JP4196113B2 - 住宅情報盤システム - Google Patents

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本発明は、住宅情報盤システムに関するものである。
近年、マンションなどの集合住宅では住宅情報盤システムが普及してきている。このような住宅情報盤システムは、集合住宅の共同玄関に設置されるロビーインターホンと、管理室や防災監視室などに設置される警報監視盤(あるいは統合盤)と、各住戸内に設置される住宅情報盤と、各住戸の戸外(玄関先)に設置されるドアホン子器と、住戸内に設置されて住人の安全が脅かされた場合に自動又は手動で異常発生を知らせる報知信号を出力する1乃至複数種類の安全装置とで構成される。そして、住宅情報盤は、ロビーインターホンやドアホン子器あるいは警報監視盤との間の通話を行う通話機能と、住戸内に設置された火災感知器やガス漏れ警報器などの安全装置と信号線を介して接続され、何れかの安全装置から異常発生を知らせる報知信号を受け取ると少なくとも異常発生並びに当該異常の種類に応じた警報音又は警報メッセージを発生させるとともに警報監視盤に対して異常の発生及び種類を報知するセキュリティ機能とを備えている(例えば、特許文献1参照)。また、ハンドセットの代わりにマイクロホンとスピーカを利用して拡声通話(ハンズフリー通話)を行う拡声通話機能を備えた住宅情報盤も提供されている。
ここで、拡声通話機能を備えた住宅情報盤では、マイクロホンとスピーカの音響結合により形成される音響側の帰還経路や、相手側の通話端末との間で形成される回線側の帰還経路によって任意の周波数成分における一巡利得が1倍を超えるような閉ループが通話系に形成されると当該周波数にてハウリングが生じてしまう場合があるので、かかるハウリングの発生を防止するため、通話状態(送話状態、受話状態)を常時推定し、その推定結果に基づいて適切な配分で送話側及び受話側の信号経路に対して損失を挿入する音声スイッチを備えている。
特開平11−195183号公報
ところで、住宅情報盤に接続される安全装置のなかには異常発生時に住宅情報盤に報知信号を出力するだけでなく自ら警報音を発するものがある。この種の安全装置が発する警報音の音量は一般に人の話し声などに比べて非常に大きく、安全装置と住宅情報盤の距離が比較的に近い場合、住宅情報盤のマイクロホン近傍における音量が90デシベル程度になることもある。そのため、送話信号と受話信号の信号レベルを比較することで通話状態を推定している音声スイッチにおいては、安全装置の発する警報音のレベルが非常に大きいため、報知信号を受信した警報監視盤から通話信号(受話信号)が伝送されてきても送話状態から受話状態に切り換えられず、受話信号がスピーカから聞こえなくなる現象(送話側への継続的な片倒れ)が発生する虞がある。火災発生時やガス漏れ時には警報監視盤からの通話指示が住戸へ確実に伝えられるべきであり、住戸(住宅情報盤)への受話信号がより確実に届けられる必要がある。
本発明は上記事情に鑑みて為されたものであり、その目的は、安全装置が大きな音量で警報音を発している状況下においても警報監視盤から伝送される受話音声が住宅情報盤のスピーカを通して聞くことができる住宅情報盤システムを提供することにある。
請求項1の発明は、上記目的を達成するために、集合住宅の各住戸外に設置されるドアホン子器と、集合住宅の共同玄関に設置されるロビーインターホンと、集合住宅の管理室などに設置される警報監視盤と、住戸内に設置されて住人の安全が脅かされた場合に自動又は手動で異常発生を知らせる報知信号を出力する1乃至複数種類の安全装置と、各住戸内に設置され、ドアホン子器・ロビーインターホン・警報監視盤との間で通話を行う通話機能、何れかの安全装置から報知信号を受け取ると少なくとも異常発生並びに当該異常の種類に応じた警報音又は警報メッセージを発生させるとともに警報監視盤に対して異常の発生及び種類を報知するセキュリティ機能を有する住宅情報盤とを備えた住宅情報盤システムにおいて、マイクロホン並びにスピーカと、マイクロホンで集音された送話信号を住宅情報盤に伝送するとともに住宅情報盤から伝送されてくる受話信号をスピーカに送り出す伝送処理手段と、マイクロホンと伝送処理手段の間の送話路に設けられて送話信号を増幅する送話信号増幅手段と、伝送処理手段とスピーカの間の受話路に設けられて受話信号を増幅する受話信号増幅手段と、1乃至複数種類の安全装置のうちで異常発生時に自ら警報音を発する安全装置が報知信号を出力したことを検出する第1の警報状態検出手段と、第1の警報状態検出手段が前記安全装置の報知信号出力を検出したときに送話信号増幅手段の増幅度を増大させる第1の増幅度設定手段とを前記警報監視盤に備えたことを特徴とする。
請求項2の発明は、上記目的を達成するために、請求項1の第1の増幅度設定手段の代わりに、警報状態検出手段が前記安全装置の報知信号出力を検出したときに受話信号増幅手段の増幅度を増大させる第2の増幅度設定手段を前記警報監視盤に備えるとともに、マイクロホン並びにスピーカと、マイクロホンで集音された送話信号をドアホン子器やロビーインターホン若しくは警報監視盤に伝送するとともにドアホン子器やロビーインターホン若しくは警報監視盤から伝送されてくる受話信号をスピーカに送り出す伝送処理手段と、マイクロホンから伝送処理手段に至る送話路に損失を挿入する送話路損失挿入手段と、伝送処理手段からスピーカに至る受話路に損失を挿入する受話路損失挿入手段と、送話信号と受話信号を観測することによって通話状態を推定し、該推定結果に基づいて送話路損失挿入手段並びに受話路損失挿入手段による挿入損失量を可変制御する挿入損失量制御手段と、マイクロホンと送話路損失挿入手段の間の送話路に設けられて送話信号を増幅する第1の増幅手段と、受話路損失挿入手段とスピーカの間の受話路に設けられて受話信号を増幅する第2の増幅手段と、送話路損失挿入手段と伝送処理手段の間の送話路に設けられて送話信号を増幅する第3の増幅手段と、伝送処理手段と受話路損失挿入手段の間の受話路に設けられて受話信号を増幅する第4の増幅手段と、1乃至複数種類の安全装置のうちで異常発生時に自ら警報音を発する安全装置が報知信号を出力したことを検出する第2の警報状態検出手段と、第2の警報状態検出手段が前記安全装置の報知信号出力を検出したときに第1の増幅手段の増幅度を減少させる第3の増幅度設定手段とを前記住宅情報盤に備えたことを特徴とする。
請求項1の発明によれば、異常発生時に自ら警報音を発する安全装置が報知信号を出力したことを警報状態検出手段で検出した場合、第1の増幅度設定手段により、送話信号を増幅する送話信号増幅手段の増幅度を増大させるため、安全装置が大きな音量で警報音を発している状況下においても警報監視盤から伝送される音声が住宅情報盤のスピーカを通して聞くことができるという効果がある。
請求項2の発明によれば、異常発生時に自ら警報音を発する安全装置が報知信号を出力したことを警報状態検出手段で検出した場合、第1の増幅度設定手段により、マイクロホンで集音した送話信号を増幅する第1の増幅手段の増幅度を減少させるため、挿入損失量制御手段が通話状態を受話状態と推定しやすくなり、その結果、安全装置が大きな音量で警報音を発している状況下においてもスピーカを通して受話信号を聞くことができ、しかも、警報監視盤においては警報状態検出手段が前記安全装置の報知信号出力を検出したときに第2の増幅度設定手段が受話信号増幅手段の増幅度を増大させるため、住宅情報盤から警報監視盤に伝送される音声の音量が必要以上に減少することを防止できるという効果がある。
本実施形態の住宅情報盤システムのシステム構成例を図3に示す。本システムは、集合住宅の共同玄関に設置されるロビーインターホン60と、集合住宅の管理室等に設置される警報監視盤80と、各住戸内に設置される住宅情報盤Aと、各住戸の外(玄関先)に設置されるドアホン子器50と、住戸内に設置されて住人の安全が脅かされた場合に自動又は手動で異常発生を知らせる報知信号を出力する1乃至複数種類の安全装置とを備える。そして、警報監視盤80と各住戸の住宅情報盤Aが、通話音声や警報音等の音声信号とロビーインターホン60が具備するテレビカメラで撮像した映像信号を多重伝送する通信線L1、呼出や警報等の制御信号を多重伝送する制御線L2によって接続される。尚、本システムでは映像信号を音声信号と多重伝送する構成を例示するが、映像信号を独立した映像伝送線で伝送する構成としても良い。
ロビーインターホン60は、CPUを主構成要素とする信号処理部(図示せず)と、テンキーや呼出釦等を具備する操作部61と、表示ランプや液晶ディスプレイを具備する表示部62と、制御線L2を介して警報監視盤80との間で制御信号を送受信する伝送送受信部(図示せず)と、マイクロホン63並びにスピーカ64と、マイクロホン63並びにスピーカ64を用いて住宅情報盤Aや警報監視盤80との間で拡声通話を行うための通話制御部(図示せず)と、CCDのような撮像素子を有するテレビカメラ(図示せず)と、テレビカメラの出力を信号処理して映像信号を出力する映像信号処理部(図示せず)と、通話制御部から出力される音声信号と映像信号処理部から出力される映像信号を多重化して通信線L1に送出するとともに通信線L1を介して送られてくる音声信号を通話制御部に出力する入出力処理部(図示せず)とを備えている。
一方、警報監視盤80は、CPUを主構成要素とする信号処理部(図示せず)と、テンキーや呼出釦等を具備する操作部81と、表示ランプや液晶ディスプレイを具備する表示部82と、制御線L2を介して各住宅情報盤Aやロビーインターホン60との間で制御信号を送受信する伝送送受信部(図示せず)と、マイクロホン83a並びにスピーカ83bを内蔵した送受話器(ハンドセット)83と、送受話器83を用いて住宅情報盤Aやロビーインターホン60との間で同時通話を行うための通話部84とを備えている。
またドアホン子器50は、マイクロホン並びにスピーカを具備し通話線L3により住宅情報盤Aと接続され、呼出釦57aが操作されたときに通話線L3の電圧レベルを変化させることで住宅情報盤Aに対して呼出信号を送出する機能を有している。
住宅情報盤Aは、ハウジングの前面上部にCRTや液晶ディスプレイからなるモニタ部40が設けられるとともに、ハウジングの前面下部には応答釦41が設けられる。通信線L1を介してロビーインターホン60から送られてくる映像がモニタ部40に表示され、ドアホン子器50やロビーインターホン60あるいは警報監視盤80からの呼出に対して応答釦41が操作されると住宅情報盤Aの通話機能が起動し、ドアホン子器50やロビーインターホン60あるいは警報監視盤80との間で拡声通話が行われる。また住宅情報盤Aは種々の安全装置、例えば火災感知器S1、ガス/CO検知器S2、防犯外部セットスイッチSW、防犯スイッチSW1、コールスイッチSW2、非常スイッチSW3等と接続され、何れかの安全装置から報知信号を受け取った場合、異常発生並びに発生した異常の種類(火災、ガス漏れ、一酸化炭素濃度の上昇、緊急呼出など)に応じた警報音又は警報メッセージを発生させるとともに警報監視盤80に対して制御線L2を介して異常の発生及び種類を報知する。
一方、警報監視盤80は、いずれかの住宅情報盤Aから制御線L2を介して報知信号を受信すると、報知信号に付加されたアドレスを識別して当該報知信号を出力した住宅情報盤Aを特定し、その住宅情報盤Aが設置されている住戸番号を表示部83に表示すると同時に警報音を出力することによって管理人等に異常発生を知らせる。そして、異常発生を知った管理人等が警報監視盤80のハンドセットをオフフックすれば、報知信号を出力した住宅情報盤Aとの間に通信線L1を介した通話路が強制的に形成され、異常が発生した住戸の住人と通話して異常の状況や安否の確認を行うことができる。
図2は住宅情報盤Aの要部構成を示すブロック図である。図2に示すように本実施形態における住宅情報盤Aは、マイクロホン1並びにスピーカ2と、マイクロホン1で集音された送話信号をドアホン子器50やロビーインターホン60若しくは警報監視盤80に伝送するとともにドアホン子器50やロビーインターホン60若しくは警報監視盤80から伝送されてくる受話信号をスピーカ2に送り出す伝送処理部3と、マイクロホン1から伝送処理部3に至る送話路に損失を挿入する送話路損失挿入部4と、伝送処理部3からスピーカ2に至る受話路に損失を挿入する受話路損失挿入部5と、送話信号と受話信号を観測することによって通話状態を推定し、その推定結果に基づいて送話路損失挿入部4並びに受話路損失挿入部5による挿入損失量を可変制御する挿入損失量制御部6と、マイクロホン1と送話路損失挿入部3の間の送話路に設けられて送話信号を増幅する第1の増幅器7と、受話路損失挿入部4とスピーカ2の間の受話路に設けられて受話信号を増幅する第2の増幅器8と、送話路損失挿入部4と伝送処理部3の間の送話路に設けられて送話信号を増幅する第3の増幅器9と、伝送処理部3と受話路損失挿入部5の間の受話路に設けられて受話信号を増幅する第4の増幅器10と、1乃至複数種類の安全装置のうちで異常発生時に自ら警報音を発する安全装置(例えば、火災感知器S1及びガス/CO検知器S2)が報知信号を出力したことを検出する警報状態検出手段(第2の警報状態検出手段)11と、警報状態検出手段11が前記安全装置(火災感知器S1又はガス/CO検知器S2)の報知信号出力を検出したときに第1の増幅器7の増幅度(ゲイン)を減少させるゲイン設定手段(第2のゲイン設定手段)12とを備えている。ここで、送話路損失挿入部4と受話路損失挿入部5と挿入損失量制御部6とで音声スイッチVSWが構成されている。尚、音声スイッチVSWはアナログの集積回路で構成することも可能であるし、DSP(Digital Signal Processor)のハードウェアを音声スイッチ用のソフトウェア(プログラム)で制御することによっても実現可能である。
挿入損失量制御部6は、第1の増幅器7で増幅された送話信号と第4の増幅器10で増幅された受話信号の信号レベルを比較し、例えば送話信号の信号レベルが受話信号の信号レベルよりも大きければ送話状態と推定して送話路損失挿入部4における挿入損失量を減らすと同時に受話路損失挿入部5における挿入損失量を増やし、反対に受話信号の信号レベルが送話信号の信号レベルよりも大きければ受話状態と推定して受話路損失挿入部5における挿入損失量を減らすと同時に送話路損失挿入部4における挿入損失量を増やすことで通話状態を切り換えている。但し、送話路並びに受話路に挿入される損失量の総和は常に一定である。
ここで、住宅情報盤Aはドアホン子器50やロビーインターホン60あるいは警報監視盤80からの呼出信号を検出するとともにスピーカ2から呼出音を出力させる呼出機能や、制御線L2を介して警報監視盤80との間で制御信号を授受する通信機能、安全装置が出力する報知信号を監視するとともに報知信号を受け取ったときに警報音等の出力や警報監視盤80への通報などを行うセキュリティ機能を有しているが、これらの機能はCPUを主構成要素とする制御部(図示せず)によって実現されており、さらに警報状態検出手段11並びにゲイン設定手段12も上記制御部によって実現されている。
図1は警報監視盤80の通話部84を含む要部構成を示すブロック図である。通話部84は、送受話器83のマイクロホン83aで集音された送話信号を住宅情報盤Aに伝送するとともに住宅情報盤Aから伝送されてくる受話信号を送受話器83のスピーカ83bに送り出す伝送処理部84aと、マイクロホン83aと伝送処理部84aの間の送話路に設けられて送話信号を増幅する送話信号増幅器84bと、伝送処理部84aとスピーカ83bの間の受話路に設けられて受話信号を増幅する受話信号増幅器84cとを有する。さらに本実施形態における警報監視盤80は、1乃至複数種類の安全装置のうちで異常発生時に自ら警報音を発する安全装置(例えば、火災感知器S1及びガス/CO検知器S2)が報知信号を出力したことを検出する警報状態検出手段(第1の警報状態検出手段)85と、警報状態検出手段85が前記安全装置(火災感知器S1又はガス/CO検知器S2)の報知信号出力を検出したときに送話信号増幅器84bの増幅度(ゲイン)を増大させるゲイン設定手段(第2のゲイン設定手段)86とを備えている。尚、警報状態検出手段85並びにゲイン設定手段86は、CPUを主構成要素とする信号処理部によって実現されており、警報状態検出手段85では住宅情報盤Aから制御信号によって報知される異常の発生及び種類に基づいて前記安全装置が報知信号を出力したことを検出している。
而して、異常発生時に自ら警報音を発する安全装置(例えば、火災感知器S1及びガス/CO検知器S2)が住宅情報盤Aに接続されている場合、従来技術で説明したように、かかる安全装置が大きな音量で警報音を発している状況下においては、その警報音が住宅情報盤Aのマイクロホン1で集音されるために送話信号の信号レベルが非常に大きくなり、音声スイッチVSWの挿入損失量制御部6が送話状態と推定してしまうため、警報監視盤80から伝送されてくる受話信号が受話路損失挿入部5の挿入損失により減衰されてスピーカ2から聞こえない虞がある。
しかしながら本実施形態における警報監視盤80では、かかる安全装置が報知信号を出力したことを警報状態検出手段85が検出すると、警報状態検出手段85からゲイン設定手段86に対して検出信号が出力され、この検出信号を受け取ったゲイン設定手段86が送話信号増幅器84bの増幅度を増大させるため、住宅情報盤Aの音声スイッチVSWにおいて送話信号と受話信号の信号レベルを比較する際、警報監視盤80で管理人が声を発した場合には受話信号の信号レベルが送話信号の信号レベルよりも大きくなり、音声スイッチVSWの挿入損失量制御部6が通話状態を受話状態と推定しやすくなる。その結果、安全装置が大きな音量で警報音を発している状況下においても警報監視盤80から伝送される受話信号をスピーカ2を通して聞くことができるものである。
また本実施形態では、自ら警報音を発する安全装置が報知信号を出力したことを住宅情報盤Aの警報状態検出手段11が検出したときに警報状態検出手段11からゲイン設定手段12に対して検出信号を出力し、この検出信号を受け取ったゲイン設定手段12が第1の増幅器7の増幅度を減少させているから、音声スイッチVSWにおける送話信号と受話信号の信号レベルの差が小さくなり、挿入損失量制御部6が通話状態を受話状態と推定しやすくなる。その結果、安全装置が大きな音量で警報音を発している状況下においても警報監視盤80から伝送される受話信号がスピーカ2を通してさらに聞きやすくなる。さらにゲイン設定手段12が第1の増幅器7の増幅度を減少させると同時に警報監視盤80におけるゲイン設定手段86が受話信号増幅器84cの増幅度9の増幅度を増大させれば、住宅情報盤Aから警報監視盤80に伝送される音声の音量が必要以上に減少することを防止できる。但し、上述のように住宅情報盤Aにおいて第1の増幅器7の増幅度を減少させると同時に警報監視盤80において受話信号増幅器84cの増幅度を増大させる構成と、警報監視盤80の送話信号増幅器84bの増幅度を増大させる構成との何れか一方のみを備えるようにしても構わない。
尚、本実施形態の住宅情報盤システムでは警報監視盤80を用いているが、警報監視盤80に住棟受信機及び音声警報ユニット(P型3級受信機)を統合した統合盤を用いても良く、統合盤を用いる場合には本実施形態における警報監視盤80の構成及び機能を統合盤に全て備えている。
本発明に係る住宅情報盤システムに用いる警報監視盤の要部構成を示すブロック図である。 同上に用いる住宅情報盤のよう武功製を示すブロック図である。 同上のシステム構成図である。
符号の説明
80 警報監視盤
83 送受話器
83a マイクロホン
83b スピーカ
84 通話部
84b 送話信号増幅器
84c 受話信号増幅器
85 警報状態検出手段
86 ゲイン設定手段

Claims (2)

  1. 集合住宅の各住戸外に設置されるドアホン子器と、集合住宅の共同玄関に設置されるロビーインターホンと、集合住宅の管理室などに設置される警報監視盤と、住戸内に設置されて住人の安全が脅かされた場合に自動又は手動で異常発生を知らせる報知信号を出力する1乃至複数種類の安全装置と、各住戸内に設置され、ドアホン子器・ロビーインターホン・警報監視盤との間で通話を行う通話機能、何れかの安全装置から報知信号を受け取ると少なくとも異常発生並びに当該異常の種類に応じた警報音又は警報メッセージを発生させるとともに警報監視盤に対して異常の発生及び種類を報知するセキュリティ機能を有する住宅情報盤とを備えた住宅情報盤システムにおいて、マイクロホン並びにスピーカと、マイクロホンで集音された送話信号を住宅情報盤に伝送するとともに住宅情報盤から伝送されてくる受話信号をスピーカに送り出す伝送処理手段と、マイクロホンと伝送処理手段の間の送話路に設けられて送話信号を増幅する送話信号増幅手段と、伝送処理手段とスピーカの間の受話路に設けられて受話信号を増幅する受話信号増幅手段と、1乃至複数種類の安全装置のうちで異常発生時に自ら警報音を発する安全装置が報知信号を出力したことを検出する第1の警報状態検出手段と、第1の警報状態検出手段が前記安全装置の報知信号出力を検出したときに送話信号増幅手段の増幅度を増大させる第1の増幅度設定手段とを前記警報監視盤に備えたことを特徴とする住宅情報盤システム。
  2. 請求項1の第1の増幅度設定手段の代わりに、警報状態検出手段が前記安全装置の報知信号出力を検出したときに受話信号増幅手段の増幅度を増大させる第2の増幅度設定手段を前記警報監視盤に備えるとともに、マイクロホン並びにスピーカと、マイクロホンで集音された送話信号をドアホン子器やロビーインターホン若しくは警報監視盤に伝送するとともにドアホン子器やロビーインターホン若しくは警報監視盤から伝送されてくる受話信号をスピーカに送り出す伝送処理手段と、マイクロホンから伝送処理手段に至る送話路に損失を挿入する送話路損失挿入手段と、伝送処理手段からスピーカに至る受話路に損失を挿入する受話路損失挿入手段と、送話信号と受話信号を観測することによって通話状態を推定し、該推定結果に基づいて送話路損失挿入手段並びに受話路損失挿入手段による挿入損失量を可変制御する挿入損失量制御手段と、マイクロホンと送話路損失挿入手段の間の送話路に設けられて送話信号を増幅する第1の増幅手段と、受話路損失挿入手段とスピーカの間の受話路に設けられて受話信号を増幅する第2の増幅手段と、送話路損失挿入手段と伝送処理手段の間の送話路に設けられて送話信号を増幅する第3の増幅手段と、伝送処理手段と受話路損失挿入手段の間の受話路に設けられて受話信号を増幅する第4の増幅手段と、1乃至複数種類の安全装置のうちで異常発生時に自ら警報音を発する安全装置が報知信号を出力したことを検出する第2の警報状態検出手段と、第2の警報状態検出手段が前記安全装置の報知信号出力を検出したときに第1の増幅手段の増幅度を減少させる第3の増幅度設定手段とを前記住宅情報盤に備えたことを特徴とする住宅情報盤システム。
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