JP4200738B2 - 液体噴射装置のキャッピング操作方法 - Google Patents

液体噴射装置のキャッピング操作方法 Download PDF

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、液体噴射装置のキャッピング操作方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
液体をターゲットに噴射させる液体噴射装置として、インクジェットプリンタが広く用いられている。詳しくは、このインクジェットプリンタは、キャリッジと、同キャリッジに搭載された記録ヘッドとを備える。そして、同キャリッジを記録媒体に対して移動させながら、記録ヘッドに形成されたノズルからインクを吐出し、記録媒体に対して印刷を行うようになっている。
【0003】
このようなインクジェットプリンタは、非印刷時において、記録ヘッドのノズルから水蒸気等のインクの溶媒が蒸発することにより、ノズルにおけるインク粘度が上昇したり、インクが固化したりしてしまうことがあった。そしてその結果、ノズルに塵埃が付着したり、インクの吐出が良好に行われなくなったりして、印刷が良好に行われなくなる現象が生じる可能性があった。
【0004】
このため、インクジェットプリンタとしては、これらの現象を防ぐために、キャッピング手段を備えたものが数多くあった(例えば、特許文献1参照。)。詳しくは、キャッピング手段は、記録ヘッドのノズル形成面を覆うことが可能なキャップ部材を備えており、非印刷時にはこのキャップ部材によって記録ヘッドのノズル形成面を覆うキャッピング操作を行うようになっていた。そして、記録ヘッドとキャップ部材によって形成される空間(以下、キャップ内空間という)の湿度を保つようになっていた。これにより、ノズルにおけるインクの乾燥が防がれ、ノズルの性能を最適な状態に保つことが図られていた。
【0005】
【特許文献1】
特開2002−200777号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記のようなキャッピング操作においては、ノズルにおけるインクの乾燥を防ぐために、キャップ部材にて記録ヘッドのノズル形成面を覆っている場合には、キャップ内空間における温度が変化し、キャップ内空間の流体が膨張又は収縮することがあった。その結果、キャップ内空間の圧力が変化し、ノズルにおけるインクの端部に表面張力によって形成されているメニスカスが破壊されてしまうおそれがあった。そして、メニスカスの破壊によって、ノズル内に気泡が侵入したり、ノズル形成面が汚されてしまったりして、印刷が良好に行われなくなる可能性があった。
【0007】
本発明は、上記問題点を解決するためになされたものであって、キャップ内空間の圧力変化を吸収することができるとともに、ノズルにおけるインクの乾燥を防止することができる液体噴射装置のキャッピング操作方法を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は、液体噴射ヘッドのノズル形成面を覆うことが可能なキャップと、前記ノズル形成面と前記キャップとによって形成されるキャップ内空間を外部に連通させる流路と、前記流路途中に設けられ、前記流路内の流体に圧力差を生じさせる吸引手段とを備え、前記吸引手段を駆動させて前記キャップ内空間の前記流体を前記流路を介して前記外部に排出することによりクリーニング操作を行う液体噴射装置のキャッピング操作方法において、前記液体噴射ヘッドの前記ノズル形成面を前記キャップによって覆うキャッピング段階と、前記流路の流路断面積を、0よりも大きい範囲内で前記クリーニング操作時よりも縮小させる断面積縮小段階とを備え、前記断面積縮小段階は、前記流路の前記吸引手段よりも上流における前記流路断面積を小さくする段階であり、前記流路は、前記キャップ内空間を前記外部に対して連通可能に並列に設けられている複数のチューブによって構成され、該各チューブはバルブが設けられた第1のチューブとバルブが設けられていない第2のチューブとを備え、前記断面積縮小段階は、前記バルブを閉じて全ての前記第1のチューブを前記外部に対して非連通状態とすることにより前記流路断面積を小さくするとともに、前記第2のチューブを通じて前記キャップ内空間が大気に連通された状態を維持する段階である。
【0009】
従って、本発明によれば、流路の流路断面積をクリーニング操作時と同じ大きさとした場合よりも、キャップ内空間が外部に連通する断面積を小さくすることができる。その結果、液体を吐出させないときに液体噴射ヘッドのノズル形成面をキャップにて覆う場合に、キャップ内空間に充満されている水蒸気等の溶媒が、外部に逃げる量を少なくすることができる。従って、液体噴射ヘッドのノズル形成面付近における湿度を高く保つことができ、液体の乾燥を防ぐことができる。
【0010】
また、流路の流路断面積を小さくするのみで、流路を完全に閉じるわけではないので、キャップ内空間は外部に開放状態となっており、キャップ内空間に温度変化が生じても圧力変化が生じないようにすることができ、液体噴射ヘッドのノズルにおける液体のメニスカスを破壊しないようにすることができる。そして、次回液体噴射ヘッドから液体を吐出すときに、良好に吐出すことができるようになる。
【0012】
また、流路断面積が小さくなっている絞り部分とキャップとの間の距離が短くなる。従って、流路自体が、水蒸気等の溶媒を透過させやすい材料にて形成されている場合には、この絞り部分とキャップとの間の流路から溶媒が透過してしまうが、この流路の距離が短いので、外部に透過してしまう溶媒の量を少なくすることができる。従って、キャップ内空間から外部に排出される溶媒の量をより少なくすることができ、液体噴射ヘッドのノズル形成面付近における液体の乾燥をより防ぐことができる。
【0015】
この液体噴射装置のキャッピング操作方法において、前記第1のチューブは前記第2のチューブよりも径が大きい
これによれば、流路断面積を小さくなる割合を大きくすることができ、流路を介して外部に排出される水蒸気等の溶媒の量を効果的に少なくすることができる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を具体化した一実施形態を図1〜図3に従って説明する。
図1に示すように、本実施形態の液体噴射装置としてのプリンタ11には、そのフレーム12にプラテン13が架設され、図示しない紙送り機構により、このプラテン13上を紙Pが給送される。フレーム12には、キャリッジ15がガイド部材16を介してプラテン13の長手方向へ移動可能に支持され、キャリッジモータ17によりタイミングベルト18を介して往復移動される。
【0018】
また、前記キャリッジ15には、その下方に液体噴射ヘッドとしての記録ヘッド20が搭載されている。記録ヘッド20は、その下面が、ノズルが形成されるノズル形成面(図示しない)となっており、圧電素子(図示しない)の駆動により、このノズルからインク滴を吐出させる。キャリッジ15上には、インクカートリッジ21が着脱可能に搭載され、インクカートリッジ21から記録ヘッド20にインクが供給される。従って、前記キャリッジ15がプラテン13に沿って移動しながら、印刷データに基づいて前記圧電素子が駆動され、記録ヘッド20から紙P上にインクが吐出されて印刷が行われる。
【0019】
前記フレーム12の一側部の非印刷可能領域(ホームポジション)には、ヘッドクリーニング機構25が設けられている。図2に示すように、ヘッドクリーニング機構25は、キャップホルダ26と、チューブとしての第1及び第2のインク排出用チューブ27,28と、吸引手段としてのチューブポンプ29とを備える。キャップホルダ26は、図示しない公知の昇降手段により上下動可能に前記フレーム12に取着されている。
【0020】
キャップホルダ26の上には、四角枠状のキャップ30が設けられている。このキャップ30は、その上端縁が前記記録ヘッド20に当接して、記録ヘッド20のノズル形成面を封止することが可能となっている。また、図2に示すように、キャップ30は、その底部にシート状のスポンジ31が固着されている。このスポンジ31は、キャップ30が記録ヘッド20に当接した状態で、前記記録ヘッド20のノズル吐出口と所定間隔をおいて対向し、記録ヘッド20のノズルから吐出されるインクを受け止めるようになっている。更に、このキャップ30には、その底面を貫通するようにして2つの排出口32,33が形成されている。
【0021】
第1及び第2のインク排出用チューブ27,28は、それぞれ、シリコンゴム等の可撓性材料により形成され、同一の流路断面積を有している。そして、第1及び第2のインク排出用チューブ27,28は、それぞれ、その上流側の端部が前記キャップホルダ26の排出口33,32に接続されているとともに、下流側の端部が、プリンタ11のフレーム12内に設けられている廃インクタンク35内に位置している。従って、第1及び第2のインク排出用チューブ27,28は、キャップ30と廃インクタンク35との間において並列となるように設けられている。
【0022】
チューブポンプ29は、前記第1及び第2のインク排出用チューブ27,28の流路途中に設けられており、図示しない駆動手段によって駆動されることにより、チューブポンプ29よりも上流側における第1及び第2のインク排出用チューブ27,28内の流体を減圧することが可能となっている。従って、キャップ30によって記録ヘッド20のノズル形成面を封止した状態で、チューブポンプ29を駆動させると、記録ヘッド20とキャップ30とによって形成されるキャップ内空間S内が減圧され、記録ヘッド20からインクが吸引される。そして、第1及び第2のインク排出用チューブ27,28を介して前記廃インクタンク35にインクが排出されるようになっている。
【0023】
また、第1のインク排出用チューブ27には、前記チューブポンプ29よりも上流の位置に、バルブ37が設けられている。なお、バルブ37は、任意のタイミングで第1のインク排出用チューブ27の流路を開閉可能なものであれば、どのような形式のバルブでもよい。従って、第1のインク排出用チューブ27は、このバルブ37の開閉によって、内部の流体が流動可能な状態(以下、チューブ連通状態という。)又は流動不能な状態(以下、チューブ非連通状態という。)とに変化可能となっている。
【0024】
そして、以上のように構成されているプリンタ11は、長期間印刷が行われないような場合に、次のようなキャッピング操作を行う。まず、図3に示すように、プリンタ11はキャッピング段階に移行し、キャリッジ15がホームポジションに移動されるとともに、キャップホルダ26が上昇され、記録ヘッド20のノズル形成面がキャップ30によって封止される。その結果、ノズル形成面とキャップ30によってキャップ内空間Sが形成される。その後、プリンタ11は断面積縮小段階に移り、第1のインク排出用チューブ27のバルブ37が閉じられ、第1のインク排出用チューブ27は、チューブ非連通状態とされる。一方、第2のインク排出用チューブ28については、バルブ等が設けられていないため、チューブ連通状態とされる。
【0025】
そしてこのとき、チューブポンプ29については、駆動が停止された状態となっている。従って、キャップ内空間Sは、前記第2のインク排出用チューブ28のみを介して廃インクタンク35、すなわち、外部としての大気に開放された状態となる。その結果、第1及び第2のインク排出用チューブ27,28の両方がチューブ連通状態となっているときに比較して、大気に開放されている流路の断面積が2分の1となっている。従って、第1及び第2のインク排出用チューブ27,28の両方がチューブ連通状態となっているときに比較して、キャップ内空間Sにおける水蒸気等のインクの溶媒が、キャップ内空間Sの外に排出されにくい状態となっており、記録ヘッド20のノズルにおけるインクが乾燥されにくい状態とすることができる。
【0026】
また、キャップ内空間Sにおける温度が変化し、キャップ内空間Sの空気等の流体が膨張又は収縮することがあっても、第2のインク排出用チューブ28が大気に開放されていることにより、キャップ内空間Sにおける圧力が一定に保たれるようになる。その結果、記録ヘッド20のノズル形成面におけるメニスカスの破壊が防がれ、印刷再開時において良好な印刷を行うことができるようになる。
【0027】
また、プリンタ11がクリーニング操作を行う場合には、記録ヘッド20のノズル形成面がキャップ30によって封止された状態で、前記バルブ37が開かれ、第1及び第2のインク排出用チューブ27,28の両方がチューブ連通状態とされる。そして駆動手段によってチューブポンプ29が駆動され、チューブポンプ29よりも上流における第1及び第2のインク排出用チューブ27,28内が減圧される。その結果、キャップ内空間S内に負圧が形成され、粘度が上昇したインクや、カートリッジ交換等によって発生した記録ヘッド20のノズル内部の気泡等が、第1及び第2のインク排出用チューブ27,28を介して廃インクタンク35に排出される。
【0028】
上記実施形態によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1)上記実施形態では、長期間プリンタ11が印刷を行わない状態となる場合におけるキャッピング操作において、記録ヘッド20のノズル形成面をキャップ30にて覆うとともに、バルブ37を閉じ、第1のインク排出用チューブ27をチューブ非連通状態とするようにした。従って、クリーニング操作時のように、第1及び第2のインク排出用チューブ27,28がともに連通状態となっている場合と比較して、キャップ内空間Sが大気に連通される流路断面積を2分の1にすることができる。その結果、キャップ内空間Sに充満されている水蒸気等の溶媒が、外部に逃げる量を減らすことができる。従って、記録ヘッド20のノズル形成面付近における湿度を高く保つことができ、インクの乾燥を防ぐことができる。
【0029】
(2)上記実施形態では、第2のインク排出用チューブ28については、バルブ37等を設けず、常に連通状態となるようにした。従って、長期間印刷が行われないときに、記録ヘッド20のノズル形成面がキャップ30にて覆われても、第2のインク排出用チューブ28によってキャップ内空間Sが大気に開放されている。このため、キャップ内空間Sに温度変化が生じても圧力変化が生じないようにすることができる。その結果、記録ヘッド20のノズルにおけるインクのメニスカスを破壊しないようにすることができる。そして、記録ヘッド20からのインクの吐出を再開するときに、インクを良好に吐出すことができるようになる。
【0030】
(3)上記実施形態によれば、第1及び第2のインク排出用チューブ27,28のうち、第1のインク排出用チューブ27にのみバルブ37を設けるようにし、バルブ37を開閉することにより、キャップ内空間Sの大気に連通される流路断面積を変化させるようにした。従って、簡単な構成で全体の流路断面積を変化させることができる。
【0031】
(4)上記実施形態によれば、バルブ37は、第1のインク排出用チューブ27において、チューブポンプ29の上流側に設けるようにした。従って、バルブ37をチューブポンプ29の下流側に設ける場合に比較して、バルブ37とキャップ30との間の距離が短くなる。そして、第1のインク排出用チューブ27が、シリコンゴム等の水蒸気等の溶媒を透過させやすい材料にて形成されている場合には、このバルブ37よりも上流における第1のインク排出用チューブ27自体から水蒸気等の溶媒が透過してしまう。しかし、上記実施形態においては、この距離が短いので、第1のインク排出用チューブ27を透過して大気に排出される水蒸気等の溶媒の量を少なくすることができる。その結果、キャップ内空間Sから大気に排出される水蒸気等の溶媒の量を少なくすることができ、記録ヘッド20のノズル形成面付近におけるインクの乾燥を効果的に防ぐことができる。
【0032】
なお、上記実施形態は以下のように変更してもよい。
・上記実施形態においては、バルブ37は、第1のインク排出用チューブ27において、チューブポンプ29の上流側に位置するようにした。これを、チューブポンプ29の下流側に設けるようにしてもよい。
【0033】
・上記実施形態においては、第1及び第2のインク排出用チューブ27,28に対して、1つのチューブポンプ29を設け、このチューブポンプ29を駆動することにより、第1及び第2のインク排出用チューブ27,28の両方の内部が減圧されるようにした。これを、第1及び第2のインク排出用チューブ27,28のそれぞれに、専用のチューブポンプを設けるようにしてもよい。そして、このような場合には、断面積縮小段階において、チューブポンプによって、第1及び第2のインク排出用チューブ27,28のうちのいずれかを押し潰し、流路を非連通状態とするようにして流路断面積を小さくするようにしてもよい。
【0034】
・上記実施形態においては、第1及び第2のインク排出用チューブ27,28は同一の径を有するものを使用するようにしたが、異なる径のものを使用するようにしてもよい。そして、この場合には、バルブ37の設けられている第1のインク排出用チューブ27の方を大径チューブとし、第2のインク排出用チューブ28よりも径が大きいものを使用するようにしてもよい。このようにすれば、第1及び第2のインク排出用チューブ27,28が同一径の場合に比較して、流路断面積を変化させる割合を大きくすることができ、長期間印刷を行わないときにおける水蒸気等のインク溶媒の大気への排出量を効果的に少なくすることができる。
【0035】
・上記実施形態においては、1つのキャップ30に対して、2本の第1及び第2のインク排出用チューブ27,28を設けるようにした。これを、1つのインク排出用チューブのみを設けるようにしてもよい。そして、この場合には、インク排出用チューブに、同インク排出用チューブの流路断面積を変化させることのできるバルブ等を設け、断面積縮小段階において、このバルブによってインク排出用チューブの流路断面積を小さくするようにする。このようにすれば、キャップ30に対して複数のインク排出用チューブを設ける必要がなく、装置の構造を簡素化させることができる。
【0036】
また、1つのキャップ30に対して、3本以上のインク排出用チューブを設けるようにしてもよい。そして、この場合には、少なくとも1本を除く残りのインク排出用チューブにバルブを設けるようにする。
【0037】
・上記実施形態においては、液体噴射装置として、インクを吐出するプリンタ(ファックス、コピア等を含む印刷装置)について説明したが、他の液体を噴射する液体噴射装置であってもよい。例えば、液晶ディスプレイやELディスプレイ、FED(面発光ディスプレイ)等の製造などに用いられる電極材や色材などの液体を噴射する液体噴射装置、バイオチップ製造に用いられる生体有機物を噴射する液体噴射装置、精密ピペットとしての試料噴射装置であってもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本実施形態におけるプリンタの概略斜視図。
【図2】 同じく、プリンタの要部概略構成図。
【図3】 同じく、プリンタの要部概略構成図。
【符号の説明】
S…キャップ内空間、11…液体噴射装置としてのプリンタ、20…液体噴射ヘッドとしての記録ヘッド、27…チューブとしての第1のインク排出用チューブ、28…チューブとしての第2のインク排出用チューブ、29…吸引手段としてのチューブポンプ、30…キャップ。

Claims (2)

  1. 液体噴射ヘッドのノズル形成面を覆うことが可能なキャップと、前記ノズル形成面と前記キャップとによって形成されるキャップ内空間を外部に連通させる流路と、前記流路途中に設けられ、前記流路内の流体に圧力差を生じさせる吸引手段とを備え、前記吸引手段を駆動させて前記キャップ内空間の前記流体を前記流路を介して前記外部に排出することによりクリーニング操作を行う液体噴射装置のキャッピング操作方法において、
    前記液体噴射ヘッドの前記ノズル形成面を前記キャップによって覆うキャッピング段階と、
    前記流路の流路断面積を、0よりも大きい範囲内で前記クリーニング操作時よりも縮小させる断面積縮小段階とを備え、
    前記断面積縮小段階は、前記流路の前記吸引手段よりも上流における前記流路断面積を小さくする段階であり、
    前記流路は、前記キャップ内空間を前記外部に対して連通可能に並列に設けられている複数のチューブによって構成され、該各チューブはバルブが設けられた第1のチューブとバルブが設けられていない第2のチューブとを備え、
    前記断面積縮小段階は、前記バルブを閉じて全ての前記第1のチューブを前記外部に対して非連通状態とすることにより前記流路断面積を小さくするとともに、前記第2のチューブを通じて前記キャップ内空間が大気に連通された状態を維持する段階であることを特徴とする液体噴射装置のキャッピング操作方法。
  2. 前記第1のチューブは前記第2のチューブよりも径が大きいことを特徴とする請求項1に記載の液体噴射装置のキャッピング操作方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN111688346A (zh) * 2020-06-17 2020-09-22 曹廷 一种用于鞋底侧边的商标印制装置

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