JP4200497B2 - 集塵機および濾材ユニットの集塵機への取付方法 - Google Patents
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Description
本発明は、カートリッジ濾材を用いた集塵機および濾材ユニットの集塵機への取付方法に関する。
解決しようとする問題点は、仕切板の下面に装着してカートリッジ濾材を取り付けるレールの上に粉塵が堆積するとともに固着する点である。
上記の課題を解消するために本発明における集塵機は、粉塵含有の空気を貯留する粉塵室と粉塵を除去した空気を貯留する無塵室とに集塵機のケーシング内を上下に仕切りかつカートリッジ濾材を貫流した空気が通過可能な開口を設けた仕切板に、前記カートリッジ濾材を着脱可能に取り付けるようにした集塵機であって;前記仕切板の下面側から前記開口を閉鎖可能なセルプレートと、このセルプレートにこれを貫通させて気密に垂設した前記カートリッジ濾材と、前記セルプレートの上面に突設した係合部材と、前記セルプレートの上面に貼着されて前記カートリッジ濾材の上端開口部を前記仕切板と前記セルプレートとで気密に包囲可能なパッキンと、で成る濾材ユニットと;前記仕切板の上方に配置され前記開口を貫通可能でかつ前記係合部材を掛止可能な掛止部を有する掛止機構と;前記仕切板の上面に装着され前記掛止機構を上昇させる上昇機構と;を備えたことを特徴とする。
上記の説明から明らかなように本発明は、粉塵含有の空気を貯留する粉塵室と粉塵を除去した空気を貯留する無塵室とに集塵機のケーシング内を上下に仕切りかつカートリッジ濾材を貫流した空気が通過可能な開口を設けた仕切板に、前記カートリッジ濾材を着脱可能に取り付けるようにした集塵機であって;前記仕切板の下面側から前記開口を閉鎖可能なセルプレートと、このセルプレートにこれを貫通させて気密に垂設した前記カートリッジ濾材と、前記セルプレートの上面に突設した係合部材と、前記セルプレートの上面に貼着されて前記カートリッジ濾材の上端開口部を前記仕切板と前記セルプレートとで気密に包囲可能なパッキンと、で成る濾材ユニットと;前記仕切板の上方に配置され前記開口を貫通可能でかつ前記係合部材を掛止可能な掛止部を有する掛止機構と;前記仕切板の上面に装着され前記掛止機構を上昇させる上昇機構と;を備えたから、濾材ユニットを掛止する掛止機構の掛止部は、通常は粉塵を除去した空気を貯留する無塵室に位置するため、その掛止部に粉塵が堆積したり固着したりするのを防止することが可能になるなどの優れた実用的効果を奏する。
粉塵含有の空気を貯留する粉塵室と粉塵を除去した空気を貯留する無塵室とに集塵機のケーシング内を上下に仕切りかつカートリッジ濾材を貫流した空気が通過可能な開口を設けた仕切板と;前記仕切板の下面側から前記開口を閉鎖可能なセルプレートと、このセルプレートにこれを貫通させて気密に垂設した前記カートリッジ濾材と、前記セルプレートの上面に突設した係合部材と、前記セルプレートの上面に貼着されて前記カートリッジ濾材の上端開口部を前記仕切板と前記セルプレートとで気密に包囲可能なパッキンと、で成る濾材ユニットと;前記開口を貫通可能でかつ前記係合部材を掛止可能な掛止部を有する掛止機構と;前記仕切板上に装着され前記掛止機構を上昇させる上昇機構とを、本集塵機は具備する。
そして、前記上昇機構5においては、図5−Bに示すように、ハンドル21を矢印方向へ回動させると、前記四対のリンク17・17、18・18も矢印方向へ回動して、図5−Aに示すように、前記4個のローラ16・16が同調して上昇するようになっている
。
また、前記掛止機構4は、図1に示すように、前記上昇機構5の4個のローラ16・16上に装架して載置してあり、さらに全体的には枠状を成している。そして、前記掛止機構4は、前記上昇機構5の4個のローラ16・16を内接可能なようにその歯を下向きにした一対のチャンネル状の第1部材22・22と、一対の第1部材22・22上に所要の間隔をおいて架設したアングル状の第2部材23・24とで構成してあり、これら第2部材23・24のうち一方には前記複数の濾材ユニット2・2の第2係合部材10・10をそれぞれ掛止可能な複数の第1掛止部25・25が、さらに他方には複数の前記搬送部材3・3をそれぞれ掛止可能な複数の第2掛止部26・26がそれぞれ下端に突設してある。
また、前記掛止機構34は、図7および図9に示すように、前記掛止機構3と同様に前記上昇機構5の4個のローラ16・16上に装架して載置してあり、さらに全体的には格子体状を成している。そして、前記掛止機構34は、前記上昇機構5の4個のローラ16・16を内接可能なようにその歯を下向きにした一対のチャンネル状の第1部材32・32(図7参照)と、一対の第1部材32・32上に所要の間隔をおいて架設したアングル状の第2部材33・33と、前記第1部材32・32にほぼ平行するとともに所要の間隔をおいて第2部材33・33に装着しかつ前記濾材ユニット2の爪部材39の爪に係合可能な張出部を下端に突設した複数の第3部材31・31とで構成してある。
またなお、上記の実施例では、掛止機構4を介して濾材ユニット2・2を吊り上げる手段として図4および図5に示す上昇機構5を用いているが、これに限定されるものではなく、例えば、ボルト・ナットや慣用のカムリンク機構でもよい。
2 濾材ユニット
3 搬送部材
4 掛止機構
5 上昇機構
6 開口
7 セルプレート
8 カートリッジ濾材
9;10 係合部材
11 パッキン
25;26 掛止部
Claims (4)
- 粉塵含有の空気を貯留する粉塵室と粉塵を除去した空気を貯留する無塵室とに集塵機のケーシング内を上下に仕切りかつカートリッジ濾材を貫流した空気が通過可能な開口を設けた仕切板に、前記カートリッジ濾材を着脱可能に取り付けるようにした集塵機であって;
前記仕切板の下面側から前記開口を閉鎖可能なセルプレートと、このセルプレートにこれを貫通させて気密に垂設した前記カートリッジ濾材と、前記セルプレートの上面に突設した係合部材と、前記セルプレートの上面に貼着されて前記カートリッジ濾材の上端開口部を前記仕切板と前記セルプレートとで気密に包囲可能なパッキンと、で成る濾材ユニットと;
前記仕切板の上方に配置され前記開口を貫通可能でかつ前記係合部材を掛止可能な掛止部を有する掛止機構と;
前記仕切板の上面に装着され前記掛止機構を上昇させる上昇機構と;
を備えたことを特徴とする集塵機。 - 前記仕切板の上面と前記開口の内部を移動可能な搬送部材を前記係合部材に付設したことを特徴とする請求項1に記載の集塵機。
- 粉塵含有の空気を貯留する粉塵室と粉塵を除去した空気を貯留する無塵室とに集塵機のケーシング内を上下に仕切りかつ前記カートリッジ濾材を貫流した空気が通過可能な開口を設けた仕切板に、この仕切板の下面側から前記開口を閉鎖可能なセルプレートとこのセルプレートにこれを貫通させて気密に垂設した前記複数のカートリッジ濾材と前記セルプレートの上面に突設した係合部材と前記セルプレートの上面に貼着されて前記カートリッジ濾材の上端開口部を前記仕切板と前記セルプレートとで気密に包囲可能なパッキンとで成る濾材ユニットを、この濾材ユニットの係合部材を掛止可能な掛止部を有する掛止機構およびこの掛止機構を上昇させる上昇機構によって取り付ける方法であって、
前記掛止部を前記開口を貫通させるとともに前記仕切板の下方に突出させて前記掛止機構を前記仕切板の上方に配置する工程と、
前記係合部を前記掛止部に掛止させたのち前記開口の真下まで濾材ユニットを移動させるる工程と、
前記上昇機構により前記濾材ユニットを前記掛止機構を介して吊り上げるとともに前記仕切板の下面に当接させる工程と、
を有することを特徴とする濾材ユニットの集塵機への取付方法。 - 請求項3に記載の濾材ユニットの集塵機への取付方法において、
前記仕切板の上面と前記開口の内部を移動可能な搬送部材を介して前記係合部を前記掛止部に掛止させたのち前記開口の真下まで濾材ユニットを移動させるようにしたことを特徴とする濾材ユニットの集塵機への取付方法。
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