JP4519739B2 - 撮像装置 - Google Patents

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Description

本発明は、手ぶれによる撮影画像の劣化を防止する機能を有する撮像装置に関する。
デジタルカメラ、ビデオカメラなどの撮像装置においては、撮像時の手ぶれによる劣化画像を補正して原画像に近い画像を復元する要求がある。例えば、デジタルカメラ(以下、単にカメラと称する)においては、静止画などの手ぶれ補正は角速度センサなどを用いてカメラのぶれ軌跡を検出し、検出したぶれ軌跡に基づいて撮影光路中の光学部品又は撮像素子を機械的に駆動することにより、撮影画像の手ぶれによる劣化を防止する技術が知られている。
ここで、光学部品や撮像素子を機械的に駆動する際には電力を消費するため、電子ビューファインダなどと併用すると電力消費が大きく、またバッテリの消耗も激しくなってしまう。この対策として、電子ビューファインダの使用時においては上記したような光学部品や撮像素子の機械的な駆動を行わずに電気的なフレームシフトなどにより撮像素子を介して時系列で得られる画像間のぶれを補正し、撮影時には光学部品や撮像素子の機械的な駆動による手ぶれ補正を行うようにする技術が特許文献1において提案されている。この特許文献1のような技術であれば、電子ビューファインダの使用時においても手ぶれ補正を行うことができ、かつその際の電力消費を押さえることができる。
特開2000−69351号公報
ここで、電気的なフレームシフトによる手ぶれ補正は瞬時に行うことができるのに対して、上記した光学部品や撮像素子の機械的な駆動による手ぶれ補正は、慣性や摩擦力、光学部品や撮像素子を付勢するばねの力に逆らって光学部品や撮像素子を駆動させる必要があり、またこの駆動のためのモータ自体も所定の反応遅れを伴うため、手ぶれ補正の追従性が一般的に電気的なフレームシフトによる手ぶれ補正のほうが早くなる。
また、電気的なフレームシフトによる手ぶれ補正の場合には時系列で得られる画像の一部を切り出してその切り出した画像を全撮影範囲の中で移動させるため、切り出し範囲と全撮影範囲との差によって補正可能な範囲が決まるが、機械的な駆動による手ぶれ補正の場合には撮像素子のシフト機構の駆動可能な範囲によって補正可能な範囲が決まる。
更に、電子ビューファインダの使用時にフレームシフトによる手ぶれ補正を行うと、手ぶれ補正後に電子ビューファインダ上に表示される画像と実際に撮影される範囲とが異なる場合があり、その場合には実際に撮影される画像の構図がつかみずらくなる。
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであり、実際の撮影時における手ぶれ補正の特性を撮影前に電子ビューファインダ上で確認することができる撮像装置を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明の第1の態様の撮像装置は、少なくとも静止画撮影可能な撮像装置であって、被写体像を形成する光学系と、上記光学系により形成された被写体像より画像データを得る撮像素子と、上記静止画撮影を行うに当たり、上記光学系により形成された被写体像と上記撮像素子との相対的な位置関係を補正することにより当該撮像装置の静止画撮影時の手ぶれの影響を補正する手ぶれ補正機構と、上記撮像素子から得られた画像データを表示する表示部と、上記撮像素子を連続的に動作させて時系列で画像データを得るように制御する連続動作コントローラと、上記連続動作コントローラによって時系列で得られた画像データのそれぞれのアドレス位置をシフトすることにより、それぞれの画像データの間で発生する手ぶれの影響を補正する画像シフト部と、上記画像シフト部を動作させるに当たり、上記手ぶれ補正機構の動作特性に応じて上記画像シフト部においてシフトされるそれぞれの画像データのシフト量を決定する画像シフト量算出部と、上記静止画撮影に先立つ画像モニタ状態において、上記画像シフト部によって手ぶれの影響が補正された時系列の画像データを上記表示部に表示させるように制御する表示コントローラとを具備することを特徴とする。
この第1の態様によれば、静止画撮影に先立つ画像モニタ状態において、連続動作コントローラを動作させて電子的な手ぶれ補正を行う場合に、静止画撮影時に動作させる機械的な手ぶれ補正の特性と同じ感覚で補正して表示することができるので、使用者は、手ぶれ補正機構の動作に近い感覚の手ぶれ補正の効果を静止画撮影前に確認することができる。
また、上記の目的を達成するために、本発明の第2の態様の撮像装置は、少なくとも静止画撮影可能な撮像装置であって、被写体像を形成する光学系と、上記光学系により形成された被写体像より画像データを得る撮像素子と、上記静止画撮影を行うに当たり、上記光学系により形成された被写体像と上記撮像素子との相対的な位置関係を補正することにより当該撮像装置の静止画撮影時の手ぶれの影響を補正する手ぶれ補正機構と、上記撮像素子から得られた画像データを表示する表示部と、上記撮像素子を連続的に動作させて時系列で画像データを得るように制御する連続動作コントローラと、上記連続動作コントローラによって時系列で得られた画像データのそれぞれのアドレス位置をシフトすることにより、それぞれの画像データの間で発生する手ぶれの影響を補正する画像シフト部と、上記静止画撮影に先立つ画像モニタ状態において、上記画像シフト部によって手ぶれの影響が補正された時系列の画像データを上記表示部に表示させる表示コントローラと、上記表示コントローラによって上記時系列の画像データを上記表示部に表示させる際に、上記表示部の一部に、上記静止画撮影時において得られる画像データの画角より小さい画角を有する画像データであって上記画像シフト部により手ぶれの影響が補正された画像データを表示させるための画像データ表示部を形成し、該画像データ表示部の周囲に上記静止画撮影時において得られる画像データの画角に相当した範囲を示すためのフレーム表示を手ぶれに応じて移動させて表示させる静止画フレーム表示部とを具備することを特徴とする。
この第2の態様によれば、静止画撮影に先立つ画像モニタ状態において、表示部に表示される画像データの画角と実際に静止画として撮影される画像データの画角との違いを使用者が確認することができる。
本発明によれば、実際の撮影時における手ぶれ補正の特性を撮影前に電子ビューファインダ上で確認することができる撮像装置を提供することができる。
[第1の実施形態]
図1は、本発明の第1の実施形態に係る撮像装置の一例としてのデジタルカメラ(以下、単にカメラと称する)の外観斜視図である。ここで、図1(a)はカメラの前面斜視図を示し、図1(b)は背面斜視図を示す。
図1(a)に示すようにカメラボディ1の前面にはレンズユニット2が装着されている。また、カメラボディ1の上面にはレリーズボタン3、ズームスイッチ4が設けられている。レリーズボタン3は、半押しでオンする1stレリーズスイッチと全押しでオンする2ndレリーズスイッチの2段スイッチで構成されているボタンである。使用者がレリーズボタン3を半押し(1stレリーズ操作)することにより撮影準備動作が開始され、全押し(2ndレリーズ操作)することにより撮影動作が開始される。ズームスイッチ4は、T(Tele)スイッチ4aとW(Wide)スイッチ4bとから構成されている。使用者がTスイッチ4aを押すと望遠側への変倍動作が行われ、Wスイッチ4bを押すと広角側への変倍動作が行われる。
また、図1(a)に示すように、カメラボディ1の側面には、手ぶれモード設定ボタン5が設けられている。この手ぶれモード設定ボタン5は、当該カメラの手ぶれ防止機能を動作させるための手ぶれモードを設定するためのボタンである。この手ぶれモード設定ボタン5を押して手ぶれモードを設定すると、手ぶれモード設定ボタン5の近傍に配置されたモードランプ5aが点灯し、現在手ぶれモードに設定されていることが視認可能になっている。
また、図1(b)に示すようにカメラボディ1の背面には電子ビューファインダ6が一体的に組み付けられている。ここで、電子ビューファインダ6は、例えば小型LCDと、小型LCDに表示された画像を拡大するルーペとから構成されている。このような構成により、撮像素子からの画像をリアルタイムで表示する、所謂ライブビュー(スルー画ともいう)表示が可能となっている。
また、カメラボディ1の背面には、スライド式のモードキー7が設けられている。このモードキー7をS(STILL)側にすると当該カメラの撮影モードが静止画撮影のための静止画撮影モードに設定され、M(MOVIE)側にすると動画撮影のための動画撮影モードに設定される。
また、カメラボディ1の前面に設けられたフラッシュ8は、低輝度時に発光することにより被写体を照明する。また、カメラボディ1の背面に設けられた十字キー9は、使用者が背面LCDパネル10に表示されたメニュー画面上で各種モードを設定するための操作部材である。この十字キー9によって、例えばマクロ撮影、セルフタイマー、フラッシュなどのオン/オフを選択することができる。その他、十字キー9によって、各種の詳細な設定が可能である。
カメラボディ1の背面に設けられた背面LCDパネル10には、使用者によって撮影された画像や、ライブビュー、メニュー画面などの各種画像が表示される。また、カメラボディ1の背面にはパワースイッチ11が設けられている。使用者が、パワースイッチ11を押してオンとすることにより、露光や撮像などが可能となる。
次に、図2を参照して光学系であるレンズユニット2について説明する。図2は、レンズユニット2の概略構成図である。図2に示すレンズユニット2には、例えば3枚のレンズ13、14、15が設けられている。これら3枚のレンズのうち、レンズ13とレンズ14は、相互の位置関係を変えることによってレンズの焦点距離を変化させる変倍レンズ(ズームレンズ)である。ズーム駆動の際には、ズームモータ104の駆動力が、ギア19a、19bを介してズーム用レンズ駆動カム機構18に伝達される。このズーム用レンズ駆動カム機構18によってレンズ13とレンズ14とが光軸方向(図2の一点鎖線方向)に沿って駆動される。
また、レンズ15は光軸に沿って前後に移動することによってフォーカス調整を行うフォーカスレンズである。フォーカス調整の際には、フォーカスモータ105の駆動力が、ギア21a、21bを介してフォーカス用レンズ駆動カム機構20に伝達される。このフォーカス用レンズ駆動カム機構20によってレンズ15が駆動される。
また、レンズ13、14の後方には絞り16及びシャッタ17が配置されている。これら絞り16、シャッタ17はそれぞれ絞りモータ、シャッタモータによって駆動される。これら絞り16及びシャッタ17により撮像素子に入射する被写体光束の光量(露光量)が制御される。ここで、シャッタ17は、メカニカルなシャッタに代えて撮像素子の素子シャッタ(電子シャッタ)を使用するようにしてもよい。
図3は、第1の実施形態におけるカメラの内部の詳細な構成について示すブロック図である。なお、図3において、図1や図2で説明した構成については図1や図2と同様の参照符号を付している。
バッテリ101は、例えばリチウムイオン充電池などの充電可能な電池で構成されているカメラの電源である。電源回路102は、昇圧回路や降圧回路等から構成されており、バッテリ101の電圧をカメラ内の各処理回路が必要とする電圧に変換して供給する。
モータドライバ回路103は、スイッチングトランジスタを含む電気回路で構成されており、ズームモータ104、フォーカスモータ105、シャッタモータ106、絞りモータ107を駆動制御する。
角速度センサX108、角速度センサY109はそれぞれ、図1(a)に示すようにして、素子の長辺方向を軸として互いに直交するように配置され、その軸に沿った角速度を検出する。つまり、角速度センサX108はカメラボディ1のX軸方向の手ぶれを検出し、また、角速度センサY109はカメラボディ1のY軸方向の手ぶれを検出する。アナログ処理回路110は、角速度センサX108、角速度センサY109のそれぞれの出力におけるオフセットをキャンセルしたり、それぞれの出力を増幅したりするアナログ処理を行う。A/D変換回路111は、アナログ処理回路110の出力をデジタル信号に変換する。基本軌跡演算回路112は、A/D変換回路111からの入力を時間で積分して時間毎の変位角度を算出する。そして、算出した変位角度とレンズユニット2の焦点距離情報とから、撮像素子118において取得される画像の光軸付近における左右方向(X方向)のぶれ軌跡と上下方向(Y方向)のぶれ軌跡とを演算して、演算したぶれ軌跡をリアルタイムでフレームシフト量算出回路113と撮像素子駆動量算出回路114とに出力する。
ここで、手ぶれの検出のための手ぶれ検出センサは、角速度センサX108、角速度センサY109に限定されるものではない。例えば、演算処理を変更すれば、角加速度センサや2個ワンペアの加速度センサによっても手ぶれの検出及びぶれ軌跡の演算を行うことができる。
画像シフト量算出部としてのフレームシフト量算出回路113は、当該カメラが画像モニタ状態(ライブビュー表示を行っている状態)のときに、基本軌跡演算回路112から出力されるぶれ軌跡をもとにして、このぶれ軌跡を相殺するのに必要な画像のシフト量を算出し、算出したシフト量をフレームシフト回路123に送る。
撮像素子駆動量算出回路114は、当該カメラの撮影時に撮像素子118を光学系の光軸に対して垂直な平面で移動させる際の駆動量を算出する。つまり、撮影中における基本軌跡演算回路112から出力されるぶれ軌跡をもとにして、このぶれ軌跡を相殺するのに必要な撮像素子118の駆動量を算出する。そして、算出した駆動量を撮像素子シフトドライバ115に送る。撮像素子シフトドライバ115は、撮像素子駆動量算出回路114から送られてきた駆動量に基づいて手ぶれ補正機構としての撮像素子シフト機構116を介して撮像素子118を駆動することによりカメラの手ぶれの影響を補正する。この撮像素子シフト機構116については後で詳しく説明する。
連続動作コントローラ、表示コントローラ、及び静止画フレーム表示部としてのシーケンスコントローラ117は、当該撮像装置の各回路の制御を行う回路である。また、シーケンスコントローラ117には、各種操作部材が接続されており、これらの操作を検出してその操作部材の操作機能に対応する処理を実行する。ここで、操作部材としては、上記したようなレリーズボタン3、ズームスイッチ4(ズームスイッチT4a、ズームスイッチW4b)、パワースイッチ11、手ぶれモード設定ボタン5、モードキー7、十字キー9などがある。
また、シーケンスコントローラ117は、撮像素子118を介して入力された画像に基づいて被写体輝度を演算する測光処理や撮像素子118を介して入力された画像に基づいて焦点調整を行う自動焦点調整(AF)処理も行う。なお、被写体輝度や焦点状態の検出のために専用のセンサを設けるようにしても良い。
撮像素子118は、図2で述べたレンズユニット2の後方に設けられている。この撮像素子118は、多数の画素と、各画素で得られた電荷を転送するCCDなどから構成されている。そして、レンズユニット2を介して各画素に入射した被写体像を光電変換によって電荷に変換する。撮像素子出力処理回路119は、撮像素子118から出力された電荷を処理して画像データを得る。ここで、撮像素子出力処理回路119は、シーケンスコントローラ117からの制御信号によって駆動制御される。
画像メモリ120は、撮像素子出力処理回路119で処理された画像データを一時保持する画像メモリである。この画像メモリ120には、例えばSDRAMが用いられる。画像処理回路121は、画像メモリ120に記憶されている画像データに対して各種画像処理を行う。この画像処理は、画像データのYC分離処理(RGB処理)や、補正値記憶メモリ122に記憶されているディストーション補正データやシェーディング補正データなどに基づくシェーディング補正処理やディストーション補正処理などがある。
撮影前の画像モニタ状態(ライブビュー表示時)或いは動画撮影時においては、画像処理回路121は、時系列の画像データをフレームシフト回路123に順次送る。フレームシフト回路123は、必要に応じ、フレームシフト量算出回路113で算出されたシフト量に基づいて画像処理回路121から送られた画像データの切り出しアドレス位置をシフトさせることによりフレームシフトを行い、このフレームシフトがなされた画像データをLCDドライバ124に送る。LCDドライバ124は、フレームシフト回路123から送られてきた画像データに基づいて電子ビューファインダ6若しくは背面LCDパネル10(以下、これらを表示部と総称する)にライブビュー表示を行う。また、LCDドライバ124は、シーケンスコントローラ117からの制御信号を受けて画像圧縮伸長回路125で伸長された画像データに基づいて背面LCDパネル10に画像を表示することも行う。
また、静止画撮影時においては、画像処理回路121は、処理した画像データを、画像メモリ120を経由して画像圧縮伸長回路125に送る。画像圧縮伸長回路125は、画像メモリ120を介して送られてきた画像データをJPEG方式などの所定の方式で圧縮する。そして、画像圧縮伸長回路125は、圧縮した画像データを画像記録媒体126に書き込む。ここで、画像記録媒体126としては、内蔵フラッシュメモリのような内蔵メモリや、装填式のメモリカードのような外部メモリが用いられる。また、画像圧縮伸長回路125は、画像記録媒体126から画像データを読み出して伸長する機能も備えている。
撮像素子シフト駆動特性値メモリ127は、撮像素子シフト機構116の駆動時の追従時間遅れに関する情報、駆動可能な最大速度に関する情報、及び駆動可能な最大変位量に関する情報といった撮像素子シフト機構116の動作特性に関する情報を記憶している。これらの情報については後で詳細に説明する。
次に、撮像素子シフト機構116について説明する。図4は撮像素子シフト機構116の構成を示す図である。図4に示すように、撮像素子118の裏面には保持用のプレート302が接着されている。このプレート302には台座303a及び303bが取り付けられており、これら台座303a及び303bを介してプレート302は第1移動プレート305に固定されている。また、撮像素子118の端子は半田等で回路基板304に導電接続されている。この回路基板304からの信号線は図示しないフレキシブル基板等で回路外部に引き出されている。
また、第1移動プレート305にはギア321が取り付けられており、ギア321はギア322と係合するようになっている。ギア322にはY方向駆動モータ323が取り付けられており、Y方向駆動モータ323は第2移動プレート306に固定されている。また、Y方向駆動モータ323は撮像素子シフトドライバ115によって図示矢印A方向に回転駆動されるように構成されている。このような構成により、撮像素子シフトドライバ115によってY方向駆動モータ323が駆動されると、その回転力がギア322及び321を介して第1移動プレート305に伝達され、第1移動プレート305が図示矢印Bで示すY軸方向に移動される。
更に、図4に示すように第2移動プレート306にはギア324が取り付けられており、ギア324はギア325と係合するようになっている。ギア325にはX方向駆動モータ326が取り付けられており、X方向駆動モータ326は固定プレート307に固定されている。この固定プレート307はカメラ本体に対して移動しないように固定されている。また、X方向駆動モータ326は撮像素子シフトドライバ115によって図示矢印C方向に回転駆動されるように構成されている。このような構成により、撮像素子シフトドライバ115によってX方向駆動モータ326が駆動されると、その回転力がギア325及び324を介して第2移動プレート306に伝達され、第2移動プレート306が図示矢印Dで示すX軸方向に移動される。
このような構成により、撮像素子118を光学系の光軸と直交するXY平面内で移動させることが可能となる。
次に、図5を参照して第1の実施形態における撮像装置の手ぶれ補正動作について説明する。図5は、静止画撮影モードにおける露光期間内でのぶれ軌跡と手ぶれ補正量について示した図である。ここで、図5では説明を簡単にするためにX軸方向についてのみ示している。
図5において、曲線l1は、露光期間内で角速度センサX108の出力を元に算出される撮像素子118上の基準点(例えば画面中心位置)のX方向の軌跡、即ちX方向のぶれ軌跡を示している。また、曲線l2は、角速度センサX108の出力を元に算出される手ぶれを撮像素子シフト機構116によって補正する際の実際の手ぶれ補正量を示している。手ぶれ補正時には、ぶれ軌跡l1を完全に追従するような補正量で補正を行うことができれば手ぶれを完全に補正することができる。しかしながら、実際は手ぶれの発生からぶれ軌跡l1が算出されるまでにはある程度の時間を要する上に、算出されたぶれ軌跡l1を追従するように撮像素子118を移動させる際にも機械的な追従遅れがあるため、手ぶれ補正の開始は手ぶれの発生よりも遅れてしまう。このため、実際の手ぶれ補正量l2は手ぶれ軌跡l1を遅れて追従するような曲線となる。この追従遅れを図5ではαとしている。
この他に、撮像素子シフト機構116には駆動速度の最大値の制限と駆動可能な変位量の最大値の制限とが存在し、これらの制限によって手ぶれ補正が可能な範囲も制限されてしまう。ここで、図5において、駆動速度は手ぶれ補正量l2の傾きで示されるものである。手ぶれ補正の際にはこの傾きが所定値を超えるような補正を行うことはできない。また、図5において、変位量の制限は図5の+側最大変位量+PMAX及び−側最大変位量−PMAXで示されるものあり、これら最大値を超えて手ぶれ補正を行うこともできない。
例えば、図5の場合は、tからtの期間の間は、ぶれ軌跡l1と手ぶれ補正量l2との乖離が大きくなっている。この期間では本来はより高速で補正を行うことが望ましいが、駆動速度が最大速度に達しており、これよりも高速な追従駆動を行うことができないため、ぶれ軌跡l1と手ぶれ補正量l2との乖離が大きくなってしまっている。また、tからtの期間においては手ぶれ補正量l2が駆動変位量の最大値に達しているため、これ以上の補正を行えなくなっている。
図6は、手ぶれ軌跡l1と手ぶれ補正量l2との差である手ぶれ補正後の補正残り量l3を示している。なお、図6には比較のためにぶれ軌跡l1も示している。図6に示すように、補正残り量l3は、図5において手ぶれ補正可能な範囲を超えているtからtの期間において特に値が大きくなる。
次に、図7を参照して、撮影前の画像モニタ状態(ライブビュー表示時)における手ぶれ補正について説明する。図7は、ライブビュー表示時におけるぶれ軌跡と手ぶれ補正量について示した図である。ここで、図7においても説明を簡単にするためにX軸方向についてのみ示している。
図7において、曲線l11は、ライブビュー表示時に角速度センサX108の出力を元に算出されるぶれの軌跡を示している。フレームシフトによって手ぶれ補正を行う場合には、そのシフト速度は電気的な処理だけで殆ど時間を要しないので、手ぶれ軌跡l11を概ね追従することが可能である。しかし、追従させてしまうとライブビュー表示中の手ぶれ補正の特性と露光期間中の手ぶれ補正の特性とが異なってしまう。この場合、使用者がどの程度の手ぶれであれば手ぶれ補正が有効なのかを撮影前に確認できない。そこで、第1の実施形態では、撮像素子シフト機構116の追従遅れ時間に関する情報や、駆動可能な最大速度に関する情報、駆動可能な最大変位量に関する情報といった撮像素子シフト機構116の動作特性に関する情報を撮像素子シフト駆動特性値メモリ127から読み出して、これら情報を考慮した状態のフレームシフト量を算出してから、フレームシフトによる補正を行うようにする。このようにして算出したフレームシフト量(手ぶれ補正量)を曲線l12に示す。この手ぶれ補正量l12は、補正の際の追従遅れ、補正可能な最大速度、及び補正可能な最大変位量が図5に示した手ぶれ補正量l2と等しくなる。なお、このフレームシフト量の演算手法については後で詳しく説明する。
また、図8は補正残り量を示している。ここで、曲線l13は撮像素子シフト駆動特性値メモリ127の情報を考慮せずに手ぶれ補正を行った場合の補正残り量を示している。この場合の補正残り量は殆ど無く、またあっても非常に小さいものとなる。これに対し、曲線l14は撮像素子シフト駆動特性値メモリ127の情報を考慮して手ぶれ補正を行った場合の補正残り量を示している。この場合には、図6で示した補正残り量l3と同様に、手ぶれ補正可能な範囲を超える期間において補正残り量が大きくなる。
次に、第1の実施形態に係るカメラにおける、画像モニタ状態において、実際の撮影時に撮影される範囲を示すフレーム表示を表示させる方法について説明する。図9は、第1の実施形態におけるライブビュー表示の際の様子を示す図である。
被写体観察時の画像モニタ状態における手ぶれ補正はフレームシフトによって行う。このフレームシフトは、フレームシフト量に従って、撮像した画像の一部を切り出すように読み出しアドレス位置を制御することにより行う。
図9(a)はライブビュー表示を開始した時点における画像の切り出し範囲について示す図である。この時点では、静止画の撮影範囲401に対して、中央部を切り出し範囲402として切り出すようにする。図9(b)は表示部(電子ビューファインダ6又は背面LCDパネル10)にライブビュー表示を行うときの図である。この場合、切り出し範囲402内の画像502aを表示部上の画像データ表示部に表示させ、この画像データ表示部の周囲に、静止画撮影の際に実際に撮影される範囲を示す表示であるフレーム表示503aを表示する。ここで、ライブビュー表示の開始時点では、切り出し範囲402が撮影範囲の中央部であるので、フレーム表示503aは画像502aの周囲に均等に表示される。
図9(c)は、手ぶれによりカメラの向きが被写体に向かって左上側にずれ、結果、当初中央付近に存在していた被写体が、撮影画面の右下方向にずれたときの画像の切り出し範囲について示す図である。この場合は、切り出し範囲402を被写体の動きに対応させて右下方向にシフトさせていく。これに応じて切り出し範囲402に対応する画像502bを図9(d)に示すように表示させる。このような表示により、画像データ表示部に表示される画像502bはぶれが相殺されて図9(a)の画像502aと全く変化無く見える。ここで、フレームシフトは手ぶれの量のサンプリング周期毎に行い、またフレームシフトの際のシフト量は表示の1画素単位で正確に演算するようにする。
一方、フレームシフトによる手ぶれ補正の際に、切り出し範囲が中央からずれた場合のフレーム表示の表示であるが、この場合のフレーム表示は図9(d)に示すように切り出し範囲402を基準にして、この切り出し範囲402に対して静止画で撮影した場合の範囲をフレーム表示503bとして表示させる。つまり、手ぶれで当初の向きからカメラがずれている場合、表示上では、画像データ表示部に表示されている画像502bの位置が変化せず、フレーム表示503bが移動していくように見える。これにより、被写体は手ぶれが相殺されているので観察しやすく、かつカメラが当初よりもどちらの方向にずれているかが分かり、狙いたい被写体の位置が静止画撮影時の構図において中央に存在している否かなどを確認することができる。
図9(e)は、図9(c)とは逆に手ぶれによりカメラの向きが被写体に向かって右下側にずれ、結果、当初中央付近に存在していた被写体が、撮影画面の左上方向にずれたときの画像の切り出し範囲について示す図である。この場合も図9(c)で説明したのと同様の考え方で切り出し範囲402を被写体の動きに対応させて左上方向にシフトさせていく。これに応じて図9(f)に示すように切り出し範囲402に対応する画像502cを表示させ、フレーム表示も切り出し範囲402に対して静止画で撮影した場合のフレーム表示503cを表示させる。
次に、上記したフレーム表示の表示位置制御について図10を参照しながら更に説明する。
フレーム表示は、静止画の撮影時の構図を感覚的につかむためのものであり、余り頻繁に細かく移動させてしまうと煩わしい表示になる。このため、第1の実施形態では、中央の位置を基準にした縦横方向に±3ステップの移動のみとしている。つまり、フレーム表示は、横方向に7点、縦方向に7点の範囲での移動となる。この場合、図9(d)や図9(f)に示すようにフレーム表示が3ステップ分移動した時点でフレーム表示が表示部の端にくることになる。
加えて、変化点付近でわずかな手ぶれでもフレーム表示が隣接点との行き来を繰り返す、所謂位置のハンチングによってフレーム表示がちらつくのを防止するため、フレーム表示の移動方向が逆転した場合には、フレーム表示を移動させるか否かの判定にヒステリシスを持たせることでハンチングを防止するようにしている。
図10は、例として横方向の動きに連動したフレーム表示の表示位置変更について示しており、フレームシフトが右方向の場合と左方向の場合とでヒステリシスをつけている。例えば、当初フレーム表示が中央位置0の状態で、フレームシフト量が+0.9から+1.2に変化した場合、フレーム表示を中央位置0から−1の位置に変化させる。この後は、フレームシフト量が+0.1から+1.9まで変化してもフレーム表示の位置を変化させず、−1のままとする。一方、フレームシフト量が+2以上になると、フレーム表示の位置を−2の位置とし、またフレームシフト量が0以下になると、フレーム表示の位置を0に戻す。このように、フレーム表示の位置変化にヒステリシスがつけられているので、一度フレーム表示の位置が変化した場合には、そこから更に±1以上のフレームシフト量変化があった場合にのみフレーム表示の位置が変化することになる。したがって、わずかのフレームシフト量の増減でフレーム表示の位置が頻繁に変化することがなく、使用者が被写体観察時に違和感を覚えることがない。
次に、第1の実施形態における撮影時の処理について図11〜図13を参照して説明する。図11〜図13は第1の実施形態における静止画撮影モードの際の撮影処理について示すフローチャートである。
まず、パワースイッチ11が押されると、沈胴状態のレンズがセットアップ状態となり、また、これに連動して各電気回路が立ち上がることによりカメラのセットアップが行われる(S101)。カメラのセットアップが完了すると、撮像素子118からライブビュー表示用の画像が取り込まれ(S102)、この取り込まれた画像が電子ビューファインダ6や背面LCDパネル10といった表示部に表示される(S103)。ここで、ライブビュー画像の取り込みの際には、撮像素子118の全画素からの電荷を読み出す静止画撮影時の場合と異なり、ライブビュー表示用に、少ない画素数を間引いて読み出す方法又は所定数ずつの画素を読み出し前にアナログ的に加算して所定数の画素が加算された状態で読み出す方法のいずれかでライブビュー画像が取り込まれる。
次に、手ぶれモード設定ボタン5がオンであるか否かが判定される(S104)。S104の判定において手ぶれモード設定ボタン5がオンである場合には処理がS105に進み、オンでない場合には処理がS112に進む。
S104の判定において手ぶれモード設定ボタン5がオンある場合には、角速度センサX108、角速度センサY109、アナログ処理回路110、及びA/D変換回路111が起動され、リアルタイムでの手ぶれ量の検出が開始される(S105)。続いてライブビュー画像が取り込まれる(S106)。次に、基本軌跡演算回路112において前のライブビュー画像と今回のライブビュー画像との間での手ぶれの量が検出される(S107)。続いて、前のライブビュー画像に対して今回取り込まれたライブビュー画像をどのようにずらせばよいかを示す量、即ちフレームシフト量がフレームシフト量算出回路113において算出される(S108)。このフレームシフト量の算出処理については後で詳しく説明する。ここで、S107及びS108の処理は、1回目のライブビュー画像の取り込みの後では行われず、2回目の取り込み以降に行われる。
次に、S108で演算されたフレームシフト量に基づいて画像をシフトさせることにより、手ぶれ補正が行われる(S109)。ここでの補正は、先に述べたように撮像素子118による撮影範囲の一部分を切り出すことにより行われる。S109のフレームシフト処理の後、補正されたライブビュー画像が電子ビューファインダ6又は背面LCDパネル10に表示される(S110)。この際に、先に述べたフレーム表示も同時に表示される。
スルー画表示を行った後は、使用者によって1stレリーズ操作がなされたか否かが判定される(S111)。S111の判定において1stレリーズ操作がなされた場合は処理がS115に進む。一方、S111の判定において1stレリーズ操作がなされていない場合は処理がS106に戻り、次のライブビュー画像の表示が行われる。
また、S104の判定において手ぶれモード設定ボタン5がオフである場合は次のコマのライブビュー画像が取り込まれた後(S112)、取り込まれたライブビュー画像が電子ビューファインダ6又は背面LCDパネル10に表示される(S113)。この場合には、手ぶれモードが設定されていないため、フレームシフトによる手ぶれ補正は行われず、静止画撮影画面の全体が表示される。また、ライブビュー表示の際の画角と静止画撮影時の画角とが同じになるのでフレーム表示は表示されない。その後、S111と同様に、使用者によって1stレリーズ操作がなされたか否かが判定され(S114)、1stレリーズ操作がなされた場合には処理がS115に進み、1stレリーズ操作がなされていなければ処理がS112に戻る。
S112又はS114において1stレリーズ操作がなされた場合には、撮影準備のための自動焦点調整(AF)処理及び自動露出制御(AE)処理が行われる(S115)。次に、使用者によって2ndレリーズ操作がなされたか否かが判定される(S116)。S116の判定において2ndレリーズ操作がなされていれば静止画撮影のシーケンスに進むため、処理がS126に進む。一方、S116の判定において2ndレリーズ操作がなされていなければ処理がS117に進む。この場合には撮影準備動作のままでの待機になる。つまり、1stレリーズ操作がなされているか否かが判定される(S117)。
S117の判定において、1stレリーズ操作がなされていなければ撮影準備状態が解除され、処理がS102に戻る。一方、S117の判定において、1stレリーズ操作がなされている状態であれば、処理がS118に進む。そして、再度手ぶれモード設定ボタン5がオンであるか否かが判定される(S118)。S118の判定において、手ぶれモード設定ボタン5がオンである場合は処理がS119に進み、オフである場合は処理がS124に進む。ここで、S119からS123までの処理はS106からS110と同様の処理であり、またS124からS125までの処理はS112からS113までと同様の処理であるので説明を省略する。S123の処理が終了すると、S116に戻って処理が繰り返される。またS125の処理が終了した場合も、S116に戻って処理が繰り返される。
次に、S126以後の静止画撮影のシーケンスについて説明する。まず、シャッタ17が開口され、撮像素子118の電荷蓄積が開始されることにより露光が開始される(S126)。次に、撮像素子シフト機構116が起動される(S127)。その後、角速度センサX108及び角速度センサY109の出力に基づいてリアルタイムで手ぶれ量の検出が行われる(S128)。基本軌跡演算回路112から出力されるぶれ軌跡をもとにして、撮像素子駆動量算出回路114にて補正に必要な撮像素子118の駆動量が算出され、この駆動量に基づいて撮像素子シフトドライバ115を介して撮像素子シフト機構116が駆動され、撮像素子118が移動される(S129)。このような動作によって、露光中の手ぶれによる像のずれが相殺される。
その後、所定の露光終了時間が経過したか否かが判定される(S130)。S130の判定において、露光終了時間が経過していない場合には、S128に戻って処理が継続される。一方、S130の判定において露光終了時間が経過した場合には、撮像素子118の電荷蓄積が終了され、シャッタ17が閉じられることにより露光が終了される(S131)。その後、撮像素子118の画像データが読み出され(S132)、この画像データに対して画像処理が施された後(S133)、この処理された画像データが画像記録媒体126に書き込まれる(S134)。次に、撮像素子118のセンタリング、即ち移動した撮像素子118を中心位置に戻すための移動が行われる(S135)。そして処理がS102に戻る。
次に、S108及びS121のフレームシフト量の算出処理について図14を参照して説明する。図14はフレーム量算出処理について示すフローチャートである。
ここで、以下の説明のために、図7の曲線l11で示されるぶれ軌跡を表す関数をO(t)、図7の曲線l12で示されるフレームシフト量を表す関数をP(t)と定義しておく。上述したように、フレームシフトによる補正ではO(t)を完全に追従するように補正することが可能である。しかしながら、第1の実施形態では、撮像素子シフト機構116の動作特性を考慮して、O(t)を撮像素子シフト機構116の追従遅れ時間αだけ遅らせたO(t−α)を追従するようにフレームシフト量P(t)を算出する。なお、撮像素子シフト機構116の追従遅れ時間αは撮像素子シフト駆動特性値メモリ127に記憶されている情報である。
図14において、まず今回のライブビュー画像の表示タイミングtにおけるぶれを補正するために必要な仮のシフト量(仮相対シフト量)δ(t)が算出される(S141)。この仮相対シフト量δ(t)は、
δ(t)=O(t−α)−P(tn−1) (式1)
によって定義され、曲線P(t)の傾きに相当する量である。
次に、仮相対シフト量の絶対値|δ(t)|が所定値δMAXを超えているか否かが判定される(S142)。ここで、δMAXは、撮像素子シフト機構116の駆動速度の最大値に相当する値であり、撮像素子シフト駆動特性値メモリ127に記憶されている情報である。
S142の判定において、|δ(t)|が所定値δMAXを超えていない場合には今回のライブビュー画像の表示タイミングtにおけるぶれを補正するために必要なシフト量(相対シフト量)Δ(t)が(式1)のδ(t)となる(S143)。一方、S142の判定において、|δ(t)|が所定値δMAXを超えている場合にはδ(t)の正負が判定される(S144)。S144の判定において、δ(t)が正の場合には相対シフト量Δ(t)が+δMAXに制限される(S145)。一方、S144の判定において、δ(t)が負の場合には相対シフト量Δ(t)が−δMAXに制限される(S146)。つまり、S145及びS146の処理は、手ぶれ補正量が撮像素子シフト機構116の最大駆動速度を超えないように制限する処理に相当する。
S143、S145、又はS146において相対シフト量Δ(t)が求められた後、今回のライブビュー画像の表示タイミングtにおける仮のフレームシフト量PP(t)が算出される(S147)。この仮フレームシフト量PP(t)は、
PP(t)=P(tn−1)+Δ(t) (式2)
で定義されているものである。その後、仮フレームシフト量の絶対値|PP(t)|が所定値PMAXを超えているか否かが判定される(S148)。ここで、PMAXは、撮像素子シフト機構116の駆動変位量の最大値に相当する値であり、撮像素子シフト駆動特性値メモリ127に記憶されている情報である。
S148の判定において、|PP(t)|が所定値PMAXを超えていない場合には今回のライブビュー画像の表示タイミングtにおけるぶれを補正するために必要なフレームシフト量P(t)が(式2)のPP(t)となる(S149)。一方、S148の判定において、|PP(t)|が所定値PMAXを超えている場合にはPP(t)の正負が判定される(S150)。S150の判定において、PP(t)が正の場合にはフレームシフト量P(t)が+PMAXに制限される(S151)。一方、S150の判定において、PP(t)が負の場合にはフレームシフト量P(t)が−PMAXに制限される(S152)。つまり、S151及びS152の処理は、手ぶれ補正量が撮像素子シフト機構116の駆動可能な最大変位量を超えないように制限する処理に相当する。
以上のような処理により、フレームシフトによる補正において、撮像素子シフト機構116の動作特性を考慮した補正を行うことができる。これにより、ライブビュー表示中の手ぶれ補正の特性と露光期間中の手ぶれ補正の特性とを同じくすることが可能である。
次に、第1の実施形態のカメラによる動画撮影について説明する。動画を撮影する場合は、モードキー7をSからMにきりかえる。すると、図15(a)の撮影範囲401から参照符号602で示す範囲の画像が切り出された後で拡大される。そして、この画像が図15(b)の参照符号702aで示すようにして表示される。更に、動画撮影モードの場合には、参照符号704のようにして動画撮影であることを示すMOVIEの文字が表示される。同時に現在記録中でないことを示すSTOPの文字も表示される。
なお、動画撮影においては、ライブビュー表示における表示範囲と動画撮影によって記録される画像の範囲とが同一であるのでフレーム表示の表示を行う必要はない。
ここで、手ぶれモード設定ボタン5がオンになっていれば、切り出した画像602をフレームシフトすることによって手ぶれ補正が行われる。例えば、図15(c)のように被写体が右下方向にずれた場合には切り出し範囲602を被写体の動きに対応させて右下方向にシフトさせていく。これに応じて切り出し範囲602に対応する画像702bを図15(d)に示すように表示させる。
同様に、図15(e)のように被写体が左上方向にずれた場合には切り出し範囲602を被写体の動きに対応させて左上方向にシフトさせていく。これに応じて切り出し範囲602に対応する画像702cを図15(f)に示すように表示させる。
更に、STOPの文字が表示されている状態でレリーズボタン3が押されると、図15(f)に示すようにSTOPの文字が録画中のRECの表示に切り替わる。この際もフレームシフトによる手ぶれ補正が録画前と同様にして行われる。つまり、動画撮影においては、撮影前の手ぶれ補正も撮影時の手ぶれ補正も共にフレームシフトによる補正によって行う。この場合には、ライブビュー表示時において撮像素子シフト駆動特性値メモリ127の情報を参照せずに、フレームシフト量には手ぶれ量より計算される値をそのまま用いる。このため、動画撮影時のフレームシフトは、静止画撮影時よりも追従性がよくなっている。
以上説明したように、第1の実施形態では、ライブビュー表示中においてはフレームシフトによる手ぶれ補正によって手ぶれを軽減できる。これにより、電力消費を少なくし、バッテリの消耗を抑えることができる。これに対し、静止画撮影時には露光開始と同時に機械的駆動機構による手ぶれ補正を開始するため、露光から作動している場合に比べて、露光中の補正駆動ストロークを事前にロスすることなく、大きくとることができる。また、ライブビュー表示中にフレームシフトを行い、静止画撮影中には機械的な駆動による手ぶれ補正を行うため、通常では手ぶれ補正の特性が異なってしまうが、撮像素子シフト駆動特性値メモリ127の情報を考慮することにより、ライブビュー表示の際の手ぶれ補正の特性を機械的駆動の手ぶれ補正の特性に合わせることによって、静止画撮影時における手ぶれ補正の特性を撮影前のライブビュー表示の時点で確認することができる。
また、ライブビュー表示中において、静止画撮影時に実際に撮影される範囲を示すフレーム表示を表示させているので、手ぶれ補正が行われていても、ライブビュー表示されている切り出し部分が全体の構図の中でどのような位置関係になっているかを使用者が把握し、構図を決める際に考慮できる。
また、第1の実施形態では1stレリーズ操作前の時点から手ぶれ補正が行われるため、使用者は、レリーズボタンを操作せずに、容易に被写体を観察することができる。
更に、動画撮影時はフレームシフトによる手ぶれ補正を行うようにしているので、長時間の撮影でもバッテリの消耗が少なく、機械的な駆動による手ぶれ補正よりも大きな手ぶれの補正にも対応できる。機械的の駆動ような遅れが殆どないため、補正の追従性も良好である。
[第2の実施形態]
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。第2の実施形態は、使用者による1stレリーズ操作に応答してライブビュー表示における手ぶれ補正が開始される点と、ライブビュー表示時に、実際に撮影される範囲内の画像を全て表示させる点とが異なっている。
図16(a)は第2の実施形態において、ライブビュー表示を開始した時点における画像の切り出し範囲について示す図である。この時点では、画像の切り出しを行わず、図16(b)のようにして撮影範囲401の画像全てを表示させる。
ここで、手ぶれモード設定ボタン5がオンになっており、かつ1stレリーズ操作がなされれば、フレームシフトによる手ぶれ補正が開始される。例えば、図16(c)のように被写体が右下方向にずれた場合には被写体の動きに応じて切り出し範囲402を右下方向にシフトさせる。そして、図16(d)のようにして切り出し範囲402に相当する画像802bを表示させると共に、切り出し範囲402の周囲に相当する画像803bを表示させる。なお、図16(d)では、画像802bと画像803bとの間に境界線が図示されているが、これは説明を分かりやすくするためのものであり、実際にはこのような境界線は表示されない。また、図16(e)のように被写体が左上方向にずれた場合には被写体の動きに応じて切り出し範囲402を左上方向にシフトさせる。そして、図16(f)のようにして切り出し範囲402に相当する画像802cを表示させると共に、切り出し範囲402の周囲に相当する画像803cを表示させる。
このような表示により、第2の実施形態では、ライブビュー表示中にフレームシフトによる手ぶれ補正が行われている際にも、実際に静止画撮影時に撮影される画像の構図をより正確に確認することができる。
次に、第2の実施形態における撮影時の処理について図17を参照して説明する。図17は第2の実施形態における静止画撮影モードの際の撮影処理について示すフローチャートである。
まず、パワースイッチ11が押されると、沈胴状態のレンズがセットアップ状態となる。また、これに連動して各電気回路が立ち上がることによりカメラのセットアップが行われる(S201)。カメラのセットアップが完了すると、撮像素子118からライブビュー表示用の画像が取り込まれ(S202)、この取り込まれた画像が電子ビューファインダ6や背面LCDパネル10といった表示部に表示される(S203)。
その後、手ぶれ補正が行われずに、使用者によって1stレリーズ操作がなされたか否かが判定される(S204)。S204の判定において1stレリーズ操作がなされた場合は処理が第1の実施形態で説明したS115に進む。これ以後の処理は第1の実施形態と同様である。一方、S204の判定において1stレリーズ操作がなされていない場合は処理がS202に戻り、次のライブビュー画像の表示が行われる。
つまり、第2の実施形態では、1stレリーズ操作がなされるまではライブビュー表示中の手ぶれ補正が行われない。
なお、図16で示した表示の代わりに、図18で示すような表示を行うようにしても良い。この図18は静止画撮影時に撮影される範囲を全て表示させる点は図16と同様であるが、フレームシフトの際の切り出し範囲とその周囲の画像とを識別できるようにした点が図16と異なる。
図18(a)は、ライブビュー表示を開始した時点における画像の切り出し範囲について示す図である。この時点で手ぶれモード設定ボタン5がオンになっており、かつ1stレリーズ操作がなされれば、図18(b)のようにして切り出し範囲402の画像902aとその周囲の画像903aとを含む撮影範囲401の画像全てを表示させる。この際、周囲の画像903aは影をつけた状態として表示する。このような表示により、切り出し範囲とその周囲との境界が明確になる。
また、例えば、図18(c)のように被写体が右下方向にずれた場合には被写体の動きに応じて切り出し範囲402を右下方向にシフトさせる。そして、図18(d)のようにして切り出し範囲402に相当する画像902bを表示させると共に、切り出し範囲402の周囲に相当する画像903bを、影をつけて表示させる。同様に、図18(e)のように被写体が左上方向にずれた場合には被写体の動きに応じて切り出し範囲402を左上方向にシフトさせる。そして、図18(f)のようにして切り出し範囲402に相当する画像902cを表示させると共に、切り出し範囲402の周囲に相当する画像903cを、影をつけて表示させる。
このような手法によれば、第2の実施形態によれば、1stレリーズ操作がなされるまでは静止画で撮影できる画像が全て明るく表示されるので構図の確認がしやすい。また1stレリーズ操作中には、切り出し範囲外の画像は影つきで表示されてはいるが、構図確認が可能な程度の画像として表示されるので、やはり静止画撮影時の構図を確認できる。また切り出し範囲の周囲の画像は、手ぶれ補正の状況に伴ってその形状が変化するが、影で見にくく設定されているので、観察中もさほど気にならない。
以上実施形態に基づいて本発明を説明したが、本発明は上記した実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内で種々の変形や応用が可能なことは勿論である。
例えば、手ぶれ量の検出方法は、角速度センサ以外の手法の、加速度センサを用いた手法や、画像の変位(動きベクトル)を検出する手法を用いても良い。また、機械的な駆動による手ぶれ補正も撮像素子側を駆動する手法に限られず、光学系側を駆動する手ぶれ補正を行うようにしても良い。また、駆動の際の動力源も、電気モータの他、圧電アクチュエータや超音波モータなどを用いても良い。更には、撮像素子はCCD方式のものでもCMOS方式のものでも良い。
更に、上記した実施形態には種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件の適当な組合せにより種々の発明が抽出され得る。例えば、実施形態に示される全構成要件からいくつかの構成要件が削除されても、発明が解決しようとする課題の欄で述べた課題が解決でき、発明の効果の欄で述べられている効果が得られる場合には、この構成要件が削除された構成も発明として抽出され得る。
本発明の第1の実施形態に係る撮像装置の一例としてのデジタルカメラの外観斜視図である。 レンズユニットの概略構成図である。 第1の実施形態におけるカメラの内部の詳細な構成について示すブロック図である。 撮像素子シフト機構の構成を示す図である。 静止画撮影モードにおける露光期間内でのぶれ軌跡と手ぶれ補正量について示した図である。 静止画撮影モードにおける露光期間内での手ぶれ補正後の補正残り量について示した図である。 ライブビュー表示時におけるぶれ軌跡と手ぶれ補正量について示した図である。 ライブビュー表示時における手ぶれ補正後の補正残り量について示した図である。 第1の実施形態における静止画撮影モードの際のライブビュー表示について説明するための図である。 フレーム表示の表示位置制御について説明するための図である。 第1の実施形態における静止画撮影モードの際の撮影処理について示すフローチャートの第1図である。 第1の実施形態における静止画撮影モードの際の撮影処理について示すフローチャートの第2図である。 第1の実施形態における静止画撮影モードの際の撮影処理について示すフローチャートの第3図である。 フレーム量算出処理について示すフローチャートである。 第1の実施形態における動画撮影モードの際のライブビュー表示について説明するための図である。 第2の実施形態における静止画撮影モードの際のライブビュー表示について説明するための図である。 第2の実施形態における静止画撮影モードの際の撮影処理について示すフローチャートである。 第2の実施形態における静止画撮影モードの際のライブビュー表示の変形例について説明するための図である。
符号の説明
1…カメラボディ、2…レンズユニット、3…レリーズボタン、4…ズームスイッチ、5…手ぶれモード設定ボタン、6…電子ビューファインダ、7…モードキー、8…フラッシュ、9…十字キー、10…背面LCDパネル、11…パワースイッチ、101…バッテリ、102…電源回路、103…モータドライバ回路、104…ズームモータ、105…フォーカスモータ、106…シャッタモータ、107…絞りモータ、110…アナログ処理回路、111…A/D変換回路、112…基本軌跡演算回路、113…フレームシフト量算出回路、114…撮像素子駆動量算出回路、115…撮像素子シフトドライバ、116…撮像素子シフト機構、117…シーケンスコントローラ、118…撮像素子、119…撮像素子出力処理回路、120…画像メモリ、121…画像処理回路、122…補正値記憶メモリ、123…フレームシフト回路、124…LCDドライバ、125…画像圧縮伸長回路、126…画像記録媒体、127…撮像素子シフト駆動特性値メモリ

Claims (9)

  1. 少なくとも静止画撮影可能な撮像装置であって、
    被写体像を形成する光学系と、
    上記光学系により形成された被写体像より画像データを得る撮像素子と、
    上記静止画撮影を行うに当たり、上記光学系により形成された被写体像と上記撮像素子との相対的な位置関係を補正することにより当該撮像装置の静止画撮影時の手ぶれの影響を補正する手ぶれ補正機構と、
    上記撮像素子から得られた画像データを表示する表示部と、
    上記撮像素子を連続的に動作させて時系列で画像データを得るように制御する連続動作コントローラと、
    上記連続動作コントローラによって時系列で得られた画像データのそれぞれのアドレス位置をシフトすることにより、それぞれの画像データの間で発生する手ぶれの影響を補正する画像シフト部と、
    上記画像シフト部を動作させるに当たり、上記手ぶれ補正機構の動作特性に応じて上記画像シフト部においてシフトされるそれぞれの画像データのシフト量を決定する画像シフト量算出部と、
    上記静止画撮影に先立つ画像モニタ状態において、上記画像シフト部によって手ぶれの影響が補正された時系列の画像データを上記表示部に表示させるように制御する表示コントローラと、
    を具備することを特徴とする撮像装置。
  2. 上記手ぶれ補正機構の動作特性を記憶する動作特性メモリを含むことを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 上記手ぶれ補正機構の動作特性は、上記手ぶれ補正機構の追従遅れ時間、追従速度、及び最大補正量の少なくとも1つを含むことを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  4. 当該撮像装置は、更に動画撮影が可能であり、
    上記表示コントローラは、上記動画撮影に先立つ画像モニタ状態において、上記画像シフト部によって手ぶれの影響が補正された時系列の画像データを上記表示部に表示させると共に、上記動画撮影時において上記画像シフト部によって手ぶれの影響が補正された時系列の画像データを取得し、
    上記画像シフト量算出部は、上記動画撮影時おいて上記手ぶれ補正機構の動作特性とは異なる動作特性に応じて上記画像シフト部を動作させる際のシフト量を決定することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  5. 当該撮像装置は、更に動画撮影が可能であり、
    上記表示コントローラは、上記動画撮影に先立つ画像モニタ状態において、上記画像シフト部によって手ぶれの影響が補正された時系列の画像データを上記表示部に表示させると共に、上記動画撮影時において上記画像シフト部によって手ぶれの影響が補正された時系列の画像データを取得し、
    上記画像シフト量算出部は、上記静止画撮影時と上記動画撮影時とでそれぞれ異なる動作特性に応じて上記画像シフト部を動作させる際のシフト量を決定することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  6. 少なくとも静止画撮影可能な撮像装置であって、
    被写体像を形成する光学系と、
    上記光学系により形成された被写体像より画像データを得る撮像素子と、
    上記静止画撮影を行うに当たり、上記光学系により形成された被写体像と上記撮像素子との相対的な位置関係を補正することにより当該撮像装置の静止画撮影時の手ぶれの影響を補正する手ぶれ補正機構と、
    上記撮像素子から得られた画像データを表示する表示部と、
    上記撮像素子を連続的に動作させて時系列で画像データを得るように制御する連続動作コントローラと、
    上記連続動作コントローラによって時系列で得られた画像データのそれぞれのアドレス位置をシフトすることにより、それぞれの画像データの間で発生する手ぶれの影響を補正する画像シフト部と、
    上記静止画撮影に先立つ画像モニタ状態において、上記画像シフト部によって手ぶれの影響が補正された時系列の画像データを上記表示部に表示させる表示コントローラと、
    上記表示コントローラによって上記時系列の画像データを上記表示部に表示させる際に、上記表示部の一部に、上記静止画撮影時において得られる画像データの画角より小さい画角を有する画像データであって上記画像シフト部により手ぶれの影響が補正された画像データを表示させるための画像データ表示部を形成し、該画像データ表示部の周囲に上記静止画撮影時において得られる画像データの画角に相当した範囲を示すためのフレーム表示を手ぶれに応じて移動させて表示させる静止画フレーム表示部と、
    を具備することを特徴とする撮像装置。
  7. 上記静止画フレーム表示部は、上記フレーム表示を移動させて表示させるにあたり、上記フレーム表示が示す画角と実際の静止画撮影時において得られる画像データの画角とが所定量以上ずれたときに、上記フレーム表示をステップ的に移動させることを特徴とする請求項6に記載の撮像装置。
  8. 上記静止画フレーム表示部は、上記フレーム表示をステップ的に移動させるに当たり、ヒステリシスを持たせて移動させることを特徴とする請求項7に記載の撮像装置。
  9. 当該撮像装置は、更に動画撮影が可能であり、
    上記静止画フレーム表示部は、上記動画撮影に先立つ画像モニタ状態においては、上記表示部に上記フレーム表示を表示させないことを特徴とする請求項6に記載の撮像装置。
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