JP4197232B2 - Game machine - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、パチンコ機、アレンジボール機、雀球遊技機、回胴式遊技機などの遊技機に関し、特に、演出動作のバリエーションを増やしても本来の遊技制御に支障をきたさない遊技機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
パチンコ機などの弾球遊技機は、遊技球の通過を検知する検知ゲートと、検知ゲートの検知動作に対応して普通図柄の変動を開始させる普通図柄表示部と、普通図柄表示部の表示結果として当り図柄が揃って表示されると所定時間開放される特別図柄始動口と、特別図柄始動口に遊技球が入賞すると特別図柄の変動が開始される特別図柄表示部と、特別図柄表示部の表示結果が大当り図柄で停止すると大当りゲームとして開閉板が開閉駆動される大入賞口などを備えて構成されている。
【0003】
ここで、特別図柄表示部に大当り図柄を揃えるか否かは、大当り抽選によって予めランダムに決定されており、この大当り抽選に当選した場合には、更に図柄抽選処理を行い、どの特別図柄を停止させるかを決定している。そして、大当り抽選の当否結果に係わらず、特別図柄表示部では、特別図柄始動口への遊技球の入賞を契機として変動動作が開始されるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
変動動作としては、例えば、図9に示すように、3つの特別図柄の通常変動を開始させた後(図9(1))、左右の特別図柄が揃うと(図9(3))リーチ変動を開始させるようになっている。また、リーチ変動が一旦停止した後(図8(6))、中央の図柄のみが再変動する場合もある(図9(7))。そして、3つの図柄が揃った場合には、再抽選変動と称される動作が開始され(図9(8))、最終的に特別図柄が整列して停止するような図柄演出が実行されることもある(図9(11))。なお、このような図柄演出に合わせて、ランプ類が点滅すると共に各種の音声演出も実行される。
【0005】
このような変動動作は、既に決定されている抽選結果を報知するまでの一連の演出動作ではあるが、遊技者にとっては、大入賞口が繰返し開放される大当りゲームに当選しているか否かをドキドキしながら待っている最も緊張する時間帯となる。したがって、変動動作の演出の適否や、そのバリエーションの豊富さは遊技機の価値を決める重量なファクタとなる。
【0006】
しかしながら、変動動作のバリエーションを増加させて複雑な演出を実現するには、そのためのプログラム処理時間を消費するので、単純に演出バリエーションを増加させることはできない。すなわち、単純に演出バリエーションを増加させたのでは、限られた時間内に各処理を終えねばならない遊技機本来の動作に支障をきたすおそれがある。
【0007】
また、パチンコ機などの遊技機は、健全な大衆娯楽機器として公的機関の審査を受ける必要があるが、その適合性テストに合格するため複雑な検査工程が新たに必要となるのは妥当でない。すなわち、演出動作のバリエーションを豊富化させた結果、適合性テストが複雑化してしまうのは妥当でなく、従来と同じ手法の検査で足りる遊技機が強く望まれる。
【0008】
本発明は、このような問題点に鑑みてなされたものであって、遊技機本来の制御動作に支障をきたすことがなく、且つ適合性テストが複雑化することもないにも係わらず、演出動作のバリエーションを増加させることのできる遊技機を提供することを課題とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、請求項1に係る遊技機は、遊技動作に関連して遊技者に有利な大当り状態を発生させるか否かの抽選処理を行い、その抽選結果に基づいて遊技動作を制御する主制御部を備え、前記主制御部から命令信号を受けて第1の演出動作を実行する第1サブ制御部と、前記第1サブ制御部から命令信号を受けて第2の演出動作を実行する第2サブ制御部とを設けて構成された遊技機であって、第1の演出動作又は第2の演出動作は、前記大当り状態に係わる特定図柄を変動表示する表示装置で実行される図柄演出であり、前記主制御部から直接又は転送により受けた所定の命令信号に対応して、前記表示装置において、演出内容を特定しない図柄演出の仮動作を開始させる第一手段と、その後、前記所定の命令信号に対応して実行される振分け処理によって演出内容を特定し、前記仮動作に続いて、演出内容の特定された図柄演出の本動作を開始させる第二手段と、を設けている。
【0012】
上記各発明によれば、主制御部で決定した演出種別よりも、第1や第2のサブ制御部で実行される演出動作の種類を増加させることができ、遊技機本来の制御動作に支障をきたすことがなく、演出動作のバリエーションを増加させることができる。また、主制御部から命令信号を受けると、直ちに関連する命令信号を第2サブ基板に伝送することによって、従来と同一の検査方法で足り適合性テストが複雑化することもない。なお、上記各発明の特徴部分は適宜に組合せることができ、適宜に組合せてなる発明は更に好適である。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の遊技機を実施例に基づいて更に詳細に説明する。図1は、実施例に係るパチンコ機の全体構成を図示したブロック図である。図示のパチンコ機は、遊技動作を中心的に制御する主制御基板1と、表示装置8の動作を制御する図柄制御基板2と、スピーカ3を駆動すると共にランプ類4を点滅動作させる音声ランプ制御基板5と、遊技球を払出す払出制御基板6と、払出制御基板6に制御されて遊技球を発射する発射制御基板7と、AC24Vを受けて装置各部に直流電圧を供給する電源基板9とを中心に構成されている。
【0014】
この実施例では、図12に示すように、単一の表示装置(液晶ディスプレイ)8に、普通図柄表示部39と特別図柄表示部Da〜Dcとが実現されている。また、図1に示すように、主制御基板1は、遊技盤から各種のスイッチ信号(遊技盤情報)を受け、これを、遊技機の動作状態を示す遊技制御情報と共に、試射テスト用信号として出力可能である。また、図柄制御基板2も、表示装置8の動作状態(図柄変動状態など)を示す信号を、試射テスト信号として出力可能である。これらの試射テスト用信号は、公的機関による適合性テストにおいて、専用の試射試験機に供給されるものである。なお、適合性テストの際には、例えば、主制御基板1から出力される変動開始信号に起因して直ちに表示装置8で図柄変動が開始されるかなど、各種のテストが実施される。
【0015】
主制御基板1、図柄制御基板2、音声ランプ制御基板5、及び払出制御基板6は、それぞれワンチップマイコンを備えるコンピュータ回路で構成されており、各サブ制御基板2,5,7は、主制御基板1からの制御コマンドに基づいて個別的な制御動作を実現している。この制御コマンドは、詳細には、主制御基板1から音声ランプ制御基板5と払出制御基板6に伝送されるメイン制御コマンドと、音声ランプ制御基板5を経由して図柄制御基板2に伝送されるサブ制御コマンドに区分される。
【0016】
また、音声ランプ制御基板5が出力するサブ制御コマンドには、主制御基板1から受けたメイン制御コマンドをそのまま転送する制御コマンドだけでなく、メイン制御コマンドに基づく振分け抽選によって新規に生成される制御コマンドも含まれている。具体的には、音声ランプ制御基板5は、主制御基板1から図柄変動パターン指定コマンドを受けた場合には、これを仮の変動パターン指定コマンドとして図柄制御基板2に転送した後、振分け抽選処理によって演出内容を確定し、新規に生成した変動パターン指定コマンドを図柄制御基板2に伝送するようにしている。また、これに合わせてランプ演出と音声演出を開始している。
【0017】
図柄制御基板2と音声ランプ制御基板5は、表示装置8、スピーカ3、及びランプ類4を駆動して各種の演出動作を実行するが、その演出内容(演出パターン)を特定する制御コマンドが変動パターン指定コマンドである。この変動パターン指定コマンドは、特別図柄始動口に遊技球が入賞した場合に、音声ランプ制御基板5に伝送され、この変動パターン指定コマンドに基づいた演出パターンの演出動作が開始されるようになっている。
【0018】
但し、この実施例では、演出パターンを、主制御基板1で確定するのではなく、音声ランプ制御基板5において確定するようにしている。図2は、この関係を図示したものであり、主制御基板1で決定されるN種類の演出パターンと、音声ランプ制御基板5で決定されるM種類の演出パターンを図示したものである。図示の通り、この実施例では、主制御基板1で決定された演出パターンPに対応して、単数又は複数の演出パターンPa〜Peが用意されており、複数の演出パターンがある場合には、その何れかが音声ランプ制御基板5における振分け抽選によって選択されるようになっている。
【0019】
演出パターンは、具体的には、制御コマンドたる変動パターン指定コマンドによって指定されるが、演出動作の動作時間と具体的な演出内容とを特定するようになっている。なお、音声ランプ制御基板5で選択される演出パターンPa〜Peは、その何れの演出動作が選択された場合にも演出動作の動作時間は同一である。
【0020】
このように、この実施例では、図柄変動やランプ演出などの演出パターンを主制御基板1で確定するのではなく、音声ランプ制御基板5で確定するので、演出パターンの種類を幾ら増やしても主制御基板1における遊技制御動作に支障を与えるおそれがない。また、演出パターンの振分け処理(乱数抽選処理)の一部が、音声ランプ制御基板5で実行されるので、この意味でも主制御基板1の制御動作に負担を与えることなく、豊富なバリエーションの演出動作を実行できる。また、ランプ演出と音声演出を単一の制御基板(同一のCPU)で実行するので、ランプ演出と音声演出とを正確に同期させることができる。
【0021】
図3は、主制御基板1(主制御部)の回路構成を示すブロック図である。図示の通り、主制御基板1は、ROMやRAMを内蔵したワンチップマイコンからなるCPU回路50と、CPU回路50からのアドレス信号に基づき各部のチップセレクト信号CSを生成するデコード回路51と、CPU回路からのデータを出力するための出力ポート回路52と、外部データをCPU回路に取り込むための入力ポート回路53と、各制御基板に制御コマンドなどを出力する出力駆動回路54と、遊技盤各部のスイッチ類のON/OFF状態を入力するスイッチ入力回路55とを中心に構成されている。
【0022】
スイッチ入力回路55から入力ポートに入力されたスイッチ類のON/OFF信号は、遊技盤情報として出力コネクタ56に供給される。また、変動パターン指定コマンドなどの各種の制御コマンドも、遊技制御情報の一部として出力コネクタ56に供給される。
【0023】
図4は、音声ランプ制御基板5(サブ制御部)の回路構成を示すブロック図である。音声ランプ制御基板5は、ワンチップマイコン60と不図示の付属回路とで構成され、ワンチップマイコン60は、CPUコア60a、RAM60b、ROM60cの他に、入力ポート60dと、出力ポート60eと、D/Aコンバータ60fとを内蔵して構成されている。
【0024】
ここで入力ポート60dは、主制御基板1からのメイン制御コマンドを受ける部分であり、出力ポート60eは、図柄制御基板2にサブ制御コマンドを出力する部分である。また、主制御基板1からの制御コマンドに基づいて生成されたランプ用の駆動信号は、出力ポート60eからランプ類に供給され、一方、主制御基板1からの制御コマンドに基づいて生成された音声データは、D/Aコンバータ60fでアナログ信号に変換された後、スピーカに供給されるようになっている。
【0025】
図5は、主制御基板1の制御プログラムのうち、タイマ割込み処理プログラム(TIMER INT)を示すフローチャートである。このタイマ割込み処理が所定時間(2ms)毎に起動されることによって、遊技機の中心的な遊技制御が実質的に全て実行されることになる。以下、図5のフローチャートに従って説明する。
【0026】
CPUに割込みがかかると、先ず、各レジスタの内容がスタック領域に退避された後(S1)、乱数作成処理が行なわれる(S2)。この乱数作成処理には、普通図柄処理S9や特別図柄処理S11における抽選動作で使用される当り用カウンタRGや大当たり用カウンタCTの更新処理を含んでいる。なお、特別図柄処理S11では、表示装置8やランプ類などにおける変動動作を規定する変動パターンや、その後の停止状態で表示する大当り図柄やハズレ図柄も決定するが、乱数生成処理S2には、大当り図柄を決定する図柄カウンタZU Hの更新も含んでいる。
【0027】
一方、ハズレ図柄を決定する図柄カウンタZU Nや変動パターンを決定する演出カウンタは、割込み処理のために中断されるメインルーチンにおいて無限ループ状に更新されている。演出ウンタは0〜250の範囲内で循環されており、特別図柄の変動開始前に取得され、各サブ制御基板5,6に伝送するべき変動パターン指定コマンドを決定する。なお、大当り抽選の当選時には、演出カウンタの値と図柄カウンタZU Hの値などに基づいて特別図柄の変動パターンが決定される。一方、大当り抽選にハズレた場合には、演出カウンタの値と図柄カウンタZU Nの値などに基づいて特別図柄の変動パターンが決定される。
【0028】
いずれにしても、乱数作成処理S2が終わると、各種の遊技動作の時間を管理しているタイマについて、その減算処理が行なわれた後(S3)、特別図柄始動口や検知ゲート38の検出スイッチを含む各種スイッチ類の信号が入力され記憶される(S4)。なお、ステップS3の処理で減算される各タイマは、エラー、普通図柄の変動時間、特別図柄の変動時間、普通図柄の停止時間、特別図柄の停止時間、普通電動役物の作動時間、特別図柄の作動時間、遊技演出などの管理を行うためのものである。
【0029】
続いて、この段階で生成されている制御コマンドをサブ制御基板に伝送した後(S5)、エラー管理処理が行われる(S6)。エラー管理処理は、遊技球の補給が停止したり、遊技球が詰まっていないかなど、機器内部に異常が生じていないかの判定である。次に、盤面上の入賞口などに設けた各種スイッチ類からの入力信号に基づき賞球数の算出を行い、払出制御基板6向けの制御コマンドを作成した後(S7)、上記の各処理で生成されている制御コマンドを該当するサブ制御基板に伝送する(S8)。
【0030】
次に、普通図柄処理(S9)と普通電動役物処理(S10)とを行い、続いて、特別図柄処理(S11)と特別電動役物処理(S12)とを行う。普通図柄処理とは、電動チューリップなどを作動させるか否かの判定である。具体的には、ステップS4のスイッチ入力結果によって遊技球が検知ゲートを通過していると判定された場合に、乱数生成処理S2で更新された当り用カウンタRGを、当り当選値と対比して行われる。そして、対比結果が当選状態であれば、電動チューリップなど普通電動役物の作動を開始させる(S10)。
【0031】
また、特別図柄処理(S11)とは、大入賞口の開閉動作を行うか否かの判定である。具体的には、ステップS4のスイッチ入力結果によって遊技球が特別図柄始動口を通過していると判定された場合に、乱数生成処理S2で更新された大当り用カウンタCTを、大当り当選値Hitと対比して行われる。そして、対比結果が当選状態であれば、大入賞口など特別電動役物の作動を開始させる(S11)。
【0032】
その後、上記の各処理で生成された制御コマンドを該当するサブ制御基板に伝送する。例えば、特別図柄処理(S12)が実行された場合には、その抽選結果に対応した制御コマンド(変動パターン指定コマンド)が、音声ランプ制御基板5に伝送され、これを受けた音声ランプ制御基板5では、図柄制御基板2にこれを転送すると共に、演出パターンの確定に向けた処理を開始する。なお、音声ランプ制御基板5から図柄制御基板2に変動パターン指定コマンドが転送されたことにより、表示装置8では図柄変動動作が開始されることになる。
【0033】
次に、外部端子情報処理として、大当りの発生、特別図柄確定、普通図柄確定、特別図柄始動口の遊技球検出などの遊技状態示す信号を、遊技場の遊技島管理に使用されるコンピュータなど遊技機外部に対して出力する(S14)。更に、試射試験情報処理として、遊技機の検査に使用するための多数の各種遊技情報信号を遊技機外部に出力する(S15)。次にタイマ変数NUMの値が最大値MAXに達していないことを条件に、タイマ変数NUMがインクリメントされる(S16,S17)。なお、このタイマ変数NUMは、図柄指定のための制御コマンドを伝送する際に使用される(図6のS39)。最後にステップS1の処理で退避しておいたレジスタを復帰させて(S16)、割込み処理を終える。その結果、割込み処理ルーチンからメインルーチンに処理が戻ることになる。
【0034】
図6は、特別図柄処理S11(図5)を具体的に図示したフローチャートである。先ず、ステップS4の処理によって検出されているスイッチの検出結果に基づいて、特別図柄始動口に遊技球が入賞したか否かが判定され(S21)、もし遊技球が入賞していれば、保留数が上限値(=4)に達していないかが判定される(S22)。ここで、保留数とは、特別図柄表示部における変動動作を開始することなく保留されている入賞状態の保留数を意味する。変動動作は、かなりの時間継続されるので、その間に次々と特別図柄始動口に遊技球が入賞することもあり、かかる場合には、例えば4個を上限値として入賞状態が保留されるのである。
【0035】
したがって、ステップS22の判定時に既に保留数が4個に達していた場合には、遊技球が特別図柄始動口に入賞しても所定数の賞球が得られるだけであり、そうでない場合には大当り用乱数値の取得処理が行われる(S23)。具体的には、ステップS2の乱数生成処理で更新されている大当り用カウンタCTの値が大当り用乱数値RNDとして取得され記憶される。なお、この実施例では、大当り用カウンタCTは0〜630の範囲で循環している。
【0036】
次に入賞保留数をインクリメント(+1)した後(S24)、現在が大当り中モードか否かが判定される(S25)。大当り中モードとは、ステップS31の大当り抽選において当選し、大入賞口の開閉に係わる特別電動役物が作動状態になっていることを意味し、ステップS45の処理によって大当り中モードに設定される。今は、特別図柄始動口に最初の遊技球が入賞した段階であると仮定すると、特別図柄表示部の変動動作も開始されていないので、大当り中モードではない。したがって、次に、待機中の動作モードであるか否かが判定される(S26)。
【0037】
待機中の動作モードとは、特別電動役物が非作動状態か、特別図柄表示部が非作動状態であることを意味する。今現在は、正にこの待機中の動作モードであるので、入賞保留数がゼロでないことを条件に(S27)、入賞保留数をデクリメントした後(S30)、特別図柄に係る大当り抽選処理を行い、その抽選結果を記憶する(S31)。一方、入賞保留数がゼロである場合には、現在がデモ画面表示中でなければ(S28)、デモ画面用の制御コマンドを音声ランプ制御基板5に伝送してサブルーチン処理を終える(S29)。なお、音声ランプ制御基板5は、受けた制御コマンドをそのまま図柄制御基板2に転送するので、表示装置8にはデモ画面が表示される。
【0038】
ステップS31の大当り判定とは、ステップS23の処理で取得された大当り用乱数値RNDと当選値Hitとを比較して行う大当り抽選を意味するが、この実施例では、大当り用カウンタCTの数値範囲が0〜630であるのに対して、当選値Hitは低確率状態では特定の2個の数値であるので、当選確率は2/631ということになる。一方、高確率状態(いわゆる確変状態)では、当選値は特定の10個の数値であるので、当選確率は10/631である。
【0039】
このような大当り抽選処理(S31)が終わると、次に、停止図柄と変動パターンとが決定される(S32)。停止図柄は、ステップS31の当否結果によって相違し、当り状態なら当り図柄カウンタZU Hの値に基づいて決定され、一方、ステップS31の当否結果がハズレ状態ならハズレ図柄カウンタZU Nの値に基づいてハズレ図柄の組合せが決定される。
【0040】
以上の処理が終われば、動作モードを特別図柄の変動中に設定した後(S33)、制御コマンドたる変動パターン指定コマンドを音声ランプ制御基板5に向けて送信し、カウンタNUMの値を1に初期設定する(S34)。図柄変動に係わる制御コマンドは、カウンタNUMの値によって制御されて、変動パターン指定コマンドCM1、左図柄指定コマンドCM2、中図柄指定コマンドCM3、右図柄指定コマンドCM4、変動停止コマンドCM5の順番に複数回に分けて送信されるが(図9参照)、ステップS34の処理では、変動パターン指定コマンドCM1が音声ランプ制御基板5に送信される。この変動パターン指定コマンドCM1は、図柄制御基板2に転送されるので、表示装置8では変動動作を開始することになる。
【0041】
主制御基板1では変動パターン指定コマンドCM1の送信(S34)によってサブルーチン処理(特別図柄処理)を終えるので、図5のステップS12の処理に移行するが、この段階では特別電動役物処理(S12)では実質的に何も実行されず、タイマ割込み処理を終えることになる。
【0042】
次回のタイマ割込み時には、特別図柄表示部が作動しているので、待機中の動作モードではないことになる。したがって、ステップS21〜S25の処理の後、ステップS26の判定がNOとなり、動作モードが特別図柄変動中か否かが判定されることになる(S35)。ここでは、特別図柄表示部での変動動作が終了していないので、ステップS35の判定がYes、ステップS36の判定がNOとなる。
【0043】
次に、カウンタ変数NUMの値が判定され(S39)、カウンタ変数NUMの値(2,4,6)に応じて左図柄指定コマンドCM2、中図柄指定コマンドCM2、右図柄指定コマンドCM3の何れかが音声ランプ制御基板5に送信される(S40)。なお、これらの制御コマンドは、図柄制御基板2に転送されて記憶される。この実施例では、時間間隔2mSのタイマ割込みのたびにカウンタ変数NUMがインクリメントされているので(S17)、変動パターン指定コマンドCM1の送信後(S34)、それぞれ4mS後、8mS後、12mS後に、左図柄指定コマンドCM2、中図柄指定コマンドCM3、右図柄指定コマンドCM4が送信されることになる。なお、ステップS39の判定条件を変更するだけで、上記の各制御コマンドCM2〜CM4を任意の時間間隔(2ms×N)で送信することができる。
【0044】
このようなタイマ割込み処理を何回か繰り返すと、やがて、変動パターンによって決定される変動動作時間Tに、余裕時間τを加算して得られる演出時間(T+τ)が満了するので、ステップS36の判定がYesとなる。なお、余裕時間τとは、主制御基板1が仮の変動パターン指定コマンドCM1を送信してから、これを受けた音声ランプ制御基板5が、振分け処理によって変動パターン指定コマンドCM1’を確定して送信するまでの時間であり、余裕を持った大きめの数値が採用されている。
【0045】
ここで演出時間(T+τ)が満了した場合には、動作モードを図柄停止中に切り換えた後(S37)、図柄制御基板2に向けて変動停止コマンドCM5を送信してサブルーチン処理を終える(S38)。なお、動作モードが図柄停止中とは、完全に変動図柄が停止するまでの過渡的な時間帯を意味し、例えば1秒程度に設定されている。
【0046】
次回のタイマ割込みでは、ステップS21〜S26からステップS35に移行した後、ステップS35の判定結果はNOになる。そこで、次に、動作モードが図柄停止中か否かが判定され(S41)、その結果がYesとなり、続いて停止時間を経過したか否かが判定される(S42)。停止時間は、例えば1秒に設定されているので、その時間分の何回かのタイマ割込みの後、ステップS43の処理に移行することになる。
【0047】
ステップS43では、ステップS31の処理によって記憶されている大当り当選結果が読み出され、その当選結果が確認される(S44)。そして、当選状態であった場合には、大当り中に動作モードを切り換えた後(S45)、サブルーチン処理(特別図柄処理)を終える。なお、大当り中に動作モードを切り換えられた場合には、その後、特別電動役物処理(S12)が実効化されて大入賞口が繰返し開閉される大当りゲームが開始される。
【0048】
以上のように、主制御基板1は、適宜な時間間隔(2mS×N)で、変動パターン指定コマンドCM1、左図柄指定コマンドCM2、中図柄指定コマンドCM3、右図柄指定コマンドCM4を送信するが、図7(a)は、これを受ける音声ランプ制御基板5の動作概要を示すフローチャートである。
【0049】
音声ランプ制御基板5(サブ制御部)では、制御コマンドを受信すると(ST1)、制御コマンドの受信履歴などに基づいて正当性をチェックし(ST2)、正当であれば受信した制御コマンドを図柄制御基板2に転送する(ST3)。なお、主制御基板1から受けた制御コマンドのうち、ランプ演出や音声演出に固有の制御コマンドを転送しないのは勿論である。
【0050】
ステップST3の処理の後、転送した制御コマンドが変動パターン指定コマンドCM1であったか否かが判定され(ST4)、もし変動パターン指定コマンドであれば、制御コマンドの振分け処理を行う(ST5)。この実施例では、主制御基板から受けるN種類の変動パターン指定コマンドCM1各々に対して、変動時間は同一であるが、具体的な演出内容の異なる複数の演出動作が用意されている(図2参照)。そして、これら複数個の演出動作に対応してM種類の変動パターン指定コマンドCM1’が規定されている(M>N)。
【0051】
そこで、音声ランプ制御基板5では、受信した仮の変動パターン指定コマンドCM1に基づいて乱数抽選を行い、M種類の変動パターン指定コマンドCM1’の何れかを選択する(ST6)。そして、選択された変動パターン指定コマンドCM1’を図柄制御基板2に伝送する(ST6)。次に、図柄制御基板2での演出動作に同期したランプ演出と音声演出を行うべく、決定された変動パターン指定コマンドCM1’に応じた演出動作を開始させる(ST7)。
【0052】
図8は、以上の関係を含めて図示したものであり、音声ランプ制御基板は、t1のタイミングで仮の変動パターン指定コマンドCM1を受信し、これを図柄制御基板2に転送している。その後、ステップST5の処理に時間τを要した後、t2のタイミングで確定した変動パターン指定コマンドCM1’を改めて伝送している。なお、t1のタイミングの後、適宜な時間間隔(2mS×N)で主制御基板1から伝送される制御コマンドCM1,CM2,CM3,CM4や、演出時間(T+τ)経過後に伝送されてくる制御コマンドCM5は、そのまま図柄制御基板2に転送される。
【0053】
図7(b)は、図柄制御基板2(サブ制御部)の動作内容を説明するフローチャートである。制御コマンドを受信すると(ST10)、受信した制御コマンドの解析処理が行われ(ST11)、変動パターン指定コマンドCM1か否かが判定される(ST12)。変動パターン指定コマンドには仮の変動パターン指定コマンドCM1と、確定した変動パターン指定コマンドCM1’とが存在するが、その何れかであるかが判定される。なお、本装置では、全ての制御コマンドが16ビット構成となっているが、N種類の変動パターン指定コマンドCM1及びM種類の変動パターン指定コマンドCM1’は、いずれも上位の数ビットが同一のビットパターンになっている。
【0054】
そして、変動パターン指定コマンドであると判定された場合には、フラグFGの値が1か否かが判定され(ST13)、もしFL≠1なら変動パターン指定コマンドCM1に応じた変動動作を開始すると共にフラグFGの値を1に設定して処理を終える(ST15)。この実施例では、フラグFG=0は仮の変動パターン指定コマンドCM1の受信を意味し、フラグFG=1は確定した変動パターン指定コマンドCM1’の受信を意味している。
【0055】
このように、ステップST14の処理で開始される動作は、主制御基板1から音声ランプ制御基板5に伝送され転送されてきた仮の変動パターン指定コマンドCM1に基づく動作であり、主制御基板1からの制御コマンドの出力に応答して直ちに開始される。したがって、主制御基板1から出力される試射テスト用信号との遅れ時間もなく、公的機関の実施する適合テストには何の支障も与えない。
【0056】
一方、ステップST13の判定において、FL=1と判定された場合には、フラグFGをゼロに戻した後(ST16)、確定した変動パターン指定コマンドCM1’に基づいた動作を開始する(ST17)。なお、図8にも図示しているように、表示装置8の図柄変動は、仮の変動パターン指定コマンドCM1を受信した段階で開始されているので、トータルの演出時間はT+τとなる。一方、音声ランプ制御基板5によって制御される音声演出とランプ演出の動作時間はTであるが、確定した変動パターン指定コマンドCM1’による図柄変動の動作時間と同一であるので何の問題もなく、互いに正しく同期する。
【0057】
なお、ステップST12の判定において変動パターン指定コマンドではないと判定された場合には、図柄指定コマンドか否かが判定され(ST18)、図柄指定コマンドであれば、それに対応した処理が実行される(ST19)。また、図柄指定コマンドではないと判定された場合には、変動停止コマンドか否かが判定され(ST20)、変動停止コマンドであればそれに対応した処理が実行される(ST21)。
【0058】
続いて、本発明が好適に適用される弾球遊技機について確認的に説明する。図図10は、本実施例のパチンコ機21を示す斜視図であり、図11は、同パチンコ機21の側面図である。なお、パチンコ機21は、カード式球貸し機22に電気的に接続された状態で、パチンコホールの島構造体の長さ方向に複数個が配設されている。
【0059】
図示のパチンコ機21は、島構造体に着脱可能に装着される矩形枠状の木製外枠23と、外枠23に固着されたヒンジHを介して開閉可能に枢着される前枠24とで構成されている。この前枠24には、遊技盤25が裏側から着脱自在に装着され、その前側には、ガラス扉26と前面板27とが夫々開閉自在に枢着されている。
【0060】
前面板27には発射用の遊技球を貯留する上皿28が装着され、前枠24の下部には、上皿28から溢れ出し又は抜き取った遊技球を貯留する下皿29と、発射ハンドル30とが設けられている。発射ハンドル30は発射モータと連動しており、発射ハンドルの回動角度に応じて動作する打撃槌31(図13参照)によって遊技球が発射される。
【0061】
上皿28の右部には、カード式球貸し機22に対する球貸し操作用の操作パネル32が設けられ、この操作パネル32には、カード残額を3桁の数字で表示するカード残額表示部32aと、所定金額分の遊技球の球貸しを指示する球貸しスイッチ32bと、ゲーム終了時にカードの返却を指令する返却スイッチ32cとが設けられている。ガラス扉26の上部には、大当り状態を示す大当りLEDランプP1が配置されている。また、この大当りLEDランプP1に近接して、補給切れ状態や下皿の満杯状態を示す異常報知LEDランプP2,P3が設けられている。
【0062】
図12に示すように、遊技盤25には、金属製の外レールと内レールとからなるガイドレール33が環状に設けられ、その内側の遊技領域25aの略中央には、表示装置8(液晶カラーディスプレイ)が配置されている。また、遊技領域25aの適所には、特別図柄始動口35、大入賞口36、複数個の普通入賞口37(大入賞口36の左右に4つ)、2つの通過口である検知ゲート38が配設されている。これらの入賞口35〜38は、それぞれ内部に検出スイッチを有しており、遊技球の通過を検出できるようになっている。
【0063】
表示装置8は、大当り状態に係わる特定図柄を変動表示すると共に背景画像や各種のキャラクタなどをアニメーション的に表示する装置である。この表示装置8は、中央部に特別図柄表示部Da〜Dcと右上部に普通図柄表示部39を有している。普通図柄表示部39は普通図柄を表示するものであり、検知ゲート38を通過した遊技球が検出されると、表示される普通図柄が所定時間だけ変動し、遊技球の検知ゲート38の通過時点において抽出された抽選用乱数値により決定される停止図柄を表示して停止するようになっている。
【0064】
特別図柄始動口35は、左右1対の開閉爪35aを備えた電動式チューリップで開閉されるよう例えば構成され、普通図柄表示部39の変動後の停止図柄が当り図柄を表示した場合には、開閉爪35aが所定時間だけ開放されるようになっている。そして、可変入賞口たる特別図柄始動口35に遊技球が入賞すると、特別図柄表示部Da〜Dcの表示図柄が所定時間だけ変動し、特別図柄始動口35への遊技球の入賞タイミングに応じた抽選結果に基づいて決定される停止図柄で停止する。
【0065】
大入賞口36は、例えば前方に開放可能な開閉板36aで開閉制御されるが、特別図柄表示部Da〜Dcの図柄変動後の停止図柄が「777」などの大当り図柄のとき、「大当り」と称する特別遊技が開始され、開閉板36aが開放されるようになっている。大入賞口36の内部に特定領域36bがあり、この特定領域36bを入賞球が通過すると、遊技者に有利な特別遊技が継続される。
【0066】
大入賞口36の開閉板36aが開放された後、所定時間が経過し、又は所定数(例えば10個)の遊技球が入賞すると開閉板36aが閉じる。このとき、遊技球が特定領域36bを通過していない場合には特別遊技が終了するが、特定領域36bを通過していれば、最大で例えば15回まで特別遊技が継続され、遊技者に有利な状態に制御される。さらに、変動後の停止図柄が特別図柄のうちの特別状態発生図柄であった場合には、特別状態を発生させる。
【0067】
特別状態の例としては、次の何れかが好適である。(1)非特別状態の場合に比べて、特別図柄表示部Da〜Dcの図柄変動後の停止図柄が「777」などの大当り図柄となる確率を高くする特別図柄高確率状態や、(2)非特別状態の場合に比べて、遊技球がより多く入賞し易いように大入賞口の開放時間を長くする大入賞口開放時間延長状態や、(3)非特別状態の場合に比べて、遊技球がより多く入賞し易いように大入賞口の開放回数を増加する大入賞口開放回数増加状態や、(4)非特別状態の場合に比べて、遊技球がより多く入賞し易いように大入賞口の開口量を増大する大入賞口開口量増大状態や、(5)非特別状態の場合に比べて、普通図柄表示部39の図柄変動後の停止図柄が当り図柄となる確率を高くする普通図柄高確率状態や、(6)非特別状態の場合に比べて、遊技球がより多く入賞し易いように電動チューリップの開放時間を長くする電動チューリップ開放時間延長状態や、(7)非特別状態の場合に比べて、遊技球がより多く入賞し易いように電動チューリップの開放回数を増加する電動チューリップ開放回数増加状態や、(8)非特別状態の場合に比べて、遊技球がより多く入賞し易いように電動チューリップの開口量を増大する電動チューリップ開口量増大状態や、(9)非特別状態の場合に比べて、特別図柄の変動時間を短縮する特別図柄変動短縮状態や、(10)非特別状態の場合に比べて、特別図柄の有効停止ラインを増加する有効停止ライン増加状態や、(11)非特別状態の場合に比べて、普通図柄の変動時間を短縮する普通図柄変動短縮状態などが考えられる。
【0068】
なお、これらのうちの何れか複数を組合せても良く、また、発生した特別状態は、所定条件の成立で終了させるのが好ましい。ここで所定条件とは、所定回の特別図柄表示部Da〜Dcの図柄変動、所定回の普通図柄表示部39の図柄変動、所定時間の経過、普通図柄表示部39の図柄変動後に所定図柄を停止表示した場合、特別図柄表示部Da〜Dcの図柄変動後に所定図柄を停止表示した場合、所定の入賞口に遊技球が入賞した場合、所定の検知ゲート38を遊技球が通過した場合などが典型的である。
【0069】
図13に示すように、前枠24の裏側には、遊技盤25を裏側から押さえる裏機構板40が着脱自在に装着されている。この裏機構板40には開口部40aが形成され、その上側に賞球タンク41と、これから延びるタンクレール42とが設けられている。裏機構板40の側部には、タンクレール42に接続された払出装置43が設けられ、裏機構板40の下側には払出装置43に接続された通路ユニット44が設けられている。払出装置43から払出された遊技球は、通路ユニット44を経由して上皿排出口28a(図10)から上皿28に払出されることになる。
【0070】
裏機構板40の開口部40aには、遊技盤25の裏側に装着された裏カバー45と、入賞口35〜37に入賞した遊技球を排出する入賞球排出樋(不図示)とが嵌合されている。この裏カバー45に装着されたケースCA1の内部に主制御基板1が配設され、その前側に図柄制御基板2が配設されている(図11参照)。主制御基板1の下側で、裏カバー45に装着されたケースCA2の内部に音声ランプ制御基板5が設けられている。
【0071】
ケースCA2の下側で、裏機構板40に装着されたケースCA4の内部には、電源基板9と払出制御基板6が設けられている。この電源基板9には、電源スイッチ53とRAMクリアスイッチ54とが配置されている。これら両スイッチ53,54に対応する部位は切欠かれ、両スイッチを指で同時に操作可能になっている。発射ハンドル30の後側に装着されたケースCA5の内部には、発射制御基板7が設けられている。そして、これらの回路基板1,2,5,6,7,9は夫々独立して構成され、電源基板9と発射制御基板7を除く制御基板2〜6には、ワンチップマイコンを備えるコンピュータ回路が搭載されている。
【0072】
以上、本発明の一実施例を具体的に説明したが、記載内容は特に本発明を限定するものではなく適宜に変更可能である。例えば、音声ランプ制御基板では、受信した制御コマンドの正当性をチェックし、エラーと判定された制御コマンドを破棄しているが(図7(a)のST2)、主制御部1と音声ランプ制御基板5とを双方向通信可能に接続して、エラー時には制御コマンドの再送を要求する構成とするのも好適である。なお、音声ランプ制御基板5と図柄制御基板2とを双方向通信可能に構成しても良い。また、実施例では、主制御基板1から変動パターン指定コマンドを受信した際、音声ランプ制御基板5では、これをそのまま転送しているが、この構成に代えて、専用の図柄変動開始コマンドを伝送するのでも良い。この場合には、制御コマンドのビット長を8ビット長にできるので送受信のプログラム負担を軽減できる。
【0073】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、遊技機本来の制御動作に支障をきたすことがなく、且つ適合性テストが複雑化することもないにも係わらず、演出動作のバリエーションを増加させることのできる遊技機を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例に係るパチンコ機の全体構成を示すブロック図である。
【図2】主制御基板で決定される演出パターンとサブ制御基板で実行される演出パターンの関係を図示したものである。
【図3】主制御基板の回路構成を示すブロック図である。
【図4】音声ランプ制御基板の回路構成を示すブロック図である。
【図5】主制御基板におけるタイマ割込み処理を示すフローチャートである。
【図6】図5の一部を詳細に示すフローチャートである。
【図7】音声ランプ制御基板と図柄制御基板の動作内容を説明するフローチャートである。
【図8】各制御基板での動作を説明するタイムチャートである。
【図9】図柄変動動作を例示したものである。
【図10】実施例に係るパチンコ機の斜視図である。
【図11】図10のパチンコ機の側面図である。
【図12】図10のパチンコ機の遊技盤の正面図である。
【図13】図10のパチンコ機の背面図である。
【符号の説明】
1 主制御部(主制御基板)
2 第2サブ制御部(図柄制御基板)
5 第1サブ制御部(音声ランプ制御基板)
ST3 第1手段
ST4〜ST6 第2手段[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a gaming machine such as a pachinko machine, an arrangement ball machine, a sparrow ball game machine, and a revolving game machine, and more particularly to a gaming machine that does not interfere with the original game control even if the variation of the production operation is increased. It is.
[0002]
[Prior art]
A ball game machine such as a pachinko machine has a detection gate that detects the passage of the game ball, a normal symbol display that starts the fluctuation of the normal symbol in response to the detection operation of the detection gate, and the display result of the normal symbol display The special symbol start port that is released for a predetermined time when the winning symbols are displayed together, the special symbol display unit that starts changing the special symbol when a game ball wins the special symbol start port, and the special symbol display unit When the display result stops at the jackpot symbol, the jackpot game is configured with a big prize opening and the like whose opening / closing plate is driven to open and close.
[0003]
Here, whether or not to arrange the jackpot symbol in the special symbol display part is determined in advance by a lottery lottery, and if this jackpot lottery is won, further symbol lottery processing is performed and which special symbol is stopped Decide what to do. Regardless of the success or failure of the big hit lottery, the special symbol display unit starts the changing operation in response to the winning of the game ball at the special symbol start port.
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
For example, as shown in FIG. 9, after starting normal fluctuation of three special symbols (FIG. 9 (1)), when the right and left special symbols are aligned (FIG. 9 (3)), reach fluctuation is performed. Is supposed to start. In addition, after reach fluctuation is temporarily stopped (FIG. 8 (6)), only the central symbol may change again (FIG. 9 (7)). Then, when three symbols are prepared, an operation called re-drawing variation is started (FIG. 9 (8)), and a symbol effect is finally executed in which special symbols are aligned and stopped. Sometimes (Fig. 9 (11)). In addition, in accordance with such a design effect, the lamps flash and various sound effects are also executed.
[0005]
Such a fluctuating motion is a series of production operations until the already determined lottery result is notified, but for the player, it is determined whether or not a big hit game in which the big winning opening is repeatedly opened is won. It will be the most tense time waiting while pounding. Therefore, the suitability of the production of the variation operation and the richness of variations are important factors that determine the value of the gaming machine.
[0006]
However, in order to increase the variation of the variation operation and realize a complicated performance, the program processing time for that is consumed, and therefore it is not possible to simply increase the performance variation. That is, if the production variation is simply increased, there is a risk of hindering the original operation of the gaming machine that must finish each process within a limited time.
[0007]
In addition, pachinko machines and other gaming machines need to be examined by a public institution as a healthy popular entertainment device, but it is not appropriate that a complicated inspection process is newly required to pass the conformity test. . In other words, it is not appropriate that the compatibility test becomes complicated as a result of enriching the variation of the presentation operation, and a gaming machine that can be inspected by the same method as the conventional one is strongly desired.
[0008]
The present invention has been made in view of such problems, and it does not interfere with the original control operation of the gaming machine and does not complicate the compatibility test. It is an object of the present invention to provide a gaming machine that can increase variations in operation.
[0009]
[Means for Solving the Problems]
In order to solve the above problems, a gaming machine according to
[0012]
According to each of the above inventions, the type of effect operation executed by the first and second sub-control units can be increased more than the effect type determined by the main control unit, which hinders the original control operation of the gaming machine. The variation of the production operation can be increased. In addition, when a command signal is received from the main control unit, a related command signal is immediately transmitted to the second sub-board, so that the compatibility test is not complicated by the same inspection method as in the prior art. In addition, the characteristic part of each said invention can be combined suitably, and the invention combined suitably is further suitable.
[0013]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, the gaming machine of the present invention will be described in more detail based on examples. FIG. 1 is a block diagram illustrating an overall configuration of a pachinko machine according to an embodiment. The illustrated pachinko machine has a
[0014]
In this embodiment, as shown in FIG. 12, a normal symbol display unit 39 and special symbol display units Da to Dc are realized in a single display device (liquid crystal display) 8. Further, as shown in FIG. 1, the
[0015]
The
[0016]
Further, the sub-control command output from the sound
[0017]
The
[0018]
However, in this embodiment, the production pattern is not determined on the
[0019]
Specifically, the effect pattern is specified by a variation pattern specifying command as a control command, but the operation time of the effect operation and the specific effect contents are specified. The production patterns Pa to Pe selected by the sound
[0020]
As described above, in this embodiment, the effect patterns such as the symbol variation and the lamp effect are determined not by the
[0021]
FIG. 3 is a block diagram showing a circuit configuration of the main control board 1 (main control unit). As shown in the figure, the
[0022]
The ON / OFF signals of the switches input from the
[0023]
FIG. 4 is a block diagram showing a circuit configuration of the sound lamp control board 5 (sub-control unit). The sound
[0024]
Here, the
[0025]
FIG. 5 is a flowchart showing a timer interrupt processing program (TIMER INT) among the control programs of the
[0026]
When the CPU is interrupted, first, the contents of each register are saved in the stack area (S1), and then random number generation processing is performed (S2). This random number generation processing includes update processing of the winning counter RG and the big hit counter CT used in the lottery operation in the normal symbol processing S9 and the special symbol processing S11. In the special symbol processing S11, the variation pattern that defines the variation operation in the
[0027]
On the other hand, the symbol counter ZU that determines the lost symbol The effect counter that determines N and the variation pattern is updated in an infinite loop in the main routine interrupted for interrupt processing. The production counter is circulated within the range of 0 to 250, and is acquired before the start of the variation of the special symbol, and determines the variation pattern designation command to be transmitted to each of the
[0028]
In any case, after the random number generation process S2 is completed, after the subtraction process is performed for the timer that manages the time of various game operations (S3), the detection switch of the special symbol start port and the
[0029]
Subsequently, after transmitting the control command generated at this stage to the sub-control board (S5), an error management process is performed (S6). The error management process is a determination as to whether or not an abnormality has occurred inside the device, such as whether or not the supply of game balls has stopped or the game balls are clogged. Next, the number of award balls is calculated based on input signals from various switches provided at a winning opening on the board surface, and a control command for the
[0030]
Next, a normal symbol process (S9) and a normal electric accessory process (S10) are performed, followed by a special symbol process (S11) and a special electric accessory process (S12). The normal symbol process is a determination as to whether or not to operate an electric tulip or the like. Specifically, when it is determined from the switch input result in step S4 that the game ball has passed the detection gate, the winning counter RG updated in the random number generation process S2 is compared with the winning winning value. Done. And if a comparison result is a winning state, the operation | movement of normal electric accessories, such as an electric tulip, will be started (S10).
[0031]
The special symbol process (S11) is a determination as to whether or not to open / close the special winning opening. Specifically, when it is determined from the switch input result in step S4 that the game ball has passed through the special symbol starting port, the big hit counter CT updated in the random number generation processing S2 is set to the big win winning value Hit. In contrast. If the comparison result is a winning state, the operation of a special electric accessory such as a big prize opening is started (S11).
[0032]
Thereafter, the control command generated in each of the above processes is transmitted to the corresponding sub control board. For example, when the special symbol process (S12) is executed, a control command (variation pattern designation command) corresponding to the lottery result is transmitted to the voice
[0033]
Next, as external terminal information processing, signals such as the occurrence of jackpots, special symbol confirmation, normal symbol confirmation, game ball detection such as detection of game balls at the special symbol starting point, games such as computers used for game island management of the game hall Output to the outside of the machine (S14). Further, as the test fire test information processing, a large number of various game information signals to be used for inspection of the gaming machine are output to the outside of the gaming machine (S15). Next, the timer variable NUM is incremented on the condition that the value of the timer variable NUM has not reached the maximum value MAX (S16, S17). This timer variable NUM is used when transmitting a control command for designating symbols (S39 in FIG. 6). Finally, the register saved in the process of step S1 is restored (S16), and the interrupt process is completed. As a result, the processing returns from the interrupt processing routine to the main routine.
[0034]
FIG. 6 is a flowchart specifically illustrating the special symbol process S11 (FIG. 5). First, based on the detection result of the switch detected by the process of step S4, it is determined whether or not a game ball has won a special symbol start opening (S21), and if a game ball has won, it is suspended. It is determined whether the number has reached the upper limit (= 4) (S22). Here, the number of reserves means the number of reserves in the winning state that are reserved without starting the changing operation in the special symbol display unit. Since the fluctuating operation is continued for a considerable period of time, game balls may win one after another in the meantime, and in such a case, for example, the winning state is put on hold with 4 as an upper limit value, for example. .
[0035]
Therefore, if the number of holds has already reached 4 at the time of the determination in step S22, only a predetermined number of prize balls can be obtained even if the game ball wins the special symbol starting port. A process for acquiring the jackpot random value is performed (S23). Specifically, the value of the jackpot counter CT updated in the random number generation process in step S2 is acquired and stored as the jackpot random number value RND. In this embodiment, the big hit counter CT circulates in the range of 0 to 630.
[0036]
Next, after the number of winning holds is incremented (+1) (S24), it is determined whether or not the present is the big hit mode (S25). The big hit mode means that the special winning combination relating to the opening / closing of the big prize opening is activated in the big hit lottery of step S31, and is set to the big hit mode by the process of step S45. . Assuming that the first game ball has won a prize at the special symbol start port, the special symbol display section has not started to change, so it is not the big hit mode. Therefore, it is next determined whether or not the operation mode is in standby (S26).
[0037]
The standby operation mode means that the special electric accessory is inactive or the special symbol display unit is inactive. At present, since this is the standby operation mode, on condition that the number of winning holds is not zero (S27), after decrementing the number of winning holds (S30), a big hit lottery process related to special symbols is performed. The lottery result is stored (S31). On the other hand, if the prize-holding number is zero and the current demonstration screen is not being displayed (S28), the control command for the demonstration screen is transmitted to the voice
[0038]
The jackpot determination in step S31 means a jackpot lottery performed by comparing the jackpot random number value RND acquired in the processing of step S23 with the winning value Hit, but in this embodiment, the numerical range of the jackpot counter CT Is 0 to 630, while the winning value Hit is two specific numerical values in the low probability state, so the winning probability is 2/631. On the other hand, in the high probability state (so-called probabilistic variation state), the winning value is 10 specific numerical values, so the winning probability is 10/631.
[0039]
When such a big hit lottery process (S31) ends, next, a stop symbol and a variation pattern are determined (S32). The stop symbol differs depending on the result of the determination in step S31. On the other hand, if the result of the determination in step S31 is a lost state, the lost symbol counter ZU Based on the value of N, a combination of lost symbols is determined.
[0040]
When the above processing is completed, after the operation mode is set during the fluctuation of the special symbol (S33), a fluctuation pattern designation command as a control command is transmitted to the voice
[0041]
The
[0042]
At the next timer interrupt, the special symbol display unit is in operation, so that it is not the standby operation mode. Therefore, after the processes in steps S21 to S25, the determination in step S26 is NO, and it is determined whether or not the operation mode is changing the special symbol (S35). Here, since the fluctuation | variation operation | movement in a special symbol display part is not complete | finished, determination of step S35 is Yes and determination of step S36 becomes NO.
[0043]
Next, the value of the counter variable NUM is determined (S39), and any one of the left symbol designation command CM2, the middle symbol designation command CM2, and the right symbol designation command CM3 according to the value (2, 4, 6) of the counter variable NUM. Is transmitted to the sound lamp control board 5 (S40). These control commands are transferred to the
[0044]
If such timer interruption processing is repeated several times, the production time (T + τ) obtained by adding the margin time τ to the fluctuation operation time T determined by the fluctuation pattern will eventually expire. Becomes Yes. The margin time τ is the time when the
[0045]
Here, when the production time (T + τ) expires, after the operation mode is switched to the symbol stop (S37), the variable stop command CM5 is transmitted to the
[0046]
In the next timer interrupt, after the process proceeds from step S21 to S26 to step S35, the determination result in step S35 is NO. Accordingly, it is next determined whether or not the operation mode is the symbol stop (S41), the result is Yes, and then it is determined whether or not the stop time has elapsed (S42). Since the stop time is set to 1 second, for example, the process proceeds to step S43 after several timer interruptions corresponding to that time.
[0047]
In step S43, the jackpot winning result stored by the process of step S31 is read, and the winning result is confirmed (S44). If the winning state is selected, the operation mode is switched during the big hit (S45), and the subroutine processing (special symbol processing) is finished. If the operation mode is switched during the big hit, then the special electric accessory processing (S12) is activated, and the big hit game in which the big winning opening is repeatedly opened and closed is started.
[0048]
As described above, the
[0049]
When the sound lamp control board 5 (sub-control unit) receives the control command (ST1), it checks the validity based on the reception history of the control command (ST2), and if it is valid, the received control command is subjected to symbol control. Transfer to the substrate 2 (ST3). Of course, among the control commands received from the
[0050]
After the process of step ST3, it is determined whether or not the transferred control command is the variation pattern designation command CM1 (ST4). If it is a variation pattern designation command, a control command distribution process is performed (ST5). In this embodiment, for each of the N types of change pattern designation commands CM1 received from the main control board, a plurality of effect operations having the same effect time but different specific effect contents are prepared (FIG. 2). reference). Then, M types of variation pattern designation commands CM1 'are defined corresponding to the plurality of presentation operations (M> N).
[0051]
Therefore, the sound
[0052]
FIG. 8 is a diagram including the above relationship, and the sound lamp control board receives the temporary variation pattern designation command CM1 at the timing t1 and transfers it to the
[0053]
FIG. 7B is a flowchart for explaining the operation content of the symbol control board 2 (sub-control unit). When the control command is received (ST10), the received control command is analyzed (ST11), and it is determined whether or not it is the variation pattern designation command CM1 (ST12). The fluctuation pattern designation command includes a temporary fluctuation pattern designation command CM1 and a confirmed fluctuation pattern designation command CM1 ', and it is determined whether any of them is present. In this apparatus, all the control commands have a 16-bit configuration, but the N types of variation pattern designation command CM1 and the M types of variation pattern designation command CM1 ′ are both bits having the same number of upper bits. It is a pattern.
[0054]
If it is determined that the command is a variation pattern designation command, it is determined whether or not the value of the flag FG is 1 (ST13). If FL ≠ 1, the variation operation corresponding to the variation pattern designation command CM1 is started. At the same time, the value of the flag FG is set to 1 and the processing is terminated (ST15). In this embodiment, the flag FG = 0 means reception of the temporary variation pattern designation command CM1, and the flag FG = 1 means reception of the confirmed variation pattern designation command CM1 '.
[0055]
As described above, the operation started in the process of step ST14 is an operation based on the temporary variation pattern designation command CM1 transmitted and transferred from the
[0056]
On the other hand, if it is determined in step ST13 that FL = 1, the flag FG is returned to zero (ST16), and then an operation based on the confirmed variation pattern designation command CM1 'is started (ST17). As shown in FIG. 8, the symbol variation of the
[0057]
If it is determined in step ST12 that it is not a variation pattern designation command, it is determined whether or not it is a symbol designation command (ST18). If it is a symbol designation command, processing corresponding to that is executed (step 18). ST19). If it is determined that the command is not a symbol designating command, it is determined whether the command is a variable stop command (ST20). If the command is a variable stop command, processing corresponding to the command is executed (ST21).
[0058]
Subsequently, a bullet ball game machine to which the present invention is preferably applied will be described for confirmation. FIG. 10 is a perspective view showing the
[0059]
The illustrated
[0060]
The
[0061]
On the right side of the
[0062]
As shown in FIG. 12, the
[0063]
The
[0064]
For example, the special symbol start opening 35 is configured to be opened and closed by an electric tulip having a pair of left and right opening and closing
[0065]
The big winning
[0066]
After the opening /
[0067]
Any of the following is suitable as an example of the special state. (1) A special symbol high probability state in which the probability that the stop symbol after symbol variation of the special symbol display portions Da to Dc becomes a big hit symbol such as “777” is increased compared to the case of the non-special state, or (2) Compared to the non-special state, the extra prize opening opening time is extended to increase the number of game balls to make it easier to win more games. Compared to the state of increasing the number of times of opening the large winning opening to increase the number of opening of the large winning opening so that more balls can easily win, or (4) large in order to make it easier to win more gaming balls than in the non-special state. The probability that the stop symbol after the symbol change of the normal symbol display unit 39 becomes a winning symbol is increased as compared with the case of the large winning aperture opening amount increasing state which increases the opening amount of the winning port or (5) the non-special state. Compared to the normal symbol high probability state and (6) non-special state, more game balls will be easier to win. Electric tulip opening times that increase the number of opening times of electric tulips so that more game balls can be won more easily than in the case of electric tulip opening time extended state that lengthens the opening time of electric tulips and (7) non-special state Electric tulip opening increase state that increases the opening amount of the electric tulip so that more game balls can win more easily than in the increased state or (8) non-special state, or (9) non-special state Compared to the special symbol fluctuation shortening state that shortens the variation time of the special symbol, (10) the effective stop line increase state that increases the special symbol effective stop line compared to the non-special state, (11) Compared to the case of the non-special state, a normal symbol variation shortened state in which the variation time of the normal symbol is shortened can be considered.
[0068]
Any of these may be combined, and the generated special state is preferably terminated when a predetermined condition is satisfied. Here, the predetermined condition means that a predetermined symbol is changed after a predetermined number of special symbol display portions Da to Dc, a predetermined number of normal symbol display portions 39 is changed, a predetermined time has elapsed, and a normal symbol display portion 39 has been changed. When stopped, when a predetermined symbol is stopped and displayed after the symbols of the special symbol display portions Da to Dc change, when a game ball wins a predetermined winning opening, when a game ball passes a
[0069]
As shown in FIG. 13, on the back side of the
[0070]
The
[0071]
A
[0072]
As mentioned above, although one Example of this invention was described concretely, the content of description does not specifically limit this invention, It can change suitably. For example, the sound lamp control board checks the validity of the received control command and discards the control command determined to be an error (ST2 in FIG. 7A), but the
[0073]
【The invention's effect】
As described above, according to the present invention, it is possible to increase the variation of the production operation, although it does not hinder the original control operation of the gaming machine and the compatibility test is not complicated. A gaming machine that can be used.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a block diagram showing an overall configuration of a pachinko machine according to an embodiment.
FIG. 2 is a diagram illustrating a relationship between an effect pattern determined by a main control board and an effect pattern executed by a sub-control board.
FIG. 3 is a block diagram showing a circuit configuration of a main control board.
FIG. 4 is a block diagram showing a circuit configuration of an audio lamp control board.
FIG. 5 is a flowchart showing timer interrupt processing in the main control board.
FIG. 6 is a flowchart showing a part of FIG. 5 in detail.
FIG. 7 is a flowchart for explaining the operation contents of a sound lamp control board and a symbol control board.
FIG. 8 is a time chart for explaining the operation of each control board.
FIG. 9 illustrates a symbol variation operation.
FIG. 10 is a perspective view of a pachinko machine according to an embodiment.
11 is a side view of the pachinko machine shown in FIG.
12 is a front view of the game board of the pachinko machine shown in FIG.
13 is a rear view of the pachinko machine shown in FIG.
[Explanation of symbols]
1 Main control unit (main control board)
2 Second sub-control unit (design control board)
5 1st sub control part (voice lamp control board)
ST3 First means
ST4 to ST6 Second means
Claims (7)
前記主制御部から命令信号を受けて第1の演出動作を実行する第1サブ制御部と、前記第1サブ制御部から命令信号を受けて第2の演出動作を実行する第2サブ制御部とを設けて構成された遊技機であって、
第1の演出動作又は第2の演出動作は、前記大当り状態に係わる特定図柄を変動表示する表示装置で実行される図柄演出であり、
前記主制御部から直接又は転送により受けた所定の命令信号に対応して、前記表示装置において、演出内容を特定しない図柄演出の仮動作を開始させる第一手段と、
その後、前記所定の命令信号に対応して実行される振分け処理によって演出内容を特定し、前記仮動作に続いて、演出内容の特定された図柄演出の本動作を開始させる第二手段と、を設けたことを特徴とする遊技機。A lottery process for determining whether or not to generate a big hit state advantageous to the player in relation to the game operation, and a main control unit for controlling the game operation based on the lottery result,
A first sub control unit that receives a command signal from the main control unit and executes a first effect operation, and a second sub control unit that receives a command signal from the first sub control unit and executes a second effect operation A gaming machine configured with
The first effect operation or the second effect operation is a symbol effect executed by a display device that variably displays the specific symbol related to the jackpot state,
In response to a predetermined command signal received directly or by transfer from the main control unit, in the display device, a first means for starting a temporary operation of a design effect that does not specify the effect content ;
Then, a second means for specifying the production content by the distribution process executed in response to the predetermined command signal, and starting the main operation of the design production whose production content is specified following the provisional operation, A gaming machine characterized by being provided .
大当り状態を発生させるか否かの抽選処理の後に、演出時間Tを特定した前記所定の命令信号を前記第1サブ制御部に送信する第1送信手段と、
前記第1手段の伝送処理から所定時間が経過する毎に、前記表示装置に停止表示されるべき停止図柄を規定する命令信号を、複数回に分けて、前記第1サブ制御部に送信する第2送信手段と、
前記演出時間Tと、前記演出内容を特定するために前記第1サブ制御部が消費する処理時間τとで決まる時間経過後に、第1と第2の演出動作を停止させるべき命令信号を、前記第1サブ制御部に送信する第3送信手段と、を有して構成されている請求項1〜4のいずれかに記載の遊技機。 The main control unit
A first transmission means for transmitting the predetermined command signal specifying the effect time T to the first sub-control unit after the lottery process for determining whether or not to generate the big hit state;
Each time a predetermined time elapses from the transmission process of the first means, a command signal defining a stop symbol to be stopped and displayed on the display device is divided into a plurality of times and transmitted to the first sub-control unit. Two transmission means;
The command signal to stop the first and second effect operations after the elapse of time determined by the effect time T and the processing time τ consumed by the first sub-control unit to specify the effect content, The gaming machine according to claim 1, further comprising a third transmission unit that transmits to the first sub-control unit .
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