JP4191823B2 - イチゴの果梗支持具 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はイチゴの果梗支持具に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、イチゴ栽培においては、所定の高さで設置した栽培床として機能する栽培容器に株を定植し、果房(果梗と果実)を栽培容器外へ成長させ、果梗が下方に垂れ下がるような状態で生育する栽培法が行われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記した栽培法の場合、栽培容器の外方に果梗が突出することになる一方で、果実がいわば宙吊り状態となるため、この果実の荷重により、栽培容器の側壁などに果梗が接触する。この際、果梗が接触する栽培容器の側壁等は、その厚みが限られていると共に、角部も多く、果梗と接触する面積はそれほど大きくない。従って、この接触部位から果梗が折れ曲がることがある。果梗が折れ曲がるとその先の果実に養水分が行き渡りにくくなり、果実の品質にも悪影響がでる。
【0004】
本発明は、上記事情に鑑みなされたものであり、果梗が下方に垂れ下がるように成長する栽培法において、果実の重みによる果梗の折れ曲がりを防止できるイチゴの果梗支持具を提供することを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記した課題を解決するため、請求項1記載の本発明のイチゴの果梗支持具は、果実の重みにより下方に垂れ下がる果梗を支持するため、該果梗が表面の一部に接するように配置され、表面のうち該果梗の接する部位が曲面であるイチゴの果梗支持具であって、中空又は非中空の略円柱形であり、栽培床に沿って略水平に配置されることを特徴とする。
請求項2記載の本発明のイチゴの果梗支持具は、請求項1記載のイチゴの果梗支持具であって、内部に気体を充填することにより略円柱形に膨らませた袋状物からなることを特徴とする。
請求項3記載の本発明のイチゴの果梗支持具は、請求項2記載のイチゴの果梗支持具であって、前記袋状物がプラスチックフィルムから構成されていることを特徴とする。
【0006】
【発明の実施の形態】
以下、図面に示した実施の形態に基づき本発明をさらに詳細に説明する。図1は、本実施の形態にかかるイチゴの果梗支持具1を配設した栽培装置10を示す図である。この栽培装置10は、通常、温室内に配設され、栽培床として機能する栽培容器11と、該栽培容器11を所定の高さで支持するための脚部材12と、図示しない給液設備及び排液設備を備えて構成されている。
【0007】
栽培容器11は、断面略凹状の容器からなり(図2参照)、内部には培地13が充填され、この培地13にイチゴの株14が定植されている。イチゴの株14は、成長するに伴って果梗14aが伸び、栽培容器11の側壁11aの外方に突出する。さらに成長し、着果し始めると果実14bの重みにより該果梗14aはその先端側、すなわち、果実14b側が垂れ下がる。
【0008】
この際、従来の方法では、果梗14aが栽培容器11の側壁11aの角部に接触するため、折れ曲がったり、果梗14aに傷が生じたりするため、果実14bへ養水分が行き渡りにくくなるが、本実施の形態によれば、果梗支持具1を配設しているためこのような問題はない。
【0009】
すなわち、本実施の形態にかかる果梗支持具1は、栽培容器11の側壁11aの上縁付近、具体的には、上縁の真上か、あるいは上縁の内側(培地13上も含む)か外側(上縁の外側斜め下方も含む)に位置するように、側壁11aの上縁に沿ってほぼ水平に配置される。要は、この果梗支持具1を用いることにより、果梗14aが栽培容器11の側壁11aの上縁角部に接することを防ぐことができる位置であればよく、厳密に限定されるものではない。また、使用する果梗支持具1の大きさ、直径などによっても配設位置は多少異なる。
【0010】
果梗支持具1として、本実施の形態では、プラスチックフィルムからなり、空気等の気体を充填して略円柱形に膨らませた袋状物からなるものを用いている。プラスチックフィルムからなる袋状物は、安価であると共に、クッション性があるため、果梗14aの保護に適している。また、このような袋状物を用いれば、栽培現場で容易に膨らませることができる一方、栽培現場へ搬入するまでは、空気を充填せずに折り畳んで搬送できるため、搬送の際に嵩張らずに便利である。なお、袋状物を構成する素材は必ずしもプラスチックフィルムに限定されるものではない。また、プラスチックフィルムからなる袋状物を用いた場合には、上記のような利点があるが、果梗支持具1としては、果梗14aとの接触部位に、果梗14aに折れ曲がりや傷が生じないような曲面を有していればよく、ゴム又は柔軟な合成樹脂からなるチューブ等を用いることもできる。また、袋状物やゴムチューブ等のような中空ではなく、非中空の略円柱形の部材であってもよい。例えば、スポンジを略円柱形に加工したものであれば、クッション性もある。但し、このクッション性は必ずしも必須ではないため、比較的硬質の樹脂からなる管や金属管等を用いることも可能である。
【0011】
果梗支持具1は、上記したような位置に配設されるが、栽培容器11に株14を一条植えにした場合には、通常、果梗14aがいずれか一方の側壁11aを乗り越えるように生育するため、該一方の側壁11aの上縁付近にのみ配設すればよいが(図2(a)参照)、多条植えにした場合など、栽培容器11の左右に振り分けて果梗14aを成長させる場合には、栽培容器11の両方の側壁11aの上縁付近に配設する(図2(b)参照)。もちろん、一条植えであって果梗14aを左右に振り分けて成長させる場合にも同様に両方の側壁11aの上縁付近に配設する。その他、3条植え以上の場合には、培地13上の条間に配設することもできる。なお、果梗支持具1の栽培容器11への取り付け方法は、限定されるものではないが、紐部材(図示せず)を用いて脚部材12に固定する手段等を用いることができる。
【0012】
本実施の形態によれば、株14から成長した果梗14aは、曲面状に形成された果梗支持具1の表面に接するため、果実14bの重みによって垂れ下がり、下方への荷重が大きく作用しても、果梗支持具1との接触部位で折れ曲がることがない。従って、果実14bへの養水分も行き渡り易い。また、果梗支持具1により、果実14bが栽培容器11の側壁11aの外方に押し出されるようになるため、果実14bの収穫も行い易い。
【0013】
なお、上記実施の形態では、栽培床として機能する栽培容器11を脚部材12により所定の高さに設置した栽培装置10を例にとり説明しているが、栽培容器11を温室の天井面から吊り下げ支持するような装置に本発明を適用することもできる。また、地面に畝立てをし、この畝を栽培床として用いる場合にも、本発明を適用することができる。
【0014】
【発明の効果】
本発明のイチゴの果梗支持具によれば、栽培容器の外方に突出し、果実の重みにより下方に垂れ下がるように成長する果梗が、曲面状に形成された果梗支持具の表面に接するため、果実の重みによって、下方への荷重が大きく作用しても、果梗が果梗支持具との接触部位で折れ曲がることがない。従って、果梗の折れ曲がりにより果実へ養水分が行き渡りにくくなることを防止でき、収量、品質の向上が期待できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の一の実施の形態にかかる果梗支持具を用いた栽培装置の一部を示す概略斜視図である。
【図2】図2は、本発明の果梗支持具の配設位置を説明するための図である。
【符号の説明】
1 果梗支持具
10 栽培装置
11 栽培容器
12 脚部材
13 培地
14 株
14a 果梗
14b 果実

Claims (3)

  1. 果実の重みにより下方に垂れ下がる果梗を支持するため、該果梗が表面の一部に接するように配置され、表面のうち該果梗の接する部位が曲面であるイチゴの果梗支持具であって、中空又は非中空の略円柱形であり、栽培床に沿って略水平に配置されることを特徴とするイチゴの果梗支持具。
  2. 請求項記載のイチゴの果梗支持具であって、内部に気体を充填することにより略円柱形に膨らませた袋状物からなることを特徴とするイチゴの果梗支持具。
  3. 請求項記載のイチゴの果梗支持具であって、前記袋状物がプラスチックフィルムから構成されていることを特徴とするイチゴの果梗支持具。
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