JP2003034487A - エスカレータの移動手摺り保持装置 - Google Patents

エスカレータの移動手摺り保持装置

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JP2003034487A
JP2003034487A JP2001218294A JP2001218294A JP2003034487A JP 2003034487 A JP2003034487 A JP 2003034487A JP 2001218294 A JP2001218294 A JP 2001218294A JP 2001218294 A JP2001218294 A JP 2001218294A JP 2003034487 A JP2003034487 A JP 2003034487A
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JP
Japan
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moving handrail
guide rail
guide
holding
escalator
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JP2001218294A
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English (en)
Inventor
Hidehiro Yoshinaga
英博 吉永
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Mitsubishi Electric Building Solutions Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Building Techno Service Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 案内レールから取り外された移動手摺りを保
持するエスカレータの移動手摺り保持装置を提供する。 【解決手段】 案内レールを囲繞して配置される保持ガ
イド10と、この保持ガイド10を支持する支持部12
と、を備えている。保持ガイド10は、上部分10aと
下部分10bとをバックル16で留めることにより、中
空部を形成する。この中空部は、保持ガイド10が案内
レール34をかこって配置された場合に、案内レール3
4から取り外された移動手摺り30が案内レール34上
で通過可能な空間を形成する。これにより、保持ガイド
10は、案内レール34から取り外された移動手摺り3
0が案内レール34上から落下するような許容範囲以上
のずれを規制することができ、この結果、取り外された
移動手摺り30を案内レール34上で保持することがで
きる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エスカレータの移
動手摺り保持装置、特に案内レールから取り外された移
動手摺りを保持するエスカレータの移動手摺り保持装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】図3は、エスカレータの概略全体図であ
り、図4は、図3のA−A線断面図である。図3に示す
ように、エスカレータ2には、乗客が乗るステップの両
側にステップとほぼ同一速度で移動する移動手摺り30
が設けられている。図4に示すように、移動手摺り30
は、内側板32の頂部に設けられた案内レール34に係
合しており、係合した状態で摺動する。
【0003】このようなエスカレータにおいて、案内レ
ール34から移動手摺り30を取り外し、移動手摺り3
0の補修や、案内レール34に堆積した塵埃の清掃、ま
た、移動手摺り30の駆動装置(図示せず)の調整や保
守を行うメンテナンスが行われている。案内レール34
から取り外された移動手摺り30は、所望のメンテナン
ス終了後、再度使用されるために、取り外し時や取り外
した後には十分注意して取り扱うことが好ましい。
【0004】ここで、移動手摺りの取り外し作業の一例
について説明する。例えば、図3に示すX部において、
移動手摺り30と案内レール34との間にドライバーを
挿入させ、移動手摺り30と案内レール34の係合を解
放する。その後、取り外された移動手摺り30を案内レ
ール34上に載せて手動で矢印方向に移動させつつ、順
次案内レール34から移動手摺り30を取り外してい
く。
【0005】この取り外し作業中において、取り外され
た移動手摺り30が長くなってくると、案内レール34
上で位置がずれて案内レール34から落下する場合があ
る。この移動手摺り30の落下によって、移動手摺り3
0に傷がついてしまったり、また、ガラス等からなる内
側板32が破損する恐れもある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】一方で、このような取
り外された移動手摺りの損傷を防止するメンテナンス装
置が案出されている。図5は、特開平11−29245
2号公報に開示されたメンテナンス装置の全体概略図で
ある。図5に示すように、このメンテナンス装置は、案
内レール34の下方の内側板32の一部に器材36を取
り外し自在に設けることができる。取り外された移動手
摺り30は、点線で示した移動手摺り30のように器材
36に載置され、移動手摺り30の損傷を防止してい
る。
【0007】ところが、上述したような取り外し作業に
おいて、取り外された移動手摺り30を順次メンテナン
ス装置の器材36に載せていくと、取り外された移動手
摺り30は案内レール34上から外れて器材36上を移
動することになり、かえって移動手摺り30に傷が付く
恐れがある。
【0008】また、図3に示すように、Y部にメンテナ
ンス装置を設置すると、作業者はX部における移動手摺
りの取り外し作業を一旦中断し、Y部に移動し案内レー
ル34上を移動する移動手摺り30を器材36に載せな
ければならない。1人の作業者が取り外し作業を行って
いる場合には、作業効率が悪くなる。
【0009】そこで、本発明は、上述したような移動手
摺り取り外し作業においても、案内レールから取り外さ
れた移動手摺りを傷つけることなく、また、移動手摺り
取り外し作業を円滑に行えるエスカレータの移動手摺り
保持装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明のエスカレータの
移動手摺り保持装置は、案内レールから取り外された移
動手摺りを案内レール上で保持するエスカレータの移動
手摺り保持装置であって、案内レールから取り外された
移動手摺りが案内レール上で通過可能な空間を形成し
て、移動手摺りの長手方向の一部に沿い案内レールを囲
繞して配置される保持ガイドと、保持ガイドを支持する
支持部と、を備え、保持ガイドは、移動手摺りが案内レ
ールから取り外された状態において、移動手摺りの許容
範囲以上のずれを規制して移動手摺りを案内レール上で
保持することを特徴とする。
【0011】また、本発明のエスカレータの移動手摺り
保持装置の保持ガイドは、支持部に支持される下部分と
これに対して開放可能な上部分とからなることを特徴と
する。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
(以下、実施形態という)について、図面を参照し説明
する。なお、上述した従来の構成要素と同一又は相当部
材には同一符号を付し、その説明を省略する。
【0013】図1は、実施形態のエスカレータの移動手
摺り保持装置の斜視図であり、図2は、実施形態のエス
カレータの移動手摺り保持装置の使用状態を示す図であ
る。
【0014】図1、図2に示すように、本実施形態のエ
スカレータの移動手摺り保持装置1は、案内レールを囲
繞して配置される保持ガイド10と、この保持ガイド1
0を支持する支持部12と、を備えている。このエスカ
レータの移動手摺り保持装置1は、移動手摺り30の長
手方向の一部に沿って設置され、案内レール34から取
り外された移動手摺り30を案内レール34上で保持す
る。
【0015】保持ガイド10は、一部が開口された矩形
状で、中空に形成されている。この中空部は、図2に示
すように、保持ガイド10が案内レール34を囲繞し
て、すなわち、案内レール34をかこって配置された場
合に、案内レール34から取り外された移動手摺り30
(図2において、点線で示す)が案内レール34上で通
過可能な空間を形成する。この中空部は、取り外された
移動手摺り30が、案内レール34上で通過可能な隙間
があり、かつ、案内レール34上からの落下を防止可能
な空間であればよい。これにより、保持ガイド10は、
案内レール34から取り外された移動手摺り30が案内
レール34上から落下するような許容範囲以上のずれを
規制することができる。この結果、保持ガイド10が案
内レール34を囲繞して配置されると、保持ガイド10
は、移動手摺り30を案内レール34上で保持すること
ができる。なお、保持ガイド10は、移動手摺り30の
許容範囲以上のずれを規制することができれば、上述し
た本実施形態の形状には限定されない。
【0016】本実施形態において、保持ガイド10は、
中央よりやや下方で上部分10aと下部分10bに分割
されている。下部分10bは、内側板32の両側に位置
するように2つの部分からなり、各部は上部分10aの
ほぼ一直線上に並ぶ垂直部分とこれに連なる水平部分と
から構成されている。上部分10aと下部分10bの一
方側は、回動部材、例えば蝶番14で連結されており、
他方側は、留め具、例えばバックル16が設けられ、上
部分10aと下部分10bが開放可能になっている。本
実施形態においては、上部分10aと下部分10bとを
バックル16で留めることにより、上述した保持ガイド
10の中空部が形成されている。なお、本実施形態にお
いて、保持ガイド10を下部分10bとこれに対して開
放可能な上部分10aとで構成したことによる利点につ
いては後述する全体作用において説明する。
【0017】本実施形態において、支持部12は、下部
分10bの内側板32側に位置される端部から垂直下方
に形成されている。それぞれの支持部12には、内側板
32の両側に付着する吸盤18が取り付けられている。
これにより、支持部12を内側板32に固定することが
でき、保持ガイド10を案内レール34を囲繞して配置
することができる。
【0018】次に、エスカレータの移動手摺り保持装置
の全体作用について説明する。
【0019】まず、エスカレータの移動手摺り保持装置
1を移動手摺り30の長手方向の一部に沿って設置す
る。エスカレータの移動手摺り保持装置1は、図3に示
すように、Y部に1ヶ所設けても良いし、数ヶ所に設け
てもよい。固定する際には、バックル16を外してエス
カレータの移動手摺り保持装置1が分割された状態で、
図2の右手方向の支持部12の吸盤18を内側板32に
付着させ、次に左手方向の支持部12の吸盤18を内側
板32に付着させ、最後にバックル16を留める。この
ようにすると、エスカレータの移動手摺り保持装置1の
設置作業を容易に行うことができる。
【0020】エスカレータの移動手摺り保持装置1を設
置すると、前述したような移動手摺り取り外し作業を開
始する。すなわち、図3に示すX部において、移動手摺
り30と案内レール34の係合を解放する。その後、取
り外された移動手摺り30を案内レール34上に載せて
手動で矢印方向に移動させつつ、順次案内レール34か
ら移動手摺り30を取り外していく。取り外された移動
手摺り30は、案内レール34上を移動するが、案内レ
ール34上で垂直、水平方向に位置がずれた場合には、
保持ガイド10によって、その移動が規制される。この
結果、保持ガイド10は、案内レール34から取り外さ
れた移動手摺り30の許容範囲以上のずれを規制して移
動手摺り30を案内レール34上で保持することができ
る。これにより、取り外された移動手摺り30の落下に
よって移動手摺り30に傷が付くのを防止することがで
き、また、移動手摺り30の落下による内側板32の破
損を防止することができる。
【0021】また、移動手摺り取り外し作業後のメンテ
ナンス作業時に、移動手摺り30を案内レール34上か
ら移動させる場合には、バックル16を外し上部分10
aを開放して、移動手摺り30を移動させることができ
る。
【0022】メンテナンス終了後は、エスカレータの移
動手摺り保持装置1を設置したときと同様に、バックル
16を外し、内側板32からそれぞれ支持部12を取り
外せばよい。
【0023】なお、案内レール34と移動手摺り30と
の間に、既知の移動手摺り取り外し装置を介在させて、
移動手摺り取り外し装置自体を移動手摺り30に沿って
移動させ、案内レール34から移動手摺り30を取り外
す方法がある。この場合においても、本実施形態のエス
カレータの移動手摺り保持装置1を使用することができ
る。すなわち、エスカレータの移動手摺り保持装置1の
設置個所では、バックル16を外し上部分10aを開放
後、移動手摺り取り外し装置を通過させ、移動手摺り取
り外し装置の通過後に再度バックル16を留める。これ
により、上述の場合と同様に、案内レール34から取り
外された移動手摺り30を案内レール34上で保持する
ことができる。
【0024】なお、本実施形態のエスカレータの移動手
摺り保持装置は、エスカレータと同様に構成される動く
歩道装置等の移動手摺りにも適用可能である。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
案内レールから取り外された移動手摺りを案内レール上
で保持することとしたので、取り外された移動手摺りの
落下による損傷を防止することができる。
【0026】また、本発明によれば、その構成により様
々な移動手摺りの取り外し作業に使用することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施形態のエスカレータの移動手摺り保持装
置の斜視図である。
【図2】 実施形態のエスカレータの移動手摺り保持装
置の使用状態を示す図である。
【図3】 エスカレータの概略全体図である。
【図4】 図3のA−A線断面図である。
【図5】 従来のメンテナンス装置の全体概略図であ
る。
【符号の説明】
1 エスカレータの移動手摺り保持装置、10 保持ガ
イド、10a 上部分、10b 下部分、12 支持
部、14 蝶番、16 バックル、18 吸盤、30
移動手摺り、32 内側板、34 案内レール。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 案内レールから取り外された移動手摺り
    を案内レール上で保持するエスカレータの移動手摺り保
    持装置であって、 案内レールから取り外された移動手摺りが案内レール上
    で通過可能な空間を形成して、移動手摺りの長手方向の
    一部に沿い案内レールを囲繞して配置される保持ガイド
    と、 前記保持ガイドを支持する支持部と、を備え、 前記保持ガイドは、移動手摺りが案内レールから取り外
    された状態において、移動手摺りの許容範囲以上のずれ
    を規制して移動手摺りを案内レール上で保持することを
    特徴とするエスカレータの移動手摺り保持装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のエスカレータの移動手
    摺り保持装置であって、 前記保持ガイドは、支持部に支持される下部分とこれに
    対して開放可能な上部分とからなることを特徴とするエ
    スカレータの移動手摺り保持装置。
JP2001218294A 2001-07-18 2001-07-18 エスカレータの移動手摺り保持装置 Pending JP2003034487A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20150092820A (ko) * 2014-02-05 2015-08-17 주식회사 다음카카오 서비스 관리 방법 및 상기 방법을 수행하는 서비스 처리 단말

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20150092820A (ko) * 2014-02-05 2015-08-17 주식회사 다음카카오 서비스 관리 방법 및 상기 방법을 수행하는 서비스 처리 단말
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