JP4200491B2 - マガジン - Google Patents

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Description

本発明は、印刷や露光・現像処理等によるプリント処理の対象となるペーパーを収容するマガジンに関する。具体的には、長尺なペーパーをロール状にしたロール体を収容した状態でプリント処理を施すプリント部を備えた装置本体に装着し、収容したロール体から装置本体のプリント部に向けてペーパーを順次送り出せるように構成されたマガジンに関する。
従来から、紙や感光紙等のペーパーにプリント処理する(画像を形成する)画像形成装置として、大量処理が要求される業務用のプリンタや、写真処理装置がある。これらの大量処理が要求される画像形成装置は、ペーパーの補充作業の省力化や、連続処理性の向上等の観点から、ペーパーに画像を形成するプリント部を備えた装置本体に、長尺なペーパーをロール状にしたロール体を収容したマガジンを装着し、該マガジンからペーパーを連続的にプリント部に向けて送り出せるように構成されているのが一般的である。
かかるマガジンとしては、装置本体に一体的に構成されたものや、着脱自在に構成されたものがあるが、何れにおいても、装置本体のプリント部における画像を形成する適正な領域にペーパーを送り込むことができるように、引き出されるペーパーの両側端をガイドして幅方向の移動を規制する一対のガイド体を備えている。
該一対のガイド体は、一方のガイド体が固定されるとともに、他方のガイド体が一方のガイド体に向けて付勢されており、該ガイド体の付勢でペーパーを一方のガイド体に押しつけることで、ペーパーの移動を規制するように構成されている。
また、このマガジンは、一対のガイド体間にペーパーを両面から圧着して搬送する一対のローラを備えており、ペーパーをガイド体でガイドしつつプリント部に向けて円滑に送り出せるようになっている。
しかしながら、前記マガジンは、他方のガイド体を一方のガイド体に向けて付勢し、ペーパーを一方のガイド体に押しつけることで、ペーパーの幅方向の移動を規制するようにしているため、該他方のガイド体の付勢にペーパーが負けて幅方向に撓んでしまう場合がある。
そうすると、ペーパーは、該マガジンから引き出された際にガイド体によるガイドが解除されて撓み状態も解除されることになるが、撓み状態の解除に伴い、ペーパーをプリント部に導く真の搬送軌道の中心と、ペーパーの中心とがずれてしまうことがある。そのため、ペーパーは、中心が真の搬送軌道の中心からずれたままプリント部に送給されてしまい、ペーパーに対して画像がずれた状態で形成されてしまうといった問題があった。
特に、写真処理分野では、ペーパーの全面に画像を形成する、いわゆるフチなしプリントが要求されることが多く、上述の如く、ペーパーが搬送中心からずれたまま搬送されると、フチなしプリントを行うはずがペーパーの端に画像のない領域(白ブチ)が形成されてしまい、品質の低下の原因となっている。
そこで、本発明は、斯かる実情に鑑み、ペーパーの中心が真の搬送軌道の中心からずれることなく、ペーパーを送り出すことができ、装置本体に装着した際に、該装置本体のプリント部で適正に画像を形成することができるマガジンを提供する。
本発明にかかるマガジンは、装置本体のプリント部でプリント処理される長尺なペーパーをロール状にしたロール体を軸心周りで回転可能に支持する支持部と、該支持部で支持されたロール体から巻きの解かれたペーパーを圧着して下流側に送り出す一対のローラと、該一対のローラで送り出されるペーパーの両側端に接触し、該ペーパーの幅方向の移動を規制する一対のガイド体とを備え、前記一対のガイド体のうち、一方のガイド体が固定され、他方のガイド体が一方のガイド体に向けて付勢され、装置本体に装着された状態で、ペーパーを一対のガイド体でガイドしつつプリント部に向けて送り出すように構成されたマガジンであって、前記一対のローラは、ガイド体間に配設されるとともに、何れか一方のローラが、他方のローラの軸心に対してペーパーの送り出し方向で下流側に軸心を変位させて設けられ、一対のローラ間を通過するペーパーをガイド体間で長手方向に迂曲させるようにしたことを特徴する。なお、ここでペーパーとは、一般的な紙は勿論のこと、感光紙等の化学処理の施されたものも含む概念である。また、プリント処理とは、ペーパーにインクによって印刷を施すことは勿論のこと、感光紙に対して露光処理・現像処理を施し、該感光紙に画像を形成することを含む概念である。
上記構成のマガジンによれば、一方のガイド体が固定され、他方のガイド体が一方のガイド体に向けて付勢されているので、他方のガイド体によってペーパーが一方のガイド体に押しつけられることになる。そして、該ガイド体間に配設された一対のローラのうちの何れか一方のローラが、他方のローラの軸心に対してペーパーの送り出し方向で下流側に軸心を変位させて設けられているので、下流側に送り出されるペーパーがガイド体間で長手方向に迂曲することになる。そうすると、ガイド体間に位置するペーパーにおける幅方向の強度(コシ)が強くなり、ペーパーは、他方のガイド体の押し付け力(付勢力)に耐え得ることとなって、幅方向に真っ直ぐになった状態で常に下流側に送り出されることになる。
これにより、装置本体に装着した状態で、ペーパーの中心と真の搬送軌道の中心とにズレが生じることなく、マガジンからペーパーをプリント部に向けて送り出すことができる。その結果、プリント部に送り込まれたペーパーに対し、適正に画像を形成することができる。
また、本発明の一態様として、他方のローラが回転駆動可能に構成されるとともに、一方のローラが他方のローラに対して従動回転可能に構成されてもよい。
このようにすれば、ロール体を交換、或いは補充すべく、ロール体から巻きの解かれたペーパーの先端部をローラ間に送り込むに際し、ペーパーの先端が下流側に位置する一方のローラに接触した後に、該ローラに沿って一対のローラ間に入り込んで圧着されることになる。すなわち、下流側に軸心が変位した一方のローラが、他方のローラの回転に従動するため、ペーパーの先端部が回転駆動する他方のローラによってローラ間に無理に引き込まれることがなく、ローラ間に円滑に入り込むことになり、ペーパーを傷めるのを防止することができる。
さらに、本発明の一態様として、前記一方のローラが他方のローラに向けて付勢状態で取り付けられるホルダーと、該ホルダーに取り付けられたローラを基準に、ペーパーの送り出し方向の上流側で、且つ一方のローラを付勢する方向でホルダーに挿通される抜止ガイドピンとを備え、該抜止ガイドピンは、前記ホルダーが他方のローラから離間する方向に脱落するのを防止する抜止部が形成され、前記ホルダーが、抜止ガイドピン周りで回転可能に構成されてもよい。
このようにすれば、他方のローラに向けて付勢された一方のローラが、他方のローラに当接すると、一方のローラを付勢する付勢力の反力がホルダー自身に作用し、当該ホルダーが抜止ガイドピンの抜止部によって脱落が防止されることになる。そして、ホルダーが抜止ガイドピン周りに回転可能に構成されているので、喩え、取付時に他方のローラの軸心に対して一方のローラの軸心が平行になっていなくても、ペーパーを下流側に送り出すためにローラを回転させると、一方のローラが他方のローラの姿勢に対応しようとしてホルダーが抜止ガイドピン周りで回転する。その結果、一対のローラは、互いの軸心を略平行した状態で回転することになり、送り出されるペーパーの指向性能が高まることになる。
したがって、一対のローラの組み付け時に煩雑なローラの位置決め作業を行うことなく、一対のローラの軸心を平行にすることができ、当該マガジンを当該ローラによるペーパーに送り出し方向の指向性能を高めたものにすることができる。
この場合、前記抜止ガイドピンが挿通されるホルダーの挿通穴が抜止ガイドピンの径より大きく設定され、該抜止ガイドピンの抜止部が、ローラを付勢する方向に向けて先細りしてテーパー状に形成されてもよい。このようにすれば、ホルダーは、テーパ状をなす抜止部の外周に線接触することになるので、ホルダーと抜止ガイドピントとの接触(回転)抵抗を小さくすることができ、当該ホルダーを円滑に抜止ガイドピン周りで回転させることができる。
以上のように、本発明のマガジンによれば、ペーパーの中心が真の搬送軌道の中心からずれることなく、ペーパーを送り出すことができ、装置本体に装着した際に、該装置本体のプリント部で適正に画像を形成することができる。
以下、本発明にかかるマガジンの一実施形態について、添付図面を参酌しつつ説明する。なお、本発明にかかるマガジンは、ペーパーに画像を形成する種々の画像形成装置に対して採用できるが、本実施形態においては、写真プリント用のインクジェットプリンタに採用した場合を一例にして説明する。
図1は、本実施形態にかかるインクジェットプリンタの全体斜視図であり、図2は、マガジン装置の概略側面図である。図3は、図2のX−X断面図であって、後述するペーパー挿通体の横断面図であり、図4は、図3のY−Y断面図であって、ペーパー挿通体の縦断面図である。
本実施形態にかかるインクジェットプリンタは、図1に示す如く、長尺なペーパーをロール状にした(巻き回した)ロール体を収容するマガジン1と、該マガジン1から送り出され、搬送されるくるペーパーに対して画像を形成するプリント部21を備えた装置本体2とで構成されている。なお、本実施形態にかかるロール体は、両端部に円板状の鍔が形成された円筒状の芯体周りに長尺なペーパーが巻き付けられたものである。
前記マガジン1は、図2に示す如く、該マガジン1の骨格を形成するフレーム10と、該フレーム10に取り付けられ、ロール体Rを支持する支持部11と、該支持部11に支持されたロール体Rから巻きが解かれたペーパーPの幅方向における移動を規制する一対のガイド体12a,12b(図3参照)と、該一対のガイド体12a,12b間でペーパーPを圧着搬送する一対のローラ13a,13bとを備えている。また、該マガジン1は、一方のローラ13aを取り付けるためのホルダー14と、該ホルダー14をフレーム10(後述するペーパー挿通体101)に取り付けるための二本の抜止ガイドピン15a,15b(図4参照)とを更に備えている。
前記フレーム10は、所定の間隔をおいて対向する一対の側壁部100と、各側壁部100の上端部である後述する延出部100b同士を連結するペーパー挿通体101と、各側壁部100の下端同士を連結する底フレーム部(図示しない)とで構成されている。各側壁部100は、前記底フレーム部が連結された横長部100aと、該横長部100aの一端から上方に向けて延出した延出部100bとで構成されており、側面視略L字状に形成されている。
前記ペーパー挿通体101は、図3に示す如く、一方のローラ13aが取り付けられる第一部材101aと、他方のローラ13bが取り付けられる第二部材101bと、前記第一部材101a及び第二部材101bの一側端同士を連結する側端部材101cとで構成されている。
前記第一部材101a及び第二部材101bは、別体で構成されており、所定の間隔を有して互いに対向して配設されている。該第一部材101a、及び第二部材101bは、互いに対向する面が略矩形状に形成されるとともに、平滑な平面状態をなしてペーパーPの両面をガイドするガイド面Gを構成し、ガイド面G間にペーパーPを通過させるペーパー挿通用隙間Sを形成している。
なお、本実施形態においては、第一部材101aのガイド面Gは、短手方向の長さがペーパーPの幅(短手方向の長さ)よりも狭く設定されており、第二部材101bのガイド面Gの短手方向の長さと同一に設定されている。また、第一部材101aのガイド面Gは、長手方向がペーパーPの送り出し方向となるように設定されており、該長手方向の長さが第二部材101bのガイド面Gの長手方向の長さよりも短く設定されている。
前記第一部材101aには、前記一方のローラ13aを取り付けるホルダー14を内装するホルダー内装部102が形成されている。該ホルダー内装部102は、図4に示す如く、該第一部材101aのガイド面Gとは反対側の面に開口を形成し、ホルダー14を収容するための凹部103と、該凹部103の奥部の面、及びガイド面Gに開口を形成した貫通穴104とで構成されている。
前記貫通穴104は、角形の穴であり、ホルダー14の後述する被遊嵌部140を遊嵌できるように、凹部103の開口(奥部の面)寸法よりも小さく設定されている。該貫通穴104は、凹部103の奥部の面が、該貫通穴104に対してペーパーPの送り出し方向の上流側、及び下流側に残る位置に形成されている。
さらに、該第一部材101aは、貫通穴104によりガイド面Gに形成された開口を基準にガイド面Gの長手方向の一端側、及び他端側に、前記抜止ガイドピン15a,15bを取り付けるためのネジを挿通する貫通したネジ挿通穴(図示しない)が穿設されている。該ネジ挿通穴は、ガイド面G、及び凹部103の奥部の面に開口を形成しており、ネジ部材をガイド面Gと直交させて挿通できるように形成されている。また、該ネジ挿通穴は、ガイド面Gからネジ部材の頭が突出しないように、ガイド面G側にザグリ部(図示しない)を有している。
前記第二部材101bは、他方のローラ13bを枢着状態で収容する第二ローラ収容穴106が形成されている。該第二ローラ収容穴106は、第一部材101aのガイド面Gに形成された開口と略対応する該第二部材101bのガイド面Gの領域に開口を形成しており、ローラ13bの軸心をガイド面Gの短手方向に位置させ、且つ該開口を介して収容した他方のローラ13bの外周の一部がガイド面Gから第一部材101a側に突出した状態で、該ローラ13bを枢着できるように構成されている。
図3に戻り、前記第一部材101a、及び第二部材101bは、ガイド面Gの短手方向の一端側となる一側端面に、一対のガイド体12a,12bのうちの一方のガイド体12aを取り付け得るようになっている。
前記側端部材101cは、前記第一部材101a、及び第二部材101bの短手方向の他側端面に接続されており、第一部材101aと第二部材101bとを連結している。該側端部材101cには、前記一対のガイド体12a,12bのうちの他方のガイド体12bを内装する空間からなるガイド体内装部105が形成されている。該ガイド体内装部105は、ガイド面Gの短手方向の他端側にペーパー挿通用隙間Sによって形成された開口に連通している。
図2に戻り、上記構成のペーパー挿通体101は、ガイド面Gの長手方向の一端側を上方に位置させてガイド面Gを傾斜させるように、ペーパー挿通体101の短手方向(ガイド面Gの短手方向)の両側端が、フレーム10の各側壁部100(延出部100b)に連結されている。従って、ペーパー挿通用隙間Sも傾斜しており、ペーパーPを斜め上方に向けて送り出せるようになっている。なお、本実施形態において、支持部11上のロール体Rの配置と、ペーパー挿通体101の取り付け位置(ペーパー挿通用隙間Sの配置)との関係により、ロール体Rから巻きの解かれたペーパーPをそのままの姿勢で直接ペーパー挿通用隙間S内に挿入すると、ペーパーPがペーパー挿通体101に接触して円滑な送り込みが困難になるため、ペーパー挿通体101とロール体Rの間に方向変換用ローラ107が配設されており、ロール体Rから巻きの解かれたペーパーPを、一旦、方向変換用ローラ107に巻き掛け、該ペーパーPをペーパー挿通用隙間Sに挿入するように構成されている。
前記支持部11は、一対の支持ローラ11a,11bで構成されており、前記フレーム10の側壁部100間に配設され、両端部が各側壁部100(横長部100a)に枢着されている。該一対の支持ローラ11a,11bは、ロール体Rの芯体の鍔の直径よりも狭い間隔で、軸芯を略水平、且つ横並びにして配設されている。これより、ロール体Rの鍔を一対の支持ローラ11a,11bによって支持することができる。なお、本実施形態において、一対の支持ローラ11a,11b、後述する他方のローラ13b、方向変換用ローラ107は、装置本体2の後述するマガジン収容部20から駆動を受け得るように構成された歯車を介して作動的に連結されており、それぞれ同期を取って所定の回転方向に回転駆動できるようになっている。したがって、前記一対の支持ローラ11a,11bが回転することで、ロール体Rの鍔が支持ローラ11a,11b上で回転し、当該ロール体Rが軸心周りで回転することになる。
前記一対のガイド体12a,12bは、図3に示す如く、それぞれ帯状のプレート材で構成されており、一方のガイド体12aは、前記第一部材101a及び第二部材101bとで形成したペーパー挿通用隙間Sによりガイド面Gの短手方向の一端側に形成された開口を閉塞するように、前記ペーパー挿通体101(第一部材101a、及び第二部材101b)に固着されている。
他方のガイド体12bは、一方のガイド体12aに向けて移動可能に前記ガイド体内装部105に内装されている。前記ガイド体内装部105には、該ガイド体12bを一方のガイド体12aに向けて付勢する付勢手段120(本実施形態においてはコイルバネ)が内装されており、ペーパー挿通用隙間S内を通過するペーパーPの側端を他方のガイド体12bで付勢して、該ペーパーPを一方のガイド体12aに押し付けて幅方向の移動を規制するようになっている。
前記一対のローラ13a,13bのうちの一方のローラ13aは、外径が他方のローラ13bよりも小径に設定されるとともに、軸心方向のローラ幅が他方のローラ13bよりも狭く設定されており、ホルダー14を介してフレーム10(第一部材101a)に取り付けられている。他方のローラ13bは、第二部材101bの第二ローラ収容穴106に収容されており、上述の如く、回転駆動可能に構成されている。その一方で、前記一方のローラ13aは、他方のローラ13bの回転に従動回転できるようになっている。
該一対のローラ13a,13bは、それぞれ第一部材101a、及び第二部材101bに取り付けられた状態で、一対のガイド体12a,12b間に位置するように設けられている。また、一対のローラ13a,13bは、図4に示す如く、一方のローラ13aが、他方のローラ13bの軸心に対し、ガイド体12a,12b間でのペーパーPの送り出し方向の下流側に軸心を変位させた配置になるように、ペーパー挿通体101(第一部材101a、及び第二部材101b)に取り付けられている。すなわち、他方のローラ13bが、軸心を一方のローラ13aの軸心より上流側に変位させて設けられている。これにより、一対のガイド体12a,12bで両側端がガイドされたペーパーPが、一対のガイド体12a,12b間で長手方向で迂曲するようになっている。
前記ホルダー14は、前記一方のローラ13aを収容可能に構成されるとともに、前記第一部材101aのホルダー内装部102の貫通穴104に遊嵌可能に構成された被遊嵌部140と、該ホルダー14を前記抜止ガイドピン15a,15bを介してフレーム10(第一部材101a)に取り付けるためのプレート状をなす一対の取付板部141a,141bとで構成されている。
前記被遊嵌部140は、外観ブロック状に形成されており、前記一方のローラ13aを内装する第一ローラ収容穴142が形成されている。該第一ローラ収容穴142は、貫通した断面長方形状の角穴で構成され、被遊嵌部140の両面に開口を形成している。また、該被遊嵌部140の両側壁には、該第一ローラ収容穴142で開口が形成された一方の面から他方の面に向けて掘り下げられた軸挿入溝143が形成されている。該軸挿入溝143は、第一ローラ収容穴142と外部とを連通して形成されている。さらに、該軸挿入溝143と重なるように、該被遊嵌部140の一方の面から他方の面に向けて断面円形状の被貫通状態のバネ挿入穴144が穿設されている。該バネ挿入穴144の穴深さは、前記軸挿入溝143の掘り下げ深さと略同等、或いは、やや浅く設定されている。
上記構成の被遊嵌部140は、前記一方のローラ13aの両端に延設された軸体が前記軸挿入溝143に嵌め込まれた状態で、一方のローラ13aが第一ローラ収容穴142に内装されている。さらに、この状態でバネ挿入穴144内にコイルバネ145が挿入されており、軸体が当該被遊嵌部140の他方の面側に付勢されている。なお、バネ挿入穴144で形成された開口は、コイルバネ145の脱落を防止すべく、バネ挿入穴144にコイルバネ145を内装した状態で閉鎖されている。
前記一対の取付板部141a,141bは、平板状に形成されており、各面がローラ13aの軸心と略平行をなすように、被遊嵌部140の前後面に延設されている。また、一対の取付板部141a,141bには、前記抜止ガイドピン15a,15bを挿通する貫通した挿通穴146a,146bが穿設されている。該挿通穴146a,146bは、該抜止ガイドピン15a,15bの軸径よりも大きく設定されている。該取付板部141a,141bは、被遊嵌部140を貫通穴104に遊嵌した状態で、該被遊嵌部140が第一部材101aのガイド面Gから突出することのないように延設位置が設定されている。
前記二本の抜止ガイドピン15a,15bは、それぞれ一端部に鍔状の抜止部150a,150bが形成されている。一方の抜止ガイドピン15aの抜止部150aは、他端に向けて先細りしてテーパー状をなし、他方の抜止ガイドピン15bの抜止部150bは円板状に形成されている。該抜止ガイドピン15a,15bは、前記ホルダー14の取付板部141a,141bの挿通穴146a,146bに挿通した状態で、第一部材101aの前記ネジ挿通穴に挿通したネジ部材によって螺着されている。具体的には、一方の抜止ガイドピン15aは、一方の取付板部141aの挿通穴146aに遊嵌した状態で、第一部材101aの上流側のネジ挿通穴に挿通したネジ部材によって、他端が第一部材101aに螺着され、他方の抜止ガイドピン15bは、他方の取付板部141bの挿通穴146bに遊嵌した状態で、第一部材101aの下流側のネジ挿通穴に挿通したネジ部材によって、他端が第一部材101aに螺着されている。これにより、該ホルダー14は、収容した一方のローラ13aに対してペーパーPの送り出し方向の上流側、及び下流側の部分(取付板部141a,141b)に、抜止ガイドピン15a,15bが挿通された状態で、フレーム10に取り付けられた状態となっている。
この状態で、前記ホルダー14は、被遊嵌部140が第一部材101aの貫通穴104(ホルダー内装部102)内に遊嵌された状態で、二本の抜止ガイドピン15a,15bの軸心方向で移動でき、且つ上流側に位置する一方の抜止ガイドピン15a周りで回転できるようになっている。すなわち、前記ホルダー14は、一方のローラ13aを他方のローラ13bに向けて付勢するように構成されるとともに、上流側に位置する一方の抜止ガイドピン15aの抜止部150aがテーパー状に形成されているので、該付勢に対する反力が該ホルダー14に作用し、第一部材101aの凹部103の奥部の面と取付板部141a,141bの一方の面との間に隙間を形成した状態で、該ホルダー14の一方の面(取付板部141aの他方の面)が上流側の抜止ガイドピン15aの抜止部150aの外周に線接触した状態となり、小さな抵抗で円滑に回転できるようになっている。
これにより、組み付け時に一方のローラ13aが、他方のローラ13bの軸心と平行な状態になっていなくても、ローラを回転させることで一方のローラ13aが他方のローラ13bの姿勢に従おうとしてホルダー14が、上流側の抜止ガイドピン15a周りで回転し、ローラ13a,13bの軸心同士が平行になる。
また、この状態で、上述の如く、第二部材101bに枢着した他方のローラ13bの軸心に対し一方のローラ13aの軸心が、ペーパーPの引き出し方向の下流側に変位した状態となっている。
図1に戻り、前記装置本体2は、前記マガジン1が収容されるマガジン収容部20と、該マガジン収容部20に収容されたマガジン1から送給されるペーパーPを下流側に搬送する搬送系(図示しない)と、該搬送系(図示しない)によって搬送されてくるペーパーPにプリント処理を施す前記プリント部21と、該プリント部21によってプリントされたペーパーPが排出されるペーパー排出部22とで構成されている。なお、プリント部21、ペーパー排出部22、搬送系等の構成についての図示は省略している。
本実施形態にかかるマガジン収容部20は、上記構成のマガジン1を上下二段に配設できるように構成されており、収容したマガジン1をスライドさせて引き出せるようなっている。また、該マガジン収容部20は、前記マガジン1を収容した状態で、上述の如く、該マガジン1の他方のローラ13b等に駆動を伝達できるように構成されている。
前記プリント部21は、下流側から搬送されてきたペーパーPの一方の面を吸着し、該ペーパーPの移動を規制するガイド台と、該ガイド台に吸着されたペーパーPの他方の面に向けてインクを吐出するヘッドとを備えている。
前記ガイド台は、ペーパーPを吸着する面が略平面状に形成されており、該面には、バキューム装置に流体的に接続された複数の吸気穴が形成されている。
前記ヘッドは、七色(BLACK、LIGHT BLACK、CYAN、LIGHT CYAN、MAGENTA、LIGHT MAGENTA、YELLOW)のインクのそれぞれが入れられた七つのタンクにチューブを介して接続されており、ペーパーPと対向する面に前記インクを吐出させる多数のノズルが形成されている。該ヘッドの内部には、ノズルからインクを吐出させるべく、各ノズルに対応するように複数のヒータが内装されており、各ヒータでインクを加熱して膨張させることで各ノズルからインクを吐出できるようになっている。
該ヘッドは、ペーパーPの搬送方向と直交する方向に往復動可能に構成されており、ガイド台によってガイドされたペーパーPの他方の面の全面に向けてインクを吐出させ得るように構成されており、いわゆる、フチなしプリントが可能となっている。
次に、上記構成のインクジェットプリンタ(マガジン1)の作動について説明する。
まず、ロール体Rを支持部11(一対の支持ローラ11a,11b)上に配置する。そして、ロール体Rから巻きを解いたペーパーPを方向変換用ローラ107に巻きかけ、前記ペーパー挿通体101のペーパー挿通用隙間Sに挿入する。そうすると、ペーパーPは、他側端が他方のガイド12bによって付勢されて一側端が一方のガイド体12aに接触し、幅方向に撓んだ状態となる。
さらに、ペーパーPをペーパー挿通用隙間Sの下流側に送り込むと、ペーパーPは、一対のガイド体12a,12bに両側端がガイドされつつ、一対のローラ13a,13b間に入り込む。この際、ペーパーPの先端は、軸心を下流側に変位させた一方のローラ13aに一旦接触した後に、該ローラ13aに沿って移動して一対のローラ13a,13b間に入り込むことになり、一対のローラ13a,13b間に位置するペーパーPは、ペーパー挿通用隙間Sに挿通した際のペーパーPの姿勢に対して傾斜した状態となる。そして、ペーパーPを更に下流側に送り込むと、一対のローラ13a,13b間を通過したペーパーPは、ガイド面Gに沿って、ローラ13a,13bより上流側に位置するペーパーPと同方向に向いた姿勢になる。
したがって、ペーパーPは、一対のローラ13a,13bを通過することで、長手方向に迂曲した状態となって幅方向の強度が高まり(幅方向のコシが強くなり)、このコシの強さによって他方のガイド体12bの付勢に対抗できる状態となる。これにより、ペーパーPは、一対のガイド体12a,12bで幅方向の移動が規制されていても、幅方向に撓むことなくまっすぐな姿勢となり、真の搬送軌道の中心からずれることなく下流側に送り出せる状態となる。
そして、マガジン1を装置本体2のマガジン収容部20に収容し、該マガジン収容部20から当該マガジン1に駆動を伝達して他方のローラ13bを回転させ、ペーパーPを順次プリント部21に向けて送り出す。この際においても、マガジン1の一対のローラ13a,13bによって、ペーパーPはガイド体12a,12b間で迂曲した状態で送り出されているので、初期の段階と同様に、幅方向に撓むことなくまっすぐな姿勢で順次送り出されている。その後、ペーパーPは、プリント部21のプリント領域に適正に送り込まれてプリントされた後に、定寸に切断されて前記ペーパー排出部22に排出されることになる。
以上のように、上記構成のマガジン1は、ガイド体12a,12b間に配設された一対のローラ13a,13bのうちの一方のローラ13aを、他方のローラ13bの軸心に対してペーパーPの送り出し方向で下流側に軸心を変位させて設けたので、下流側に送り出されるペーパーPをガイド体12a,12b間で長手方向に迂曲させることができる。これにより、ガイド体12a,12b間に位置するペーパーPにおける幅方向の強度を高めることができ(コシを強くすることができ)、ペーパーPが一対のガイド体12a,12bで幅方向に付勢されていても、ペーパーPは、他方のガイド体12bの押し付け力(付勢力)に耐え得ることができ、常に真っ直ぐな姿勢で下流側に送り出されることになる。
したがって、当該マガジン1を装置本体2に装着した際に、ペーパーPの中心と真の搬送軌道の中心とを一致させた状態で、ペーパーPをプリント部21のプリントを行う適正な領域に送り込むことができ、そのペーパーPに対して適正に画像を形成することができる。
また、上流側に位置する他方のローラ13bを回転駆動可能に構成し、他方のローラ13bに対して軸心を下流側に変位させた一方のローラ13aを他方のローラ13bに対して従動回転可能に構成したので、当該マガジン1にペーパーPをセットするに際し、ペーパーPが無理にローラ13a,13b間に引き込まれることなく、円滑にローラ13a,13b間に送り込むことができる。これにより、ペーパーPを該マガジン1にセットする際に、ペーパーPを傷めるのを防止することができる。
さらに、他方のローラ13bに向けて付勢するように一方のローラ13aをホルダー14に取り付けるとともに、該ホルダー14の上流側の部分(取付板部141a)に抜止部150aが形成された抜止ガイドピン15aを挿通することで、該ホルダー14を上流側の一方の抜止ガイドピン15a周りで回転可能に構成するとともに、前記ホルダー14が他方のローラ13bから離間する方向で脱落するのを防止するようにしたので、取付時に一方のローラ13aの軸心と他方のローラ13bとの軸心同士が平行になっていなくても、ペーパーPを下流側に送り出すためにローラを回転させることで、各ローラ13a,13bの軸心同士を略平行にすることができ、ペーパーPの送り出しにおける指向性能を高めることができる。これにより、煩雑なローラ13a,13bの位置決め作業を行うことなく、一対のローラ13a,13bを組み付けることができる。
また、上流側に配置される一方の抜止ガイドピン15aを挿通する挿通穴146aの穴径を該抜止ガイドピン15aの軸径よりも大きく設定するとともに、該抜止ガイドピン15aの抜止部150aをテーパー状に形成したので、ホルダー14と抜止部150aとを線接触させることができ、ホルダー14と上流側の抜止ガイドピン15aとの接触抵抗を小さくすることができる。これにより、当該ホルダー14を円滑に上流側の抜止ガイドピン15a周りで回転させることができる。
さらに、ホルダー14の下流側の部分(他方の取付板部141b)に他方の抜止ガイドピン15bを遊挿するようにしたので、ホルダー14が一方の抜止ガイドピン15a周りで必要以上に回転するのを防止することができる。
尚、本発明のマガジンは、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
上記実施形態において、マガジン1を写真プリント用のインクジェットプリンタに適用したが、これに限定されるものではなく、例えば、上記構成のマガジン1をペーパー(感光紙)に対して露光処理、及び現像処理を施すように構成された写真処理装置に適用してもよい。また、インクジェットプリンタは、写真プリント用に限定されるものではなく、種々の用途に利用されるものであってもよい。つまり、本発明にかかるマガジンは、装置本体に装着した状態で、収容したペーパーが該装置本体内のプリント部に送り出され、そのペーパーに対してプリント部で画像を形成するように構成された画像形成装置であれば適用することができる。
上記実施形態において、一方のローラ13aの軸心を他方のローラ13bの軸心に対し、一対のガイド体12a,12b間におけるペーパーPの送り出し方向で下流側に変位させるようにしたが、これに限定されるものではなく、例えば、一方のローラ13aの軸心を他方のローラ13bの軸心に対し、一対のガイド体12a,12b間におけるペーパーPの送り出し方向で上流側に変位させた状態で、一方のローラ13aを設けるようにしてもよい。このようにしても、ロール体Rから巻きが解かれたペーパーPを一対のローラ13a,13b間を通過させることで、該ペーパーPを長手方向で迂曲させることができ、上記実施形態と同様に、他方のガイド体12bによる付勢に対抗できる状態にすることができ、ペーパーPの中心を真の搬送軌道の中心に一致させた状態でペーパーPを下流側に送り出すことができる。
また、上記実施形態において、他方のローラ13bを回転駆動可能に構成するとともに、軸心を下流側に変位させた一方のローラ13aを、他方のローラ13bに対して従動回転可能に構成したが、これに限定されるものではなく、例えば、軸心を下流側に変位させた一方のローラ13aを回転駆動可能に構成するとともに、他方のローラ13bを一方のローラ13aの回転に従動回転するように構成したり、一対のローラ13a,13bのそれぞれを同期を取って回転駆動するように構成したりしてもよい。ただし、ペーパーPが傷むのを極力抑えるには、上記実施形態のように、他方のローラ13bを回転駆動可能に構成するとともに、軸心を下流側に変位させた一方のローラ13aを、他方のローラ13bに対して従動回転可能に構成することが好ましい。
上記実施形態において、ホルダー14を介して一方のローラ13aを取り付けるようにしたが、これに限定されるものではなく、例えば、他方のローラ13bと同様に、一方のローラ13aをフレーム10(第一部材101a)に直接取り付けるようにしても勿論よい。この場合においても、一方のローラ13aの軸心を他方のローラ13bの軸心に対し、一対のガイド体12a,12b間におけるペーパーPの送り出し方向の上流側、又は下流側に変位させ、該一方のローラ13aを設けることは勿論のことである。ただし、一対のローラ13a,13bのそれぞれを、容易に適正な配置にするには、上記実施形態と同様に、上記構成のホルダー14を介して一方のローラ13aをフレーム10に取り付けることが好ましい。
また、上記実施形態において、ホルダー14における上流側の取付板部141aの挿通穴146aに挿通される抜止ガイドピン15aの抜止部150aをテーパー状に形成するとともに、該一方の抜止ガイドピン15aを挿通する挿通穴146aの穴径を該抜止ガイドピン15aの軸径よりも大きく設定し、抜止ガイドピン15aの抜止部150aと、ホルダー14(被遊嵌部140)とを線接触状態にすることで、ホルダー14の回転抵抗を小さくするようにしたが、これに限定されるものではなく、例えば、上流側の取付板部141aの挿通穴146aの内周面と抜止ガイドピン15aの外周面とが周方向に摺接できるように、該挿通穴146aの穴径を設定してもよい。このようにしても、ホルダー14を上流側の抜止ガイドピン15a周りで回転させることができ、一対のローラ13a,13bの軸心を容易に平行状態にすることができる。
また、上記実施形態において、ホルダー14の下流側の部分(他方の取付板部141b)にも抜止ガイドピン15bを遊挿するようにしたが、上述の如く、上流側の抜止ガイドピン15a周りでホルダー14が回転できれば、一対のローラ13a,13bの軸心同士を平行にすることができるので、ホルダー14の下流側の部分に遊挿する抜止ガイドピン15bは、必要に応じて設ければよい。ただし、ホルダー14の回転範囲を定める場合には、上記実施形態と同様に、ホルダー14の下流側の部分にも抜止ガイドピン15bを遊挿することが好ましい。
上記実施形態において、支持部11を一対の支持ローラ11a,11bで構成し、ロール体Rの鍔を支持することで、該ロール体Rを軸心周りで回転可能に支持するようにしたが、これに限定されるものではなく、例えば、前記一対の支持ローラ11a,11bでロール体Rの外周面を支持するようにしたり、ロール体Rの芯体を軸支するように構成したりしてもよい。
上記実施形態において、二本の抜止ガイドピン15a,15bを第一部材101aのガイド面G側から挿通したネジ部材を介して該第一部材101aに取り付けるようにしたが、これに限定されるものではなく、例えば、抜止ガイドピン15a,15bをホルダー14の一方の面(被遊嵌部140の一方の面)側から挿入した状態で、該抜止ガイドピン15a,15bの一端側(抜止部150a,150b側)をフレーム10に固着するようにしてもよい。このようにしても、ホルダー14を一方の抜止ガイドピン15a周りで回転可能にすることができるとともに、他方のローラ13bから離間する方向へ脱落するのを防止することができる。
上記実施形態において、他方のローラ13bの軸心に対して軸心をペーパーPの送り出し方向の下流側に変位させた一方のローラ13aをホルダー14に取り付けるようにしたが、これに限定されるものではなく、例えば、上流側に位置する他方のローラ13bをホルダー14に取り付け、一方のローラ13aをペーパー挿通体101に直接取り付けるようにしてもよい。
本発明の一実施形態にかかるインクジェットプリンタの全体斜視図を示す。 同実施形態にかかるインクジェットプリンタに採用されるマガジンの概略側面図を示す。 図2のX−X断面図であって、ペーパー挿通体の拡大横断面図を示す。 図3のY−Y断面図であって、ペーパー挿通体の拡大縦断面図を示す。
符号の説明
1…マガジン、2…装置本体、10…フレーム、11…支持部、11a,11b…支持ローラ、12a,12b…ガイド体、13a,13b…ローラ、14…ホルダー、15a,15b…抜止ガイドピン、20…マガジン収容部、21…プリント部、22…ペーパー排出部、100…側壁部、100a…横長部、100b…延出部、101…ペーパー挿通体、101a…第一部材、101b…第二部材、101c…側端部材、102…ホルダー内装部、103…凹部、104…貫通穴、105…ガイド体内装部、106…第二ローラ収容穴、107…方向変換用ローラ、120…付勢手段(コイルバネ)、140…被遊嵌部、141a,141b…取付板部、142…第一ローラ収容穴、143…軸挿入溝、144…バネ挿入穴、145…コイルバネ、146a,146b…挿通穴、150a,150b…抜止部、G…ガイド面、P…ペーパー、R…ロール体、S…ペーパー挿通用隙間

Claims (4)

  1. 装置本体のプリント部でプリント処理される長尺なペーパーをロール状にしたロール体を軸心周りで回転可能に支持する支持部と、該支持部で支持されたロール体から巻きの解かれたペーパーを圧着して下流側に送り出す一対のローラと、該一対のローラで送り出されるペーパーの両側端に接触し、該ペーパーの幅方向の移動を規制する一対のガイド体とを備え、前記一対のガイド体のうち、一方のガイド体が固定され、他方のガイド体が一方のガイド体に向けて付勢され、装置本体に装着された状態で、ペーパーを一対のガイド体でガイドしつつプリント部に向けて送り出すように構成されたマガジンであって、前記一対のローラは、ガイド体間に配設されるとともに、何れか一方のローラが、他方のローラの軸心に対してペーパーの送り出し方向で下流側に軸心を変位させて設けられ、一対のローラ間を通過するペーパーをガイド体間で長手方向に迂曲させるようにしたことを特徴するマガジン。
  2. 方のローラが回転駆動可能に構成されるとともに、一方のローラが他方のローラに対して従動回転可能に構成されてなる請求項1記載のマガジン。
  3. 前記一方のローラが他方のローラに向けて付勢状態で取り付けられるホルダーと、該ホルダーに取り付けられたローラを基準に、ペーパーの送り出し方向の上流側で、且つ一方のローラを付勢する方向でホルダーに挿通される抜止ガイドピンとを備え、該抜止ガイドピンは、前記ホルダーが他方のローラから離間する方向に脱落するのを防止する抜止部が形成され、前記ホルダーが、抜止ガイドピン周りで回転可能に構成されてなる請求項1又は2記載のマガジン。
  4. 前記抜止ガイドピンが挿通されるホルダーの挿通穴が抜止ガイドピンの径より大きく設定され、該抜止ガイドピンの抜止部が、ローラを付勢する方向に向けて先細りしてテーパー状に形成されてなる請求項3記載のマガジン。
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