JP4199953B2 - 重油燃焼煤の処理方法及び処理装置及び重油炊きボイラ装置 - Google Patents

重油燃焼煤の処理方法及び処理装置及び重油炊きボイラ装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、重油燃焼煤から金属、特に、バナジウムを分離して回収する重油燃焼煤の処理方法及び重油燃焼煤の処理装置に関する。
【0002】
また、本発明は、重油燃焼煤の処理装置を有する重油炊きボイラ装置に関し、例えば、火力発電設備の重油炊きボイラ装置に適用して好適である。
【0003】
【従来の技術】
例えば、火力発電設備では、ボイラで発生した蒸気をタービンに導き、膨張させて発電機を駆動して電力を得ている。火力発電設備のボイラの燃料としては固体燃料や液体燃料が使用されている。液体燃料としては、重油が用いられるようになってきており、重油にはバナジウムが含まれているため、重油燃焼煤からバナジウムを分離して回収することは、産業廃棄物の処理コスト低減や資源回収の面で有利となる。このため、従来から重油燃焼煤の中からバナジウムを分離回収することが実施されている。
【0004】
重油燃焼煤の中からバナジウムを分離回収する従来の重油燃焼煤の処理は、ボイラの排ガスを集塵して生成される重油燃焼煤をリサイクル水で攪拌してスラリーとし、スラリーをそれぞれ別の工程で処理してカーボン、バナジウム、石膏、アンモニア、その他の金属等に分離されて回収されている。これにより、バナジウムを含む重油燃焼煤の成分を有価物として回収することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来の重油燃焼煤の処理は、湿式で行なわれているため、工程が複雑となり装置の複雑化が避けられず、処理コストが高くなっているのが現状であった。
【0006】
本発明は上記状況に鑑みてなされたもので、重油燃焼煤の中からバナジウムを分離回収する重油燃焼煤の処理を乾式で行なうことができる重油燃焼煤の処理方法及び重油燃焼煤の処理装置を提供することを目的とする。
【0007】
また、本発明は上記状況に鑑みてなされたもので、重油燃焼煤の中からバナジウムを分離回収する重油燃焼煤の処理を乾式で行なうことができる重油燃焼煤の処理装置を有する重油炊きボイラ装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するための本発明の重油燃焼煤の処理方法は、重油燃焼煤から金属を分離する重油燃焼煤の処理方法であって、重油燃焼煤を粉砕して金属成分を分離し、分離された金属成分の中から強磁性体金属成分を吸着して分離し、強磁性体金属成分が分離された金属成分の中から常磁性体金属成分を吸着して分離することを特徴とする。そして、重油燃焼煤を粉砕する前に重油燃焼煤を乾燥させることを特徴とする。
【0009】
また、上記目的を達成するための本発明の重油燃焼煤の処理方法は、煙道でアンモニアが注入された重油燃焼煤から金属を分離する重油燃焼煤の処理方法であって、重油燃焼煤の未燃カーボン及び硫安成分を燃焼させ、未燃カーボン及び硫安成分が燃焼された金属成分集合体を粉砕して金属成分を分離し、分離された金属成分の中から強磁性体金属成分を吸着して分離し、強磁性体金属成分が分離された金属成分の中から常磁性体金属成分を吸着して分離することを特徴とする。
【0011】
そして、また、分離される常磁性体金属成分はバナジウムであることを特徴とする。また、強磁性体金属成分は永久磁石により吸引され、常磁性体金属成分は超電導により磁場が形成される超電導吸引手段により吸引されることを特徴とする。また、強磁性体金属成分及び常磁性体金属成分は超電導により磁場が形成される超電導吸引手段により吸引され、強磁性体金属成分及び常磁性体金属成分は超電導吸引手段の電流制御により選択的に吸引されることを特徴とする。
【0012】
上記目的を達成するための本発明の重油燃焼煤の処理装置は、重油燃焼煤から金属を分離する重油燃焼煤の処理装置であって、重油燃焼煤を粉砕して金属成分を分離する金属成分分離粉砕手段と、金属成分分離粉砕手段で分離された金属成分の中から強磁性体金属成分を吸着して分離する強磁性体金属成分吸着手段と、強磁性体金属成分吸着手段で強磁性体金属成分が分離された金属成分の中から常磁性体金属成分を吸着して分離する常磁性体金属吸着手段とを備えたことを特徴とする。そして、金属成分分離粉砕手段で重油燃焼煤を粉砕する前に重油燃焼煤を乾燥させる乾燥手段を備えたことを特徴とする。
【0013】
また、上記目的を達成するための本発明の重油燃焼煤の処理装置は、煙道でアンモニアが注入された重油燃焼煤から金属を分離する重油燃焼煤の処理装置であって、重油燃焼煤の未燃カーボン及び硫安成分を燃焼させる燃焼手段と、燃焼手段で燃焼された金属成分集合体を粉砕して金属成分を分離する金属成分集合体分離粉砕手段と、金属成分集合体分離粉砕手段で分離された金属成分の中から強磁性体金属成分を吸着して分離する強磁性体金属成分吸着手段と、強磁性体金属成分吸着手段で強磁性体金属成分が分離された金属成分の中から常磁性体金属成分を吸着して分離する常磁性体金属吸着手段とを備えたことを特徴とする。
【0015】
そして、常磁性体金属吸着手段で分離される常磁性体金属成分はバナジウムであることを特徴とする。また、強磁性体金属成分吸着手段は永久磁石で構成され、常磁性体金属吸着手段は超電導により磁場が形成される超電導吸引手段で構成されることを特徴とする。また、強磁性体金属成分吸着手段及び常磁性体金属吸着手段は超電導により磁場が形成される一つの超電導吸引手段で構成され、超電導吸引手段の電流制御により強磁性体金属成分及び常磁性体金属成分の吸引を選択的する切り換え手段を備えたことを特徴とする。
【0016】
上記目的を達成するための本発明の重油炊きボイラ装置は、重油燃料により燃焼されて蒸気を発生させるボイラと、ボイラの排気ガスが送られる集塵機と、集塵機で集塵された重油燃焼煤を処理して金属を分離する請求項10乃至請求項17のいずれかに記載の重油燃焼煤の処理装置と、集塵機で重油燃焼煤が集塵された排気ガスを浄化処理する浄化処理手段とを備えたことを特徴とする。
【0017】
【発明の実施の形態】
図1には本発明の一実施形態例に係る重油燃焼煤の処理装置を有する重油炊きボイラ装置の概略構成、図2には処理装置の全体構成、図3には強磁性体金属成分吸着手段の概略構成、図4には常磁性体金属成分吸着手段の概略構成、図5には磁場の強さ(テスラ)と磁化量との関係を示してある。
【0018】
図に示すように、例えば、火力発電設備の図示しない蒸気タービンを駆動するための蒸気を発生させるボイラ1では、重油燃料fが炉で燃焼されるようになっている。ボイラ1の排ガスは図示しない脱硝装置で脱硝された後に集塵機2で除塵される。集塵機2の前流では煙道7にアンモニア(NH3)が注入され、排ガス中の酸化硫黄分が中和されて硫酸腐食が防止されている。集塵機2で除塵された排ガスは浄化処理手段としての脱硫塔3に導入され、脱硫塔3で脱硫された排ガスは煙突4から大気に放出される。
【0019】
集塵機2で生成された重油燃焼煤5は重油燃焼煤処理装置(処理装置)6に送られる。重油燃焼煤5は、未燃カーボン、微量含有金属の酸化物、硫安成分により構成されている。処理装置6では、重油燃焼煤5が処理されて、強磁性体金属成分である鉄分(Fe)及びニッケル分(Ni)が分離されて有価物として回収されると共に、常磁性体金属成分であるバナジウム(V) が分離されて有価物として回収され、その他の成分((NH4)2SO4 、未燃カーボン、Al,Ca,Mg等その他の金属)が排出される。
【0020】
図2に基づいて処理装置6を説明する。
【0021】
図に示すように、処理装置6には重油燃焼煤5を乾燥させる乾燥手段としての乾燥機11が備えられ、重油燃焼煤5は乾燥機11で乾燥(例えば、100 ℃乃至200 ℃) されて水分が除去される。重油燃焼煤5を集塵機2から直接処理装置6に送る場合で重油燃焼煤5が十分に乾燥していれば、乾燥機11を省略することも可能である。例えば、重油燃焼煤5を処理装置6に送る際に、粉塵の飛散を防止するために水分を含ませた場合、乾燥機11を設けて重油燃焼煤5を乾燥させることが好適である。乾燥機11を設けたことにより、水が含まれている重油燃焼煤5であっても適用することが可能である。
【0022】
乾燥機11の後流側には金属成分分離粉砕手段としての金属分離粉砕機(例えば、ボールミル)12が備えられている。重油燃焼煤5は金属成分の周囲に灰成分が付着している状態であるため、金属分離粉砕機12で粉砕することで付着した灰成分が粉砕されて金属成分(Fe,Ni,V) が分離される。
【0023】
金属分離粉砕機12の後流側には強磁性体金属成分吸着手段13が備えられ、更に後流側には常磁性体金属成分吸着手段14が備えられている。分離された金属成分(Fe,Ni,V) は、強磁性体金属成分吸着手段13で強磁性体金属成分であるFe,Ni が吸着され、Fe,Ni が回収される。Fe,Ni が分離された金属成分は、常磁性体金属成分吸着手段14で常磁性体金属成分であるV が吸着され、V が回収される。
【0024】
強磁性体金属成分吸着手段13及び常磁性体金属成分吸着手段14で金属成分(Fe,Ni,V) が分離された後の重油燃焼煤5(((NH4)2SO4 、未燃カーボン、Al,Ca,Mg等その他の金属)は、排出されて廃棄物処理等の処理が適宜施される。
【0025】
図3に基づいて強磁性体金属成分吸着手段13を説明する。
【0026】
図に示すように、強磁性体金属成分吸着手段13は回転ドラム16の周囲に永久磁石17が備えられ、回転ドラム16の周面に強磁性体金属成分(Fe,Ni) が吸着されるようになっている。回転する回転ドラム16の上部から重油燃焼煤5を供給すると、回転ドラム16の周面には強磁性体金属成分(Fe,Ni) の粒子18(図中●で示してある)が吸着され、非強磁性体金属成分の粒子19(図中○で示してある)が下部に落下する。強磁性体金属成分(Fe,Ni) の粒子18(図中●で示してある)は回転方向の後側で回収される。非強磁性体金属成分の粒子19、即ち、常磁性体金属成分(V) 及び((NH4)2SO4 、未燃カーボン、Al,Ca,Mg等その他の金属は常磁性体金属成分吸着手段14に送られる。
【0027】
図4に基づいて常磁性体金属成分吸着手段14を説明する。
【0028】
図に示すように、非強磁性体金属成分の粒子19が上部から供給される筒状のダクト21が備えられ、ダクト21の周囲には、超電導体として、例えば、ニオブチタン(NbTi)製のコイル22が巻回されている。コイル22はケース23に収容されて密閉され、ケース23内には液体ヘリウム24が充填されている。コイル22には電源25が接続されて給電される。電源25によりコイル22に電圧を印加することにより、コイル22には抵抗がない状態で大きな電流が流れ、ダクト21の内部に強い磁場が形成される。ダクト21の内部には磁性体である、例えば、ステンレス製の磁性細線26が配置され、ダクト21に磁場が形成されることにより磁性細線26は強い磁場内で磁化されて常磁性体を吸引する磁気吸引手段となる。つまり、常磁性体金属成分吸着手段14は、超電導により磁場が形成される超電導吸引手段により構成されている。
【0029】
一般に、磁気吸引力Fm(N) は次式で表すことができる。
Fm=XVH(dH/dx)
X:磁性粒子の磁化率(単位体積当り)N/A2
V:体積(m3)
H:磁場の強さ(A/m:テスラ)
(dH/dx):磁場勾配(A/m2)
【0030】
このため、磁場の強さH(テスラ)を大きくすることで磁性細線26の磁化が飽和しても磁気吸引力を強くして常磁性体金属が吸引できることが判る。常磁性体金属成分吸着手段14は、液体ヘリウム24が充填されて所定温度に冷却されている、例えば、ニオブチタン(NbTi)製のコイル22に電流が流されて超電導により磁場が形成されているため、磁性細線26の磁気吸引力を強くすることができ、ダクト21内の比較的広い空間内で常磁性体金属を磁気吸引することができる。
【0031】
磁場の強さH(テスラ)と磁化量との関係を図5に基づいて説明する。図に実線で示したように、強磁性体は磁場の強さHが、例えば、0.5 テスラまで磁化量が増加し、例えば、0.5 テスラ以降はほとんど増加しない。図に点線で示したように、常磁性体は磁場の強さHが増加するにしたがって磁化量が略直線的に増加する。磁性細線26(強磁性体)の磁化量としてみると、磁場の強さHが、例えば、0.5 テスラ程度が最高でそれ以上は増加しないので、磁場の強さHは、例えば、0.5 テスラ程度が最適であるといえる。常磁性体金属成分(V) の磁化量としてみると、磁場の強さHは、例えば、1.5 テスラ乃至2テスラ程度が吸着に必要な磁性を得る磁化量となり磁場の強さHは強いほど有利である。
【0032】
これらの点から、常磁性体金属成分吸着手段14における磁場Hは、例えば、2テスラになるように電源25の印加状態が設定されている。磁場Hを、例えば、2テスラに設定することにより、磁性細線26が最適に磁化され、且つ、常磁性体金属成分(V) の磁化率を吸着に必要な磁化率とすることができる。
【0033】
図4に示すように、電源25によりコイル22に電流を流し、ダクト21内に所定の強さ(例えば、2テスラ)の磁場を形成する。これにより、磁性細線26が吸引に必要な磁化量とされる。この状態で非強磁性体金属成分の粒子19をダクト21に供給すると、例えば、2テスラの磁場で非強磁性体金属成分の粒子19の中の常磁性体金属成分(V) の粒子31(図中■で示してある)が吸着に必要な磁化率とされ、磁性細線26に吸着し、常磁性体金属成分であるV が分離回収される。((NH4)2SO4 、未燃カーボン、Al,Ca,Mg等その他の金属の粒子32(図中□で示してある)は下部に落下し、((NH4)2SO4 、未燃カーボン、Al,Ca,Mg等その他の金属が排出される。
【0034】
常磁性体金属成分吸着手段14は、超電導により磁場が形成される超電導吸引手段により構成されているので、広い空間に強い磁場を形成することができ、常磁性体金属成分であるV を吸着により回収することが可能となる。
【0035】
尚、常磁性体金属成分吸着手段14を並列に2台設置し、一方で常磁性体金属成分(V) の粒子31を吸着している時に、他方で電源を切り換えて吸着している常磁性体金属成分(V) の粒子31を落下させて回収することも可能である。常磁性体金属成分吸着手段14を2台設置して交互に吸着と落下を分担することで、処理装置6を停止させることなく重油炊きボイラ装置の運転を継続することが可能になる。
【0036】
上述した処理装置では、重油燃焼煤5の中からバナジウムV を分離回収する重油燃焼煤の処理を乾式で行なうことができるので、重油燃焼煤5の中からバナジウムV を分離回収する重油燃焼煤の処理を乾式で行なうことができる重油燃焼煤の処理装置を有する重油炊きボイラ装置とすることが可能になる。よって、処理工程が簡単になり、処理コストを低減することができる。また、バナジウムV の回収による売却益を確保することができる。
【0037】
図6、図7に基づいて強磁性体金属成分吸着手段13及び常磁性体金属成分吸着手段14の他の実施形態例を説明する。図6には他の実施形態例に係る強磁性体金属成分吸着手段の概略構成、図7には他の実施形態例に係る常磁性体金属成分吸着手段の概略構成を示してある。図6、図7に示したものは、図4に示した常磁性体金属成分吸着手段14の構成を共用したもので、電源25に代えて切り換え手段としての可変電源29を適用した構成となっている。
【0038】
図6に示したように、強磁性体金属成分吸着手段13として使用する場合、可変電源29の電流制御により、ダクト21内に形成される磁場を弱磁場とし、強磁性体金属成分(Fe,Ni) の粒子18(図中●で示してある)を磁性細線26に吸着させ、非強磁性体金属成分の粒子19(図中○で示してある)を下部に落下させる。
【0039】
図7に示したように、常磁性体金属成分吸着手段14として使用する場合、可変電源29の電流制御により、ダクト21内に形成される磁場を強磁場とし、常磁性体金属成分(V) の粒子31(図中■で示してある)を磁性細線26に吸着させ、((NH4)2SO4 、未燃カーボン、Al,Ca,Mg等その他の金属の粒子32(図中□で示してある)は下部に落下させる。
【0040】
これにより、1台の超電導磁気吸引手段により、弱磁場での強磁性体金属成分(Fe,Ni) の粒子18の吸着分離と、強磁場での常磁性体金属成分(V) の粒子31の吸着分離が可能になり、永久磁石を用いた吸引手段が不要になる。このため、設備コストを低減することができる。
【0041】
弱磁場と強磁場の境界は、装置の規模等により異なるが、例えば、0.5 テスラ乃至1.0 テスラの間に設定される。
【0042】
図8、図9に基づいて重油燃焼煤処理装置(処理装置)の他の実施形態例を説明する。図8、図9には他の実施形態例に係る処理装置の全体構成を示してある。尚、図2に示した処理装置6と同一部材には同一符号を付して重複する説明は省略してある。
【0043】
図8に示すように、重油燃焼煤処理装置(処理装置)34には重油燃焼煤5の未燃カーボン及び((NH4)2SO4 を燃焼させる燃焼手段35が備えられ、重油燃焼煤5は燃焼手段35で燃焼(例えば、最大温度600 ℃)される。重油燃焼煤5は、燃焼手段35で((NH4)2SO4 、未燃カーボンが燃焼されて金属成分(Fe,Ni,V) を含む金属成分集合体とされる。燃焼ガスは専用の設備もしくは油炊きボイラ設備のプロセス中で脱ガス処理される。
【0044】
燃焼手段35の後流側には金属成分集合体分離粉砕手段としての金属成分分離粉砕機(例えば、ボールミル)36が備えられ、金属成分分離粉砕機36で金属成分集合体を粉砕することにより金属成分集合体が強磁性体金属成分であるFe,Ni と常磁性体金属成分であるV 及びその他の金属成分(Al,Ca,Mg 等)に分離される。
【0045】
金属成分分離粉砕機36の後流側には強磁性体金属成分吸着手段13が備えられ、更に後流側には常磁性体金属成分吸着手段14が備えられている。分離された金属成分(Fe,Ni,V) を含む金属成分は、強磁性体金属成分吸着手段13で強磁性体金属成分であるFe,Ni が吸着され、Fe,Ni が回収される。Fe,Ni が分離された金属成分は、常磁性体金属成分吸着手段14で常磁性体金属成分であるV が吸着され、V が回収される。その他の金属は排出されて廃棄物処理等の処理が適宜施される。
【0046】
上述した実施形態例では、燃焼手段35により未燃カーボン及び((NH4)2SO4 が燃焼されて処理されるため、最終的にはその他の金属成分(Al,Ca,Mg 等)だけが排出される。これにより、最終廃棄処理を簡素化することが可能になる。
【0047】
図9に示すように、重油燃焼煤処理装置(処理装置)38には重油燃焼煤5の未燃カーボン及び((NH4)2SO4 を燃焼させる燃焼手段35が備えられ、重油燃焼煤5は燃焼手段35で燃焼(例えば、最大温度600 ℃)される。重油燃焼煤5は、燃焼手段35で((NH4)2SO4 、未燃カーボンが燃焼されて金属成分(Fe,Ni,V) を含む金属成分集合体とされる。燃焼ガスは専用の設備もしくは油炊きボイラ設備のプロセス中で脱ガス処理される。
【0048】
燃焼手段35の後流側には強磁性体金属成分吸着手段13が備えられ、重油燃焼煤5を燃焼して得られた金属成分(Fe,Ni,V) を含む金属成分集合体が強磁性体金属成分吸着手段13で強磁性体金属成分であるFe,Ni と一体で吸着される。そして、強磁性体金属成分であるFe,Ni と一体で吸着された金属成分(Fe,Ni,V) を含む金属成分集合体は回収されて任意の処理が施される。
【0049】
尚、燃焼手段35の後流側に灰分を除去する手段を設け、重油燃焼煤5を燃焼して得られた金属成分(Fe,Ni,V) を含む金属成分集合体に付着している灰分を除去した後に金属成分集合体を吸着して回収することも可能である。また、金属成分集合体を常磁性体金属成分吸着手段14で吸着させることも可能であり、この場合、強磁性体金属成分であるFe,Ni 及び常磁性体金属成分であるV と一体で金属成分集合体を吸着することができ、確実に金属成分集合体を吸着することが可能になる。
【0050】
上述した実施形態例では、燃焼手段35により未燃カーボン及び((NH4)2SO4 が燃焼されて処理され、燃焼で得られた金属成分(Fe,Ni,V) を含む金属成分集合体が排出されて回収される。これにより、回収された金属成分集合体を任意に処理することができ、設備の簡素化が図れ回収物の処理の自由度を高めることができる。
【0051】
【発明の効果】
本発明の重油燃焼煤の処理方法は、重油燃焼煤から金属を分離する重油燃焼煤の処理方法であって、重油燃焼煤を粉砕して金属成分を分離し、分離された金属成分の中から強磁性体金属成分を吸着して分離し、強磁性体金属成分が分離された金属成分の中から常磁性体金属成分であるバナジウムを吸着して分離するようにしたので、重油燃焼煤の中からバナジウムを分離回収する重油燃焼煤の処理を乾式で行なうことができる。この結果、処理工程が簡単になり、処理コストを低減することができる。
【0052】
また、本発明の重油燃焼煤の処理方法は、煙道でアンモニアが注入された重油燃焼煤から金属を分離する重油燃焼煤の処理方法であって、重油燃焼煤の未燃カーボン及び硫安成分を燃焼させ、未燃カーボン及び硫安成分が燃焼された金属成分集合体を粉砕して金属成分を分離し、分離された金属成分の中から強磁性体金属成分を吸着して分離し、強磁性体金属成分が分離された金属成分の中から常磁性体金属成分を吸着して分離するようにしたので、重油燃焼煤の中からバナジウムを分離回収する重油燃焼煤の処理を乾式で行なうことができ、最終的に金属成分だけを排出することができる。この結果、処理工程が簡単になると共に最終廃棄処理を簡素化し、処理コストを低減することができる。
【0054】
本発明の重油燃焼煤の処理装置は、重油燃焼煤から金属を分離する重油燃焼煤の処理装置であって、重油燃焼煤を粉砕して金属成分を分離する金属成分分離粉砕手段と、金属成分分離粉砕手段で分離された金属成分の中から強磁性体金属成分を吸着して分離する強磁性体金属成分吸着手段と、強磁性体金属成分吸着手段で強磁性体金属成分が分離された金属成分の中から常磁性体金属成分を吸着して分離する常磁性体金属吸着手段とを備えたので、重油燃焼煤の中からバナジウムを分離回収する重油燃焼煤の処理を乾式で行なうことができる。この結果、処理工程が簡単になり、処理コストを低減することができる。
【0055】
また、本発明の重油燃焼煤の処理装置は、煙道でアンモニアが注入された重油燃焼煤から金属を分離する重油燃焼煤の処理装置であって、重油燃焼煤の未燃カーボン及び硫安成分を燃焼させる燃焼手段と、燃焼手段で燃焼された金属成分集合体を粉砕して金属成分を分離する金属成分集合体分離粉砕手段と、金属成分集合体分離粉砕手段で分離された金属成分の中から強磁性体金属成分を吸着して分離する強磁性体金属成分吸着手段と、強磁性体金属成分吸着手段で強磁性体金属成分が分離された金属成分の中から常磁性体金属成分を吸着して分離する常磁性体金属吸着手段とを備えので、重油燃焼煤の中からバナジウムを分離回収する重油燃焼煤の処理を乾式で行なうことができ、最終的に金属成分だけを排出することができる。この結果、処理工程が簡単になると共に最終廃棄処理を簡素化し、処理コストを低減することができる。
【0057】
本発明の重油炊きボイラ装置は、重油燃料により燃焼されて蒸気を発生させるボイラと、ボイラの排気ガスが送られる集塵機と、集塵機で集塵された重油燃焼煤を処理して金属を分離する請求項10乃至請求項17のいずれかに記載の重油燃焼煤の処理装置と、集塵機で重油燃焼煤が集塵された排気ガスを浄化処理する浄化処理手段とを備えたので、重油燃焼煤の中からバナジウムを含む金属成分集合体を分離回収する重油燃焼煤の処理を乾式で行なうことができる処理装置を有する重油炊きボイラ装置とすることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態例に係る重油燃焼煤の処理装置を有する重油炊きボイラ装置の概略構成図。
【図2】処理装置の全体構成図。
【図3】強磁性体金属成分吸着手段の概略構成図。
【図4】常磁性体金属成分吸着手段の概略構成図。
【図5】磁場の強さ(テスラ)と磁化量との関係を表すグラフ。
【図6】他の実施形態例に係る強磁性体金属成分吸着手段の概略構成図。
【図7】他の実施形態例に係る常磁性体金属成分吸着手段の概略構成図。
【図8】他の実施形態例に係る処理装置の全体構成図。
【図9】他の実施形態例に係る処理装置の全体構成図。
【符号の説明】
1 ボイラ
2 集塵機
3 脱硫塔
4 煙突
5 重油燃焼煤
6,34,38 重油燃焼煤処理装置(処理装置)
7 煙道
11 乾燥機
12 金属分離粉砕機
13 強磁性体金属成分吸着手段
14 常磁性体金属成分吸着手段
16 回転ドラム
17 永久磁石
18,19,31,32 粒子
21 ダクト
22 コイル
23 ケース
24 液体ヘリウム
25 電源
26 磁性細線
29 可変電源
35 燃焼手段
36 金属成分分離粉砕機

Claims (13)

  1. 重油燃焼煤から金属を分離する重油燃焼煤の処理方法であって、
    重油燃焼煤を粉砕して金属成分を分離し、
    分離された金属成分の中から強磁性体金属成分を吸着して分離し、
    強磁性体金属成分が分離された金属成分の中から常磁性体金属成分を吸着して分離することを特徴とする重油燃焼煤の処理方法。
  2. 請求項1において、
    重油燃焼煤を粉砕する前に重油燃焼煤を乾燥させることを特徴とする重油燃焼煤の処理方法。
  3. 煙道でアンモニアが注入された重油燃焼煤から金属を分離する重油燃焼煤の処理方法であって、
    重油燃焼煤の未燃カーボン及び硫安成分を燃焼させ、
    未燃カーボン及び硫安成分が燃焼された金属成分集合体を粉砕して金属成分を分離し、
    分離された金属成分の中から強磁性体金属成分を吸着して分離し、
    強磁性体金属成分が分離された金属成分の中から常磁性体金属成分を吸着して分離することを特徴とする重油燃焼煤の処理方法。
  4. 請求項1乃至請求項3のいずれか一項において、
    分離される常磁性体金属成分はバナジウムであることを特徴とする重油燃焼煤の処理方法。
  5. 請求項において、
    強磁性体金属成分は永久磁石により吸引され、常磁性体金属成分は超電導により磁場が形成される超電導吸引手段により吸引されることを特徴とする重油燃焼煤の処理方法。
  6. 請求項において、
    強磁性体金属成分及び常磁性体金属成分は超電導により磁場が形成される超電導吸引手段により吸引され、強磁性体金属成分及び常磁性体金属成分は超電導吸引手段の電流制御により選択的に吸引されることを特徴とする重油燃焼煤の処理方法。
  7. 重油燃焼煤から金属を分離する重油燃焼煤の処理装置であって、
    重油燃焼煤を粉砕して金属成分を分離する金属成分分離粉砕手段と、
    金属成分分離粉砕手段で分離された金属成分の中から強磁性体金属成分を吸着して分離する強磁性体金属成分吸着手段と、
    強磁性体金属成分吸着手段で強磁性体金属成分が分離された金属成分の中から常磁性体金属成分を吸着して分離する常磁性体金属吸着手段とを備えたことを特徴とする重油燃焼煤の処理装置。
  8. 請求項において、
    金属成分分離粉砕手段で重油燃焼煤を粉砕する前に重油燃焼煤を乾燥させる乾燥手段を備えたことを特徴とする重油燃焼煤の処理装置。
  9. 煙道でアンモニアが注入された重油燃焼煤から金属を分離する重油燃焼煤の処理装置であって、
    重油燃焼煤の未燃カーボン及び硫安成分を燃焼させる燃焼手段と、
    燃焼手段で燃焼された金属成分集合体を粉砕して金属成分を分離する金属成分集合体分離粉砕手段と、
    金属成分集合体分離粉砕手段で分離された金属成分の中から強磁性体金属成分を吸着して分離する強磁性体金属成分吸着手段と、
    強磁性体金属成分吸着手段で強磁性体金属成分が分離された金属成分の中から常磁性体金属成分を吸着して分離する常磁性体金属吸着手段とを備えたことを特徴とする重油燃焼煤の処理装置。
  10. 請求項乃至請求項のいずれか一項において、
    常磁性体金属吸着手段で分離される常磁性体金属成分はバナジウムであることを特徴とする重油燃焼煤の処理装置。
  11. 請求項10において、
    強磁性体金属成分吸着手段は永久磁石で構成され、常磁性体金属吸着手段は超電導により磁場が形成される超電導吸引手段で構成されることを特徴とする重油燃焼煤の処理装置。
  12. 請求項10において、
    強磁性体金属成分吸着手段及び常磁性体金属吸着手段は超電導により磁場が形成される一つの超電導吸引手段で構成され、超電導吸引手段の電流制御により強磁性体金属成分及び常磁性体金属成分の吸引を選択的する切り換え手段を備えたことを特徴とする重油燃焼煤の処理装置。
  13. 重油燃料により燃焼されて蒸気を発生させるボイラと、
    ボイラの排気ガスが送られる集塵機と、
    集塵機で集塵された重油燃焼煤を処理して金属を分離する請求項乃至請求項12のいずれかに記載の重油燃焼煤の処理装置と、
    集塵機で重油燃焼煤が集塵された排気ガスを浄化処理する浄化処理手段とを備えたことを特徴とする重油炊きボイラ装置。
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