JP4200767B2 - ブレ補正装置及びカメラ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、静止画撮影と動画撮影を電子的に撮影する撮影装置において、像のブレを補正するブレ補正装置及びカメラに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、光学系およびCCDを有する撮像装置において、振動ジャイロにより手振れを検出し、光学系の一部を変位させることにより、手振れ等による像ブレを補正するブレ補正装置を搭載した静止画及び動画が記録できるカメラ等が知られている。
【0003】
【特許文献1】
特開平6−22205号公報
【特許文献2】
特開2000−278588号公報
【特許文献3】
特開2001−218104号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、前述した従来のブレ補正装置では、静止画記録時には、像ブレを良好に補正できるものの、動画記録時には、振動ジャイロの出力のドリフトにより補正光学系が移動し、記録画像が流れてしまう(移動してしまう)問題があった。例えば、カメラを三脚に固定して動画を撮影する場合に、振動ジャイロの出力がドリフトして出力される信号が変化することにより、本来静止している被写体がゆっくりと移動して撮影されてしまっていた。
【0005】
本発明の課題は、静止画撮影及び動画撮影のいずれにおいても、像ブレを良好に補正することができるブレ補正装置及びカメラを提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、以下のような解決手段により、前記課題を解決する。なお、理解を容易にするために、本発明の実施形態に対応する符号を付して説明するが、これに限定されるものではない。すなわち、請求項1の発明は、撮像光学系(1,2)と、振れを検出し、振れに応じた第1の振れ検出信号を出力する第1の振れ検出部(7)と、前記第1の振れ検出部とは別の手法により振れを検出し、振れに応じた第2の振れ検出信号を出力する第2の振れ検出部(9a)と、前記撮像光学系により得られた画像を電子的に撮像する撮像手段(4)と、前記第1の振れ検出部からの前記第1の振れ検出信号に基づき前記撮像光学系及び前記撮像手段を含む撮像系の少なくとも一部を動かすことにより像ブレを補正する光学式ブレ補正部(2,3,5)と、を備え、静止画撮像時には、前記第1の振れ検出信号に基づき前記光学式ブレ補正部により像ブレを補正(S210,S220)し、動画撮像時には、前記第1の振れ検出信号に基づいてブレ補正動作を行い(S340,S350)ながら前記第2の振れ検出信号の監視(S360)を行い、前記第2の振れ検出信号からドリフト成分が検出された場合には、前記ドリフト成分を補正するように前記ブレ補正動作(S380)を行うこと、を特徴とするブレ補正装置である。
【0011】
請求項2の発明は、請求項1に記載のブレ補正装置において、前記光学式ブレ補正部(2,3,5)は、前記撮像光学系(1,2)の少なくとも一部を形成するブレ補正光学系(2)を動かすことによりブレ補正動作を行うこと、を特徴とするブレ補正装置である。
【0012】
請求項3の発明は、請求項2に記載のブレ補正装置において、前記ブレ補正光学系(2)は、光軸に略直交する方向に移動することにより像ブレを補正するシフト光学系であること、を特徴とするブレ補正装置である。
【0013】
請求項4の発明は、請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載のブレ補正装置において、前記第1の振れ検出部(7)は、振動ジャイロセンサを有しており、前記第2の振れ検出部(9a)は、前記撮像手段により撮像された画像を画像処理することにより振れを検出すること、を特徴とするブレ補正装置である。
請求項5の発明は、請求項1から請求項5までのいずれか1項に記載のブレ補正装置と、前記撮像光学系により得られた画像を撮像する撮像手段(4)とを有することを特徴とするカメラである。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、図面等を参照しながら、本発明の実施の形態について、更に詳しく説明する。
(第1実施形態)
図1は、本発明によるブレ補正装置の第1実施形態を示すブロック図である。本実施形態におけるブレ補正装置は、主光学系1,補正光学系2,補正光学系移動用アクチュエータ3,CCD4,アクチュエータ駆動回路5,CCD駆動回路6,ブレ検出手段7,増幅器8,CPU9,AD変換器10,モード切替スイッチ(SW)11,フィールドメモリ12,画像切り出し回路13,メモリ14等を備えている。
【0015】
主光学系1は、後述の補正光学系2によるブレ補正動作によっては移動しないレンズ群である。
補正光学系2は、主光学系1と共に撮影光学系を形成するレンズ群であり、光軸に略直交する面内で移動可能に保持されている。補正光学系2は、後述する補正光学系移動用アクチュエータ3により駆動され、その位置は、不図示の位置検出装置により検出される。
【0016】
補正光学系移動用アクチュエータ3は、補正光学系2を駆動する光学式ブレ補正部であり、ボイスコイルモータにより形成されている。補正光学系移動用アクチュエータ3は、アクチュエータ駆動回路5を介してCPU9に接続されており、CPU9からの指示に従い駆動される。なお、補正光学系移動用アクチュエータ3は、光軸を交点として直交する2方向に補正光学系2を移動するように、上述の位置検出装置及び後述のブレ検出手段7も含めて直交する2方向に2組が設けられているが、ここでは、簡単のため、1方向についてのみ示している。
【0017】
CCD4は、主光学系1,補正光学系2からなる撮影光学系により得られた画像を電子的に撮像する撮像手段である。CCD4は、 CCD駆動回路6を介してCPU9に接続されており、CPU9からの指示に従い撮像を行う。
【0018】
ブレ検出手段7は、カメラの振れを検出し、振れに応じた第1の振れ検出信号を出力する第1の振れ検出部である。ブレ検出手段7は、振動ジャイロセンサにより振れを検出し、ブレ検出手段7から出力された第1の振れ検出信号は、増幅器8,AD変換器10を介してCPU9に送られる。
【0019】
CPU9は、カメラの各種動作を制御する制御部であり、本発明に関係する部分として、動きベクトル検出部9aが設けられている。動きベクトル検出部9aは、CCD4から得られたフィールド間での振れ量に相当する動きベクトルを画像処理により検出する第2の振れ検出装置である。動きベクトル検出部9aは、振れに応じた動きベクトルを第2の振れ検出信号として画像切り出し回路13に出力する。
【0020】
モード切替SW11は、静止画撮影であるか、動画撮影であるかを撮影者自身が任意に切り替えるスイッチである。モード切替SW11の切替結果は、CPU9へ伝えられる。
【0021】
フィールドメモリ12は、CCD4により得られたフィールド単位の画像を一時的に保存する記憶部である。
【0022】
画像切り出し回路13は、動きベクトル検出部9aにより得られた動きベクトルに応じてフィールドメモリ12に記憶されている画像から、必要な範囲を切り出すことにより像ブレを補正する動画ブレ補正部である。連続するフィールド間において、この切り出し位置を動きベクトルに応じて変更することにより、像ブレを補正することができる。
【0023】
メモリ14は、撮像された画像を保存する記憶部であり、本実施形態では、カメラに対して着脱自在な、いわゆるメモリーカードなどの外部記憶部となっている。
【0024】
次に、本実施形態におけるカメラのブレ補正動作について説明する。
図2は、第1実施形態におけるブレ補正動作の流れを示すフローチャートである。
本実施形態におけるカメラは、静止画と動画を撮影することが可能であるので、撮影者は、いずれを撮影するのかを、モード切替SW11を切り替えることにより指定する。
ステップ(以下、Sとする)100では、CPU9は、モード切替SW11により静止画モードが選択されているか動画モードが選択されているかを判断する。静止画モードが選択されている場合にはS110へ進み、動画モードが選択されている場合にはS140へ進む。
【0025】
S110では、静止画モードが選択されているので、ブレ検出手段7からの信号に基づき、ブレ量及びブレ量に対するブレ補正量を算出する。
S120では、CCD4に結像する像のブレが止まるようにS110において演算したブレ補正量にしたがいアクチュエータ3を駆動し、補正光学系2を移動させることにより、ブレ補正を行う。なお、この場合、画像切り出し回路13は、働かせないか、常に一定の位置からの切り出しを行うようにする。
S130では、撮影を終了するか否かの判断を行い、終了する場合にはENDとなり、撮影を継続する場合にはS110へ戻る。
以上に説明した静止画モードにおけるブレ補正動作では、手振れの周波数(たとえば、30Hz)程度を良好に補正することが可能であり、静止画時に良好なブレ補正効果が得られる。静止画撮影では、シャッタースピードが短いので、ブレ検出手段7に用いられている振動ジャイロセンサのドリフトの影響はない。
【0026】
また、動画モードが選択されている場合には、S140において、動きベクトル検出部9aから得られた動きベクトルに応じて、画像切り出しによるブレ補正量を演算する。
S150では、S140において演算したブレ補正量にしたがい画像切り出し回路13がフィールドメモリ12に記憶されている画像から必要な範囲を切り出す。このとき、切り出し位置を動きベクトルに応じて変更することにより、連続したコマ(フィールド)間の像ブレを補正する。動画モードの場合には、ブレ検出手段7を使用していないので、振動ジャイロセンサのドリフトの悪影響を受けることなく、撮影を行うことができる。
S160では、撮影を終了するか否かの判断を行い、終了する場合にはENDとなり、撮影を継続する場合にはS140へ戻る。
【0027】
本実施形態によれば、静止画撮影時には、振動ジャイロセンサを用いたブレ検出手段7により振れを検出して補正光学系2を駆動することによりブレ補正動作を行い、動画撮影時には、動きベクトル検出部9aにより振れを検出して画像切り出し回路13により切り出し位置を動きベクトルに応じて変更してブレ補正を行うので、ドリフトの影響を受けることなく静止画撮影及び動画撮影のいずれにおいても、像ブレを良好に補正することができる。
【0028】
(第2実施形態)
第2実施形態及び後述する第3実施形態は、ブレ補正動作の具体的形態が異なる以外は、第1実施形態と同様な形態であるので、第1実施形態と同様の機能を果たす部分には、同一の符号を付して、重複する説明を適宜省略する。
図3は、第2実施形態におけるブレ補正動作の流れを示すフローチャートである。
S200では、CPU9は、モード切替SW11により、静止画モードが選択されているか動画モードが選択されているかを判断する。静止画モードが選択されている場合にはS210へ進み、動画モードが選択されている場合にはS240へ進む。
S210〜S230については、第1実施形態におけるS110〜S130と同様なので説明を省略する。
【0029】
S240では、カメラに加わっている振れの内、0.1Hz以上の周波数の振れをブレ検出手段7により検出するとともに、0.1Hz未満の周波数の振れを動きベクトル検出部9aにより検出する。
ブレ検出手段7に用いられている振動ジャイロセンサのドリフトにより発生する信号は、非常に低周波の信号となる。したがって、本実施形態では、ドリフトが発生しているか否かに関わらず、ブレ検出手段7から得られた低周波の信号(0.1Hz未満の振れに相当する信号)を使用せず、この低周波成分については、動きベクトル検出部9aにより検出することとして、ブレ検出手段7のドリフトによる影響を排除している。
なお、本実施形態では、0.1Hzを閾値として設定して、高周波成分と低周波成分とを分けているが、この閾値は、本実施形態におけるブレ検出手段7のドリフト成分の周波数特性を考慮して決定した値であり、この閾値は、使用するセンサのドリフト成分の周波数特性に応じて、最適な値を設定することが必要である。
【0030】
S250では、ブレ検出手段7により検出された0.1Hz以上の振れ成分に基づいて補正光学系2の駆動によるブレ補正量を演算する。
S260では、補正光学系2を駆動してブレ補正を実行する。
S270では、動きベクトル検出部9aにより検出された0.1Hz未満の振れ成分に基づいて画像切り出しによるブレ補正量を演算する。
S280では、画像切り出し回路13により画像切り出しを行い、低周波成分のブレ補正を行う。
S290では、撮影を終了するか否かの判断を行い、終了する場合にはENDとなり、撮影を継続する場合にはS240へ戻る。
【0031】
本実施形態によれば、ドリフト成分が含まれるおそれのある低周波成分については、ブレ検出手段7を用いずに動きベクトル検出部9aにより検出することとしたので、ドリフト成分が検出信号に含まれることなく、常に正確なブレ補正動作を行うことができる。
【0032】
(第3実施形態)
図4は、本発明の第3実施形態におけるブレ補正動作の流れを示すフローチャートである。
S300では、CPU9は、モード切替SW11により、静止画モードが選択されているか動画モードが選択されているかを判断する。静止画モードが選択されている場合にはS310へ進み、動画モードが選択されている場合にはS340へ進む。
S310〜S330については、第1実施形態におけるS110〜S130と同様なので説明を省略する。
【0033】
S340では、ブレ検出手段7からの信号に基づき、ブレ量及びブレ量に対するブレ補正量を算出する。
S350では、CCD4に結像する像のブレが止まるようにS340において演算したブレ補正量にしたがいアクチュエータ3を駆動し、補正光学系2を移動させることにより、ブレ補正を行う。
S360では、動きベクトル検出部9aにより像の動きを監視する。ここで、ブレ検出手段7からの信号にドリフト成分が含まれていると、S350における光学式ブレ補正を実行しているにもかかわらず、例えば、像が全体にゆっくりと移動するといった現象として動きベクトル検出部9aにより検出される。この場合、ドリフト成分が含まれていることになる。
【0034】
S370では、S360においてドリフト成分が検出されたか否かを判断し、ドリフト成分が検出されている場合には、S380に進み、ドリフト成分が検出されていない場合には、S390へ進む。
S380では、S360において検出されたドリフト成分による像の動きを補正するように画像切り出しを行い、ドリフト成分による像の動き(像ブレ)を補正する。
S390では、撮影を終了するか否かの判断を行い、終了する場合にはENDとなり、撮影を継続する場合にはS340へ戻る。
【0035】
本実施形態によれば、動画撮影時に、ブレ検出手段7による振れの検出とともに動きベクトル検出部9aにより像の動きを監視するので、ブレ検出手段7にドリフトが発生した場合には、動きベクトル検出部9aによりドリフト成分を検出することができ、このドリフト成分をうち消す補正を加えることができる。したがって、常に高画質な像を得ることができる。
【0036】
(変形形態)
以上説明した実施形態に限定されることなく、種々の変形や変更が可能であって、それらも本発明の均等の範囲内である。
(1)第1実施形態において、動画モード時には、ブレ検出手段7を利用しない例を示したが、これに限らず、例えば、動画モード時に動きベクトル検出部9aとブレ検出手段7の両方を利用して、ブレ量を演算するようにしてもよい。
【0037】
(2)第1実施形態において、動画モード時には、動きベクトル検出部9aを用いてブレ量を求める例を示したが、これに限らず、例えば、動画モード時にもブレ検出手段7のみを用いてブレ量を求め、その結果に応じて、画像切り出し回路13によりブレ補正を行うようにしてもよい。
【0038】
(3)第2実施形態において、高周波成分(0.1Hz以上の成分)を補正光学系2による光学式ブレ補正により補正し、低周波成分(0.1Hz未満の成分)を画像切り出しにより補正する例を示したが、これに限らず、例えば、高周波成分と低周波成分を分けて検出した後は、高周波成分と低周波成分のいずれも光学式ブレ補正により補正してもよいし、高周波成分と低周波成分のいずれも画像切り出しにより補正してもよい。
【0039】
(4)第3実施形態において、ブレ補正は、光学式ブレ補正と画像切り出しによるブレ補正とを組み合わせて用いる例を示したが、これに限らず、例えば、ドリフト成分の補正もその後の光学式ブレ補正により行うようにしてもよいし、通常の振れとドリフト成分とのいずれも画像切り出しによるブレ補正により行うようにしてもよい。
【0040】
【発明の効果】
以上詳しく説明したように、本発明によれば、以下の効果を奏することができる。
(1)第1の振れ検出部からの第1の振れ検出信号に基づき撮像光学系及び撮像手段を含む撮像系の少なくとも一部を動かすことにより像ブレを補正する光学式ブレ補正部と、動画撮像時に、第2の振れ検出部からの第2の振れ検出信号に基づき撮像手段により撮像された画像からの切り出し位置を変更することにより像ブレを補正する動画ブレ補正部とを備えるので、静止画及び動画共に像ブレを精度よく補正することができる。
【0041】
(2)動画ブレ補正部は、第2の振れ検出信号に加えて第1の振れ検出信号に基づき撮像手段により撮像された画像からの切り出し位置を変更するので、第2の振れ検出信号及び第1の振れ検出信号を互いに補うこととなり、より正確な振れ検出を行うことができ、より良好な撮影結果を得ることができる。
【0042】
(3)静止画撮像時には、第1の振れ検出信号に基づき光学式ブレ補正部により像ブレを補正し、動画撮像時には、検出された振れの周波数を予め定められた閾値と比較し、閾値よりも高い周波数の振れ成分は第1の振れ検出部により振れを検出し、閾値よりも低い周波数の振れ成分は第2の振れ検出部により振れを検出するので、第1の振れ検出部による振れ検出に適さない周波数領域の振れについては、第2の振れ検出部を用いることができ、常に適切な振れ検出をすることができる。
ここで、閾値を、第1の振れ検出部が有するドリフト成分を検出できる周波数とすることにより、第1の振れ検出部に生じるドリフト成分が含まれる周波数の振れについては、第1の振れ検出部によらずに第2の振れ検出部を用いることができ、ドリフトの影響を受けることなく静止画及び動画のブレ補正を行うことができる。
【0043】
(4)静止画撮像時には、第1の振れ検出信号に基づき光学式ブレ補正部により像ブレを補正し、動画撮像時には、第1の振れ検出信号に基づいてブレ補正動作を行いながら第2の振れ検出信号の監視を行い、第2の振れ検出信号からドリフト成分が検出された場合には、ドリフト成分を補正するようにブレ補正動作を行うので、ドリフトの影響を受けることなく静止画及び動画のブレ補正を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるブレ補正装置の第1実施形態を示すブロック図である。
【図2】第1実施形態におけるブレ補正動作の流れを示すフローチャートである。
【図3】第2実施形態におけるブレ補正動作の流れを示すフローチャートである。
【図4】本発明の第3実施形態におけるブレ補正動作の流れを示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 主光学系
2 補正光学系
3 補正光学系移動用アクチュエータ
4 CCD
5 アクチュエータ駆動回路
6 CCD駆動回路
7 ブレ検出手段
8 増幅器
9 CPU
10 AD変換器
11 モード切替SW
12 フィールドメモリ
13 画像切り出し回路
14 メモリ

Claims (5)

  1. 撮像光学系と、
    振れを検出し、振れに応じた第1の振れ検出信号を出力する第1の振れ検出部と、
    前記第1の振れ検出部とは別の手法により振れを検出し、振れに応じた第2の振れ検出信号を出力する第2の振れ検出部と、
    前記撮像光学系により得られた画像を電子的に撮像する撮像手段と、
    前記第1の振れ検出部からの前記第1の振れ検出信号に基づき前記撮像光学系及び前記撮像手段を含む撮像系の少なくとも一部を動かすことにより像ブレを補正する光学式ブレ補正部と、を備え、
    静止画撮像時には、前記第1の振れ検出信号に基づき前記光学式ブレ補正部により像ブレを補正し、
    動画撮像時には、前記第1の振れ検出信号に基づいてブレ補正動作を行いながら前記第2の振れ検出信号の監視を行い、前記第2の振れ検出信号からドリフト成分が検出された場合には、前記ドリフト成分を補正するように前記ブレ補正動作を行うこと、
    を特徴とするブレ補正装置。
  2. 請求項1に記載のブレ補正装置において、
    前記光学式ブレ補正部は、前記撮像光学系の少なくとも一部を形成するブレ補正光学系を動かすことによりブレ補正動作を行うこと、
    を特徴とするブレ補正装置。
  3. 請求項2に記載のブレ補正装置において、
    前記ブレ補正光学系は、光軸に略直交する方向に移動することにより像ブレを補正するシフト光学系であること、
    を特徴とするブレ補正装置。
  4. 請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載のブレ補正装置において、
    前記第1の振れ検出部は、振動ジャイロセンサを有しており、
    前記第2の振れ検出部は、前記撮像手段により撮像された画像を画像処理することにより振れを検出すること、
    を特徴とするブレ補正装置。
  5. 請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載のブレ補正装置と、
    前記撮像光学系により得られた画像を撮像する撮像手段とを有すること、
    を特徴とするカメラ。
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