信号)を受けた第2のロウレベル保持用トランジスタ21がオンする。これにより、レベル保持回路20のロウレベル保持動作が開始し、データ読み出し線16のロウレベルの電位が保持される。
【0023】
また、メモリトランジスタ11からハイレベルの記憶データ(「1」)を読み出す場合を考える。この場合、読み出し開始時に保持回路20の第1のロウレベル保持用トランジスタ22はオンしているが、第2のロウレベル保持用トランジスタ21は未だオフしている。すると、メモリトランジスタ11からビット線BL、列デコーダ14を経由してデータ読み出し線16にハイレベルの記憶データ(「1」)が出力される。そして、保持回路20のロウレベル保持機能が動作開始しない状態で、データ読み出し線16が高速にハイレベルに立ち上がり、これを受けてセンスアンプ17の出力がロウレベルに変化する。ここで、ハイレベルの記憶データ(「1」)が確定する。
【0024】
すると、これを受けて、第1のロウレベル保持用トランジスタ22がオフする。従って、その後、遅延回路32からの信号(ハイレベルの信号)によって第2のロウレベル保持用トランジスタ21がオンしても、第1のロウレベル保持用トランジスタ22はすでにオフ状態であるため、保持回路20のロウレベル保持機能は結局働かない。したがって、第1のロウレベル保持用トランジスタ22、第2のロウレベル保持用トランジスタ21のインピーダンスを小さくしても、ハイレベルの記憶データ(「1」)の読み出し速度を向上することができる。
【0025】
また、第1のロウレベル保持用トランジスタ22、第2のロウレベル保持用トランジスタ21のインピーダンスを小さくできる結果、ロウレベルの記憶データ「0」読み出し時の、ロウレベル保持機能を高めることができる。
【0026】
次に、レベル保持回路20を構成する第2のロウレベル保持用トランジスタ21に出力信号を供給する遅延回路32の構成について図2を参照しながら説明する。図2(a)は遅延回路32を含めた半導体記憶装置のブロック図で、図2(b)は遅延回路32の等価回路図である。
【0027】
図2(a)に示すように、この半導体記憶装置は、複数のメモリトランジスタ群10が配列されて成るROMマトリクス部100と、ROMマトリクスの所定の番地をアクセスするデコーダ30と、ROMマトリクス部100に隣接して配置された遅延回路32を有している。デコーダ30には列デコーダと行デコーダが含まれる。
【0028】
遅延回路32の構成は以下の通りである。メモリトランジスタ群から成る第1の遅延回路、これに直列接続された第2の遅延回路から成る。
【0029】
まず、第1の遅延回路について説明する。MOSトランジスタ群10Aは、図1のメモリトランジスタ群10と同様に、複数のPチャネル型MOSトランジスタ11Aが直列接続されて成る。そのトランジスタ数は、メモリトランジスタ群10よりも大きな遅延時間を得るために、メモリトランジスタ群10のトランジスタ数よりも多いことが好ましい。Pチャネル型MOSトランジスタ11Aは、エンハンスメント型でも、デプレッション型でもよい。
【0030】
このMOSトランジスタ群10Aはビット線BLに接続され、さらに図1の列デコーダ14に対応したMOSトランジスタ群14Aと直列に接続されている。MOSトランジスタ群14Aは複数のPチャネル型MOSトランジスタ15Aが直列接続されて構成されている。
【0031】
そして、MOSトランジスタ群10A及びMOSトランジスタ群14Aの各MOSトランジスタのゲートには共通に接地電圧(0V)が供給され、これらのトランジスタ群は常時オンするように設定されている。また、プリチャージ用トランジスタ12A(Nチャネル型MOSトランジスタ)は、MOSトランジスタ群14Aの一端(ノードB)に接続されている。プリチャージ用トランジスタ12B(Nチャネル型MOSトランジスタ)は、MOSトランジスタ群14AとMOSトランジスタ群10Aの接続点(ノードC)に接続されている。また、電源供給用トランジスタ13A(Pチャネル型MOSトランジスタ)がMOSトランジスタ群10Aの端に接続されている。そして、これらのプリチャージ用トランジスタ12A,12B及び電源供給用トランジスタ13Aのゲートにはプリチャージ信号PCが印加されている。
【0032】
また、図示しないが、トランジスタ群14Aの一端(ノードB)は、データ読み出し線16に相当し、
ダミーのセンスアンプ17,ダミーのレベル保持回路20が接続されている。これにより、ノードBには図1のデータ読み出し線16の有する寄生容量と同じ寄生容量が付加される。
【0033】
次に、第2の遅延回路40について説明する。この第2の遅延回路40は、インバータとその出力に容量が接続された複数段のインバーターチェーンから構成されている。その段数を増加させれば、より大きな遅延時間を得ることができる。トランジスタ群14Aの一端(ノードB)には、この第2の遅延回路40が接続されている。第2の遅延回路40の出力は、レベル保持回路20の第2のロウレベル保持用トランジスタ21のゲートに接続されている。
【0034】
次に、この遅延回路32の動作を説明する。まず、プリチャージ信号PCがハイレベルに設定されると、プリチャージ用トランジスタ12A,12Bがオンし、電源供給用トランジスタ13Aがオフする。これにより、ノードB、Cは接地電圧(0V)に設定される。このとき、図1のプリチャージ用トランジスタ12、電源供給用トランジスタ13についても同様に動作する。
【0035】
そして、プリチャージ信号PCはロウレベルに変化し、プリチャージが終了すると、図1のメモリトランジスタ群10からのデータの読み出しが開始する。このとき遅延回路32では、電源供給用トランジスタ13Aがオンし、この電源供給用トランジスタ13Aから、上記のMOSトランジスタ群10A、MOSトランジスタ群14Aに電流が流れる。これにより、ノードB、Cの電位は0Vから上昇を開始する。
【0036】
このとき、MOSトランジスタ群10Aは、メモリトランジスタ群10よりトランジスタ数が多ければ、その分、ノードB、Cの立ち上がりは遅れる。また、プリチャージ用トランジスタ12Aに加えて、プリチャージ用トランジスタ12Bを設けたので、ノードCが0Vに初期設定され、このノードCがハイレベルに立ち上がるまでの時間がより長くなる。また、第2の遅延回路40を設けているので、これにより、レベル保持回路20の第2のロウレベル保持用トランジスタ21へのハイレベルの信号は更に遅延される。
【0037】
この遅延回路32の出力信号を利用することで、メモリトランジスタ11からのデータ読み出しが開始された後、一定時間遅れて第2のロウレベル保持用トランジスタ21がオンし、レベル保持回路20を機能させることが可能になる。また、その遅延時間は、MOSトランジスタ群10A、14Aの数、第2の遅延回路40の段数により、可変できるため、メモリトランジスタ11からデータ読み出し線16に出力されるデータが確定した後に、ハイレベルに立ち上がる信号を作成することも容易にできる。
【0038】
なお、遅延回路32として、上記の第1の遅延回路のみ、あるいは第2の遅延回路40のみを用いることもできる。
【0039】
また、半導体記憶装置において、更なる高速読み出しを可能にする本発明の第2の実施形態について図3を参照しながら説明する。尚、第1の実施形態と同等の構成については重複した説明を避けるために同符号を付して説明を省略する。
【0040】
本実施形態によれば、図3に示すように、ハイレベル保持用トランジスタ25(Pチャネル型MOSトランジスタ)を付加した。このハイレベル保持用トランジスタ25のゲートにはセンスアンプ17の出力が入力され、そのソースは電源電圧VDDに接続され、そのドレインはデータ読み出し線16に接続されている。
【0041】
これにより、データ読み出し線16を通して伝達されるハイレベルの記憶データ「1」を読み出すとき、データ読み出し線16のレベルがセンスアンプ17のしきい値を超えると、センスアンプ17の出力は、ハイレベルからロウレベルに向けて立ち下がる。このとき、このロウレベルの信号がハイレベル保持用トランジスタ25のゲートに入力される。するとハイレベル保持用トランジスタ25はオンし、電源電圧VDDからの電位がデータ読み出し線16に印加されることになる。従って、データ読み出し線16のレベルは高速にハイレベルに変化する。センスアンプ17の出力はこれを受けて、ロウレベル(0V)へ高速に立ち下がる。従って、ハイレベルの記憶データ「1」を高速に読み出することが可能になる。
【0042】
尚、本実施形態では、メモリトランジスタ群10はPチャネル型のメモリトランジスタ11から構成しているが、Nチャネル型MOSトランジスタで構成してもよい。
【0043】
【発明の効果】
本発明の半導体記憶装置によれば、読み出しエラーを招くことなく、高速読み出しが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態の半導体記憶装置を示す回路図である。
【図2】本発明の半導体記憶装置に適用された遅延回路を示す図である。
【図3】本発明の第2の実施形態の半導体記憶装置を示す回路図である。
【図4】従来の半導体記憶装置を示す回路図である。
【符号の説明】
1A〜1D メモリトランジスタ 2 プリチャージ用トランジスタ
3 読み出し電源供給用トランジスタ 4 デコーダ
6 データ読み出し線 7 レベル保持回路
8 センスアンプ 9 ロウレベル保持用トランジスタ
10 メモリトランジスタ群 10A MOSトランジスタ群
11A Pチャネル型MOSトランジスタ 11 メモリトランジスタ
12,12A,12B プリチャージ用トランジスタ
13 読み出し電源供給用トランジスタ 13A 電源供給用トランジスタ
14 列デコーダ 14A MOSトランジスタ群
15,15A Pチャネル型MOSトランジスタ 16 データ読み出し線
17 センスアンプ 18 ラッチ回路 10 ラッチ回路
20 レベル保持回路 21 第2のロウレベル保持用トランジスタ
22 第1のロウレベル保持用トランジスタ 25 ハイレベル保持用トランジスタ
30 デコーダ 32 第1の遅延回路 40 第2の遅延回路
100 ROMマトリクス部

Claims (5)

  1. 直列に接続された複数のメモリトランジスタを含むメモリトランジスタ群と、
    前記メモリトランジスタのデータが出力されるデータ読み出し線と、
    前記データ読み出し線を第1の電位にプリチャージするプリチャージ用トランジスタと、
    前記データ読み出し線に接続されたセンスアンプと、
    前記データ読み出し線に接続され、前記センスアンプの出力によって制御された第1のレベル保持用トランジスタと、
    前記第1のレベル保持用トランジスタと前記第1の電位の間に接続された第2のレベル保持用トランジスタと、
    前記プリチャージ用トランジスタによるプリチャージが終了し、前記メモリトランジスタの出力が確定後に、前記第2のレベル保持用トランジスタをオンさせるための遅延信号を発生する遅延回路と、を有することを特徴とする半導体記憶装置。
  2. 前記遅延回路は、前記メモリトランジスタのデータが前記データ読み出し線に出力され、前記第1のレベル保持用トランジスタがオフした後に、前記第2のレベル保持用トランジスタをオンさせる遅延信号を発生することを特徴とする請求項1記載の半導体記憶装置。
  3. 前記遅延回路は、前記メモリトランジスタと同構造の直列に接続された複数のトランジスタを含むことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の半導体記憶装置。
  4. 前記遅延回路は、インバータと、このインバータの出力に接続された容量を有することを特徴とする請求項記載の半導体記憶装置。
  5. 前記センスアンプの出力に応じて前記データ読み出し線を第2の電位に高速設定するための第3のレベル保持用トランジスタを有することを特徴とする請求項1記載の半導体記憶装置。
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