JP4192257B2 - 赤外線バーナ - Google Patents

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一成 成田
正雄 服部
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、紙、布等の乾燥や、食品、金属材料、木材等種々のものの加熱に使用するに適した赤外線バーナに関する。
【0002】
【従来の技術】
紙、布等の乾燥に従来広く使用されてきたのは、バーナ本体が鋳物で製作されたものである。しかしながら、本体が鋳物で作られたバーナは、重量が嵩み、かつコストが高いという問題点があった。さらに、鋳物は一般に肉厚が大きく熱容量が大きいので、例えば紙、布等を連続移動させながら加熱する装置では、運転を停止した時に消化後のバーナの輻射熱によって紙、布等が燃えたり焼け焦げたりするおそれがあった。さらに、バーナを可動式に設置する場合は、重量が大きいため、その移動装置が大掛かりとなるという問題点もあった。
【0003】
このような問題点を解決するものとして、バーナ本体を薄肉鋼板で製作し、該バーナ本体の外面部に冷却用エア室を設けた新規な赤外線バーナが開発されている(特公平3−20642号参照)。この新規な赤外線バーナは、上記従来のバーナの問題点を完全に解決したもので、広く使用されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記冷却用エア室を設けた薄肉鋼板製の赤外線バーナは、混合ガス室と燃焼プレートを有するバーナ本体の周囲に角パイプ状のエア室を溶接等で取り付ける構造であり、しかもバーナ本体に向けて冷却エアを吐出する多数の通孔を該エア室の壁に穿孔したものであるから、製作にかなりの手間と工数を要するものであった。そこで、本発明は、上記鋼板で製作した赤外線バーナ本体用の冷却装置の構造をより簡単で安価なものとすることを課題としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本発明は次のような構成を採用した、すなわち、本発明に係る赤外線バーナは、前面に燃焼プレートが装着される混合ガス室を備えたバーナ本体を、前面外周部にフランジが形成された箱体として形成し、当該バーナ本体を該バーナ本体よりも寸法が大きく開口部にフランジが形成された第2の箱体の内部に嵌め込んで、バーナ本体と第2の箱体のフランジを複数のスペーサを挟んで互いに重ね合わせて固定し、前記バーナ本体と第2の箱体との間に形成される間隔部を冷却エアが供給される冷却エア室とするとともに、当該冷却エア室内のエアが、重ね合わされたフランジ間に配置されたスペーサとスペーサの隙間を通って外部に流出するように構成し、かつ、当該スペーサとスペーサの隙間の外側に、前記バーナ本体側から張出して後ろ向きに折り曲げられた折り曲げ外縁部を設けて、冷却エア室から流出したエアがこれに突き当り、バーナの後ろ側に向かって吐出されるように構成したことを特徴としている。
【0006】
この赤外線バーナは、バーナ本体を第2の箱体内に嵌合して固定することで、バーナ本体の外周部に冷却エア室を形成することができるので、製作がきわめて簡単である。前記第2の箱体の内周部に内向きフランジを形成しておき、バーナ本体のフランジと第2の箱体の内向きフランジとを重ね合わせて固定するようにすれば、製作が更に簡単で、強度的にも優れたものとなる。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しつつ本発明の実施の形態例について具体的に説明する。図は本発明の赤外線バーナを例示するもので、この赤外線バーナ1は、長い角型の箱体(立方形、多角形、円筒形等、他の形状の箱体でもよい)として形成された薄肉鋼板製のバーナ本体1aを備え、該バーナ本体の前面部は開口しており、この開口部に多孔質セラミック材料でできた燃焼プレート3が取り付けられている。バーナ本体1aは仕切り板4,…によって所定間隔で仕切られており、各区間に複数枚(1枚でもよい)づつ燃焼プレート3が取り付けられている。図中のPは断熱材(カオウール)、Rは燃焼プレート押さえ、Sは点火プラグと炎検知用センサのユニットである。なお、バーナ本体1aの前記開口部周縁には外方へ張出するフランジ1bが一体に形成されている。
【0008】
バーナ本体1aの背面部には、角筒状の第1混合ガス室2が取り付けられている。すなわち、バーナ本体1aの底部と第1混合ガス室2の前面に所定間隔でねじ付きボス5,…が溶着され、該ねじ付きボス5,…によってバーナ本体1aと第1混合ガス室2とが固定されている。このねじ付きボス5には前端部が閉塞され、外周部に複数の通孔(オリフィス)8a,…が設けられたキャップ状のノズル8が螺着されている。
【0009】
バーナ本体1aの内部は、第2混合ガス室10となっている。この第2混合ガス室10は、多数の通孔が設けられた隔壁12によって前室10aと後室10bに区分されている。前室10aの前端部は前記燃焼プレート3で覆われており、後室10bには前記ノズル8が突出している。ノズル8の外周部は有孔板で作られた円筒状カバー14で囲まれ、該円筒状カバー14の前端部は通孔のない円板15によって覆われている。
【0010】
第1の混合ガス室2の底部の前記ねじ付きボス5と対向する位置に下側のねじ付きボス20が溶接固着され、該ねじ付きボスにニードル弁ホルダ22が螺着されている。このニードル弁ホルダは前後(図1では上下)に連通するねじ穴23が設けられ、このねじ穴にニードル弁25の軸部が螺着されている。ニードル弁25の前端部には截頭円錐状の頭部25aが一体に設けられていて、該頭部が前記ノズル8の内面に臨んでいる。このニードル弁25の頭部25aの傾斜面と前記ノズル8の下端部内縁部との間の隙間tの大きさによって混合ガスの供給量が調節される。なお、ニードル弁25は、その軸部の後端部にドライバー係合用の溝25bが設けられていて、ここに係合させたドライバーでニードル弁を回すことにより該ニードル弁を前進・後退させて前記隙間tを調節することができる。ニードル弁25の後部は前記ニードル弁支持部材22に螺着したキャップ27で覆蓋されている。
【0011】
上記ノズル8とニードル弁25の組み合わせからなるバルブユニット30は、前記仕切り板4で仕切られたバーナ本体の各区分ごとに1組づつ設けられている。また、これらバルブユニットの間隔部には、第1の混合ガス室2に混合ガスを供給する供給口33が設けられている。
【0012】
次に、この赤外線バーナ1には冷却エア室40が設けられている。冷却エア室40は、前部が開口し、その内周縁部に内向きフランジ45aが形成された第2の箱体45の内面と、該第2の箱体45内に嵌り込んだ第1の箱体であるバーナ本体1a(図示例では、バーナ本体1aと第1の混合ガス室2)との間に形成された空間として形成されている。前記バーナ本体1aのフランジ1bと第2の箱体45の内向きフランジ45aとは前後に重なり合って固定されている。
【0013】
第1混合ガス室2は、背面部(端部でもよい)に設けられている流入口33から送り込まれる燃料ガスと空気との混合ガスが充満させられる。この混合ガスは、第1混合ガス室2と第2混合ガス室10に一定間隔ごとに設けられている複数個のノズル8,…から第2混合ガス室10に供給される。すなわち、第1混合ガス室2内に供給された混合ガスは、バルブユニット30のニードル弁25の頭部25aとノズル8の下端内縁部との隙間を通ってノズル8内に流入し、オリフィス8a,…から横向きに吐出される。吐出された混合ガスは、円筒状カバー14の外周部に設けられている通孔を通って第2混合ガス室10の後室10bに供給される。円筒状カバー14の前端部は邪魔板である円板15で覆われているので、直接前向きには供給されず、側方に分散して供給される。
【0014】
後室10b内に供給された混合ガスは、有孔プレートからなる隔壁12の通孔を通って前室10aの燃焼プレート背面部に均等に供給される。この混合ガスは、燃焼プレート3の多数の細孔を通ってプレート表面に達し、該表面付近で燃焼して、燃焼プレート3を赤熱させる。この赤熱した燃焼プレート3の輻射熱によって、赤外線バーナの前面付近の物体を加熱するのである。
【0015】
一方、冷却エア室40には、第2の箱体45の背面部の適所(端部でもよい)に設けられているエア供給口47から冷却用エアが供給される。この冷却用エアは、バーナ本体1aの背面部と外周部を冷却しつつ、前記重なり合ったフランジ1b,45aの隙間を通って外部へ流出する。なお、図示例のバーナでは、上記フランジ1bの外面部に重ね合わされた燃焼プレート押えRの外縁部Raが後方へ折り曲げられた形状となっているので、フランジ1b,45aの隙間から流出する冷却用エアがこの折り曲げ外縁部Raに当たって後ろ向きに吐出される。このため、バーナ前面部の被加熱物体を揺らしたり、冷却したりする悪影響を与えない。
【0016】
この赤外線バーナ1は、バーナ本体1aと冷却エア室形成用の第2の箱体45とが共に開口箱体として形成されているので、寸法の大きい第2の箱体45の内側にバーナ本体1aを嵌め込むことにより、該バーナ本体1aの外面部に冷却エア室40を簡単に形成することができる。この場合、バルブユニット30や、混合ガス供給口33等の取り付け作業が必要であるが、これは従来のバーナの場合も同様である。なお、従来のバーナでは、冷却エア室が角パイプとして形成され、これをバーナ本体の外周部に巻付けた形で固着するもので、該冷却エア室の壁に穿孔した多数の通孔からバーナ本体に吹き付ける構造であったので、冷却エア室の形成や多数の通孔の穿孔に手間を要していたが、図示例の赤外線バーナでは、上記の如く冷却エア室40を簡単に形成できるので、製作コストが大幅に低減可能である。
【0017】
また、上記図示例では、冷却エア室40がバーナ本体1aと、該バーナ本体1aの背面部に設けられている第1の混合ガス室2とを共に第2の箱体45内に嵌め込むことによって形成されているが、図8に示すように、バーナ本体1aだけを第2の箱体45内に嵌合し、第1の混合ガス室2は第2の箱体45の背面部に位置するように設けておくことも可能である。その場合は、ニードル弁25の軸の長さがその分だけ長くなる。なお、冷却エア室40の断面積に部分的な大小があると、面積の小さい部分では冷却エアの流通が不十分となるので、できるだけ断面積を同じようにしておくのが望ましい。図8はその例を表すもので、バーナ本体の外形に沿って、その側面部と底面部とがほぼ同じ断面積となるように冷却エア室40が形成されている。
【0018】
さらに、図1、図2の図示例では、冷却エア室40から流出するエアがバーナ本体のフランジ1bと第2の箱体45の内向きフランジ45aとの隙間(スペーサ46による隙間)を通って流出するようになっているが、図7に示すように、第2の箱体45の開口付近の側壁に通孔49aを設けて、そこから流出させるようにしてもよい。この場合は、スペーサ46は必ずしも必要ではなく、両フランジを互いに密着させて固定することができる。
【0019】
【発明の効果】
以上に説明したように、本発明にかかる赤外線バーナは、箱状のバーナ本体と、該バーナ本体が内嵌する大きな寸法の第2の箱体との組み合わせによって、該バーナ本体の外面部に冷却エア室を形成するので、従来の同種のバーナに比べて、冷却エア室の形成が簡単となり、コスト低減を図ることが可能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の赤外線バーナの1例を表す縦断面図である。
【図2】赤外線バーナの横断面図である。
【図3】赤外線バーナの一部を破面で表した正面図である。
【図4】赤外線バーナの外観を表す正面図(a)及び側面図(b)である。
【図5】赤外線バーナの長手方向の側面図である。
【図6】赤外線バーナの背面図である。
【図7】上記と異なる形態を表す要部の断面図である。
【図8】冷却エア室の異なる例を表す断面図である。
【符号の説明】
1 赤外線バーナ
1a バーナ本体
2 第1の混合ガス室
3 燃焼プレート
8 ノズル
10 第2の混合ガス室
25 ニードル弁
30 バルブユニット
40 冷却エア室
45 第2の箱体
48 エア流出口

Claims (1)

  1. 前面に燃焼プレートが装着される混合ガス室を備えたバーナ本体を、前面外周部にフランジが形成された箱体として形成し、当該バーナ本体を該バーナ本体よりも寸法が大きく開口部にフランジが形成された第2の箱体の内部に嵌め込んで、バーナ本体と第2の箱体のフランジを複数のスペーサを挟んで互いに重ね合わせて固定し、前記バーナ本体と第2の箱体との間に形成される間隔部を冷却エアが供給される冷却エア室とするとともに、当該冷却エア室内のエアが、重ね合わされたフランジ間に配置されたスペーサとスペーサの隙間を通って外部に流出するように構成し、かつ、当該スペーサとスペーサの隙間の外側に、前記バーナ本体側から張出して後ろ向きに折り曲げられた折り曲げ外縁部を設けて、冷却エア室から流出したエアがこれに突き当り、バーナの後ろ側に向かって吐出されるように構成したことを特徴とする赤外線バーナ。
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