JP4124171B2 - 住宅情報盤 - Google Patents

住宅情報盤 Download PDF

Info

Publication number
JP4124171B2
JP4124171B2 JP2004188799A JP2004188799A JP4124171B2 JP 4124171 B2 JP4124171 B2 JP 4124171B2 JP 2004188799 A JP2004188799 A JP 2004188799A JP 2004188799 A JP2004188799 A JP 2004188799A JP 4124171 B2 JP4124171 B2 JP 4124171B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
path
loss
transmission
transmission path
sub
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2004188799A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2006013964A (ja
Inventor
実 福島
博昭 竹山
恵一 ▲吉▼田
彰洋 菊池
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Works Ltd filed Critical Matsushita Electric Works Ltd
Priority to JP2004188799A priority Critical patent/JP4124171B2/ja
Publication of JP2006013964A publication Critical patent/JP2006013964A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4124171B2 publication Critical patent/JP4124171B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Alarm Systems (AREA)
  • Interconnected Communication Systems, Intercoms, And Interphones (AREA)
  • Telephone Function (AREA)

Description

本発明は、住宅情報盤に関するものである。
近年、マンションなどの集合住宅では住宅情報盤システムが普及してきている。このような住宅情報盤システムは、集合住宅の共同玄関に設置されるロビーインターホンと、管理室や防災監視室などに設置される警報監視盤(あるいは統合盤)と、各住戸内に設置される住宅情報盤と、各住戸の戸外(玄関先)に設置されるドアホン子器とで構成される。そして、住宅情報盤は、ロビーインターホンやドアホン子器あるいは警報監視盤との間の通話を行う通話機能と、住戸内に設置された火災感知器やガス漏れ警報器などの安全装置と信号線を介して接続され、何れかの安全装置から異常発生を知らせる報知信号を受け取ると少なくとも異常発生並びに当該異常の種類に応じた警報音又は警報メッセージを発生させるとともに警報監視盤に対して異常の発生及び種類を報知するセキュリティ機能とを備えている(例えば、特許文献1参照)。また、送受話器(ハンドセット)の代わりにマイクロホンとスピーカを利用して拡声通話(ハンズフリー通話)を行う拡声通話機能を備えた住宅情報盤も提供されている。
ここで、拡声通話機能を備えた住宅情報盤では、マイクロホンとスピーカの音響結合により形成される音響側の帰還経路や、相手側の通話機器(ドアホン子器やロビーインターホンあるいは警報監視盤)との間で形成される回線側の帰還経路、さらに相手側の通話機器がハンドセットを用いないで拡声通話を行う機器(ハンズフリー機器)である場合には当該機器のマイクロホンとスピーカの音響結合により形成される音響帰還経路によって任意の周波数成分における一巡利得が1倍を超えるような閉ループが通話系に形成されると当該周波数にてハウリングが生じてしまう場合がある。かかるハウリングの発生を防止するため、従来の拡声通話機能を有する住宅情報盤は、通話状態(送話状態、受話状態)を常時推定し、推定結果に基づき適切な配分で送話側及び受話側の信号経路に対して損失を挿入する音声スイッチを備えている。
音声スイッチは、マイクロホンから相手の通話機器に至る送話路に損失を挿入する送話路損失挿入手段と、相手の通話機器からスピーカに至る受話路に損失を挿入する受話路損失挿入手段と、送話信号と受話信号を観測することによって通話状態を推定し、該推定結果に基づき、所定の総損失量を送話路損失挿入手段による挿入損失量と受話路損失挿入手段による挿入損失量に分配する挿入損失量制御手段とを有し、推定結果が送話状態の場合には受話路への挿入損失量を総損失量と略同一且つ送話路への挿入損失量を略ゼロとし、推定結果が受話状態の場合には送話路への挿入損失量を総損失量と略同一且つ受話路への挿入損失量を略ゼロとすることで通話状態を切り換えるものである(例えば、特許文献2参照)。
特開平11−195183号公報 特開2000−307745号公報
ところで、住宅情報盤の通話相手となるドアホン子器やロビーインターホンあるいは警報監視盤などの通話機器のうちで、ドアホン子器及びロビーインターホンは住宅情報盤と同様にハンドセットを用いないで拡声通話を行うものであるが、警報監視盤は一般にハンドセットを用いて非拡声通話を行うものが多い。したがって、住宅情報盤とドアホン子器やロビーインターホンとの間で通話する場合、ドアホン子器又はロビーインターホンにおけるマイクロホンとスピーカの間で音響結合が生じやすいから、ハウリングを防止するために住宅情報盤の音声スイッチにおける総損失量をある程度大きくする必要がある。しかしながら、住宅情報盤と警報監視盤との間で通話する場合、警報監視盤におけるマイクロホンとスピーカがハンドセットに組み込まれているために両者の間で音響結合が生じ難いから、音声スイッチにおける総損失量をそれほど大きくする必要がないにもかかわらず拡声通話時と同程度の総損失量にすると、音声スイッチによる通話状態の切り換えがスムーズに行われなくなり、語頭切れや送話側への継続的な片倒れなどの不具合が発生する虞がある。この点、通常通話時だけの問題に止まらず、特に火災発生時やガス漏れ時には警報監視盤からの通話指示が住戸へ確実に伝えられるべきであり、住戸(住宅情報盤)への受話信号がより確実に届けられる必要がある。
本発明は上記事情に鑑みて為されたものであり、その目的は、相手の通話機器の種類にかかわらず語頭切れや送話側への継続的な片倒れなどの不具合の発生を抑えることができる住宅情報盤を提供することにある。
請求項1の発明は、上記目的を達成するために、集合住宅の各住戸内に設置され、住戸外に設置されるドアホン子器、集合住宅の共同玄関に設置されるロビーインターホン、集合住宅の管理室に設置される警報監視盤などの通話機器との間で通話を行う通話機能と、住戸内に設置されて住人の安全が脅かされた場合に自動又は手動で異常発生を知らせる報知信号を出力する1乃至複数種類の安全装置と接続され、何れかの安全装置から報知信号を受け取ると少なくとも異常発生並びに当該異常の種類に応じた警報音又は警報メッセージを発生させるとともに警報監視盤に対して異常の発生及び種類を報知するセキュリティ機能とを備えた住宅情報盤において、マイクロホン並びにスピーカと、マイクロホンで集音された送話信号をドアホン子器やロビーインターホン若しくは警報監視盤に伝送するとともにドアホン子器やロビーインターホン若しくは警報監視盤から伝送されてくる受話信号をスピーカに送り出す伝送処理手段と、マイクロホンから伝送処理手段に至る送話路に損失を挿入する送話路損失挿入手段と、伝送処理手段からスピーカに至る受話路に損失を挿入する受話路損失挿入手段と、送話信号と受話信号を観測することによって通話状態を推定し、該推定結果に基づいて送話路損失挿入手段並びに受話路損失挿入手段による挿入損失量を可変制御する挿入損失量制御手段と、マイクロホンと送話路損失挿入手段の間の送話路に設けられて送話信号を増幅する第1の増幅手段と、受話路損失挿入手段とスピーカの間の受話路に設けられて受話信号を増幅する第2の増幅手段と、送話路損失挿入手段と伝送処理手段の間の送話路に設けられて送話信号を増幅する第3の増幅手段と、伝送処理手段と受話路損失挿入手段の間の受話路に設けられて受話信号を増幅する第4の増幅手段と、送話路損失挿入手段により損失が挿入される主送話路と損失が挿入されない副送話路の何れか一方に択一的に切り換えて送話信号を伝送させる送話路切換手段と、受話路損失挿入手段により損失が挿入される主受話路と損失が挿入されない副受話路の何れか一方に択一的に切り換えて受話信号を伝送させる受話路切換手段と、前記通話機器のうちでマイクロホンとスピーカが音響結合しやすい通話機器とマイクロホンとスピーカが音響結合し難い通話機器の何れの機種が通話相手であるかを特定する相手機種特定手段と、相手機種特定手段で特定された相手の通話機器が音響結合しやすい機種であれば送話路切換手段及び受話路切換手段を制御して送話信号及び受話信号の伝送経路を各々主送話路及び主受話路に切り換えさせるとともに相手機種特定手段で特定された相手の通話機器が音響結合し難い機種であれば送話路切換手段及び受話路切換手段を制御して送話信号及び受話信号の伝送経路を各々副送話路及び副受話路に切り換えさせる切換制御手段と、相手機種特定手段で特定された相手の通話機器が音響結合し難い機種である場合に、音響結合しやすい機種である場合に比べて第1〜第4の増幅手段のうちの少なくとも何れか一つの増幅度を減少させるゲイン設定手段とを備えたことを特徴とする。
請求項2の発明は、上記目的を達成するために、請求項1の発明におけるゲイン設定手段に代えて、副送話路及び副受話路にそれぞれ損失を挿入する副送話路損失挿入手段及び副受話路損失挿入手段を備えたことを特徴とする。
請求項3の発明は、上記目的を達成するために、集合住宅の各住戸内に設置され、住戸外に設置されるドアホン子器、集合住宅の共同玄関に設置されるロビーインターホン、集合住宅の管理室に設置される警報監視盤などの通話機器との間で通話を行う通話機能と、住戸内に設置されて住人の安全が脅かされた場合に自動又は手動で異常発生を知らせる報知信号を出力する1乃至複数種類の安全装置と接続され、何れかの安全装置から報知信号を受け取ると少なくとも異常発生並びに当該異常の種類に応じた警報音又は警報メッセージを発生させるとともに警報監視盤に対して異常の発生及び種類を報知するセキュリティ機能とを備えた住宅情報盤において、マイクロホン並びにスピーカと、マイクロホンで集音された送話信号をドアホン子器やロビーインターホン若しくは警報監視盤に伝送するとともにドアホン子器やロビーインターホン若しくは警報監視盤から伝送されてくる受話信号をスピーカに送り出す伝送処理手段と、マイクロホンから伝送処理手段に至る送話路に損失を挿入する送話路損失挿入手段と、伝送処理手段からスピーカに至る受話路に損失を挿入する受話路損失挿入手段と、送話信号と受話信号を観測することによって通話状態を推定し、該推定結果に基づいて送話路損失挿入手段並びに受話路損失挿入手段による挿入損失量を可変制御する挿入損失量制御手段と、送話路損失挿入手段により損失が挿入される主送話路に対して、送話路損失挿入手段により損失が挿入されない副送話路を並列に接続する状態と接続しない状態を択一的に切り換える第2の送話路切換手段と、受話路損失挿入手段により損失が挿入される主受話路に対して、受話路損失挿入手段により損失が挿入されない副受話路を並列に接続する状態と接続しない状態を択一的に切り換える第2の受話路切換手段と、前記通話機器のうちでマイクロホンとスピーカが音響結合しやすい通話機器とマイクロホンとスピーカが音響結合し難い通話機器の何れの機種が通話相手であるかを特定する相手機種特定手段と、相手機種特定手段で特定された相手の通話機器が音響結合しやすい機種であれば第2の送話路切換手段及び第2の受話路切換手段を制御して各々副送話路及び副受話路を接続しない状態に切り換えさせるとともに相手機種特定手段で特定された相手の通話機器が音響結合し難い機種であれば第2の送話路切換手段及び第2の受話路切換手段を制御して各々副送話路及び副受話路を接続する状態に切り換えさせる第2の切換制御手段と、副送話路に損失を挿入する副送話路損失挿入手段と、副受話路に損失を挿入する副受話路損失挿入手段とを備えたことを特徴とする。
請求項1の発明によれば、通話機器のうちでマイクロホンとスピーカが音響結合しやすい通話機器とマイクロホンとスピーカが音響結合し難い通話機器の何れの機種が通話相手であるかを相手機種特定手段で特定し、特定された相手の通話機器が音響結合し難い機種である場合に、切換制御手段が送話路切換手段及び受話路切換手段を制御して送話信号及び受話信号の伝送経路を各々副送話路及び副受話路に切り換えさせるとともに、ゲイン設定手段が、音響結合しやすい機種である場合に比べて第1〜第4の増幅手段のうちの少なくとも何れか一つの増幅度を減少させるので、マイクロホンとスピーカが音響結合しやすい機種との通話においては従来通りに送話損失挿入手段、受話路損失挿入手段並びに挿入損失量制御手段のはたらきによってハウリングを抑制することができ、マイクロホンとスピーカが音響結合し難い機種との通話においては送話信号及び受話信号を各々副送話路及び副受話路で伝送することによって語頭切れや継続的な片倒れなどの不具合の発生を抑えるとともに、第1〜第4の増幅手段のうちの少なくとも何れか一つの増幅度を減少させることでハウリングを生じ難くできるという効果がある。また、相手の通話機器が音響結合し難い機種(例えば、送受話器を利用する機種)であれば小さな音量の音声でも相手の通話機器へ伝えることができるという効果もある。
請求項2の発明によれば、通話機器のうちでマイクロホンとスピーカが音響結合しやすい通話機器とマイクロホンとスピーカが音響結合し難い通話機器の何れの機種が通話相手であるかを相手機種特定手段で特定し、特定された相手の通話機器が音響結合し難い機種である場合に、切換制御手段が送話路切換手段及び受話路切換手段を制御して送話信号及び受話信号の伝送経路を各々副送話路及び副受話路に切り換えさせるとともに、副送話路及び副受話路にはそれぞれ副送話路損失挿入手段及び副受話路損失挿入手段によって損失が挿入されているので、マイクロホンとスピーカが音響結合しやすい機種との通話においては従来通りに送話損失挿入手段、受話路損失挿入手段並びに挿入損失量制御手段のはたらきによってハウリングを抑制することができ、マイクロホンとスピーカが音響結合し難い機種との通話においては送話信号及び受話信号を各々副送話路及び副受話路で伝送することによって語頭切れや継続的な片倒れなどの不具合の発生を抑えるとともに、副送話路及び副受話路に損失を挿入することでハウリングを生じ難くできるという効果がある。また、相手の通話機器が音響結合し難い機種(例えば、送受話器を利用する機種)であれば小さな音量の音声でも相手の通話機器へ伝えることができるという効果もある。
請求項3の発明によれば、通話機器のうちでマイクロホンとスピーカが音響結合しやすい通話機器とマイクロホンとスピーカが音響結合し難い通話機器の何れの機種が通話相手であるかを相手機種特定手段で特定し、特定された相手の通話機器が音響結合し難い機種である場合に、第2の切換制御手段が第2の送話路切換手段及び第2の受話路切換手段を制御して主送話路及び主受話路にそれぞれ副送話路及び副受話路を並列に接続する状態に切り換えさせるとともに、副送話路及び副受話路にはそれぞれ副送話路損失挿入手段及び副受話路損失挿入手段によって損失が挿入されているので、マイクロホンとスピーカが音響結合しやすい機種との通話においては従来通りに送話損失挿入手段、受話路損失挿入手段並びに挿入損失量制御手段のはたらきによってハウリングを抑制することができ、マイクロホンとスピーカが音響結合し難い機種との通話においては送話信号及び受話信号を主送話路と副送話路及び主受話路と副受話路にそれぞれ分岐して伝送することによって語頭切れや継続的な片倒れなどの不具合の発生を抑えるとともに、副送話路及び副受話路に損失を挿入することでハウリングを生じ難くでき、さらに主送話路と副送話路及び主受話路と副受話路を択一的に切り換える場合に比較して通話音量が増大できるという効果がある。また、相手の通話機器が音響結合し難い機種(例えば、送受話器を利用する機種)であれば小さな音量の音声でも相手の通話機器へ伝えることができるという効果もある。
(実施形態1)
本実施形態の住宅情報盤Aを用いた住宅情報盤システムのシステム構成例を図2に示す。本システムは、集合住宅の共同玄関に設置されるロビーインターホン60と、集合住宅の管理室等に設置される警報監視盤80と、各住戸内に設置される住宅情報盤Aと、各住戸の外(玄関先)に設置されるドアホン子器50とを備える。そして、警報監視盤80と各住戸の住宅情報盤Aが、通話音声や警報音等の音声信号とロビーインターホン60が具備するテレビカメラで撮像した映像信号を多重伝送する通信線L1、呼出や警報等の制御信号を多重伝送する制御線L2によって接続される。尚、本システムでは映像信号を音声信号と多重伝送する構成を例示するが、映像信号を独立した映像伝送線で伝送する構成としても良い。
ロビーインターホン60は、CPUを主構成要素とする信号処理部(図示せず)と、テンキーや呼出釦等を具備する操作部61と、表示ランプや液晶ディスプレイを具備する表示部62と、制御線L2を介して警報監視盤80との間で制御信号を送受信する伝送送受信部(図示せず)と、マイクロホン63並びにスピーカ64と、マイクロホン63並びにスピーカ64を用いて住宅情報盤Aや警報監視盤80との間で拡声通話を行うための通話制御部(図示せず)と、CCDのような撮像素子を有するテレビカメラ(図示せず)と、テレビカメラの出力を信号処理して映像信号を出力する映像信号処理部(図示せず)と、通話制御部から出力される音声信号と映像信号処理部から出力される映像信号を多重化して通信線L1に送出するとともに通信線L1を介して送られてくる音声信号を通話制御部に出力する入出力処理部(図示せず)とを備えている。
一方、警報監視盤80は、CPUを主構成要素とする信号処理部(図示せず)と、テンキーや呼出釦等を具備する操作部81と、表示ランプや液晶ディスプレイを具備する表示部82と、制御線L2を介して各住宅情報盤Aやロビーインターホン60との間で制御信号を送受信する伝送送受信部(図示せず)と、送受話器(ハンドセット)83と、送受話器83を用いて住宅情報盤Aやロビーインターホン60との間で同時通話を行うための通話制御部(図示せず)とを備えている。
またドアホン子器50は、マイクロホン並びにスピーカを具備し通話線L3により住宅情報盤Aと接続され、呼出釦57aが操作されたときに通話線L3の電圧レベルを変化させることで住宅情報盤Aに対して呼出信号を送出する機能を有している。
住宅情報盤Aは、ハウジングの前面上部にCRTや液晶ディスプレイからなるモニタ部40が設けられるとともに、ハウジングの前面下部には応答釦41が設けられる。通信線L1を介してロビーインターホン60から送られてくる映像がモニタ部40に表示され、ドアホン子器50やロビーインターホン60あるいは警報監視盤80からの呼出に対して応答釦41が操作されると住宅情報盤Aの通話機能が起動し、ドアホン子器50やロビーインターホン60あるいは警報監視盤80との間で拡声通話が行われる。また住宅情報盤Aは種々の安全装置、例えば火災感知器S1、ガス/CO検知器S2、防犯外部セットスイッチSW、防犯スイッチSW1、コールスイッチSW2、非常スイッチSW3等と接続され、何れかの安全装置から報知信号を受け取った場合、異常発生並びに発生した異常の種類(火災、ガス漏れ、一酸化炭素濃度の上昇、緊急呼出など)に応じた警報音又は警報メッセージを発生させるとともに警報監視盤80に対して制御線L2を介して異常の発生及び種類を報知する。
一方、警報監視盤80は、いずれかの住宅情報盤Aから制御線L2を介して報知信号を受信すると、報知信号に付加されたアドレスを識別して当該報知信号を出力した住宅情報盤Aを特定し、その住宅情報盤Aが設置されている住戸番号を表示部83に表示すると同時に警報音を出力することによって管理人等に異常発生を知らせる。そして、異常発生を知った管理人等が警報監視盤80のハンドセット83をオフフックすれば、報知信号を出力した住宅情報盤Aとの間に通信線L1を介した通話路が強制的に形成され、異常が発生した住戸の住人と通話して異常の状況や安否の確認を行うことができる。
ここで、ドアホン子器50並びにロビーインターホン60はハンドセットを用いないで拡声通話を行うことからマイクロホンとスピーカが音響結合しやすい機種に分類され、警報監視盤80はハンドセット83を用いて非拡声通話を行うことからマイクロホンとスピーカが音響結合し難い機種に分類される。但し、ハンドセットを用いないで拡声通話を行うものであっても音声スイッチやエコーキャンセラ等を用いてハウリングやエコーを抑制する構成を有するもの(例えば、住戸内に設置されて住宅情報盤Aと内線通話可能な通話機器)についてはマイクロホンとスピーカが音響結合し難い機種に分類される。
図1は本実施形態の住宅情報盤Aの要部構成を示すブロック図である。図1に示すように本実施形態の住宅情報盤Aは、マイクロホン1並びにスピーカ2と、マイクロホン1で集音された送話信号をドアホン子器50やロビーインターホン60若しくは警報監視盤80に伝送するとともにドアホン子器50やロビーインターホン60若しくは警報監視盤80から伝送されてくる受話信号をスピーカ2に送り出す伝送処理部3と、マイクロホン1から伝送処理部3に至る送話路TLに損失を挿入する送話路損失挿入部4と、伝送処理部3からスピーカ2に至る受話路RLに損失を挿入する受話路損失挿入部5と、送話信号と受話信号を観測することによって通話状態を推定し、その推定結果に基づいて送話路損失挿入部4並びに受話路損失挿入部5による挿入損失量を可変制御する挿入損失量制御部6と、マイクロホン1と送話路損失挿入部3の間の送話路TLに設けられて送話信号を増幅する第1の増幅器7と、受話路損失挿入部4とスピーカ2の間の受話路RLに設けられて受話信号を増幅する第2の増幅器8と、送話路損失挿入部4と伝送処理部3の間の送話路TLに設けられて送話信号を増幅する第3の増幅器9と、伝送処理部3と受話路損失挿入部5の間の受話路RLに設けられて受話信号を増幅する第4の増幅器10と、送話路損失挿入部4により損失が挿入される主送話路TL1と損失が挿入されない副送話路TL2の何れか一方に択一的に切り換えて送話信号を伝送させる送話路切換スイッチ11と、受話路損失挿入部5により損失が挿入される主受話路RL1と損失が挿入されない副受話路RL2の何れか一方に択一的に切り換えて受話信号を伝送させる受話路切換スイッチ12と、通話機器のうちでマイクロホンとスピーカが音響結合しやすい通話機器とマイクロホンとスピーカが音響結合し難い通話機器の何れの機種が通話相手であるかを特定する相手機種特定手段13と、相手機種特定手段13で特定された相手の通話機器が音響結合しやすい機種であれば送話路切換スイッチ11及び受話路切換スイッチ12を制御して送話信号及び受話信号の伝送経路を各々主送話路TL1及び主受話路RL1に切り換えさせるとともに相手機種特定手段13で特定された相手の通話機器が音響結合し難い機種であれば送話路切換スイッチ11及び受話路切換スイッチ12を制御して送話信号及び受話信号の伝送経路を各々副送話路TL2及び副受話路RL2に切り換えさせるスイッチ制御手段14と、相手機種特定手段13で特定された相手の通話機器が音響結合し難い機種である場合に、音響結合しやすい機種である場合に比べて第1〜第4の増幅器7〜10のうちの少なくとも何れか一つの増幅度を減少させるゲイン設定手段15とを備えている。ここで、送話路損失挿入部4と受話路損失挿入部5と挿入損失量制御部6と送話路切換スイッチ11と受話路切換スイッチ12とで音声スイッチVSWが構成されている。尚、本実施形態の音声スイッチVSWは送話路損失挿入部4と受話路損失挿入部5と挿入損失量制御部6とがアナログの集積回路で構成されているが、ハードウェアを音声スイッチ用のソフトウェア(プログラム)で制御することによっても実現可能である。また、第1〜第4の増幅器7〜10は何れも増幅度(ゲイン)が可変である。
挿入損失量制御部6は、第1の増幅器7で増幅された送話信号と第4の増幅器10で増幅された受話信号の信号レベルを比較し、例えば送話信号の信号レベルが受話信号の信号レベルよりも大きければ送話状態と推定して送話路損失挿入部4における挿入損失量を減らすと同時に受話路損失挿入部5における挿入損失量を増やし、反対に受話信号の信号レベルが送話信号の信号レベルよりも大きければ受話状態と推定して受話路損失挿入部5における挿入損失量を減らすと同時に送話路損失挿入部4における挿入損失量を増やすことで通話状態を切り換えている。
ここで、住宅情報盤Aはドアホン子器50やロビーインターホン60あるいは警報監視盤80からの呼出信号を検出するとともにスピーカ2から呼出音を出力させる呼出機能や、制御線L2を介して警報監視盤80との間で制御信号を授受する通信機能、安全装置が出力する報知信号を監視するとともに報知信号を受け取ったときに警報音等の出力や警報監視盤80への通報などを行うセキュリティ機能を有しているが、これらの機能はCPUを主構成要素とする制御部(図示せず)によって実現されており、さらに相手機種特定手段13並びにスイッチ制御手段14・ゲイン設定手段15も上記制御部によって実現されている。
既に説明したようにドアホン子器50は通話線L3の電圧レベルを変化させることで住宅情報盤Aに対して呼出信号を送出し、ロビーインターホン60並びに警報監視盤80は制御線L2を介して送信する制御信号として住宅情報盤Aに対して呼出信号を送出している。したがって、住宅情報盤Aで通話を開始する場合、その直前に呼出信号を送出した通話機器と通話を行うと考えられるから、相手機種特定手段13では呼出信号を検出した場合にその送信元の通話機器を判別することで相手の通話機器の機種を特定している。例えば、通話線L3を介して送出された呼出信号を検出したときには相手の通話機器がドアホン子器50であるから音響結合しやすい機種と特定でき、制御線L2を介して送出された呼出信号に含まれる送信元のアドレスに基づいて相手の通話機器がロビーインターホン60であるか警報監視盤80であるかを判別し、ロビーインターホン60であれば音響結合しやすい機種、警報監視盤80であれば音響結合し難い機種というように相手の通話機器の種類が特定できる。
そして相手機種特定手段13で特定された機種が音響結合しやすいものであれば、スイッチ制御手段14が送話路切換スイッチ11及び受話路切換スイッチ12を制御して主送話路TL1並びに主受話路RL1にてそれぞれ送話信号及び受話信号を伝送することにより、図3の破線イで示すように挿入損失量制御部6によって送話路損失挿入部4と受話路損失挿入部5に総損失量が適当に分配され、主送話路TL1並びに主受話路RL1の利得が相対的に増減することで通話状態がスムーズに切り換えられるから、ハウリングが抑制されるとともに語頭切れや継続的な片倒れなどの不具合の発生も抑えられる。
一方、相手機種特定手段13で特定された機種が音響結合し難いものであれば、送話路切換スイッチ11及び受話路切換スイッチ12を切り換えて副送話路TL2並びに副受話路RL2にてそれぞれ送話信号及び受話信号を伝送し、図3の実線ロで示すように音声スイッチVSWの総損失量を実質的にゼロ[dB]とすることで語頭切れや継続的な片倒れなどの不具合の発生を抑えることができる。しかも、第1〜第4の増幅器7〜10の少なくとも何れか一つの増幅度を減少することにより、通話音量は低下するものの挿入損失量制御部6による総損失量の分配処理を行わずにハウリングを生じ難くできる。尚、第1〜第4の増幅器7〜10の増幅度は何れか一つを減少させてもよいし、複数の増幅器について互いに相関を持たせて減少させても構わない。
(実施形態2)
図4は本実施形態の住宅情報盤Aの要部構成を示すブロック図である。但し、実施形態1と共通の構成要素には同一の符号を付して説明を省略する。
本実施形態は、ゲイン設定手段15の代わりに、副送話路TL2に損失を挿入して送話信号を減衰させる送話側減衰器(アッテネータ)16と、副受話路RL2に損失を挿入して受話信号を減衰させる受話側減衰器(アッテネータ)17とを音声スイッチVSWに具備した点に特徴がある。尚、第1〜第4の増幅器7〜10の増幅度は何れも固定である。
而して、音響結合し易い機種に対しては主送話路TL1並びに主受話路RL1にて送話信号及び受話信号を伝送し、図5の破線イで示すように挿入損失量制御部6によって送話路損失挿入部4と受話路損失挿入部5に総損失量が適当に分配され、主送話路TL1並びに主受話路RL1の利得が相対的に増減することで通話状態がスムーズに切り換えられるから、ハウリングが抑制されるとともに語頭切れや継続的な片倒れなどの不具合の発生も抑えられる。一方、音響結合し難い機種に対しては送話路切換スイッチ11及び受話路切換スイッチ12を切り換えて副送話路TL2並びに副受話路RL2にてそれぞれ送話信号及び受話信号を伝送し、図5の実線ハで示すように音声スイッチVSWにおける送話側減衰器16及び受話側減衰器17の減衰量をともに−Lk/2[dB]とし、総損失量をLk[dB]とすることにより、ハウリングを生じ難くでき、しかも実施形態1に比較して構成の簡略化が図れる。なお、送話側減衰器16及び受話側減衰器17の減衰量は、必ずしも等量にする必要はなく、これらの配分を変えても同様の効果が得られることはいうまでもない。
(実施形態3)
図6は本実施形態の住宅情報盤Aの要部構成を示すブロック図である。但し、実施形態2と共通の構成要素には同一の符号を付して説明を省略する。
本実施形態は、実施形態2における送話路切換スイッチ11及び受話路切換スイッチ12の代わりに、主送話路TL1に対して副送話路TL2を並列に接続する状態と接続しない状態を択一的に切り換える第2の送話路切換スイッチ18と、主受話路RL1に対して副受話路RL2を並列に接続する状態と接続しない状態を択一的に切り換える第2の受話路切換スイッチ19とを音声スイッチVSWに具備した点に特徴がある。但し、第2の送話路切換スイッチ18及び第2の受話路切換スイッチ19は何れもスイッチ制御手段14によってオン・オフ制御される。
而して、相手機種特定手段13で特定された機種が音響結合しやすいものであれば、スイッチ制御手段14が第2の送話路切換スイッチ18及び第2の受話路切換スイッチ19を制御して副送話路TL2と副受話路RL2を主送話路TL1と副受話路RL1から切り離して主送話路TL1並びに主受話路RL1にてそれぞれ送話信号及び受話信号を伝送することにより、図7の破線イで示すように挿入損失量制御部6によって送話路損失挿入部4と受話路損失挿入部5に総損失量が適当に分配され、主送話路TL1並びに主受話路RL1の利得が相対的に増減することで通話状態がスムーズに切り換えられるから、ハウリングが抑制されるとともに語頭切れや継続的な片倒れなどの不具合の発生も抑えられる。
一方、相手機種特定手段13で特定された機種が音響結合し難いものである場合、スイッチ制御手段14が第2の送話路切換スイッチ18及び第2の受話路切換スイッチ19を制御して副送話路TL2並びに副受話路RL2を各々主送話路TL1と主受話路RL1に並列接続して送話信号及び受話信号を主送話路TL1と副送話路TL2及び主受話路RL1と副受話路RL2にて伝送する。つまり、副送話路TL2並びに副受話路RL2の利得の合計は送話側減衰器16の減衰量(例えば、−Lk/2[dB])と受話側減衰器17の減衰量(例えば、−Lk/2[dB])の合計(−Lk/2+(−Lk/2)[dB]=−Lk[dB])となり、主送話路TL1並びに主受話路RL1の利得の合計は挿入損失量制御部6によって分配される総損失量(≫Lk[dB])となるから、これらを合わせた音声スイッチVSWの総損失量は副送話路TL2並びに副受話路RL2の利得の合計(−Lk[dB])とほぼ一致し、図7の実線ニで示すように挿入損失量制御部6によって送話側と受話側とに分配されることになる。従って、相手の機種が音響結合し難いものである場合でも、送話路TLと受話路RLとに挿入損失量制御部6が適切な損失を分配して挿入するため、実施形態1,2に比較して音響結合し難い機種との通話音量を増大させることができる。
実施形態1の要部構成を示すブロック図である。 同上を含む住宅情報盤システムのシステム構成図である。 同上の動作説明図である。 実施形態2の要部構成を示すブロック図である。 同上の動作説明図である。 実施形態3の要部構成を示すブロック図である。 同上の動作説明図である。
符号の説明
1 マイクロホン
2 スピーカ
3 伝送処理部
4 送話路損失挿入部
5 受話路損失挿入部
6 挿入損失量制御部
7 第1の増幅器
8 第2の増幅器
9 第3の増幅器
10 第4の増幅器
11 送話路切換スイッチ
12 受話路切換スイッチ
13 相手機種特定手段
14 スイッチ制御手段
15 ゲイン設定手段

Claims (3)

  1. 集合住宅の各住戸内に設置され、住戸外に設置されるドアホン子器、集合住宅の共同玄関に設置されるロビーインターホン、集合住宅の管理室に設置される警報監視盤などの通話機器との間で通話を行う通話機能と、住戸内に設置されて住人の安全が脅かされた場合に自動又は手動で異常発生を知らせる報知信号を出力する1乃至複数種類の安全装置と接続され、何れかの安全装置から報知信号を受け取ると少なくとも異常発生並びに当該異常の種類に応じた警報音又は警報メッセージを発生させるとともに警報監視盤に対して異常の発生及び種類を報知するセキュリティ機能とを備えた住宅情報盤において、マイクロホン並びにスピーカと、マイクロホンで集音された送話信号をドアホン子器やロビーインターホン若しくは警報監視盤に伝送するとともにドアホン子器やロビーインターホン若しくは警報監視盤から伝送されてくる受話信号をスピーカに送り出す伝送処理手段と、マイクロホンから伝送処理手段に至る送話路に損失を挿入する送話路損失挿入手段と、伝送処理手段からスピーカに至る受話路に損失を挿入する受話路損失挿入手段と、送話信号と受話信号を観測することによって通話状態を推定し、該推定結果に基づいて送話路損失挿入手段並びに受話路損失挿入手段による挿入損失量を可変制御する挿入損失量制御手段と、マイクロホンと送話路損失挿入手段の間の送話路に設けられて送話信号を増幅する第1の増幅手段と、受話路損失挿入手段とスピーカの間の受話路に設けられて受話信号を増幅する第2の増幅手段と、送話路損失挿入手段と伝送処理手段の間の送話路に設けられて送話信号を増幅する第3の増幅手段と、伝送処理手段と受話路損失挿入手段の間の受話路に設けられて受話信号を増幅する第4の増幅手段と、送話路損失挿入手段により損失が挿入される主送話路と損失が挿入されない副送話路の何れか一方に択一的に切り換えて送話信号を伝送させる送話路切換手段と、受話路損失挿入手段により損失が挿入される主受話路と損失が挿入されない副受話路の何れか一方に択一的に切り換えて受話信号を伝送させる受話路切換手段と、前記通話機器のうちでマイクロホンとスピーカが音響結合しやすい通話機器とマイクロホンとスピーカが音響結合し難い通話機器の何れの機種が通話相手であるかを特定する相手機種特定手段と、相手機種特定手段で特定された相手の通話機器が音響結合しやすい機種であれば送話路切換手段及び受話路切換手段を制御して送話信号及び受話信号の伝送経路を各々主送話路及び主受話路に切り換えさせるとともに相手機種特定手段で特定された相手の通話機器が音響結合し難い機種であれば送話路切換手段及び受話路切換手段を制御して送話信号及び受話信号の伝送経路を各々副送話路及び副受話路に切り換えさせる切換制御手段と、相手機種特定手段で特定された相手の通話機器が音響結合し難い機種である場合に、音響結合しやすい機種である場合に比べて第1〜第4の増幅手段のうちの少なくとも何れか一つの増幅度を減少させるゲイン設定手段とを備えたことを特徴とする住宅情報盤。
  2. 請求項1の発明におけるゲイン設定手段に代えて、副送話路及び副受話路にそれぞれ損失を挿入する副送話路損失挿入手段及び副受話路損失挿入手段を備えたことを特徴とする住宅情報盤。
  3. 集合住宅の各住戸内に設置され、住戸外に設置されるドアホン子器、集合住宅の共同玄関に設置されるロビーインターホン、集合住宅の管理室に設置される警報監視盤などの通話機器との間で通話を行う通話機能と、住戸内に設置されて住人の安全が脅かされた場合に自動又は手動で異常発生を知らせる報知信号を出力する1乃至複数種類の安全装置と接続され、何れかの安全装置から報知信号を受け取ると少なくとも異常発生並びに当該異常の種類に応じた警報音又は警報メッセージを発生させるとともに警報監視盤に対して異常の発生及び種類を報知するセキュリティ機能とを備えた住宅情報盤において、マイクロホン並びにスピーカと、マイクロホンで集音された送話信号をドアホン子器やロビーインターホン若しくは警報監視盤に伝送するとともにドアホン子器やロビーインターホン若しくは警報監視盤から伝送されてくる受話信号をスピーカに送り出す伝送処理手段と、マイクロホンから伝送処理手段に至る送話路に損失を挿入する送話路損失挿入手段と、伝送処理手段からスピーカに至る受話路に損失を挿入する受話路損失挿入手段と、送話信号と受話信号を観測することによって通話状態を推定し、該推定結果に基づいて送話路損失挿入手段並びに受話路損失挿入手段による挿入損失量を可変制御する挿入損失量制御手段と、送話路損失挿入手段により損失が挿入される主送話路に対して、送話路損失挿入手段により損失が挿入されない副送話路を並列に接続する状態と接続しない状態を択一的に切り換える第2の送話路切換手段と、受話路損失挿入手段により損失が挿入される主受話路に対して、受話路損失挿入手段により損失が挿入されない副受話路を並列に接続する状態と接続しない状態を択一的に切り換える第2の受話路切換手段と、前記通話機器のうちでマイクロホンとスピーカが音響結合しやすい通話機器とマイクロホンとスピーカが音響結合し難い通話機器の何れの機種が通話相手であるかを特定する相手機種特定手段と、相手機種特定手段で特定された相手の通話機器が音響結合しやすい機種であれば第2の送話路切換手段及び第2の受話路切換手段を制御して各々副送話路及び副受話路を接続しない状態に切り換えさせるとともに相手機種特定手段で特定された相手の通話機器が音響結合し難い機種であれば第2の送話路切換手段及び第2の受話路切換手段を制御して各々副送話路及び副受話路を接続する状態に切り換えさせる第2の切換制御手段と、副送話路に損失を挿入する副送話路損失挿入手段と、副受話路に損失を挿入する副受話路損失挿入手段とを備えたことを特徴とする住宅情報盤。
JP2004188799A 2004-06-25 2004-06-25 住宅情報盤 Expired - Fee Related JP4124171B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004188799A JP4124171B2 (ja) 2004-06-25 2004-06-25 住宅情報盤

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004188799A JP4124171B2 (ja) 2004-06-25 2004-06-25 住宅情報盤

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006013964A JP2006013964A (ja) 2006-01-12
JP4124171B2 true JP4124171B2 (ja) 2008-07-23

Family

ID=35780650

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004188799A Expired - Fee Related JP4124171B2 (ja) 2004-06-25 2004-06-25 住宅情報盤

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4124171B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7085570B2 (ja) 2017-12-28 2022-06-16 住友化学株式会社 メチオニンの製造方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7085570B2 (ja) 2017-12-28 2022-06-16 住友化学株式会社 メチオニンの製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2006013964A (ja) 2006-01-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4779247B2 (ja) 住宅情報盤システム
JP4622656B2 (ja) 集合住宅用インターホンシステム
JP2006222885A (ja) 集合住宅用インターホンシステムの共用部装置並びに集合住宅用インターホンシステム
JP4483134B2 (ja) 拡声通話システム
JP4124171B2 (ja) 住宅情報盤
JP2006222887A (ja) 集合住宅用インターホンシステムの住戸機及び集合住宅用インターホンシステム
JP4586647B2 (ja) 集合住宅用インターホンシステム
JP5369132B2 (ja) 住宅情報盤システム
JP4341489B2 (ja) 住宅情報盤
JP4315065B2 (ja) 住宅情報盤
JP4277740B2 (ja) 住宅情報盤
JP2006013616A (ja) 住宅情報盤
JP2005354195A (ja) 住宅情報盤
JP4196113B2 (ja) 住宅情報盤システム
JP3864915B2 (ja) 集合住宅用拡声通話システム
JP4229009B2 (ja) 住宅情報盤
JP2006304220A (ja) 集合住宅用インターホンシステム
JP4079008B2 (ja) 集合住宅用拡声通話システム
JP4579610B2 (ja) 集合住宅インターホンシステム
JP4003670B2 (ja) インターホン転送装置
JP4613679B2 (ja) 集合住宅用インターホンシステム
JP4965943B2 (ja) 集合住宅用インターホンシステム
JP4161643B2 (ja) インターホンシステム
JP2008072631A (ja) 集合住宅用インターホンシステム
JP3945347B2 (ja) インターホンシステム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20061018

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080410

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080415

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080428

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110516

Year of fee payment: 3

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110516

Year of fee payment: 3

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120516

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120516

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130516

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130516

Year of fee payment: 5

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees