JP4192796B2 - 積層セラミックコンデンサおよびその実装構造 - Google Patents

積層セラミックコンデンサおよびその実装構造 Download PDF

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Description

積層セラミックコンデンサおよびその実装構造に関し、詳しくは、基板への実装時および実装後の熱的、機械的応力によるクラックの発生、静電容量や絶縁抵抗の低下などの発生を抑制できるようにした積層セラミックコンデンサおよびその実装構造に関する。
近年、コンデンサとして、チップ型の積層セラミックコンデンサが広く使用されるに至っている。かかる積層セラミックコンデンサは、例えば、図9に示すように、セラミック積層素子51の内部に、セラミック層52を介して複数の内部電極53a,53bが互いに対向するように配設され、かつ、その一端側が交互にセラミック積層素子51の異なる側の端面55a,55bに引き出されているとともに、セラミック積層素子51の両端側に、内部電極53a,53bと導通するように一対の外部電極54a,54bが配設された構造を有している。
そして、このようなチップ型の積層セラミックコンデンサは、通常、図10に示すように、外部電極54a,54bを、基板61上のランド電極62a,62bにはんだ付けすることにより実装されて使用される。
しかしながら、上述のような態様で積層セラミックコンデンサを実装した場合、はんだ63が熱収縮する際の応力や、基板61のたわみに起因する曲げ応力などにより、積層セラミックコンデンサに割れや欠けが発生するという問題点がある。
これに対し、図11に示すような積層セラミックコンデンサにおいて、セラミック積層素子51の厚み方向の、内部電極53a,53bが配設された領域(容量発生部)71を構成するセラミック層の熱膨張係数よりも、セラミック積層素子51の厚み方向の内部電極が配設されていない領域(非容量発生部)72を構成するセラミック層の熱膨張係数を、4〜10×10-7/℃だけ小さくするとともに、非容量発生部72の体積をセラミック積層素子全体の体積の5〜50%とした積層セラミックコンデンサが提案されている(特許文献1)。なお、図11において、図9と同一符号を付した部分は、同一または相当部分を示している。
そして、この積層セラミックコンデンサにおいては、焼結後の冷却過程で容量発生部に引張応力が蓄積され、非容量発生部には圧縮応力が蓄積される結果、容量発生部に発生する引張応力が非容量発生部の圧縮応力により吸収され、非容量発生部と容量発生部との間にストレスが生じることが抑制、防止されるため、クラックの発生を未然に防止することができるとされている。
しかしながら、特許文献1の積層セラミックコンデンサにおいては、外層部である非容量発生部に、内層部である容量発生部よりも熱膨張係数の小さい材料が用いられるため、熱膨張係数の違いによる収縮挙動の差から、焼成後に内層部と外層部の境界でハガレやクラックが発生しやすくなるという問題点がある。
また、非容量発生部(外層部)と容量発生部(内層部)の熱膨張係数の違いにより、はんだ耐熱試験において、セラミック積層素子の端面の、非容量発生部(外層部)と容量発生部(内層部)との境界付近でクラックが発生し、ショートに至るおそれがあり、信頼性が低いという問題点がある。
特開平10−106881号公報
本願発明は、上記問題点を解決するものであり、基板への実装時および実装後の熱的、機械的応力によるクラックの発生、静電容量や絶縁抵抗の低下、ショートの発生などを抑制することが可能な信頼性の高い積層セラミックコンデンサおよびその実装構造を提供することを課題とする。
上記課題を解決するために、本願発明(請求項1)の積層セラミックコンデンサは、
セラミック積層素子の内部に、セラミック層を介して複数の内部電極が互いに対向するように配設され、かつ、内部電極の端部が交互にセラミック積層素子の一方端面および他方端面に引き出されているとともに、セラミック積層素子の両端側に、内部電極と導通する一対の外部電極が、セラミック積層素子の端面から該端面に連続する側面にまで回り込むように配設された構造を有する積層セラミックコンデンサであって、
(a)内部電極の積層方向についてみた場合に下面となるセラミック積層素子の側面に回り込んだ外部電極の先端部と、上面となる側面に回り込んだ外部電極の先端部とを結ぶ線と、当該外部電極により規定されるセラミック積層素子の両端側の領域を「規定領域」とし、
(b)セラミック積層素子の内部電極が配設された領域を「内層部」とし、
(c)「規定領域」内の内層部を「規定領域内層部」とし、
(d)「規定領域内層部」の、実装時に積層方向において基板実装面に近い側となる部分を「規定領域下側内層部」とし、
(e)セラミック積層素子の、内層部の上側および下側に配設されたセラミック層である外層部のうちの、実装時に積層方向において基板実装面に近い側となる外層部の「規定領域」内の部分を「規定領域下側外層部」とした場合において、
少なくとも「規定領域下側内層部」に、「規定領域下側外層部」よりも大きい、内部電極の主面に平行な方向の圧縮応力を残留させ、
「規定領域下側外層部」についてビッカース試験を行った場合に発生する厚み方向におけるクラックの長さの平均値をAとし、
「規定領域下側内層部」についてビッカース試験を行った場合に発生する厚み方向におけるクラックの長さの平均値をBとした場合に、
B/A≦0.8
の要件を満たすようにしたことを特徴としている。
また、請求項2の積層セラミックコンデンサは、前記「規定領域内層部」の厚み方向中央部を「規定領域中央内層部」とし、該「規定領域中央内層部」についてビッカース試験を行った場合に発生する厚み方向におけるクラックの長さの平均値をCとした場合に、
C/A≦0.7
の要件を満たすようにしたことを特徴としている。
また、請求項3の積層セラミックコンデンサは、前記「規定領域中央内層部」の、内部電極の主面に平行な方向の圧縮応力を、前記「規定領域下側内層部」の、内部電極の主面に平行な方向の圧縮応力よりも大きくし、
C/B≦0.8
の要件を満たすようにしたことを特徴としている。
また、本願発明(請求項4)の積層セラミックコンデンサの実装構造は、
請求項1〜3のいずれかの積層セラミックコンデンサを、その外部電極を基板上に配設されたランド電極にはんだ付けすることにより実装するための実装構造であって、
積層セラミックコンデンサの外部電極がはんだ付けされるランド電極の端部が、セラミック積層素子の側面への外部電極の回り込み部分の先端部よりも手前側に位置するように積層セラミックコンデンサ配設されており、
前記外部電極の回り込み部分の先端部よりも手前側とは、当該外部電極側から、一対の外部電極を結ぶ線に沿って、他方の外部電極側に向かって見た場合における手前側であること
を特徴としている。
本願発明(請求項1)の積層セラミックコンデンサは、少なくとも「規定領域下側内層部」に、「規定領域下側外層部」よりも大きい、内部電極の主面に平行な方向の圧縮応力を残留させ、「規定領域下側外層部」についてビッカース試験を行った場合に発生する厚み方向におけるクラックの長さの平均値をAとし、「規定領域下側内層部」についてビッカース試験を行った場合に発生する厚み方向におけるクラックの長さの平均値をBとした場合に、B/A≦0.8の要件を満たすようにしているので、実装時および実装後の熱的、機械的応力の集中によるクラックの発生を防ぎ、静電容量、絶縁抵抗の低下およびショートの発生を抑制することが可能な信頼性の高い積層セラミックコンデンサを得ることが可能になる。
すなわち、「規定領域下側内層部」に、「規定領域下側外層部」よりも大きい、内部電極の主面に平行な方向の圧縮応力を生じさせることにより、実装基板のたわみ時に発生する内部電極の主面に平行な方向の引張応力を緩和し、内層部の下側に配設されたセラミック層である外層部にクラックが発生するような場合にも、クラックが「規定領域下側内層部」に達して、内部電極が切断されることを抑制、防止することが可能になり、静電容量や絶縁抵抗の低下、ショートの発生などを効率よく防止することが可能になる。
なお、B/A≦0.8としたのは、B/Aが0.8を超えると、内層部にクラックが進展することを防止する効果が不十分になることによる。なお、B/Aの値に具体的な下限はないが、通常は、B/Aの値が0.5以上となるようにすることが望ましい。これにより、厚み方向の極端な内部応力差による内部構造の変形やゆがみを生じにくくすることができる。
本願発明において、「ビッカース試験を行った場合に発生する厚み方向におけるクラックの長さ」とは、JIS R1607 ファインセラミックスの破壊靭性試験方法に指定されている圧子圧入法により、ビッカース硬度計にて試料にくぼみをつけたときに生じる、セラミック積層素子の厚み方向へのクラック(亀裂)の長さを意味する。
なお、セラミック積層素子の内層部には内部電極が配設されており、焼成時における内層部と外層部との熱膨張・収縮を考慮して、内層部に用いられるセラミック材料と外層部に用いられるセラミック材料を適宜選択することにより、「規定領域下側内層部」に、「規定領域下側外層部」よりも大きい、内部電極の主面に平行な方向の所望の圧縮応力を残留させることができる。例えば、内層部に用いられるセラミック材料と外層部に用いられるセラミック材料として、熱膨張係数が略同一のセラミック材料を用いた場合でも、内部電極材料に熱膨張係数の高いものを選択することにより、内部電極の配設された内層部では、内部電極がセラミック材料よりも大きく収縮するため、内層部には、外層部より大きい、内部電極の主面に平行な方向の圧縮応力を残留させることができる。
B/A≦0.8の要件を満たすように、「規定領域下側内層部」に、「規定領域下側外層部」よりも大きい圧縮応力を残留させる方法としては、その他にも、内部電極の構成材料とセラミック材料の両方を、熱膨張係数を考慮して選択する方法など、種々の方法が考えられるが、その具体的な方法に特別の制約はない。
なお、本願請求項1の発明においては、ビッカース試験を行った場合に発生するセラミック積層素子の厚み方向におけるクラックの長さの平均値により、内部電極の主面に平行な方向の圧縮応力の大きさを規定しているが、この方法の場合、内部電極の主面に平行な方向の圧縮応力が大きくなると、ビッカース試験において発生するセラミック積層素子の厚み方向におけるクラックの長さが短くなり、内部電極の主面に平行な方向の圧縮応力が小さくなると、ビッカース試験において発生するセラミック積層素子の厚み方向におけるクラックの長さが長くなることになる。
なお、本願発明は、上述のように、意図的に内層部に圧縮応力を残留させるようにしている点において、上述の、非容量発生部(外層部)と容量発生部(内層部)の間にストレスが生じることを抑制、防止するようにした特許文献1の発明とは技術思想を異にしている。
また、請求項2の積層セラミックコンデンサのように、上記「規定領域内層部」の厚み方向中央部を「規定領域中央内層部」とし、該「規定領域中央内層部」についてビッカース試験を行った場合に発生する厚み方向におけるクラックの長さの平均値をCとした場合に、C/A≦0.7の要件を満たすようにした場合、クラックが「規定領域」内の内層部に達して、「規定領域」内の内部電極がクラックにより切断されることをより確実に抑制、防止することが可能になり、本願発明をさらに実効あらしめることができる。
なお、C/A≦0.7としたのは、C/Aが0.7を超えると、内層部にクラックが進展することを防止する効果が不十分になることによる。なお、C/Aの値に具体的な下限はないが、通常は、C/Aの値が0.4以上となるようにすることが望ましい。これにより、厚み方向の極端な内部応力差による内部構造の変形やゆがみを生じにくくすることができる。
また、請求項3の積層セラミックコンデンサのように、上記「規定領域中央内層部」の、内部電極の主面に平行な方向の圧縮応力を、上記「規定領域下側内層部」の、内部電極の主面に平行な方向の圧縮応力よりも大きくし、C/B≦0.8の要件を満たすようにした場合、クラックが「規定領域」内の内層部に達して、「規定領域」内の内部電極がクラックにより切断されることをさらに確実に抑制、防止することが可能になり、本願発明をさらに実効あらしめることができる。
なお、C/B≦0.8としたのは、C/Bが0.8を超えると、内層部にクラックが進展することを防止する効果が不十分になることによる。なお、C/Bの値に具体的な下限はないが、通常は、C/Bの値が0.6以上となるようにすることが望ましい。これにより、厚み方向の極端な内部応力差による内部構造の変形やゆがみを生じにくくすることができる。
また、本願発明(請求項4)の積層セラミックコンデンサの実装構造は、請求項1〜3のいずれかの積層セラミックコンデンサを、その外部電極を基板上に配設されたランド電極にはんだ付けすることにより実装するにあたって、積層セラミックコンデンサの外部電極がはんだ付けされる、ランド電極の端部が、セラミック積層素子の側面への、外部電極の回り込み部分の先端部よりも手前側に位置するように積層セラミックコンデンサを配設しているので、積層セラミックコンデンサの実装時や、実装後に、積層セラミックコンデンサに熱的、機械的応力が集中することを抑制して、セラミック積層素子にクラックや剥がれが発生することを効率よく抑制、防止することが可能になり、実装信頼性を向上させることが可能になる。
すなわち、積層セラミックコンデンサの外部電極がはんだ付けされる、ランド電極の端部が、セラミック積層素子の側面への、外部電極の回り込み部分の先端部よりも外側(手前側)に位置するように積層セラミックコンデンサを配設することにより、ランド電極が、外部電極のセラミック積層素子の側面への回り込み部分全体と接合するのではなく、回り込み部分の一部(外部電極の回り込み部分の先端側よりも後退した位置までの領域)で接合することになるため、外部電極の回り込み部分を介してセラミック積層素子に加わる応力を減少させて、セラミック積層素子にクラックや剥がれが発生することを効率よく抑制、防止することが可能になる。
なお、基板のランド電極の形状を小さくして、はんだフィレット部分の長さや幅を短くすることにより、さらに、積層セラミックコンデンサに熱的、機械的応力が加わることを抑制することが可能になる。
以下に本願発明の実施例を示して、本願発明の特徴とするところをさらに詳しく説明する。
この実施例では、図1〜図5に示すように、セラミック積層素子1の内部に、セラミック層2を介して複数の内部電極3a,3bが互いに対向するように配設され、かつ、その一端側が交互にセラミック積層素子1の異なる側の端面5a,5bに引き出されているとともに、セラミック積層素子1の端面5a,5bから側面6a,6bに回り込むように、内部電極3a,3bと導通する一対の外部電極4a,4bが配設された構造を有する積層セラミックコンデンサを製造した。なお、積層セラミックコンデンサの寸法は、長さを3.2mm、幅を1.6mm、厚さを1.15mmとし、内部電極3a,3b間のセラミック層(誘電体層)2の厚みを平均20μmとした。
なお、図1において、セラミック積層素子1の端面5a,5bから、内部電極3a,3bの積層方向(矢印Xの方向)についてみた場合に下面となる側面6aに回り込んだ外部電極4a,4bの先端部14a,14bと、上面となる側面6bに回り込んだ外部電極4a,4bの先端部14a,14bとを結ぶ線と、当該外部電極4a,4bにより規定されるセラミック積層素子1の両端側の領域が「規定領域」30となる。図1では右側の規定領域30のみを示しているが、この実施例1の各積層セラミックコンデンサは左右対称で、左側の相当部分も規定領域となる。
また、セラミック積層素子1の内部電極3a,3bが配設された領域が「内層部」31となり、規定領域30内の内層部31が「規定領域内層部」32となる。
さらに、規定領域内層部32の、実装時に積層方向において基板実装面に近い側(基板対向面側)となる部分が「規定領域下側内層部」32aとなり、逆側が「規定領域上側内層部」32bとなる。
また、セラミック積層素子1の、内層部31の下側および上側に配設されたセラミック層である外層部33,34のうちの、実装時に積層方向において基板実装面に近い側(基板対向面側)となる下側の外層部33の規定領域30内の部分が「規定領域下側外層部」33a、上側の外層部34の規定領域30内の部分が「規定領域上側外層部」34aとなる。
さらに、規定領域内層部32の厚み方向中央部が「規定領域中央内層部」32cとなる。
次に、上記積層セラミックコンデンサの製造方法について説明する。
(1)BaTiO3,BaCO3,MgO,Dy23,MnCO3,SiO2からなるセラミック原料混合粉末に、バインダ、可塑剤、および有機溶剤を加え、混合することによりセラミック原料スラリーを得る。
(2)それから、このセラミック原料スラリーを用いて、厚み25μmのセラミックグリーンシートを作製する。
(3)次に、このセラミックグリーンシート上に、ニッケル粉末を導電成分とする電極ペーストを塗布することにより内部電極パターンを形成し、乾燥させる。
(4)それから、この内部電極パターンが形成されたセラミックグリーンシートを所定の内部構造になるように積層し、圧着することにより、マザーブロックを得る。
(5)それから、このマザーブロックを所定の位置で切断することにより、個々の未焼成のセラミック積層素子に分割する。
(6)次いで、得られた未焼成のセラミック積層素子を、大気中280℃に加熱してバインダの燃焼/分解を行った後、N2/H2/H2Oからなる所定の雰囲気中で、1150〜1300℃,2hrの焼成を行い、セラミック焼結体(セラミック積層素子)を得る。
なお、上記焼成を1150〜1300℃の範囲で行うようにしたのは、各積層セラミックコンデンサの製造に用いたセラミック材料の組成に応じ、セラミック材料の最適温度で焼成するため、1150〜1300℃の範囲で焼成温度に幅を持たせたためである。
(7)それから、得られたセラミック積層素子をバレル研磨した後、銅粉末を導電成分とする導電ペーストを塗布して焼付け、その上面にNi/Snめっきを施すことにより、図1〜図5に示すような構造を有する積層セラミックコンデンサ10を得た。
また、比較のため、表5に示すような、内層部と外層部の圧縮応力の比率が本願発明の要件を満たさない比較例1〜3の積層セラミックコンデンサを製造した。
さらに、従来例として、内層部と、外層部に、表4に示すように、熱膨張係数が異なるセラミックを用いた積層セラミックコンデンサ(従来例1)を製造した。
なお、図1は、表1〜3および5に条件を示した、実施例1,4,7,9、および比較例1の構造Aの積層セラミックコンデンサを示す断面図である。なお、この構造Aの積層セラミックコンデンサ10は、内部電極3a,3bが配設された内層部31の、各内部電極3a,3b間のセラミック層2の厚みを、内部電極の積層方向の位置にかかわらず同一としたものである。
図2は、表1に条件を示した、実施例2の構造Bの積層セラミックコンデンサを示す断面図である。なお、この構造Bの積層セラミックコンデンサ10は、内部電極3a,3b間のセラミック層2の厚みを、内層部31の厚み方向中央部において、他の部分よりも厚くしたものである。
図3は、表1に条件を示した、実施例3の構造Cの積層セラミックコンデンサを示す断面図である。なお、この構造Cの積層セラミックコンデンサ10は、内層部31の厚み方向中央部に、内部電極が配設されていない領域41を設けたものである。
図4は、表2,4,5に条件を示した、実施例5,6,10、比較例2、および3の構造Dの積層セラミックコンデンサを示す断面図である。なお、この構造Dの積層セラミックコンデンサ10は、内部電極3a,3b間のセラミック層2の厚みを、内層部31の厚み方向中央部において、他の部分よりも薄くしたものである。
図5は、表3に条件を示した、実施例8の構造Eの積層セラミックコンデンサを示す断面図である。なお、この構造Eの積層セラミックコンデンサ10は、一部の内部電極3a,3bについて、長さを短くする一方、ダミー電極13a,13bを設けた構造のものである。
また、図6は、内層部31と外層部33,34に、表4に示すように、熱膨張係数が異なるセラミックを用いた従来例1の積層セラミックコンデンサ10を示す断面図である。図6において、図1〜5と同一符号を付した部分は、同一または相当部分を示している。
[圧縮応力の評価]
上述のようにして製造した実施例、比較例および従来例の各積層セラミックコンデンサについて、JIS R1607 ファインセラミックスの破壊靭性試験方法に指定されている圧子圧入法により、試験荷重49.0mN、保持時間15秒の条件で、ビッカース硬度計にて試料にくぼみをつけたときに生じるクラック(亀裂)の長さを調べ、その平均値を求めた。なお、クラックの長さは、図7に示すように、くぼみ16の上下両側(すなわち、セラミック積層素子の厚み方向)に生じたクラック17の上端から下端までの距離Lの値である。
[基板への実装後のたわみ強度試験]
上述のようにして製造した実施例、比較例および従来例の各積層セラミックコンデンサについて、JIS C5101-1に準じる方法により、たわみ強度試験を行い、実装時の静電容量の低下の状態を調べた。
なお、たわみ強度試験は、積層セラミックコンデンサを、ガラスエポキシ基板上にリフロー炉ではんだ付けし、基板裏面よりR230の押治具を速度1mm/秒で押圧することにより行った。そして、静電容量が10%低下したときの基板変位量をたわみ量とした。試料数はn=20とした。
[はんだ耐熱試験]
また、上述のようにして製造した実施例、比較例および従来例の各積層セラミックコンデンサについて、熱応力に対する信頼性を確認するため、はんだ耐熱試験を行った。
なお、はんだ耐熱試験は、以下の条件で積層セラミックコンデンサをはんだに浸漬し、その際のショート発生率を調べることにより行った。
はんだ温度 :室温+350℃
はんだ浸漬速度:40mm/秒
浸漬時間 :3秒
試料数 :n=50ヶ
表1〜5に、実施例、比較例および従来例の各積層セラミックコンデンサについて行った、圧縮応力の評価、基板への実装後のたわみ強度試験、およびはんだ耐熱試験の結果を併せて示す。
Figure 0004192796
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Figure 0004192796
Figure 0004192796
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なお、表1〜5において、セラミック層構成材料の欄で、BT,BT1,BT2,BT3,BT4,CZ,CZ1,BZと表示してあるのは、以下の材料が用いられていることを示している。
BT :BaTiO3,Nb25,SiO2
BT1:BaTiO3,Dy23,MgO,MnO2,SiO2,CaO,BaO
BT2:BaTiO3,Dy23,MgO,MnO2,SiO2,BaO
BT3:BaTiO3,ZnO,Bi23,Nb25,Nd23
BT4:BaTiO3,Nb25,Nd23,Co23,MnO2,SiO2
CZ :CaZrO3
CZ1:CaZrO3,MnO2,SiO2,SrO
BZ :BaZrO3
なお、各積層セラミックコンデンサのうち、実施例7と9は内部電極がAg/Pd電極であり、他の積層セラミックコンデンサの内部電極は、いずれもNi電極である。
表4に示すように、従来例1の積層セラミックコンデンサは、たわみ強度(平均値)は高いがはんだ耐熱試験でショート不良が発生した。
また、表5に示すように、比較例1〜3の積層セラミックコンデンサは、はんだ耐熱試験の結果は良好であったが、たわみ強度が低いことが確認された。
これに対し、表1〜4に示すように、本願発明の要件を満たす実施例1〜10の積層セラミックコンデンサにおいては、比較例1〜3の1.5倍以上のたわみ強度が得られ、かつ、はんだ耐熱性も良好であることが確認された。
また、内部電極にAg/Pdを用いた実施例7の場合、セラミック材料と内部電極の熱膨張係数の差が大きくなり、内部電極の主面に平行な方向の圧縮応力が大きくなるため、十分なたわみ強度が得られることが確認された。
なお、実施例1〜8および10の積層セラミックコンデンサにおいては、セラミック材料として1種類のセラミック材料を用いており、従来例のように、熱膨張係数の異なる2種類のセラミックを用いていないため、内層部と外層部の境界で剥がれやクラックが発生することはない。
上述のように、内層部に、内部電極の主面に平行な方向の圧縮応力を生じさせることにより、実装基板のたわみ時に外層部に発生する内部電極の主面に平行な方向の引張応力を緩和することが可能になり、内層部の下側に配設されたセラミック層である外層部にクラックが発生するような場合にも、クラックが内層部に達して、内部電極が切断されることを抑制、防止することが可能になり、積層セラミックコンデンサの実装時および実装後における、熱的、機械的応力の集中によるクラックの発生を防止して、静電容量、絶縁抵抗の低下およびショート発生を抑制することが可能になる。
図8は本願発明の積層セラミック電子部品の実装構造の一実施例を示す図である。
この実施例2では、基板21上のランド電極22a,22bの端部122a,122bが、セラミック積層素子1の端面5a,5bから側面6a,6bへの、外部電極4a,4bの回り込み部分の先端部14a,14bよりも距離Yだけ外側(手前側)(すなわち、セラミック積層素子1の端面5a,5b寄り)に位置するような態様で、外部電極4a,4bをランド電極22a,22bにはんだ付けすることにより、積層セラミックコンデンサ10が基板21上に実装されている。
すなわち、積層セラミックコンデンサ10の外部電極4a,4bがはんだ付けされる、ランド電極22a,22bの端部122a,122bが、セラミック積層素子1の側面6a,6bへの、外部電極4a,4bの回り込み部分の先端部14a,14bよりも距離Yだけ外側に位置しており、ランド電極22a,22bは、外部電極4a,4bのセラミック積層素子1の側面6a,6bへの回り込み部分全体と接合されるのではなく、回り込み部分の一部(先端部14a,14bよりも距離Yだけ後退した位置までの領域)で接合している。
このように、ランド電極22a,22bの端部122a,122bを、外部電極4a,4bの回り込み部分の先端部14a,14bよりも外側に位置させることにより、外部電極4a,4bの回り込み部分のランド電極22a,22bへの接合面積を減らして、外部電極4a,4bの回り込み部分を介してセラミック積層素子1に加わる応力を減少させることが可能になり、セラミック積層素子1にクラックや剥がれが発生することを効率よく抑制、防止することが可能になる。
なお、基板21のランド電極22a,22bの形状を小さくして、はんだフィレット部分23の長さDやその幅を小さくすることにより、さらに、積層セラミックコンデンサ10に熱的、機械的応力が加わることを抑制することが可能になる。
本願発明によれば、実装時および実装後における、熱的、機械的応力の集中によるクラックの発生、静電容量や絶縁抵抗の低下およびショート発生を抑制することが可能な、信頼性の高い積層セラミックコンデンサを提供することが可能になるとともに、該積層セラミックコンデンサを確実に実装することが可能になる。
したがって、本願発明は、積層セラミックコンデンサおよびその実装構造に関する分野に広く適用することが可能である。
本願発明の実施例にかかる積層セラミックコンデンサの構造を示す断面図である。 本願発明の実施例にかかる他の積層セラミックコンデンサの構造を示す断面図である。 本願発明の実施例にかかるさらに他の積層セラミックコンデンサの構造を示す断面図である。 本願発明の実施例にかかるさらに他の積層セラミックコンデンサの構造を示す断面図である。 本願発明の実施例にかかるさらに他の積層セラミックコンデンサの構造を示す断面図である。 本願発明の実施例において比較のために作製した従来の積層セラミックコンデンサ(従来例1)の構造を示す断面図である。 ビッカース試験を行った場合に発生する厚み方向におけるクラックの長さを説明する図である。 本願発明の一実施例(実施例2)にかかる積層セラミックコンデンサの実装構造を示す図である。 従来の積層セラミックコンデンサの構造を示す断面図である。 従来の積層セラミックコンデンサの実装構造を示す図である。 従来の他の積層セラミックコンデンサの構造を示す断面図である。
符号の説明
1 セラミック積層素子
2 セラミック層
3a,3b 内部電極
4a,4b 外部電極
5a,5b セラミック積層素子の端面
6a,6b セラミック積層素子の側面
10 積層セラミックコンデンサ
14a,14b 外部電極の側面への回り込み部分の先端部
13a,13b ダミー電極
16 ビッカース硬度試験により形成されたくぼみ
17 クラック
21 基板
22a,22b ランド電極
23 はんだフィレット部分
30 規定領域
31 内層部
32 規定領域内層部
32a 規定領域下側内層部
32b 規定領域上側内層部
32c 規定領域中央内層部
33 内層部の下側に配設された外層部
33a 規定領域下側外層部
34 内層部の上側に配設された外層部
34a 規定領域上側外層部
41 内部電極が配設されていない領域
122a,122b ランド電極の端部
D はんだフィレット部分の長さ
L クラックの上端から下端までの距離
X セラミック積層素子の積層方向を示す矢印

Claims (4)

  1. セラミック積層素子の内部に、セラミック層を介して複数の内部電極が互いに対向するように配設され、かつ、内部電極の端部が交互にセラミック積層素子の一方端面および他方端面に引き出されているとともに、セラミック積層素子の両端側に、内部電極と導通する一対の外部電極が、セラミック積層素子の端面から該端面に連続する側面にまで回り込むように配設された構造を有する積層セラミックコンデンサであって、
    (a)内部電極の積層方向についてみた場合に下面となるセラミック積層素子の側面に回り込んだ外部電極の先端部と、上面となる側面に回り込んだ外部電極の先端部とを結ぶ線と、当該外部電極により規定されるセラミック積層素子の両端側の領域を「規定領域」とし、
    (b)セラミック積層素子の内部電極が配設された領域を「内層部」とし、
    (c)「規定領域」内の内層部を「規定領域内層部」とし、
    (d)「規定領域内層部」の、実装時に積層方向において基板実装面に近い側となる部分を「規定領域下側内層部」とし、
    (e)セラミック積層素子の、内層部の上側および下側に配設されたセラミック層である外層部のうちの、実装時に積層方向において基板実装面に近い側となる外層部の「規定領域」内の部分を「規定領域下側外層部」とした場合において、
    少なくとも「規定領域下側内層部」に、「規定領域下側外層部」よりも大きい、内部電極の主面に平行な方向の圧縮応力を残留させ、
    「規定領域下側外層部」についてビッカース試験を行った場合に発生する厚み方向におけるクラックの長さの平均値をAとし、
    「規定領域下側内層部」についてビッカース試験を行った場合に発生する厚み方向におけるクラックの長さの平均値をBとした場合に、
    B/A≦0.8
    の要件を満たすようにしたことを特徴とする積層セラミックコンデンサ。
  2. 前記「規定領域内層部」の厚み方向中央部を「規定領域中央内層部」とし、該「規定領域中央内層部」についてビッカース試験を行った場合に発生する厚み方向におけるクラックの長さの平均値をCとした場合に、
    C/A≦0.7
    の要件を満たすようにしたことを特徴とする請求項1記載の積層セラミックコンデンサ。
  3. 前記「規定領域中央内層部」の、内部電極の主面に平行な方向の圧縮応力を、前記「規定領域下側内層部」の、内部電極の主面に平行な方向の圧縮応力よりも大きくし、
    C/B≦0.8
    の要件を満たすようにしたことを特徴とする請求項1または2記載の積層セラミックコンデンサ。
  4. 請求項1〜3のいずれかの積層セラミックコンデンサを、その外部電極を基板上に配設されたランド電極にはんだ付けすることにより実装するための実装構造であって、
    積層セラミックコンデンサの外部電極がはんだ付けされるランド電極の端部が、セラミック積層素子の側面への外部電極の回り込み部分の先端部よりも手前側に位置するように積層セラミックコンデンサ配設されており、
    前記外部電極の回り込み部分の先端部よりも手前側とは、当該外部電極側から、一対の外部電極を結ぶ線に沿って、他方の外部電極側に向かって見た場合における手前側であること
    を特徴とする積層セラミックコンデンサの実装構造。
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